JP6469908B2 - 電磁成形コイルユニット、及びこれを用いた成形体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁成形コイルユニット、及びこれを用いた成形体の製造方法に関する。
自動車の構造部品は、コストや溶接等の施工性の観点から鋼部材が多く用いられている。近年の燃費向上の要求から、鋼部材からなる自動車構造部品の一部を軽量な部材で置き換えることが行われており、パネル部材の他、フレーム部材にもそのような軽量化部材を適用することが検討されている。
このような軽量化部材としては、アルミニウム合金が好適に用いられる。しかし、軽量化部材にブラケット等が取り付けられる場合、ブラケットの溶接時の熱変形を抑止するため、ブラケット等の相手側部材との接合に、かしめによる固着を用いることが検討されている。このかしめによる固着方法として、電磁成形を用いる方法が提案されている(特許文献1)。また、電磁成形を応用して比較的長尺な管状部材を部分的に成形する方法が提案されている(特許文献2)。
特開2004−237348号公報 特開平6−312226号公報
このようなかしめによる固着は、熱歪が発生しないため、溶接による施工法に比較して精度の高い構造体を得ることができる。ところで、フレーム部材やレインフォース等の部品は、径に比較して全長が長く、加えて軸方向に沿って径が変化する等の特徴がある。特許文献1,2では、アルミニウム管の全長の一部や端部付近をそれぞれ拡管成形しているが、軸方向に形状が変化する部材は、軸方向の複数の箇所をかしめ成形する必要があり、先行文献1に記載の電磁成形コイルは適用が難しい。
一方、先行文献2に記載の電磁成形コイルによれば、所定の場所にコイル部を移動させることで、複数の場所で電磁拡管を行える。しかしながら、コイル部の端部から延びる導体の配置については何ら配慮がされていない。
電磁成形においては、成形対象となる管状部材をコイル部(インダクタ)の付近に配置し、コンデンサに充電したエネルギーを、数ミリsec以内の極めて短時間のパルス状大電流をコイル部に印加する。このパルス状大電流は、コイル部における導体の巻き回し部分のみでなく、コイル部の端部から延びる一対の導体にも流れる。したがって、電磁成形の通電時には、導体延出部も自身が発生する電磁力によって動いてしまい、導体が管状部材に接触したり、導体同士が接触したりすることが生じ得る。そのため、管状部材やコイル部の損傷(短絡・スパーク発生)、電源装置の損傷が生じることがあり、安定した生産ができない。
本発明は上記問題を解決するものであり、管状部材が長尺であっても、通電時に管状部材と導体とが接触、又は導体同士が接触するのを防止しつつ、管状部材の長手方向の複数箇所を安定して加工できる電磁成形コイルユニット、及びこれを用いた成形体の製造方法を提供するものである。
本発明は下記構成からなる。
(1) 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
樹脂製の軸芯部材と、
前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
前記軸芯部材の軸方向の少なくとも一端に、前記長手方向に沿って延設され、前記管状部材の管内に挿入される絶縁支持体と、
前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
を備え、
前記絶縁支持体には、一対の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成され
前記導体保持部は、一対の前記導体延出部がそれぞれ保持される一対の溝である電磁成形コイルユニット。
(2) 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
樹脂製の軸芯部材と、
前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
を備える複数のコイル部が前記長手方向に沿って分離して配置され、
複数の前記コイル部同士の間、及び最も前記基端側に配置された前記コイル部の前記軸芯部材における前記基端側の端部から前記基端までの間に、前記長手方向に沿って延設され、少なくとも一部が前記管状部材の管内に挿入される絶縁支持体を有し、
前記絶縁支持体には、複数の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成され
前記導体保持部は、複数の前記導体延出部がそれぞれ保持される複数の溝である電磁成形コイルユニット。
(3) (1)に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部を前記管状部材の被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材を拡管させる拡管工程と、
をこの順に行う成形体の製造方法。
(4) (2)に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部をそれぞれ前記管状部材の異なる被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材をそれぞれ拡管させる拡管工程と、
をこの順に行う成形体の製造方法。
本発明によれば、管状部材が長尺であっても、通電時に管状部材と導体とが接触、又は導体同士が接触するのを防止しつつ、管状部材の長手方向の複数箇所を安定して加工できる。これにより、電磁成形により拡径された管状部材を、損傷を生じさせることなく得られる。
電磁成形された成形体を模式的に示す外観斜視図である。 第1構成例の電磁成形装置の概略平面図である。 治具プレートの斜視図である。 第1構成例の電磁成形コイルユニットの模式的な構成図である。 導体の単体構成を模式的に示す構成図である。 図5に示す導体のP1−P1線断面図である。 絶縁支持体の一部分解斜視図である。 絶縁支持体の基端側に配置されたコイル側端子支持部を示す斜視図である。 コイル側端子の拡大斜視図である。 図8に示すコイル側端子支持部を支持台と押圧部材との間に挟み込んだ様子を模式的に示す断面図である。 治具プレートの支持部材にアルミニウム管部材を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートの支持部材にアルミニウム管部材を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 アルミニウム管部材の電磁成形前の断面図である。 アルミニウム管部材の電磁成形後の断面図である。 第2構成例の電磁成形コイルユニットの模式的な構成図である。 図14に示す絶縁支持体のP2−P2線の断面図である。 図14に示す絶縁支持体のP3−P3線の断面図である。 第2構成例のコイル側端子支持部を示す平面図である。 図16に示すコイル側端子支持部を支持台と押圧部材との間に挟み込んだ様子を模式的に示す断面図である。 第2構成例の電磁成形コイルユニットを備える電磁成形装置において、治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入して拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 第2構成例の電磁成形コイルユニットを備える電磁成形装置において、治具プレートに支持されたアルミニウム管部材に電磁成形コイル部を挿入して拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。 絶縁支持体の変形例を示す断面図である。 中継部を有する絶縁支持体の分割斜視図である。 第3構成例の電磁成形コイルユニットの模式的な構成図である。 電磁成形コイルユニットによる拡管工程を模式的に示す工程説明図である。 電磁成形コイルユニットによる拡管工程を模式的に示す工程説明図である。 板状電極端子を用いた電源側端子がコイル側端子に接触している様子を示す概略構成図である。 円盤状電極端子を用いた電源側端子がコイル側端子に接触している様子を示す概略構成図である。 電磁成形コイルユニットの他の構成例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<成形体の構成>
図1は電磁成形された成形体を模式的に示す外観斜視図である。
