JP6426241B1 - アルミニウム管部材の電磁成形装置 - Google Patents

アルミニウム管部材の電磁成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電磁成形が必要な箇所において、電磁成形に必要な量の誘導電流を精度よく流すことができるアルミニウム管部材の電磁成形装置を提供する。【解決手段】アルミニウム管部材の電磁成形装置100は、基板41を有する治具プレート31と、基板41上に設けられ、アルミニウム管部材を支持する支持部材43,45,47,49と、支持部材43,45,47,49に支持されたアルミニウム管部材の軸方向に移動可能な電磁成形コイル部29A,29Bと、を備える。治具プレート31の基板41の上面と下面の少なくとも一方の全面には、絶縁層85が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、アルミニウム管部材の電磁成形装置に関する。
自動車の構造部品は、コストや溶接等の施工性の観点から鋼部材が多く用いられている。近年の燃費向上の要求から、鋼部材からなる自動車構造部品の一部を軽量な部材で置き換えることが行われており、パネル部材の他、フレーム部材にもそのような軽量化部材を適用することが検討されている。
中でもフレーム部材やレインフォースは、径に比較して全長が長い長尺な管部材で形成されており、外周面にブラケット等が溶接により取り付けられる。しかし、溶接による部材の取り付けは熱歪が生じる可能性が大きいため、拡管によるかしめ加工の取り付けが検討されている。この拡管によるかしめ加工として、液圧や電磁成形により行う技術が知られている(特許文献1)。
特開2006−264469号公報
フレーム部材やインパネレインフォース等の管部材は、径の異なる管部材同士を直列に組み合わせて配置される場合が多い。上記特許文献1の技術では、管部材の全長にわたって圧力を付与して成形するため、拡管が不要な部分には押さえ具等の配置が必要となり、そのためのセッティングが煩雑になる。また、場所により管径が異なる管部材の場合、管径に応じて拡管力が異なるため、精度の良い拡管ができない。
更に、電磁成形においては、アルミニウム管部材に、電磁コイルの導体に流れる電流と反対方向の誘導電流が流れる。この誘導電流がアルミニウム管部材を支持する治具類に漏れ出し、拡管に必要な誘導電流が不足して拡管不良を生じる場合がある。また、漏れ出した電流により治具や装置との間でスパークを生じる場合がある。
本発明は、上記の問題を解決するもので、電磁成形が必要な箇所において、電磁成形に必要な量の誘導電流を精度よく流すことができるアルミニウム管部材の電磁成形装置の提供を目的とする。
本発明は下記構成からなる。
アルミニウム管部材の電磁成形装置であって、
基板を有する治具プレートと、
前記基板上に設けられ、前記アルミニウム管部材を支持する支持部材と、
前記支持部材に支持された前記アルミニウム管部材の軸方向に移動可能な電磁成形コイル部と、
を備え、
前記治具プレートの前記基板の上面と下面の少なくとも一方の全面に、絶縁層が設けられているアルミニウム管部材の電磁成形装置。
本発明のアルミニウム管の電磁成形装置によれば、電磁成形が必要な箇所において、電磁成形に必要な量の誘導電流を精度よく流すことができるため、精度の高い電磁成形が可能となる。
電磁成形された成形体を模式的に示す外観斜視図である。 第1構成例の電磁成形装置の概略平面図である。 治具プレートの斜視図である。 拡管ステージST2における治具プレートを側方から見た治具プレートの一部断面側視図である。 治具プレートの支持部材にアルミニウム管部材を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートの支持部材にアルミニウム管部材を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 アルミニウム管部材の電磁成形前の断面図である。 アルミニウム管部材の電磁成形後の断面図である。 第2構成例の電磁形成装置により作製する成形体を模式的に示す外観斜視図である。 図8に示す成形体が支持された治具プレートの斜視図である。 図9に示す金型のP1−P1線断面図で、電磁成形前の金型とアルミニウム管部材の断面図である。 図10Aの電磁成形後の金型とアルミニウム管部材の断面図である。 第2構成例のアルミニウム管部材の電磁成形装置を示す概略平面図である。 大径管部材と小径管部材とが金型にセットされた電磁成形前の状態を示す断面図である。 図12Aの電磁成形後の状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<成形体の構成>
図1は電磁成形された成形体を模式的に示す外観斜視図である。
