JP6421110B2 - 無線通信システムの制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラム - Google Patents

無線通信システムの制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、複数のプロトコルを切替えて使用可能な無線通信システムに設けられる無線制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラムに関する。
近年、サービスエリアに複数の親機を分散配置し、これらの親機が形成する無線エリア内で子機が上記親機と無線通信を行うシステムにおいて、上記複数の親機が複数種類のプロトコルを切替えることで、それぞれのプロトコルを使用する子機と通信を行えるようにしたシステムが提案されている。また、この種のシステムでは、各親機によるプロトコルの切替方式として様々な方式が提案されている。
例えば特許文献1には、同一の無線エリアをカバーする複数の親機(アクセスポイント)が同一のチャネルを用いて通信を行っている場合に、電波干渉を抑制するために上記複数のアクセスポイントに対し異なるチャネルを割り当てる方法が記載されている。
また特許文献2には、所定のプロトコルに従いデータ通信制御を行う通信制御装置に現用系と予備系がある場合に、通信中において現用系と予備系との間で無中断で系を切り替えながら通信相手と通信を行う方式が記載されている。
特開2014−116678号公報 特開平5−244225号公報
引用文献1に記載された方式では、電波干渉を抑えることは可能である。しかし、異なるプトロコルを排他的に切り替える場合には新たに別のプロトコル切替技術が必要であり、引用文献1にはこのような技術までは開示されていない。
また特許文献2では、現用系と予備系との切替えを無中断で行うことが可能である。しかし、所定の時刻においてどちらのプロトコルを使用するべきかまでは検討されていない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、複数の親機が同一の無線エリアを重複してカバーしているような状況下において、各親機に対しプロトコルを重複することなくしかももれなく割り当てることが可能な無線制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラムを提供しようとするものである。
上記課題を解決するためにこの発明の第1の態様は、各々が少なくとも1つのプロトコルを備える複数の親機と、前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリア内で当該親機と無線通信を行う無線通信システムに設けられる制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラムにあって、前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリアの重複の度合いに基づいて前記複数の親機をグループ化し、前記親機のグループごとに、当該グループに属する親機の数と当該親機が備えるプロトコルの種類との関係をもとに、グループに属する親機の起動の有無、および起動対象の親機に割り当てるプロトコルの種類とその切替えの有無を指定するプロトコル切替制御情報を生成し、前記生成されたプロトコル切替制御情報に基づいて、前記グループに属する親機を動作させるようにしたものである。
この発明の第2の態様は、前記グループ化する際に、前記複数の親機の位置情報と送信電力とから当該各親機が形成する無線エリアの地理的範囲をそれぞれ算出し、算出された各親機の無線エリアの地理的範囲をもとに無線エリア間の重複の度合いを算出するようにしたものである。
この発明の第3の態様は、前記プロトコル切替制御情報を生成する際に、グループに属する親機の数nが当該親機が備えるプロトコルの種類mより多い場合には、n−m個の親機を起動停止させ、残りのm個の親機に対しそれぞれm種類のプロトコルのうちの異なる1つを固定的に割り当てて動作させるためのプロトコル切替制御情報を生成することを特徴とするものである。
この発明の第4の態様は、前記プロトコル切替制御情報を生成する際に、グループに属する親機の数nが当該親機が備えるプロトコルの種類mより少ない場合には、n−1個の親機に対しm種類のプロトコルのうちの異なる1つを固定的に割り当て、残りの1個の親機に対しm−n+1種類のプロトコルを割り当ててこれらのプロトコルを時分割で動作させるためのプロトコル切替制御情報を生成することを特徴とするものである。
この発明の第5の態様は、上記プロトコル切替制御情報を生成する際に、前記m種類のプロトコルに対する前記複数の子機の利用頻度に応じた優先度を設定し、n−1個の親機に対しm種類のプロトコルをその優先度の高い順に固定的に割り当てることを特徴とするものである。
