ここで図面を参照すると、図1に、10でその全体が示され、本発明に従って複数の磁気パルス成形または溶接動作を迅速かつ効率的なやり方で実施するための、装置のブロック図が示されている。磁気パルス成形/溶接装置10は、電源11、配電システム(power distribution system)12、および複数のインダクタ13を備える。電源11は、当技術分野で一般的なものであり、配電システム12を通じて各インダクタ13へと電気エネルギーを供給するようになされる。以下で詳細に説明するように、配電システム12は上記のように複数の磁気パルス成形または溶接動作を行うために、電源11を選択的かつ順次に各インダクタ13へと接続する。配電システム12は、以下で同様に説明する様々な構造で実施することができる。
図2は、全体を20で示す、図1に示す装置10の配電システム12の第1の実施形態の概略的な上面図である。説明のために、装置10の動作を、1対のサイド・レール15および複数のクロス・メンバ16など複数の自動車フレーム構成要素を固定して自動車フレーム・アセンブリを形成するための、複数の磁気パルス溶接動作を実施する文脈において説明する。ただし、本発明の方法および装置は、磁気パルス成形動作を実施するために使用することができ、さらにいかなる所望のタイプの構造物を製造するために使用することもできることが理解されるであろう。
図2に示すように、様々な構成要素15および16は、互いに接合される前に通常、こうした構成要素15および16を互いに正確な向きに配置するための従来の取付具(図示せず)上で支持される。この向きで、クロス・メンバ16の端部がサイド・レール15の部分に挿入され、それぞれの接合部を形成する。これらの接合部の1つを以下で詳細に説明する。さらに、インダクタ13のいくつかまたは全てを固定具上で、互いに接合される構成要素15および16に対して定位置に支持することができる。あるいは、インダクタ13を、固定具とは別の離れた1つまたは複数の取付構造(図示せず)上で支持することもできる。それとは関係なく、以下で詳細に示すようにして、装置10はその後すべての構成要素15および16を互いに所望の構成で恒久的に固定するように動作させられる。
配電システム12の第1の実施形態20では、1つまたは複数の配電装置21が、電源11と各インダクタ13との間に設けられる。図示した実施形態では、このような配電装置21が2つ設けられている。ただし必要に応じて、このような配電装置21をこれより多くまたは少なく設けることができる。各配電装置21は、電源11に電気的に接続されており、固定具上で支持された構成要素15および16、ならびにインダクタ13に対して、いかなる所望の方向にも移動させることができる。各配電装置21は、電源11からインダクタ13に電気エネルギーを供給するために各インダクタ13と整列され電気的に接続され得る、接続アーム22を備える。これを実現するために、配電装置21をまず、図2に示す位置に動かし、2つの接続アーム22をインダクタ13の第1の対と整列させ、それを第1のクロス・メンバ16と整列させる。あるいは、このように整列させるために、固定具を配電装置21に対して動かすこともできる。いずれの場合も、接続アーム22は、インダクタ13の第1の対に係合し電気的に接続されるように引き延ばされる。接続アーム22は、これを実現するために、所望のいかなる機械的および電気的構造として実施することもできる。次いで接続アーム22は、図3に示すように、互いに接合される構成要素15および16内にインダクタ13の第1の対がそれぞれ挿入されるようにさらに引き延ばされる。必要に応じて、インダクタ13をまず構成要素15および16内で支持することができ、そこに電気的に接続されるように接続アーム22を引き延ばすことができる。どちらの場合も、各インダクタ13は、互いに接合される構成要素15および16内に配置される。
