JP6427577B2 - 粉末状のマルチトールを含有するチューインガムの硬さを向上させるための固結防止剤の使用 - Google Patents

粉末状のマルチトールを含有するチューインガムの硬さを向上させるための固結防止剤の使用 Download PDF

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Description

本発明は、チューインガム組成物の硬さを増加させる特定の機能を有する固結防止剤の使用に関し、このような増加は、例えば、糖衣パン中で糖衣される中心部の変形を回避し、またはスティック包装速度を向上させるのに望ましい。固結防止剤は、粉状マルチトール組成物と同じ方法でチューインガム中に直接添加物として導入されるか、またはこの粉状マルチトール組成物と予め混合される。
本特許出願全体を通して、「粉末状のマルチトール」または「粉状マルチトール組成物」という表現は、マルチトールを含有する組成物であって、その総重量の少なくとも97%、好ましくは、少なくとも98%、非常に好ましくは、少なくとも98.5%に等しい固形分を有し(粉状の性質)、前記固形分が、マルチトールによって、85重量%超まで、好ましくは、90重量%超まで、非常に好ましくは、91重量%超まで表される(マルチトール組成物)ことを特徴とする組成物を示す。
任意選択的に糖衣される、バブルガムタイプまたはバブルガムタイプ以外の、砂糖とともにまたは砂糖なしで配合される現在のチューインガム組成物は、少なくとも1つの不水溶性ガムベース、粉末または液体形態の少なくとも1つの甘味料(sugaring agent)、および少なくとも1つの香料を含有する。これらのチューインガム組成物は、限定はされないが、着色剤、乳化剤、可塑剤、強い甘味料、食品潤滑剤、薬剤成分、水なども含有し得る。
チューインガム組成物が砂糖なしで製造される場合、チューインガム組成物は、甘味料としてマルチトールを主に含有する。マルチトールは、マルトースの水素化によって工業的に得られるポリオールである。マルチトールは、それが、スクロースより化学的に安定しており、より低カロリーであり、より低い血糖インデックスを有する一方、この糖の官能特性(organoleptic property)と非常に近い官能特性を有利に有することにより、非常に有利である。さらに、マルチトールは、虫歯を引き起こさないという特定の特徴を有する。
米国特許第4408041号明細書の文献に最初に記載されたように、長年にわたって、マルチトールは、シロップの形態で使用されていた。実際に、粉末状のマルチトールは、凝固現象を生じやすく、凝固現象は、それにより生じる重大な取り扱いの難しさ(移動および開梱、粉砕(milling)および再懸濁など)だけでなく、これらの作業の収量にも大きな影響を与えることによって、多くの問題を引き起こす。
これらの欠点を抑え、完全になくすことさえ可能であったのは、仏国特許第2929512号明細書の文献において本出願人によって提案される解決法によってのみである。この解決法は、マルチトール粉末と組み合わせて、優れた水吸収能力および好ましくは微粒子径を有する非常に難水溶性の固結防止剤を用いることに依拠している。この薬剤は、特に、ヒュームドシリカ、アルミノケイ酸ナトリウム、無水リン酸三カルシウム、脱水したジャガイモでんぷんおよびそれらの混合物から選択される。
従来、例えば、“Chewing gum sans sucre a base de maltitol”[Sugar−free chewing gum based
on maltitol](Maruyama T.,Terasawa M.,Ta
kiguchi T.,Shokuhin Kogyo,1984,27,no.24,pp.73−80)という文献に記載されるように、チューインガム組成物は、一般に45℃〜80℃に保たれる、カバーを備えたZアームミキサー中で様々な成分を高温条件下で混合することによって製造される。次に、生成物は、押し出し、圧延(rolling)、切断および冷却によって成形され、次に、包装され、その販売場所に輸送され、消費されるまでそこで保持される。その製造の時点とその消費日時との間に、数日間、あるいは数週間あり得る。しかしながら、この組成物の硬さは、全保存期間にわたって、また、(糖衣パンの変形を回避し、またはスティック包装速度を最適化するために)製造プロセス全体にわたって、できる限り高く保たれるべき重要な特性である。