この発明の第6の態様は、上記残りの1個の親機に対しm−n+1種類のプロトコルを割り当ててこれらのプロトコルを時分割で動作させる場合に、当該各プロトコルの設定期間が、当該親機と無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機に割り当てられるプロトコルの設定期間と排他的となるように時分割多重のタイムスケジュールを設定することを特徴とするものである。
この発明の第1の態様によれば、複数の親機が同一の無線エリアを重複してカバーしているような状況下において、各親機に対しプロトコルを重複することなくしかももれなく割り当てることが可能となる。この結果、グループごとに必要十分な数の親機のみを動作状態とした上で、すべてのプロトコルを利用可能にすることができる。
この発明の第2の態様によれば、各親機の無線エリア間の重複の度合いを、各親機から取得した位置情報と送信電力とをもとに自動的に算出することができる。
この発明の第3の態様によれば、グループに属する親機の数nが当該親機が備えるプロトコルの種類mより多い場合には、n−m個の親機が動作停止状態に設定される。このため、システムの省電力化を図ることができる。また、残りのm個の親機に対してはそれぞれm種類のプロトコルのうちの異なる1つが固定的に割り当てられる。このため、上記m個の親機では割り当てられたプロトコルが切替え無しで常時利用可能となり、これにより子機はプロトコル切替えによる通信の中断が発生することなく連続的に通信を行うことが可能となる。
この発明の第4の態様によれば、グループに属する親機の台数nがプロトコルの種類mより少ない場合には、n−1個の親機に対しプロトコルが固定的に割り当てられ、残りの1個の親機に対しては残りのm−n+1種類のプロトコルが時分割で動作するように割り当てられる。このため、すべてのプロトコルを使用可能にした上で、一部のプロトコルを連続的に利用可能とすることができ、これによりグループ内の親機を利用した通信効率を高めることができる。
この発明の第5の態様によれば、n−1個の親機に対しプロトコルが優先度の高い順に割り当てられる。このため、グループ内の親機を利用した通信効率をさらに高めることが可能となる。
この発明の第6の態様によれば、親機に対し複数種類のプロトコルを割り当てて時分割で動作させる場合に、当該各プロトコルの設定期間が、当該親機と無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機に割り当てられるプロトコルの設定期間と排他的となるように時分割多重のタイムスケジュールが設定される。このため、無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機との間で同一のプロトコルによる干渉が発生しないようにすることができる。
すなわちこの発明の各態様によれば、複数の親機が同一の無線エリアを重複してカバーしているような状況下で、各親機に対しプロトコルを重複することなくしかももれなく割り当てることが可能な無線制御装置とそのプロトコル切替制御方法およびプログラムを提供することができる。
この発明の一実施形態に係る制御装置を備えた無線通信システムの全体構成を示す図。 図1に示した無線通信システムの制御装置の機能構成を示すブロック図。 図2に示した制御装置の重複情報記憶部に記憶される、無線エリアの重複度合いを示すテーブルの一例を示す図。 図2に示した制御装置の重複情報記憶部に記憶される、グループと各グループに含まれる親機のリストを示すテーブルの一例を示す図。 図2に示した制御装置が備える重複状態検出制御部、親機・プロトコル関係判定部およびプロトコル割当制御部の制御手順と制御内容を示すフローチャート。 親機3台のカバーエリアが重複しているときのプロトコル割当結果の一例を示す図。 親機2台のカバーエリアが重複しているときのプロトコル割当結果の一例を示す図。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る制御装置を備えた無線通信システムの全体構成を示す図である。
一実施形態における無線通信システムは、例えば無線LAN(Local Area Network)を用いたもので、アクセスポイントと呼ばれる複数の親機AP1〜APiと、この複数の親機AP1〜APiがそれぞれ形成する無線エリア内で親機AP1〜APiとの間で無線通信を行う複数の子機DT1〜DTjと、上記親機AP1〜APiに接続される制御装置CSとを備えている。
親機AP1〜APiはいずれも、複数種のプロトコル、例えば920MHz帯のIEEE802.15.4、IEEE802.15.4e、IEEE802.15.4g、IEEE802.15.4d、TTC標準JJ-300.10(Wi-SUN, Zigbee(登録商標) IP)等の標準規格で定められたプロトコルや、その他の独自に定められたプロトコルに対応可能であり、予め決められた周期でプロトコルを切り替え、切り替えたプロトコルにより、当該プロトコルに対応可能な通信デバイスとの間で無線信号を送受信する。
