JP6005024B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は冷凍サイクル装置に係るものである。特に冷媒を分配するヘッダーを有する蒸発器を備える冷凍サイクル装置に関するものである。
例えば、冷凍サイクルを利用する冷凍サイクル装置は、基本的に、圧縮機、凝縮器、膨張弁(減圧装置)及び蒸発器を冷媒配管で接続し、冷媒を循環させる冷媒回路を構成している。冷凍サイクル装置において、凝縮器で凝縮された液体状の冷媒(液冷媒)は、膨張弁によって減圧され、気体(ガス)状の冷媒(ガス冷媒、冷媒蒸気)と液冷媒とが混在する気液二相状態となって蒸発器に流入する。気液二相状態の冷媒で蒸発器に流入すると、例えば熱交換器における分配特性が悪化する、などに起因して冷凍サイクル装置のエネルギー効率が低下する。
そこで、従来の蒸発器では、伝熱管等に冷媒を分配するヘッダー内への枝管突出し量、ヘッダー内部の仕切り板、噴出孔の設置等、ヘッダー内部の構造を調整して、分配特性を改善させるようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−203286号公報(図1)
しかし、ヘッダー内部の構造を調整しても、分配特性があまり改善されない、熱交換器の冷媒流入口に多大な圧力損失が発生する等の問題点があった。しかも、冷媒流量(冷媒量)の多い運転条件に合わせてヘッダーの構造を調整すると、冷媒流量の少ない運転条件では分配特性がさらに悪化する。
そこで、本発明では、蒸発器における分配特性を改善することができる冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、冷媒に放熱させて冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮された冷媒を減圧させる減圧装置と、冷媒に吸熱させて冷媒を蒸発させる複数の伝熱管及び流入した冷媒を伝熱管に分配する流入側ヘッダーを少なくとも有する蒸発器とを配管接続して冷媒回路を構成し、凝縮器と減圧装置との間又は減圧装置と蒸発器との間に設置され、冷媒回路から冷媒を分岐し、分岐した冷媒を圧縮機の熱で加熱させて冷媒回路に戻す分岐配管及び分岐配管を通過させる冷媒流量を調整する流量調整装置を有する分岐回路を備えるものである。
本発明によれば、分岐配管を通過した冷媒を圧縮機の熱で加熱することで、蒸発器に流入する気液二相状態の冷媒において、ガス冷媒の量を多くすることができるので、例えば冷媒流量の少ない運転においても、蒸発器における分配特性を改善することができる。
本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その1)を示す図である。 蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その2)を示す図である。 蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その3)を示す図である。 蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その4)を示す図である。 蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その5)を示す図である。 熱交換部9の一例を示す図である。 熱交換部9の別の一例(その1)を示す図である。 熱交換部9の別の一例(その2)を示す図である。 熱交換部9の別の一例(その3)を示す図である。 実施の形態1の冷凍サイクル装置に係るモリエル線図を示す図である。 本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の構成の別例を示す図である。 本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その1)を示す図である。 本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その2)を示す図である。 本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その3)を示す図である。 本発明の実施の形態5における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。
