JP6424048B2 - 時計 - Google Patents

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Description

本発明は、外装なすケース外での操作によって動かされる表示体をケース内に有する携帯時計等の時計に関する。
従来、外装ケース内の文字板の周縁に沿って回転可能に配設された内転リングと、このリングを外装ケースの外部から回転させる操作部材とを備える時計が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の時計において、内転リングを連動する操作部材は、外装ケースに固定されたパイプを貫通する軸部と、この軸部に連続し外装ケースの外部に配置される回転操作用の頭部を有する。パイプの内径は変化がなく一定であるとともに、軸部の外径も変化がなく一定である。そして、これらパイプと軸部との間の防水を確保するために、パイプの内周に接するパッキンなどの防水部材が軸部に取付けられている。
内転リングはその裏側に周方向に並んだ歯(駆動歯車)を有し、この歯に噛合う駆動伝達歯車が外装ケース内において軸部に設けられている。そのため、駆動伝達歯車を内転リングの歯に噛合わせた状態で、操作部材の頭部を回転操作することで、内転リングが回転される。それにより、内転リングが有する表示を、文字板や時刻表示針に対し移動させることができる。
特開2010−139399号公報
内転リングを任意の回転位置に保持する手段は特に採用されていない。このため、操作部材の操作時以外にも駆動伝達歯車と内転リングの歯との噛み合いが維持される構成では、防水部材とパイプ内周面との摩擦係合力で、操作部材の回転が抑制される。それにより、内転リングの不用意な回転を抑制することが可能である。
この場合、内径に変化がないパイプと外径に変化がない操作部材の軸部とで挟まれる防水部材の締め代が大きく(言い換えれば、防水部材の弾性変形の程度がより大きく)なるように設定することで、この防水部材とパイプ内周面との摩擦係合力を大きくできる。
内転リングには格別な負荷が与えられていないとともに、この内転リングは、操作部材の駆動歯車の径に対し遥かに大径である。このため、内転リングを所望角度回転させるために必要とする操作部材の回転量は大きく、それゆえに操作部材は使用者によって高回転で操作される。
このような操作において、前記摩擦係合力が強いと、操作部材の回転操作が重くなる。それだけではなく、操作部材の回転操作に伴い、防水部材の外周はパイプの内周面を摺動するので、この防水部材の摩耗が促進される。このため、摩耗に伴って生じる摩耗成分(これを摩耗カスと以下称する。)が防水部材とパイプ内周面と挟まって堆積することで、防水性能の低下がもたらされる虞が考えられる。
本発明の目的は、ケース内の表示体の誤動作を抑制できるにも拘わらず、表示体を連動する操作部材を軽く回転操作でき、かつ、操作部材まわりでの防水の信頼性が高い時計を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の時計は、貫通孔を有するケースと、表示を有し、この表示を移動させるために動くことが可能となるように前記ケースに収容された表示体と、前記貫通孔に固定されたパイプと、前記ケースの外部に配置される回転操作用の頭部、及び前記パイプに対し回転可能でかつ前記パイプの軸方向に移動可能に挿入された軸部を有し、前記頭部の回転操作により前記表示体を連動する操作位置と前記表示体を保持するセット位置とにわたり移動される操作部材と、弾性変形された状態に前記パイプと前記軸部とで挟まれて前記パイプと前記軸部との間を防水するリング状のパッキンと、を備える時計であって、
第1の環状接触面と、この第1の環状接触面が形成する径とは異なる径を形成する第2の環状接触面と、これら第1、第2の環状接触面にわたる環状斜面とを、前記パイプと前記軸部のうちの一方が有し、前記各面に対向する環状対向面を前記一方に対する他方が有し、前記パッキンが前記環状対向面から突出して前記他方に取付けられ、
前記パッキンは、前記操作位置に前記操作部材が配置された状態で、前記第1、第2の環状接触面のうちで前記環状対向面との間に広い隙間を形成する方の環状接触面に接触され、前記セット位置に前記操作部材が配置された状態で、前記第1、第2の環状接触面のうちで前記環状対向面との間に前記隙間より狭い隙間を形成する方の環状接触面に接触されることを特徴としている。
本発明の時計によれば、ケースの外部で操作部材の頭部を撮んで押し引きすることで、操作位置とセット位置とにわたって、操作部材がその軸部が延びる方向に移動されるに伴い、軸部とこれが挿入されたパイプとの相対位置が変わる。これによって、パッキンが、第1の環状接触面又は第2の環状接触面のいずれかに接触し、パイプと操作部材の軸部との間の防水を確保する。
詳しくは、表示体を連動する必要がある場合、操作部材は操作位置に配置される。このように操作部材が配置されることで、パイプと軸部のうちの一方が有する第1の環状接触面と、前記一方に対する他方が有する環状対向面とが、環状対向面から突出されたパッキンを弾性変形した状態に挟んで、軸部とパイプとの間を防水する。また、表示体を連動する必要がない場合、操作部材はセット位置に配置される。このように操作部材が配置されることで、パイプと軸部のうちの一方が有する第2の環状接触面と、前記一方に対する他方が有する環状対向面とが、環状対向面から突出されたパッキンを弾性変形した状態に挟んで、軸部とパイプとの間を防水する。
第1の環状接触面が形成する径と第2の環状接触面が形成する径とは異なり、操作位置に操作部材が配置された状態において、パッキンは、第1、第2の環状接触面のうちで環状対向面との間に広い隙間を形成する方の環状接触面に接触して、締め代が小さくなるように拡径され、操作部材まわりの防水を確保する。また、セット位置に操作部材が配置された状態において、パッキンは、第1、第2の環状接触面のうちで環状対向面との間に前記隙間より狭い隙間を形成する方の環状接触面に接触して、締め代が大きくなるように縮径され、操作部材まわりの防水を確保する。