子機DT1〜DTjは、例えばアンテナおよびICチップを備えたセンサ機器、当該センサ機器を備えた携帯電話機やスマートフォン、ウェアラブル端末、センサ機器を備えていない携帯電話機やスマートフォン等の携帯端末からなり、上記複数のプロトコルのうち一種類以上のプロトコルに対応可能である。
ところで、親機AP1〜APiおよび制御装置CSは、以下のような機能を備えている。図2はその機能構成を示すブロック図である。
すなわち、先ず親機AP1〜APiはいずれも、本実施形態に係る制御機能として親機情報管理部4および動作状態設定部5を備えている。
親機情報管理部4は、自己の親機の属性を表す親機情報を管理する。この親機情報には、親機の設置位置を表す緯度経度データと、送信電力値と、親機が備えるプロトコルのリストと、プロトコルごとに過去の一定期間に当該プロトコルを利用した子機の数が含まれる。
動作状態設定部5は、後述する制御装置CSから通知されたプロトコル切替制御情報を保存し、当該プロトコル切替制御情報に従い、どの期間にどのプロトコルを設定するかを制御する機能を有する。
次に制御装置CSは、例えばゲートウェイ又はサーバにより構成され、制御ユニット1と、記憶ユニット2と、インタフェースユニット3とを備えている。
インタフェースユニット3は、制御ユニット1の制御の下、親機AP1〜APiとの間で親機情報の取得およびプロトコル切替制御情報の通知を行うための通信を行う。
記憶ユニット2は、記憶媒体として例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の随時書き込みおよび読み出しが可能な不揮発性メモリを用いたもので、本実施形態を実現する上で必要な記憶領域として、親機情報記憶部21および重複情報記憶部22を備えている。
親機情報記憶部21は、上記親機AP1〜APiからそれぞれ取得された親機情報を保存するために使用される。重複情報記憶部22は、上記各親機AP1〜APiの無線エリアの重複状態を表す情報を記憶するために使用される。
制御ユニット1は、例えばCPU(Central Processing Unit)とプログラムメモリを備え、本実施形態を実現するために必要な制御機能として、親機情報取得制御部11と、重複状態検出制御部12と、親機・プロトコル関係判定部13と、プロトコル割当制御部14とを備えている。これらの制御部11〜14はいずれもプログラムメモリに格納されたプログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
親機情報取得制御部11は、親機AP1〜APiからそれぞれ定期的又は必要時に親機情報を取得し、取得した親機情報を親機情報記憶部21に格納する処理を実行する。
重複状態検出制御部12は、以下の処理機能を有する。
(1) 上記親機情報記憶部21から親機AP1〜APiの親機情報を読み出し、この親機情報に含まれる親機の緯度経度データと送信電力値とから親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲をそれぞれ算出する。そして、算出された親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲をもとに無線エリア間の重複の度合いを算出し、その算出結果を重複情報記憶部22内の重複度テーブルに記憶させる処理。
(2) 上記重複度テーブルに記憶された無線エリアの重複の度合いを示す情報に基づいて、親機AP1〜APiごとに無線エリア間の重複の度合いが予め設定されたしきい値x以上となる他の親機を抽出してこれらの親機をグループ化する。そして、このグループごとに当該グループに属する親機のリストを作成して、重複情報記憶部22内のグループテーブルに記憶させる処理。
親機・プロトコル関係判定部13は、上記親機情報記憶部21に記憶された親機情報と、上記重複情報記憶部22に記憶された重複度テーブルおよびグループテーブルの情報とに基づいて、グループごとに当該グループに属する各親機が備えるプロトコルの種類を判定する処理を行う。
プロトコル割当制御部14は、上記グループごとに当該グループに属する親機の数と当該親機が備えるプロトコルの種類との関係に基づいて、各親機に設定するプロトコルの種類と期間を表すプロトコル切替制御プランを生成し、このプロトコル切替制御プランをプロトコル切替制御情報としてグループに属する複数の親機に送信する処理を行う。
(動作)
次に、以上のように構成された制御装置CSの動作を説明する。図5はその処理手順と処理内容を示すフローチャートである。
(1)親機情報の取得
制御装置CSは、先ず親機情報取得制御部11の制御の下、各親機AP1〜APiから親機情報をそれぞれ取得し、この取得した親機情報を親機のIDと関連付けて親機情報記憶部21に格納する。各親機情報には、先に述べたように、親機の設置位置を表す緯度経度データと、送信電力値と、親機が備えるプロトコルのリストと、プロトコルごとに過去の一定期間に当該プロトコルを利用した子機の数、つまりプロトコルに対する子機の利用頻度が含まれる。
(2)重複状態の検出