図4を参照すると、サイド・レール15とクロス・メンバ16の端部のうち1つとの間の接合部の、代表的な実施形態が示されている。サイド・レール15は、上部フランジおよび下部フランジがそこから延びる中央ウェブを備える。ウェブの一部分は、クロス・メンバ用取付突起を画成する開口を形成するために内側に変形されている。取付突起は好ましくは、クロス・メンバ16の端部をその中に受け、サイド・レール15とクロス・メンバ16の間の接合部を形成するようにサイズ決めされる。図示の実施形態において、取付用突起はほぼ円筒形であり、クロス・メンバ端部のほぼ円筒形に対応している。ただし、取付突起、およびクロス・メンバ端部は、所望のいかなる形状とすることもできることが理解されよう。取付突起は、比較的直径が大きい第1の部分および比較的直径が小さい第2の部分を有するように形成することができる。図4に示すように、取付突起の比較的直径が大きい部分はクロス・メンバ端部の外径よりいくぶん直径が大きく、したがって、それらの間に比較的大きい環状の隙間が形成される。取付突起の比較的直径が小さい部分は、クロス・メンバ16の端部の外径より直径がほんのわずか大きいのみであり、したがって、それらの間には比較的小さい環状の隙間が形成される。
インダクタ13は、当技術分野で一般的なものであり、接続アーム22の端部で担持される電磁コイル(図示せず)を備える。コイルは、そこから電源11へと延びる1対のリード線を有する導電体の巻線からなる。電源11が作動されると、電流がインダクタ13のコイル内を流れ、その周りに極めて強い磁界を発生させる。この磁界の存在により、クロス・メンバ16の端部が高速で外側に広がり、サイド・レール15の取付突起に係合する。このように高速に係合することによって、図5に示すようにサイド・レール15のいくつかの部分とクロス・メンバ16の端部とが互いに溶接または分子的に結合され、その間に恒久的な接合部を形成する。
サイド・レール15と第1のクロス・メンバ16の端部との間に恒久的な接合部が形成された後、電源11は不作動にされ、インダクタ13のコイル内を電流が流れるのを停止させる。次いで、接続アーム22を図2に示した位置へと後退させ、インダクタ13の第1の対から電気的に切断することができる。次に、配電装置21は、固定具上で支持されている構成要素15および16、ならびにインダクタ13に対して相対的に、図6に示した位置へと移動され、2つの接続アーム22がインダクタ13の第2の対と整列され、それが第2のクロス・メンバ16と整列される。上記と同じ順序の動作を実行して、サイド・レール15と第2のクロス・メンバ16の端部との間に恒久的な接合部を形成することができる。
図7は、全体を30で示す、図1に示した装置10の配電システム12の第2の実施形態の概略上面図である。配電システム12の第2の実施形態30では、1つまたは複数の配電装置31が、電源11と各インダクタ13との間に設けられる。図示の実施形態では、そのような配電装置31が1つだけ設けられている。ただし必要に応じて、このような配電装置31をこれより多く設けることができる。配電装置31は電源11に電気的に接続されており、固定具上に支持されている構成要素15および16、ならびにインダクタ13に対して定位置に固定されている。配電装置31は、電源11からインダクタ13に電気エネルギーを供給するために各インダクタ13に電気的に接続することができる、接続ケーブル32を備える。これを実現するために、接続ケーブル32は、図7に示すように、インダクタ13のうち1つに電気的に接続される。接続ケーブル32は、これを実現するために、所望のいかなる機械的および電気的構造として実施することもできる。したがって接続ケーブル32は、上記と同様にして、互いに接合される構成要素15および16内にインダクタ13が挿入されるように、さらに引き延ばされる。必要に応じて、まずインダクタ13を構成要素15および16内で支持することができ、そこに接続ケーブル32を電気的に接続することができる。いずれの場合も、インダクタ13は、互いに接合される構成要素15および16内に配置される。上記と同じ順序の動作を実施して、サイド・レール15と第2のクロス・メンバ16の端部の間に恒久的な接合部を形成することができる。
