JP6426401B2 - スラリ流体用メカニカルシール及びこれを使用するスラリ流体用ロータリジョイント - Google Patents
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Description
また、本発明は、同心をなして相対回転する回転軸体と筒状のケース体との間に装填されたメカニカルシールであって、回転軸体に固定された固定密封環と、これに軸線方向に対向してケース体にOリングを介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環と、可動密封環とケース体との間に装填されて当該可動密封環を固定密封環に押圧接触させるべく附勢するスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用によりその相対回転摺接部分の内周領域である被密封流体領域たるスラリ流体領域と当該相対回転摺接部分の外周側領域である非密封流体領域との間をシールするように構成されたスラリ流体用メカニカルシールにおいて、可動密封環の基端部分がケース体に形成された密封環保持部に前記Oリングを介して軸線方向移動可能に嵌合保持されており、可動密封環の先端部分の内周部にスラリ流体領域に配して環状シール部材を設けると共に密封環保持部のスラリ流体領域側端面を軸線に直交する円環状平面であるシール面に構成してあり、当該環状シール部材が、可動密封環の先端部分の内周部に形成した環状溝に弾性的に密に嵌合固定された本体部と、前記シール面に直交する方向に弾性変形可能であり、当該シール面に面接触する状態で圧接されたシール部と、本体部とシール部とを連結する連結部とからなる弾性材製の回転体形状をなすものであることを特徴とするスラリ流体用メカニカルシールを提案する。
第1可動密封環7の先端部分7cに被密封流体領域であるスラリ流体領域Aに配して環状シール部材19を設けると共にケース体2の密封環保持部2bのスラリ流体領域側端面(前端面)を軸線に直交する円環状平面であるシール面2dに構成してあり、当該環状シール部材19を、第1可動密封環7の先端部分7cに密に嵌合固定された本体部19aと、前記シール面2dに直交する方向に弾性変形可能であり、当該シール面2dに面接触する状態で圧接されたシール部19bと、本体部19aとシール部19bとを連結する連結部19cとからなる弾性材製の回転体形状をなすものに構成してある。
2 ケース体
2a 本体部
2b 密封環保持部
2c スプリング保持部
2d シール面
3 回転軸(回転軸体)
3a スリーブ
4 一次シール(スラリ流体用メカニカルシール)
5 二次シール
6 第1固定密封環(固定密封環)
6a 第1密封端面(密封端面)
7 第1可動密封環(可動密封環)
7a 第1密封端面(密封端面)
7b 基端部分
7c 先端部分
7d 凹部
7e 環状溝
8 スプリング部材
10 ストッパリング
10a 環状凹部
11 セットスクリュー
12 セットスクリュー
13 Oリング
14 キー
15 スナップリング
16 Oリング
17 Oリング溝
17a Oリング装填空間
18 ドライブピン
19 環状シール部材
19a 環状シール部材の本体部
19b 環状シール部材のシール部
19c 環状シール部材の連結部
20 保持環
21 Oリング
22 第2可動密封環
22a 第2密封端面
23 第2固定密封環
23a 第2密封端面
24 バネ部材
25 セット爪
26a 給液路
26b 排液路
27 封液
31 スラリ流体
32 ケース体
33 回転軸体
34 第1メカニカルシール(スラリ流体用メカニカルシール)
35 第2メカニカルシール
36 第1シール空間(被密封流体領域)
37 第2シール空間(非密封流体領域)
38 ケース体側通路
39 軸体側通路
40 スラリ流体流路
41 冷却液
42 給液通路
43 排液通路
44 周壁部分
44a 先端部分
44b 基端部分
45 端壁部分
45a 本体部
45b 第1密封環保持部(密封環保持部)
45c 第2密封環保持部
45d シール面
46 ボルト
46a ボルトの露出部分
47 ベアリング
48 第1固定密封環(固定密封環)
48a 第1密封端面(密封端面)
49 第1Oリング(Oリング)
50 第1可動密封環(可動密封環)
50a 第1密封端面(密封端面)
50b 基端部分
50c 凹部
50d 先端部分
50e 環状溝
51 第1スプリング部材(スプリング部材)
52 第2固定密封環
52a 第2密封端面
53 第2Oリング
54 第2可動密封環
54a 第2密封端面
54b 凹部
55 スプリング部材
56 ベアリング配設空間
57 円環状板部
58 円筒状部
59 固定環
60 キー
62 ドライブピン
63 Oリング溝
63a Oリング装填空間