このため、セット位置では、操作位置でのパッキンと比較して、より強くパッキンが弾性変形され、このパッキンが接した環状接触面への密接度が高まるので、操作部材まわりの防水の信頼性が高められる。これとともに、前記密接度の高まりに伴い、パッキンとこれが接した環状接触面との摩擦係合力が増える。この係合力に基づく抵抗によって操作部材が不用意に回転され難くなる。このため、例えば、時計の携帯中に操作部材の不用意な回転を原因として、表示体が誤動作されることを抑制できる。
この逆に、操作位置では、セット位置でのパッキンと比較して、より弱くパッキンが弾性変形され、このパッキンが接した環状接触面への密接度が低くなるので、操作部材まわりの防水は必要な性能が維持される範囲で低下する。しかし、前記密接度の低下に伴い、パッキンとこれが接した環状接触面との摩擦係合力が減ることに応じて、操作部材の回転に対する抵抗力が減る。このため、表示体を連動するときの操作部材の回転操作を軽くできる。
この回転操作において、パッキンは大きい径を形成する方の環状接触面を摺動するが、この接触面へのパッキンの密接度は低められているので、摺動に伴うパッキンの摩耗が抑制される。これにより、パッキンの耐久性が向上される。これとともに、摩耗抑制に伴うパッキンの摩耗カスも少なくなり、このカスを原因とする防水性能の低下が抑制されるので、この点においても操作部材まわりの防水の信頼性が高められる。
本発明の時計の好ましい形態は、前記発明において、更に、前記一方が前記パイプであって、前記第1の環状接触面と前記第2の環状接触面と前記環状斜面とが、前記パイプの内周面の少なくとも一部をなすとともに、前記第2の環状接触面がなす径は前記第1の環状接触面がなす径より大きく、前記他方が前記軸部であって、前記環状対向面が前記軸部の外周面の少なくとも一部をなし、前記軸部に形成された取付溝に前記パッキンが取付けられていることを特徴としている。
この好ましい形態によれば、パイプに第1の環状接触面に連続する環状斜面と、第1の環状接触面が形成する径より大きい径を形成する第2の環状接触面を加工することで、操作部材の移動操作によってパッキンの締め代を選択的に変化させる構成を、部品点数を増やすことなく実現できる。更には、パッキンが取付けられる取付溝を加工する場合、軸部が作業空間を限定することはなく、軸部周りの空間が作業空間となる。このため、加工性がよいとともに、パッキンの取付けにおいてパッキンを保持するための特別な部品を要しない。
本発明の時計の好ましい形態は、更に、前記第1の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの内部側に設けられているとともに、前記第2の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの外部側に設けられ、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径より小さく、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径より大きいことを特徴としている。
この好ましい形態によれば、ケースの外部に向けて操作部材が引き動かされると、パッキンは、その締め代が小さくなるように拡径される。そして、この状態で操作部材が回転操作される。また、操作部材が引き動かされた状態からケースの内部に向けて操作部材が押し込まれると、パッキンは、その締め代が大きくなるように縮径される。このような操作部材の移動操作によって、パッキンの締め代を選択的に変化させることができる。
本発明の時計の好ましい形態は、更に、前記第1の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの外部側に設けられているとともに、前記第2の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの内部側に設けられ、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径より小さく、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径より大きいことを特徴としている。
この好ましい形態によれば、ケースの内部に向けて操作部材が押し込まれると、パッキンは、その締め代が小さくなるように拡径される。そして、この状態で操作部材が回転操作される。また、この状態からケースの外部に向けて操作部材が引き動かされると、パッキンは、その締め代が大きくなるように縮径される。このような操作部材の移動操作によって、パッキンの締め代を選択的に変化させることができる。
本発明の時計の好ましい形態は、更に、前記操作部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢体を、更に備えることを特徴としている。
この好ましい形態によれば、パッキンの締め代が小さくなるように操作位置に押し込まれた操作部材に対する押し込み力がなくなると、付勢体の付勢力によって、操作部材が自動的にケースの外部に向けて押し戻される。これにより、パッキンの締め代が大きくなるようにセット位置に操作部材が戻されるので、操作部材をセット位置に戻すための操作を要することなく、時計の携帯時などにおいて操作部材が不用意に回転されることを抑制できる。
本発明の時計の好ましい形態は、前記一方が前記軸部であって、前記第1の環状接触面と前記第2の環状接触面と前記環状斜面とが、前記軸部の外周面の少なくとも一部をなすとともに、前記第2の環状接触面がなす径は前記第1の環状接触面がなす径より大きく、前記他方が前記パイプであって、前記環状対向面が前記パイプの内周面の少なくとも一部をなし、前記パッキンが前記パイプの内周面から突出して前記パイプに取付けられていることを特徴としている。
この好ましい形態によれば、操作部材の軸部に、第1の環状接触面に連続する環状斜面と、第1の環状接触面が形成する径より大きい径を形成する第2の環状接触面が設けられているので、操作部材の移動操作によってパッキンの締め代を選択的に変化させる構成を、部品点数を増やすことなく実現できる。
