JP6420166B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
まず空気調和機の基本的構成について説明する。
図4は、冷房運転、暖房運転、除湿運転の運転モードを備える空気調和機に用いられる一般的な冷凍サイクルの構成図である。
空気調和機は、室外機1と室内機5とが、接続配管7および8によって接続されることで機能する。室内機5は、第1の室内熱交換器21と、第2の室内熱交換器22と、第1の絞り装置31、送風ファン6とを備えており、第1の絞り装置31は、第1の室内熱交換器21と、第2の室内熱交換器22とを結ぶ冷媒流路上に設けられている。
室外機1は、圧縮機2と、四方弁3と、室外熱交換器10と、第2の絞り装置32と、送風ファン4とを備えている。なお、通常、送風ファン4にはプロペラファンが、送風ファン6には、貫流ファンが用いられる。
図5に、空気調和機の熱交換器に用いられているのと同じ形式の、一般的なクロスフィンチューブ型の熱交換器の要素の構造を示す。図5に示すように、本形式の熱交換器では、多数のアルミニウム製のフィン101を、U字状に曲げられた銅製の伝熱管102が貫く構造となっている。フィン101と伝熱管102とは、フィン101に挿入された伝熱管102を液圧、あるいは機械的に拡管することにより密着している。また、伝熱管102の端部には、継手部品103が溶接され、冷媒の流路を構成している。
通常、空気調和機の熱交換器では、効率向上のため、図5に示す構成の熱交換器を空気流通方向に複数列並べて用いられており、また、熱交換器内の冷媒流路は管内を流れる冷媒流量に応じたパス数で構成される。
次に、冷房運転、暖房運転、除湿運転の各運転モードにおける各要素の作用について、図4を参照しながら説明する。
まず冷房運転の場合、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、室外熱交換器10で外気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。液状冷媒は第2の絞り装置32の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、接続配管8を通じて室内機5へ流れる。
室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21および第2の室内熱交換器22で室内空気の熱を吸熱することで蒸発する。室内機5で蒸発した冷媒は、接続配管7を通じて、室外機1へ戻り、四方弁3を通って再び圧縮機2で圧縮されることになる。このとき、第1の絞り装置31は全開状態である。
暖房運転モードの場合は、四方弁3により、冷媒流路が切り替えられ、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、四方弁3および接続配管7を通って室内機5に流れる。室内機5に入った冷媒は、第2の室内熱交換器22および第1の室内熱交換器21で室内空気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。高圧の液状冷媒は、接続配管8を通って室外機1に流れる。
室外機1に入った高圧の液状冷媒は、第2の絞り装置32の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、室外熱交換器10に流れ、室外空気の熱を吸熱することで蒸発し、ガス状冷媒となる。室外熱交換器10でガス状となった冷媒は、四方弁3を通って再び圧縮機2で圧縮される。暖房運転モードの場合も、冷房運転モードと同様に、第1の絞り装置31は全開状態である。
次に、除湿運転モードでの、各要素の作用を説明する。本除湿運転モードでは、冷媒の流れ方向は、冷房運転モードと同様である。すなわち、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、室外熱交換器10、第2の絞り装置32、接続配管8を通り、室内機5へ流れる。室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21、第1の絞り装置31、第2の室内熱交換器22を通り、接続配管7を通じて、室外機1へ戻り、四方弁3を通って再び圧縮機2へと流れる。
除湿運転モードでは、第2の室内熱交換器22を通過する空気を冷却除湿し、第1の室内熱交換器21を通過する空気を加熱することで、室内空気温度の変化を抑えつつ湿度を下げるように制御される。
