JP2020516845A - 最適化された気化インタフェースを備えるエバポレータ - Google Patents

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Abstract

伝達システムのためのキャピラリエバポレータが提供される。該エバポレータは、熱受入部材(1)と、一次ウィック(2)とを備える。前記部材(1)は、基部(10)と、複数の突出部(11)を備える。各突出部(11)は、基部(10)から頂部(12)に伸長し、その大きさは、基部(10)から離れるほど小さくなる。一次ウィック(2)は、第1多孔質体材料からなり、突出部(11)の前記頂部に隣接する正面(20)を有する。突出部(11)の側面は、一次ウィック(2)とともに蒸気チャネル(4)を形成する間隙を画定する。突出部(11)の側面は、第2多孔質体材料の薄層(3)で被覆される。薄層(3)の最大肉厚部(31)が、各突出部(11)の前記頂部の近傍において一次ウィック(2)と接触する。薄層(3)の厚さ(EC)は、一次ウィック(2)から離れるほど小さくなる。

Description

本発明は、通常、二相作動流体を用いた熱伝達システムにおいて使用されるエバポレータに関する。
より具体的には、液体が大量の熱エネルギを吸収しながら蒸気に変換される、気化インタフェースに関する。
このタイプのエバポレータは、通常、プロセッサ(CPU、GPU)、電源モジュール(IGBT、SiC、GaNなど)、熱を発生する他の電子部品を含む電子機器、あるいは、他の熱源を冷却するために用いられる。
このタイプのエバポレータは、コンデンサと、エバポレータおよびコンデンサ間で流体を循環させるための供給および戻りラインを備えるシステムで用いられる。
電子機器における現在の傾向に鑑みると、小さな表面から大きな熱出力を放散する必要があるといえる。
エバポレータにおいては、液体を流入させるキャピラリウィックと、熱を供給する一次熱源と接触して熱を受入/移動させる部材またはプレートとの間のインタフェースに、蒸気放出チャネルを形成する空間が備えられる。これらの蒸気チャネルは、キャピラリウィックまたは熱受入部材に配置される。一般的には、米国特許第5725049号(NASA)に教示されているように、前記蒸気チャネルを形成するために、長方形断面の溝が備えられる。
熱流束の観点から容量を増やすために、異なる形状を有する蒸気チャネルを設計することにより熱容量を増やす試みも行われている。実際、蒸気チャネルの存在により、ウィックと接触する熱流束密度が集中することから、開発者は、たとえば欧州特許第0987509号(Matra Marconi Space社)に記載された「リエントラント」と呼ばれる溝を支持している。
たとえば米国特許第6330907号(三菱電機株式会社)に記載されているように、寄生熱漏れを最小限に抑える試みも行われているが、ウィックとの接触ゾーンにおける蒸気泡の形成が避けられず、このため、気化ゾーンへの液体の適切な供給が行われない可能性がある。
米国特許第5725049号 欧州特許第0987509号 米国特許第6330907号
公知の気化インタフェースは、表面熱流束を20W/cm以上で処理することが不可能である。一次ウィック内部における気化前線のくぼみによる、熱流束密度の増加を伴った熱交換係数の大幅な低下が生ずるためである。ウィック内における蒸気泡数の増加により、乾燥のリスク、すなわち、この位置において液体の供給が中断されるリスクが増大する。このような現象は、回避されるべきである。
エバポレータに対する要求はこれからも大きくなることは明らかであることから、本発明者らは、二相作動流体を用いた熱伝達ループにおけるエバポレータの気化インタフェースの最適化を追求したものである。
本発明の目的は、熱伝達システムのためのキャピラリエバポレータを提供することにある。該エバポレータは、
熱受入部材(1)と、一次ウィック(2)とを備え、