以下、発明の実施の形態に係る冷凍サイクル装置等について図面等を参照しながら説明する。以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。特に構成要素の組み合わせは、各実施の形態における組み合わせのみに限定するものではなく、他の実施の形態に記載した構成要素を別の実施の形態に適用することができる。また、図における上方を「上側」とし、下方を「下側」として説明する。そして、図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。ここで、温度、圧力等の高低については、特に絶対的な値との関係で高低等が定まっているものではなく、装置等における状態、動作等において相対的に定まるものとする。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。実施の形態1の冷凍サイクル装置は、圧縮機1、凝縮器4、膨張弁11及び蒸発器14を配管接続し、主となる冷媒回路を構成している。また、本実施の形態では、凝縮器4と膨張弁11との間に分岐回路100を有している。ここで、本実施の形態において、凝縮器流入側配管2は、圧縮機1の吐出側と凝縮器4とを接続する配管である。また、凝縮器出口側配管6は、凝縮器4と分岐回路100とを接続する配管である。さらに、膨張弁吸入側配管10は、分岐回路100と膨張弁11とを接続する配管である。また、蒸発器流入側配管12は、膨張弁11と蒸発器14とを接続する配管である。そして、圧縮機吸入側配管16は、蒸発器14と圧縮機1の吸入側とを接続する配管である。
圧縮機1は、低温低圧の冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧の状態にして吐出する。特に限定するものではないが、例えば回転数を変化させ容量制御可能なインバータ回路を有する圧縮機等で構成する。また、凝縮器4は、流入側ヘッダー3、伝熱管、フィン等で構成する凝縮側熱交換部4A及び合流ヘッダー5を有する。例えば空気と、凝縮側熱交換部4Aの伝熱管を通過する冷媒とを熱交換することで、冷媒に放熱等させて冷媒を凝縮液化する。さらに、減圧装置(絞り装置)となる膨張弁11は、冷媒を減圧して膨張させる。そして、蒸発器14は、流入側ヘッダー13、伝熱管、フィン等で構成する蒸発側熱交換部14A及び流出側合流器15を有する。例えば空気と、蒸発側熱交換部14Aの伝熱管を通過する冷媒とを熱交換することで、冷媒に吸熱等させて冷媒を蒸発ガス化する。
図2は蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その1)を示す図である。ここでは蒸発器14の流入側ヘッダー13について説明するが、凝縮器4の流入側ヘッダー3も同様であってもよい。蒸発器14の流入側ヘッダー13は、主管13Aと枝管13Bとを有する垂直ヘッダーである。主管13Aに流入した冷媒を、主管13Aにおける冷媒通過方向と垂直となる方向に接続した複数の枝管13Bに分配する。図2においては、主管13Aは重力方向に沿って配置されている。図2の流入側ヘッダー13内においては、冷媒は、主管13Aを鉛直上向き方向(重力方向)に、上昇流で流れて各枝管13Bに分流し、枝管13Bでは垂直方向(水平方向)に流れる。
図3は蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その2)を示す図である。主管13Aと各枝管13Bとの接続関係は図2の流入側ヘッダー13と同じである。図3では、主管13Aが重力方向に対して垂直となる方向に沿って配置されており、枝管13Bが主管13Aに対して鉛直上向き方向に配置されている。図3の流入側ヘッダー13内において、冷媒は、主管13Aの内部を水平流として流れて各枝管13Bに分流し、枝管13Bでは鉛直上向き方向に流れる。
図4は蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その3)を示す図である。主管13Aと各枝管13Bとの接続関係は図2の流入側ヘッダー13と同じである。図4では、主管13Aが重力方向に対して垂直となる方向に沿って配置されており、枝管13Bが主管13Aに対して鉛直下向き方向(重力方向と反対方向)に配置されている。図4の流入側ヘッダー13内においては、冷媒は、主管13Aの内部を水平流として流れて各枝管13Bに分流し、枝管13Bでは鉛直下向き方向に流れる。
図5は蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その4)を示す図である。主管13Aと各枝管13Bとの接続関係は図2の流入側ヘッダー13と同じである。図5では、主管13Aが重力方向に対して傾斜して配置されている。各枝管13Bは主管13Aに対して垂直方向に接続しているため、各枝管13Bも傾斜して配置されていることになる。図5の流入側ヘッダー13内においては、冷媒は、主管13Aの内部を上昇流として流れて各枝管13Bに分流し、枝管13Bでは主管13Aに対して垂直方向に流れる。