第1の室内熱交換器21を通過する空気を加熱するため、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒を、室外熱交換器10で液状冷媒までには凝縮させず、高温高圧の気液二相の状態のまま、接続配管8を介して室内機5へ流す必要がある。このため、第2の絞り装置32は、冷房運転モードに比べて開側あるいは全開の状態に制御される。第1の室内熱交換器21での加熱量は、第2の絞り装置32の開度制御に加えて、送風ファン4の回転数を制御して、室外熱交換器10で外気に放熱する量を制御する。
なお、送風ファン4は、図示されていないが、圧縮機1や送風ファン4を制御する電気品の冷却にも用いられるため、低回転あるいは間欠的に動作することはあっても、完全に停止することはない。
上記制御により、高温高圧の気液二相状態のまま、室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21において、送風ファン6の動作により第1の室内熱交換器21を通過する室内空気に放熱することで凝縮し、液状冷媒となる。これにより、第1の室内熱交換器21を通過する空気は加熱され、温度上昇する。
次に、液状冷媒は第1の絞り装置31へと流れる。本除湿運転モードでは、第1の絞り装置31は流路抵抗を持つように閉側に制御されており、第1の絞り装置31の作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となり、第2の室内熱交換器22へと流れる。低温低圧の気液二相の冷媒は、第2の室内熱交換器22において、送風ファン6の動作により第2の室内熱交換器22を通過する空気から熱を吸熱することで蒸発する。このとき、第2の室内熱交換器22を通過する空気は冷却除湿される。このように、第1の室内熱交換器21において空気を加熱し、第2の室内熱交換器22において空気を冷却除湿することで、本運転モードは室内空気の温度変化を抑えつつ、除湿することを可能としている。
以上、説明したように冷房運転モードでは室外熱交換器10において高温高圧の冷媒を液化するが、除湿運転モードでは高温高圧の気液二相状態となり、除湿運転モードでは冷房運転モードに比べて余剰な冷媒が存在することになる。一般的に冷凍サイクルにおいて、冷媒量が過剰に存在する場合、主にサイクル高圧側の圧力が上昇することになり、圧縮機の所要動力の増加を招く。そのため、余剰冷媒を貯留することが除湿運転モードでの省エネルギ性向上にとって有効である。
なお、余剰冷媒をレシーバや室外熱交換器に貯留することで、冷房、暖房、除湿の何れの運転モードでも、余剰冷媒によるトラブルを防止し、かつ室内の湿度を適正に維持して運転する空気調和機の従来例として、例えば特許文献1に示されるものがある。
特許文献1の従来例では、圧縮機の吐出冷媒の一部を導く迂回回路を室外熱交換器と膨張弁に対して並列に設け、迂回回路の経路上に流量調整弁を設けた構成となっている。本構成では、迂回回路を流れて圧縮機から吐出される高温高圧のガス状冷媒の流量と、室外熱交換器において外気に放熱した冷媒の流量を制御することで、室内機における加熱量を確保することを可能としており、さらに室外熱交換器出口に設けられた絞り装置の開度を制御することで、余剰冷媒を貯留することを可能としている。
特開2002−357353号公報
しかしながら、特許文献1の従来例は、除湿運転時に圧縮機から吐出される高温のガス状冷媒の一部を室内に直接流すことで室内空気の加熱量を確保しつつ、余剰冷媒を貯留することを目的としたものであり、圧縮機の吐出冷媒の一部を導く迂回回路を室外熱交換器と膨張弁に対して並列に設けている。
本構成の場合、冷房運転時には、高温高圧の冷媒ガスの流れる部位と、膨張弁の作用により減圧した低温低圧の二相状態の冷媒が流れる膨張弁出口部とが迂回回路を介して熱的に接することになる。
このため、冷房運転時に室内機へと流れる低温低圧の冷媒と、圧縮機吐出近傍の高温高圧のガス状冷媒との間の温度差から、迂回回路を経由して熱が伝わり、低温低圧の二相状態の冷媒の一部が蒸発してしまい、室内熱交換器で室内空気からの吸熱量が低下し、効率低下を生じるおそれが考えられる。