成形体11は、アルミニウム管部材13と、アルミニウム管部材13の外周に設けられたブラケット15,17と、アルミニウム管部材13の両端に設けられたブラケット19A,19Bとを有する。ブラケット15,17,19A,19Bは、それぞれ貫通孔59が形成され、各貫通孔59にアルミニウム管部材13が挿通された状態で固定されている。
アルミニウム管部材13は、円管に限らず、断面が正方形又は長方形の四角管、断面が六角形の六角管、断面が八角形の八角管であってもよく、押出成形や板材の溶接により製造できる。アルミニウム管部材13の材質は、アルミニウム合金(JIS6000系、7000系等)が好適な材料として挙げられる。
ブラケット15,17,19A,19B(以下、これらを纏めてブラケットとも呼称する)は、アルミニウム管部材13と一体に構成される剛性部材である。ブラケットの材質としては、鋼、アルミ押出材、アルミ鋳物、樹脂射出成形材等が好適な材料として挙げられる。
<電磁成形装置の第1構成例>
次に、アルミニウム管部材13の外周にブラケットがかしめられた成形体11を電磁成形により作製する電磁成形装置100の構造を説明する。
図2は第1構成例の電磁成形装置100の概略平面図である。
電磁成形装置100は、複数の治具プレート31と、治具プレート搬送機構33と、管挿入機構35と、第1コイルユニット30A及び第2コイルユニット30Bと、第1コイル移動機構37A及び第2コイル移動機構37Bと、電流供給部39A,39Bとを備える。
この電磁成形装置100は、管挿入ステージST1と、拡管ステージST2とを有する。管挿入ステージST1では、管挿入機構35により、アルミニウム管部材13を治具プレート31に移載する。拡管ステージST2では、第1コイル移動機構37Aにより第1コイルユニット30Aを、治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13の管内に挿入する。また、第2コイル移動機構37Bにより第2コイルユニット30Bを、治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13の管内に挿入する。そして、電流供給部39Aにより第1コイルユニット30Aの第1電磁成形コイル部29Aを通電し、電流供給部39Bにより第2コイルユニット30Bの第2電磁成形コイル部29Bを通電する。これにより、アルミニウム管部材13を電磁成形により拡管する。また、治具プレート搬送機構33は、管挿入後に治具プレート31を管挿入ステージST1から拡管ステージST2に搬送する。
<治具プレート>
図3は治具プレート31の斜視図である。同図には、アルミニウム管部材13と、アルミニウム管部材13に固定される各種ブラケット15,17,19A,19Bも示してある。なお、図中のアルミニウム管部材13は点線で示してある。
治具プレート31は、基板41と、基板41上に固定されるブラケットホルダ51,53,55,57とを有する。
基板41は、一枚の鋼材からなる。また、鋼材の他に、アルミニウム合金や、樹脂材であってもよい。樹脂材の場合、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の繊維強化プラスチックとすることもできる。
ブラケットホルダ51は、ブラケット19Aを保持し、ブラケット19Aと共に支持部材43を構成する。同様に、ブラケットホルダ53は、ブラケット17を保持して支持部材45を構成し、ブラケットホルダ55は、ブラケット15を保持して支持部材47を構成し、ブラケットホルダ57は、ブラケット19Bを保持して支持部材49を構成する。各ブラケットホルダ51,53,55,57は、不図示のトグルクランプ等によって、各種ブラケットを径方向外側から締め付けて固定する。
ブラケットホルダ51,53,55,57に固定される各ブラケット15,17,19A,19Bには、アルミニウム管部材13を挿通する貫通孔59が同軸に配置される。つまり、治具プレート31に立設された支持部材43,45,47,49には、全ての貫通孔59が同軸に配置され、各貫通孔59は、アルミニウム管部材13の挿入時にアルミニウム管部材13を案内する。
ところで、本構成のアルミニウム管部材13のように、径に比較して軸長が長い長尺な部材を曲がりが少ない状態で保持するためには、治具プレート31自体に高い剛性が必要となる。そのため、治具プレート31は剛性が高い鋼板を用いることが好ましい。
また、電磁成形コイル部(図2の第1電磁成形コイル部29A,第2電磁成形コイル部29B)の通電により、アルミニウム管部材13に発生した誘導電流が、支持部材43,45,47,49を介して治具プレート31の基板41に導通する場合がある。そのため、治具プレート31の基板41には、電気絶縁性を有する絶縁層を設けることが好ましい。絶縁層としては、例えば、フェノール樹脂(ベークライト(登録商標))等が適用可能である。
基板41に絶縁層を設けることにより、電磁成形に必要な誘導電流の流出がなくなり、アルミニウム管部材13の電磁成形量を確保できる。なお、絶縁層は、治具プレート31の基板41の下面全面に設けることが好ましく、誘導電流の導通をより確実に遮断できる。また、基板41の上面に設けた場合と比較して、絶縁層の厚さ分布に起因する支持部材43,45,47,49の位置ずれがない。したがって、アルミニウム管部材13を高精度に位置決めした状態で支持できる。
<管挿入機構>
図2に示す管挿入ステージST1の治具プレート31の一端側には、ベース67が設けられる。ベース67上には管挿入機構35が配置される。管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を治具プレート31へ向けて軸方向に移動させる。これにより、管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を支持部材43,45,47,49の各貫通孔59に挿入させる。
ここで、治具プレート搬送機構33に載置された治具プレート31の基板41と、ベース67とは、それぞれの上面が互いに平行に配置される。そのため、管挿入の際、治具プレート31上の支持部材43,45,47,49の貫通孔59に、アルミニウム管部材13が、高い精度で同軸に保たれて挿入される。また、各貫通孔59は、アルミニウム管部材13を案内するガイド孔として機能するので、アルミニウム管部材13をスムーズに挿入でき、芯ずれが生じることを防止できる。
<コイルユニット>
第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bは、拡管ステージST2における治具プレート31を挟んだ両脇に配置される。第1コイルユニット30Aの先端には第1電磁成形コイル部29Aが配置され、第2コイルユニット30Bの先端には第2電磁成形コイル部29Bが配置される。
図4は第1構成例の電磁成形コイルユニットの模式的な構成図である。
第1コイルユニット30A,第2コイルユニット30Bは、長手方向の全長が異なる以外は同様の構成を有するため、以下の図4〜図10までの説明においては電磁成形コイルユニット30と呼称する。電磁成形コイルユニット30は、基端111から先端113へ向かう長手方向に沿って延設され、先端113側から管状部材(図2のアルミニウム管部材13)の管内に挿入されて、管状部材を拡管する。
電磁成形コイルユニット30は、円柱形状を有する樹脂製の軸芯部材115と、軸芯部材115の基端111側の一端115aに長手方向に沿って延設された電気絶縁性を有する絶縁支持体117と、軸芯部材115でコイル部を形成する導体123と、基端111側に設けられ、導体123に接続されるコイル側端子(端子)119,121が配置されるコイル側端子支持部135とを備える。
導体123は、軸芯部材115の周囲に巻き回された巻き回し部123a、及び巻き回し部123aから基端111側に延びる一対の導体延出部123b、123cを有する。更に詳細には、導体延出部123bは、巻き回し部123aの始端(先端113側)から軸芯部材115の内部に延出され、導体延出部123cは、巻き回し部123aの終端(軸芯部材115の基端111側の一端115a)から延出される。
導体123の巻き回し部123aの外周面には、導体123を覆う電気絶縁性を有する樹脂被覆層125が設けられる。樹脂被覆層125は、導体123の表面にガラス繊維のテープを巻きつけて軸芯部材115の外周に巻き回し、更に、巻き回された導体123のテープに樹脂を含浸させることで形成する。これにより、樹脂被覆層125は、巻き回し部123aの外周のみならず、巻き回し部123aの隣接する導体123間、及び巻き回し部123aの内周にも設けられる。なお、樹脂被覆層125についての詳細は、特開2004−40044号公報を参照されたい。
