JP6424314B1 - 永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】1m程度の短尺物の配力筋を用いても重ね継手が不要であり、現場での施工性が良い永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法の提供。【解決手段】板状の型枠本体10の上方に主筋2Aおよび配力筋2Bが組み合わされた網状筋2を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠1であって、側溝の長手方向Lに連続配置されて隣り合う当該永久型枠1を跨ぐように側溝の長手方向Lに並べて配置される網状筋2を型枠本体10上方に係止可能なスペーサ20を備えた永久型枠1を、側溝の長手方向Lに連続配置し、網状筋2を側溝の長手方向Lに連続配置されて隣り合う永久型枠1を跨ぐように側溝の長手方向Lに並べて配置し、スペーサ20により型枠本体10上方に係止し、永久型枠1上にコンクリートを打設する。【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリートを打設して側溝の蓋体を構築する際に用いられる永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法に関し、特に、既設の側溝本体に蓋体を現場施工するのに好適な永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法に関する。
道路側溝等の比較的小型の側溝の構築には、支保工を必要としないだけの強度を有する永久型枠を敷設して通常の鉄筋コンクリートを打設する工法が一般的である。永久型枠の材料としては、錆や劣化等が発生しない鋼板またはGRC(ガラス繊維強化セメントコンクリート)製の板材(例えば特許文献1参照。)が一般的に用いられる。
永久型枠を設置した後、鉄筋を敷設していく連続作業の場合、鉄筋を網目状に組んだ後、スペーサをセットしてコンクリートを打設するのが一般的な工法である。このとき、側溝と直角方向となる主鉄筋は規定の寸法にするが、配力筋は5mや6m等の比較的長い、いわゆる定尺物(長尺物)を使用し、規定の重ね継手を利用して連続鉄筋にするのが一般的である。
しかしながら、5mや6m等の長尺物は現場での取り扱いが大変であり、施工性が悪い。この対策として、配力筋を1m程度の短尺物にすることが考えられるが、規定通りであれば直径の約40倍の重ね継手が必要となるため、1.4倍の長さが必要となり、大変不経済となる。
そこで、本発明においては、1m程度の短尺物の配力筋を用いても重ね継手が不要であり、現場での施工性が良い永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法を提供することを目的とする。
本発明の永久型枠は、板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であって、側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う当該永久型枠を跨ぐように側溝の長手方向に並べて配置される網状筋を型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えたものである。
本発明の永久型枠を側溝の長手方向に連続配置し、網状筋を側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う永久型枠を跨ぐように側溝の長手方向に並べて配置し、スペーサにより型枠本体上方に係止し、永久型枠上にコンクリートを打設することにより、側溝の長手方向に永久型枠と網状筋とが交互に連続して一体化された側溝蓋体が構築される。
ここで、スペーサは、配力筋の延びる方向から見て逆V字状の下支持部であり、逆V字状の頂点の稜線上に主筋を支持する下支持部と、主筋の延びる方向に沿って主筋上を押さえる上押え部とを有し、配力筋の延びる方向から主筋を下支持部と上押え部との間に差し込むことにより網状筋が係止されるものであることが望ましい。
これにより、永久型枠を側溝の長手方向に連続配置し、網状筋を側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う永久型枠を跨ぐように側溝の長手方向に並べて配置する際、配力筋の延びる方向から主筋をスペーサの下支持部と上押え部との間に差し込むだけで、網状筋が型枠本体上方に係止され、コンクリートを打設することが可能となる。
また、本発明の永久型枠は、側溝の長手方向に並べて配置される網状筋の間の位置に、側溝の幅方向に延びる目地板を支持するための目地板支持部を備えたものであることが望ましい。これにより、目地板支持部に目地板を支持してコンクリートを打設することにより、側溝蓋体の配力筋が連続していないために構造的に膨張収縮に弱い箇所となる位置に強制目地が形成される。なお、側溝の長手方向に並べて配置される網状筋の間の位置に、側溝の幅方向に延びる目地板を予め備えた構成とすることも可能である。
(1)側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う当該永久型枠を跨ぐように側溝の長手方向に並べて配置される網状筋を型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えた永久型枠によれば、側溝の長手方向に永久型枠と網状筋とが交互に連続して一体化された側溝蓋体が構築され、1m程度の短尺物の配力筋を用いても重ね継手は不要となり、現場での施工性が良い。また、本発明の側溝蓋体は、永久型枠と網状筋とが一体化されたうえで、さらにコンクリートにより一体化されるため、構造上堅牢となり、耐久性に優れたものとなる。
