JP6423248B2 - シフトレバーユニット - Google Patents

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Description

本発明は、車両の自動変速機をコントロールするために運転者が操作するシフトレバーを含むシフトレバーユニットに関する。
従来より、原動機の回転出力を変速して車輪側に伝達する自動変速機を備える車両が知られている。このような車両には、自動変速機の変速の度合いをコントロールするための車両部品として、運転者が操作するシフトレバーを備えるシフトレバーユニットが装備されている。シフトレバーユニットでは、PレンジやDレンジなど自動変速機で設定できるシフトレンジにそれぞれ対応する複数のシフト位置のうちの何れかをシフトレバーを利用して選択可能である。
多くのシフトレバーユニットでは、運転者の肘がシフトレバーに当たったり、同乗者がシフトレバーに触れたりしたこと等に起因する意図しないシフト操作を未然に回避するための安全機構が採用されている(例えば、特許文献1参照。)。このような安全機構としては、例えば、回動可能に軸支されたシフトレバーの外周側に突出し、シフトレバーの回動動作に伴って回動変位するロックピンと、ロックピンの回動変位を規制することでシフトレバーの操作をできなくする規制構造と、を組み合わせた機構が知られている。
このような安全機構を備えるシフトレバーユニットでは、例えば、前記規制構造を乗り換え可能な位置に前記ロックピンを移動させるシフトボタンが、運転者の持ち手をなすシフトノブ等に設けられている。このシフトボタンが操作されていない状態では、PレンジからDレンジへのシフト操作など所定のシフト操作をできなくすることで、運転者の意図しない操作を未然に回避している。
一方、シフト操作の際、良好な操作感を付与すると共に所望のシフト位置への確実な操作を実現することを目的として、シフト操作に節度感を与える節度機構を備えるシフトレバーユニットの提案もある(特許文献2参照。)。この節度機構は、例えば、コイルスプリングにより押し出し側に付勢されたプランジャと、プランジャが押し当たる凸凹の摺動面と、の組み合わせを利用して実現される。シフト操作に応じてプランジャが摺動面に押し当たりながら摺動する際、摺動面の凸凹に応じてコイルスプリングが弾性的に伸縮し、シフト操作中に適度な節度感が生じる。
特開2008−30680号公報 特開2005−119462号公報
しかしながら、前記従来のシフトレバーユニットでは、次のような問題がある。すなわち、近年、車両には高い燃費性能を実現するために軽量化が求められており、シフトレバーユニットについても従来と同様の操作感や安全性を確保しながら軽量化が必要となっている。
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、機能を損なうことなく軽量化が実現されたシフトレバーユニットを提供することを目的としている。
本発明は、シフト位置を選択するためにシフトレバーを操作可能なシフトレバーユニットであって、
前記シフトレバーに付設されていると共に、該シフトレバーの操作に伴う変位である操作変位を生じる係止部を含むロック部材と、
前記シフトレバーを操作可能に支持すると共に、前記係止部の操作変位を規制することにより前記シフトレバーの操作を規制する規制構造が設けられたベースブラケットと、
前記シフトレバーの操作の際、前記ベースブラケット側に設けた摺動面に押し当たりながら摺動する当接部材と、を備え、
前記ロック部材は、運転者による所定の解除操作により、前記係止部の操作変位が前記規制構造によって規制されない解除位置に変位可能であり、
前記ロック部材及び前記当部材は付勢部材を共用しており、前記ロック部材は、当該付勢部材により前記解除操作に応じた変位方向とは逆向きに付勢され、前記当接部材は、当該付勢部材の付勢力により前記摺動面に押し当たっており、
前記シフトレバーは、略筒状をなすと共に、運転者の持ち手が取り付けられるレバー本体を含み、