図8は、全体を40で示す、図1に示した装置10の配電システム12の第3の実施形態の概略上面図である。配電システム12の第3の実施形態40では、1つまたは複数の配電装置41が電源11と各インダクタ13との間に設けられる。図示の実施形態では、このような配電装置41が1つだけ設けられている。ただし必要に応じて、このような配電装置41をこれより多く設けることができる。配電装置41は電源11に電気的に接続されており、固定具上に支持されている構成要素15および16、ならびにインダクタ13に対して定位置に固定されている。配電装置41は、電源11からインダクタ13に電気エネルギーを供給するために各インダクタ13に電気的に接続することができる複数の接続ケーブル42を備える。これを実現するために、各接続ケーブル42は、図8に示すように、インダクタ13のうち1つに電気的に接続される。接続ケーブル32は、これを実現するために、所望のいかなる機械的および電気的構造として実施することもできる。したがって接続ケーブル42は、上記と同様にして、互いに接合される構成要素15および16内にインダクタ13が挿入されるように、さらに引き延ばされる。必要に応じて、まずインダクタ13を構成要素15および16内で支持することができ、そこに接続ケーブル32を電気的に接続することができる。どちらの場合も、インダクタ13は、互いに接合される構成要素15および16内に配置される。上記と同じ順序の動作を実施して、サイド・レール15と第2のクロス・メンバ16の端部との間に恒久的な接合部を形成することができる。必要に応じて、すべてのインダクタ13を同時に付勢して、2つのサイド・レール15とすべてのクロス・メンバ16の端部との間のすべての接合部を同時に形成することができる。しかし、インダクタ13を順次付勢して、2つのサイド・レール15とすべてのクロス・メンバ16の端部との間のすべての接合部を順次形成することが好ましい。このような順次の動作は、配電装置41または電源11内の、適切なスイッチ機構(図示せず)によって実現することができる。
ここで図9を参照すると、全体を50で示す、本発明に従って迅速かつ効率的なやり方で複数の磁気パルス動作を実施するための、改変された装置のブロック図が示されている。改変された磁気パルス溶接装置50は、電源51、全体を52で示す配電バス、全体を53で示す複数のスイッチ、および複数のインダクタ54を備える。電源51は、当技術分野で一般的なものであり、配電バス52および各スイッチ53を通じて、各インダクタ54に電気エネルギーを供給するようになされている。以下で詳細に説明するようにして、配電バス52およびスイッチ53は、複数の磁気パルス溶接動作を実施するように、電源51を選択的かつ順次に各インダクタ54に接続する。
図10は、動作の第1段階にある、図9に示した改変された装置50の概略正面斜視図である。上記のように、様々な構成要素15および16を、互いに接合する前に、これらの構成要素を互いに正確な向きに配置するために、従来の固定具(図示せず)上で支持することができる。さらに、いくつかまたはすべてのインダクタ54を固定具上で、互いに接合される構成要素に対して定位置に支持することができる。あるいは、インダクタ54を、固定具とは別の離れた1つまたは複数の取付用構造(図示せず)上で支持することができる。これとは関係なく、改変された装置50はその後、以下で詳細に説明するようにして、すべての構成要素15および16を互いに所望の構成で恒久的に固定するように作動される。
改変された装置50の配電バス52は、絶縁体によって分離された第1および第2の導電体を備える。図10に示すように、図示した第1および第2の導電体は、それぞれ導電性材料製の、平坦かつ平面の導電体プレート52aおよび52bとして実施され、図示した絶縁体は、導電体プレート52aと52bの間に配置される電気絶縁材料製の平坦かつ平面の絶縁体プレート52cとして実施される。しかし、第1および第2の導電体、および絶縁体は、たとえば同軸ケーブルなどいかなる所望の幾何学形状で実施することもできることを理解されたい。電源51は、配電バス52の導電体プレート52aおよび52bにそれぞれ接続される、第1および第2の端子を備える。したがって、電源51が作動されると、配電バス52の導電体プレート52aおよび52bは、荷電される。ただし、このような導電体プレート52aおよび52bは、絶縁体プレート52cによって互いに分離されているので開回路が形成され、そこに電流は流れない。