(2)スペーサが配力筋の延びる方向から見て逆V字状の下支持部であり、逆V字状の頂点の稜線上に主筋を支持する下支持部と、主筋の延びる方向に沿って主筋上を押さえる上押え部とを有し、配力筋の延びる方向から主筋を下支持部と上押え部との間に差し込むことにより網状筋が係止されるものであることにより、配力筋の延びる方向から主筋をスペーサの下支持部と上押え部との間に差し込むだけで、網状筋が型枠本体上方に係止され、コンクリートを打設することが可能となるので、さらに現場での施工性が良い。
(3)側溝の長手方向に並べて配置される網状筋の間の位置に、側溝の幅方向に延びる目地板を支持するための目地板支持部を備えたもの、あるいは、側溝の幅方向に延びる目地板を備えたものとすることで、側溝蓋体の配力筋が連続していないために構造的に膨張収縮に弱い箇所となる位置に強制目地が形成されるので、亀裂の発生が防止され、側溝蓋体の部分破壊を防止することが可能となる。
図1は本発明の実施の形態における永久型枠の平面図、図2は図1の永久型枠の正面図、図3は図1のIII−III断面図、図4は図1のIV−IV断面図、図5は側溝蓋体の構築完了後の側溝の断面図、図6は永久型枠上への網状筋の配置状態を示す平面図、図7は図6の正面図である。
図1〜図5に示すように、本発明の実施の形態における永久型枠1は、板状の型枠本体10の上方に網状筋2を配置し、コンクリートを打設して側溝3の蓋体4を構築するためのものである。型枠本体10は、長手方向Lの長さ800mm〜1200mm程度の平板である。なお、本実施形態においては、長さ1000mm、厚さ2.3mmの鋼板を用いている。永久型枠1は、図6および図7に示すように長手方向Lに並べて連続配置される。
網状筋2は側溝3の幅方向W(図3の左右方向)に延びる鉄筋(主筋)2Aおよび側溝3の長手方向L(図1および図2の左右方向)に延びる鉄筋(配力筋)2Bが組み合わされたものである。配力筋2Bは施工性の向上を図るために型枠本体10の長手方向Lの長さと同程度とする。主筋2Aと配力筋2Bとは溶接されている。網状筋2は、連続配置されて隣り合う永久型枠1を跨ぐように長手方向Lに並べて配置される。すなわち、永久型枠1と網状筋2とは長手方向Lに交互にずらして敷設される。なお、網状筋2は予め溶接されたものを使用せず、現場で組み上げたものとすることも可能である。
また、型枠本体10の長手方向Lの中央部には、長手方向Lに隣り合う網状筋2の間に、幅方向Wに延びる目地板11を支持するための目地板支持部12を備える。目地板11は、側溝蓋体のコンクリートに強制目地を形成するためのものである。側溝蓋体は、この目地板11により仕切られる部分が分断された蓋体となるが、目地板11は型枠本体10の長手方向Lの中央部に設けられるため、蓋体同士が永久型枠1で連結されたものとなる。
図8は図1のVIII矢視図、図9は図2のVII部拡大図である。目地板支持部12は、図1、図8および図9に示すように、目地板11を長手方向Lの両側から挟むように、等辺山形鋼を幅方向Wに互い違いに配置し、型枠本体10の上面に溶接したものである。目地板11は例えば厚さ2.3mmの鋼板であり、後述するように現場において網状筋2を永久型枠1に係止した後に目地板支持部12の間にセットされる。
また、型枠本体10上面には、網状筋2を型枠本体10上方に係止可能なスペーサ20を備えている。図10は図1のX矢視図、図11は図2のIX部拡大図である。スペーサ20は、配力筋2Bの延びる方向(図10の正面)すなわち長手方向Lから見て逆V字状の下支持部21と、主筋2Aの延びる方向(図10の左右方向)すなわち幅方向Wに沿って主筋2A上を押さえる上押え部22とを有する。
下支持部21は、配力筋2Bの延びる方向(長手方向L)に配置された第1の山形鋼としての等辺山形鋼を型枠本体10上面に伏せた状態で両脚21A,21Bの2箇所を型枠本体10上に溶接することで固定し、等辺山形鋼の頂点21Cを逆V字状の頂点の稜線21Dとしたものである。下支持部21は、この逆V字状の頂点の稜線21D上に主筋2Aを支持する。
上押え部22は、主筋2Aの延びる方向(幅方向W)に配置された第2の山形鋼としての等辺山形鋼の第1の脚22Aが下支持部21の配力筋2Bの延びる方向の面に固定され、第2の脚22Bにより主筋2A上を押さえるものである。上押え部22は、下支持部21の頂点21Cの裏部21Eを一点溶接することにより、下支持部21に固定されている。網状筋2は、配力筋2Bの延びる方向(図11の矢印Aで示す方向)から主筋2Aを下支持部21と上押え部22との間に差し込むことによりスペーサ20に係止される。
また、本実施形態における永久型枠1は、型枠本体10に排水孔30が設けられ、この排水孔30上に図12および図13に示す排水筒31が立設されている。排水筒31の内側上部には石やゴミ等が側溝3内へ落下するのを防止するための邪魔板32が設けられている。
上記構成の永久型枠1を用いた側溝蓋体の構築は、永久型枠1を側溝3(図3参照。)の長手方向L(図3においては正面方向)に連続配置した後、図6および図7に示すように網状筋2を、長手方向Lに隣り合う永久型枠1を跨ぐように長手方向Lに並べて配置する。このとき、網状筋2は、配力筋2Bの延びる方向(図11の矢印Aで示す方向)から主筋2Aを下支持部21と上押え部22との間に差し込むことによって、スペーサ20により型枠本体10上方に係止される。
