JP4906885B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気熱交換器とプレート式熱交換器を設けた冷凍サイクル装置に関するものである。
冷凍サイクル装置に用いられる熱交換器として、プレート式熱交換器がある。プレート式熱交換器は、例えば、対向配置した二枚の耐圧フレーム間に、波状の伝熱部を有する複数の伝熱プレートを積層配置した構成となっている。そして、伝熱プレート間に形成される流路に水等の熱媒体と冷媒とを流すことにより、伝熱プレートを介して熱媒体と冷媒とが熱交換を行う。
このようなプレート式熱交換器は、効率良く熱交換するために、流路内壁面を液冷媒で濡らすことが求められる。しかしながら、プレート式熱交換器に気液二相冷媒が流入した場合、液冷媒が各流路に均等に分配されないという問題点があった。このため、プレート式熱交換器の伝熱性能が低下してしまう。
そこで、各流路へ気液二相冷媒(液冷媒)を均等に分配するため、例えば「両側のフレームとその間に積層した複数のプレート各々をろう付けや溶接により一体とした熱交換器の流体入口通路孔に各プレート間の熱交換流路へ流体を均一に分散流入させるための整流分配部品を挿入したものである。上記整流分配部品としてパイプに小孔或いはスリットを設けたものを挿入したものである。」(例えば特許文献1参照)というプレート式熱交換器が、従来より提案されている。
特開平11−101588号公報(段落0005、図2)
しかしながら、プレート式熱交換器には、伝熱プレート枚数や流路ポート径の異なる仕様が多数ある。このため、従来のプレート式熱交換器(例えば特許文献1参照)は、プレート式熱交換器の仕様毎に整流分配部品の仕様(例えば長さや径等)を最適化しなければならず、コストが増大してしまうという問題点があった。
また、空気熱交換器とプレート式熱交換器とを設けた冷凍サイクル装置は、空気熱交換器とプレート式熱交換器との内容積が大きく異なる。このため、プレート式熱交換器が凝縮器となる加熱運転時(暖房運転時)とプレート式熱交換器が蒸発器となる冷却運転時(冷房運転時)において、冷媒回路内の最適な冷媒量が異なる。したがって、プレート式熱交換器が凝縮器となる場合、冷媒回路内の冷媒が過剰となって冷凍サイクル装置の高圧が上昇するので、冷凍サイクル装置の効率が低下してしまうという課題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、プレート式熱交換器の各流路へ冷媒を均等に分配することが可能で、コストの増加を抑制することが可能な冷凍サイクル装置を得ることである。
また、第2の目的は、プレート式熱交換器が凝縮器となる場合でも、効率の低下を抑制することが可能な冷凍サイクル装置を得ることである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、空気熱交換器、流量制御装置、プレート式熱交換器を冷媒配管で接続した冷凍サイクル装置において、前記流量制御装置と前記プレート式熱交換器との間に設けられた気液分離器と、一端が前記気液分離器に接続され、他端が前記圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、前記空気熱交換器と前記流量制御装置との間を流れる冷媒と前記バイパス配管を流れる冷媒とが熱交換をする過冷却熱交換器と、前記圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える流路切替装置と、前記気液分離器と前記過冷却熱交換器との間の前記バイパス配管に設けられた開閉装置と、を備え、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合、前記開閉装置を開状態とし、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合、前記開閉装置を閉状態とし、前記気液分離器は、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合において、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量と、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量との差分を貯留するものである。
本発明においては、プレート式熱交換器が蒸発器となる場合、気液分離器に流入した気液二相冷媒はガス冷媒と液冷媒に分離され、主として液冷媒がプレート式熱交換器に流入する。このため、プレート式熱交換器に流入した冷媒(液冷媒)を、各流路へ均等に分配することができる。このとき、プレート式熱交換器の仕様に応じて変更する部品がないため、冷凍サイクル装置のコストの増加を抑制することができる。