硬さは、当業者に周知の機械的特性であり、これは、針入度計またはテクスチャーアナライザーとして知られているデバイスを用いて、同じ名前の試験によって容易に理解され得る。実験の原理は、試料の面が、先端または球などのより硬質の物体による針入に耐える程度を測定することにある。
チューインガムの場合、この硬さは、摂取の際に知覚される官能特性、すなわち、最初に噛んだときの硬さおよび食感に直接関連している。最初に噛んだときの過剰な硬さは好ましくない。良好な食感は、特に、軟らか過ぎるペーストの存在下で知覚される感覚とは相反するものである。
一般に、非常に柔らかい/軟らかい噛み応えを与えるガムベースを使用することが必要とされる場合、多くの液体香料をチューインガム中に導入することが必要とされる場合、あるいは製造コストを削減するために、多量の液相(例えば、グリセロールまたは本出願人によって販売されているLycasin(登録商標)85/55またはLycasin(登録商標)80/55マルチトールシロップ)を導入することが求められる場合、チューインガムの硬さを増加させることが求められるであろう。
チューインガム組成物の硬さを調整するための当業者に周知の手段は、中に含まれるグリセロールの量および/または液体形態および粉末状で導入される甘味料の比率を変化させることであり;これは、特に、国際公開第2011/109376号パンフレットの文献に報告されている。しかしながら、それらの性質上、これらの技術は、使用される製品の量について組成物の配合に対するかなりの修正を必要とし:このような修正は、配合する人が必ずしも望むとは限らない。
その結果、使用される製品の量についてそれほどの修正を必要とせずに実施するのが簡単であり、かつ時間が経過しても保持されるかなり向上した硬さを有する生成物を最終的にもたらす、粉末状のマルチトールを含有するチューインガム組成物を製造するための方法を得ることが大いに必要とされている。このことを考慮に入れて研究して、本出願人は、このような方法を開発することができた。この方法は、特に、チューインガム組成物中への固結防止剤の導入に基づいており、前記薬剤は、チューインガム組成物中に直接添加物として導入されるか(すなわち、他の成分と混合される)または粉状マルチトール組成物と組み合わせて導入される(すなわち、粉末状のマルチトールと予め混合される)。
したがって、本発明の第1の主題は、チューインガム組成物の硬さを増加させるための改良剤としての、粉末状のマルチトールを含有するチューインガム組成物における固結防止剤の使用からなる。
「凝固防止」という用語は、粉末凝固、すなわち、前記粉末を構成する個々の粒子の凝集の現象の問題を回避/軽減する化合物の能力を示し、このような現象は、特に、水分の存在に関連している。
全く予想外にも、固結防止剤の使用により、固結防止剤を使用しないことを除いて同じ方法から得られる生成物の硬さと比較してかなり向上した硬さを有するチューインガムが得られる。一方で、この硬さが、製造時に45℃、35℃および20℃における硬さを測定することによって、チューインガムを製造するための方法の過程で強化され、他方で、このレベルの硬さが、50%の相対湿度および20℃における、15日間に達し得る保存期間にわたって保持されることが実証されている。
本発明に使用され得る固結防止剤は、少なくとも200m/gのBET比表面積を有する。
本出願人が推奨する固結防止剤の中でも特に、限定はされないが、シリカ、好ましくは、ヒュームドシリカ、コロイド状シリカ、沈降シリカおよび非晶質シリカ、酸化ケイ素、ケイ酸アルミニウムナトリウム、タルク、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、リン酸三カルシウム、脱水したジャガイモでんぷん(好ましくは、12重量%未満、好ましくは、8重量%未満、好ましくは、6重量%までの残留水になるまで脱水されたジャガイモでんぷん)、フェロシアン化ナトリウム、フェロシアン化カリウムおよびヘキサシアノマンガン酸鉄が挙げられる。