前記熱受入部材(1)は、基部(10)と、複数の突出部(11)を備え、各突出部(11)は、前記基部(10)から頂部(12)に伸長し、各突出部(11)の大きさは、前記基部(10)から離れるほど小さくなり、かつ、各突出部(11)は、側面(13)を有し、
前記一次ウィック(2)は、第1多孔質体材料からなり、前記突出部(11)の前記頂部(12)に隣接する正面(20)を有し、
前記突出部(11)の前記側面は、前記一次ウィック(2)とともに蒸気チャネル(4)を形成する間隙を画定し、
前記突出部(11)の前記側面(13)は、好ましくは前記第1多孔質体材料とは異なる第2多孔質体材料からなる、薄層(3)により被覆されていることを特徴とする。
「薄層」は、1mm未満の厚さを有する層を意味する。本発明者らは、前記突出部に薄層を伴わせることで、優良な性能が得られることを見出した。
前記多孔質体材料からなる薄層は、液体が前記一次ウィックからいわゆる二次ウィックを構成する前記多孔質体材料からなる薄層へと通過する結合ゾーンにおいて、前記一次ウィックと接触する。
「大きさが、基部から離れるほど小さくなる」とは、前記基部(10)から離れるに連れて徐々に、前記突出部(11)の少なくとも1つの寸法が減少することを意味する。
有利なことに、液相流体は、毛管作用により、前記一次ウィックから、前記気化が生ずる位置において前記突出部を被覆する前記薄層に送られるため、その交換表面が増大する。かかる構成により、50W/cm以上の熱流束を処理できる気化インタフェースが得られるため、公知技術の熱交換係数よりもはるかに高い熱交換係数W/(mK)が提供される。考えうるさまざまな構成に応じて、気化インタフェースは、数十あるいは数百W/cm2の処理も可能となる。
また、前記突出部の前記頂部の領域では、前記一次ウィックに直接伝達される熱流束は、全熱流束と比較すると大幅に減少しているため(蒸発は主に前記側面で生じる)、前記一次ウィックとの接触領域において沸騰現象が生じることが阻止される。すなわち、前記一次ウィックの過熱が防止される。このように、前記一次ウィックに前記気化前線が進入することを制限し、かつ、前記専用チャネルに生成された蒸気を抜き出すことを促進しつつ、前記受入部材の過熱を低減することによって、寄生流束の移動が制限される。
本発明のさまざまな実施態様において、以下に示す1つ以上の構成を単独または組み合わせて適用することが可能である。
選択肢の1つによれば、前記薄層は実質的に均一な厚さを有することができる。この構成では、前記受入部材の表面に固定された金属製の織物の使用により、比較的簡単な製造および組み立ての方法が提供される。
選択肢の1つによれば、前記薄層は不均一な厚さを有し、前記薄層の最大肉厚部(31)は、各突出部の前記頂部付近で前記一次ウィックと接触し、前記薄層の厚さ(EC)は、前記一次ウィックから離れるほど小さくなる。この構成により、単位表面積あたりの消費電力の観点から、装置全体の性能を向上させることが可能となる。
選択肢の1つによれば、前記熱受入部材は、冷却される熱源の平面形態に対応するプレートを備えることができる。
他の選択肢によれば、前記熱受入部材は、冷却される熱源の円筒形態に対応する、平面構成と同等に一般的である概円筒形状を有することができる。この円筒構成は、宇宙用機器に適用されるアンモニアなどの高圧流体を使用する場合に、一般的に採用される。この場合、通常はアルミニウム製である平面ソールを、円筒形のエバポレータの外面に組み付けることが可能である。
選択肢の1つによれば、前記突出部は、有利には、台形または三角形の断面を有する直線状リブとして形成されることができる。これにより、前記熱受入部材は、押出成形または単純な機械加工(フライス加工)により製造することが容易となる。さらに、このような台形断面により、特に、エバポレータ上に電源モジュールをねじ込みによる圧縮接続する際に生ずる機械的な外力の強力な伝達が可能となる。これは、高さ方向に実質的に一定の厚さを有する従来の(特に銅製の)薄フィンには、不可能である。
選択肢の1つによれば、前記突出部は互いに隣接しており、各蒸気チャネル(4)は、概三角形の断面を有し、該三角形の頂点の1つは、前記受入部材の前記基部に向いている。これにより、前記薄層に覆われた領域の密度はこうして最大化され、その結果、利用可能な表面全体に対する熱交換も最大化される。