該レバー本体には、前記持ち手とは反対側の端部から前記ロック部材、前記付勢部材及び前記当接部材を挿入可能であると共に、前記係止部が径方向外周側に突出し、前記当接部材の先端部が前記持ち手とは反対側の端部から突出する状態で、略筒状の前記レバー本体の軸方向に沿って前記ロック部材、該ロック部材と前記当接部材との間で共用される付勢部材、及び該当接部材が内挿されているシフトレバーユニットにある(請求項1)。
本発明のシフトレバーユニットでは、前記当接部材と前記ロック部材との間で前記付勢部材が共用されている。そのため、前記当接部材及び前記ロック部材について、別々に付勢部材を設ける場合と較べて、前記シフトレバーユニットを構成する部品点数が少なくなっている。部品点数を少なくできれば、軽量化を実現できると共に、コスト的にも有利である。さらに、前記付勢部材を保持あるいは収容する構造についても、前記当接部材と前記ロック部材とで共用できるようになるため、前記シフトレバーユニットの小型設計にも非常に有利である。
以上のように、本発明のシフトレバーユニットは、機能を損なうことなく軽量化を実現可能な優れた特性を備えたユニットである。
本発明シフトレバーユニットにおけるシフトレバーは、略筒状をなすと共に、運転者の持ち手が取り付けられるレバー本体を含み、
該レバー本体には、前記係止部が径方向外周側に突出し、前記当接部材の先端部が前記持ち手とは反対側の端部から突出する状態で、略筒状の前記レバー本体の軸方向に沿って前記ロック部材及び前記当接部材が内挿されている
前記レバー本体に対して前記ロック部材及び前記当接部材を内挿配置すれば、前記ロック部材あるいは前記当接部材を収容する構造を前記レバー本体の外部に設けた場合と比較して小型設計が容易になる。
本発明の好適な一態様のシフトレバーユニットにおいては前記当接部材と、前記ロック部材又は前記レバー本体と、の間には、前記当接部材を保持するための抜止め構造が設けられている(請求項)。
例えば、前記ロック部材と前記当接部材との間に前記抜止め構造を設ければ、予め前記付勢部材及び前記当接部材を組み付けたサブアッセンブル状態のロック部材を準備でき、その後の組み立て作業を効率良く実施できる。あるいは、例えば、前記レバー本体と前記当接部材との間に前記止め構造を設ければ、予め前記ディテントロッド、前記付勢部材及び前記当接部材を組み付けたサブアッセンブル状態のレバー本体を準備でき、その後の組み立て作業を効率良く実施できる。その際、前記持ち手側の端部から前記ロック部材等が脱落するおそれを未然に回避できるよう、必要に応じて、前記レバー本体に対して前記持ち手を組み付けておくことも良い。
本発明の好適な一態様のシフトレバーユニットでは、前記係止部は、前記付勢部材又は前記当接部材の外周側に位置している(請求項)。
この場合には、前記付勢部材及び前記当接部材に対して前記係止部の位置を前記軸方向にずらして配置する場合と比べて、当該軸方向における寸法を短縮できる。上記のような構成は、前記シフトレバーユニットの小型設計において非常に有効である。
本発明の好適な一態様のシフトレバーユニットにおけるロック部材は、前記付勢部材及び前記当接部材を内挿可能な略筒状のホルダ部を有し、前記係止部は、当該ホルダ部の外周面に立設されている(請求項)。
前記当接部材は、前記摺動面に押し当たりながら摺動する部材である。前記記摺動面に対する前記当接部材の当接箇所には、摺動方向とは反対方向の摩擦力が発生し、この摩擦力に起因して前記当接部材の芯振れが生じるおそれがある。上記のように前記略筒状のホルダ部に前記当接部材が内挿保持される構成を採用する場合には、前記当接部材の支持剛性の確保が比較的容易となり、上記のような芯振れを抑制できる。また、筒形状は剛性を確保するために有利な形状であり、その外周面に前記ロックピンを立設すれば、前記ロックピンの支持剛性の確保が比較的容易になる。剛性の確保が容易になれば、例えば部材を厚くしたりリブ等の補強構造を設けて剛性を高める必要性が少なくなるため、軽量化や小型化に有利になる。なお、前記ホルダ部を略円筒状にするとさらに良い。