以上のことから本発明においては、効率低下を防止可能な空気調和器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る空気調和機は、少なくとも圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器を冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成した空気調和機であって、室内熱交換器は、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器とをつなぐ冷媒流路上に、絞り装置を備え、室外熱交換器は、圧縮機と室内熱交換器との間に複数の冷媒流路を形成し、各冷媒流路にそれぞれ絞り装置を備えるとともに、圧縮機から室内熱交換器に至る各冷媒流路には、少なくとも1つの室外熱交換器を含むことを特徴とするものである。
また請求項2に記載の空気調和機においては、室外熱交換器は、圧縮機と室内熱交換器との間に複数の冷媒流路を形成し、各冷媒流路の室内熱交換器側にそれぞれ絞り装置を備えるとともに、各冷媒流路の圧縮機側にそれぞれ室外熱交換器を含むことを特徴とするものである。
また請求項3に記載の空気調和機においては、室外熱交換器は、圧縮機と複数の冷媒流路との間に室外熱交換器を配置していることを特徴とするものである。
また請求項4に記載の空気調和機においては、室外熱交換器は、圧縮機と室内熱交換器との間に、熱交換器を介して複数の冷媒流路を形成し、各冷媒流路にそれぞれ絞り装置を備えるとともに、室外熱交換器を含む冷媒流路と、室外熱交換器を含まない冷媒流路で構成されていることを特徴とするものである。
また請求項5に記載の空気調和機においては、複数の冷媒流路にそれぞれ備えられた室外熱交換器を第1の室外熱交換器と、第2の室外熱交換器とするとき、第1の室外熱交換器と第2の室外熱交換器とは、空気流れ方向に対して並列に設置されたことを特徴とするものである。
また請求項6に記載の空気調和機においては、複数の冷媒流路の容積が、略等しいことを特徴とするものである。
また請求項7に記載の空気調和機においては、室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転モードを有し、除湿運転モードにおいて、複数の冷媒流路の絞り装置の一部を全開とし、他の冷媒流路の絞り装置の絞り量を制御することを特徴とするものである。
また請求項8に記載の空気調和機においては、絞り量を制御する側の絞り装置の開度を第1の室内熱交換器における冷媒温度に応じて制御することを特徴とするものである。
また請求項9に記載の空気調和機においては、複数の冷媒流路について、全開とした絞り装置につながる室外熱交換器最下流側の冷媒温度が、絞り量を制御する側につながる室外熱交換器最下流側の冷媒温度に比べて低くなるように制御することを特徴とするものである。
また請求項10に記載の空気調和機においては、複数の冷媒流路について、絞り装置の室内機に遠い側に接続された配管に、温度を計測する手段を有することを特徴とするものである。
また請求項11に記載の空気調和機においては、絞り装置は、絞り量を連続的に変化できることを特徴とするものである。
また請求項12に記載の空気調和機においては、絞り装置の絞り量を、圧縮機吐出の冷媒ガス温度に応じて制御することを特徴とするものである。
本発明によれば、冷房運転時の効率を低下させることなく、除湿運転時において余剰冷媒を室外熱交換器の一部に貯留することが可能な構成となっており、除湿運転時の圧力上昇を抑制することできるため、省エネルギ性の高い空気調和機を提供することができる。
本発明の実施例1に係る冷凍サイクル構成を備えた空気調和器の例を示す図。 本発明の実施例2に係る冷凍サイクル構成を備えた空気調和器の例を示す図。 実施例2の室外熱交換器10を、伝熱管の軸に垂直な断面方向から見た模式を示した図。 冷房運転、暖房運転、除湿運転の運転モードを備える空気調和機に用いられる一般的な冷凍サイクルの構成を示す図。 冷凍サイクルに用いられる熱交換器の構成の一例を示す図。 本発明の実施例3に係る室外機構成を示す図。 本発明の実施例4に係る室外機構成を示す図。
以下、図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明する。
本発明の実施例1に係る冷凍サイクル構成を、図1を用いて説明する。
図1は、実施例1の冷凍サイクル構成を備えた空気調和器の例を示したものである。本構成では、図4に示した一般的な空気調和機に用いられる冷凍サイクルにおける室外熱交換器10が、第1の室外熱交換器10Aと第2の室外熱交換器10Bとに分割され、冷媒流れ方向からみて並列となるように、また空気流れ方向に対しても並列となるように設置されている。