選択肢の1つによれば、前記突出部の断面は、対称二等辺台形(すなわち「歯」)であり、短辺の長さは長辺の長さに対して最大20%である。すなわち、D3<0.2Wである。これにより、前記蒸気チャネルは十分な寸法を有し、特に、前記突出部の前記頂部間の幅により、過度の圧力損失を伴うことなく蒸気が急速な流動が可能となる。
選択肢の1つによれば、前記短辺(すなわち前記頂部の幅)の寸法D3は、0.3mm未満である。本発明者らは、当業者の先入観に反して、前記頂部の細さが問題となることはなく、該頂部が前記薄層と組み合わされることにより、液体供給ゾーンにおける気相の発生を防止でき、前記一次ウィックを通じて寄生流束の移動を制限することができることを見出した。
選択肢の1つによれば、前記突出部の前記断面の形状に関して、前記頂部の開口半角αは、45度未満であり、好ましくは5度〜30度である。
これは、前記突出部H2の高さが前記基部の幅Wの1/2よりも大きいということを意味し、有効表面積の増加による交換効率の向上を部分的に説明する。
選択肢の1つによれば、前記一次ウィックは、通常、熱伝導率が100W/mK未満である、ニッケル、ステンレス鋼、セラミック、テフロン(登録商標)などの熱伝導性の低い材料から得られることが好ましい。これにより、前記一次ウィックの他側に位置する液体が加熱されることが防止され、寄生熱漏れが効果的に制限される。
選択肢の1つによれば、前記薄層は、通常、熱伝導係数が100W/mKより大きい、好ましくは380W/mKより大きい、銅、アルミニウムなどの優れた熱伝導体から得られる。
これにより、前記薄層における良好な熱拡散と気化位置の良好な配置が図られる。
選択肢の1つによれば、前記薄層の孔径は、前記一次ウィックの孔径よりも小さい。これにより、前記一次ウィックから前記薄層への液体の供給と、前記薄層の前記最大肉厚部から前記薄層の内部への液体の供給が促進される。
選択肢の1つによれば、好ましくは前記薄層と前記熱受入プレート1が接触する位置のいずれにおいても、前記薄層の厚さECは0.5mm未満である。本発明者らは、前記薄層の厚さが小さい場合でも良好な性能を得るためには十分であることを見出した。さらに、先行技術の特定の実施形態とは異なり、突出部11が存在するため、前記熱受入プレートは平板状ではない。
選択肢の1つによれば、前記基部の厚さH1は、0.5mm〜5mmである。この厚さは、冷却される部品へのねじ込みなどによる組み付けに対する、十分な剛性および強度を付与するために調整される。
選択肢の1つによれば、前記突出部の高さH2は0.5mm〜3mmである。この高さは、前記蒸気チャネルにおいて十分な断面積を得て、圧力損失に関する潜在的な問題を回避する観点から調整される。
選択肢の1つによれば、前記突出部は、円形リブにより構成される。これは、エバポレータがディスク形状である場合に適用可能である。
選択肢の1つによれば、前記突出部は、円錐スタッドまたは角錐スタッドにより構成される。表面効率をさらに向上させることが可能であり、製造方法によっては、該被覆された熱受入プレートのコストを妥当な価格に維持することができる。
選択肢の1つによれば、前記一次ウィックの厚さE2は一定であり、好ましくは1mm〜8mmである。このような簡素な一次ウィックは、入手可能でかつ安価な材料である。
選択肢の1つによれば、前記突出部の前記頂部は、前記一次ウィックの有効面積の20%未満の面積において前記一次ウィックと接触する。
さらに、本発明は、前記エバポレータと、コンデンサと、熱サイフォン構成(「プール沸騰」構成を含む)を有する重力ポンプ、キャピラリのみのあるいは該キャピラリとジェットとを組み合わせたポンプ、あるいは、機械的ポンプによって作動するエバポレータのいずれかを有する流体導管とを備える、熱伝達システムに関する。
本発明の他の態様、目的、および利点は、本発明の実施形態に関する以下の説明と、限定されない実施例によって明らかにされる。また、本発明は、添付する図面を参照することによってより良く理解される。