上記の軸芯部材115と、軸芯部材115に設けた導体123の巻き回し部123aと、樹脂被覆層125によって、第1電磁成形コイル部29A(第2電磁成形コイル部29Bも同様)が構成される。つまり、第1電磁成形コイル部29Aは、電磁成形コイルユニット30の長手方向における導体123の巻き回し部123aの領域であり、第2電磁成形コイル部29B等、他のコイル部についても同様である。
図5は導体123の単体構成を模式的に示す構成図、図6は図5に示す導体123のP1−P1線断面図である。
導体123は、軸断面形状が略正方形であり、中心に連通孔128が形成された管状の導線(ホローコンダクター)である。連通孔128は、導体123の全長にわたって形成される。導体延出部123b,123cの端部には、前述したコイル側端子119,121が接続される。導体延出部123b,123cの連通孔128には、コイル側端子119,121を介して冷却媒体を供給するポンプPが接続される。冷却媒体としては、エア、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス等が用いられ、冷却媒体を連通孔128に供給することで、通電時に発熱する巻き回し部123aや導体延出部123b,123c等を冷却する。
図7は絶縁支持体117の一部分解斜視図である。
絶縁支持体117は、図4に示す軸芯部材115から基端111までの間、即ち、コイル側端子119,121が配置された端子接続部61までの間に配置される。絶縁支持体117は、軸芯部材115と一体に形成されてもよく、軸芯部材115とは別体として、軸芯部材115と分割可能に形成されてもよい。図示例の絶縁支持体117は、軸芯部材115とは別体に形成された円柱状の部材であり、軸方向直交断面が半円形の一対の分割片131A,131Bからなる。
一方の分割片131Aの分割対向面126Aには、絶縁支持体117の長手方向に沿って一対の導体延出部123b,123cを互いに一定間隔で離間させて保持(固定)する一対の溝(導体保持部)127,129が形成される。溝127,129に対向する他方の分割片131Bの分割対向面126Bは、平坦面であってもよく、同様の一対の溝が対面位置に形成されていてもよい。
図8は絶縁支持体117の基端111側に配置されたコイル側端子支持部135を示す斜視図である。
絶縁支持体117の基端111には、平板状のコイル側端子支持部135が設けられる。コイル側端子支持部135は、絶縁支持体117と一体に構成されていてもよく、絶縁支持体117とは別体に取り付けられた板片であってもよい。
本構成のコイル側端子支持部135は、絶縁支持体117の長手方向に異なる突き出し長さを有する段付き構造となっている。段付き構造の突き出し長さが長い側には、コイル側端子119が配置され、短い側にはコイル側端子121が配置される。コイル側端子119,121は、それぞれ板状の金属片からなり、コイル側端子支持部135上で互いに離間して固定される。
図9はコイル側端子119,121の拡大斜視図である。
コイル側端子119,121には、導体固定孔137が貫通して形成される。コイル側端子119の導体固定孔137には、導体延出部123bの端部が挿入される。また、コイル側端子121の導体固定孔137には、導体延出部123cの端部が挿入される。導体延出部123b,123cは、それぞれろう付け等によってコイル側端子119,121に固定される。
つまり、本構成の導体123においては、導体延出部123b,123cが、電磁成形コイルユニット30の先端113側のコイル部(第1電磁成形コイル部29A,第2電磁成形コイル部29B)から基端111までの間に延設され、導体延出部123b,123cの基端111側の先端に、コイル側端子119,121が接続される。
図10は図8に示すコイル側端子支持部135を支持台143と押圧部材149との間に挟み込んだ様子を模式的に示す断面図である。
コイル側端子支持部135は、端子接続部61に挟持される。端子接続部61は、絶縁支持体117の下側外周を支持する支持面143aを有する支持台143と、支持台143の上方で、コイル側端子119,121に対面して配置された押圧部材149と、コイル側端子支持部135を押圧部材149と支持台143との間に挟み込む不図示のクランプとを有する。
押圧部材149には、電流供給用の電源側端子145,147が固定される。電源側端子145,147は、平坦面とされた下面側が押圧部材149から露出された状態で、互いに離間して配置される。そして、不図示のクランプによって支持台143に押圧部材149をクランプすることで、電源側端子145とコイル側端子119、及び電源側端子147とコイル側端子121とが圧着されて、互いに導通される。
<コイル移動機構>
次に、コイル移動機構について説明する。
図2に示す拡管ステージST2の治具プレート31を挟んだ両脇には、ベース69A,69Bが設けられる。ベース69Aには第1コイルユニット30Aを支持する第1コイル移動機構37Aが配置され、ベース69Bには第2コイルユニット30Bを支持する第2コイル移動機構37Bが配置される。
第1コイル移動機構37Aは、第1コイルユニット30Aを把持する電気絶縁性材料からなるチャッキング部38Aと、ボールスプライン等の図示しない駆動部とを有する。駆動部は第1コイルユニット30Aを軸方向に進退可能に駆動する。第2コイル移動機構37Bも同様に、第2コイルユニット30Bを把持する電気絶縁性材料からなるチャッキング部38Bと、上記した図示しない駆動部とを有し、駆動部は第2コイルユニット30Bを軸方向に進退可能に駆動する。
第1コイル移動機構37Aは、第1コイルユニット30Aをアルミニウム管部材13の管内にアルミニウム管部材13と同軸に挿入させる。また、第2コイル移動機構37Bは、第2コイルユニット30Bをアルミニウム管部材13の管内にアルミニウム管部材13と同軸に挿入させる。第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bの挿入動作は、同時であってもよく、挿入のタイミングを互いにずらしてもよい。
第1コイル移動機構37Aによる第1コイルユニット30Aの移動と、第2コイル移動機構37Bによる第2コイルユニット30Bの移動によって、第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bとを所望の拡管箇所に配置させる。
<電流供給部>
電流供給部39Aは、端子接続部61Aと、電源部63Aと、高圧電源ケーブル65Aとを有する。端子接続部61Aは、第1電磁成形コイル部29Aに電磁成形のための電流を供給し、第1コイルユニット30Aの基端側に設けた後述するコイル側端子に接続される。高圧電源ケーブル65Aは、電源部63Aと端子接続部61Aとを接続する。また、電流供給部39Bは、端子接続部61Bと、電源部63Bと、高圧電源ケーブル65Bとを有する。端子接続部61Bは、第2電磁成形コイル部29Bに電磁成形のための電流を供給し、第2コイルユニット30Bの基端側に設けたコイル側端子119,121に接続される。高圧電源ケーブル65Bは、電源部63Bと端子接続部61Bとを接続する。
電源部63A,63Bは、コンデンサに充電したエネルギーを、スイッチを通じて、数ミリsec以内の極めて短い時間でパルス状の大電流として出力する。出力されたパルス電流は、高圧電源ケーブル65A,65Bを通じて、第1電磁成形コイル部29A、第2電磁成形コイル部29Bに供給される。
なお、上記スイッチとしては、ギャップスイッチ、サイラトロンスイッチ、メカニカルスイッチ、半導体スイッチ、イグナイトロンスイッチ等が利用可能である。
<治具プレート搬送機構>
治具プレート搬送機構33は、一対の搬送用レール34と、搬送用レール34に沿って配置され、コンベヤチェーンが周回する搬送用コンベヤ(図示せず)とを有する。搬送用コンベヤには治具プレート31が載置され、コンベヤチェーンの駆動によって治具プレート31を搬送用レール34に沿って搬送する。つまり、治具プレート搬送機構33は、治具プレート31を、搬送用レール34に沿って管挿入ステージST1から拡管ステージST2に搬送する。