図6は蒸発器14の流入側ヘッダー13の配置例(その5)を示す図である。主管13Aと各枝管13Bとの接続関係は図2の流入側ヘッダー13と同じである。図6では、主管13A及び各枝管13Bが重力方向に対して垂直となる方向に沿って配置されている。図6の流入側ヘッダー13内においては、冷媒は、主管13Aの内部を水平流として流れて各枝管13Bに分流し、枝管13Bでも水平流として流れる。
本実施の形態の分岐回路100は分岐配管7、バルブ8及び熱交換部9を有している。分岐配管7は、主となる冷媒回路を流れる冷媒の一部を分岐する。本実施の形態では、凝縮器4を通過した冷媒の一部が分岐配管7を流れる。バルブ8は、分岐配管7を流れる冷媒流量を調整する流量調整装置である。ここで、バルブ8の開度については、後述するようにコントローラ17が制御する。また、本実施の形態では、分岐配管7の一部が熱交換部9として機能する。熱交換部9は、分岐配管7を流れる冷媒と圧縮機1とが熱交換する部分である。
図7は熱交換部9の一例を示す図である。圧縮機1の形状は円筒状のものが多い。圧縮機1の周囲に沿わせ、分岐配管7の一部を螺旋状に圧縮機1に巻き付けて密着して接触させるようにし、熱交換を行うようにする。
図8は熱交換部9の別の一例(その1)を示す図である。図8に示すように、圧縮機1と分岐配管7との間に、例えば、熱伝導グリース、セメント等のような熱伝導率のよい熱伝導物質32を流してコーティングする(固定する)ようにし、密着性を高めるようにしてもよい。
図9は熱交換部9の別の一例(その2)を示す図である。例えば、図9に示すように、例えば、銅、アルミニウム、蓄熱材等のような熱伝導率及び熱容量の大きな伝熱板31で圧縮機1の全体又は一部を囲む。そして、分岐配管7を伝熱板31に沿わせるように巻き付ける。圧縮機1の排熱を伝熱板31に移動させ、伝熱板31を介して分岐配管7に熱を与えるようにすることで、分岐配管7における熱交換部9となる部分の面積を増やすことができるので、圧縮機1に直接分岐配管7を沿わせるよりも伝熱面積を増やすことができる。
図10は熱交換部9の別の一例(その3)を示す図である。また、その他にも、例えば、図10に示すように、圧縮機1に分岐配管7を巻き付け、さらにその外側に断熱材33の層を設けることで、圧縮機1の熱を、無駄なく分岐配管7を流れる冷媒に伝えることができる。
コントローラ17は、前述したように、バルブ8の開度を適切に調整し、分岐配管7を通過する冷媒流量を調整する。コントローラ17は、例えばCPU(Central Processing Unit)を中心とする演算制御装置、記憶装置等を有するマイクロコンピュータ等の制御装置である。ここで、コントローラ17は、圧縮機1の回転数とバルブ8の開度との関係を例えばテーブル形式のデータとして記憶装置に記憶している。そして、実運転時には、圧縮機1を駆動するインバータ回路の周波数に基づいて圧縮機1の回転数を求め、対応するバルブ8の開度に調整する。バルブ8の開度を適切に調整することで、蒸発器14に流入するガス冷媒の流量を調整し、気液二相状態の冷媒における液冷媒とガス冷媒との割合を調整する。
ここで、圧縮機1の回転数と適切なバルブ8の開度との関係を決定する際、回転数に応じた圧縮機1の排熱量をデータとして参考にすることで、圧縮機1の排熱分のみを熱交換部9において熱交換させることが可能になる。熱交換部9によって圧縮機1の排熱を受け取った(吸熱した)冷媒は、バルブ8を通過した冷媒と合流する。合流した冷媒は膨張弁11を通過することで、低温低圧の気液二相状態の冷媒になり、蒸発器14に流入する。
ここで、圧縮機1の排熱のみでは、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の流量を増加させるだけの熱を補えない場合には、分岐配管7を通過する冷媒流量を増やし、排熱以上の熱を圧縮機1から受けるようにしてもよい。この場合、圧縮機1から吐出する冷媒の温度(凝縮器4に流入する冷媒の温度)が下がり、凝縮器4において要求される熱交換が十分に行われない可能性があるが、これは圧縮機1の回転数を上げることで補うことができる。
また、特別なケースとして、冷媒流量の多い運転条件の場合には、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の流量を増加させる必要がないため、分岐配管7に冷媒を通過させて圧縮機1と熱交換させる必要がない。このような場合には、バルブ8を全開にすることで、分岐配管7を通過する冷媒を限りなく少なくするようにする。ここで、本実施の形態では、コントローラ17によって開度制御を行うバルブ8を用いているが、単純な開閉動作を行うタイプのバルブ(開閉弁)を使用することもできる。例えば、冷凍サイクル装置が空気調和装置の場合、冷房運転又は暖房運転かどうか、圧縮機1の回転数、動作条件、周囲温度等のデータに基づいて、これらのいずれかの条件又は、これらのデータ等から導かれる計算値等がある値を超えた場合等に開閉動作を行うようにする。そして、全ての冷媒をバイパス回路に流す又は流さないようにすることで、気液二相状態の冷媒におけるガス冷媒について所望する流量(割合)を得るようにすることもできる。バルブ8を開閉弁にすることで、弁開度を複雑に変化させる必要がなくなるため、構成が簡単になり、コスト低減、信頼性向上等をはかることができる。