図1は、本発明のエバポレータを含む熱伝達システムの概略図である。 図2は、図1の断面II−IIに沿った、第1の実施形態によるエバポレータの部分切断側面図である。 図3は、前記エバポレータの概略部分斜視図である。 図4は、断面の一部をより詳細に示し、突出部とその多孔質体コートが図示されている。 図5は、平板状ではなく円筒形状を有する、第2の実施形態のエバポレータを示す。 図6は、多孔質体材料の薄層で覆われた突出部の側面に沿った気化流束の分布を示す。 図7は、突出部の内部における熱流束と、薄層に沿った液体の供給流れを示す。 図8は、図2のVIII―VIII断面に沿った水平断面における蒸気チャネルの配置を示す。 図9は、他の代替的な実施形態を示す、スタッドを備えたエバポレータの概水平断面図である。 図10は、多孔質体材料の薄層の構成に関する2つの代替的な実施形態を示す。
異なる図面において、同一の参照番号は同一または類似の要素を示す。説明の明確性のために、一部の寸法は、縮尺どおりには示されていない。
図1は、散逸性部品(熱源)からエバポレータ7が受け入れた熱Qinの流束をコンデンサCONDに排出することができる受入部材1を有するエバポレータ7を備えた、熱伝達システムを示す。コンデンサCONDは、熱を受け取って、該熱Qoutを「低熱源」(周囲空気、温水または冷水、放射パネルなど)に排出する。
蒸気管8は、エバポレータ7で生成された蒸気をコンデンサCONDに運搬する。液管9は、コンデンサCONDで凝縮された液体をエバポレータ7に戻す。コンデンサCOND、蒸気管8、および液管9は、公知であるため、その詳細についての説明は省略する。エバポレータ7、コンデンサCOND、および管8、9は、重力(熱サイフォン)、陸上および無重力構成の両方または加速場(重力、車両の移動)で機能する手段であるキャピラリポンプ、あるいは、機械式ポンプにアシストされたポンプのいずれかを使用することにより、熱伝達ループを構成する。
図1に示した例では、液体(液体の熱膨張およびリザーバ外における蒸気体積の変動)の膨張容器として機能するリザーバRESが備えられている。リザーバRESが独立した要素として備えられている場合には、ループは、いわゆるCPL(キャピラリポンプループ)である。他の構成として、リザーバの機能がエバポレータ内部に備えられる構成がある。この場合には、ループは、LHP(ループヒートパイプ)である。「熱サイフォン」構成の場合には、リザーバは不要である。
蒸気管、液体管、およびコンデンサを備えた一般的なループの動作については、公知であるため、ここでは詳述しない。以下、エバポレータおよびその内部構造を中心に説明する。
エバポレータ7は、熱受入部材1を備える。熱受入部材1は、図示の第1例においては、熱Qinの流束を供給する冷却される部材(図示せず)が支持されるプレート1である。プレート1は、エバポレータ7の内側に特有の構造を有する。以下、この構造について説明する。
エバポレータ7は、キャピラリタイプのエバポレータであり、毛管作用によって液体を引き込むウィック(多孔質体)を含み、液体は、液管9および膨張リザーバRESと連通する液体コンパートメント5の内部に存在する。
なお、エバポレータ以外にも広く適用する観点から、「受入部材」の用語に代替して「移転部材」という用語を使用することもできる。以下、「受入部材」の用語に代替して、「ホットプレート」または「受入プレート」という用語が用いられる場合がある。
構造的には、エバポレータ7は、ホットプレート1、以下に詳述するキャピラリ構造、液体コンパートメント5、および、全部材が配置され、作動流体を密閉収容するエバポレータ7が密閉される内部空間を形成するカバーハウジングを備える。
より具体的には、前記キャピラリ構造は、多孔質体材料の薄層を形成するキャピラリコート構造(部材3)を伴った一次ウィック2からなる。以下、かかる構造について、詳述する。