実施例1における、シフトレバーユニットを見込む斜視図。 実施例1における、シフトレバーユニットの側面図。 実施例1における、シフトレバーユニットの側面図。 実施例1における、シフトレバーの断面構造を示す断面図(図3中のA−A線矢視断面図。)。 実施例1における、ディテントロッドの組付構造を示す斜視図。 実施例1における、シフトレバー及びベースブラケットを見込む斜視図。 実施例1における、シフトボタンを操作した状態のシフトレバーの断面構造を示す断面図。 実施例1における、ベースブラケットを示す斜視図。 実施例1における、ベースブラケットの第2の側壁部側の側面図。 実施例1における、ロック位置のシフトロックリンクを示す説明図(図2中のH領域に対応する拡大図。)。 実施例1における、アンロック位置のシフトロックリンクを示す説明図。 実施例1における、ディテントプランジャが摺動面に押し当たる状態を例示する説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、所定のシフト方向にシフトレバー10を操作可能なシフトレバーユニット1に関する例である。この内容について、図1〜図12を用いて説明する。
本例のシフトレバーユニット1は、図1〜図3のごとく、図示しない車両の前後方向に当たるシフト方向にシフトレバー10を操作可能なストレート式のシフトレバーユニットである。このシフトレバーユニット1は、運転者がシフトレバー10を操作しやすいように運転席と助手席との間のセンターコンソールや、運転者に対面するダッシュパネル等に設置される。なお、以下の説明における「シフト方向」は、シフトレバー10の操作方向であって、車両の前後方向に一致している。
このシフトレバーユニット1によれば、車両の前側からシフト方向に沿って配列されたパーキングレンジ(Pレンジ)、リバースレンジ(Rレンジ)、ニュートラルレンジ(Nレンジ)、ドライブレンジ(Dレンジ)、スポーツレンジ(Sレンジ)のうちの何れかをシフト位置として選択できる(図2参照。)。シフトレバーユニット1は、初期シフト位置であるPレンジにシフト位置をロックするシフトロック機能を備えている。
シフトレバーユニット1は、シフトレバー10がベースブラケット3に回動可能な状態で軸支されて構成され、シフトパネル18を介してシフトレバー10の先端が車室側に突き出すように車両に取り付けられる。シフトパネル18には、シフトロック機能を強制解除するための鍵穴180が配設されている。メンテナンス作業等では、この鍵穴180に車両キーを差し込むという強制解除操作によりシフトロック機能を解除できる。通常は、図示しないブレーキペダルの踏み込み操作によってシフトロック機能が解除されるようになっている。
シフトレバー10は、図4及び図5のごとく、運転者の持ち手をなすシフトノブ5を先端に取り付け可能なレバー本体2を中心として構成されている。
レバー本体2は、中空棒状の筒部21の両側面にシフト軸20が立設された樹脂部品であり、ベースブラケット3により回動可能に軸支される。レバー本体2には、シフトレバー10を貫通させるシフトパネル18(図1)の長孔を内側からカバーする断面円弧状の湾曲カバー201や、図示しないシフトケーブルを係止するコントロールピン281が立設されたコントロールレバー28等が設けられている。シフトレバーユニット1では、コントロールピン281に係止されたシフトケーブル(図示略)を介してシフトレバー10の回動動作が自動変速機(図示略)側に伝達される。
レバー本体2の両側面のシフト軸20のうち、後述するベースブラケット3の第1の側壁部31側のシフト軸20Aは、円形状の一定の断面形状を呈している一方、第2の側壁部32側のシフト軸20Bの根元には、断面樽形状の根元部200が設けられている。この根元部200は、円形状の両側を削り取ったような断面樽形状をなし、削り残した部分の幅がシフト軸20Bの直径よりも狭くなっている。詳しくは後述するが、シフト軸20Bの直径よりも幅狭のこの根元部200は、ベースブラケット3に対してシフトレバー10を組み付けるために必須の構成となっている。
筒部21には、図4〜図7のごとく、断面円形状の中空部211が軸方向(筒方向)に貫通形成され、シフト操作を規制するロックピン615を設けたディテントロッド61や、シフト操作に適度な操作感を与えるディテントプランジャ62等が内挿配置される。シフトノブ5とは反対側の筒部21の下端側の中空部211の内壁面には、ディテントロッド61のロックピン615を進退させるために端面に連通するスリット孔210(図6)が穿設されている。
