JP2021197801A - クランプ装置 - Google Patents

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秀▲とう▼ 董
Xiu To Dong
善広 高原
Yoshihiro Takahara
飛 湯
Fei Tang
航平 草場
Kohei Kusaba
哲也 五郎畑
Tetsuya Gorobatake
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】電気的に接合されるセグメントコイルの先端部同士をステータコアの径方向および周方向の双方において強固に把持することができるクランプ装置の提供。【解決手段】本開示のクランプ装置は、ステータコアの径方向に隣り合う2つの先端部を当該径方向における一側から押さえ付ける第1押さえ部を含む第1クランプ部材と、2つの先端部を径方向における他側から押さえ付ける第2押さえ部を含み、第2押さえ部が第1押さえ部に対して径方向に接近離間可能となるように第1クランプ部材により摺動自在に支持される第2クランプ部材と、第1および第2クランプ部材の相対移動に連動して2つの先端部をステータコアの周方向における一側から押さえ付ける第3クランプ部材と、第1および第2クランプ部材の相対移動に連動して2つの先端部を周方向における他側から押さえ付ける第4クランプ部材とを含む。【選択図】図3

Description

本開示は、それぞれ径方向に延在すると共に周方向に間隔をおいて形成された複数のスロットを含むステータコアと、互いに異なるスロットに差し込まれる一対の脚部を有する複数のセグメントコイルとを含むステータの製造に用いられるクランプ装置に関する。
従来、ステータの製造に用いられる溶接システムとして、ステータコアの径方向に隣接するように捻られたセグメントコイルの脚部の先端部同士を挟み込む一対の固定治具と、溶接トーチとを含むものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この溶接システムの一対の固定治具は、溶接トーチとは異なる極性を有する電極であり、一方の固定治具は、固定電極である他方の固定治具に対してステータコアの周方向に接近離間可能である。また、各固定治具は、複数(例えば4つ)の凹み部を有し、一対の固定治具をステータコアの周方向に互いに接近させることで、溶接されるべき複数組の脚部の先端部同士を一括して挟み込むことができる。
特開2018−099696号公報
上記従来の溶接システムの一対の固定治具によれば、溶接されるべき複数組の脚部の先端部同士をステータコアの周方向において強固に把持することができる。しかしながら、当該一対の固定治具によるステータコアの径方向における把持力は低く、上記従来の溶接システムを用いた場合、互いに溶接されるべき一対の先端部がステータコアの径方向において離間してしまい、溶接不良を招いてしまうおそれがある。そして、溶接不良を回避するためには、セグメントコイルの脚部が捻られた後であって溶接の実行前に、溶接されるべき一対の先端部同士を近接させる処理が必要となり、かかる処理の実行によりステータコアの製造コストが増加してしまう。
そこで、本開示は、電気的に接合されるセグメントコイルの先端部同士をステータコアの径方向および周方向の双方において強固に把持することができるクランプ装置の提供を主目的とする。
本開示のクランプ装置は、それぞれ径方向に延在すると共に周方向に間隔をおいて形成された複数のスロットを含むステータコアと、互いに異なる前記スロットに差し込まれる一対の脚部を有すると共に対応する前記脚部の先端部同士の電気的接合によりステータコイルを形成する複数のセグメントコイルとを含むステータの製造に用いられ、前記脚部の前記先端部同士を把持するクランプ装置であって、前記径方向に隣り合う2つの前記先端部を前記径方向における一側から押さえ付ける第1押さえ部を含む第1クランプ部材と、前記2つの前記先端部を前記径方向における他側から押さえ付ける第2押さえ部を含み、前記第2押さえ部が前記第1押さえ部に対して前記径方向に接近離間可能となるように前記第1クランプ部材により摺動自在に支持される第2クランプ部材と、前記第1および第2押さえ部を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部を前記周方向における一側から押さえ付ける第3クランプ部材と、前記第1および第2押さえ部を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部を前記周方向における他側から押さえ付ける第4クランプ部材とを含むものである。
本開示のクランプ装置では、第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、第1クランプ部材の第1押さえ部と第2クランプ部材の第2押さえ部とによりステータコアの径方向に隣り合う2つの脚部の先端部を当該径方向における両側から押さえ付けることが可能となる。更に、第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、当該2つの脚部の先端部をステータコアの周方向における一側から第3クランプ部材により押さえ付けると共に当該周方向における他側から第4クランプ部材により押さえ付けることができる。これにより、電気的に接合されるセグメントコイルの先端部同士をステータコアの径方向および周方向の双方において強固に把持することが可能となる。