特に、図2〜図4に示した第1の実施形態では、熱受入部材であるホットプレート1は、深さ方向の軸Xに対して垂直である、平面YZに沿って、2つの方向Y、Zに伸長する基部10と、複数の突出部11とを備える。各突出部11は、基部10から頂部12に伸長し、側面13を備える。
好ましくは、各突出部11の大きさ(寸法)は、基部から離れるにしたがって減少する。すなわち、突出部11の少なくとも1つの寸法は、基部10から離れるにつれて徐々に小さくなる。したがって、側壁13は互いに平行ではない。
より具体的には、XY平面(図2および図4)における突出部の断面は、寸法Wの幅広な基部と、寸法D3の幅狭な頂部を有する台形形状である。基部および頂部は、Y軸に対して平行であり、突出部の側面13は、基部に対して角度βで斜めに伸長する。
断面形状から、この突出部11は「歯」と呼ぶ場合がある。
図示の例では、台形形状は対称性を有し、より正確には、対称二等辺台形からなり、D3<0.2Wである。
この断面形状は、頂部12における開口半角αを有する円錐台断面形状として定義することも可能であり、好ましくは、α<45度またはβ>45度である。
好ましくは、頂部12の開口半角αは、5度〜30度の範囲で設定される。
一実施例において、短辺D3の大きさは、0.3mm未満である。
図3に示すように、突出部11は、Z方向に沿って断面が一定に伸長する。このため、突出部11の間には、溝4の形態からなる空間が形成される。溝4は、「気化チャネル」または「蒸気チャネル」とも呼ぶことができる。
好ましくは、突出部11は互いに隣接して、隣接する突出部はそれぞれ蒸気チャネル4によって分離される。このため、突出部11は、Y軸に沿って、各突出部11の基部の幅Wに対応するピッチを有する繰り返しパターンにより構成される。
気化チャネル4の高さはH2で示される。本実施例では、突出部11は台形断面形状を有する複数の直線リブにより構成され、Wは、Y軸に沿ったその繰り返しピッチに相当する。
一次ウィック2は、多孔質体材料の厚層として構成される。図示の例では、この層の厚さE2は、エバポレータ7の表面全体において一定であるため、安価な標準製品の使用が可能である。一次ウィック2の厚さE2は、1mm〜8mm、好ましくは2mm〜5mmの範囲で設定される。
一次ウィック2は、受入プレート1に面する正面20と、液体5と接触する背面25とを有する。任意的に、平坦な一次ウィック2は、エバポレータ7の機械的強度を強化する剛性構造である内壁28によって支持されることができる。内壁28は、毛管作用による液体分配機能の必要性に応じて、多孔質体あるいは非多孔質体から任意に選択される。
後述する、厚さが一定でない一次ウィックの使用も可能である。
一次ウィック2としては、好ましくは、ニッケル、ステンレス鋼、テフロン(登録商標)などの熱伝導性の低い材料が選択される。通常、熱伝導率が70W/mK未満、好ましくは20W/mK未満である材料が選択される。
本発明では、突出部11の側面13は、多孔質体材料の薄層3により被覆されている。
薄層とは、一般的には厚さが1mm未満の層を意味する。
インタフェース面Pは、YZに平行でかつ突出部11の頂部12に隣接する面であり、エバポレータ7が組み立てられた状態において、一次ウィック2の正面20とも一致する。
被覆が施された突出部の側面13は、一次ウィック2の正面20とともに、蒸気チャネル4のフロー領域を画定する。
多孔質体材料の薄層3に関して、特に図4に示した第1の実施例では、その厚さECは、突出部の側面13上において一定ではなく、一次ウィック2から離れるについて側面13に沿って変化することが好ましい。最大肉厚部31は、突出部11の頂部12の近傍における、平面Pに配されたインタフェース23において、一次ウィック2と接触するように配置される。薄層3の厚さECは、一次ウィック2から離れるにつれて減少し、溝4の底部41の近傍において、薄層3の端部31の厚さがほぼ0となる。
好ましくは、薄層の厚さECは、いずれにおいても0.5mm未満である。
あるいは、厚さECの上限値を、0.2×Wよりも小さい値に設定することも可能である。