以上のような冷媒回路を構成することによって、圧縮機1の排熱を利用して、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流入する気液二相状態の冷媒において、ガス冷媒の流量を増加させることができる。これによって、冷媒流量が少ない運転条件であっても、ガス冷媒の流量を増加することで、流速が増加し、流入側ヘッダー13における冷媒分配を改善させることができる。流入側ヘッダー13(蒸発器14)の配置が、図2〜図6のいずれの配置であってもガス冷媒の流量を増加することにより、冷媒分配を改善させる効果が期待できるが、図2、図5のように、主管13Aの内部において冷媒が上昇流となる配置では、特に効果が大きい。
冷媒流量が少ない低負荷の運転条件では、冷媒の流速が遅いため、例えば、図2のような垂直ヘッダー又は図5のような傾斜したヘッダーの場合、主管13Aの上端部まで冷媒が到達せず、分配特性は大きく悪化する。そこで、圧縮機1の排熱を冷媒に与え、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流入する気液二相状態の冷媒において、密度が小さいガス冷媒の流量を増やすことで、流入側ヘッダー13を流れる冷媒の流速を速くして、液冷媒を上部まで到達させて分配特性を改善する。蒸発器における分配特性を改善することにより、冷凍サイクル装置全体の運転効率をよくすることができる。また、熱交換部9において圧縮機1の熱との熱交換を行うことで、圧縮機1の温度上昇を抑制することができる。
図11は実施の形態1の冷凍サイクル装置に係るモリエル線図を示す図である。図11に基づいて、実施の形態1における冷凍サイクル装置における冷媒の流れを、モリエル線図と対応させて説明する。
圧縮機1によって高温高圧状態となったガス冷媒(状態点A)は凝縮器流入側配管2を流れ、凝縮器4の流入側ヘッダー3へと流入する。凝縮器4の流入側ヘッダー3に流れたガス冷媒は凝縮側熱交換部4Aの複数の伝熱管に分配され、凝縮器4へと流入する。凝縮器4において空気等と熱交換することで、冷媒は冷却され、気液二相状態又は過冷却液状態の冷媒が凝縮器4の合流ヘッダー5へと流入する。凝縮器4の合流ヘッダー5で合流した冷媒は凝縮器出口側配管6及び分岐回路100の分岐部に流れる(状態点B)。コントローラ17が制御するバルブ8の開度に基づいて、一部又は全ての冷媒が分岐配管7を通過する。分岐配管7を通過した冷媒は、圧縮機1との熱交換部9で圧縮機1の排熱を受け取ることでエンタルピーを増加させる(状態点D)。そして、分岐配管7を流れていない冷媒(バルブ8を通過した冷媒)と合流する(状態点E)。合流した冷媒は、膨張弁吸入側配管10を通り、膨張弁11へと流れていく。膨張弁11に流入した冷媒は、膨張弁11によって減圧されて低温低圧の気液二相状態の冷媒となる(状態点F)。
膨張弁11を通過した気液二相状態の冷媒は、蒸発器流入側配管12を流れ、蒸発器14の流入側ヘッダー13へと流入し、流入側ヘッダー13によって分配され、蒸発側熱交換部14Aの複数の伝熱管に流入する。蒸発器14において空気等と熱交換することで、冷媒は加熱され、エンタルピーが増加する。冷媒は蒸発器14の流出側合流器15へと流入し、合流する(状態点G)。合流した冷媒は圧縮機吸入側配管16を通り、再び圧縮機1へと流入する。
ここで、図11のモリエル線図上の破線部分は、バルブ8を開き、冷媒が分岐配管7を通過しない場合の冷媒の状態を表している。図11から分かるように、膨張弁11の上流側において、圧縮機1の排熱を冷媒に与えることにより、蒸発器14に流入する冷媒の状態をF’からFに変化させることができる。このため、気液二相状態の冷媒において、ガス冷媒の流量が増える。そして、主管13A上部に液冷媒が流れ易くなるため、分配特性を改善することができる。特に、本実施の形態の冷凍サイクル装置は、通常、無駄に捨てられている圧縮機1の排熱を有効に利用し、新たなエネルギーを投入しなくても分配特性の改善を行うことができる。例えば、暖房運転のみの空気調和装置に分岐回路100を設置すると、圧縮機1でも冷媒は熱交換をすることができるので、蒸発器14における熱交換器の伝熱面積を少なくすることができ、室外機の小型化が可能になる。
実施の形態2.