本発明の時計の好ましい形態は、更に、前記ケースに円板状の文字板が収容され、前記表示体が、リング状で前記文字板の外周縁に沿って回転可能に配設されていることを特徴としている。
この好ましい形態によれば、既述のように操作位置に配置された操作部材を軽く回転操作できる。それに伴い、操作部材に連動するリング状の表示体が回転されるので、表示体の表示と文字板の表示または時刻表示針との関係を任意に変えることができる。更に、既述のようにセット位置に配置された状態の操作部材が不用意に回転されないようにしたので、表示体の誤動作が抑制され、この表示体の表示と文字板の表示または時刻表示針との関係で定められた機能(例えばタイマー機能等)が、不用意に狂うことを抑制できる。
本発明によれば、ケース内の表示体の誤動作を抑制できるにも拘わらず、表示体を連動する操作部材を軽く回転操作でき、かつ、操作部材まわりでの防水の信頼性が高い、という効果がある。
本発明の第1の実施の形態に係る腕時計を示す正面図である。 図1中矢印F2−F2線に沿って示す断面図である。 第1の実施の形態に係る腕時計の操作部材が操作される使用位置に配置された状態を示す図2相当の断面図である。 図2中矢印F4−F4線に沿って示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る腕時計を示す正面図である。 図5中矢印F6−F6線に沿って示す断面図である。 第2の実施の形態に係る腕時計の操作部材が操作される使用位置に配置された状態を示す図6相当の断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る腕時計を示す図2相当の断面図である。
本発明の第1の実施の形態を図1〜図4を参照して説明する。
図1〜図3中符号11は、時計例えば携帯時計具体的には防水性を有する腕時計を示している。腕時計11はその外装をなすケース12を備える。
図2及び図3に示すようにケース12内に、文字板13、時刻を指し示す時刻表示針14の動きを制御するムーブメント15、及び表示体17等の所要部材が収められている。
文字板13は、円形で、周部に図1に示す時刻表示目盛13aを有する。なお、文字板13は液晶画面によって時刻表示目盛を表示するデジタル表示式の文字板であってもよい。時刻表示針14は、時針、分針、秒針のうちの少なくとも時針と分針とからなる。
図1に示すように腕時計11の3時方向において竜頭16がケース12に取付けられている。竜頭16はケース12の外部で回転操作される。それによって、竜頭16の回転は、例えば分針を回転させるためにムーブメント15が有する図示しない輪列に与えられ、分針の位置が調整される。
表示体17は、例えば合成樹脂製で、図1に示すように平面視リング状である。表示体17の外径は文字板13の直径より大きく、表示体17の内径は文字板13の直径より小さい。表示体17は文字板13の周方向に回転可能に配設されている。図2及び図3に示すように表示体17の内周部は文字板13の周部表面に重なっている。
図2及び図3に示すように表示体17の厚みは内周から外周に向けて次第に増えている。それにより形成された表示体17の斜状でかつ環状をなす表面は表示面として利用され、この面に、図1に示すように表示17aが設けられている。表示17aは、例えば表示体17の周方向に沿って等間隔に印刷などにより設けられた目盛である。表示体17の回転により所定の位置に動かされた表示17aと時刻表示針14との相対位置の変化によって、所定時間からの経過時間を計測するタイマー機能を得ることができる。
なお、既述のように表示体17は平面視リング状であることが好ましいが、これには制約されない。表示体17が平面視リング状である場合、平面視無端形状であっても、両端を有しこれらの端が対向されて平面視Cの字形状をなしていても差し支えない。表示体17の表示17aは、目盛に限らず、互いに異なる色で区分された複数の表示領域であってもよい。或いは、複数の無地の表示領域の夫々に描かれたシンボル(例えば日中のイメージを表す太陽のシンボルや、日没後のイメージを表す月のシンボル等)を、表示17aとすることもできる。更に、表示17aは、タイマー機能用ではなく、簡易な方位測定を可能とするための方位表示であってもよい。
図2〜図4に示すように表示体17はその裏側に被動歯車部18を一体に有する。被動歯車部18は、谷部と山部を表示体17の周方向に交互に設けてなり、これら山部と谷部は、表示体17の半径方向(放射方向)に延びている。被動歯車部18は、文字板13の外周から外れていて、この外周を囲んでいる。
図2及び図3に示すようにケース12は、環状に作られた胴21の厚み方向一面に例えば透視カバー22を液密に装着するとともに、胴21の厚み方向他面に裏蓋23を液密に装着して形成されている。胴21はステンレス鋼やチタンなどの金属製であることが好ましい。
透視カバー22は、例えば円形であり、時計11の正面をなしている。透視カバー22は透光部材例えば透明なガラス等からなり、これを通して文字板13及び表示体17を透視可能である。裏蓋23は時計11の裏面をなしている。裏蓋23は金属や合成樹脂製である。なお、図2及び図3中符号24,25は、夫々ケース12の液密を保持するために、胴21と透視カバー22との間、又は胴21と裏蓋23との間に挟設された環状のシール材を示している。
図2及び図3に示すように胴21はその内側空間に向けて突出する環状凸部26を有する。環状凸部26に透視カバー22の周部裏面が接触し支持されている。この環状凸部26は、表示体17の外周部表面を覆っている。そのため、表示体17は、文字板13と環状凸部26とで時計11の厚み方向に動かないように保持されている。更に、環状凸部26の裏側に直角に連続した胴21の内周面21aは表示体17の外周面に接近され、それにより、表示体17がその径方向に動かないように保持されている。