好ましい理論的構成においては、軸Lは突出部11の側面13に沿って定義され、一次ウィック2と接触するインタフェース23側から、厚さECは横軸L1においてEC1であり、軸Lに沿って溝4の底部41に向かうにつれて減少し、中間部で厚さEC2となり、溝4の底部41の位置において、厚さEC3はほぼ0となるか、少なくともEC1よりも顕著に薄くなる。
いくつかの図面において、溝4の底部41は「点」として描かれている。実際に、機械加工の制約および/または薄層3の形成を促進するために、D3に相当する大きさの薄層3で被覆されていない領域が存在する場合がある。
薄層3は、理想的には、銅、アルミニウム、ニッケルなど、熱伝導率が180W/mK、好ましくは380W/mKよりも大きく、一次ウィック2からなる材料と比較して優れた熱伝導性を有する材料から得られる。
有利な態様において、薄層3の孔径は、一次ウィック2の孔径よりも小さい。これにより、一次ウィック2から液体を供給し、薄層3の表面における蒸気の放出を促進することが可能となる。
受入部材1の基部10は、典型的には0.5mm〜5mmである厚さH1を有する。
突出部11の頂部12は、一次ウィック2の有効面積の20%未満の面積(D3×Z2)で、平面Pにおいて一次ウィック2と接触している。
図3に示すように、突出部11の頂部12および一次ウィック2は、方向Z2に沿って互いに連続的に接触している。すなわち、突出部11の頂部12と一次ウィック2の下面との間には非接触部が存在しない。
一次ウィック2と薄層3との間の接触面は、断面の両側のそれぞれにおいて、
D1=EC1/cos(α)
で示される、幅D1を有する。
一次ウィック2と被覆された受入プレート1との間の総接触面は、
D2=D1+D3+D1
で示される、幅D2を有する。
D2は、通常、基部の幅Wの10%〜50%の範囲にある。歯アセンブリ上への一次ウィック2の組み付けに、接続フィレット39(図10右部)を用いる場合、この割合を80%まで増加させることができる。この構成は、高い機械的強度が求められる場合あるいは二相流体の排水量が多くなる場合に有利である。
D3<0.3mmである。
頂部12と一次ウィック2との間に所定厚さを有する薄層3が存在する場合には、D3=0とする、あるいは、歯と一次ウィック2とを接触させないようにすることができる。この構成により、一次ウィック2と薄層3との間において液体が移動するゾーンの断熱効果を増大させることができる。
図6および図7は、段階的な断面(すなわち、多孔質体材料の薄層3)を有する気化表面の機能を示す。突出部11の厚さが重要であり、フィン形状の効率は1に近く、その熱抵抗は、薄層3を介した蒸発による熱抵抗よりも少なくとも一桁低い。これは、一次近似において、台形形状の突出部フィンの温度は、ほとんど変化しないとみなされる。
液体により飽和または部分的に飽和した薄層3の熱抵抗は、その厚さECに反比例し、たとえば、EC1とEC3との間では直線的に変化する(図4)。その結果、薄層3において局所的に転換された蒸気の流れは、図6に示す曲線61で示される。
W/cmで表される局所的な流れは、最小厚さEC3の位置(台形歯11の基部)において顕著となる。このような形状により、熱流束密度は、一次ウィック2との接触領域に近づくにつれて徐々に減少する。図4に対応する図示した例においては、突出部の先端部12において、熱流束密度は壁面流束に対して20で除算されるが、薄層3を有しない、直線状の突出部またはリエントラント溝を有する従来技術によるエバポレータにおいては、熱流束は1より大きい係数で乗算される。
このように、突出部の先端部12と一次ウィック2との間のインタフェースにおける沸騰現象は回避されるか、大幅に低減される。かかる構成により、エバポレータの外面において平均50W/cmを超える熱流束を処理することができる蒸発インタフェースが提供される。
好ましくは、約30000W/(mK)以上の熱交換係数が達成される(基準:受入プレートの接触面)。
本発明者らは、受入プレートの単位面積当たりに伝達される熱出力が110W/cmを超えることを観察することができた。