さらに、室外熱交換器10Aの冷媒流れ方向から見て圧縮機2の遠い側に第2の絞り装置32Aが、室外熱交換器10Aを流れる冷媒流量を制御するように設けられている。また、室外熱交換器10Bの冷媒流れ方向から見て圧縮機2の遠い側に第3の絞り装置32Bが、室外熱交換器10Bを流れる冷媒流量を制御するように設けられている。
図1に示すように、実施例1の構成は図4の従来構成に比較して室外機1の構成が相違しており、室内機5の構成に変更はない。また室外機1における構成として、四方弁3から接続配管8に至る冷媒流路Pが複数あり、各冷媒流路Pにそれぞれ絞り装置32A、32Bを備えたものということができる。実施例1の場合には、第1の冷媒流路P1には第1の室外熱交換器10Aと第2の絞り装置32Aが配置され、第2の冷媒流路P2には第2の室外熱交換器10Bと第3の絞り装置32Bが配置されたものである。
次に、実施例1の冷凍サイクルの構成を、冷房運転、暖房運転、除湿運転の各運転モードで用いた際の、各要素の作用について、図1を参照して説明する。なお、以降の実施例1の説明において冷房運転と暖房運転における各要素の作用は従来例におけるものと基本的に同じであり、本発明の実施例1では除湿運転における各要素の作用が従来例とは相違している。
まず冷房運転モードでは、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、第1の室外熱交換器10Aおよび第2の室外熱交換器10Bで外気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。第1の室外熱交換器10Aから出る液状冷媒は第2の絞り装置32Aの作用で、また、第2の室外熱交換器10Bから出る液状冷媒は第3の絞り装置32Bの作用で、減圧されて低温低圧の気液二相状態となり、接続配管8を通じて室内機5へ流れる。
室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21および第2の室内熱交換器22で室内空気の熱を吸熱することで蒸発する。室内機5で蒸発した冷媒は、接続配管7を通じて、室外機1へ戻り、四方弁3を通って再び圧縮機2で圧縮されることになる。このとき、第1の絞り装置31は全開状態である。
暖房運転モードの場合は、四方弁3により、冷媒流路が切り替えられ、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、四方弁3および接続配管7を通って室内機5に流れる。室内機5に入った冷媒は、第2の室内熱交換器22および第1の室内熱交換器21で室内空気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。高圧の液状冷媒は、接続配管8を通って室外機1に流れる。
室外機1に入った高圧の液状冷媒は、第2の絞り装置32Aおよび第3の絞り装置32Bの作用で減圧され、低温低圧の気液二相状態となる。第2の絞り装置32Aで減圧された二相状態の冷媒は、第1の室外熱交換器10Aに流れ、第3の絞り装置32Bで減圧された二相状態の冷媒は、第2の室外熱交換器10Bに流れ、室外空気の熱を吸熱することで蒸発し、ガス状冷媒となる。第1の室外熱交換器10Aおよび第2の室外熱交換器10Bにおいて、ガス状となった冷媒は、四方弁3を通って再び圧縮機2で圧縮される。本暖房運転モードの場合も、冷房運転モードと同様に、第1の絞り装置31は全開状態である。
次に、除湿運転モードでの、各要素の作用を説明する。本除湿運転モードでは、冷媒の流れ方向は、冷房運転モードと同様である。すなわち、圧縮機2で圧縮された高圧のガス状冷媒は、第1の室外熱交換器10Aおよび第2の絞り装置32A、あるいは第2の室外熱交換器10Bおよび第3の絞り装置32Bを通った後、接続配管8を経て、室内機5へ流れる。
室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21において室内空気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。第1の室内熱交換器21から出る液冷媒は第1の絞り装置31の作用で、減圧されて低温低圧の気液二相状態となり、第2の室内熱交換器22において室内空気の熱を吸熱することで蒸発する。第2の室内熱交換器22において蒸発した冷媒は、接続配管7を通じて、室外機1へ戻り、四方弁3を通って再び圧縮機2へと流れる。
この除湿運転モードにおいて、第1の室内熱交換器21における冷媒の温度が、外気温度、室内空気温度より算出される所定の温度より高い温度にある場合、冷媒が過剰にあると推定できる。この場合、第2の絞り装置32Aまたは第3の絞り装置32Bの一方の絞り装置の開度を、第1の室内熱交換器21の温度を所望の温度に保つように制御し、他方の絞り装置の開度は全開とする。
