JP6419305B2 - 電動機の絶縁検査装置および電動機の絶縁検査方法 - Google Patents

電動機の絶縁検査装置および電動機の絶縁検査方法 Download PDF

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Description

この発明は、電動機の絶縁劣化状態を部分放電を用いて評価する電動機の絶縁検査装置および絶縁検査方法に関する。
電動機のコイルの絶縁特性を評価する方法として、コイルの巻線の部分放電を検出する方法が知られている。
例えば、回転駆動される発電機において、予めステータの巻線近傍に2つの電極を設けておき、既知の電荷量を有するパルスをこの一方の電極を介して巻線に注入し、この巻線の絶縁部に生じた部分放電の信号を他方の電極で検出する方法が開示されている(例えば特許文献1参照)。
また、試験対象となるステータ巻線の近傍にコイルと鉄心とで構成されたセンサを配置し、電動機全体の巻線に試験電圧を印加することでステータ巻線の部分放電をセンサで検出する方法が開示されている(例えば特許文献2参照)。
特開平9−222456号(5−6頁、図6) 特開2010−117298号(4−5頁、図2)
しかしながら、試験対象となるステータ巻線の近傍にコイルと鉄心とで構成されたセンサを配置し、電動機全体の巻線に試験電圧を印加する方法は、電動機全体の巻線に試験電圧を印加するため、試験対象のステータ巻線以外のステータ巻線と接地されたステータ鉄心との間などで対地間放電が発生した場合には絶縁信頼性が低下し、製品寿命が低下するという問題があった。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、対地間放電が発生しない条件で電動機の絶縁検査装置を得るものである。
この発明に係る電動機の絶縁検査装置は、複数のコイルを備えた電動機の絶縁検査装置であって、電動機の1つのコイルと磁路を形成するコアおよびこのコアの一部に巻き回された巻線で構成された誘導コイルと、巻線に電圧を印加する電源と、1つのコイルの近傍または巻線の近傍に設置されるセンサと、このセンサで検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタとを備えたものである。
この発明は、電動機の1つのコイルと磁路を形成するコアおよびこのコアの一部に巻き回された巻線で構成された誘導コイルと、巻線に電圧を印加する電源とを備えているので、対地間放電が発生しない条件で電動機の絶縁検査装置が得られる。
この発明の実施の形態1における電動機の模式図である。 この発明の実施の形態1における電動機の横断面図である。 この発明の実施の形態1を示す電動機の絶縁検査装置の模式図である。 この発明の実施の形態1を示す電動機の絶縁検査装置の上面図である。 この発明の実施の形態1を示す電動機の絶縁検査装置の断面図である。 この発明の実施の形態1を示す電動機の絶縁検査装置の回路模式図である。 この発明の実施の形態1におけるインバータ駆動時の電動機に印加される駆動電圧波形図である。 この発明の実施の形態1における電動機に印加される電圧を比較した特性図である。 この発明の実施の形態2を示す電動機の絶縁検査装置の模式図である。 この発明の実施の形態3を示す電動機の絶縁検査装置の模式図である。 この発明の実施の形態4を示す電動機の絶縁検査装置の上面図である。 この発明の実施の形態5を示す電動機の絶縁検査装置の模式図である。 この発明の実施の形態6における電動機の模式図である。 この発明の実施の形態6における電動機の横断面図である。 この発明の実施の形態6における誘導コイルの模式図である。 この発明の実施の形態7における電動機の模式図である。 この発明の実施の形態7を示す電動機の絶縁検査装置の上面図である。 この発明の実施の形態7を示す電動機の絶縁検査装置の断面図である。
図1は、この発明を実施するための実施の形態1において、試験対象である回転駆動される電動機の模式図である。また、図2は、電動機の横断面図である。図1および2において、電動機1は、円環状のステータ2と、ステータ2の内側に微小なギャップを介して配置されステータ2に対して回転可能なロータ3と、ロータ3と一体となったシャフト(回転軸)4とで構成されている。
ステータ2は、円環状のコアバック部5とこのコアバック部5から径方向の内側に延び周方向に9個のスロット6で等間隔に区分けされたティース7とを有するステータ鉄心8、およびスロット6内に装着されたステータ巻線9で構成されている。図2に示すように、本実施の形態においては、ステータ巻線9が集中巻で巻線された電動機を用いて説明する。ステータ巻線が集中巻で巻線された電動機においては、ティース7とそのティース7に巻かれたステータ巻線9とで1つのコイル21が構成されている。なお、図1において、ステータ巻線9は省略されている。
ロータ3は、ロータ鉄心10およびこのロータ鉄心10に埋め込まれた9個の永久磁石(図示せず)で構成されている。