好ましくは、固結防止剤は、微粉化シリカ、ヒュームドシリカ、コロイド状シリカ、沈降シリカおよび非晶質シリカから選択され、少なくとも200m/gのBET比表面積を有し、最も好ましい固結防止剤は、少なくとも200m/gのBET比表面積を有する微粉化シリカである。
本特許出願を例示する実施例は、高いBET比表面積を有する固結防止剤を有する全ての利点を実証する。本特許出願の残りの部分全体を通して、「高いBET比表面積を有する化合物」という語句は、「少なくとも200m/gのBET比表面積を有する化合物」の代わりに使用され得る。
この場合、チューインガム組成物は、前記チューインガム組成物の総重量に対する乾燥重量によって示されるパーセンテージで、
−4.5%〜95%、好ましくは、5%〜95%、より好ましくは、20%〜50%の少なくとも1つのガムベース、
−1%〜95%、好ましくは、10%〜60%の粉状マルチトール組成物、
−0.1%〜10%、好ましくは、0.1%〜3%の少なくとも1つの香料、
−およびマルチトールの乾燥重量に対する乾燥重量で、0.1%〜20%、好ましくは、0.1%〜5%の少なくとも1つの固結防止剤を含有する。
使用されるガムベースは、製造されるチューインガムのタイプに適合され得る。ガムベースは、ポリイソプレン、ポリ酢酸ビニル、ポリイソブチレン、ラテックスなどの合成および/または天然のエラストマー、テルペン樹脂などの樹脂、ポリビニルエステルおよびアルコール、例えば、ラノリン、任意に部分的に水素化された植物油、脂肪酸、グリセロール部分エステル、パラフィンろうまたは微結晶ろうなどの、脂肪性物質またはろうを含み得る。
上記の粉状組成物に使用されるマルチトールは、好ましくは、0.1m/g〜10m
/gのBET比表面積を有する。
この使用の文脈の中で、チューインガム組成物は、前記チューインガム組成物の総重量に対して多くとも5重量%の量で、着色剤、アスパルテーム、アセスルファム−K、アリテーム、ネオテーム、スクラロース、サッカリン、ネオヘスペリジンDC、ステビオシド、ブラゼインなどの強い甘味料、医薬品活性剤、ミネラル、植物抽出物、酸化防止剤、例えば、フラクトオリゴ糖などのオリゴ糖などの難消化性繊維、松谷化学工業(Matsutani)によって販売されているFibersol(商標)、あるいは本出願人によって販売されているNUTRIOSE(商標)FBなどの難消化性繊維、レシチンなどの乳化剤などから選択される少なくとも1つの成分も含有し得る。
第1の形態において、固結防止剤は、任意に、上で説明される他の化合物とともに、3つの上記の化合物(ガムベース、香料および粉状マルチトール組成物)との混合物としてチューインガム組成物中に直接導入される。
第2の形態において、固結防止剤は、粉状マルチトール組成物と予め混合されてから、ガムベース、香料および任意に、以下にさらに説明される他の化合物と混合されることによって導入される。この場合、固結防止剤/粉状マルチトールは、当業者に周知の、粉末を混合するための任意の方法(特に、バッチモードまたは連続モードで)を用いて予め混合される。使用され得るバッチ式ミキサーとしては、Turbula社、Lodige社、Forberg社およびGericke社によって販売されているミキサーが特に挙げられ;連続式ミキサーについては、Lodige社、Forberg社およびGericke社によって販売されているデバイスが挙げられる。
したがって、チューインガム組成物は、上記の化合物の混合から得られるものであり、前記混合物に、続いて、押し出し、圧延、切断、冷却、次に、包装の作業を行うことで、完成したチューインガムが得られる。この混合の工程は、固結防止剤が直接添加物として使用されず、チューインガム組成物中へと粉状マルチトールによって運ばれる、本発明の方法の第2の形態にしたがって、固結防止剤および粉状マルチトール組成物を混合する工程とは非常に明らかに別個である。
したがって、チューインガム組成物は、上記の化合物:
−第1の形態において、ガム、粉状マルチトール組成物、香料および固結防止剤、
−第2の形態において、ガム、固結防止剤が予め加えられた粉状組成物、および香料
を混合する少なくとも1つの工程から得られる。