本開示のクランプ装置を利用して製造される電動機のステータを示す概略構成図である。 図1のステータを示す平面図である。 本開示のクランプ装置を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の要部を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の支持部材を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の第1クランプ部材を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の第2クランプ部材を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の第3クランプ部材を示す斜視図である。 本開示のクランプ装置の使用状態を示す概略構成図である。 本開示のクランプ装置の動作を説明するための説明図である。 本開示のクランプ装置の動作を説明するための説明図である。 本開示のクランプ装置の動作を説明するための説明図である。
次に、図面を参照しながら本開示の発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本開示のクランプ装置100を利用して製造される電動機のステータ1を示す概略構成図であり、図2は、ステータ1を示す平面図である。これらの図面に示すステータ1は、図示しないロータと共に、例えば電気自動車やハイブリッド車両の走行駆動源あるいは発電機として用いられる三相交流電動機(回転電機)を構成する。本実施形態のステータ1は、環状のステータコア2と、ステータコイル3u(U相コイル)と、ステータコイル3v(V相コイル)と、ステータコイル3w(W相コイル)とを含む。
ステータ1のステータコア2は、例えばプレス加工により略円環状に形成された電磁鋼板2p(図2参照)を複数積層してカシメにより積層方向に連結することにより形成される。ただし、ステータコア2は、例えば強磁性粉体を加圧成形すると共に焼結させることより環状に形成されてもよい。図2に示すように、ステータコア2は、ロータが配置される中心孔2oと、環状の外周部(ヨーク部)から軸心(ステータコア2の中心)に向けて径方向に延在すると共に周方向に一定の間隔をおいて隣り合う複数のティース部2tと、互いに隣り合うティース部2tの間に形成された複数のスロット2sとを含む。複数のスロット2sは、それぞれステータコア2の径方向に延在すると共に一定の間隔をおいて周方向に並び、中心孔2oで開口する。
ステータコイル3u,3v,3wは、それぞれ複数のセグメントコイル4を電気的に接合することにより形成され、例えばシングルスター結線(1Y結線)により結線される。本実施形態において、セグメントコイル4は、例えばエナメル樹脂等からなる絶縁被膜が表面に成膜された平角線を略U字状に曲げ加工することにより形成された電気導体であり、1対(2つ)の脚部40を有する。また、セグメントコイル4の各脚部40の先端部41では、絶縁被膜が除去されて導電体が露出している。各セグメントコイル4の2つの脚部40は、それぞれステータコア2の互いに異なるスロット2sに挿通され、ステータコア2の一方の端面(図1における上端面)から突出した各セグメントコイル4の脚部40には、図示しない曲げ加工装置を用いた曲げ加工が施される。
本実施形態において、複数のセグメントコイル4は、例えば6つの脚部40が複数のスロット2sの各々で径方向に隣り合うようにステータコア2に組み付けられる。以下、ステータコア2の最外周側で周方向に隣り合う複数の脚部40(先端部41)の層を「第1層」といい、径方向内側の層を順番に「第2層」、「第3層」、…といい、最内周側で周方向に隣り合う複数の脚部40の層を「第6層」という。また、本実施形態において、例えばステータコア2の外周側から奇数番目(奇数層上)の脚部40は、ステータコア2の軸心周りに捻られながら周方向における一側に倒され、偶数番目(偶数層上)の脚部40は、ステータコア2の軸心周りに捻られながら周方向における他側に倒される。更に、各脚部40の先端部41は、ステータコア2の軸方向に延在するように曲げられる。これにより、周方向に隣り合う複数のセグメントコイル4の先端部41の層が径方向に複数(本実施形態では、例えば6層)形成される。すなわち、本実施形態では、6つの先端部41が2つずつ近接するようにステータコア2の径方向に配列される。
曲げ加工の完了後、各セグメントコイル4の先端部41は、本開示のクランプ装置100によりクランプされた状態で、ステータコア2の径方向に隣り合う対応する他のセグメントコイル4の先端部41に溶接(本実施形態では、TIG溶接)により電気的に接合される。本実施形態では、例えば第1層の先端部41と第2層の先端部41とが接合され、第3層の先端部41と第4層の先端部41とが接合され、第5層の先端部41と第6層の先端部41とが接合される。これにより、複数のステータコイル3u,3v,3wがステータコア2に対して巻回される。また、各ステータコイル3u,3v,3wは、それぞれステータコア2の軸方向における端面から外側に突出する2つの環状のコイルエンド部3a,3bを有する。なお、ステータコア2の各スロット2s内には、図示しないインシュレータ(絶縁紙)が配置される。
更に、ステータコア2のスロット2sに挿通された多数のセグメントコイル4のうち、3つのセグメントコイル4の一方の脚部40は、他のセグメントコイル4に接合されず、図1および図2に示すように、引出線Lu,LvまたはLwとして利用される。引出線Luは、U相のステータコイル3uに含まれるものであり、引出線Lvは、V相のステータコイル3vに含まれるものであり、引出線Lwは、W相のステータコイル3wに含まれるものである。ステータコイル3uの引出線Luは、図2に示すように、U相端子5uに電気的に接合されたU相動力線6uの先端部に電気的に接合される。また、ステータコイル3vの引出線Lvは、V相端子5vに電気的に接合されたV相動力線6vの先端部に電気的に接合される。更に、ステータコイル3wの引出線Lwは、W相端子5wに電気的に接合されたW相動力線6wの先端部に電気的に接合される。U相端子5u、V相端子5vおよびW相端子5wは、三相交流電動機のハウジングにステータ1が組み付けられた際に当該ハウジングに設置された図示しない端子台に固定され、図示しない電力線を介してインバータ(図示省略)に接続される。