制御装置CSは、次に重複状態検出制御部12の制御の下、先ずステップS11により各親機AP1〜APiの無線エリア間の重複の度合いを算出する。この重複の度合いの算出は、例えば先ず上記親機情報記憶部21から親機AP1〜APiの親機情報を読み出し、この親機情報に含まれる親機の緯度経度データと送信電力値とから親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲をそれぞれ算出する。そして、算出された親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲をもとに、無線エリア間の重複の度合いを算出することによりなされる。この算出された無線エリア間の重複の度合いは重複情報記憶部22内の重複度テーブルに記憶される。
図3はその一例を示すもので、この例では親機AP1の無線エリアに対する親機AP2,AP3,AP4の無線エリアの重複度がそれぞれ0.8、0.2、0であることを示している。また、親機AP2の無線エリアに対する親機AP1の無線エリアの重複度が0.7であることを示している。
なお、親機APiから見た親機APkの重複度と、親機APkから見た親機APiの重複度とが異なる場合には、両方の重複度の平均値を求めてこの平均値を上記重複度テーブルに格納する。
続いて重複状態検出制御部12は、ステップS12において、親機間の無線エリアの重複度に応じて親機をグループ化する処理を行う。例えば、上記重複度テーブルに記憶された無線エリアの重複の度合いを示す情報に基づいて、親機AP1〜APiごとに無線エリア間の重複の度合いが予め設定されたしきい値x以上となる他の親機を抽出し、これらの親機をグループ化する。そして、グループごとに当該グループに属する親機のリストを作成して、重複情報記憶部22内のグループテーブルに記憶させる。なお、しきい値xは例えば0.9(90%)に設定する。
図4に上記グループテーブルに記憶されたグループ化された親機のリストの一例を示す。図4では、グループG1に親機AP1,AP2,AP3が属し、グループG2に親機AP2,AP4が属し、さらにグループG3には親機AP5,AP6,AP7が属し、グループG4に親機AP8,AP9がそれぞれ属している場合を例示している。
(3)プロトコルの割当制御
制御装置CSは、先ず親機・プロトコル関係判定部13により、上記親機情報記憶部21に記憶された親機情報と、上記重複情報記憶部22に記憶された重複度テーブルおよびグループテーブルの情報に基づいて、グループごとに当該グループに属する各親機が備えるプロトコルの種類を判定する。
次に制御装置CSは、プロトコル割当制御部14の制御の下、グループを構成する各親機に対するプロトコルの割当てを以下のように行う。
すなわち、先ずステップS13において、上記グループテーブルを参照してグループが登録されているか否かを判定する。この判定の結果、グループが登録されていなければステップS14に移行し、すべての親機AP1〜APiに対し、それぞれ当該親機がプロトコルを一定の間隔で時分割に切替設定するためのプロトコル切替制御プランを生成する。そして、この生成したプロトコル切替制御プランを、ステップS21により各親機AP1〜APiへ送信する。
一方、上記グループテーブルにグループが登録されていたとする。この場合プロトコル割当制御部14は、ステップS15によりグループテーブルからグループを親機の数が少ない順に選択する。そして、この選択したグループについて、当該グループに属する親機の数nとこれらの親機が備えるプロトコルの種類mとをステップS16により比較し、親機の数nがプロトコルの種類m以上か未満かを判定する。
上記判定の結果、親機の数nがプロトコルの種類m以上(n≧m)だったとする。この場合プロトコル割当制御部14はステップS17に移行し、n−m個の親機を休止状態に設定する。またステップS18において、残りのm個の親機に対しそれぞれ使用可能なプロトコルを1つずつ重複しないように割り当てる。
図6は、グループに属する親機の数nがn=3で、これら3台の親機が使用可能なプロトコルの種類mがm=3の場合、つまりn=mの場合のプロトコルの割当結果の一例を示すものである。この例に示すように、各親機AP1,AP2,AP3にはそれぞれプロトコルP1,P2,P3が固定的に割り当てられる。そして、上記プロトコルの割当結果を示す切替制御プランは、ステップS21により対応する各親機AP1,AP2,AP3へそれぞれ送信される。なお、図6中のE1,E2,E3はそれぞれ親機AP1,AP2,AP3が形成する無線エリアを示している。
また、上記ステップS16による判定の結果、親機の数nがプロトコルの種類m未満(n<m)だったとする。この場合、プロトコル割当制御部14はステップS19に移行し、n−1個の親機に対しプロトコルをその優先度の高い順に割り当てる。このときプロトコルの優先度は、親機情報記憶部21に記憶された、親機が備えるプロトコルのリストと当該プロトコルに対する子機の利用頻度に基づいて設定される。