ここでは、第2の絞り装置32Aの開度を制御し、第3の絞り装置32Bを全開とする場合を例にとり、説明する。第2の絞り装置32Aの開度を制御する場合、第2の絞り装置32Aの冷媒流れ方向上流にある第1の室外熱交換器10Aにおいて、圧縮機2より流入する高温高圧のガス状冷媒は、外気により冷却され液化する。これにより、過剰であった冷媒の一部が、第1の室外熱交換器10A内に液状態で保有されることとなり、サイクルの高圧側すなわち圧縮機吐出圧力は低下する。
一方、第3の絞り装置32Bは全開であるので、圧縮機を出る高温高圧のガス状冷媒の大部分は、第2の室外熱交換器10Bを通り、外気により冷却はされるものの、高温高圧のガス状冷媒または二相状態のまま、第3の絞り装置32Bを出る。このとき、第2の絞り装置32Aが全閉でなければ、第1の室外熱交換器10Aにおいて液化した液状冷媒と混合した後、室内機5へと流れる。
このように、第1の室外熱交換器10Aに冷媒を液状態として貯留する場合、第2の絞り装置32Aに第1の室外熱交換器10Aから流入する冷媒の温度、または、第1の室外熱交換器10Aの第2の絞り装置32Aに近い出口部分では、冷媒が液化しているため、第2の室外熱交換器10Bを経て第3の絞り装置32Bへと流れるガス状または二相状態の冷媒の温度に比べて、低い温度に制御される。
なお、実施例1では第2の絞り装置32Aの開度を制御する場合を例に説明をしたが、第3の絞り装置32Bの開度を制御した場合でも同様の効果を得られる。第2の絞り装置32Aまたは第3の絞り装置32Bのいずれを制御するかは、各々の絞り装置が冷媒の流れを制御する第1の室外熱交換器10Aまたは第2の室外熱交換器10Bの配置や冷媒流路の容積などに応じて決めれば良い。
例えば、第1の室外熱交換器10Aと第2の室外熱交換器10Bが鉛直方向に上下並べて設置された場合、重力の作用を考慮すると下側の熱交換器に冷媒液を貯留する方が、冷媒液の貯留を行いやすいため、鉛直方向下側に配置された熱交換器を流れる冷媒を制御可能な絞り装置の開度を制御すれば良い。
また、第1の室外熱交換器10Aと第2の室外熱交換器10Bとで、冷媒流路Pの容積に差異がある場合、貯留すべき冷媒量が多いと判断される場合には、冷媒流路Pの容積の多い側の室外熱交換器を流れる冷媒を制御可能な絞り装置の開度を制御すれば良い。このとき、貯留すべき冷媒量の判定は、前述の第1の室内熱交換器21における冷媒の温度と、外気温度、室内空気温度より算出される所定の温度との温度差により判断すれば良い。
室内機5に入った冷媒は、第1の室内熱交換器21において室内空気に放熱することで凝縮し、高圧の液状冷媒となる。第1の室内熱交換器21から出る液冷媒は第1の絞り装置31の作用で、減圧されて低温低圧の気液二相状態となり、第2の室内熱交換器22において室内空気の熱を吸熱することで蒸発する。第2の室内熱交換器22において蒸発した冷媒は、接続配管7を通じて、室外機1へ戻り、四方弁3を通って再び圧縮機2へと流れる。
図1の室外機1の構成において、第1の室外熱交換器10Aおよび第2の室外熱交換器10Bは、空気流れ方向に対して並列に設置する構成とした場合、冷房運転モードや暖房運転モードにおいて、第1の室外熱交換器10Aおよび第2の室外熱交換器10Bに流入する空気温度を等しくでき、熱交換器を効率良く使えることとなり、除湿運転モードだけでなく冷房運転および暖房運転モードでも効率の良い運転が可能となる。
さらに、第1の室外熱交換器10Aおよび第2の室外熱交換器10Bの流路長を、ほぼ同等にしておけば、暖房運転モードの冷媒流れにおいて考えると、室内機5から流入する液状冷媒を、第2の絞り装置32Aおよび第3の絞り装置32Bの前で配分することになり、冷媒の流量配分を調整するために管路上に抵抗をつける必要がない。このように、冷媒の流量配分を調整するための抵抗を付加する必要がないため、各運転モードにおいて損失の少ない運転が可能となる。
また、図1の室内機5の構成において、第1の絞り装置31が絞り量を連続的に変化できる構成とすれば、室内負荷の状態に適した制御が可能となり、より高い省エネルギ性が得られる。具体的には、第1の絞り装置31が絞り量を連続的に変化できる構成とした場合、室内負荷の状態に応じて圧縮機の回転数を可変とした場合、第2の室内熱交換器22における冷媒の蒸発圧力をきめ細かく制御することができ、高い省エネルギ性を実現できる。