成形体11は、アルミニウム管部材13と、アルミニウム管部材13の外周に設けられたブラケット15,17と、アルミニウム管部材13の両端に設けられたブラケット19A,19Bとを有する。ブラケット15,17,19A,19Bは、それぞれ貫通孔59が形成され、各貫通孔59にアルミニウム管部材13が挿通された状態で固定されている。
アルミニウム管部材13は、円管に限らず、断面が正方形又は長方形の四角管、断面が六角形の六角管、断面が八角形の八角管であってもよく、押出成形や板材の溶接により製造できる。アルミニウム管部材13の材質は、アルミニウム合金(JIS6000系、7000系等)が好適な材料として挙げられる。
ブラケット15,17,19A,19B(以下、これらを纏めてブラケットとも呼称する)は、アルミニウム管部材13と一体に構成される剛性部材である。ブラケットの材質としては、鋼、アルミ押出材、アルミ鋳物、樹脂射出成形材等が好適な材料として挙げられる。
<電磁成形装置の第1構成例>
次に、アルミニウム管部材13の外周にブラケットがかしめられた成形体11を電磁成形により作製する電磁成形装置100の構造を説明する。
図2は第1構成例の電磁成形装置100の概略平面図である。
電磁成形装置100は、複数の治具プレート31と、治具プレート搬送機構33と、管挿入機構35と、第1コイルユニット30A及び第2コイルユニット30Bと、第1コイル移動機構37A及び第2コイル移動機構37Bと、電流供給部39A,39Bとを備える。以下、各部の詳細について順次に説明する。
この電磁成形装置100は、管挿入ステージST1と、拡管ステージST2とを有する。各ステージを概略的に説明すると、管挿入ステージST1では、管挿入機構35により、アルミニウム管部材13を治具プレート31に移載する。治具プレート搬送機構33は、管挿入後の治具プレート31を管挿入ステージST1から拡管ステージST2に搬送する。
拡管ステージST2では、第1コイル移動機構37Aにより第1コイルユニット30Aを、治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13の管内に挿入する。また、第2コイル移動機構37Bにより第2コイルユニット30Bを、治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13の管内に挿入する。そして、電流供給部39Aにより第1コイルユニット30Aの第1電磁成形コイル部29Aを通電し、電流供給部39Bにより第2コイルユニット30Bの第2電磁成形コイル部29Bを通電する。これにより、アルミニウム管部材13を電磁成形により拡管する。
<治具プレート>
図3は治具プレート31の斜視図である。同図には、アルミニウム管部材13を点線で示し、アルミニウム管部材13に固定される各種ブラケット15,17,19A,19Bも示してある。
治具プレート31は、基板41と、基板41上に固定されるブラケットホルダ51,53,55,57とを有する。
基板41は、鋼材、アルミニウム合金材などの金属板、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の繊維強化プラスチックなどを好適に採用でき、曲げや反りが少ない剛性の高い材料を使用する必要がある。基板41は1枚の平板状の部材のみならず、角柱状の部材形状であってもよい。
ブラケットホルダ51は、ブラケット19Aを保持し、ブラケット19Aと共に支持部材43を構成する。同様に、ブラケットホルダ53は、ブラケット17を保持して支持部材45を構成し、ブラケットホルダ55は、ブラケット15を保持して支持部材47を構成し、ブラケットホルダ57は、ブラケット19Bを保持して支持部材49を構成する。各ブラケットホルダ51,53,55,57は、不図示のトグルクランプ等によって、各種ブラケットを外側から締め付けて固定する。
ブラケットホルダ51,53,55,57に固定される各ブラケット15,17,19A,19Bには、アルミニウム管部材13を挿通する貫通孔59が同軸に配置される。つまり、治具プレート31に立設された支持部材43,45,47,49には、全ての貫通孔59が同軸に配置され、各貫通孔59は、アルミニウム管部材13の挿入時にアルミニウム管部材13を案内する。
図4は拡管ステージST2における治具プレート31を側方から見た治具プレートの一部断面側視図である。
図示例のように、治具プレート31の基板41の下面には、全面にわたって絶縁層85が設けられている。搬送用レール34は、絶縁層85を介して治具プレート31を支持することで、治具プレート31と搬送用レール34とは、互いに電気的に絶縁された状態となる。この絶縁層85としては、例えば、フェノール樹脂(ベークライト(登録商標))等が適用可能である。絶縁層85は、基板41への射出成形によって形成してもよく、溶融樹脂を基板41に塗布して形成してもよい。また、樹脂の固形板を基板41に貼り付けたもの、締結具で固定したものであってもよい。