また、ステータコア2には、図1中上側のコイルエンド部3a側から図1中下側のコイルエンド部3b側に向けてワニス等の樹脂(熱硬化性樹脂)が塗布される。当該樹脂が硬化することで、各セグメントコイル4や図示しないインシュレータがステータコア2に固定される。また、セグメントコイル4の先端部41同士の接合部や引出線Lu−Lwと動力線6u−6wとの接合部といった導電体の露出部には、絶縁用の粉体が塗布される。ただし、導体の露出部に絶縁用の粉体を塗布する代わりに、ステータ1に対して、コイルエンド部3aを覆う環状の樹脂モールド部が形成されてもよい。
図3は、本開示のクランプ装置100を示す斜視図であり、図4は、クランプ装置100の要部を示す斜視図である。これらの図面に示すように、クランプ装置100は、支持部材101と、第1クランプ部材110と、第2クランプ部材120と、第3クランプ部材130と、第4クランプ部材140とを含む。支持部材101は、図5に示すように、略長方形状の開口部102と、2本のガイドレール(ガイド部材)105とを含む。開口部102は、ステータコア2の径方向に並ぶ6つの先端部41が当該径方向およびステータコア2の周方向の双方において余裕をもった状態で挿通され得る寸法に形成される。また、2本のガイドレール105は、開口部102を介して対向すると共に、互いに平行に延在する
第1クランプ部材110は、図6に示すように、2つのベース部111と、複数(本実施形態では、例えば3つ)の第1押さえ部112と、複数(本実施形態では、例えば3つ)のカム部113と、複数(本実施形態では、例えば3つ)のカム部114とを含む。2つのベース部111は、セグメントコイル4の先端部41の長辺よりも充分に長い間隔をおいて互いに平行に延在し、それぞれ支持部材101の対応するガイドレール105により摺動自在に支持される。複数の第1押さえ部112は、2つのベース部111の延在方向に間隔をおいて(等間隔に)並ぶように当該2つのベース部111により支持される。本実施形態において、複数の第1押さえ部112は、それぞれ2つのベース部111と直交し、互いに平行に延在する。また、互いに隣り合う第1押さえ部112同士の間隔は、セグメントコイル4の先端部41の短辺の2倍よりも充分に長く定められる。また、本実施形態のクランプ装置100では、第1クランプ部材110を支持部材101に対して移動不能に固定しておくことができる。
第1クランプ部材110の複数のカム部113は、図6に示すように、それぞれ対応する第1押さえ部112の一端(図中奥側の端部)の表面111s(図中上面)からベース部111側とは反対側(図中上方)に突出する。また、複数のカム部114は、それぞれ対応する第1押さえ部112の他端(図中手前の端部)の表面111s(図中上面)からベース部111側とは反対側(図中上方)に突出する。各カム部113は、長方形状の平坦なカム面115(第1カム面)と、ガイド溝117とを含み、各カム部114は、長方形状の平坦なカム面116(第3カム面)と、ガイド溝118とを含む。
カム面115は、カム部113側からカム部114側に向かうにつれて2つのベース部111の延在方向における一側(図中左側)に傾斜するように形成されている。ガイド溝117は、短辺側が開口する等脚台形状の断面形状を有し、カム面115の中心線に沿って延在する。カム面116は、カム部114側からカム部113側に向かうにつれて2つのベース部111の延在方向における一側(図中左側)に傾斜するように形成されている。ガイド溝118は、短辺側が開口する等脚台形状の断面形状を有し、カム面116の中心線に沿って延在する。また、複数の第1押さえ部112の中心を通って各第1押さえ部112に直交する基準平面とカム面115とのなす角度と、当該基準平面とカム面116とのなす角度とは、向きが逆であって大きさが同一である。
第2クランプ部材120は、図7に示すように、2つの支持部121と、複数(本実施形態では、例えば3つ)の第2押さえ部122と、複数(本実施形態では、例えば3つ)のカム部123と、複数(本実施形態では、例えば3つ)のカム部124とを含む。2つの支持部121は、第1クランプ部材110のベース部111同士の間隔よりも長い間隔をおいて互いに平行に延在する。複数の第2押さえ部122は、2つの支持部121の延在方向に間隔をおいて(等間隔に)並ぶように当該2つの支持部121により支持される。本実施形態において、複数の第2押さえ部122は、それぞれ2つの支持部121と直交し、互いに平行に延在する。また、互いに隣り合う第2押さえ部122同士の間隔は、セグメントコイル4の先端部41の短辺の2倍よりも充分に長く定められる。
第2クランプ部材120の複数のカム部123は、図7に示すように、それぞれ対応する第2押さえ部122の一端(図中奥側の端部)と一方の支持部121との間に形成され、複数のカム部124は、それぞれ対応する第2押さえ部122の他端(図中手前の端部)と他方の支持部121との間に形成される。各カム部123は、長方形状の平坦なカム面125(第2カム面)と、ガイド溝127とを含み、各カム部124は、長方形状の平坦なカム面126(第4カム面)と、ガイド溝128とを含む。
カム面125は、カム部123側からカム部124側に向かうにつれて支持部121の延在方向における他側(図中右側)に傾斜するように形成されている。ガイド溝127は、短辺側が開口する等脚台形状の断面形状を有し、カム面125の中心線に沿って延在する。カム面126は、カム部124側からカム部123側に向かうにつれて支持部121の延在方向における他側(図中右側)に傾斜するように形成されている。ガイド溝128は、短辺側が開口する等脚台形状の断面形状を有し、カム面126の中心線に沿って延在する。また、上記基準平面とカム面125とのなす角度と、当該基準平面とカム面126とのなす角度とは、向きが逆であって大きさが同一である。更に、基準平面とカム面115とのなす角度、基準平面とカム面116とのなす角度、基準平面とカム面125とのなす角度、および基準平面とカム面126とのなす角度の大きさは、同一である。