ロック部材の一例であるディテントロッド61は、図4及び図5のごとく、略棒状の軸部611と、円筒状のホルダ部610と、が軸方向に連結された樹脂部品である。
ホルダ部610は、ディテントスプリング616及びディテントプランジャ62を内挿保持するように構成されている。ホルダ部610の外周面には、径方向外周側に突出するロックピン615が立設されていると共に、軸方向に延在する長孔610Sが穿孔されている。シフトレバー10の回動操作に応じて回動変位(操作変位)を生じる係止部の一例であるロックピン615は、後述するディテント部7(図9)やシフトロックリンク15(図10)との組み合わせにより、不用意なシフト操作を規制するための構成である。
ディテントロッド61では、図4及び図5のごとく、軸部611の途中に大径部611Dが設けられていると共に、ホルダ部610の開口端面に隣接して環状の大径部610Dが設けられている。軸部611の途中の大径部611Dの外周面と、ホルダ部610の大径部610Dの外周面と、が中空部211の内周面に対する摺動面となっている。このように軸方向に離れた2箇所の大径部610D、611Dの外周面を摺動面に設定することで、ディテントロッド61の姿勢保持を確実にしながら摺動抵抗の抑制を図っている。
付勢部材の一例であるディテントスプリング616は、図4及び図5のごとく、ばね線材をコイル状に巻回したコイルスプリングである。ディテントスプリング616の一方の座面は、略円筒状のホルダ部610の底面であり、他方の座面は、有底筒状のディテントプランジャ62の底面である。ディテントスプリング616の付勢方向はディテントロッド61及びディテントプランジャ62の軸方向に一致し、その付勢力は、ディテントプランジャ62を押し出し方向に作用すると共に、ディテントロッド61をシフトノブ5側に向けて押し込むように作用する。
当接部材の一例であるディテントプランジャ62は、図4及び図5のごとく、ホルダ部610に内挿される略円筒状のプランジャ胴部621を有し、その先端側に、大径部をなす環状部622と断面末窄まり形状の先端部623とを設けた樹脂部品である。この断面末窄まり形状の先端部623は、円柱形状の先端部分の両側をテーパ状に削り落としてマイナスドライバーのように形成すると共に、先端に丸みを持たせたような形状である。
環状部622の外周面は、レバー本体2の中空部211の内周面に対する摺動面として機能するように形成されている。ディテントプランジャ62は、プランジャ胴部621がホルダ部610に内挿された状態で摺動すると共に、環状部622がレバー本体2の内周面を摺動する(図4参照。)。このようにディテントプランジャ62の進退は、後端側のディテントロッド61による摺動支持と、先端側のレバー本体2による摺動支持と、の2カ所の組合せによって、その動作精度が確保されている。
プランジャ胴部621の後端部には、軸方向に穿設されて後端面に連通する2本のスリットが比較的狭い間隔で設けられ、これにより、径方向に弾性変形可能なラッチ片625が形成されている。ラッチ片625の先端には、外周側に凸状をなすラッチ部625Tが設けられている。ラッチ部625Tは、ホルダ部610に挿入し易くするための先端側の傾斜面と、抜け止めを確実にするための反対側の棚面により凸形状が形成されている。このラッチ部625Tは、ホルダ部610の外周面に穿孔された前記長孔610Sに係合し、ディテントプランジャ62の脱落を防止する抜止め構造を構成している。
このラッチ部625Tを利用すれば、シフトレバーユニット1の組立に際して、ディテントスプリング616及びディテントプランジャ62を組み付けたサブアッセンブル状態のディテントロッド61を予め準備しておくことが可能である。組立の際は、予めディテントスプリング616及びディテントプランジャ62を組み付けたサブアッセンブル状態のディテントロッド61を、レバー本体2の下側の端部の開口端面219から挿入すると良い(図5参照。)。
レバー本体2の先端に取り付けられるシフトノブ5は、図3〜図5のごとく、シフト操作に際して運転者が把持する持ち手をなす部分である。シフトノブ5の運転者側の側面には、シフトボタン50とODボタン4が配設されている。これらの操作ボタンは、シフトノブ5を左手で把持した運転者が親指等で操作可能なよう、運転席側の側面に配置されている。