図12は本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。図12において、図1と同じ符号を付している機器等については、実施の形態1において説明したことと同様の動作等を行う。
上述した実施の形態1の冷凍サイクル装置は、凝縮器4と膨張弁11との間の配管である凝縮器出口側配管6に分岐回路100を設置していた。図12に示すように、実施の形態2の冷凍サイクル装置は、膨張弁11と蒸発器14との間の配管である膨張弁吸入側配管に分岐回路100を設置するものである。
実施の形態1では、液冷媒が分岐配管7を流れるが、本実施の形態においては、膨張弁11の下流側に分岐回路100を設置することによって、液冷媒よりも密度が小さい気液二相状態の冷媒が分岐配管7を流れることになる。このため、分岐配管7を流れると見込まれる冷媒流量が少なくなり、実施の形態1の冷凍サイクル装置よりも、冷媒充填量を少なく抑えることができる。また、膨張弁11の下流側に分岐回路100を設置することで、気液二相状態の冷媒が圧縮機1の排熱を受け、一部の液冷媒がガス化する等によりガス冷媒の流量が多くなる(乾き度が上昇する)ことで、圧縮機1との熱交換性能を向上させることができる。また、膨張弁11を通過した冷媒は通過前よりも低温であり、熱交換部9において、圧縮機1と冷媒との温度差が大きくなるため、伝熱面積(分岐配管7において圧縮機1と接触する部分の長さ)が少なくても、乾き度を高くすることができる。
分岐配管7を流れる冷媒流量については、実施の形態1と同様に、コントローラ17がバルブ8の弁開度を変化させることで制御する。ここで、実施の形態1と同様に、バルブ8として、開閉弁を用いることができる。
実施の形態3.
図13は本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。図13において、図1と同じ符号を付している機器等については、実施の形態1において説明したことと同様の動作等を行う。
実施の形態3の冷凍サイクル装置は、図13に示すように分岐配管7にキャピラリーチューブ50を設置したものである。例えば、実施の形態1及び2では、バルブ8を閉じることによって分岐配管7に流れる冷媒流量を増やすことはできるが、減らす方向の制御としてはバルブ8を開くことしかできない。このため、バルブ8を全開にしたとしても、少量の冷媒が分岐配管7に流れてしまう可能性がある。そこで、図13に示すように、分岐配管7への流入側にキャピラリーチューブ50を設置することで分岐配管7側の流動抵抗を大きくする。このため、実施の形態1及び実施の形態2と比べて、バルブ8を全開にしたとき(分岐配管7側に冷媒を流す必要がないとき)に分岐配管7を通過する冷媒流量を減らすことができる。そして、分岐配管7に流れる冷媒流量の制御性が向上する。
図14は本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の構成の別例を示す図である。図14は、図13のキャピラリーチューブ50の代わりにバルブ51を用いて分岐配管7に流れる冷媒の冷媒流量を制御するようにしたものである。バルブ51の開度制御はコントローラ52が行う。バルブ51においては、全閉にすることで、分岐配管7に冷媒が全く流れない状況にすることができる。コントローラ52の開度制御については、例えば、コントローラ17と同様に、圧縮機1の回転数に応じたバルブ51の開度を決定しておいて制御する等の方法がある。ここで、例えば、主となる冷媒回路における配管長さが分岐配管7よりも長い場合、主となる冷媒回路における配管径が分岐配管7の径よりも小さい場合等、主となる冷媒回路の流動抵抗が大きいときには、バルブ51とコントローラ52により分岐配管7を流れる冷媒流量の制御が可能な場合もある。そこで、バルブ51とコントローラ52により分岐配管7を流れる冷媒流量の制御が可能であれば、バルブ8とコントローラ17を設置しなくてもよい。
また、分岐配管7を、凝縮器出口側配管6及び膨張弁吸入側配管10よりも細い(径が小さい)配管とすることによっても流動抵抗を大きくすることができる。このため、乾き度の制御可能範囲を拡げることができる。分岐配管7を細くして構成することについては、単独で行うことができるし、図13、図14のようにキャピラリーチューブ50、バルブ51を用いた構成と組み合わせて適用することができる。
ここで、図13及び図14では、凝縮器出口側配管6に分岐回路100を設置した冷凍サイクル装置を示しているが、本実施の形態の内容については、膨張弁吸入側配管に分岐回路100を設置した冷凍サイクル装置についても適用することができる。
実施の形態4.