かかる第2クランプ部材120は、各第2押さえ部122が対応する第1押さえ部112に対して第1クランプ部材110の2つのベース部111の延在方向に沿って接近離間可能となるように第1クランプ部材110により摺動自在に支持される。すなわち、第2クランプ部材120の各第2押さえ部122は、第1クランプ部材110の2つのベース部111により摺動自在に支持され、各第2押さえ部122の一側(図4中左側)の側面は、第1クランプ部材110の対応する第1押さえ部112の他側(図4中右側)の側面と間隔をおいて互いに平行に延在する。これにより、クランプ装置100には、対をなす第1および第2押さえ部112,122と、第1クランプ部材110の2つのベース部111とにより、複数(本実施形態では、たとえば3つ)の長方形状の開口部W(図4参照)が画成される。複数の開口部Wは、クランプ装置100を平面視した際に、支持部材101の開口部102の外周の内側に位置する。
クランプ装置100の第3クランプ部材130は、左右対称に形成されたブロック体であり、図8に示すように、長方形状の平坦なカム従動面(第1カム従動面)131と、長方形状の平坦なカム従動面(第2カム従動面)132と、カム従動面131の中心線に沿って延在する突起部133と、カム従動面132の中心線に沿って延在する突起部134と、例えばセグメントコイル4の先端部41の短辺よりも長い幅を有する平坦な押さえ面135とを含む。図4に示すように、第3クランプ部材130は、カム従動面131が第1クランプ部材110の対応するカム面115に摺接すると共に、カム従動面132が第2クランプ部材120の対応するカム面125に摺接するように、第1クランプ部材110のカム部113と第2クランプ部材120のカム部123との間に配置される。
また、第3クランプ部材130は、第1クランプ部材110の対応する第1押さえ部112の表面111sおよび第2クランプ部材120の対応する第2押さえ部122の表面122s(図7参照)により摺動自在に支持され、第3クランプ部材130の押さえ面135は、上記基準平面と平行に延在する。更に、第3クランプ部材130の突起部133は、短辺側がカム従動面131側に位置する等脚台形状の断面形状を有し、カム面115のガイド溝117により摺動自在に保持される。また、第3クランプ部材130の突起部134は、短辺側がカム従動面132側に位置する等脚台形状の断面形状を有し、カム面125のガイド溝127により摺動自在に保持される。本実施形態において、第1クランプ部材110のカム面115と、第2クランプ部材120のカム面125と、第3クランプ部材130のカム従動面131,132とは、第3クランプ部材130を上記基準平面と直交する方向に移動させる第1カム機構C1を構成する。
クランプ装置100の第4クランプ部材140も、左右対称に形成されたブロック体であり、長方形状の平坦なカム従動面(第3カム従動面)141と、長方形状の平坦なカム従動面(第4カム従動面)142と、カム従動面141の中心線に沿って延在する突起部143と、カム従動面142の中心線に沿って延在する突起部144と、例えばセグメントコイル4の先端部41の短辺よりも長い幅を有する平坦な押さえ面145とを含む(図8参照)。図4に示すように、第4クランプ部材140は、カム従動面141が第1クランプ部材110の対応するカム面116に摺接すると共に、カム従動面142が第2クランプ部材120の対応するカム面126に摺接するように、第1クランプ部材110のカム部114と第2クランプ部材120のカム部124との間に配置される。
また、第4クランプ部材140は、第1クランプ部材110の対応する第1押さえ部112の表面111sおよび第2クランプ部材120の対応する第2押さえ部122の表面122sにより摺動自在に支持され、第4クランプ部材140の押さえ面145は、上記基準平面と平行に延在する。更に、第4クランプ部材140の突起部143は、短辺側がカム従動面141側に位置する等脚台形状の断面形状を有し、カム面116のガイド溝118により摺動自在に保持される。また、第4クランプ部材140の突起部144は、短辺側がカム従動面142側に位置する等脚台形状の断面形状を有し、カム面126のガイド溝128により摺動自在に保持される。本実施形態において、第1クランプ部材110のカム面116と、第2クランプ部材120のカム面126と、第4クランプ部材140のカム従動面141,142とは、第4クランプ部材140を上記基準平面と直交する方向に移動させる第2カム機構C2を構成する。
上述のようなクランプ装置100には、図9に示すように、駆動装置150が連結される。本実施形態において、駆動装置150は、支持部材101に固定され、支持部材101および第1クランプ部材110に対して第2クランプ部材120を第1クランプ部材110のベース部111の延在方向に進退移動させるものである。また、駆動装置150は、図示しない回転テーブル上に配置される移動機構160によって図9におけるx軸方向およびz軸方向に進退移動させられる。これにより、当該移動機構160によって回転テーブル上のステータコア2に対してクランプ装置100および駆動装置150を一体に接近離間させることができる。本実施形態において、駆動装置150および移動機構160は、何れも制御装置200により制御される。