また、前記圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える流路切替装置と、前記気液分離器と前記過冷却熱交換器との間の前記バイパス配管に設けられた開閉装置と、を備え、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合、前記開閉装置を開状態とし、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合、前記開閉装置を閉状態とし、前記気液分離器は、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合において、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量と、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量との差分を貯留する。これにより、暖房運転時における主冷媒回路内の冷媒量が最適に調整されるので、効率が高い状態で冷凍サイクル装置を運転することができる。
実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成図(冷房運転時の動作説明図)である。 実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作を示す動作説明図である。 実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の構成図(冷房運転時の動作説明図)である。 実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成図(冷房運転時の動作説明図)である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の構成図である。以下、この図1にもとづいて、本発明の実施の形態1について詳細に説明する。なお、図1に示す矢印は、冷房運転時における冷媒の流れ方向を示す。
本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置(の冷媒回路)は、例えば容量可変な圧縮機1、四方弁2、空気熱交換器3、例えば膨張弁等の第1の流量制御弁4、プレート式熱交換器5、気液分離器6、過冷却熱交換器7、第1の開閉弁8及びバイパス配管9等から構成されている。
圧縮機1、四方弁2、空気熱交換器3、第1の流量制御弁4及びプレート式熱交換器5は冷媒配管で接続され、主冷媒回路を構成している。気液分離器6は、第1の流量制御弁4とプレート式熱交換器5とを接続する冷媒回路に設けられている。この気液分離器6にはバイパス配管9が接続されており、バイパス配管9の他端は圧縮機1の吸入側に接続されている。また、空気熱交換器3と第1の流量制御弁4とを接続する冷媒配管には、この冷媒配管を流れる冷媒とバイパス配管9を流れる冷媒とが熱交換する過冷却熱交換器7が設けられている。過冷却熱交換器7と気液分離器6との間のバイパス配管9には、バイパス配管9(の流路)を開閉する第1の開閉弁8が設けられている。
また、プレート式熱交換器5には、熱媒体となる水が流れる水配管10が接続されている。
ここで、第1の流量制御弁4が、本発明における流量制御装置又は第1の流量制御装置に相当する。四方弁2が、本発明の流路切替装置に相当する。第1の開閉弁8が、本発明の開閉装置に相当する。なお、流量制御装置は、流量制御弁に限らず、例えばキャピラリーチューブ等を用いてもよい。また、流路切替装置は、四方弁に限らず、例えば二方弁を組み合わせて構成してもよい。開閉装置も、開閉弁に限らず、バイパス配管9(の流路)を開閉できるものであれば種々のものを使用できる。
<動作説明>
続いて、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の運転動作について説明する。初めに冷房運転動作について説明し、その後、暖房運転及びデフロスト運転の順で説明する。
(冷房運転)
図1を用いて、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷房運転動作について説明する。
冷房運転する際、四方弁2は、圧縮機1の吐出側と空気熱交換器3が接続される方向に流路が切り替わる。また、第1の開閉弁8は開状態に調整される。この状態から、冷房運転が開始される。なお、第1の開閉弁8の開度は、必ずしも全開状態である必要はない。
圧縮機1で高温高圧に圧縮されたガス冷媒は、四方弁2を介して空気熱交換器3に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧のガス冷媒は、空気熱交換器3周辺の空気に放熱し、高温高圧の液冷媒となって過冷却熱交換器7に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧の液冷媒は、バイパス配管9を流れるガス冷媒によって過冷却状態まで冷却され、第1の流量制御弁に流入する。第1の流量制御弁に流入した過冷却状態の液冷媒は、減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、気液分離器6に流入する。気液分離器6に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、ガス冷媒と液冷媒に分離される。