胴21は竜頭16の取付け位置からずれた位置、例えば2時方向に、図2及び図3に示す貫通孔27を有する。この貫通孔27に挿入してパイプ28がケース12に固定されている。胴21とパイプ28が共に金属製である場合、ロウ付けによりパイプ28が胴21に固定される。胴21とパイプ28の少なくとも一方が合成樹脂製である場合、接着剤を用いてパイプ28が胴21に固定される。パイプ28は表示体17の半径方向(放射方向)に延びている。
パイプ28は大径部28aと小径部28bとを有する段付き円筒形状である。このパイプ28の小径部28bが貫通孔27に貫通されている。パイプ28の大径部28aは、その小径部28b寄りの端面をケース12の外周面に接触させた形態で、ケース12の外部に配置されている。
パイプ28の内周面は、第1の環状接触面29と、この第1の環状接触面29に対してパイプ28の軸方向にずれた第2の環状接触面30と、環状斜面31とを有する。
第1の環状接触面29がなす径(内径)は第2の環状接触面30がなす径(内径)とは異なる。詳しくは、第1の実施の形態において第2の環状接触面30がなす径(内径)は第1の環状接触面29がなす径(内径)より大きく、この逆に、第1の環状接触面29がなす径(内径)は第2の環状接触面30がなす径(内径)より小さい。
環状斜面31は第1の環状接触面29と第2の環状接触面30とにわたって設けられている。この環状斜面31を境に、第1の環状接触面29がケース12の内部側に設けられているとともに、第2の環状接触面30がケース12の外部側に設けられている。第1の実施の形態において、第1の環状接触面29はパイプ28における小径部28bの内周面をなし、第2の環状接触面30はパイプ28における大径部28aの内周面をなしている。
なお、第1の実施の形態において、互いに連続した第1の環状接触面29と環状斜面31と第2の環状接触面30とは、パイプ28の全長、つまり、長手方向の一端から他端にわたって形成されている。しかし、これに制約されず、前記各面は、パイプ28の軸方向の一部を占めて形成されていても差し支えない。
図1中符号41は操作部材を示している。操作部材41は、表示17aを移動させるためにケース12の外部で操作され、表示体17を連動し、この連動により表示体17が回転される。図2及び図3に示すように操作部材41は、金属製で、頭部42と軸部43を備える。
頭部42はリング状の周壁とこの周壁の一端を閉じた端壁を有するキャップ状に形成されている。この頭部42の深さA及び内径(周壁の内周面で形成される径)は、パイプ28の大径部28aの全長B及び大径部28aの外周面で形成される直径より大きい。頭部42の周壁の外周面に、この頭部42が回転操作される際に操作する作業者の指が滑ることを防ぐための凹凸部が、ローレット加工により設けられている。
軸部43は頭部42の端壁裏面の中央部から一体に突設され、この軸部43は大径部28aの全長より長い。軸部43の先端部43aにおける軸部43の軸方向に直交する方向に沿う断面形状は、非円形、例えば図4に示すように断面Dの字形状である。これにより、軸部43は段差43bを有している。
先端部43a以外の部位、つまり、図2中寸法Cで示す長さを有した軸部43の根元から先端部43aまでの部位の外周面がなす径(直径)は、一定である。前記部位は、パイプ28の全長より長く、かつ、この部位の外周面は環状対向面44として使用される。なお、後述する駆動歯車45を例えば軸部43の先端面に重ねて固定する場合においては、軸部43の外周面全体を環状対向面44として使用することができる。
操作部材41の軸部43は、パイプ28に対して回転可能でかつパイプ28の軸方向に移動可能に挿入されている。それにより、操作部材41の頭部42は、パイプ28の大径部28aを覆ってケース12の外部に配置されている。これとともに、パイプ28とこれに挿入された軸部43とによって、第1の環状接触面29と環状対向面44との間に狭い隙間が形成され、この隙間より広い隙間が第1の環状接触面29と環状対向面44との間に形成される。なお、環状対向面44はその径が一定である方が、この面を加工する上で好ましいが、前記隙間の関係が確保される条件を満たせば、後述するパッキンを境に環状対向面44の径は異なっていても差し支えない。
操作部材41の軸部43の先端部43aに、操作部材41の回転を表示体17に伝達する駆動歯車45が取付けられている。詳しくは、駆動歯車45は先端部43aの断面形状に対応した形状の嵌合孔45aを有する。この嵌合孔45aを先端部43aに嵌合した後、先端部43aの外周面に開放する溝に止め輪46を取付けることにより、駆動歯車45が、止め輪46と段差43bとで挟まれ、先端部43aに対し回り止めされた状態に取付けられている。駆動歯車45が有する歯45bは、表示体17の被動歯車部18に常に噛合わされている。つまり、操作部材41の後述する押し引き操作に伴って、駆動歯車45と被動歯車部18とが噛合う位置は、表示体17の半径方向に移動するが、噛合いそのものは維持される。
軸部43はその長手方向中間部に周方向に連続する環状の取付溝47を有する。この取付溝47に嵌合されてリング状のパッキン48が軸部43の外周面(環状対向面44)から突出して取付けられている。パッキン48は弾性変形が可能な合成ゴムや合成樹脂などの材料で形成されている。このパッキン48は、パイプ28とこれに挿入された軸部43とで弾性変形した状態に挟まれている。それによって、パッキン48はパイプ28と軸部43との間の防水を担っている。
操作部材41は、その押し引き操作により、表示体17の半径方向に延びるパイプ28の軸方向に沿い、互いにパイプ28の軸方向にすれて設定された操作位置とセット位置とにわたり移動可能である。押し込まれた操作部材41は図2に示すセット位置に配置され、引き動かされた操作部材41は図3に示す操作位置に配置される。
セット位置は表示体17をそれが不用意に回転されないように保持するための位置である。このセット位置に操作部材41が配置された状態で、パッキン48は、縮径されパイプ28の小径部28bの内周面をなす第1の環状接触面29に接触される。第1の環状接触面29とパッキン48との摩擦係合力はつよく、それによって、表示体17及び操作部材41が不用意に回転することが抑制されて、表示体17を静止状態に保持できるようになっている。