また、本実施形態において、クランプ装置100の第1から第4クランプ部材110−140は、溶接電極(例えば、陰極)として機能する。これにより、クランプ装置100により把持された対をなす先端部41にタングステン電極(例えば、陽極)を含む溶接トーチ170から不活性ガスを吹き付けながら当該溶接トーチ170からのアークにより両者を溶融させて電気的に接合することが可能となる。溶接トーチ170は、上記回転テーブルの上方で当該溶接トーチ170を所望の位置まで移動させる移動機構180により支持される。溶接トーチ170および移動機構180も上記制御装置200により制御される。
続いて、図10から図12等を参照しながら、上述のクランプ装置100の動作について説明する。ステータコア2に対する複数のセグメントコイル4の組み付け、および当該複数のセグメントコイル4の脚部40への曲げ加工が完了すると、ステータコア2は、上述の回転テーブル上に位置決めされる。そして、各セグメントコイル4の先端部41は、クランプ装置100と溶接トーチ170とを用いた溶接(TIG溶接)により、ステータコア2の径方向に隣り合う対応する他のセグメントコイル4の先端部41に電気的に接合される。
各セグメントコイル4の先端部41同士の溶接に際しては、まず、各第2押さえ部122が対応する第1押さえ部112から離間するように駆動装置150により第2クランプ部材120を第1クランプ部材110に対して移動させる(図4参照)。この際、突起部133,134がガイド溝117,127により保持されていることから、第3クランプ部材130は、カム面115,125に追従する。また、突起部143,144がガイド溝118,128により保持されていることから、第4クランプ部材130は、カム面116,126に追従する。従って、第3および第4クランプ部材130,140は、図10に示すように、互いに離間する。次いで、移動機構160によりクランプ装置100(および駆動装置150)をステータコア2の径方向に並ぶ6つの脚部40の先端部41上まで移動させる。更に、図10に示すように、6つの先端部41が支持部材101の開口部102を介して2つずつ対応する開口部W内に差し込まれるように、移動機構160によりクランプ装置100をステータコア2に対して近接(下降)させる。
クランプ装置100の各開口部W内に先端部41が2つずつ差し込まれた後、図11に示すように、各第2押さえ部122が対応する第1押さえ部112に接近するように駆動装置150により第2クランプ部材120を第1クランプ部材110に対してベース部1110の延在方向すなわちステータコア2の径方向に移動させる。これにより、対をなす第1および第2押さえ部112,122が互いに接近する。更に、第1および第2クランプ部材110,120の相対移動に伴って、第1および第2カム機構C1,C2により第3および第4クランプ部材130,140が第1クランプ部材110のベース部111の延在方向と直交する方向に沿って互いに接近させられる。
すなわち、各第2押さえ部122を対応する第1押さえ部112に接近させるように第1および第2クランプ部材110,120が相対移動すると、第1クランプ部材110の各カム部113のカム面115により第3クランプ部材130のカム従動面131が押圧されると共に第2クランプ部材120の各カム部123のカム面125により第3クランプ部材130のカム従動面132が押圧されることで、第3クランプ部材130は、ステータコア2の周方向における一側から他側((図11における上側から下側)に移動する。また、各第2押さえ部122を対応する第1押さえ部112に接近させるように第1および第2クランプ部材110,120が相対移動すると、第1クランプ部材110の各カム部114のカム面116により第4クランプ部材140のカム従動面141が押圧されると共に第2クランプ部材120の各カム部124のカム面126より第4クランプ部材140のカム従動面142が押圧されることで、第4クランプ部材140は、ステータコア2の周方向における他側から一側((図11における下側から上側)に移動する。
この結果、クランプ装置100では、第1および第2クランプ部材110,120を相対移動させることで、図12に示すように、ステータコア2の径方向に隣り合う2つの脚部40の先端部41を当該径方向における一側(図12における左側)から第1押さえ部112により押さえ付けると共に、当該径方向における他側(図12における右側)から第2押さえ部122により押さえ付けることが可能となる。更に、第1および第2クランプ部材110,120を相対移動させることで、図12示すように、ステータコア2の径方向に隣り合う2つの脚部40の先端部41を当該ステータコア2の周方向における一側(図12における上側)から第3クランプ部材130の押さえ面135により押さえ付けると共に当該周方向における他側(図12における下側)から第4クランプ部材140の押さえ面145により押さえ付けることができる。この結果、クランプ装置100によれば、電気的に接合されるセグメントコイル4の先端部41同士をステータコア2の径方向および周方向の双方において強固に把持することが可能となる。
また、クランプ装置100の第1クランプ部材110は、複数の第1押さえ部112を含み、第2クランプ部材120は、複数の第2押さえ部122を含むと共に、第2押さえ部122の各々が対応する第1押さえ部112と間隔をおいて対向するように第1クランプ部材110により摺動自在に支持される。加えて、第3および第4クランプ部材130,140は、互いに対向する第1および第2押さえ部112,122に対して、ステータコア2の周方向に間隔をおいて対向するように一対ずつ設けられる。これにより、電気的に接合されるべき複数組(本実施形態では、3組)の先端部41同士をステータコア2の径方向および周方向の双方において一括して強固に把持することが可能となる。