治具プレート搬送機構33は、上記した方式の他、ベルト搬送方式、ウォーキングビーム方式等、種々の搬送方式を採用できる。なお、設備の省スペース化、タクトタイムの短縮化の観点から、管挿入ステージST1と拡管ステージST2とを、管挿入方向及びコイルユニットの進退方向(軸方向)を平行に揃えて並列配置することが好ましい。また、治具プレート31は、上記軸方向に直交する方向へ搬送する形態が好ましい。
<アルミニウム管部材の電磁成形工程>
次に、図1に示すアルミニウム管部材13を上記構成の電磁成形装置100により電磁成形する工程を順次説明する。
図11A、図11Bは治具プレートの支持部材43,45,47,49にアルミニウム管部材13を挿入する管挿入工程を段階的に示す工程説明図である。
まず、アルミニウム管部材13を用意して、このアルミニウム管部材13を、図11Aに示すように管挿入機構35に備わるチャッキング機構に取り付ける。
また、治具プレート31の支持部材43,45,47,49には、ブラケット19A,17,15,19B(図3参照)を取り付ける。各種ブラケットは、それぞれ貫通孔59を同軸にしてブラケットホルダ51,53,55,57に固定される。つまり、アルミニウム管部材13、支持部材43,45,47,49の各貫通孔59は、軸線Axを軸心として同軸に配置される。
(管挿入工程)
次に、管挿入機構35の駆動により、図11Bに示すように、アルミニウム管部材13を、治具プレート31に向けて移動させる。すると、アルミニウム管部材13は、管端部13aから支持部材49、支持部材47、支持部材45、支持部材43の各貫通孔59に順次挿通され、管端部13aが支持部材43の貫通孔59から突出した位置に配置される。
この状態で、アルミニウム管部材13は、軸線Axを軸心として支持部材43,45,47,49に、高精度な同軸状態に保持されて位置決めされる。管挿入機構35は、アルミニウム管部材13を治具プレート31に移載した後、図11Aに示す退避位置まで後退される。
(拡管工程)
次に、治具プレート搬送機構33は、図2に示す管挿入ステージST1において上記のようにアルミニウム管部材13が支持された治具プレート31を、治具プレート搬送機構33によって拡管ステージST2に搬送する。
図12A、図12B、図12Cは治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13に電磁成形コイル部を挿入してアルミニウム管部材13を拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。
図12Aに示すように、拡管ステージST2に搬送された治具プレート31には、第1コイル移動機構37Aのチャッキング部38Aに支持された第1コイルユニット30Aと、第2コイルユニット30Bのチャッキング部38Bに支持された第2コイルユニット30Bとが、同一軸上で対向して配置される。
そして、図12Bに示すように、第1コイル移動機構37Aと第2コイル移動機構37Bは、互いに治具プレート31に向けて第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30Bを移動させる。第1コイルユニット30Aの先端に設けた第1電磁成形コイル部29Aは、支持部材45の軸方向位置に配置され、第2コイルユニット30Bの先端に設けた第2電磁成形コイル部29Bは、支持部材47の軸方向位置に配置される。
次に、図12Bに示す状態で、電流供給部39A,39B(図2参照)によって第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bに通電する。これにより、支持部材45の位置と支持部材47の位置で、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管すると共に、アルミニウム管部材13が拡管によって支持部材47,45にかしめられる。
更に、図12Cに示すように、第1コイル移動機構37Aにより、第1コイルユニット30Aを軸方向に移動させ、第1電磁成形コイル部29Aを支持部材43の軸方向位置に配置する。また、第2コイル移動機構37Bにより、第2コイルユニット30Bを軸方向に移動させ、第2電磁成形コイル部29Bを支持部材49の軸方向位置に配置する。
この状態で、電流供給部39A,39B(図2参照)によって第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bに通電する。これにより、支持部材43,49の位置では、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管され、支持部材43,49にかしめられる。
以上の工程により、アルミニウム管部材13は、ブラケット15,17,19A,19Bにかしめられる。
図13Aはアルミニウム管部材13の電磁成形前の断面図、図13Bはアルミニウム管部材13の電磁成形後の断面図である。
電磁成形後のアルミニウム管部材13は、上記した第1電磁成形コイル部29A、第2電磁成形コイル部29Bを配置した位置で拡管される。即ち、アルミニウム管部材13が電磁成形により拡管してブラケット15,17,19A,19Bにかしめられる。これにより、図1に示す状態の成形体11が得られる。
上記した電磁成形の後、図3に示す支持部材43,45,47,49の各ブラケットホルダ51,53,55,57の固定を解除することで、各種ブラケット15,17,19A,19Bがかしめ固定された成形体11を取り出す。
成形体11の取り出しは、図2に示す拡管ステージST2で行ってもよいが、治具プレート搬送機構33により治具プレート31を更に搬送方向先方に搬送し、拡管ステージST2よりも搬送方向先方で行ってもよい。
本構成のアルミニウム管部材の電磁成形装置100においては、アルミニウム管部材13の全長に比べて短尺である第1電磁成形コイル部29Aと第2電磁成形コイル部29Bを、所望の成形箇所にそれぞれ配置して、電磁成形によりアルミニウム管部材13を拡径する。これによれば、アルミニウム管部材13の全長にわたって電磁成形コイル部を配置する場合と比較して、電磁成形コイル部に流れる電流のロスを小さくできる。そのため、電磁成形による拡管が必要な場所で、必要な電流量を流すことができ、アルミニウム管部材13の電磁成形量にバラツキを生じさせることがない。よって、高精度な電磁成形が可能となる。更に、各ブラケット15,17,19A,19Bは、それぞれの配置位置でアルミニウム管部材13と精度良く堅固にかしめられる。
また、導体延出部123bと導体延出部123cには、互いに逆向きの電流が流れるため、導体延出部123b,123cに振動が生じる。この振動により、例えば、導体延出部123b,123cがアルミニウム管部材13に接触したり、導体延出部123b,123c同士が接触したりする場合には、導体間で短絡やスパークが生じる。
しかし、本構成の導体延出部123b,123cは、絶縁支持体117に形成された溝127,129(図7参照)によって、互いに一定間隔で離間された状態で保持(固定)される。その結果、電磁成形の通電時に振動が生じても、導体延出部123b,123cが溝127,129から飛び出すことがなく、短絡及びスパークの発生が確実に防止される。
また、電磁成形では、成形対象のワークをコイル部の付近に配置し、コンデンサに充電したエネルギーを、高圧電源ケーブル65A,65Bを通じてコイル部に供給する。その際、高圧電源ケーブル65A,65Bに接続された電源側端子145,147とコイル側端子119,121との間にギャップが存在すると、そのギャップ間にスパークが生じて、端子表面の溶融や、端子同士の接合等が生じることがある。その場合、高圧電源ケーブル65A,65Bの電源側端子145,147やコイル側端子119,121の取り替え作業が発生することになり、生産性が低下する。
しかし、本構成の電源側端子145,147とコイル側端子119,121は、それぞれ板状の端子構造とし、双方の端子同士を重ね合わせて面接触状態にされている。この状態で固定し、通電することで、端子間の接触性が良好となり、端子間のスパークの発生を防止できる。また、端子構造であるため、電源側端子145,147とコイル側端子119,121とを簡単な作業で切り離しでき、電磁成形コイルユニット30を次の電磁成形工程へ送ることができる。そのため、電磁成形工程の自由度が向上し、生産性が向上する。
<電磁成形コイルユニットの第2構成例>