図15は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。図15において、図1と同じ符号を付している機器等については、実施の形態1において説明したことと同様の動作等を行う。
本実施の形態の冷凍サイクル装置は、冷媒回路において、膨張弁11の下流側となる位置に、ガス冷媒のバイパス回路となる気液分離回路200を設置するものである。気液分離回路200は、気液分離器18、ガス流量調整バルブ19及びガス配管21を有している。気液分離器18は、蒸発器流入側配管12に設置され、膨張弁11を通過した冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離する。ガス配管21は、気液分離器18と圧縮機吸入側配管16とを接続し、気液分離器18が分離したガス冷媒を通過させて圧縮機吸入側配管16に流す。ガス流量調整バルブ19は、ガス配管21を通過するガス冷媒の流量を調整する。ガス流量調整バルブ19については、ガス流量調整バルブ制御コントローラ20が開度を制御する。
実施の形態1〜実施の形態3における冷凍サイクル装置では、分岐回路100を設置し、圧縮機1の排熱を冷媒に与えて、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流れる冷媒におけるガス冷媒の流量を増やし、流入側ヘッダー13の分配特性を改善させるものであった。これは低負荷運転時に特に有効である。一方で、中間負荷又は高負荷運転時には、蒸発器14の流入側ヘッダー13に流れる冷媒におけるガス冷媒の流量を減らす(乾き度を低くする)方が分配特性がよくなる場合がある。
そこで、本実施の形態では、気液分離回路200を設置して、中間負荷及び高負荷運転時における冷媒の分配特性を改善する。分岐回路100と気液分離回路200を設置することで、低負荷運転から高負荷運転までの幅広い運転条件下において、冷媒の分配特性を改善することができる。ガス流量調整バルブ制御コントローラ20は、圧縮機1の回転数とガス流量調整バルブ19の開度との関係に基づいて開度を調整する。
例えば、低負荷運転時には、流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の流量を増やしたいので、ガス流量調整バルブ19は、気液分離回路200のガス流量調整バルブ19を全閉に制御し、気液分離器18でガス冷媒を分離しないようにする。また、分岐回路100では、コントローラ17がバルブ8の開度を調整することで、圧縮機1と熱交換する冷媒流量、すなわち熱交換量を調整し、所望するガス冷媒の量まで増やして流入側ヘッダー13に流入させる。これによって、蒸発器14に流入する冷媒の分配特性を改善する。
一方、中間負荷又は高負荷運転時には、流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の流量を減らしたいので、熱交換部9における熱交換はできるだけ行わないようにする。したがって、バルブ8を全開にし、分岐配管7を通過する冷媒流量を減らす。
図16は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その1)を示す図である。図16においては、実施の形態3において説明したように、分岐配管7にキャピラリーチューブ50を設置している。
図17は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その2)を示す図である。図17においては、実施の形態3において説明したように、分岐配管7にバルブ51を設置し、コントローラ52により開度制御を行う。
また、気液分離回路200では、ガス流量調整バルブ制御コントローラ20によりガス流量調整バルブ19の開度を調整することで、気液分離器18の気液分離効率を変化させ、流入側ヘッダー13に流入する気液二相状態の冷媒におけるガス冷媒の流量を制御する。このように、中間負荷又は高負荷運転に関しても、流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の量を制御することができ、分配特性を改善させることができる。
図18は本発明の実施の形態4における冷凍サイクル装置の別の構成(その3)を示す図である。図18に示すように、気液分離回路200を、分岐回路100よりも上流側に設置するようにしても同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図19は本発明の実施の形態5における冷凍サイクル装置の構成を示す図である。図19において、図1と同じ符号を付している機器等については、実施の形態1において説明したことと同様の動作等を行う。
図19において、ヒーター60は、冷媒に加熱する加熱装置である。本実施の形態の冷凍サイクル装置は、蒸発器14の冷媒流入側となる蒸発器流入側配管12にヒーター60を設置したものである。