操作位置は、使用者等が操作部材41の頭部を意図的に回転操作して、表示体17を連動し回転させるための位置である。この操作位置に操作部材41が配置された状態で、パッキン48は、拡径されパイプ28の大径部28aの内周面をなす第2の環状接触面30に接触される。第2の環状接触面30とパッキン48との摩擦係合力はよわく、それによって、操作部材41を軽く回転させることができるようになっている。
次に、表示体17を回転させる手順を説明する。
まず、パイプ28の小径部28bの内周面をなした第1の環状接触面29にパッキン48が接している状態(図2に示す)で、操作部材41の頭部42を指で撮んでケース12の外に向けて引き動かし、図3に示すように操作部材41を操作位置に配置する。
こうした操作部材41の移動により、パッキン48は、軸部43と小径部28bの内周面との間の狭い隙間から抜け出し、軸部43と大径部28aとの間の広い隙間に入り込んで、第2の環状接触面30に接触する。即ち、パッキン48は、第1の環状接触面29から外れるに伴い、弾性力で拡径されるとともに、パイプ28の大径部28aの内周面をなした第2の環状接触面30に接触する。それにより、パッキン48の締め代(言い換えれば、パッキン48の弾性変形の程度)が小さい状態となる。
この場合、操作部材41の移動に対するパッキン48による抵抗は、パッキン48が拡径することで減る。こうした抵抗感の差が指で感知されることで、操作部材41が操作位置に引き動かされたことを知ることが可能である。操作部材41が操作位置に配置された状態でも、パッキン48は弾性変形を維持するので、パイプ28と軸部43との間の防水性能は確保される。
この状態で軸部43を頭部42とともに回転操作することにより、軸部43と一体に駆動歯車45が回転される。それに伴い、駆動歯車45の回転が表示体17の被動歯車部18との噛合いを介して表示体17に伝達される。したがって、操作部材41の回転操作に連動して表示体17が回転されるので、その表示17aを所望の位置に移動させることができる。
既述のように操作部材41が操作位置に配置された状態では、パッキン48は拡径されている。この状態でのパッキン48の弾性変形は、図2に示すようにパッキン48が第1の環状接触面29に接触して縮径されている状態と比較して、弱まった状態にある。それにより、パッキン48と第2の環状接触面30との接触力は低く、これらの間の摩擦係合力も小さい。摩擦係合力は操作部材41の回転に対する抵抗力である。したがって、操作位置に配置された状態の操作部材41を軽く回転操作することができる。
なお、駆動歯車45の側面はパイプ28の小径部28bの先端に対向している。このため、操作部材41が過度に引き動かされようとした場合、駆動歯車45が小径部28bの先端に引っ掛かって、パイプ28がストッパとなる。それにより、操作部材41の軸部43がパイプ28から引き出されて、操作部材41がケース12から外れることがない。
所望したように表示体17が回転された後、操作部材41はケース12の内部に向けて押し込まれ、使用位置から図2に示すセット位置に移動される。この押し込み操作は、頭部42の周壁が胴21の外側面21bに接することで停止される。
こうした操作部材41の移動により、パッキン48は、軸部43と大径部28aとの間の広い隙間から抜け出して、軸部43と小径部28bの内周面との間の狭い隙間に入り込んで、第1の環状接触面29に接触する。即ち、パッキン48は、第2の環状接触面30から外れるに伴い、環状斜面31によって縮径され、その状態でパイプ28の小径部28bの内周面をなした第1の環状接触面29に接触する。それにより、パッキン48の締め代は大きい状態となる。パッキン48と第1の環状接触面29との接触により、パイプ28と軸部43との間の防水性能が確保される。
既述のように操作部材41がセット位置に配置された状態では、パッキン48は縮径されている。この状態でのパッキン48の弾性変形は、図3に示すようにパッキン48が第2の環状接触面30に接触して拡径されている状態と比較して、強まった状態にある。それにより、パッキン48と第1の環状接触面29との接触力は強く、これらの間の摩擦係合力も大きい。このため、パイプ28と軸部43との間の防水性能が高く確保される。これとともに、操作部材41の回転に対する抵抗力が強く確保されるに伴い、操作部材41が不用意に回転されて表示体17が回転される誤動作を抑制できる。
第1の環状接触面29と第2の環状接触面30とは段差を形成しておらず、これらにわたる環状斜面31を経て連続されている。このため、操作部材41の押し込みに伴うパッキン48の縮径が円滑に行われ、その際に段差でパッキン48が削られてカスを発生する虞がない。これとともに、既述のように第2の環状接触面30とパッキン48との摩擦係合力が弱いことに伴い、表示体17を回転させる際のパッキン48の摩耗を減らすことができる。したがって、パッキン48の耐久性が向上される。
更に、既述のようにパッキン48の削りカスや摩耗カスを生じ難い。よって、これらのカスがパイプ28とパッキン48との間に挟み込まれることを原因として防水性が低下することも防止できる。
以上説明したように第1の実施の形態によれば、ケース12内の表示体17の誤動作を抑制できるにも拘わらず、表示体17を連動する操作部材41を軽く操作でき、かつ、操作部材41まわりでの防水の信頼性が高い腕時計11を提供できる。
しかも、第1の実施の形態では、操作部材41を押し引きしてパッキン48の締め代を選択的に変化させる上で、操作部材41を竜頭16の操作と同様に操作できるので好ましい。更に、操作部材41が押し込まれた場合。既述のようにパッキン48はその締め代が大きい状態となる。これにより、時計11の携帯時等に操作部材41が不用意に押された際、パッキン48の締め代が大きい状態が維持されるので、操作部材が不用意に回転されることを抑制する信頼性が高い。