気液分離器6で分離された低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5に流入する。プレート式熱交換器5内に流入した低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5内の流路を通過する過程で、水配管10を流れる水に加熱されて蒸発し(水配管10を流れる水を冷却し)、低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に流入する。
一方、気液分離器6で分離された低温低圧のガス冷媒は、バイパス配管9及び第1の開閉弁8を通って過冷却熱交換器7に流入する。そして、この低温低圧のガス冷媒は、主冷媒回路を流れる低温高圧の液冷媒に加熱されて過冷却熱交換器7を流出し、圧縮機1に流入する。
以上のように、プレート式熱交換器5には液単相状態で冷媒が流入するので、プレート式熱交換器5内の各流路へ冷媒が均等に分配される。このため、プレート式熱交換器5は高い伝熱性能が得られ、冷凍サイクル装置は高効率な冷却運転を行うことができる。また、プレート式熱交換器5の仕様を変更した場合でも、その他の部品を交換する必要がないため、冷凍サイクル装置のコストの増加を抑制することができる。
また、気液分離器6からバイパス配管9に流入したガス冷媒を過冷却熱交換器7で加熱しているため、バイパス配管9に液冷媒が混入した場合でも、ガス化して圧縮機1に戻すことができる。このため、圧縮機1が液バック運転となることを防止できる。
(暖房運転)
次に、図2を用いて、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作を示す動作説明図である。なお、図2に示す矢印は、暖房運転時における冷媒の流れ方向を示す。
暖房運転する際、四方弁2は、圧縮機1の吐出側とプレート式熱交換器5が接続される方向に流路が切り替わる。また、第1の開閉弁8は閉状態に調整される。つまり、第1の開閉弁は、バイパス配管9に冷媒が流れない状態に調整される。この状態から、暖房運転が開始される。
圧縮機1で高温高圧に圧縮されたガス冷媒は、四方弁2を介してプレート式熱交換器5に流入する。プレート式熱交換器5に流入した高温高圧のガス冷媒は、プレート式熱交換器5内の流路を通過する過程で、水配管10を流れる水に冷却され(水配管10を流れる水を加熱し)、高圧の液冷媒となる。プレート式熱交換器5を流出した高圧の液冷媒は、気液分離器6を通って第1の流量制御弁に流入する。第1の流量制御弁に流入した液冷媒は、減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、過冷却熱交換器7を介して空気熱交換器3に流入する。空気熱交換器3に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、空気熱交換器3周辺の空気から吸熱して蒸発し、ガス冷媒となって圧縮機1に流入する。
ここで、本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置は空気熱交換器3とプレート式熱交換器5を用いているため、冷房運転時と暖房運転時では、主冷媒回路内を流れる冷媒の最適量が異なる。より具体的には、プレート式熱交換器5が凝縮器となる暖房運転時における主冷媒回路内の冷媒最適量は、冷房運転時における主冷媒回路内の冷媒最適量よりも少なくなる。
本実施の形態1に係る冷凍サイクル装置は、この差分の冷媒を気液分離器6に貯留している。このため、暖房運転時における主冷媒回路内の冷媒量が最適に調整されるので、効率が高い状態で冷凍サイクル装置を運転することができる。
(デフロスト運転)
次に、図1を用いて、本実施の形態1に係る空気熱交換器3のデフロスト運転動作について説明する。
空気熱交換器3のデフロスト運転をする際、四方弁2は、圧縮機1の吐出側と空気熱交換器3が接続される方向(冷房運転時と同方向)に流路が切り替わる。第1の流量制御弁は開状態とする。また、第1の開閉弁8は開状態に調整される。この状態から、空気熱交換器3のデフロスト運転が開始される。
圧縮機1で高温高圧に圧縮されたガス冷媒は、四方弁2を介して空気熱交換器3に流入する。そして、空気熱交換器3に流入した高温高圧の冷媒は、空気熱交換器3のデフロストを行い、低圧の冷媒となって空気熱交換器3から流出する。この低温の冷媒は、例えば全開状態の第1の開閉弁を通って、気液分離器6に流入する。
気液分離器6に流入した低温の冷媒のうちの一部は、プレート式熱交換器5及び四方弁2を通って、圧縮機に吸入される。気液分離器6に流入した低温の冷媒のうちの残りの一部は、例えば全開状態の第1の開閉弁8及びバイパス配管9を通って、圧縮機に吸入される。
以上のようにデフロスト運転を行うことにより、プレート式熱交換器5に流入する低温冷媒が減少する。このため、プレート式熱交換器5を流通する(水配管10を流れる)水の温度低下を抑制することができ、冷凍サイクル装置の暖房能力の低下を抑制することができる
実施の形態2.