次に、電磁成形コイルユニットの第2構成例を説明する。
図14は第2構成例の電磁成形コイルユニット40の模式的な構成図である。
本構成の電磁成形コイルユニット40は、軸方向に沿った複数箇所(図示例ではそれぞれ2箇所)に、第1電磁成形コイル部29Aと第3電磁成形コイル部29Cが配置される。なお、コイル部の配置形態は、第2電磁成形コイル部29Bと第4電磁成形コイル部29Dについても同様なので、その説明は省略する。
第1電磁成形コイル部29Aと第3電磁成形コイル部29Cは、それぞれ独立したコイル部であり、個別に通電されるようになっている。また、絶縁支持体は、第1電磁成形コイル部29Aと第3電磁成形コイル部29Cとの間に絶縁支持体117Aが設けられ、第3電磁成形コイル部29Cから基端111までの間に絶縁支持体117Bが設けられる。
上記点以外は、前述の電磁成形コイルユニット30と同様の構成である。以降の説明では、同一の部材や部位に対しては同一の符号を付与することで、その説明を簡単化又は省略する。
第1電磁成形コイル部29Aからの導体延出部123b,123cは、絶縁支持体117A、及び第3電磁成形コイル部29Cの軸芯部材115において、それぞれ軸心に沿って配置される。また、第3電磁成形コイル部29Cからの導体延出部124b,124cは、第3電磁成形コイル部29Cの軸芯部材115と絶縁支持体117Bにおいて、導体延出部123b,123cと並設される。
端子接続部61Aでは、導体延出部124bの基端がコイル側端子153と接続され、導体延出部124cの基端がコイル側端子155と接続される。なお、第1電磁成形コイル部29Aは、その軸芯部材115に導体延出部123b,123cを保持(固定)する不図示の溝が形成される。第3電磁成形コイル部29Cも同様に、軸芯部材115に導体延出部123b,123c、及び導体延出部124b,124cをそれぞれ保持(固定)する不図示の溝が形成される。
図15Aは図14に示す絶縁支持体117AのP2−P2線の断面図、図15Bは図14に示す絶縁支持体117BのP3−P3線の断面図である。
図15Aに示す絶縁支持体117Aには、第1構成例の絶縁支持体117(図7参照)と同様に、分割片131Aの分割対向面126に、長手方向に沿って一対の導体延出部123b,123cを互いに一定間隔で離間させて保持(固定)する溝(導体保持部)127,129が形成される。
図15Bに示す絶縁支持体117Bには、分割片131Aの分割対向面126に、長手方向に沿って一対の導体延出部123b,123cを保持(固定)する溝(導体保持部)127,129が形成される。また、一対の導体延出部124b,124cを保持(固定)する溝(導体保持部)157,159が形成される。
図16は第2構成例のコイル側端子支持部136を示す平面図である。
コイル側端子支持部136は、第1構成例のコイル側端子支持部135と同様に、絶縁支持体117Bの長手方向に異なる突き出し長さを有する段付き構造となっている。段付き構造の突き出し長さが長い側には、コイル側端子153,119が配置され、短い側にはコイル側端子155,121が配置される。コイル側端子513,155も、コイル側端子119,121と同様に、それぞれ板状の金属片からなり、コイル側端子支持部136上で互いに離間して固定される。
図17は図16に示すコイル側端子支持部136を支持台143と押圧部材149との間に挟み込んだ様子を模式的に示す断面図である。
コイル側端子支持部136は、第1構成例の場合と同様に、端子接続部61Aに挟持される。押圧部材149には、電源側端子145,147,167,169が固定される。電源側端子145,147,167,169は、平坦面とされた下面側が押圧部材149から露出された状態で、互いに離間して配置される。そして、不図示のクランプによって支持台143に押圧部材149を固定することで、電源側端子145とコイル側端子119、電源側端子147とコイル側端子121、電源側端子167とコイル側端子153、電源側端子169とコイル側端子155とが接触固定される。
図18A,図18Bは第2構成例の電磁成形コイルユニットを備える電磁成形装置200において、治具プレート31に支持されたアルミニウム管部材13に電磁成形コイル部を挿入して拡管する拡管工程を段階的に示す工程説明図である。
本構成の電磁成形装置200は、前述の第1構成例の電磁成形装置100における第1コイルユニット30Aと第2コイルユニット30B(図12A参照)に代えて、軸方向に沿った複数箇所(図示例ではそれぞれ2箇所)に電磁成形コイル部が配置された第3コイルユニット30Cと第4コイルユニット30Dを備える。その点以外は、前述の電磁成形装置100と同様の構成である。
本構成の第3コイルユニット30Cは、治具プレート31側の先端から第1電磁成形コイル部29Aと、第3電磁成形コイル部29Cとを備える。第1電磁成形コイル部29Aと第3電磁成形コイル部29Cとの間、及び第3電磁成形コイル部29Cの基端側は、樹脂支持体からなる。この樹脂支持体には各コイルに接続される導体が埋設されている。
第4コイルユニット30Dも同様に、治具プレート31側の先端から第2電磁成形コイル部29Bと、第4電磁成形コイル部29Dとを備える。第2電磁成形コイル部29Bと第4電磁成形コイル部29Dとの間、及び第4電磁成形コイル部29Dの基端側は、樹脂支持体からなる。この樹脂支持体には各コイル部に接続される導体が埋設されている。
第1電磁成形コイル部29Aと第3電磁成形コイル部29Cとの間隔は、支持部材45と支持部材43の間隔に等しくされ、第2電磁成形コイル部29Bと第4電磁成形コイル部29Dとの間隔は、支持部材47と支持部材49の間隔に等しくされている。
本構成の電磁成形装置200は、図18Aに示す状態から図18Bに示すように、第1コイル移動機構37Aによって第3コイルユニット30Cを軸方向に移動させ、第2コイル移動機構37Bによって第4コイルユニット30Dを軸方向に移動させる。第3コイルユニット30Cの移動により、第1電磁成形コイル部29Aが支持部材45の軸方向位置に配置されると、第3電磁成形コイル部29Cは支持部材43の軸方向位置に配置される。また、第4コイルユニット30Dの移動により、第2電磁成形コイル部29Bが支持部材47の軸方向位置に配置されると、第4電磁成形コイル部29Dは支持部材49の軸方向に位置に配置される。
図18Bに示す状態で、各電磁成形コイル部29A,29B,29C,29Dに通電することで、支持部材43,45,47,49の軸方向位置でアルミニウム管部材13が電磁成形により一度に拡管される。
本構成の電磁成形装置200によれば、複数の電磁成形コイル部が直列に配置された第3コイルユニット30C、第4コイルユニット30Dを用いることで、コイルを移動させることなく、複数箇所の所望の拡管位置を電磁成形できる。よって、拡管工程のコイル移動時間を短縮させ、タクトタイムを短縮できる。なお、各電磁成形コイル部29A,29B,29C,29Dの通電タイミングは、同時でも、順次に通電することであってもよい。その場合でも第3コイルユニット30Cや第4コイルユニット30Dを移動させる必要がないため、工程を簡略化できる。
また、図15Bに示すように、導体延出部123b,123cと導体延出部124b,124cは、この順で配置するよりは、交互に配置するのが好ましい。即ち、各導体延出部は、これらの配列方向に、導体延出部123c(負極)、124c(負極)、123b(正極)、124b(正極)の順に配置するのがよい。この配置によれば、2箇所を同時に電磁成形する場合に、正極と負極との間で生じる電磁力を一組(導体延出部123c(負極)と124b(正極))分軽減できる。また、時間差を有して順次に通電する場合にも、正極と負極との間隔が広げられ、発生する電磁力を軽減できる。これにより、導体123,124の振動による短絡や、スパークが発生しにくくなる。
そして、図16に示すように、導体延出部123b,123cと導体延出部124b,124cを上記配置にすると共に、コイル側端子119,153と、コイル側端子121,155とを、配列方向に直交する方向(絶縁支持体117Bの長手方向)にずらして配置する。即ち、コイル側端子119(正極)と121(負極)との距離、コイル側端子153(正極)と155(負極)との距離が長くなるように配置する。この配置によれば、短絡やスパークがより発生しにくくなる。
<変形例>
図15Bに示す絶縁支持体117Bの溝127,129,157,159は、分割対向面126からの溝深さを一定に形成されているが、溝深さを変化させてもよい。