更に、クランプ装置100の第1カム機構C1は、ステータコア2の周方向における一側から他側(図10−図12における上側から下側)に向かうにつれてステータコア2の径方向における一側(図10−図12における左側)に傾斜するように第1クランプ部材110に形成されたカム面(第1カム面)115と、ステータコア2の周方向における一側から他側に向かうにつれてステータコア2の径方向における他側(図10−図12における右側)に傾斜するように第2クランプ部材120に形成されたカム面(第2カム面)125と、カム面115に摺接するように第3クランプ部材130に形成されたカム従動面(第1カム従動面)131と、カム面125に摺接するように第3クランプ部材130に形成されたカム従動面(第2カム従動面)132とを含む。また、クランプ装置100の第2カム機構C2は、ステータコア2の周方向における他側から一側(図10−図12における下側から上側)に向かうにつれてステータコア2の径方向における一側(図10−図12における左側)に傾斜するように第1クランプ部材110に形成されたカム面(第3カム面)116と、ステータコア2の周方向における他側から一側に向かうにつれてステータコア2の径方向における他側(図10−図12における右側)に傾斜するように第2クランプ部材120に形成されたカム面(第4カム面)126と、カム面116に摺接するように第4クランプ部材140に形成されたカム従動面(第3カム従動面)141と、カム面126に摺接するように第4クランプ部材140に形成されたカム従動面(第4カム従動面)142とを含む。これにより、対をなす第1および第2押さえ部112,122が互いに接近するように第1および第2クランプ部材110,120を相対移動させることで、第3および第4クランプ部材130,140をステータコア2の周方向においてスムースに接近させることが可能となる。
また、第3クランプ部材130のカム従動面131,132、および第4クランプ部材140のカム従動面141,142には、突起部133,134,143または144が形成され、第1クランプ部材110のカム面115,116および第2クランプ部材120のカム面125,126には、対応する突起部133,134,143または144を摺動自在に保持するガイド溝117,118,127または128が形成されている。これにより、第1および第2押さえ部112,122が互いに離間する際に、第3クランプ部材130をカム面115,125に追従させると共に、第4クランプ部材140をカム面116,126に追従させることが可能となる。
ただし、第3クランプ部材130をカム面115,125に追従させるための構造(機構)や、第4クランプ部材140をカム面116,126に追従させるための構造は、突起部およびガイド溝を含むものには限られない。すなわち、第1および第2押さえ部112,122が互いに離間する際に、第3クランプ部材130をカム面115,125に追従させると共に、第4クランプ部材140をカム面116,126に追従させるために、第3クランプ部材130と第4クランプ部材140との間に、両者を互いに離間するように付勢するバネ(リターンスプリング)等の弾性体が設けられてもよい。
上述のようにして、複数組(本実施形態では、3組)の先端部41同士をクランプ装置100により把持した後、溶接トーチ170からのアークにより対をなす先端部41同士が接合される。これにより、溶接不良の発生を良好に抑制しつつ、ステータコア2にステータコイル3u,3v,3wを組み付けることが可能となり、溶接の実行前に、溶接されるべき一対の先端部41同士を近接させる処理を省略することができる。複数組(3組)の先端部41同士の溶接の完了後、クランプ装置100(および駆動装置150)は、移動機構160によりステータコア2から一旦退避させられ、次の接合対象となる複数の先端部41がクランプ装置100と正対するように上記回転テーブルが回転させられる。そして、上述の手順が繰り返されることで、溶接処理が完了する。
なお、上記クランプ装置100において、第1クランプ部材110は、径方向に配列された複数の先端部41が挿通される開口部102を有する支持部材101により摺動自在に支持される。これにより、支持部材101の開口部102の範囲内で、対をなす第1および第2押さえ部112,122の間隔、すなわち各開口部Wの幅を調整することが可能となり、クランプ装置100を異なる外径を有する複数種類のステータコア2に適用することができる。ただし、クランプ装置100から支持部材101が省略されてもよい。また、クランプ装置100を駆動する駆動装置150は、第2クランプ部材120に対して第1クランプ部材110を進退移動させるものであってもよく、第1および第2クランプ部材110,120を独立して進退移動させるものであってもよい。
以上説明したように、本開示のクランプ装置は、それぞれ径方向に延在すると共に周方向に間隔をおいて形成された複数のスロット(2s)を含むステータコア(2)と、互いに異なる前記スロット(2s)に差し込まれる一対の脚部(40)を有すると共に対応する前記脚部(40)の先端部(41)同士の電気的接合によりステータコイル(3u,3v,3w)を形成する複数のセグメントコイル(4)とを含むステータ(1)の製造に用いられ、前記脚部(40)の前記先端部(41)同士を把持するクランプ装置(100)であって、前記径方向に隣り合う2つの前記先端部(41)を前記径方向における一側から押さえ付ける第1押さえ部(112)を含む第1クランプ部材(110)と、前記2つの前記先端部(41)を前記径方向における他側から押さえ付ける第2押さえ部(122)を含み、前記第2押さえ部(122)が前記第1押さえ部(112)に対して前記径方向に接近離間可能となるように前記第1クランプ部材(110)により摺動自在に支持される第2クランプ部材(120)と、前記第1および第2押さえ部(112,122)を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材(110,120)が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部(41)を前記周方向における一側から押さえ付ける第3クランプ部材(130)と、前記第1および第2押さえ部(112,122)を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材(110,120)が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部(41)を前記周方向における他側から押さえ付ける第4クランプ部材(140)とを含むものである。