その上、パイプ28に第1の環状接触面29に連続する環状斜面31と、第1の環状接触面29が形成する径より大きい径を形成する第2の環状接触面30を加工したことで、操作部材41の移動操作によってパッキン48の締め代を選択的に変化させる構成を、部品点数を増やすことなく実現できる。更には、パッキン48が取付けられる取付溝47を加工する場合、軸部43が作業空間を限定することがなく、軸部周りの空間が作業空間となるので、加工性がよいとともに、パッキン48の取付けにおいてパッキン48を保持するための特別な部品を要しない。
図5〜図7は本発明の第2の実施の形態を示している。この第2の実施の形態に係る時計の構成は以下の説明を除いて第1の実施の形態と同じである。このため、第1の実施の形態に係る時計と同じ構成又は同一の機能を奏する構成については、第1の実施の形態と同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、パイプ28の内周面をなす第1の環状接触面29と第2の環状接触面30の位置が第1の実施の形態とは異なっている。
即ち、第2の実施の形態において、第1の環状接触面29は、環状斜面31を境にケース12の外部側に設けられている。これとともに、第2の環状接触面30は、環状斜面31を境にケースの内部側に設けられている。第1の環状接触面29が形成するパイプ28の内径は、第2の環状接触面30が形成するパイプ28の内径より小さく、この逆に、第2の環状接触面30が形成するパイプ28の内径は、第1の環状接触面29が形成するパイプ28の内径より大きい。
更に、第2の実施の形態では、操作部材41をケース12の外部に向けて付勢する付勢体、例えばコイルばね49を備える。コイルばね49は、パイプ28の大径部28aと小径部28bとの境をなした壁部と、頭部42の端壁とで圧縮状態に挟まれている。なお、コイルばね49の配設は前記説明に限定されない。例えば、頭部42の端壁に対向するパイプ28の端面と頭部42の端壁とでコイルばね49を圧縮状態に挟んでもよい。更に、パイプ28の大径部28aの外周を囲んでコイルばね49を配置するとともに、このコイルばね49を胴21の外側面21bと頭部42の端壁とで圧縮状態に挟んでもよい。
なお、以上説明した構成以外は、図5〜図7に示されない構成を含めて第1の実施の形態と同じである。
次に、第2の実施の形態において、表示体17を回転させる手順を説明する。
まず、パイプ28の小径部28bの内周面をなした第1の環状接触面29にパッキン48が接している状態(図6に示す)で、操作部材41の頭部42を指で撮んで、操作部材41をコイルばね49の付勢力に抗してケース12の内部に向けて押し込み、図7に示すように操作部材41を操作位置に配置する。この押し込み操作は、頭部42の周壁が胴21の外側面21bに接することで停止される。
こうした操作部材41の移動により、パッキン48は、軸部43と小径部28bの内周面との間の狭い隙間から抜け出し、軸部43と大径部28aとの間の広い隙間に入り込んで、第2の環状接触面30に接触する。即ち、パッキン48は、第1の環状接触面29から外れるに伴い、弾性力で拡径されるとともに、パイプ28の大径部28aの内周面をなした第2の環状接触面30に接触する。それにより、パッキン48の締め代が小さい状態となる。
このように操作部材41が操作位置に配置された状態で、パッキン48は弾性変形を維持しているので、パイプ28と軸部43との間の防水性能は確保される。
この状態で軸部43を頭部42とともに回転操作することにより、軸部43と一体に駆動歯車45が回転される。それに伴い、駆動歯車45の回転が表示体17の被動歯車部18との噛合いを介して表示体17に伝達される。したがって、操作部材41の回転操作に連動して表示体17が回転されるので、その表示17aを所望の位置に移動させることができる。
既述のように操作部材41が押し込まれて操作位置に配置された状態では、パッキン48は拡径されている。この状態でのパッキン48の弾性変形は、図6に示すようにパッキン48が第1の環状接触面29に接触して縮径されている状態と比較して、弱まった状態にある。それにより、パッキン48と第2の環状接触面30との接触力は低く、これらの間の摩擦係合力も小さい。摩擦係合力は操作部材41の回転に対する抵抗力である。したがって、操作位置に配置された状態の操作部材41を軽く回転操作することができる。
所望したように表示体17が回転された後、操作部材41は、ケース12の外部に向けて動かされ、操作位置から図6に示すセット位置に移動される。
こうした操作部材41の移動により、パッキン48は、軸部43と大径部28aとの間の広い隙間から抜け出し、軸部43と小径部28bの内周面との間の狭い隙間に入り込んで、第1の環状接触面29に接触する。即ち、パッキン48は、第2の環状接触面30から外れるに伴い、環状斜面31によって縮径され、その状態でパイプ28の小径部28bの内周面をなした第1の環状接触面29に接触する。それにより、パッキン48の締め代が大きい状態となる。パッキン48と第1の環状接触面29との接触により、パイプ28と軸部43との間の防水性能が確保される。
既述のように操作部材41がセット位置に配置された状態では、パッキン48は縮径されている。この状態でのパッキン48の弾性変形は、図7に示すようにパッキン48が第2の環状接触面30に接触して拡径されている状態と比較して、強まった状態にある。それにより、パッキン48と第1の環状接触面29との接触力は強く、これらの間の摩擦係合力も大きい。このため、パイプ28と軸部43との間の防水性能が高く確保される。それとともに、操作部材41の回転に対する抵抗力が大きく確保されるに伴い、操作部材41が不用意に回転されて表示体17が回転される誤動作を抑制できる。
セット位置への操作部材41の移動に対するパッキン48による抵抗は、パッキン48が縮径することで増える。こうした抵抗感の差が指で感知されることで、操作部材41がセット位置に引き動かされたことを知ることができる。
なお、駆動歯車45の側面はパイプ28の小径部28bの先端に対向している。このため、操作部材41が過度に引き動かされようとした場合、駆動歯車45が小径部28bの先端に引っ掛かって、パイプ28がストッパとなる。それにより、操作部材41の軸部43がパイプ28から引き出されて、操作部材41がケース12から外れることがない。
