JP6420590B2 - セメント抵抗器 - Google Patents

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Description

本発明は、セメント抵抗器に関し、特に、抵抗を磁器ケースに収めた後セメントで封止した抵抗器に関する。
セメント抵抗器は、比較的大電力用として広く一般的に用いられており、例えば、図4に示すように、抵抗85を磁器ケース82に収め、セメント89で封止して製造される。磁器ケース82からは、内部で抵抗85に接続された2本のターミナル(コード等への導電部)87が導出される。
このセメント抵抗器81を取付対象物91に取り付けるには、抵抗85で生じた熱を外部に放出することも考慮し、磁器ケース82の上面に爪部86aをかしめ固定し、セメント抵抗器81の外周面を覆うように装着されたブラケット86を取付対象物91の上面に面接触させ、取付ねじ92を用いて取付対象物91に固定する。
図4に示すように、磁器ケース82の底面82aとブラケット86の上面86bが面接触し、ブラケット86の下面86cと取付対象物91の上面91aとが面接触し、抵抗85で生じた熱が磁器ケース82の底面82aからブラケット86を介して取付対象物91に逃げることが理想である。
しかし、実際には、図5に示すように、ブラケット86の下面86cや取付対象物91の上面91aの表面の平面度にばらつきが生じ、そのような場合には図6に示すように、ブラケット86と取付対象物91の表面との間に空気の層95が存在し、この空気の層95によって断熱されたのと同様の状態となり、取付対象物91への放熱効率が極めて悪い状態となる。
そこで、図5においてブラケット86の下面86cや取付対象物91の上面91aの表面の平面度を良好に維持しようとすると、両面86c、91aの加工精度を高める必要があり、その分コストが増加する。
また、上記コスト面の問題以外にも、近年ではセメント抵抗器の小型化が要望されており、小型化を実現するには抵抗85で生じた熱の放熱効率を高める必要がある。
そこで、本発明は、上記従来技術における問題点に鑑みてなされたものであって、低コストで放熱効率が高く、小型化が可能なセメント抵抗器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、磁器ケース内の抵抗を覆うように該磁器ケース内にセメントを充填して硬化させたセメント抵抗器であって、前記磁器ケースの外表面に面接触する熱拡散板と、前記磁器ケースと協働して前記熱拡散板に面接触しながら該熱拡散板を挟持するブラケットと、前記熱拡散板及び前記ブラケットの各々に穿設された貫通孔を介して、該両部材を該セメント抵抗器の取付対象物と共に共締めする締結部材とを備え、前記磁器ケース、前記熱拡散板、前記ブラケット及び前記締結部材を介して前記抵抗で発生した熱を該セメント抵抗器の取付対象物に逃がすことを特徴とする。
本発明によれば、抵抗で発生した熱を、磁器ケース、熱拡散板、ブラケット及び締結部材を介してセメント抵抗器の外部に効率よく逃がすことができるため、低コストでセメント抵抗器の小型化を図ることができる。
上記セメント抵抗器において、前記熱拡散板の材質をアルミニウム、アルミニウム合金、銅又は銅合金のいずれか一つとすることができ、熱伝導率の高い材料を用いて効率よく熱を逃がすことができる。
以上のように、本発明によれば、低コストで放熱効率が高く小型化が可能なセメント抵抗器を提供することができる。
本発明に係るセメント抵抗器の一実施の形態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は上面図である。 本発明に係るセメント抵抗器の試験例を説明するための図であって、(a)は斜視図、(b)は(a)のA矢視図である。 本発明に係るセメント抵抗器の試験例を説明するためのグラフである。 従来のセメント抵抗器の一例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は上面図である。 従来のセメント抵抗器の不具合を説明するための正面図である。 従来のセメント抵抗器の不具合を説明するための正面図である。
図1は、本発明に係るセメント抵抗器(以下適宜「抵抗器」と略称する。)の一実施の形態を示し、この抵抗器1は、抵抗4を収めた磁器ケース2と、磁器ケース2の底面に当接する熱拡散板5と、磁器ケース2と協働して熱拡散板5を挟持するブラケット6と、磁器ケース2を封止するセメント8等で構成され、磁器ケース2からは、内部で抵抗4に接続された2本のターミナル(コード等への導電部)7が導出される。熱拡散板5以外の構成要素は、図4〜図6に示した抵抗器81と同様である。