本開示のクランプ装置では、第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、第1クランプ部材の第1押さえ部と第2クランプ部材の第2押さえ部とによりステータコアの径方向に隣り合う2つの脚部の先端部を当該径方向における両側から押さえ付けることが可能となる。更に、第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、当該2つの脚部の先端部をステータコアの周方向における一側から第3クランプ部材により押さえ付けると共に当該周方向における他側から第4クランプ部材により押さえ付けることができる。これにより、電気的に接合されるセグメントコイルの先端部同士をステータコアの径方向および周方向の双方において強固に把持することが可能となる。
また、前記クランプ装置(100)は、前記第1および第2押さえ部(112,122)が互いに接近するのに応じて前記第3クランプ部材(130)を前記周方向における前記一側から前記他側に移動させる第1カム機構(C1)と、前記第1および第2押さえ部(112,122)が互いに接近するのに応じて前記第4クランプ部材を(140)前記周方向における前記他側から前記一側に移動させる第2カム機構(C2)とを含むものであってもよい。これにより、第1および第2押さえ部が互いに接近するように第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、第3および第4クランプ部材をステータコアの周方向において互いに接近させることが可能となる。
更に、前記第1カム機構(C1)は、前記周方向における前記一側から前記他側に向かうにつれて前記径方向における前記一側に傾斜するように前記第1クランプ部材(110)に形成された第1カム面(115)と、前記周方向における前記一側から前記他側に向かうにつれて前記径方向における前記他側に傾斜するように前記第2クランプ部材(120)に形成された第2カム面(125)と、前記第1カム面(115)に摺接するように前記第3クランプ部材(130)に形成された第1カム従動面(131)と、前記第2カム面(125)に摺接するように前記第3クランプ部材(130)に形成された第2カム従動面(132)とを含むものであってもよく、前記第2カム機構(C2)は、前記周方向における前記他側から前記一側に向かうにつれて前記径方向における前記一側に傾斜するように前記第1クランプ部材(110)に形成された第3カム面(116)と、前記周方向における前記他側から前記一側に向かうにつれて前記径方向における前記他側に傾斜するように前記第2クランプ部材(120)に形成された第4カム面(126)と、前記第3カム面(116)に摺接するように前記第4クランプ部材(140)に形成された第3カム従動面(141)と、前記第4カム面(126)に摺接するように前記第4クランプ部材(140)に形成された第4カム従動面(142)とを含むものであってもよい。これにより、第1および第2押さえ部が互いに接近するように第1および第2クランプ部材を相対移動させることで、第3および第4クランプ部材をステータコアの周方向においてスムースに接近させることが可能となる。
また、前記クランプ装置(10)は、前記第1および第2押さえ部(112,122)が互いに離間する際に、前記第3クランプ部材(130)を前記第1および第2カム面(115,125)に追従させると共に、前記第4クランプ部材(140)を前記第3および第4カム面(116,126)に追従させるものであってもよい。
更に、前記第3クランプ部材(130)の前記第1および第2カム従動面(131,33)、並びに前記第4クランプ部材(140)の前記第3および第4カム従動面(141,142)には、突起部(133,134,143,144)が形成されてもよく、前記第1カム面(115)、前記第2カム面(125)、前記第3カム面(116)および前記第4カム面(126)には、対応する前記突起部(133,134,143,144)を摺動自在に保持するガイド溝(117,127,118,128)が形成されてもよい。これにより、第1および第2押さえ部が互いに離間する際に、第3クランプ部材を第1および第2カム面に追従させると共に、第4クランプ部材を第3および第4カム面に追従させること可能となる。
また、前記第1クランプ部材(110)は、複数の前記第1押さえ部(112)を含むものであってもよく、前記第2クランプ部材(120)は、複数の前記第2押さえ部(122)を含むと共に、前記第2押さえ部(122)の各々が対応する前記第1押さえ部(112)と間隔をおいて対向するように、前記第1クランプ部材(110)により摺動自在に支持されてもよく、前記第3および第4クランプ部材(130,140)は、互いに対向する前記第1および第2押さえ部(112,122)に対して、前記周方向に間隔をおいて対向するように一対ずつ設けられてもよい。これにより、電気的に接合される複数組の脚部の先端部同士をステータコアの径方向および周方向の双方において一括して強固に把持することが可能となる。