図19は絶縁支持体の変形例を示す断面図である。
本変形例の絶縁支持体117Cは、絶縁支持体117Bに対応する部位に用いられ、溝157,159が、溝127,129よりも深く形成されている。このように溝深さを交互に異ならせることで、正極と負極との間の距離Wが同じ溝深さで並列させた場合よりも長くできる。これにより、発生する電磁力を軽減できる。なお、この場合には、導体延出部123b(正極)と123c(負極)は電源83に接続され、導体延出部124b(正極)と124c(負極)とは電源85に接続される。そして、深さの大きい溝157,159には、分割片131Bから溝157,159に挿入される突出部161,163を設けることが好ましい。
また、絶縁支持体に形成する溝は、軸方向に沿って連続する溝であるが、軸方向に沿った一部に中空の中継部を設けてもよい。
図20は、中継部165を有する絶縁支持体117Dの分割斜視図である。
中継部165は、分割片131A,131Bの少なくとも一方に、溝断面積より大きな断面積の空間を有する。この中継部165は、例えば溝129,159,127,157にそれぞれ挿入される不図示の導体の端部同士を連結する場合に、接続端子等の連結用部材を収容するスペースとなる。
絶縁支持体の所望の位置に中継部165を配置することで、導体の配置や設計の自由度が高められる。
更に、電磁成形コイルユニットにおいては、複数のコイル部を分離させて配置する場合、管状部材の内径との関係から導体延出部全てをコイル部の巻き回し径の内側に集める必要がある。そのため、導体延出部同士の間隔がより狭くなって、導体の振動による導体間の短絡やスパークが一層発生しやすくなる。しかし、本構成ように、絶縁支持体の溝に導体延出部を収容することで、導体の間隔を一定に保持でき、狭い距離であっても導体を安定して保持できる。また、絶縁支持体により、複数のコイル部同士間の距離を精度よく設定できるため、高い寸法精度で電磁成形加工を行うことができる。
<電磁成形装置の第3構成例>
次に、電磁成形コイルユニットの第3構成例を説明する。
図21は第3構成例の電磁成形コイルユニット50の模式的な構成図である。
本構成の電磁成形コイルユニット50は、前述した軸芯部材115と、絶縁支持体117と、導体123と、コイル側端子支持部135Aと、を備える。
コイル側端子支持部135Aは、第1構成例の電磁成形コイルユニット30(図4参照)と比較して軸方向に長尺に形成され、この長尺状のコイル側端子支持部135Aに一対の長尺状のコイル側端子119A,121Aが配置される。コイル側端子119A,121Aは、電磁成形コイルユニット50の長手方向に延びる板状に形成され、それぞれ軸方向長さLcを有する。また、コイル側端子119A,121Aは、端子全長にわたって平坦状に形成された上面が露出している。
電磁成形コイルユニット50は、図12A〜図12Cに示すコイル移動機構37A,37Bによる支持形態と同様に、コイル移動機構によって軸方向へ移動可能に支持される。しかし、本構成の端子接続部は、図12A〜図12Cに示す端子接続部61A,61Bのようにコイル移動機構37A,37Bの移動と共に移動する構成とは異なり、軸方向に関して定位置に固定されたままとなる。
図22、図23は電磁成形コイルユニット50による拡管工程を模式的に示す工程説明図である。
図22は支持部材49の軸方向位置でアルミニウム管部材13を拡管させる工程、図23は支持部材47の軸方向位置でアルミニウム管部材13を拡管させる工程を示している。
図22に示すように、前述したコイル移動機構によって、電磁成形コイルユニット50を先端113からアルミニウム管部材13の管内に挿入し、巻き回し部123aであるコイル部を支持部材49の軸方向位置まで移動させる。
そして、コイル部を支持部材49の対向位置に配置した状態で、コイル側端子支持部135Aのコイル側端子119A,121Aを、前述した図10に示す端子接続部61の場合と同様に、押圧部材149と支持台143との間に挟み込む。これにより、電源側端子145,147とコイル側端子119A,121Aとが圧着されて、互いに導通される。また、この圧着によって電磁成形コイルユニット50が軸方向に固定される。
そして、電源側端子145,147にパルス電流を供給して、支持部材49の位置でアルミニウム管部材13を電磁成形により拡管させる。
次に、端子接続部61による固定を解除して、電源側端子145,147とコイル側端子119A,121Aとを離間させた後、図23に示すように、電磁成形コイルユニット50のコイル部29を支持部材47の軸方向位置に移動する。
そして、コイル部を支持部材47の対向位置に配置した状態で、コイル側端子支持部135Aのコイル側端子119A,121Aを、前述同様に押圧部材149と支持台143との間に挟み込む。このとき、電源側端子145,147は、軸方向に関して同じ位置に配置されるため、コイル側端子119A,121Aの異なる位置で電源側端子145,147と接触する。これにより、再び電源側端子145,147とコイル側端子119A,121Aとが圧着されて、互いに導通される。また、この圧着によって電磁成形コイルユニット50が軸方向に関して固定される。
そして、電源側端子145,147にパルス電流を供給して、支持部材37の位置でアルミニウム管部材13を電磁成形により拡管させる。このようにして、図13Bに示すような拡管された成形体が得られる。
ここで、電源側端子145,147は、図24に示すように、押圧部材149に固定された平板状電極端子であり、コイル側端子119A,121Aとの対向面が平担面とされている。端子接続部61により電源側端子145,147とコイル側端子119A,121Aとが圧着されると、端子同士が広い面積で接触するため、通電時における短絡やスパークの発生が抑制される。
コイル側端子119A,121Aは、電磁成形コイルユニット50を移動させる距離Ls以上の軸方向長さLcを有する(Lc≧Ls)。つまり、コイル側端子119A,121Aは、電磁成形コイルユニット50の最大移動距離以上の軸方向長さを備える。これにより、電磁成形コイルユニット50が移動範囲内のどの位置に移動しても、コイル側端子119A,121Aと電源側端子145,147との接続が可能となる。よって、電磁成形が可能な領域に制約を生じさせることなく、自由度の高いコイルの設置が行える。
また、電源側端子145,147は、同じ位置でコイル側端子119A,121Aとの端子接続、及び端子分離がなされる。これによれば、電源側端子145,147に接続された高圧電源ケーブルを、成形位置を変更する際に移動する必要がなくなる。高圧電源ケーブルは、可撓性が低く、しかも重量が大きいため、ケーブルを移動する際の引き摺りにより摩耗や破損が生じるおそれがある。しかし、本構成によれば、ケーブル移動が不要となり、電磁成形コイルユニットの移動工程を簡素化でき、作業性を向上できるとともに、電磁成形装置の耐久性を向上できる。
また、電磁成形による拡管時に電磁成形コイルユニット50が軸方向に堅固に固定されるため、位置ずれのない安定した電磁成形が行える。
<変形例1>
上記した接触・分離型の電源側端子145,147は、板状に限らず円盤状の電極端子を用いて構成してもよい。
図25は円盤状電極端子を用いた電源側端子145A,147Aがコイル側端子119A,121Aに接触している様子を示す概略構成図である。
電源側端子145A,147Aは、回転自在に支持される円盤状電極端子にすることで、コイル側端子119A,121Aと転がり接触する。これにより、電源側端子145A,147Aと、コイル側端子119A,121Aとは、端子同士を接続状態としたまま複数の成形位置に電磁成形コイルユニット50を移動させることができる。したがって、図22,図23に示すように電磁成形コイルユニット50が軸方向に移動する際、コイル側端子119A,121Aは、電源側端子145A,147Aと接触しながら次の成形位置に送られる。各成形位置では、電磁成形コイルユニット50の軸方向移動を規制する不図示の固定機構を設けてもよく、図10,図17に示す端子接続部61,61A,61Bによるクランプ力を高めて軸方向移動を規制してもよい。
また、電磁成形コイルユニット50は、電源側端子145,147Aにより押圧されながら移動するため、移動時でも安定して支持される。よって、接触・分離型の電源側端子の場合と比較して、電磁成形コイルユニット50の軸方向移動を作業性よくスムーズに行え、高い位置決め精度が簡単に得られる。