基板41に絶縁層85を設けることにより、電磁成形時にアルミニウム管部材13に発生する誘導電流の治具プレート等への流出がなくなり、アルミニウム管部材13の電磁成形量を確保できる。なお、絶縁層85は、本構成の電磁成形装置100のように治具プレート31が下側から支持される場合、基板41の下面全面に設けることが好ましく、誘導電流の導通をより確実に遮断できる。一方、絶縁層85を基板41の上面に設けた場合、絶縁層が厚くなると、支持部材43,45,47,49の位置ずれが生じやすくなる。そのため、アルミニウム管部材13を高精度に位置決めした状態で支持するには、絶縁層85を基板41の下面側に設けることがより好ましい。なお、上面側、下面側の両方に絶縁層85を設けてもよい。
更に、治具プレートが上側から支持される場合には、基板41の上面に絶縁層を設けることが好ましい。その場合、更に基板41の下面を含めた基板全面に絶縁層を設けることで、誘導電流の絶縁性能をより高められる。
<管挿入機構>
図2に示す管挿入ステージST1の治具プレート31の一端側には、ベース67が設けられる。ベース67上には管挿入機構35が設けられる。管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を治具プレート31へ向けて軸方向に移動させる。これにより、管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を支持部材43,45,47,49の各貫通孔59に挿入させる。
ベース67は、治具プレート搬送機構33と同じ設置面上に置かれるため、ベース67の上面と、治具プレート搬送機構33に載置された治具プレート31の基板41との高い平行度が維持される。そして、管挿入の際、治具プレート31上の支持部材43,45,47,49の貫通孔59が、アルミニウム管部材13を案内するガイド孔として機能するので、アルミニウム管部材13に芯ずれが生じることを防止できる。
<コイルユニット>
第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bは、拡管ステージST2における治具プレート31を挟んだ両脇に配置される。第1コイルユニット30Aのアルミニウム管部材13側の先端には第1電磁成形コイル部29Aが配置され、第2コイルユニット30Bのアルミニウム管部材13側の先端には第2電磁成形コイル部29Bが配置される。
第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bは、第1コイルユニット30A、第2コイルユニット30Bの長手方向における、導線が軸芯部材に巻き回された部分であり、電磁成形に寄与する磁力を発生させる。
第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bとは、同軸で、且つ軸方向に対向して配置される。
第1コイルユニット30Aは、先端の第1電磁成形コイル部29Aを除いた領域が樹脂製の支持体からなり、支持体の内部には、第1電磁成形コイル部29Aに接続される不図示の導線が埋設されている。第2コイルユニット30Bも同様に、第2電磁成形コイル部29Bを除いた領域が樹脂製の支持体からなり、支持体の内部には、第2電磁成形コイル部に接続される不図示の導線が埋設されている。第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bの基端には、それぞれ後述するコイル端子部61A,61Bが接続される。
<コイル移動機構>
拡管ステージST2の治具プレート31を挟んだ両脇には、ベース69A,69Bが設けられる。ベース69Aには第1コイルユニット30Aを支持する第1コイル移動機構37Aが配置され、ベース69Bには第2コイルユニット30Bを支持する第2コイル移動機構37Bが配置される。
第1コイル移動機構37Aは、第1コイルユニット30Aを把持する電気絶縁性材料からなるチャッキング部38Aと、ボールスプライン、リニア駆動機構等の図示しない駆動部とを有する。駆動部は第1コイルユニット30Aを軸方向に進退可能に駆動する。第2コイル移動機構37Bも同様に、第2コイルユニット30Bを把持する電気絶縁性材料からなるチャッキング部38Bと、上記した図示しない駆動部とを有し、駆動部は第2コイルユニット30Bを軸方向に進退可能に駆動する。
第1コイル移動機構37Aは、第1コイルユニット30Aをアルミニウム管部材13の管内に挿入させる。また、第2コイル移動機構37Bは、第2コイルユニット30Bをアルミニウム管部材13の管内に挿入させる。第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bの挿入動作は、同時であってもよく、挿入のタイミングを互いにずらしてもよい。