シフトノブ5は、シフト方向に沿って縦に2分割した構造を呈している。助手席側の分割部分がノブ本体51であり、運転者側の分割部分がノブカバー511である。
ノブ本体51には、シフトボタン50を収容するための有底筒状のシフトボタン収容部500と、ODボタン4を保持するODボタン保持部54と、が設けられている。
シフトボタン収容部500には、押し出し方向の付勢力を発生するコイルスプリング(図示略)を介在してシフトボタン50が収容される。シフトボタン収容部500の内周壁面には、レバー本体2の中空部211に連通する連通孔505が穿孔されている(図4参照。)。レバー本体2に内挿配置されるディテントロッド61の先端が、この連通孔505を介してシフトボタン収容部500内に突出している。
シフトボタン50は、図3〜図6のごとく、シフト操作を可能とするための操作ボタンである。このシフトボタン50は、シフトノブ5の側面から突出する略円柱状のボタン頭部501と、ディテントロッド61の先端が押し付くロッド当接部502と、が押し込み方向に連結された樹脂部品である。
ロッド当接部502には、連通孔505を介して突出するディテントロッド61の先端を収容する収容部502Cが設けられている。前記ディテントスプリング616により軸方向に付勢されたディテントロッド61の先端が押し当たる収容部502Cの天井の高さは、ボタン頭部501に近いほど低くなっている。シフトボタン50が押し込まれると、その押し込みに応じてディテントロッド61が押し当たる箇所の天井高さが次第に低くなり、ディテントロッド61が押し出されるように軸方向に変位する(図7に示す解除位置。)。
ODボタン4は、車両のオーバードライブ機能をオンオフするための操作ボタンである。このODボタン4は、押し込み位置を保持するラッチ機構を備えておらず、非操作中は押し戻された初期位置となる。ODボタン4を押し込み操作する毎に、オーバードライブ機能のオンオフを交互に切り換え可能である。
ベースブラケット3は、図6及び図8のごとく、図示しない車両側に固定された状態でシフトレバー10を軸支する部材である。このベースブラケット3には、シフトパネル18(図1参照。)やシフトレバー10のほか、シフトロックリンク15やソレノイド17等により構成されるシフトロック機構が組み付けられる。
ベースブラケット3は、図6、図8及び図9のごとく、シフトレバー10の一方のシフト軸20Aを収容する軸孔310を設けた第1の側壁部31を中心に形成され、他方のシフト軸20Bの軸孔320を設けた第2の側壁部32が隙間を介して対面している。第1の側壁部31には、シフトロックリンク15やソレノイド17などシフトロック機構の構成部品を保持する構造や、確実なシフト操作を実現するディテント機構を構成する構造等が設けられているほか、車体側に固定するための取付構造等が設けられている。
第2の側壁部32は、図8及び図9のごとく、シフト軸20Bの軸支が主たる機能であって、第1の側壁部31よりも小ぶりに形成されている。第1の側壁部31の軸孔310が完全な円形である一方、第2の側壁部32の軸孔320は、シフトパネル18側に向けて外部に開口するスリット溝321が連通する不完全な円形となっている。このスリット溝321は、シフトレバー10のシフト軸20Bの幅狭の根元部200(図5参照。)を差し入れ可能な幅で形成されている。
ベースブラケット3に対してシフトレバー10を組み付けるに当たっては、シフト軸20Aの先端が第1の側壁部31の手前に位置するようにし、シフト軸20Bの根元部200を第2の側壁部32のスリット溝321に沿って差し入れる。第2の側壁部32の軸孔320に対してシフト軸20Bが一致するまで差し入れた後、第1の側壁部31側にシフトレバー10全体を移動させて第1の側壁部31側のシフト軸20Aを軸孔310に挿入すれば、ベースブラケット3に対してシフトレバー10を組み付けできる。