このとき、第1の絞り装置31の絞り量は、外気温度、室内空気温度、圧縮機の回転数から決まる目標とする圧縮機吐出の冷媒ガス温度、あるいは圧縮機吐出の冷媒ガス温度を代表する物理量が目標値となるように制御すれば良い。
以上述べたように、実施例1の冷凍サイクルを用いることで、除湿運転モードにおいて余剰な冷媒を室外熱交換器の一部に液冷媒として貯留することができ、さらに、冷房運転のモードにおいて、圧縮機から吐出される高温高圧の冷媒ガスが流れる部位と、第2あるいは第3の絞り装置を出た低温低圧の二相状態の冷媒が流れる部位とが、配管などで熱的に接する構成では無いため、冷房運転モードにおける省エネルギ性を確保することができる。
本発明に係る実施例2を、図2と図3を用いて説明する。なお、実施例2における冷凍サイクルの基本的構成については実施例1の場合と同様であるため、ここでは相違点のみを説明する。
図2は、実施例2の冷凍サイクルの構成を示したものである。実施例2では、冷房運転あるいは除湿運転モードでの冷媒流れ方向から見た場合、四方弁3と室外熱交換器10をつなぐ配管が分岐点201において2つの管路に分岐し、分岐された状態で室外熱交換器10を通り、各々の管路上に設けられた第2の絞り装置32Aおよび第3の絞り装置32Bを通ったのち、合流点202にて合流する構成となっている。
図3は、実施例2の室外熱交換器10を、伝熱管の軸に垂直な断面方向から見た模式図を示したものである。図中の破線は、室外熱交換器10における冷媒の流路を示している。
実施例2では、室外熱交換器10は空気流通方向に対して2列で構成されおり、冷媒流路Pの構成は、冷房運転および除湿運転モードでの冷媒流れ方向から見た場合、分岐点201で分岐した後、各々の流路P1,P2がさらに2つに分岐されて空気流通方向の下流側の伝熱管を通過した後に合流し、空気流通方向の上流側では2つの流路で流れる構成となっている。
室外熱交換器10を出た2つの冷媒流路P1,P2には、各々第2の絞り装置32Aおよび第3の絞り装置32Bが設けられており、その後、合流点202にて合流する構成となっている。
このように熱交換器10を流れる冷媒流路Pを複数で構成し、冷房運転および除湿運転モードの出口側に複数の絞り装置32を設けて、各々の絞り装置32の開度を適切に制御することで熱交換器を分割することなく、除湿運転モードにおいて室外熱交換器の一部流路に余剰冷媒を液で貯留することが可能となる。
また、各冷媒流路P1,P2を構成する流路長さを同等となるようにすれば、冷房運転や暖房運転モードにおいて熱交換器全体を効率良く使うことが可能である。
この実施例2においても、室外機1における構成として、四方弁3から接続配管8に至る冷媒流路Pが複数あり、各冷媒流路Pにそれぞれ絞り装置32A、32Bを備えたものということができる。実施例2の場合にも、第1の冷媒流路P1には第1の室外熱交換器10Aと第2の絞り装置32Aが配置され、第2の冷媒流路P2には第2の室外熱交換器10Bと第3の絞り装置32Bが配置されたものである。
なお、図3の冷媒流路の構成はあくまで一例であり、冷媒流路の構成数は能力や冷媒循環量に応じて適切に設計すればよく、冷媒流路数によらず同様の効果を得ることができるが、絞り装置数を増やすことはコストの増加につながるため、コスト増加を抑えることを考えると絞り装置数は2個程度とすることが望ましい。
実施例3では、本発明の上記思想を実現可能な複数冷媒流路の形成事例について図6を用いて説明する。
図6は、2つの直列接続された熱交換器10C,10Dの中間と他方端間にバイパス配管を設けた構成である。熱交換器10Dと直列に第3の絞り装置32Bが配置されて第2の冷媒流路P2を形成し、バイパス配管に第2の絞り装置32Aが配置されて第1の冷媒流路P1を形成している。第2、第3の絞り装置32A,32Bの配置位置は、冷房運転あるいは除湿運転モードでの冷媒流れ方向から見た場合、後流側とされる。
この実施例3の配置構成の場合には、バイパス配管側の第2の絞り装置32Aが全開とされ、熱交換器10Dと直列に配置された第3の絞り装置32Bが制御側とされるのがよい。
この実施例3においても、室外機1における構成として、四方弁3から接続配管8に至る冷媒流路Pが複数あり、各冷媒流路Pにそれぞれ絞り装置32A、32Bを備えたものということができる。但し実施例3の場合には、第1の冷媒流路P1には第2の絞り装置32Aのみが配置され、第2の冷媒流路P2には室外熱交換器10Dと第3の絞り装置32Bが配置されたものである。
実施例4では、本発明の上記思想を実現可能な複数冷媒流路の形成事例について図7を用いて説明する。