第1コイル移動機構37Aによる第1コイルユニット30Aの移動と、第2コイル移動機構37Bによる第2コイルユニット30Bの移動によって、第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bとが所望の拡管箇所に配置される。
<電流供給部>
電流供給部39Aは、第1電磁成形コイル部29Aに電磁成形のための電流を供給し、電流供給部39Bは、第2電磁成形コイル部29Bに電磁成形のための電流を供給する。電流供給部39Aは、第1コイルユニット30Aの基端側に設けたコイル端子部61Aと、電源部63Aと、電源部63Aとコイル端子部61Aとを接続する高圧電源ケーブル65Aとを有する。また、電流供給部39Bは、第2コイルユニット30Bの基端側に設けたコイル端子部61Bと、電源部63Bと、電源部63Bとコイル端子部61Bとを接続する高圧電源ケーブル65Bとを有する。
電源部63A,63Bは、コンデンサに充電したエネルギーを、スイッチを通じて、数ミリsec以内の極めて短い時間でパルス状の大電流として出力する。出力されたパルス電流は、高圧電源ケーブル65A,65Bを通じて、第1電磁成形コイル部29A、第2電磁成形コイル部29Bに供給される。なお、上記スイッチとしては、ギャップスイッチ、サイラトロンスイッチ、半導体スイッチ、メカニカルスイッチ、イグナイトロンスイッチ等が利用可能である。
<治具プレート搬送機構>
治具プレート搬送機構33は、一対の搬送用レール34と、搬送用レール34に沿って配置され、コンベヤチェーンが周回する搬送用コンベヤ36とを有する。搬送用コンベヤ36には治具プレート31が載置され、コンベヤチェーンの駆動によって治具プレート31を搬送用レール34に沿って搬送する。つまり、治具プレート搬送機構33は、治具プレート31を、搬送用レール34に沿って管挿入ステージST1から拡管ステージST2に搬送する。
治具プレート搬送機構33は、上記した方式の他、ベルト搬送方式、ウォーキングビーム方式等、種々の搬送方式を採用できる。なお、設備の省スペース化、タクトタイムの短縮化の観点から、管挿入ステージST1と拡管ステージST2とを、管挿入方向及びコイルユニットの進退方向(軸方向)を平行に揃えて並列配置することが好ましい。また、治具プレート31は、上記軸方向に直交する方向へ搬送する形態が好ましい。
<アルミニウム管部材の電磁成形工程>
次に、図1に示すアルミニウム管部材13を上記構成の電磁成形装置100により電磁成形する工程を順次説明する。
図5A、図5Bは治具プレートの支持部材43,45,47,49にアルミニウム管部材13を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。
まず、アルミニウム管部材13を用意して、このアルミニウム管部材13を、図5Aに示すように管挿入機構35に備わるチャッキング機構に取り付ける。
また、治具プレート31の支持部材43,45,47,49には、ブラケット19A,17,15,19B(図3参照)を取り付ける。各種ブラケットは、それぞれ貫通孔59を同軸にしてブラケットホルダ51,53,55,57に固定される。つまり、アルミニウム管部材13、支持部材43,45,47,49の各貫通孔59は、軸線Axを軸心として同軸に配置される。
(管挿入工程)
次に、管挿入機構35の駆動により、図5Bに示すように、アルミニウム管部材13を、治具プレート31に向けて移動させる。すると、アルミニウム管部材13は、管端部13aから支持部材49、支持部材47、支持部材45、支持部材43の各貫通孔59に順次挿通され、管端部13aが支持部材47の貫通孔59から突出した位置に配置される。
この状態で、アルミニウム管部材13は、軸線Axを軸心として支持部材43,45,47,49に、同軸状態に精度よく保持されて位置決めされる。管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を治具プレート31に移載した後、図5Aに示す退避位置まで後退される。
(拡管工程)
次に、治具プレート搬送機構33は、図2に示す管挿入ステージST1において上記のようにアルミニウム管部材13が支持された治具プレート31を、治具プレート搬送機構33によって拡管ステージST2に搬送する。
図6A、図6B、図6Cは治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材13を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。
図6Aに示すように、拡管ステージST2に搬送された治具プレート31には、第1コイル移動機構37Aのチャッキング部38Aに支持された第1コイルユニット30Aと、第2コイルユニット30Bのチャッキング部38Bに支持された第2コイルユニット30Bとが、対向して配置される。