第1及び第2の側壁部31、32は、図8及び図9のごとく、シフトレバー10(図5)の回動空間を取り囲む外周のうち、車両の進行方向後ろ側部分及びシフトノブ5とは反対側の下側部分に形成された外周側壁301を介して相互に連結され、シフトレバー10の回動空間を介して対面している。シフトノブ5側に当たる第1及び第2の側壁部31、32の上部には、外周側壁301に代えて、シフトパネル18(図1)を支持するためのクランプ300が配置されている。
シフトレバー10の回動空間の下側に当たる外周側壁301の内側表面には、確実なシフト操作を実現するディテント機構を構成する摺動面77が形成されている。摺動面77は、シフトレバー10を操作したときにディテントプランジャ62の先端が押し当たりながら摺動するよう、軸孔310、320と同心、かつ、大径円弧状をなすように形成されている。
この摺動面77は、シフトレバー10に内挿されたディテントプランジャ62の先端部623が押し当たりながら摺動する面である。摺動面77は、シフトレバー10の操作範囲に対応する範囲に渡って形成され、DレンジやPレンジ等の各シフト位置に対応して、それぞれ、凹状の節度溝77T等が設けられている(図9参照。)。ディテントスプリング616により突出方向に付勢されたディテントプランジャ62は、断面楔形状の先端部623(図5参照。)の幅方向が凹状の節度溝77Tの延在方向に一致する状態で摺動面77に押し当たる。シフト操作の際には、ディテントプランジャ62が摺動面77に押し当たりながら摺動し、これにより、シフト操作に節度感が付与される。
さらに、第1の側壁部31には、図8及び図9のごとく、ディテント機構を構成するディテント部7が設けられている。ディテント部7は、外周側の円弧状の壁面70と、軸孔310、320の中心からの距離が異なる内周側の階段状の底面71と、隣り合う底面71間のギャップ面である規制面(規制構造)710と、により形成された空間である。底面71は、シフトレバー10のシフト位置に対応しており、図9中、反時計回り上流側から順番に、Pレンジの底面71P、Rレンジの底面71R、Nレンジ及びDレンジに共通する底面71ND、Sレンジの底面71Sが形成されている。また、Rレンジの底面71RとPレンジの底面71Pとの間には、非常に浅い底面の境界部71Vが設けられている。
第1の側壁部31には、図10のごとく、シフトロックリンク15が回動可能に保持されていると共に、このシフトロックリンク15を回動変位させるソレノイド17が保持されている。シフトロックリンク15は、ソレノイド17の可動鉄芯であるプランジャ170に係止され、ソレノイド17への通電に応じて図10のロック位置から図11のアンロック位置に回動変位する。なお、ソレノイド17への通電は、図示しない車両のブレーキペダルの操作時に実行される。
図10のロック位置は、シフトレバー10がPレンジに操作されたときのシフトボタン50の操作に応じたロックピン615の移動経路をシフトロックリンク15が塞ぐ回動位置である。図11のアンロック位置は、シフトレバー10がPレンジのときのロックピン615の上記の移動を許容する回動位置である。なお、中心軸150により回動可能に軸支されたシフトロックリンク15は、トーションスプリング15Sによりロック位置側に付勢されており、ソレノイド17への非通電状態ではフリーになってロック位置に変位する。
以上のような各部品を組み合わせたシフトレバーユニット1の動作について説明する。 初期シフト位置であるPレンジにシフトレバー10が位置し、かつ、運転者によるシフトボタン50やブレーキペダルの操作が行われていないときには、ディテントスプリング616によってシフトノブ5側に付勢されたディテントロッド61のロックピン615がディテント部7の底面71Pに押し付く規制位置となる(図10参照。)。さらに、ブレーキペダルが非操作であるので、上記のようにシフトロックリンク15がロック位置となる。
シフトロックリンク15がロック位置のとき、シフトボタン50の操作に応じたロックピン615の移動経路を塞ぐようにシフトロックリンク15の端部が位置している。これによりロックピン615の移動が規制され、シフトボタン50を操作しても境界部71Vを乗り越えられる位置へのロックピン615の移動が不可能になる。この状態では、ロックピン615の回動変位(操作変位)を伴うシフトレバー10の回動操作が不可能となって、Pレンジから他のシフトレンジへのシフト操作が規制される。