そして、長手方向Lに並べて配置される網状筋2の間の位置の目地板支持部12に目地板11を設置し、永久型枠1上にコンクリートを打設する。このとき、数箇所のスペーサ20の上押え部22の先端を下方向に曲げておくことで、コンクリート打設時に網状筋2が下支持部21と上押え部22との間から抜けるのを防止することも可能である。
これにより、側溝3の長手方向Lに永久型枠1と網状筋2とが交互に連続して一体化された蓋体4が構築される。網状筋2はスペーサ20により永久型枠1と一体化しており、この蓋体4は1m程度の短尺物の配力筋2Bを用いることが可能であり、重ね継手は不要で、現場での施工性が良い。また、この蓋体4は、永久型枠1と網状筋2とが一体化されたうえで、さらにコンクリートにより一体化されているので、構造上堅牢となっており、耐久性に優れている。
また、本実施形態における永久型枠1では、スペーサ20が、配力筋2Bの延びる方向から見て逆V字状の下支持部21であり、逆V字状の頂点の稜線上に主筋2Aを支持する下支持部21と、主筋2Aの延びる方向に沿って主筋2A上を押さえる上押え部22とを有する構成により、網状筋2を配置する際には、配力筋2Bの延びる方向から主筋2Aをスペーサ20の下支持部21と上押え部22との間に差し込むだけで、網状筋2が型枠本体10上方に係止され、コンクリートを打設することが可能となるので、さらに現場での施工性が良い。
特に、本実施形態における永久型枠1では、下支持部21が等辺山形鋼であり、これを型枠本体10上面に伏せただけの状態でも安定しているため、位置や高さ等を調整して型枠本体10に正確に溶接することが可能である。また、網状筋2を等辺山形鋼の両脚21A,21Bの2箇所で支持するため、上押え部22とともに網状筋2を強固に固定することが可能であり、下支持部21と上押え部22との間に差し込んでコンクリートを打設した後は、コンクリートが付着して永久型枠1と網状筋2とはしっかりと固定される。
また、本実施形態における永久型枠1は、側溝3の長手方向Lに並べて配置される網状筋2の間の位置の目地板支持部12に、側溝3の幅方向に延びる目地板11を支持してコンクリートを打設するため、側溝蓋体の配力筋2Bが連続していないために構造的に膨張収縮に弱い箇所となる位置に強制目地が形成されるので、亀裂の発生が防止され、側溝蓋体の部分破壊を防止することが可能となっている。なお、目地板11は予め永久型枠1に固定した構成とすることも可能である。
上記のように、本実施形態における永久型枠1では、永久型枠1と網状筋2とがスペーサ20により一体化され、コンクリート打設時のコンクリートの重量を永久型枠1と網状筋2とで支持するため、型枠本体10の厚みを薄くすることが可能であり、例えば、側溝3の溝幅300mmの場合には厚さ2.3mmの鋼板を使用することが可能である。なお、従来工法の場合、永久型枠と配筋とが一体化されていないため、コンクリート重量を型枠本体のみで支持する必要があり、コンクリート重量による撓みを防止するために厚さ3.2mmの鋼板が必要となる。
また、本実施形態における永久型枠1では、腐食防止のために、網状筋2を除いて溶融亜鉛めっきを施すことが必要であるが、上記のように厚さ2.3mmの薄い鋼板を使用することができるため、めっき量が少なくて済み、経済性に優れている。
本発明は、コンクリートを打設して側溝の蓋体を構築する際に用いられる永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法として有用であり、特に、既設の側溝本体に蓋体を現場施工する際の永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法として好適である。また、本発明は、1m程度の短尺物の配力筋を用いても重ね継手が不要であり、現場での施工性が良い永久型枠およびこれを用いた側溝蓋体並びにその構築方法として好適である。
1 永久型枠
2 網状筋
2A 主筋
2B 配力筋
3 側溝
4 蓋体
10 型枠本体
11 目地板
12 目地板支持部
20 スペーサ
21 下支持部
22 押え部
30 排水孔
31 排水筒
32 邪魔板
2 網状筋
2A 主筋
2B 配力筋
3 側溝
4 蓋体
10 型枠本体
11 目地板
12 目地板支持部
20 スペーサ
21 下支持部
22 押え部
30 排水孔
31 排水筒
32 邪魔板
Claims (10)
- 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であって、
前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う当該永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサであり、前記配力筋の延びる方向から見て逆V字状の下支持部であり、前記逆V字状の頂点の稜線上に前記主筋を支持する下支持部と、前記主筋の延びる方向に沿って前記主筋上を押さえる上押え部とを有し、前記配力筋の延びる方向から前記主筋を前記下支持部と前記上押え部との間に差し込むことにより前記網状筋が係止されるスペーサを備えた永久型枠。 - 前記下支持部は、前記配力筋の延びる方向に配置された第1の山形鋼の両脚が前記型枠本体上面に固定され、当該第1の山形鋼の頂点を前記逆V字状の頂点の稜線としたものであり、
前記上押え部は、前記主筋の延びる方向に配置された第2の山形鋼の第1の脚が前記第1の山形鋼の前記配力筋の延びる方向の面に固定され、当該第2の山形鋼の第2の脚により前記主筋上を押さえるものである
請求項1記載の永久型枠。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であって、