そして、図6Bに示すように、第1コイル移動機構37Aと第2コイル移動機構37Bは、互いに治具プレート31に向けて第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bを移動させる。第1コイルユニット30Aの先端に設けた第1電磁成形コイル部29Aは、支持部材45の軸方向位置に配置され、第2コイルユニット30Bの先端に設けた第2電磁成形コイル部29Bは、支持部材47の軸方向位置に配置される。
次に、図6Bに示す状態で、電流供給部39A,39B(図2参照)によって第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bに通電する。これにより、支持部材45の位置と支持部材47の位置で、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管すると共に、アルミニウム管部材13が拡管によって支持部材47,45のブラケット15,17にかしめられる。
更に、図6Cに示すように、第1コイル移動機構37Aにより、第1コイルユニット30Aを軸方向に移動させ、第1電磁成形コイル部29Aを支持部材43の軸方向位置に配置する。また、第2コイル移動機構37Bにより、第2コイルユニット30Bを軸方向に移動させ、第2電磁成形コイル部29Bを支持部材49の軸方向位置に配置する。
この状態で、電流供給部39A,39B(図2参照)によって第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bに通電する。これにより、支持部材43,49の位置では、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管され、支持部材43,49のブラケット19A,19Bにかしめられる。
図7Aはアルミニウム管部材13の電磁成形前の断面図、図7Bはアルミニウム管部材13の電磁成形後の断面図である。
電磁成形後のアルミニウム管部材13は、上記した第1電磁成形コイル部29A、第2電磁成形コイル部29Bを配置した位置で拡管される。即ち、ブラケット15の軸方向位置では、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管してブラケット15にかしめられる。同様に、ブラケット17,19A,19Bの軸方向位置においても、それぞれアルミニウム管部材13がブラケット17,19A,19Bにかしめられる。これにより、図1に示す状態の成形体11が得られる。
上記した電磁成形の後、図3に示す支持部材43,45,47,49の各ブラケットホルダ51,53,55,57の固定を解除することで、各種ブラケット15,17,19A,19Bがかしめ固定された成形体11を取り出す。
成形体11の取り出しは、図2に示す拡管ステージST2で行ってもよいが、治具プレート搬送機構33により治具プレート31を更に搬送方向先方に搬送し、拡管ステージST2よりも搬送方向先方で行ってもよい。
本構成のアルミニウム管部材の電磁成形装置100においては、アルミニウム管部材13の全長に比べて短尺である第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bを、所望の成形箇所にそれぞれ配置して、電磁成形によりアルミニウム管部材13を拡径する。これによれば、アルミニウム管部材13の全長にわたって電磁成形コイル部を配置する場合と比較して、電磁成形コイル部に流れる電流のロスを小さくできる。そのため、電磁成形による拡管が必要な場所で、必要な電流量を十分に流すことができ、アルミニウム管部材13の電磁成形量にバラツキを生じさせることがない。よって、高精度な電磁成形が可能となる。更に、各ブラケット15,17,19A,19Bは、それぞれの配置位置でアルミニウム管部材13と精度良く堅固にかしめられる。
また、本構成の電磁成形装置100によれば、アルミニウム管部材13が、支持部材43,45,47,49によって治具プレート31上で高精度に位置決めされる。且つ、第1コイルユニット30A,第2コイルユニット30Bが、第1コイル移動機構37Aと第2コイル移動機構37Bによって高精度に同軸で支持される。また、治具プレート搬送機構33が、支持部材43,45,47,49によりアルミニウム管部材13が支持された治具プレート31を、その支持形態を維持したまま、次の拡管ステージST2に搬送する。
治具プレート31の基板41の下面全面には、絶縁層85が形成されるため、電磁成形コイル部によってアルミニウム管部材13に生じる誘導電流が、支持部材43,45,47,49を介して基板41に導通されることを確実に防止できる。これにより、電磁成形に必要な誘導電流を確保でき、高精度な電磁成形が可能となる。