図7に示すように、薄層3は、歯11の頂部12において気化する液体の量よりもはるかに多い量の液体流を移動させることができる。薄層3における液体の移動速度は曲線62で示され、この曲線62は、QLid(h)/QLiq(L1)比を表す。
図7に示した横座標は、正規化された高さであり、換言するとh/H2比である。hは、基部からの高さを表す変数である。H2は、突出部11の全高である。
正規化された高さに対する、歯11本体における熱流束QT(h)は、曲線63で示される。この曲線63は、QT(h)/QT(0)比を表すか、あるいは、横座標L2が突出部11の基部と一致するとみなせる場合には、QT(h)/QT(L2)比を表す。
熱出力の大部分は、歯11の下部と、薄層3の最薄部32を通過する。
大きさや、製造時における薄層3の厚さの自然変化、および欠陥の発生により、これらのプロファイルは変化する可能性がある。薄層3の隙間の透過性および分布は、一次ウィック2における気化を制限するために、基部10付近での蒸発を可能にするよう構成される。同様にして、油圧特性および/または熱特性を改善するために、薄層3の厚さを非線形的に変化させることも可能である。薄層3の厚さの線形的な変化は、本発明の例示的かつ簡素化した例にすぎない。
薄層3は、製造上の不完全性により、あるいは、意図的に、孔径が小さい領域とこの領域の孔径よりも大きい孔径を有する領域からなる、二重の多孔性を有する場合がある。同様にして、薄層3において、突出部11の側面13上に薄膜3を有さない遊離領域または溝である不連続部分が存在する。
さらに、エバポレータの組み立てにおいて、本例の台形断面により、機械的力、特に圧縮力(ねじ込みによる電源モジュールの組み付け)の強力な伝達が可能となる。
図5に示す別の実施形態においては、エバポレータの全体構成は円筒形である。基部10は、熱流束Qinを受け入れる円筒であるが、すでに説明した構成と同様の構成に対して、必要な修正を加えた構成が、突出部11、溝4、および薄層3に適用される。一次ウィック2は、管状スリーブ形状である。液体コンパートメント5は、円筒内部空間の中央領域によって構成される。気化インタフェースにおける作用および薄層によって付与される利点は、上述した内容と類似するため、ここでの詳述は省略する。
図8においては、各溝または各蒸気チャネル4は、コレクタチャネル40に流体接続(気相または液相)されており、コレクタチャネル40は、外部蒸気ライン8に接続されたエバポレータの出口(Vap_Out)に接続される。
図9に示す別の実施形態によれば、図8と同様の断面において、突出部11は、円錐スタッドまたは角錐スタッドの形状を伴って配置され、該スタッド間の間隙に蒸気チャネル4が形成される。1つの選択肢によれば、薄層に上部から厚さが減少する形態を付与することにより、上述した効率の観点における利点が得られる。
図示しない別の実施形態では、エバポレータは、ウェーハまたはディスクの形状を有することができる。この場合、突出部は、円形リブ状に形成されることができる。
図10は、2つの変形例を示し、1つめの例は、図面の左側(図10L)に、2つめの例は、図面の右側(図10R)に示される。
右側の例(図10R)では、薄層3の厚さECはほぼ一定である。この構成においては、通常、薄層3の厚さECは、0.1mm〜0.8mmの範囲から選択される。かかる構成の作用および効率についても非常に満足できるものであるが、上述した厚さECが減少する薄層3の作用および効率とは同等ではない。溝4の底部41付近にある領域33において、薄層3の厚さは急速に0まで減少する。すなわち、溝4の底部41は被覆されておらず、基部10を構成するプレートが露出する。
一次ウィック2と接触する部分には、図面において点線で囲んだフィレット領域39が備えられているため、一次ウィック2との接触面積が増加する。実際、間隔D1’は、間隔D1よりも実質的に大きい。
左側の例(10L)では、薄層3の厚さECは、下部領域34および溝4の底部41が存在する領域35を含めて一定である。さらにその左側には、隣接する歯11の側面12を被覆する部分36が存在する。