ここで、この混合工程の特性が、記載される(この工程は、既に示されるように、固結防止剤および粉状マルチトールを混合する工程とは別個である)。本出願人は、好ましくは、カバーを備えたZアームミキサー中で、45℃〜80℃の温度でこの混合を行うことを推奨している。好ましくは、当業者に公知の任意の手段によって、ガムベースを、45℃〜80℃、好ましくは、45℃〜55℃の温度に予め加熱するのが望ましい。例として、マイクロ波オーブンまたはオーブン中でそれを加熱することが可能である。
上記の化合物の混合は、例えば、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、エリトリトール、ラクチトール、イソマルトまたは水素化グルコースシロップなどの、粉末または液体形態の別のポリオールも甘味料として用いてもよい。その際、前記ポリオールは、製造されるチューインガムの総重量に対して多くとも20重量%の量で存在する。
使用されるガムベースは、製造されるチューインガムのタイプに適合され得る。ガムベースは、ポリイソプレン、ポリ酢酸ビニル、ポリイソブチレン、ラテックスなどの合成お
よび/または天然のエラストマー、テルペン樹脂などの樹脂、ポリビニルエステルおよびアルコール、例えば、ラノリン、任意に部分的に水素化された植物油、脂肪酸、グリセロール部分エステル、パラフィンろうまたは微結晶ろうなどの、脂肪性物質またはろうを含み得る。
チューインガム組成物を製造する際、上記の成分を混合する工程の後、当業者に周知の任意の技術にしたがって行われる押し出し、圧延、切断、冷却、次に、包装の工程が続く。本特許出願を例示する実験項、また、上記の文献“Chewing gum sans
sucre a base de maltitol”[Sugar−free chewing gum based on maltitol]も参照することができる。最終的には、チューインガムは、板状、球状、糖衣された丸型(sugar−coated pill)、キューブ型あるいはタブレットなどの、当業者に周知の形態のうちの1つで存在する。
本発明の別の主題は、マルチトールの乾燥重量に対する乾燥重量で、0.1%〜20%、好ましくは、0.1%〜5%の固結防止剤を含有する粉状マルチトール組成物であって、固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有し、最も好ましい固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有する微粉化シリカである粉状マルチトール組成物である。
最後に、本発明の別の主題は、得られる混合物の総重量に対する乾燥重量によって示されるパーセンテージで:
−4.5%〜95%、好ましくは、5%〜95%、より好ましくは、20%〜50%の少なくとも1つのガムベース、
−1%〜95%、好ましくは、10%〜60%の粉状マルチトール組成物、
−0.1%〜10%、好ましくは、0.1%〜3%の少なくとも1つの香料、
および乾燥重量で0.1%〜20%、好ましくは、0.1%〜5%の少なくとも1つの固結防止剤を含有するチューインガム組成物であって、この量は、マルチトールの乾燥重量に対する乾燥重量によって表され、
固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有するチューインガム組成物からなる。
この組成物において、最も好ましい固結防止剤は、少なくとも200m/gのBET比表面積を有する微粉化シリカである。
本発明のより良好な理解は、以下の実施例を読むと得られ、これらの実施例は、本発明を決して限定するものではない。
実施例において、硬さが、針入速度が50mm/分に調整された円筒状パンチを備えたテクスチャーアナライザー(Instron)で測定される。硬さは、パンチが試料(直方体:30×17×5mm)を完全に貫通しながら観察される最大力に相当する。
本特許出願において、BET比表面積は、Beckman−Coulter SA3100デバイスを用いて測定される。
マルチトールの場合、本方法は、最初に、ふるい上で十分な量の試料をふるい分けして、約3グラムの、841〜250マイクロメートルの粒径画分を回収することを可能にすることにある。固結防止剤の場合、このふるい分け段階は存在しない。
セルの容器を3/4満たすのに十分な試料を、予め乾燥された測定セル中に導入し、0.001g以内まで秤量する。次に、セルを脱気ステーションに設置する。脱気を行ったら、セルを0.001g以内まで再び秤量し、測定ステーションに設置する。デバイスは、データを処理し、m/g単位で結果を与える。