第1の環状接触面29と第2の環状接触面30とは段差を形成しておらず、これらの環状斜面31を経て連続されている。このため、操作部材41の引き動かしに伴うパッキン48の縮径が円滑に行われ、その際に段差でパッキン48が削られてカスを発生する虞がない。これとともに、既述のように第2の環状接触面30とパッキン48との摩擦係合力が弱いことに伴い、表示体17を回転させる際のパッキン48の摩耗を減らすことができる。したがって、パッキン48の耐久性が向上される。
更に、既述のようにパッキン48の削りカスや摩耗カスを生じ難い。よって、これらのカスがパイプ28とパッキン48との間に挟み込まれることを原因として防水性が低下することも防止できる。
以上説明したように第2の実施の形態によれば、ケース12内の表示体17の誤動作を抑制できるにも拘わらず、表示体17を連動する操作部材41を軽く操作でき、かつ、操作部材41まわりでの防水の信頼性が高い腕時計11を提供できる。
加えて、第2の実施の形態の時計11は、操作部材41をケース12の外部に向けて付勢するコイルばね49を備えている。このため、パッキン48の締め代が小さくなるように操作位置に押し込まれた操作部材41に対する押し込み力がなくなると、この操作部材41を引き動かす操作を格別に行わなくても、コイルばね49の付勢力によって、操作部材41が自動的にケース12の外部に向けて押し戻される。これにより、パッキン48の締め代が大きくなるように操作部材41がセット位置に配置されるので、時計11の携帯時などにおいて操作部材41が不用意に回転されることを抑制できる。
図8は本発明の第3の実施の形態を示している。この第3の実施の形態に係る時計の構成は以下の説明を除いて第1の実施の形態と同じである。このため、第1の実施の形態に係る時計と同じ構成又は同一の機能を奏する構成については、第1の実施の形態と同一符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、第1の環状接触面29と、第2の環状接触面30と、環状斜面31の配置と、これらの面に対向する環状対向面44の配置と、取付溝47及びパッキン48の配置が、第1の実施の形態とは異なっている。
即ち、第1の環状接触面29と、第2の環状接触面30と、これら接触面にわたる環状斜面31は、操作部材41の軸部43に設けられている。これら各面は、軸部43の外周面の少なくとも一部を担っている。
第2の環状接触面30が形成する軸部43の径(直径)は、第1の環状接触面29が形成する軸部43の径(直径)より大きい。第1の環状接触面29は、環状斜面31を境に軸部43の先端側、つまり、ケース12の内部側に設けられ、この逆に、第2の環状接触面30は、環状斜面31を境に軸部43の根元側、つまり、ケース12の外部側に設けられている。
環状対向面44は、パイプ28の内周面の少なくとも一部をなして、パイプ28に設けられている。この環状対向面44がなす径(パイプ28の内径)は、変化がなく一定である。このため、パイプ28とこれに挿入された軸部43とによって、第1の環状接触面29と環状対向面44との間に狭い隙間が形成され、この隙間より広い隙間が第1の環状接触面29と環状対向面44との間に形成される。なお、環状対向面44をなすパイプ28の内径は一定である方が、この面を加工する上で好ましいが、前記隙間の関係が確保される条件を満たせば、後述するパッキン48を境に環状対向面44の径は異なっていても差し支えない。
パイプ28に取付溝47が形成されている。パッキン48は、取付溝47に嵌合され環状対向面44から突出してパイプ28に取付けられている。このパッキン48はパイプ28と軸部43とに挟まれ、圧縮された状態に弾性変形されて、パイプ28と軸部43との間の防水を担っている。
以上説明した以外の構成は、図8に示されない構成を含めて第1の実施の形態と同じである。
この第3の実施の形態で、表示体17を回転させるには、まず、操作部材41の頭部を撮んで、操作部材41を、図8に示した状態からケース12の外部に向けて引き動かして、操作位置に配置する。次に、この状態で操作部材41を回転操作することにより、ケース12内の表示体17を連動して回転させることができる。この場合、操作部材41が引き動かされるに伴い、環状対向面44及びパッキン48に対する軸部43の相対位置が変わる。
具体的には、第2の環状接触面30がパッキン48から外れて、第1の環状接触面29がパッキン48に接触する。それにより、パッキン48は、拡径され、第1の環状接触面29と環状対向面44との間の広い隙間内に位置されるとともに、第1の環状接触面29に接触する。それにより、パイプ28と軸部43との間の防水が確保される。このようにパッキン48が拡径された状態では、パッキン48と第1の環状接触面29との間の摩擦係合力が弱い。そのため、表示体17を連動する操作位置で、操作部材41を軽い力で回転操作することができる。
表示体17を回転させた後、既に引き動かされた操作部材41は、ケース12の内部に向けて押し込まれ、セット位置に配置される。操作部材41が押し込まれるに伴い、環状対向面44及びパッキン48に対する軸部43の相対位置が変わる。
具体的には、第1の環状接触面29がパッキン48から外れて、第2の環状接触面30がパッキン48に接触する。それにより、パッキン48は、縮径されて、第2の環状接触面30と環状対向面44との間の狭い隙間内に位置されるとともに、第2の環状接触面30に接触する。それにより、パイプ28と軸部43との間の防水が確保される。
このように操作部材41がセット位置に配置された状態では、パッキン48と第2の環状接触面30との間の摩擦係合力が強い。そのため、操作部材41まわりでの防水性能が高い。これとともに、操作部材41が不用意に回転されることを効果的に抑制でき、それに伴い表示体17が誤って回転される虞を防止できる。