例えば図7に示すように、親機の数nがn=2で、プロトコルの種類mがm=3の場合には、親機AP1に対し最も利用頻度の高いプロトコルP1を固定的に割り当てる。なお、n−1が2以上の場合には、該当するn−1の親機に対し利用頻度の高い順にプロトコルを固定的に割り当てる。
またプロトコル割当制御部14は、ステップS20において残りの1個の親機に対し、残りのm−n+1個のプロトコルを予め設定した周期で時分割に割り当てる。例えば図7の例では、親機AP2に対しプロトコルP2,P3を時分割に割り当てる。そしてプロトコル割当制御部14は、上記親機AP1,AP2に対し生成したプロトコル切替制御プランを、ステップS21により該当する親機AP1,AP2へ送信する。
最後にプロトコル割当制御部14は、ステップS22において、上記グループテーブルに登録されたすべてのグループの選択が終了したか否かを判定する。そして、未選択のグループが残っていれば、ステップS15に戻って次に親機数が少ないグループを選択し、以後ステップS16〜S21による制御を繰り返し実行する。
(効果)
以上詳述したように一実施形態では、制御装置CSにおいて、親機AP1〜APiの無線エリア間の重複の度合いを算出し、この重複の度合いをもとに親機AP1〜APiごとに無線エリアの重複の度合いがしきい値x以上となる他の親機を抽出してこれらの親機AP1〜APiをグループ化する。そして、グループごとに当該グループに属する親機の数と使用可能なプロトコルの種類との関係をもとに、グループに属する親機の起動の有無、および起動対象の親機に割り当てるプロトコルの種類とその切替の有無を指定するプロトコル切替制御プランを生成し、このプロトコル切替制御プランに従い上記グループに属する各親機にプロトコルの切替動作を行わせるようにしている。
従って、複数の親機AP1〜APiが同一の無線エリアを重複してカバーしているような状況下において、各親機に対しプロトコルを重複せずしかももれなく割り当てることが可能となる。この結果、グループごとに必要十分な数の親機のみを動作状態とした上で、すべてのプロトコルを利用可能にすることができる。
また、グループ化する際に、複数の親機AP1〜APiの位置情報と送信電力とから当該各親機AP1〜APiが形成する無線エリアの地理的範囲がそれぞれ算出され、算出された各親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲をもとに無線エリア間の重複の度合いが算出される。このため、各親機AP1〜APiの無線エリア間の重複の度合いを自動的に求めることができる。
さらに、例えば無線エリアが重複している複数の親機がそれぞれ独立してすべてのプロトコルを時分割で切り替える従来のシステムに比べ、各親機AP1〜APiにおけるプロトコルの無駄な切替回数を減らすことができ、これによりプロトコルの切替中に発生するいずれのプロトコルにも対応しない時間を減らすことが可能となり、子機DT1〜DTjとの間の通信効率を高めることが可能となる。
さらに、グループに属する親機の台数nがプロトコルの種類mより少ない場合には、n−1個の親機に対しては利用頻度の高い順にプロトコルを固定的に割り当て、残りの1個の親機に対しては残りのm−n+1種類のプロトコルを所定の時間間隔で時分割に割り当てるようにしている。このため、すべてのプロトコルを使用可能にした上で、特に利用頻度の高いプロトコルの使用効率をさらに高めることができる。
[他の実施形態]
前記実施形態では、各親機AP1〜APiの無線エリアの地理的範囲を親機の設置位置と送信電力から算出するようにしたが、サービスエリアの各地点において作業員が各親機からの電波の受信電界強度を計測することで無線エリアマップを作成し、このエリアマップを制御装置CSに与えることで制御装置が親機間の無線エリアの重複の度合いを求めるようにしてもよい。また、無線エリアの重複の度合いを表すテーブルデータを別途計測により作成し、このテーブルデータを制御装置CSの重複情報記憶部22に記憶させるようにしてもよい。
前記実施形態では、任意のグループに属する親機に複数のプロトコルを割り当ててこれらのプロトコルを時分割多重で動作させる場合に、当該各プロトコルの設定期間が、当該親機と無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機に割り当てられるプロトコルの設定期間と排他的となるように時分割多重のタイムスケジュールを設定するとよい。このようにすると、無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機との間で同一のプロトコルによる干渉が発生しないようにすることができる。
前記実施形態では、制御装置CSにおいて無線エリアの重複状態の検出、親機・プロトコル関係の判定、およびプロトコルの割当制御に係る各処理を実行するようにした。しかしそれに限定されるものではなく、上記制御装置CSの機能を親機AP1〜APiのいずれか1つ又は複数に設け、親機が制御装置の処理を実行するようにしてもよい。