円盤状電極端子は、単一の円盤の他、複数の円盤を組み合わせた構成や、円盤を複数列に配置した構成であってもよい。その場合、接触面積の増加や移動抵抗の低減効果、また、通電時における短絡やスパークの発生を抑制する効果が得られる。
<変形例2>
図26は電磁成形コイルユニット50の他の構成例を示す概略構成図である。
本構成の電磁成形コイルユニットのコイル側端子支持部135Bには、絶縁支持体117側の一端側に一対のコンタクト用窓部171,173と、基端111側に一対のコンタクト用窓部175,177とが設けられる。
コンタクト用窓部171,175は、導体延出部123bに接続されるコイル側端子181,185が設けられ、コンタクト用窓部173,177は、導体延出部123cに接続されるコイル側端子183,187が設けられる。コイル側端子181,185は、導体延出部123bに沿った異なる位置に配置され、コイル側端子183,187は、導体延出部123cに沿った異なる位置に配置される。また、コイル側端子支持部135Bのコンタクト用窓部171,173,175,177の形成面においては、コンタクト用窓部171,173,175,177を除く領域が電気絶縁層189で覆われている。
絶縁支持体117側のコンタクト用窓部171,173は、図22,図23に示す電源側端子145,147に対応した位置に設けられ、絶縁性を高めるために各窓部が軸方向に距離ΔLだけ離間して配置される。基端111側のコンタクト用窓部175,177も同様に、電源側端子145,147に対応した位置に設けられ、各窓部が軸方向に距離ΔLだけ離間して配置される。
そして、コンタクト用窓部171とコンタクト用窓部175とは、図22,図23に示す支持部材47と支持部材49との間の距離Lsと等しい距離Lsだけ軸方向に離間して配置される。また、コンタクト用窓部173とコンタクト用窓部177も同様に、互いに距離Lsだけ軸方向に離間して配置される。
上記構成の電磁成形コイルユニットは、図22に示す支持部材49の軸方向位置でアルミニウム管部材13を拡管する際、コンタクト用窓部171,173を、電源側端子145,147と対面する軸方向位置に配置される。これにより、コンタクト用窓部171,173は、コイル側端子119A,121Aとの接続部となる。また、コンタクト用窓部175,177は、図23に示す支持部材47の軸方向位置でアルミニウム管部材13を拡管する際、電源側端子145,147と対面する軸方向位置に配置され、コイル側端子119A,121Aとの接続部となる。
この場合の電源側端子145,147は、図22,図23に示すように、拡管位置によらずに、支持部材49から軸方向に沿って距離Laの位置に配置したままにできる。つまり、拡管位置の変更に伴って電源側端子145,147を軸方向に移動させる必要がない。よって、電源側端子145,147に接続された高圧電源ケーブルを固定したまま、軸方向に沿った複数箇所を連続して電磁成形でき、複数箇所を拡管する工程をより効率化できる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
樹脂製の軸芯部材と、
前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
前記軸芯部材の軸方向の少なくとも一端に、前記長手方向に沿って延設された絶縁支持体と、
前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
を備え、
前記絶縁支持体には、一対の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成された電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、管状部材が長尺であっても、通電時に管状部材と導体とが接触、又は導体同士が接触するのを防止しつつ、管状部材の長手方向の任意の位置を安定して加工できる。
(2) 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
樹脂製の軸芯部材と、
前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
を備える複数のコイル部が前記長手方向に沿って分離して配置され、
複数の前記コイル部同士の間、及び最も前記基端側に配置された前記コイル部の前記軸芯部材における前記基端側の端部から前記基端までの間に、前記長手方向に沿って延設された絶縁支持体を有し、
前記絶縁支持体には、一対の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成された電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、管状部材が長尺であっても、通電時に管状部材と導体とが接触、又は導体同士が接触するのを防止しつつ、管状部材の長手方向の複数箇所を一度に拡管させることができる。
(3) 前記絶縁支持体は、前記軸芯部材と一体に形成された(1)又は(2)に記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、絶縁支持体と軸芯部材とが一体であるため、導体の組み付け加工が簡単になり、工数を削減できる。
(4) 前記絶縁支持体は、前記軸芯部材と分割可能に形成された(1)又は(2)に記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、絶縁支持体を異なる長さの他の絶縁支持体に付け替えることで、コイルを所望の位置に配置できる。
(5) 前記導体保持部は、一対の前記導体延出部がそれぞれ保持される一対の溝である(1)〜(4)のいずれか一つに記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、導体が溝内に収容されることで、導体に振動が生じても、一対の導体延出部を離間させることができ、短絡や 溝外に影響を及ぼすことがない。
(6) 前記導体は、管状の部材である(1)〜(5)のいずれか一つに記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、導体の管内に冷却媒体を流すことで、通電により発熱するコイルを冷却できる。
(7) 前記導体延出部の前記基端側の端部に端子が接続された(1)〜(6)のいずれか一つに記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、端子が接続相手側の端子と簡単に接続、接続解除することができ、電磁成形コイルユニットのハンドリング性が向上する。これにより、電磁成形コイルユニットを別の加工ステージに付け替えたり、新たな電磁成形コイルユニットを取り付けたりすることが、簡単に行える。
(8) 前記端子は板状の端子である(7)に記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、端子が板状の端子であることで、接続相手側の端子と面接触で接続することができ、短絡やスパーク等が生じにくくなる。
(9)前記導体延出部が前記絶縁支持体から前記基端側に延びて形成され、前記端子が前記長手方向に沿って延びて形成されている(8)に記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、端子が電磁成形コイルユニットの長手方向に沿って延びて形成されることで、接続相手側の端子との接触可能範囲を拡大できる。そのため、電磁成形コイルユニットを移動させた場合でも、この移動に合わせて接続相手側の端子を移動することなく、端子同士の接触が可能となる。
(10) 前記導体延出部が前記絶縁支持体から前記基端側に延びて形成され、前記長手方向に沿った複数箇所にそれぞれ前記端子が配置されている(8)に記載の電磁成形コイルユニット。
この電磁成形コイルユニットによれば、電磁成形コイルユニットの長手方向に沿った複数箇所に端子を配置することで、電磁成形コイルユニットの移動により、各端子に接続相手側の端子を接触させることができる。これにより、電磁成形コイルユニットの長手方向の所定位置に接続相手側の端子を配置して、この接続相手側の端子に各位置の端子が接触するように電磁成形コイルユニットを移動させることで、異なる成形位置での電磁成形を簡単に行える。