熱拡散板5は、抵抗4で発生した熱の放熱を促進させるために設けられ、アルミニウム、アルミニウム合金、銅又は銅合金等の熱伝導率の高い金属で形成され、板状の基部5aの両端部に、取付穴5bが穿設された取付部5cを備える。
ブラケット6は、例えば鉄を湾曲させて形成され、磁器ケース2と協働して熱拡散板5を挟持すると共に、抵抗器1を取付対象物9に固定するために設けられる。ブラケット6は、板状の底板部6aの両端部に、取付穴6bが穿設された取付部6cを備え、磁器ケース2を囲繞する側壁部6dと、側壁部6dの上端に複数設けられ、磁器ケース2の上面にかしめ固定するための爪部6eを備える。
上記ブラケット6は、熱拡散板5とブラケット6とを面接触させると共に、磁器ケース2の底面2aと熱拡散板5の基部5aの上面とを面接触させるようにして抵抗器1を組み立てることができる。
上記構成を有する抵抗器1を使用する際には、熱拡散板5の取付穴5b、ブラケット6の取付穴6bにねじ10を挿通させ、ねじ10を締め付けることで抵抗器1全体を取付対象物9に取り付ける。これにより、抵抗4で発生した熱が熱拡散板5の基部5a、取付部5c、ねじ12を伝わって取付対象物9に逃げると共に、熱拡散板5の基部5a、ブラケット6の底板部6a等を伝わって取付対象物9に逃げることで、ブラケット6と取付対象物9の表面との間に空気の層11が存在するような場合でも、従来と比較して放熱効率が上昇し、抵抗器1を小型化することができる。
尚、本実施の形態における熱拡散板5やブラケット6の形状や構造は、上記のものに限定されることなく種々の形状等を採用することができ、磁器ケース2への装着要領も種々の形態を採ることができる。
次に、本発明に係る抵抗器の試験例について説明する。
図2に示すように、抵抗(不図示)を収めた磁器ケース22と、磁器ケース22の底面に当接する熱拡散板25と、磁器ケース22と協働して熱拡散板25を挟持するブラケット26と、磁器ケース22を封止するセメント28と、磁器ケース22の内部で抵抗に接続された2本のコード27等を備える抵抗器21の熱拡散板25及びブラケット26の一端を締結部材30を用いて取付対象物29に固定し、熱拡散板25の効果を検証した。
厚さ1mmのアルミ合金の熱拡散板25、厚さ1mmの鉄のブラケット26を用い、これらを鉄で径が5mmの締結部材(ボルト)で取付対象物29のアルミダイキャストに固定し、コード27から給電して磁器ケース22の中央部で温度を測定した。その結果を図3に示す。横軸に磁器ケース22内の抵抗の消費電力、縦軸に温度上昇値を示す。
同図から明らかなように、熱拡散板25を用いると、磁器ケース22の中央部での温度上昇を熱拡散板25を用いない場合の60%程度に抑えることができ、放熱効率が大幅に向上することが判る。
1 抵抗器
2 磁器ケース
2a 底面
4 抵抗
5 熱拡散板
5a 基部
5b 取付穴
5c 取付部
6 ブラケット
6a 底板部
6b 取付穴
6c 取付部
6d 側壁部
6e 爪部
7 ターミナル
8 セメント
9 取付対象物
10 ねじ
11 空気の層
21 抵抗器
22 磁器ケース
25 熱拡散板
26 ブラケット
27 コード
28 セメント
29 取付対象物
30 締結部材

Claims (2)

  1. 磁器ケース内の抵抗を覆うように該磁器ケース内にセメントを充填して硬化させたセメント抵抗器であって、
    前記磁器ケースの外表面に面接触する熱拡散板と、
    前記磁器ケースと協働して前記熱拡散板に面接触しながら該熱拡散板を挟持するブラケットと
    前記熱拡散板及び前記ブラケットの各々に穿設された貫通孔を介して、該両部材を該セメント抵抗器の取付対象物と共に共締めする締結部材とを備え、
    前記磁器ケース、前記熱拡散板、前記ブラケット及び前記締結部材を介して前記抵抗で発生した熱を該セメント抵抗器の取付対象物に逃がすことを特徴とするセメント抵抗器。
  2. 前記熱拡散板の材質は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅又は銅合金のいずれか一つであることを特徴とする請求項1に記載のセメント抵抗器。
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