その他、制御装置の構成と処理手順および処理内容、親機が備えるプロトコルの種類、親機の数等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
CS…制御装置、AP1〜APi…親機、DT1〜DTj…子機、1…制御ユニット、2…記憶ユニット、3…インタフェースユニット、4…親機情報管理部、5…動作状態設定部、11…親機情報取得制御部、12…重複状態検出制御部、13…親機・プロトコル関係判定部、14…プロトコル割当制御部、21…親機情報記憶部、22…重複情報記憶部。

Claims (8)

  1. 各々が少なくとも1つのプロトコルを備える複数の親機と、前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリア内で当該親機と無線通信を行う無線通信システムに設けられる制御装置であって、
    前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリアの重複の度合いに基づいて前記複数の親機をグループ化する手段と、
    前記親機のグループごとに、当該グループに属する親機の数と当該親機が備えるプロトコルの種類との関係をもとに、グループに属する親機の起動の有無、および起動対象の親機に割り当てるプロトコルの種類とその切替えの有無を指定するプロトコル切替制御情報を生成する手段と、
    前記生成されたプロトコル切替制御情報に基づいて、前記グループに属する親機を動作させる手段と
    を具備することを特徴とする制御装置。
  2. 前記グループ化する手段は、
    前記複数の親機の位置情報と送信電力とから当該各親機が形成する無線エリアの地理的範囲をそれぞれ算出し、算出された各親機の無線エリアの地理的範囲をもとに無線エリア間の重複の度合いを算出する手段
    を、さらに備えることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記プロトコル切替制御情報を生成する手段は、
    グループに属する親機の数nが当該親機が備えるプロトコルの種類mより多い場合に、n−m個の親機を起動停止させ、残りのm個の親機に対しそれぞれm種類のプロトコルのうちの異なる1つを固定的に割り当てて動作させるためのプロトコル切替制御情報を生成する第1の生成手段
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の制御装置。
  4. 前記プロトコル切替制御情報を生成する手段は、
    グループに属する親機の数nが当該親機が備えるプロトコルの種類mより少ない場合に、n−1個の親機に対しm種類のプロトコルのうちの異なる1つを固定的に割り当て、残りの1個の親機に対しm−n+1種類のプロトコルを割り当ててこれらのプロトコルを時分割で動作させるためのプロトコル切替制御情報を生成する第2の生成手段
    を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記第2の生成手段は、前記m種類のプロトコルに対する前記親機との間で無線通信を行う複数の子機の利用頻度に応じた優先度を設定し、n−1個の親機に対しm種類のプロトコルをその優先度の高い順に固定的に割り当てることを特徴とする請求項4記載の制御装置。
  6. 前記第2の生成手段は、前記残りの1個の親機に対しm−n+1種類のプロトコルを割り当ててこれらのプロトコルを時分割で動作させる場合に、当該各プロトコルの設定期間が、当該親機と無線エリアが一部重複する他のグループに属する親機に割り当てられるプロトコルの設定期間と排他的となるように時分割多重のタイムスケジュールを設定することを特徴とする請求項4記載の制御装置。
  7. 各々が少なくとも1つのプロトコルを備える複数の親機と、前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリア内で当該親機と無線通信を行う無線通信システムに設けられる制御装置により実行されるプロトコル切替制御方法であって、
    前記複数の親機がそれぞれ形成する無線エリアの重複の度合いに基づいて前記複数の親機をグループ化する過程と、
    前記親機のグループごとに、当該グループに属する親機の数と当該親機が備えるプロトコルの種類との関係をもとに、グループに属する親機の起動の有無、および起動対象の親機に割り当てるプロトコルの種類とその切替えの有無を指定するプロトコル切替制御情報を生成する過程と、
    前記生成されたプロトコル切替制御情報に基づいて、前記グループに属する親機を動作させる過程と
    を具備することを特徴とするプロトコル切替制御方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置が備える各手段による処理を、当該制御装置が備えるプロセッサに実行させるプログラム。
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