上述した各実施の形態において説明したように、低流量運転条件において、分岐回路100に冷媒を流し、圧縮機1と熱交換をすることによって流入側ヘッダー13に流入する冷媒においてガス冷媒の流量を増やすことが可能である。ただ、圧縮機1が加える熱のみでは、所望する量のガス冷媒が得られない場合がある。
そこで、本実施の形態では、この問題点を改善するために、加熱装置であるヒーター60を流入側ヘッダー13の上流側となる蒸発器流入側配管12に設置することで、圧縮機1が加える熱の不足を補うことができる。ヒーター60は、圧縮機1の排熱等を補うものであるため、ヒーター60のみを用いる場合よりも比較的投入電力を抑えることができる。
本実施の形態のように、ヒーター60を設置することで、実施の形態1〜4における冷凍サイクル装置よりも流入側ヘッダー13に流入するガス冷媒の量を増やすことが可能になり、ガス冷媒の制御範囲を拡大することができ、低負荷運転条件の際において流入側ヘッダー13の分配特性を改善し易くなる。
上述した各実施の形態の冷凍サイクル装置は、冷凍装置、空気調和装置、給湯装置等、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用する装置に適用することができる。
1 圧縮機、2 凝縮器流入側配管、3 流入側ヘッダー、4 凝縮器、4A 凝縮側熱交換部、5 合流ヘッダー、6 凝縮器出口側配管、7 分岐配管、8 バルブ、9 熱交換部、10 膨張弁吸入側配管、11 膨張弁、12 蒸発器流入側配管、13 流入側ヘッダー、13A 主管、13B 枝管、14 蒸発器、14A 蒸発側熱交換部、15 流出側合流器、16 圧縮機吸入側配管、17 コントローラ、18 気液分離器、19 ガス流量調整バルブ、20 ガス流量調整バルブ制御コントローラ、21 ガス配管、31 伝熱板、32 熱伝導物質、33 断熱材、50 キャピラリーチューブ、51 バルブ、52 コントローラ、60 ヒーター、100 分岐回路、200 気液分離回路。

Claims (9)

  1. 吸入した冷媒を圧縮して吐出する圧縮機と、
    前記冷媒に放熱させて前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、
    凝縮された冷媒を減圧させる減圧装置と、
    前記冷媒に吸熱させて前記冷媒を蒸発させる複数の伝熱管及び流入した冷媒を該伝熱管に分配する流入側ヘッダーを少なくとも有する蒸発器と
    を配管接続して冷媒回路を構成し、
    前記凝縮器と前記減圧装置との間又は前記減圧装置と前記蒸発器との間に設置され、前記冷媒回路から冷媒を分岐し、分岐した冷媒を前記圧縮機の熱で加熱させて前記冷媒回路に戻す分岐配管及び該分岐配管を通過させる冷媒流量を調整する流量調整装置を有する分岐回路を備えることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記分岐配管にキャピラリーチューブを備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記分岐配管の一部又は全部を、前記冷媒回路の配管の流路断面積よりも小さくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記蒸発器の上流側に設置され、気体状の冷媒と液体状の冷媒とを分離する気液分離器と、
    該気液分離器と前記圧縮機の吸入側とを配管接続するガス配管と、
    該ガス配管を通過する冷媒流量を調整するガス流量調整装置と
    を有する気液分離回路をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記蒸発器の上流側に、前記冷媒を加熱する加熱装置をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記分岐配管の一部を、前記圧縮機に巻き付けて接触させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記圧縮機を伝熱板で囲み、前記伝熱板に前記分岐配管の一部を巻き付けて接触させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記分岐配管の一部を、熱伝導率のよい物質で固定することを特徴とする請求項6又は7に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記分岐配管の一部を、断熱材で覆うことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
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