このような一定の厚さを有する薄層(図10L)を形成するための適用可能な手段として、一方向性のマトリックスである金属シート状のメッシュ38を使用することが挙げられる。メッシュ38は、側面12を含む突出部11上に配置され、受入部材1と密接に接触する。
この場合、組み立て工程において、下部領域34との係合により、概三角形の断面の空洞が形成される可能性がある。
製造工程に関して、以下に限定されることはないが、一次ウィック2の作製は、所定の厚さを有する多孔質体シートを正確な寸法(長さおよび幅)に切断することからなる。受入部材1については、厚さH1+H2を有する銅(あるいは、ニッケル、ステンレス鋼、またはアルミニウム)のプレートを用意し、このプレートに、電食(放電加工)、従来の機械加工、押出加工、スタンピング、またはパンチングによって材料の一部を除去することにより、溝および突出部の形成を行うことができる。
次に、たとえば、大気圧プラズマ溶射または積層造形(3D印刷)によって、あるいは、上述したメッシュの配置によって、不均一な厚さ(第1の実施形態)の薄層3が形成される。接触面Pにおいて2つの多孔質体表面を結合させるため、拡散接合が用いられる。
その他の選択肢としては、圧縮接続がある。
また、一次ウィック2の組み立てよりも先に、薄層3により歯11の頂部12を被覆することもできる。

Claims (11)

  1. 熱伝達システムのためのキャピラリエバポレータであって、
    該エバポレータは、
    熱受入部材と、一次ウィックとを備え、
    前記熱受入部材は、基部と、複数の突出部を備え、各突出部は、前記基部から頂部に伸長し、各突出部の大きさは、前記基部から離れるほど小さくなり、かつ、各突出部は、側面を有し、
    前記一次ウィックは、第1多孔質体材料からなり、前記突出部の前記頂部に隣接する正面を有し、
    前記突出部の前記側面は、前記一次ウィックとともに蒸気チャネルを形成する間隙を画定し、
    前記突出部の前記側面は、前記第1多孔質体材料とは異なる第2多孔質体材料からなる、薄層により被覆されている、
    エバポレータ。
  2. 前記薄層は、実質的に均一な厚さを有する、請求項1に記載のエバポレータ。
  3. 前記薄層は不均一な厚さを有し、前記薄層の最大肉厚部は、各突出部の前記頂部付近で前記一次ウィックと接触し、前記薄層の厚さは、前記一次ウィックから離れるほど小さくなる、請求項1に記載のエバポレータ。
  4. 前記突出部は、台形断面を有する直線状リブにより構成される、請求項1〜3のいずれかに記載のエバポレータ。
  5. 前記突出部は互いに隣接しており、各蒸気チャネルは、概三角形の断面を有し、該三角形の頂点の1つは、前記受入部材の前記基部に向いている、請求項4に記載のエバポレータ。
  6. 前記突出部の前記断面は、底辺Wおよび短辺D3を備える対称二等辺台形からなり、底辺および端辺の寸法は、D3<0.2Wの関係を有し、短辺D3の寸法は、0.3mm未満である、請求項5に記載のエバポレータ。
  7. 前記頂部の開口半角は45度未満である、請求項4〜6のいずれかに記載のエバポレータ。
  8. 前記一次ウィックは、ニッケル、ステンレス鋼、セラミック、テフロンから選択される少なくとも1種の熱伝導性の低い第一材料からなる、請求項1〜7のいずれかに記載のエバポレータ。
  9. 前記薄層は、銅、アルミニウム、ニッケルから選択される高い熱伝導性を有する第二材料からなる、請求項1〜8のいずれかに記載のエバポレータ。
  10. 前記薄層の孔径は、前記一次ウィックの孔径よりも小さい、請求項1〜9のいずれかに記載のエバポレータ。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載のエバポレータと、コンデンサと、熱サイフォン構成を有する重力ポンプ、キャピラリポンプのみあるいはジェットと組み合わせたキャピラリポンプ、あるいは、機械的ポンプを備えた流体導管と、を備える、熱伝達システム。
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