実施例1
この実施例は、任意に、シリカとの混合物で、粉末状のマルチトールを含有する様々なチューインガム組成物の製造に関する。各組成物について、高温条件下で様々な成分を混合する工程の後、製造中のその冷却中の硬さの変化を監視した。
第1のタイプの組成物は、その総重量に対するその成分のそれぞれの乾燥重量での%で表されて:
−ガムベースSuncom T:35.00%
−粉状マルチトール組成物:(SweetPearl(登録商標)P35 Roquette Freres):61.00%
−グリセロール:0.50%
−マルチトールシロップ、Lycasin(登録商標)85/55:2.50%
−ミント/バニラ香料(液体):1.00%
から構成される。
チューインガムは、以下のプロトコルにしたがって製造される:
−ガムベースを、マイクロ波オーブン中で加熱し、ミキサー中に導入する。
−粉状マルチトール組成物の半分を加え、3分間にわたって混合を行う。
−マルチトールシロップLycasin(登録商標)85/55を加え、2分間にわたって混合を行う。
−粉状マルチトール組成物のもう半分および液体香料を加え、3分間にわたって混合を行う。
−グリセロールを加え、2分間にわたって混合を行う。
−液体香料を加え、2分間にわたって混合を行う。
−生成物をミキサーから取り出し、成形し、5mmの厚さになるまで圧延する。
粉状マルチトール組成物が、高いBET比表面積を有する凝固防止化合物または固結防止剤を含有する場合、粉状マルチトール組成物を、室温で2つの成分を混合することによって予め製造した。
この配合により、使用されるソルビトールおよび高い表面積を有する化合物の有無に応じて、様々な組成物を製造することが可能になる。Tixosil(登録商標)331は、約250m/gのBET比表面積を有する、Rhodia groupによって販売されている微粉化シリカである。最後に、表中に示される%は、マルチトールの乾燥重量に対して使用されるシリカの乾燥重量での%に相当する。
完成品の硬さに対する固結防止剤の好ましい影響は、チューインガム組成物を冷却するプロセス中のある種のマルチトール粉末について明らかに実証されている。
Figure 0006427577
実施例2
この実施例において、上記の組成物1〜7を再び取り、それらの硬さを、室温で、t=0日目、1日目および15日目の時点で、経時的に監視した。得られた結果が、以下の表2に示される。
本発明に係る組成物について、硬さの強化が、時間が経過しても続き、このレベルの硬さが、50%の相対湿度および20℃における、15日間に達し得る保存期間にわたって保持されることが明らかに実証されている。
Figure 0006427577

Claims (4)

  1. チューインガム組成物の硬さを増加させるための、粉末状のマルチトールを含有するチューインガム組成物における固結防止剤の使用であって、前記固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有することを特徴とする使用。
  2. 前記チューインガム組成物が、前記チューインガム組成物の総重量に対する乾燥重量によって示されるパーセンテージで、
    − 4.5%〜95%の少なくとも1つのガムベース、
    − 1%〜95%の粉状マルチトール組成物、
    − 0.1%〜10%の少なくとも1つの香料、および
    − マルチトールの乾燥重量に対する乾燥重量で、0.1%〜20%の少なくとも1つの固結防止剤を含有し、
    前記固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有することを特徴とする請求項1に記載の使用。
  3. 前記固結防止剤が、少なくとも200m/gのBET比表面積を有する微粉化シリカであることを特徴とする請求項1または2に記載の使用。
  4. 使用される前記マルチトールが、0.1m/g〜10m/gのBET比表面積を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の使用。
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