なお、図2に示す管挿入ステージST1は、治具プレート31の片側のみからアルミニウム管部材13を移動させる構成を示したが、これに限らない。例えば、図中点線で示すように、管挿入ステージST1の治具プレート31の軸方向両側からそれぞれアルミニウム管部材を移動させて治具プレート31にセットする構成であってもよい。その場合のアルミニウム管部材は、一方の管端部を他方の管端部に挿入して径方向に重なる重なり部を形成できる径差を有するものとし、それぞれがいずれかの支持部材43,45,47,49に支持される。
<電磁成形装置の第2構成例>
次に、アルミニウム管部材の電磁成形装置の第2構成例を説明する。
図8は第2構成例の電磁形成装置により作製する成形体11Aを模式的に示す外観斜視図である。
成形体11Aは、図1に示す成形体11のアルミニウム管部材13に、径方向外側に突出するエンボス部71,73を設けた点以外は、前述の成形体11と同様の構成である。
エンボス部71は、アルミニウム管部材13のブラケット19Aとブラケット17との間に配置され、エンボス部73は、アルミニウム管部材13のブラケット19Bとブラケット15との間に配置される。各エンボス部71,73は、他の部材を取り付けるための平坦な取付面71a,73aを有する。
図9は図8に示す成形体11Aが支持された治具プレート31Aの斜視図である。
本構成の治具プレート31Aは、図3に示す治具プレート31にエンボス加工用の金型75,77を設けた点以外は、前述の治具プレート31と同様の構成である。金型75は、支持部材43と支持部材45との間の基板41上に配置され、金型77は、支持部材47と支持部材49との間の基板41上に配置される。
図10Aは図9に示す金型75のP1−P1線断面図で、電磁成形前の金型75とアルミニウム管部材13の断面図、図10Bは図10Aの電磁成形後の金型75とアルミニウム管部材13の断面図である。
金型75は、図10Aに示すようにアルミニウム管部材13を径方向に挟持する一対の割り型75A,75Bで構成される。割り型75A,75Bの内側面には、アルミニウム管部材13の外径に略等しい直線溝79と、割り型75A,75Bの軸方向中央で径方向外側に凹む円環溝81(キャビティ)とが形成される。円環溝81は、図10Bに示すように、図中点線で示す電磁成形コイル部29の通電による電磁成形によって溝形状(キャビティ形状)をアルミニウム管部材13に転写し、アルミニウム管部材13に取付面71a(図8参照)を有するエンボス部71を形成させる。
また、金型75のパーティング面(割型の合わせ面)には、例えばフェノール樹脂等の樹脂材の被膜である絶縁被膜86が形成される。好ましくは、パーティング面に加えてキャビティ画成面を含む領域にも形成される。この絶縁被膜86によって、拡管時に金型75のパーティング面同士の隙間、金型75とアルミニウム管部材の間で発生するスパークを防止し、金型や製品にダメージを与えることを防止する。
図9に示す金型77についても同様に、一対の割り型89A,89Bを有し、各割り型89A,89Bは、小径管部材23の外径に応じた直線溝と円環溝(キャビティ)とを有し、上記同様に絶縁被膜86が設けられる。この金型77によって、小径管部材23に取付面73aを有するエンボス部73が形成される。
上記のように、キャビティにフラット部や凸部形状、ビード形状等を設けた分割金型を配置して電磁成形を行うことにより、金型のキャビティにアルミニウム管部材が押し付けられ、ブラケットやボルト・ナットの取り付け面等を容易に成形できる。また、その他にも、ビードやエンボス加工、孔開け加工、バーリング加工等をすることもできる。
次に、上記した金型75,77を備える治具プレート31Aを用いる電磁成形装置200の構成を説明する。
図11は第2構成例のアルミニウム管部材の電磁成形装置200を示す概略平面図である。
本構成の電磁成形装置200は、図2に示す電磁成形装置100の管挿入ステージST1と拡管ステージST2に加えて、エンボス部加工用の拡管ステージST3を更に備える。
拡管ステージST3は、拡管ステージST2と基本的な構成は同様である。ベース70Aには、第3コイルユニット30Cを支持する第3コイル移動機構37Cが配置される。また、ベース70Bには、第4コイルユニット30Dを支持する第4コイル移動機構37Dが配置される。
第3コイルユニット30Cは、アルミニウム管部材13を金型75の軸方向位置で拡管させる第3電磁成形コイル部29Cを有する。また、第4コイルユニット30Dは、アルミニウム管部材13を金型77の軸方向位置で拡管させる第4電磁成形コイル部29Dを有する。
第3コイル移動機構37Cのコイル端子部61Aには、電源部63Aに接続された高圧電源ケーブル65Cが接続される。また、第4コイル移動機構37Dのコイル端子部61Bには、電源部63Bに接続された高圧電源ケーブル65Dが接続される。