(11) (1)に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部を前記管状部材の被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材を拡管させる拡管工程と、
をこの順に行う成形体の製造方法。
この成形体の製造方法によれば、管状部材の任意の被拡管位置を電磁成形コイルユニットにより拡管できる。
(12) (2)に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部をそれぞれ前記管状部材の異なる被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材をそれぞれ拡管させる拡管工程と、
をこの順に行う成形体の製造方法。
この成形体の製造方法によれば、複数の被拡管位置を一度に拡管させることができ、タクトタイムを短縮できる。
(13) 前記管部材配置工程は、前記管状部材の前記被拡管位置の外周に、前記管状部材を周方向に囲む剛性部材を配置する工程を含む(11)又は(12)に記載の成形体の製造方法。
この成形体の製造方法によれば、管状部材を剛性部材にかしめることができる。
(14) 前記拡管工程の後に、前記電磁成形コイルユニットを前記長手方向に移動させて、前記被拡管位置とは異なる次の被拡管位置に前記導体の前記巻き回し部を配置させ、再び前記拡管工程を行う(11)〜(13)のいずれか一つに記載の成形体の製造方法。
この成形体の製造方法によれば、同じ電磁成形コイル部を用いて複数箇所を拡管できるため、拡管箇所の増加に伴う電磁成形コイル部の数の増加を抑制できる。
(15) 前記コイル配置工程は、前記管状部材の軸方向両端から、前記電磁成形コイルユニットをそれぞれ挿入する(11)〜(14)のいずれか一つに記載の成形体の製造方法。
この成形体の製造方法によれば、電磁成形ユニットの電磁成形コイル部を管状部材の軸方向両端から挿入することで、管状部材の軸方向片側から挿入する場合と比較して、拡管行程を簡素化できる。また、電磁成形コイル部の全長を短縮でき、位置決め精度も向上できる。
13 アルミニウム管部材
29A 第1電磁成形コイル部(コイル部)
29B 第2電磁成形コイル部(コイル部)
29C 第3電磁成形コイル部(コイル部)
29D 第4電磁成形コイル部(コイル部)
30,40,50 電磁成形コイルユニット
30A 第1コイルユニット(電磁成形コイルユニット)
30B 第2コイルユニット(電磁成形コイルユニット)
30C 第3コイルユニット(電磁成形コイルユニット)
30D 第4コイルユニット(電磁成形コイルユニット)
43,45,47,49 支持部材(剛性部材)
111 基端
113 先端
115 軸芯部材
117,117A,117B 絶縁支持体
119,119A,121,121A,153,155,181,183,185,187 コイル側端子(端子)
123,124 導体
123a,124a 巻き回し部
123b,123c,124b,124c 導体延出部
125 樹脂被覆層
127,129 溝(導体保持部)
145,147,145A,147A 電源側端子(接続相手側の端子)
157,159 溝(導体保持部)

Claims (14)

  1. 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
    樹脂製の軸芯部材と、
    前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
    前記軸芯部材の軸方向の少なくとも一端に、前記長手方向に沿って延設され、前記管状部材の管内に挿入される絶縁支持体と、
    前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
    を備え、
    前記絶縁支持体には、一対の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成され
    前記導体保持部は、一対の前記導体延出部がそれぞれ保持される一対の溝である電磁成形コイルユニット。
  2. 基端から先端へ向かう長手方向に沿って形成され、前記先端側から管状部材の管内に挿入されて電磁力によって前記管状部材を拡管する電磁成形コイルユニットであって、
    樹脂製の軸芯部材と、
    前記軸芯部材の周囲に巻き回された巻き回し部、及び前記巻き回し部から前記基端側に延びる一対の導体延出部を有する導体と、
    前記導体の前記巻き回し部の外周面を覆う樹脂被覆層と、
    を備える複数のコイル部が前記長手方向に沿って分離して配置され、
    複数の前記コイル部同士の間、及び最も前記基端側に配置された前記コイル部の前記軸芯部材における前記基端側の端部から前記基端までの間に、前記長手方向に沿って延設され、少なくとも一部が前記管状部材の管内に挿入される絶縁支持体を有し、
    前記絶縁支持体には、複数の前記導体延出部を互いに離間させて保持する導体保持部が前記長手方向に沿って形成され
    前記導体保持部は、複数の前記導体延出部がそれぞれ保持される複数の溝である電磁成形コイルユニット。
  3. 前記絶縁支持体は、前記軸芯部材と一体に形成された請求項1又は請求項2に記載の電磁成形コイルユニット。
  4. 前記絶縁支持体は、前記軸芯部材と分割可能に形成された請求項1又は請求項2に記載の電磁成形コイルユニット。
  5. 前記導体は、管状の部材である請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電磁成形コイルユニット。
  6. 前記導体延出部の前記基端側の端部に端子が接続された請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の電磁成形コイルユニット。
  7. 前記端子は板状の端子である請求項に記載の電磁成形コイルユニット。
  8. 前記導体延出部が前記絶縁支持体から前記基端側に延びて形成され、前記端子が前記長手方向に沿って延びて形成されている請求項に記載の電磁成形コイルユニット。
  9. 前記導体延出部が前記絶縁支持体から前記基端側に延びて形成され、前記長手方向に沿った複数箇所にそれぞれ前記端子が配置されている請求項に記載の電磁成形コイルユニット。
  10. 請求項1に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
    前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
    前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部を前記管状部材の被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
    前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材を拡管させる拡管工程と、
    をこの順に行う成形体の製造方法。
  11. 請求項2に記載の電磁成形コイルユニットを用いた成形体の製造方法であって、
    前記管状部材を加工位置に配置する管部材配置工程と、
    前記電磁成形コイルユニットを前記管状部材の管内に挿入して、前記導体の前記巻き回し部をそれぞれ前記管状部材の異なる被拡管位置に配置するコイル配置工程と、
    前記電磁成形コイルユニットの前記導体に通電することで発生する電磁力により、前記被拡管位置の前記管状部材をそれぞれ拡管させる拡管工程と、
    をこの順に行う成形体の製造方法。
  12. 前記管部材配置工程は、前記管状部材の前記被拡管位置の外周に、前記管状部材を周方向に囲む剛性部材を配置する工程を含む請求項10又は請求項11に記載の成形体の製造方法。
  13. 前記拡管工程の後に、前記電磁成形コイルユニットを前記長手方向に移動させて、前記被拡管位置とは異なる次の被拡管位置に前記導体の前記巻き回し部を配置させ、再び前記拡管工程を行う請求項10〜請求項12のいずれか一項に記載の成形体の製造方法。
  14. 前記コイル配置工程は、前記管状部材の軸方向両端から、前記電磁成形コイルユニットをそれぞれ挿入する請求項10〜請求項13のいずれか一項に記載の成形体の製造方法。
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