本発明は、実施の形態1の構成に限定されるものではない。例えば、バイパス配管9に開度調整可能な流量調整弁を設けてもよい。なお、本実施の形態2において、特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図3は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の構成図である。以下、この図3にもとづいて、本発明の実施の形態2について詳細に説明する。なお、図3に示す矢印は、冷房運転時における冷媒の流れ方向を示す。
本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置(図3)は、実施の形態1における第1の開閉弁8を、開度調整可能な第2の流量制御弁20としたものである。その他の構成においては、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置と同様である。
ここで、第2の流量制御弁20が、本発明の第2の流量制御装置に相当する。なお、第2の流量制御装置は、流量調整弁に限らず、種々のものを使用可能である。つまり、流量制御装置は、バイパス配管9を流れる冷媒の流量を調整できるものであればよい。
<動作説明>
続いて、本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の運転動作について説明する。本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作及びデフロスト運転動作は、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作及びデフロスト運転動作と同様である。つまり、暖房運転時は、第2の流量制御弁20の開度を閉状態に調整している。デフロスト運転時は、第2の流量制御弁20の開度を開状態(例えば全開状態)に調整している。
したがって、以下では、実施の形態1とは動作の異なる、冷房運転動作について説明する。
(冷房運転)
図3を用いて、本実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の冷房運転動作について説明する。
冷房運転する際、四方弁2は、圧縮機1の吐出側と空気熱交換器3が接続される方向に流路が切り替わる。この状態から、冷房運転が開始される。
圧縮機1で高温高圧に圧縮されたガス冷媒は、四方弁2を介して空気熱交換器3に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧のガス冷媒は、空気熱交換器3周辺の空気に放熱し、高温高圧の液冷媒となって過冷却熱交換器7に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧の液冷媒は、バイパス配管9を流れるガス冷媒によって過冷却状態まで冷却され、第1の流量制御弁に流入する。第1の流量制御弁に流入した過冷却状態の液冷媒は、減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、気液分離器6に流入する。気液分離器6に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、ガス冷媒と液冷媒に分離される。
気液分離器6で分離された低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5に流入する。プレート式熱交換器5内に流入した低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5内の流路を通過する過程で、水配管10を流れる水に加熱されて蒸発し(水配管10を流れる水を冷却し)、低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に流入する。
一方、気液分離器6で分離された低温低圧のガス冷媒は、バイパス配管9及び第1の開閉弁8を通って過冷却熱交換器7に流入する。そして、この低温低圧のガス冷媒は、主冷媒回路を流れる低温高圧の液冷媒に加熱されて過冷却熱交換器7を流出し、圧縮機1に流入する。
このとき、第2の流量制御弁20の開度は、圧縮機1の運転容量(例えば運転周波数)に基づいて調整されている。これにより、適切量のガス冷媒がバイパス配管9を流れる。このため、バイパス配管9に液冷媒が混入した場合でも、ガス化して圧縮機1に戻すことができる。このため、圧縮機1が液バック運転となることをより防止できる。
実施の形態3.