上記構成の電磁成形装置200では、前述した管挿入ステージST1の管挿入工程と、拡管ステージST2の拡管工程とが実施され、拡管ステージST2に配置された治具プレート31Aが、治具プレート搬送機構33により拡管ステージST3に搬送される。
拡管ステージST3に搬送された治具プレート31Aに支持されたアルミニウム管部材13には、前述した拡管工程によって各種ブラケット15,17,19A,19B(図8参照)がかしめられている。
拡管ステージST3では、かしめ完了後のアルミニウム管部材13の管内に第3コイルユニット30Cを挿入し、先端の第3電磁成形コイル部29Cを金型75の軸方向位置に配置する。また、かしめ完了後のアルミニウム管部材13の管内に第4コイルユニット30Dを挿入し、先端の第4電磁成形コイル部29Dを金型77の軸方向位置に配置する。そして、電流供給部39A,39Bにより第3電磁成形コイル部29Cと第4電磁成形コイル部29Dに通電して、アルミニウム管部材13に図8に示すエンボス部71,73を電磁成形する。
なお、上記例では、電磁成形装置200が、管挿入ステージST1と、2つの拡管ステージST2,ST3を備える構成であるが、必要に応じて、更に他の加工ステージを備えた構成にすることができる。
この電磁成形装置200によれば、複数の拡管ステージを備えることで、拡管工程を複数回に分けて実施でき、アルミニウム管部材13をより複雑な形状に電磁成形できる。また、一つの拡管ステージで加工する場合と比較して、電磁成形コイル部の配置や管内での移動が煩雑とならず、また、複数の拡管ステージでの電磁成形を同時進行させることができる。よって、タクトタイムの更なる短縮が図れ、より高効率な電磁成形が可能となる。
そして、複数の拡管ステージのそれぞれに電磁成形コイル部を配置することにより、一段目の拡管ステージST2ではかしめ接合、二段目の拡管ステージST3ではエンボス加工といった、各段で異なる加工が可能となる。上記以外にも、例えば、一段目では拡管を行い、二段目、三段目、等でアルミニウム管部材に平坦な張出部を設けることや、ビードやエンボス加工、穴加工、バーリング加工等を施すこともできる。このように、本構成の電磁成形装置200によれば、電磁成形に加え、種々の加工を組み合わせる多様な加工形態であっても、これを簡単に実施でき、汎用性を高めた構成にできる。
なお、本構成の電磁成形装置200においても、図中点線で示すように、管挿入ステージST1の治具プレート31の軸方向両側からそれぞれアルミニウム管部材を移動させて治具プレート31にセットする構成であってもよい。
図12Aは大径管部材と小径管部材とが金型にセットされた電磁成形前の状態を示す断面図、図12Bは図12Aの電磁成形後の状態を示す断面図である。
図12Aに示すように、この場合のアルミニウム管部材は、小径管部材23と、小径管部材23より大径の大径管部材21からなる。小径管部材23の管端部23aが大径管部材21の管端部21aに挿入され、径方向に重なる重なり部を形成する。この重なり部の外側に金型76が配置される。
金型76は、一対の割り型76A,76Bからなり、大径管部材21に対面するそれぞれの型面には、直線溝79と円環溝81とが形成される。また、小径管部材23の重なり部における管内には、電磁成形コイル部29が配置される。
電磁成形コイル部29を通電すると、図12Bに示すように、小径管部材23が拡管される。小径管部材23の拡管によって、その外側の大径管部材21も拡径される。その結果、大径管部材21と小径管部材23の重なり部は、割り型76A,76Bの直線溝79と円環溝81に押し当てられて、円環溝81による環状の突起部88が形成される。突起部88では、大径管部材21と小径管部材23とが相互にかしめられた状態となり、互いに堅固に接合される。
なお、電磁成形するアルミニウム管部材は、大径管部材と小径管部材との2つの管部材を接合する構成の他、3つ以上の管部材が接合された構成であってもよい。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば、治具プレートの基板は、単一板に限らず、複数枚の基板の積層構造からなる構造体であってもよい。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) アルミニウム管部材の電磁成形装置であって、
基板を有する治具プレートと、
前記基板上に設けられ、前記アルミニウム管部材を支持する支持部材と、
前記支持部材に支持された前記アルミニウム管部材の軸方向に移動可能な電磁成形コイル部と、
を備え、