前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う当該永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を支持するための目地板支持部を備えた永久型枠。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であって、
前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う当該永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を備えた永久型枠。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠を用いた側溝蓋体であって、
前記永久型枠が、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサであり、前記配力筋の延びる方向から見て逆V字状の下支持部であり、前記逆V字状の頂点の稜線上に前記主筋を支持する下支持部と、前記主筋の延びる方向に沿って前記主筋上を押さえる上押え部とを有し、前記配力筋の延びる方向から前記主筋を前記下支持部と前記上押え部との間に差し込むことにより前記網状筋が係止されるスペーサを備え、前記側溝の長手方向に連続配置されたものであり、
前記網状筋が、前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置されたものである
ことを特徴とする側溝蓋体。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠を用いた側溝蓋体であって、
前記永久型枠が、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を支持するための目地板支持部を備え、前記側溝の長手方向に連続配置されたものであり、
前記網状筋が、前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置されたものである
ことを特徴とする側溝蓋体。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠を用いた側溝蓋体であって、
前記永久型枠が、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を備え、前記側溝の長手方向に連続配置されたものであり、
前記網状筋が、前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置されたものである
ことを特徴とする側溝蓋体。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であり、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサであり、前記配力筋の延びる方向から見て逆V字状の下支持部であり、前記逆V字状の頂点の稜線上に前記主筋を支持する下支持部と、前記主筋の延びる方向に沿って前記主筋上を押さえる上押え部とを有し、前記配力筋の延びる方向から前記主筋を前記下支持部と前記上押え部との間に差し込むことにより前記網状筋が係止されるスペーサを備えた永久型枠を用いた側溝蓋体の構築方法であって、
前記永久型枠を前記側溝の長手方向に連続配置すること、
前記網状筋を前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置し、前記スペーサにより前記型枠本体上方に係止すること、
前記永久型枠上にコンクリートを打設すること
を含む側溝蓋体の構築方法。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であり、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を支持するための目地板支持部を備えた永久型枠を用いた側溝蓋体の構築方法であって、
前記永久型枠を前記側溝の長手方向に連続配置すること、
前記網状筋を前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置し、前記スペーサにより前記型枠本体上方に係止すること、
前記永久型枠上にコンクリートを打設すること
を含む側溝蓋体の構築方法。 - 板状の型枠本体の上方に主筋および配力筋が組み合わされた網状筋を配置し、コンクリートを打設して、側溝の蓋体を構築するための永久型枠であり、前記網状筋を前記型枠本体上方に係止可能なスペーサを備えるとともに、前記側溝の長手方向に並べて配置される前記網状筋の間の位置に、前記側溝の幅方向に延びる目地板を備えた永久型枠を用いた側溝蓋体の構築方法であって、
前記永久型枠を前記側溝の長手方向に連続配置すること、
前記網状筋を前記側溝の長手方向に連続配置されて隣り合う前記永久型枠を跨ぐように前記側溝の長手方向に並べて配置し、前記スペーサにより前記型枠本体上方に係止すること、
前記永久型枠上にコンクリートを打設すること
を含む側溝蓋体の構築方法。
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JPH0913486A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-14 | Infuratetsuku Kk | コンクリート構造体 |
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