図示の実施形態では、各スイッチ53は、インダクタ54のうち関連付けられた1つをその上に支持するが、これは必須ではない。スイッチ53およびインダクタ54は、好ましくは、固定具上で支持されている構成要素15および16、ならびに配電バス52に対して、相対的に所望のいかなる方向にも動けるように支持される。これを実現するためには、各スイッチ53は、こうした相対移動のために1つまたは複数のアクチュエータ(図示せず)上に支持され、あるいは、そうでなければ1つまたは複数のアクチュエータに係合される。このような移動を実現するために、たとえば油圧式または空気式アクチュエータを使用することができる。
次に、改変された装置50の動作を説明する。初めに、上記のように、様々な構成要素15および16を互いに正確な向きに配置するためにそれらを固定具上で支持し、図10に示すように、互いに接合される構成要素15および16内に各インダクタ54を位置合せする。これはまず、構成要素15および16を固定具上で支持する前にインダクタ54を前もって位置決めするように、様々なアクチュエータを動作させることによって実現することができる。あるいは、最初に構成要素15および16を固定具上で支持し、次いでインダクタ54をそれに対して位置決めするように様々なアクチュエータを動作させることもできる。いずれの場合も、次に、図11に示すように、各インダクタ54が互いに接合される構成要素15および16内に配置されるように、アクチュエータを動作させてスイッチ53およびインダクタ54を動かす。(わかりやすくするためにスイッチ53は図11では省略してある)。
同時に、スイッチ53を、配電バス52に選択的に係合するように配置する。配電バス52に対してそのような相対位置にある1つのスイッチ53の構造を、図12および図13に示す。そこに示すように、スイッチ53は、インダクタ54をそこで支持するハウジング53aを備える。上記のように、インダクタ54は当分野で一般的なものであり、1対のリード線がそこから延びる導電体の巻線からなる電磁コイル(図示せず)を備える。図示の実施形態では、コイルのリード線は、ハウジング53aに支持される第1および第2の接触子60および61に電気的に接続される。第1のおよび第2の接触子60および61はそれぞれ導電性材料製であり、絶縁体材料製の中間スペーサ62によって互いに分離されている。必要な場合は、以下で説明する目的のために、中間スペーサ62上に突出リブ62aを設けることができる。
スイッチ53はさらに、配電バス52の第1の導電体プレート52aをインダクタ54のコイルの第1の接触子60に選択的に電気接続させ、配電バス52の第2の導電体プレート52bをインダクタ54のコイルの第2接触子の61に選択的に電気接続させるための、スイッチ機構を備える。図示の実施形態では、このスイッチ機構は、それぞれ導電性材料製である第1および第2のコネクタ63および64を備える。第1のコネクタ63は、スイッチ53のハウジング53a上に支持された押圧装置65の可動ラム上に支持されている。押圧装置65は、従来の油圧式また空気式アクチュエータなどの、第1のコネクタ63を動かすように力を加えるための従来のいかなる装置として実施することもできる。第1のコネクタ63は、以下で説明する目的のために、中間スペーサ62上に設けられた突出リブ62aと整列される凹んだ領域63aを有するように形成することができる。第2のコネクタ64は、スイッチ53のハウジング53aの固定された支持部上で支持されている。押圧装置65は、第1のコネクタ63が第2のコネクタ64から離れて上方に動かされる開位置(図12および図13に示す)と、第1のコネクタ63が第2のコネクタ64に向かって下方に動かされる閉位置(図14に示す)との間で第1のコネクタ63を動かすようになされる。
初めに、押圧装置65を作動させて、第1のコネクタ63が第2のコネクタ64に対して間隔をおいた位置へと上方に動かされる図12および図13に示す開位置へと、第1のコネクタ63を動かす。これによって、同じく図12および図13で示すように、配電バス52がスイッチ53の第1および第2のコンタクト63および64の間で受けられるように、スイッチ53をアクチュエータによって配置することが可能になる。好ましくは、スイッチ53の中間スペーサ62は、配電バス52の導電体プレート52aおよび52bの最も外側部分の間で受けられるが、これは必須ではない。この初期位置において、配電バス52の第1の導電体プレート52aは、スイッチ53の第1のコネクタ60と横方向に整列され、配電バス52の絶縁体プレート52cは、スイッチ53の中間スペーサ62と横方向に整列され、配電装置52の第2の導電体プレート52bは、スイッチ53の第2のコネクタ61と横方向に整列される。