前記治具プレートの前記基板の上面と下面の少なくとも一方の全面に、絶縁層が設けられているアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、アルミニウム管部材の管内に電磁成形コイル部を挿入し、電磁成形コイル部を所望の成形位置に配置した状態で電磁成形コイル部を通電することにより、アルミニウム管部材を簡単に電磁成形できる。そして、治具プレートの基板に絶縁層を設けることで、電磁成形時にアルミニウム管部材に生じる誘導電流を、治具プレートを介して他の部材に導通させることを防止できる。これにより、電磁成形に必要な誘導電流の流出がなくなり、アルミニウム管部材の電磁成形量を確保でき、高精度な電磁成形が可能となる。
(2) 前記治具プレートは、前記基板の下面に前記絶縁層が設けられ、前記絶縁層を介して支持されている(1)に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、電磁成形時に発生する誘導電流が治具プレートの下方の支持側と導通して流出することがない。
(3) 前記アルミニウム管部材は、該アルミニウム管部材の外周を覆って設けられる剛性部材を備え、前記剛性部材を介して前記支持部材に支持されている(1)又は(2)に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、電磁成形時の誘導電流が流出することなく、アルミニウム管部材を剛性部材に堅固にかしめ固定できる。
(4) 前記アルミニウム管部材の外周を覆うキャビティを備え、周方向に複数に分割された金型が、前記治具プレートの前記基板上に配置された(1)〜(3)のいずれか一つに記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、アルミニウム管部材の管内における金型の位置に電磁成形コイル部を配置し、電磁成形コイル部を通電することで、アルミニウム管部材をキャビティに応じた形状に成形できる。
(5) 前記金型の分割面の少なくとも一部に、絶縁被膜が形成されている(4)に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、金型のパーティング面間にスパークが発生することを防止できる。
(6) 前記分割面の前記キャビティを画成する領域に、前記絶縁被膜が形成されている(5)に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
このアルミニウム管部材の電磁成形装置によれば、アルミニウム管部材と金型との間でスパークが発生することを防止できる。
11,11A 成形体
15,17,19A,19B ブラケット(剛性部材)
21 大径管部材(アルミニウム管部材)
23 小径管部材(アルミニウム管部材)
29 電磁成形コイル部
29A 第1電磁成形コイル部
29B 第2電磁成形コイル部
29C 第3電磁成形コイル部
29D 第4電磁成形コイル部
30A 第1コイルユニット
30B 第2コイルユニット
30C 第3コイルユニット
30D 第4コイルユニット
31,31A 治具プレート
41 基板
43,45,47,49 支持部材
59 貫通孔
71,73 エンボス部
75,77 金型
85 絶縁層
86 絶縁被膜
75A,75B,89A,89B 割り型
100,200 電磁成形装置

Claims (6)

  1. アルミニウム管部材の電磁成形装置であって、
    基板を有する治具プレートと、
    前記基板上に設けられ、前記アルミニウム管部材を支持する支持部材と、
    前記支持部材に支持された前記アルミニウム管部材の軸方向に移動可能な電磁成形コイル部と、
    を備え、
    前記治具プレートの前記基板の上面と下面の少なくとも一方の全面に、絶縁層が設けられているアルミニウム管部材の電磁成形装置。
  2. 前記治具プレートは、前記基板の下面に前記絶縁層が設けられ、前記絶縁層を介して支持されている請求項1に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
  3. 前記アルミニウム管部材は、該アルミニウム管部材の外周を覆って設けられる剛性部材を備え、前記剛性部材を介して前記支持部材に支持されている請求項1又は請求項2に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
  4. 前記アルミニウム管部材の外周を覆うキャビティを備え、周方向に複数に分割された金型が、前記治具プレートの前記基板上に配置された請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
  5. 前記金型の分割面の少なくとも一部に、絶縁被膜が形成されている請求項4に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
  6. 前記分割面の前記キャビティを画成する領域に、前記絶縁被膜が形成されている請求項5に記載のアルミニウム管部材の電磁成形装置。
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