実施の形態2では、圧縮機1の運転容量に基づいて第2の流量制御弁20の開度を調整した。これに限らず、例えば以下の方法により第2の流量制御弁20の開度を調整してもよい。なお、本実施の形態3において、特に記述しない項目については実施の形態1又は実施の形態2と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図4は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の構成図である。以下、この図4にもとづいて、本発明の実施の形態3について詳細に説明する。なお、図4に示す矢印は、冷房運転時における冷媒の流れ方向を示す。
本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置(図4)は、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置(図3)に、第1温度センサー30及び第2の温度センサー31が設けられている。
第1温度センサー30は、過冷却熱交換器7に流入する冷媒の温度を測定する温度センサーであり、気液分離器6と過冷却熱交換器7との間のバイパス配管9に設けられている。第2温度センサー31は、過冷却熱交換器7から流出する冷媒の温度を測定する温度センサーであり、過冷却熱交換器7と圧縮機1との間のバイパス配管9に設けられている。なお、第1温度センサー30及び第2温度センサー31は過冷却熱交換器7近傍のバイパス配管9に設けられているが、これら第1温度センサー30及び第2温度センサー31の設置位置は、図4に示す位置に限定されるものではない。例えば、第1温度センサー30及び第2温度センサー31を過冷却熱交換器7に設置してもよい。
<動作説明>
続いて、本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の運転動作について説明する。本実施の形態3に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作及びデフロスト運転動作は、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の暖房運転動作及びデフロスト運転動作と同様である。つまり、暖房運転時は、第2の流量制御弁20の開度を閉状態に調整している。デフロスト運転時は、第2の流量制御弁20の開度を開状態(例えば全開状態)に調整している。
したがって、以下では、実施の形態2とは動作の異なる、冷房運転動作について説明する。
圧縮機1で高温高圧に圧縮されたガス冷媒は、四方弁2を介して空気熱交換器3に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧のガス冷媒は、空気熱交換器3周辺の空気に放熱し、高温高圧の液冷媒となって過冷却熱交換器7に流入する。空気熱交換器3に流入した高温高圧の液冷媒は、バイパス配管9を流れるガス冷媒によって過冷却状態まで冷却され、第1の流量制御弁に流入する。第1の流量制御弁に流入した過冷却状態の液冷媒は、減圧されて低温低圧の気液二相冷媒となり、気液分離器6に流入する。気液分離器6に流入した低温低圧の気液二相冷媒は、ガス冷媒と液冷媒に分離される。
気液分離器6で分離された低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5に流入する。プレート式熱交換器5内に流入した低温低圧の液冷媒は、プレート式熱交換器5内の流路を通過する過程で、水配管10を流れる水に加熱されて蒸発し(水配管10を流れる水を冷却し)、低圧のガス冷媒となる。このガス冷媒は、四方弁2を介して圧縮機1に流入する。
一方、気液分離器6で分離された低温低圧のガス冷媒は、バイパス配管9及び第1の開閉弁8を通って過冷却熱交換器7に流入する。そして、この低温低圧のガス冷媒は、主冷媒回路を流れる低温高圧の液冷媒に加熱されて過冷却熱交換器7を流出し、圧縮機1に流入する。
このとき、第2の流量制御弁20の開度は、第1温度センサー30の検出温度t1と第2温度センサー31の検出温度t2との温度差(t2−t1)が所定値範囲となるように調整されている。例えば、本実施の形態3では、0<(t2−t1)<5となるように、第2の流量制御弁20の開度を調整している。
このように第2の流量制御弁20の開度を調整することにより、バイパス配管9に液冷媒が流入した場合であっても、過冷却熱交換器7の出口では冷媒を過熱状態とすることができる。このため、圧縮機1が液バック運転となることを確実に防止でき、冷凍サイクル装置の信頼性が向上する。
以上、実施の形態1〜実施の形態3では四方弁2を設けた冷凍サイクル装置について説明したが、冷房運転のみを行う冷房サイクル装置の場合は、四方弁2を設ける必要は必ずしもない。
また、プレート式熱交換器5に流入させる熱媒体は水に限らず、例えば不凍液や空気等のその他の熱媒体でもよい。
また、プレート式熱交換器を用いた従来の冷凍サイクル装置は、プレート式熱交換器を設置する際、冷媒を均等分配するために、プレート式熱交換器の冷媒流出入口や冷媒流路の設置角度を限定する必要があった。しかしながら、本発明に係る冷凍サイクル装置は、プレート式熱交換器5の冷媒流出入口や冷媒流路の設置角度に限定されることなく、冷媒を均等分配することができ、プレート式熱交換器5の伝熱性能を向上できる効果がある。
例えば、プレート式熱交換器5の上部から冷媒を流入する場合でも、従来の気液分離器の内冷凍サイクル装置よりも冷媒の均等分配が図れるため、プレート式熱交換器5の伝熱性能を向上できる効果がある。