次に、押圧装置65を作動させて、第1のコネクタ63が第2のコネクタ64に向かって下方に動かされる、図14に示す閉位置へと第1のコネクタ63を動かす。このような動きによって、第1のコネクタ63が、配電バス52の第1の導電体プレート52aの隣接端部、およびスイッチ53の第1のコネクタ60に、堅く係合される。同時に、このような動きによって、第2のコネクタ64が、配電バス52の第2の導電体プレート52bの隣接端部、およびスイッチ53の第2のコネクタ61に、堅く係合される。好ましくは、押圧装置65は、コネクタ60および60がそれぞれ、配電バス52およびスイッチ53の関連部分に堅くしっかりと係合することを保証するように、かなり大きい力を加える。その結果、インダクタ54が、配電バス52の導電体プレート52aおよび52bに電気的に接続される。続いて電源51が作動されると、インダクタ54のコイルに電流が流れ、極めて強い電磁界がその周りに発生される。結果的に、上記のように、サイド・レール15とクロス・メンバ16の間に恒久的な接合部が形成される。
よく知られているように、上記それぞれの磁気パルス溶接を実行するためには、比較的大きな電気エネルギーが必要とされる。こうしたそれぞれの磁気パルス溶接動作を実施するために必要となるこのような電気エネルギー量を最低限に抑えるために、使用時に装置に生じるインダクタンスの大きさを低減することが望ましい。特に、使用時の配電バス52に生じるインダクタンスの大きさを低減することが望ましい。かなり大きいインダクタンスが存在すると損失が生じ、したがって、これらの磁気パルス溶接動作をそれぞれ実施するのに必要とされる電気エネルギー量が増大する。一般的に、配電バス52のインダクタンスは、いくつかの方法で最小化することができる。第1に、電源51からスイッチ54の間の配電バス52の長さを最短にすることができる。第2に、導電体プレート52aおよび52bの断面積を最大にすることができる。第3に、導電体プレート52aと52bを分離する距離を最短にすることができる。
図示した配電バス52では、電源51から各スイッチ54の間の配電バス52の長さは、こうしたスイッチ54それぞれの位置によってそれぞれ異なっていてよいことがわかる。その結果、配電バス52のインダクタンスの大きさは、各スイッチ54においてそれぞれ異なることがある。これを補償するために、電源51によって各スイッチ54に供給される電気エネルギーの量を、これらのスイッチ54それぞれにかかるインダクタンスの大きさに応じて調節することが望ましい。すなわち、電源51によって各スイッチ54に供給される電気エネルギーの量は、作動されるスイッチ54の位置によって決まる。
あるいは、各磁気パルス溶接動作の実行に必要となる電気エネルギーの量は一定でないことがあるため、様々な要因(たとえば、形成される接合部の幾何学形状、ならびに、構成要素15および16を形成するために使用される材料などを含む)に応じて、電源51によって供給される電気エネルギーの量を一定のレベルに保ち、各スイッチ54を、それぞれの位置で磁気パルス溶接動作を実行するために必要となる電気エネルギーの量を実現できるようにように配置することが望ましい場合がある。
図示したそれぞれの実施形態において、機械的な機構を配電装置および機構に使用してきた。しかし、上記のように、電源をインダクタに選択的に接続するために、所望のいかなる機械的および電気的構造を使用することもできる。たとえば、図1を再び参照すると、配電システム12を、ソリッド・ステートまたは、電源11を各インダクタ13に選択的に接続するための他の電子スイッチ・システムとして実施することができる。このようなソリッド・ステートまたは電子スイッチ・システムは、当技術分野で知られており、磁気パルス成形/溶接装置10のための特定の用途で使用するようになされる。
特許法の規定に従って、本発明の動作の原則およびモードを、その好ましい実施形態において説明および図示してきた。ただし、本発明は、その精神および範囲から逸脱することなく、具体的に説明し図示した以外にも実施することができることが理解されなくてはならない。