図示しない車両のブレーキペダルが踏み込み操作されると、ソレノイド17への通電に応じてシフトロックリンク15がアンロック位置に回動変位する(図11の状態)。シフトロックリンク15がアンロック位置に変位すれば、解除操作の一例であるシフトボタン50の操作に応じてディテントロッド61が図7の解除位置まで軸方向に前進でき、これによりロックピン615が境界部71Vを乗り越え可能な位置に移動し、DレンジやNレンジなど他のレンジへのシフト操作が可能になる。
なお、例えば、Dレンジ(図9参照。)からRレンジにシフト操作する際、底面71NDが共用されるNレンジへはシフトボタン5を操作することなくシフト操作可能である。続いてNレンジからRレンジにシフト操作する際には、Rレンジの底面71Rの方がNレンジの底面71NDよりも浅くロックピン615の変位を規制する規制面710が現れる。そのため、Rレンジにシフト操作するに当たっては、底面71Rと底面71NDとの間の規制面710を乗り越えられるよう、シフトボタン50を押し込んでロックピン615を外周側に移動させた上でシフトレバー10を操作する必要がある。
さらに、RレンジからPレンジにシフト操作するに当たっては、シフトボタン50を押し込むことで、境界部71Vを乗り越え可能な外周側の位置にロックピン615を移動させてからシフトレバー10を回動操作する必要がある。このとき、シフトロックリンク15は、トーションスプリング15Sにより図9における反時計回転方向に付勢されてロック位置に位置している。
RレンジからPレンジへシフトレバー10を操作すると、シフトロックリンク15の側面にロックピン615が押し当たり、そのときの当接荷重がシフトロックリンク15をアンロック位置に向けて付勢するように作用する。ソレノイド17が非通電状態であればプランジャ170に磁気的な力が作用しておらず、それ故、回動自由となるシフトロックリンク15は上記の当接荷重によって容易にアンロック位置に変位し、これにより、Pレンジへのシフト操作が可能になる。
次に、例えばPレンジからDレンジに操作する場合など、ディテントプランジャ62の先端部623が摺動面77に押し当たりながら摺動することで発生する節度感(操作感)について詳しく説明する。
上記のごとく摺動面77には、図12のごとく、シフト位置毎に節度溝77Tが設けられ、隣り合う節度溝77Tの間は相対的に凸状が形成されている。シフトレバー10がいずれかのシフト位置に操作されると、先端部623が節度溝77Tに収容されてディテントプランジャ62が突出でき、これにより、ディテントスプリング616のばね弾性力が開放された状態となる。例えば、節度溝77Tの最深部手前の傾斜面にディテントプランジャ62の先端部623が押し当たる状態では、ディテントスプリング616が伸張しようとする弾性復帰力に由来して、節度溝77Tに対応するシフト位置にシフトレバー10を付勢する力が生じる。運転者側の感覚的には、そのシフト位置にシフトレバー10が引き込まれるような感触が生じる。
一方、いずれかのシフト位置から隣り合う他のシフト位置にシフト操作するときには、まず、節度溝77Tから先端部623を脱出させる必要がある。このときには、ディテントスプリング616の圧縮を伴うディテントプランジャ62の押込み変位が必要となり、ばね反力に由来してシフトレバー10の操作に対する抵抗力が生じる。
このように、シフト位置毎の節度溝77Tを設けた摺動面77とディテントプランジャ62との組み合わせによれば、シフト位置毎の節度感を付与できシフト操作について良好な操作感を実現できる。
本例のシフトレバーユニット1では、ディテントプランジャ62とディテントロッド61との間で、付勢部材であるディテントスプリング616が共用されている。ディテントプランジャ62の付勢部材と、ディテントロッド61の付勢部材と、を別々に設ける場合と比べて、部品点数の削減が可能になっている。そして、部品点数を削減することで、軽量化を実現できると共に、コスト的にも有利となっている。