1 圧縮機、2 四方弁、3 空気熱交換器、4 第1の流量制御弁、5 プレート式熱交換器、6 気液分離器、7 過冷却熱交換器、8 第1の開閉弁、9 バイパス配管、10 水配管、20 第2の流量制御弁、30 第1温度センサー、31 第2温度センサー。

Claims (6)

  1. 圧縮機、空気熱交換器、流量制御装置、プレート式熱交換器を冷媒配管で接続した冷凍サイクル装置において、
    前記流量制御装置と前記プレート式熱交換器との間に設けられた気液分離器と、
    一端が前記気液分離器に接続され、他端が前記圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、
    前記空気熱交換器と前記流量制御装置との間を流れる冷媒と前記バイパス配管を流れる冷媒とが熱交換をする過冷却熱交換器と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える流路切替装置と、
    前記気液分離器と前記過冷却熱交換器との間の前記バイパス配管に設けられた開閉装置と、
    を備え、
    前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合、前記開閉装置を開状態とし、
    前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合、前記開閉装置を閉状態とし、
    前記気液分離器は、
    前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合において、
    前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量と、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量との差分を貯留する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 前記空気熱交換器のデフロストを行う際、
    前記流路切替装置を、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる方向に切り替え、
    前記流量制御装置及び前記開閉装置を開状態とすることを特徴とする請求項に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 圧縮機、空気熱交換器、第1の流量制御装置、プレート式熱交換器を冷媒配管で接続した冷凍サイクル装置において、
    前記流量制御装置と前記プレート式熱交換器との間に設けられた気液分離器と、
    一端が前記気液分離器と接続され、他端が前記圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、
    前記空気熱交換器と前記第1の流量制御装置との間を流れる冷媒と前記バイパス配管を流れる冷媒とが熱交換をする過冷却熱交換器と、
    前記気液分離器と前記過冷却熱交換器との間の前記バイパス配管に設けられた第2の流量制御装置と、
    前記圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える流路切替装置を備え、
    前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合、前記第2の流量制御装置の開度を調整し、
    前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合、前記第2の流量制御装置を閉状態とし、
    前記気液分離器は、
    前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合において、
    前記プレート式熱交換器が蒸発器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量と、前記プレート式熱交換器が凝縮器となる場合における前記冷凍サイクル内の冷媒最適量との差分を貯留する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 前記第2の流量制御装置は、前記圧縮機の運転容量に基づいて開度が調整されることを特徴とする請求項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記気液分離器から前記過冷却熱交換器に流入する冷媒の温度を検出する第1温度センサーと、
    前記過冷却熱交換器から流出する冷媒の温度を検出する第2温度センサーと、
    を備え、
    前記第2の流量制御装置は、前記第1温度センサーの検出温度と前記第2温度センサーの検出温度との差が所定範囲となるように開度が調整されることを特徴とする請求項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記空気熱交換器のデフロストを行う際、
    前記流路切替装置を、前記プレート式熱交換器が蒸発器となる方向に切り替え、
    前記第1の流量制御装置及び前記第2の流量制御装置を開状態とすることを特徴とする請求項に記載の冷凍サイクル装置。
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