64 環状シール部材
64a 本体部
64b シール部
64c 連結部
65 静止側流路
66 回転側流路
67 ドレン受け
68 ドレン路
A 機内領域(被密封流体領域)
B 機外領域(大気領域)
C 封液領域(非密封流体領域)
Claims (6)
- 同心をなして相対回転する回転軸体と筒状のケース体との間に装填されたメカニカルシールであって、回転軸体に固定された固定密封環と、これに軸線方向に対向してケース体にOリングを介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環と、可動密封環とケース体との間に装填されて当該可動密封環を固定密封環に押圧接触させるべく附勢するスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用によりその相対回転摺接部分の外周領域である被密封流体領域たるスラリ流体領域と当該相対回転摺接部分の内周側領域である非密封流体領域との間をシールするように構成されたスラリ流体用メカニカルシールにおいて、
可動密封環の基端部分がケース体に形成された密封環保持部に前記Oリングを介して軸線方向移動可能に嵌合保持されており、可動密封環の先端部分の外周部にスラリ流体領域に配して環状シール部材を設けると共に密封環保持部のスラリ流体領域側端面を軸線に直交する円環状平面であるシール面に構成してあり、
当該環状シール部材が、可動密封環の先端部分の外周部に形成した環状溝に弾性的に密に嵌合固定された本体部と、前記シール面に直交する方向に弾性変形可能であり、当該シール面に面接触する状態で圧接されたシール部と、本体部とシール部とを連結する連結部とからなる弾性材製の回転体形状をなすものであることを特徴とするスラリ流体用メカニカルシール。 - 同心をなして相対回転する回転軸体と筒状のケース体との間に装填されたメカニカルシールであって、回転軸体に固定された固定密封環と、これに軸線方向に対向してケース体にOリングを介して軸線方向移動可能に保持された可動密封環と、可動密封環とケース体との間に装填されて当該可動密封環を固定密封環に押圧接触させるべく附勢するスプリング部材とを具備して、両密封環の対向端面たる密封端面の相対回転摺接作用によりその相対回転摺接部分の内周領域である被密封流体領域たるスラリ流体領域と当該相対回転摺接部分の外周側領域である非密封流体領域との間をシールするように構成されたスラリ流体用メカニカルシールにおいて、
可動密封環の基端部分がケース体に形成された密封環保持部に前記Oリングを介して軸線方向移動可能に嵌合保持されており、可動密封環の先端部分の内周部にスラリ流体領域に配して環状シール部材を設けると共に密封環保持部のスラリ流体領域側端面を軸線に直交する円環状平面であるシール面に構成してあり、
当該環状シール部材が、可動密封環の先端部分の内周部に形成した環状溝に弾性的に密に嵌合固定された本体部と、前記シール面に直交する方向に弾性変形可能であり、当該シール面に面接触する状態で圧接されたシール部と、本体部とシール部とを連結する連結部とからなる弾性材製の回転体形状をなすものであることを特徴とするスラリ流体用メカニカルシール。 - 可動密封環の基端部分とケース体の密封環保持部との対向周面部の一方に前記Oリングを係合する円環状のOリング溝が形成されていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載するスラリ流体用メカニカルシール。
- 環状シール部材の連結部が、シール部のシール面に直交する方向への変位を可能ならしめるべく弾性変形可能なものであることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載するスラリ流体用メカニカルシール。
- ケース体が回転機器のハウジングに取り付けられており、回転軸体がケース体を同心状に洞貫する当該回転機器の回転軸であり、当該回転機器の機内領域が前記被密封流体領域に連通するスラリ流体領域であることを特徴とする、請求項1、請求項3及び請求項4の何れかに記載するスラリ流体用メカニカルシール。
- ケース体と回転軸体とが相対回転自在に連結されており、ケース体に密封環保持部を貫通して可動密封環の内周部に連通するケース体側通路を形成すると共に回転軸体にこれを貫通して固定密封環の内周部に連通する軸体側通路を形成し、両体に、ケース体側通路と軸体側通路とを請求項2〜4の何れかに記載するスラリ流体用メカニカルシールによってシールされた両密封環の相対回転摺接部分の内周側領域であるスラリ流体領域を介して相対回転自在に連通接続してなる一連のスラリ流体流路が形成されていることを特徴とするスラリ流体用ロータリジョイント。
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