図7は、2つの直列接続された熱交換器10C,10Dの中間と他方端間にバイパス配管を設けた構成である。熱交換器10Dと直列に第3の絞り装置32Bが配置されて第2の冷媒流路P2を形成し、バイパス配管に熱交換器10Eと第2の絞り装置32Aが配置されて第1の冷媒流路を形成している。第2、第3の絞り装置32A,32Bの配置位置は、冷房運転あるいは除湿運転モードでの冷媒流れ方向から見た場合、後流側とされる。
この実施例4の配置構成の場合には、第2の絞り装置32Aと第3の絞り装置32Bのいずれが制御側とされてもよい。
この実施例4においても、室外機1における構成として、四方弁3から接続配管8に至る冷媒流路Pが複数あり、各冷媒流路Pにそれぞれ絞り装置32A、32Bを備えたものということができる。但し実施例4の場合には、第1の冷媒流路P1には室外熱交換器10Eと第2の絞り装置32Aが配置され、第2の冷媒流路P2には室外熱交換器10Dと第3の絞り装置32Bが配置されたものである。
1:室外機
2:圧縮機
3:四方弁
4:プロペラファン
5:室内機
6:貫流ファン
10A:第1の室外熱交換器
10B:第2の室外熱交換器
21:第1の室内熱交換器
22:第2の室内熱交換器
31:第1の絞り装置
32A:第2の絞り装置
32B:第3の絞り装置

Claims (9)

  1. 少なくとも圧縮機、室外熱交換器、室内熱交換器を冷媒配管で接続して冷凍サイクルを形成した空気調和機であって、
    前記室内熱交換器は、第1の室内熱交換器と第2の室内熱交換器とをつなぐ冷媒流路上に絞り装置を備え、
    前記圧縮機と前記室内熱交換器との間の冷媒流路には、室外熱交換器と、当該室外熱交換器の前記室内熱交換器側に設けられ、前記室外熱交換器に流れる冷媒流量の絞り装置を直列に配置した組が、少なくとも2組並列配置されていることを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    前記圧縮機と前記室内熱交換器との間の冷媒流路には、第1の室外熱交換器と第2の室外熱交換器と絞り装置がこの順序で直列に配置され、かつ前記第1の室外熱交換器と第2の室外熱交換器の接続部から分岐して第3の室外熱交換器と絞り装置がこの順序で直列に配置されていることを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項1に記載の空気調和機であって、
    前記室外熱交換器と前記絞り装置が直列に配置された組について、各組の室外熱交換器を第1の室外熱交換器と、第2の室外熱交換器とするとき、前記第1の室外熱交換器と前記第2の室外熱交換器は、空気流れ方向に対して並列に設置されたことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記室外熱交換器と前記絞り装置が直列に配置された組について、各組の冷媒流路の容積が、略等しいことを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記室内熱交換器の一方を蒸発器、他方を凝縮器とする除湿運転モードを有し、
    前記除湿運転モードにおいて、前記室外熱交換器側の絞り装置の一部を全開とし、前記室外熱交換器側の他の絞り装置の絞り量を制御することを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項5に記載の空気調和機であって、
    前記絞り量を制御する側の絞り装置の開度を前記第1の室内熱交換器における冷媒温度に応じて制御することを特徴とする空気調和機。
  7. 請求項5または請求項6に記載の空気調和機であって、
    前記室外熱交換器側について、全開とした前記絞り装置につながる前記室外熱交換器の最下流側の冷媒温度が、前記絞り量を制御する側につながる前記室外熱交換器の最下流側の冷媒温度に比べて低くなるように制御することを特徴とする空気調和機。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の空気調和機であって、
    前記絞り装置は、絞り量を連続的に変化できることを特徴とする空気調和機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機であって、
    前記絞り装置の絞り量を、圧縮機吐出の冷媒ガス温度に応じて制御することを特徴とする空気調和機。
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