そして、本開示の発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本開示の外延の範囲内において様々な変更をなし得ることはいうまでもない。更に、上記実施形態は、あくまで発明の概要の欄に記載された発明の具体的な一形態に過ぎず、発明の概要の欄に記載された発明の要素を限定するものではない。
本開示の発明は、電動機のステータの製造分野等において利用可能である。
1 ステータ、2 ステータコア、2o 中心孔、2p 電磁鋼板、2s スロット、2t ティース部、3a,3b コイルエンド部、3u,3v,3w ステータコイル、4 セグメントコイル、40 脚部、41 先端部、5u U相端子、5v V相端子、5w W相端子、6u U相動力線、6v V相動力線、6w W相動力線、100 クランプ装置、101 支持部材、102 開口部、105 ガイドレール、110 第1クランプ部材、111 ベース部、111s 表面、112 第1押さえ部、113,114 カム部、115,116 カム面、117,118 ガイド溝、120 第2クランプ部材、121 支持部、122 第2押さえ部、122s 表面、123,124 カム部、125,126 カム面、127,128 ガイド溝、130 第3クランプ部材、131,132 カム従動面、133,134 突起部、135 押さえ面、140 第4クランプ部材、141,142 カム従動面、143,144 突起部、145 押さえ面、150 駆動装置、160 移動機構、170 溶接トーチ、180 移動機構、200 制御装置、C1 第1カム機構、C2 第2カム機構。

Claims (6)

  1. それぞれ径方向に延在すると共に周方向に間隔をおいて形成された複数のスロットを含むステータコアと、互いに異なる前記スロットに差し込まれる一対の脚部を有すると共に対応する前記脚部の先端部同士の電気的接合によりステータコイルを形成する複数のセグメントコイルとを含むステータの製造に用いられ、前記脚部の前記先端部同士を把持するクランプ装置であって、
    前記径方向に隣り合う2つの前記先端部を前記径方向における一側から押さえ付ける第1押さえ部を含む第1クランプ部材と、
    前記2つの前記先端部を前記径方向における他側から押さえ付ける第2押さえ部を含み、前記第2押さえ部が前記第1押さえ部に対して前記径方向に接近離間可能となるように前記第1クランプ部材により摺動自在に支持される第2クランプ部材と、
    前記第1および第2押さえ部を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部を前記周方向における一側から押さえ付ける第3クランプ部材と、
    前記第1および第2押さえ部を互いに接近させるように前記第1および第2クランプ部材が相対移動するのに連動して前記2つの前記先端部を前記周方向における他側から押さえ付ける第4クランプ部材と、
    を備えるクランプ装置。
  2. 請求項1に記載のクランプ装置において、
    前記第1および第2押さえ部が互いに接近するのに応じて前記第3クランプ部材を前記周方向における前記一側から前記他側に移動させる第1カム機構と、
    前記第1および第2押さえ部が互いに接近するのに応じて前記第4クランプ部材を前記周方向における前記他側から前記一側に移動させる第2カム機構と、
    を備えるクランプ装置。
  3. 請求項2に記載のクランプ装置において、
    前記第1カム機構は、前記周方向における前記一側から前記他側に向かうにつれて前記径方向における前記一側に傾斜するように前記第1クランプ部材に形成された第1カム面と、前記周方向における前記一側から前記他側に向かうにつれて前記径方向における前記他側に傾斜するように前記第2クランプ部材に形成された第2カム面と、前記第1カム面に摺接するように前記第3クランプ部材に形成された第1カム従動面と、前記第2カム面に摺接するように前記第3クランプ部材に形成された第2カム従動面とを含み、
    前記第2カム機構は、前記周方向における前記他側から前記一側に向かうにつれて前記径方向における前記一側に傾斜するように前記第1クランプ部材に形成された第3カム面と、前記周方向における前記他側から前記一側に向かうにつれて前記径方向における前記他側に傾斜するように前記第2クランプ部材に形成された第4カム面と、前記第3カム面に摺接するように前記第4クランプ部材に形成された第3カム従動面と、前記第4カム面に摺接するように前記第4クランプ部材に形成された第4カム従動面とを含むクランプ装置。
  4. 請求項3に記載のクランプ装置において、
    前記第1および第2押さえ部が互いに離間する際に、前記第3クランプ部材を前記第1および第2カム面に追従させると共に、前記第4クランプ部材を前記第3および第4カム面に追従させるクランプ装置。
  5. 請求項4に記載のクランプ装置において、
    前記第3クランプ部材の前記第1および第2カム従動面、並びに前記第4クランプ部材の前記第3および第4カム従動面には、突起部が形成されており、
    前記第1カム面、前記第2カム面、前記第3カム面および前記第4カム面には、対応する前記突起部を摺動自在に保持するガイド溝が形成されているクランプ装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のクランプ装置において、
    前記第1クランプ部材は、複数の前記第1押さえ部を含み、
    前記第2クランプ部材は、複数の前記第2押さえ部を含むと共に、前記第2押さえ部の各々が対応する前記第1押さえ部と間隔をおいて対向するように、前記第1クランプ部材により摺動自在に支持され、
    前記第3および第4クランプ部材は、互いに対向する前記第1および第2押さえ部に対して、前記周方向に間隔をおいて対向するように一対ずつ設けられるクランプ装置。
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