さらに、シフトレバーユニット1では、ディテントロッド61の進退方向に沿って一直線上にディテントプランジャ62を配置することで、ディテントプランジャ62の収容構造を別途設ける場合と比べて小型設計が比較的容易になっている。
また、レバー本体2にディテントプランジャ62を内挿配置し、その開口端面219から先端部623を突出させるように構成してある。そのため、レバー本体2の回動空間を取り囲む外周側壁301の内周面に摺動面77を効率良く形成でき、外周側壁301の内周面以外に摺動面を設ける場合と比べて小型設計が容易になっている。
以上のように、本発明のシフトレバーユニットは、良好な操作感や高い安全性を確保しながら小型設計が可能な優れた特性を備えたユニットである。
なお、本例では、シフトレバー10を直線的に操作するシフトレバーユニット1を例示している。ゲート式のシフトレバーユニットであっても良く、当然ながら、シフトレバーの操作方向は本例には限定されない。
以上のごとく本発明の実施例を詳細に説明したが、これらの実施例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、実施例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して実施例を多様に変形、変更、あるいは適宜組み合わせた技術を包含している。
1 シフトレバーユニット
10 シフトレバー
15 シフトロックリンク
150 中心軸
17 ソレノイド
2 レバー本体
20 シフト軸
210 スリット孔
219 開口端面
3 ベースブラケット
31、32 側壁部
4 ODボタン
5 シフトノブ(持ち手)
50 シフトボタン
61 ディテントロッド(ロック部材)
610 ホルダ部
615 ロックピン(係止部)
616 ディテントスプリング(付勢部材)
62 ディテントプランジャ(当接部材)
7 ディテント部
77 摺動面
77T 節度溝
71V 境界部
710 規制面(規制構造)

Claims (4)

  1. シフト位置を選択するためにシフトレバーを操作可能なシフトレバーユニットであって、
    前記シフトレバーに付設されていると共に、該シフトレバーの操作に伴う変位である操作変位を生じる係止部を含むロック部材と、
    前記シフトレバーを操作可能に支持すると共に、前記係止部の操作変位を規制することにより前記シフトレバーの操作を規制する規制構造が設けられたベースブラケットと、
    前記シフトレバーの操作の際、前記ベースブラケット側に設けた摺動面に押し当たりながら摺動する当接部材と、を備え、
    前記ロック部材は、運転者による所定の解除操作により、前記係止部の操作変位が前記規制構造によって規制されない解除位置に変位可能であり、
    前記ロック部材及び前記当部材は付勢部材を共用しており、前記ロック部材は、当該付勢部材により前記解除操作に応じた変位方向とは逆向きに付勢され、前記当接部材は、当該付勢部材の付勢力により前記摺動面に押し当たっており、
    前記シフトレバーは、略筒状をなすと共に、運転者の持ち手が取り付けられるレバー本体を含み、
    該レバー本体には、前記持ち手とは反対側の端部から前記ロック部材、前記付勢部材及び前記当接部材を挿入可能であると共に、前記係止部が径方向外周側に突出し、前記当接部材の先端部が前記持ち手とは反対側の端部から突出する状態で、略筒状の前記レバー本体の軸方向に沿って前記ロック部材、該ロック部材と前記当接部材との間で共用される付勢部材、及び該当接部材が内挿されているシフトレバーユニット。
  2. 請求項1において前記当接部材と、前記ロック部材又は前記レバー本体と、の間には、前記当接部材を保持するための抜止め構造が設けられているシフトレバーユニット。
  3. 請求項1又は2において、前記係止部は、前記付勢部材又は前記当接部材の外周側に位置しているシフトレバーユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記ロック部材は、前記付勢部材及び前記当接部材を内挿可能な略筒状のホルダ部を有し、前記係止部は、当該ホルダ部の外周面に立設されているシフトレバーユニット。
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