また、既述のように操作位置での第1の環状接触面29に対するパッキン48の接触圧は弱いので、操作部材41の回転操作に伴うパッキン48の摩耗が抑制される。これとともに、操作位置からセット位置に操作部材41を押し込む際、拡径状態にあるパッキン48を、環状斜面31によって削ることなく円滑に縮径させることができる。したがって、パッキン48の摩耗カスや削りカスを原因として防水性能が低下することを抑制できる。
以上説明したように第3の実施の形態によれば、ケース12内の表示体17の誤動作を抑制できるにも拘わらず、表示体17を連動する操作部材41を軽く操作でき、かつ、操作部材41まわりでの防水の信頼性が高い腕時計11を提供できる。
なお、前記第3の実施の形態は、前記第2の実施の形態のように操作部材41を操作位置に押し込んだ状態で回転操作することにより表示体17を連動し、この状態から操作部材41をケース12の外部に向けて引き動かしてセット位置に移動させる形態に係る時計にも、適用することが可能である。
この場合、第1の環状接触面29を、環状斜面31を境に軸部43に対してその根元側、つまり、ケース12の外部側に設け、第2の環状接触面30を、環状斜面31を境に軸部43に対してその先端側、つまり、ケース12の内部側に設けて、実施すればよい。
11…腕時計(時計)
12…ケース
13…文字板
17…表示体
17a…表示
27…貫通孔
28…パイプ
28a…パイプの大径部
28b…パイプの小径部
29…第1の環状接触面
30…第2の環状接触面
31…環状斜面
41…操作部材
42…頭部
43…軸部
44…環状対向面
45…駆動歯車
47…取付溝
48…パッキン
49…コイルばね(付勢体)

Claims (7)

  1. 貫通孔を有するケースと、
    表示を有し、この表示を移動させるために動くことが可能となるように前記ケースに収容された表示体と、
    前記貫通孔に固定されたパイプと、
    前記ケースの外部に配置される回転操作用の頭部、及び前記パイプに対し回転可能でかつ前記パイプの軸方向に移動可能に挿入された軸部前記軸部に設けられ前記頭部の回転を前記表示体に伝達する駆動歯車と、を有し、
    前記頭部の回転操作により前記表示体を移動させる操作位置と、前記表示体を保持するセット位置とにわたり前記駆動歯車と前記表示体の被動歯車部が噛み合わされた状態で移動される操作部材と、
    弾性変形された状態に前記パイプと前記軸部とで挟まれて前記パイプと前記軸部との間を防水するリング状のパッキンと、
    を備える時計であって、
    第1の環状接触面と、この第1の環状接触面が形成する径とは異なる径を形成する第2の環状接触面と、これら第1、第2の環状接触面にわたる環状斜面とを、前記パイプと前記軸部のうちの一方が有し、
    前記各面に対向する環状対向面を前記一方に対する他方が有し、
    前記パッキンが前記環状対向面から突出して前記他方に取付けられ、
    前記パッキンは、前記操作位置に前記操作部材が配置された状態で、前記第1、第2の環状接触面のうちで前記環状対向面との間に広い隙間を形成する方の環状接触面に接触され、前記セット位置に前記操作部材が配置された状態で、前記第1、第2の環状接触面のうちで前記環状対向面との間に前記隙間より狭い隙間を形成する方の環状接触面に接触されることにより、前記表示体を静止状態に保持できる
    ことを特徴とする時計。
  2. 前記一方が前記パイプであって、前記第1の環状接触面と前記第2の環状接触面と前記環状斜面とが、前記パイプの内周面の少なくとも一部をなすとともに、前記第2の環状接触面がなす径は前記第1の環状接触面がなす径より大きく、前記他方が前記軸部であって、前記環状対向面が前記軸部の外周面の少なくとも一部をなし、前記軸部に形成された取付溝に前記パッキンが取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  3. 前記第1の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの内部側に設けられているとともに、前記第2の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの外部側に設けられ、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径より小さく、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径より大きいことを特徴とする請求項2に記載の時計。
  4. 前記第1の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの外部側に設けられているとともに、前記第2の環状接触面が前記環状斜面を境に前記ケースの内部側に設けられ、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径より小さく、前記第2の環状接触面が形成する前記パイプの内径が、前記第1の環状接触面が形成する前記パイプの内径より大きいことを特徴とする請求項2に記載の時計。
  5. 前記操作部材を前記ケースの外部に向けて付勢する付勢体を、更に備えることを特徴とする請求項4に記載の時計。
  6. 前記一方が前記軸部であって、前記第1の環状接触面と前記第2の環状接触面と前記環状斜面とが、前記軸部の外周面の少なくとも一部をなすとともに、前記第2の環状接触面
    がなす径は前記第1の環状接触面がなす径より大きく、前記他方が前記パイプであって、前記環状対向面が前記パイプの内周面の少なくとも一部をなし、前記パッキンが前記パイプの内周面から突出して前記パイプに取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の時計。
  7. 前記ケースに円板状の文字板が収容され、前記表示体が、リング状で前記文字板の外周縁に沿って回転可能に配設されていることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の時計。
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