図3は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の模式図である。図3において、試験対象となる電動機からロータおよびシャフトを取り除いたステータ2の1つのコイル21が試験対象となる。なお、ステータ2のステータ鉄心8の電位は、接地されず電気的には浮いた状態とする。このコイル21の軸方向に平行なティースの内径側と軸方向に平行なコアバックの外径側との間にコア22が配置される。このコア22は、U字状の形状であり、試験対象となるコイル21のコア部分であるティースと磁路を形成するように配置されている。言い換えると、コア22はギャップを備えており、そのギャップに試験対象となるコイル21が配置されている。コア22とティースの内径側およびコアバックの外径側とは密着されていてもよいし、数百μm程度の隙間があってもよい。コア22の一部には巻線23が巻き回されており、このコア22と巻線23とで誘導コイル24が構成されている。なお、図3においても、図1と同様にステータ巻線9は省略されている。
図4は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の上面図である。また、図5は、図4のA−A線における電動機の絶縁検査装置の断面図である。図5に示すように、誘導コイル24の巻線23の両端には、この巻線23に電圧を印加する電源25が接続されている。また、試験対象となるコイル21の近傍にセンサ26が設置されている。さらに、センサ26には、そのセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27が接続されている。
このように、本実施の形態の電動機の絶縁検査装置は、試験対象となるコイル21と磁路を形成するコア22およびこのコアの一部に巻き回された巻線23で構成された誘導コイル24と、巻線23に電圧を印加する電源25と、試験対象となるコイル21の近傍に設置されるセンサ26と、このセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27とで構成されている。
次に、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の動作について説明する。電源25から巻線23に電圧が印加されると、試験対象となるコイル21に誘導起電力が発生する。コイル21に発生する誘導起電力の電圧Vは、コイル21のステータ巻線9の巻数Nと、誘導コイル24の巻線23の巻数Nとの比および電源25から印加される電圧Vで決定される。実際には、試験対象となるコイル21は、その隣接する試験対象外のコイルとも磁路がつながっているため、漏れ磁束によって試験対象外のコイルにも誘導起電力が発生する。しかしながら、試験対象となるコイル21に発生する誘導起電力に比べて隣接する試験対象外のコイルに発生する誘導起電力は十分小さいので、試験対象となるコイル21のみの絶縁診断が可能である。また、漏れ磁束によって、試験対象となるコイル21に印加される電圧も低下するが、上述のようにステータ巻線9の巻数N、誘導コイル24の巻線23の巻数N、電源25から印加される電圧Vを調整することで、コイル21に発生する誘導起電力の電圧を所定の値とすることが可能である。
図6は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の回路模式図である。図6において、試験対象となるコイル21を含めた電動機1の各コイルと、誘導コイル24とを等価回路で示す。試験対象となるコイル21の近傍にはセンサ26が設置されている。センサとしては、例えばカレントトランスを用いることができる。センサ26はハイパスフィルタ27に接続されており、このハイパスフィルタ27からの出力はアンプ28を介して、出力部29に入力される。出力部29としては、例えばオシロスコープなどを用いることができる。
電源25から例えば交流の試験電圧が印加されると、試験対象となるコイル21に誘導起電力が発生する。このとき試験対象となるコイル21のステータ巻線9の巻線間(層間)に部分放電が発生すると、ステータ巻線9にその部分放電による部分放電電流が流れる。この部分放電は、試験対象となるコイル21の近傍に設置されたセンサ26で検出される。
センサ26で検出された部分放電による信号には、ノイズや電源25から出力される試験電圧の信号成分が重畳している。部分放電によって生じる信号の周波数成分は高周波であり、一般的にその周波数は、気中放電で20〜40MHz、油中で約100MHz、固体絶縁材で約200MHzであることが知られている。そのため、電源25で印加する試験電圧を例えば数10kHz程度の低周波とし、センサ26で検出された信号からその周波数成分を取り除くハイパスフィルタ27を設けることで部分放電信号のみを検出することができる。また、アンプ28によって部分放電信号を増幅し、オシロスコープなどの出力部29に取り込むことで高精度に試験対象となるコイル21のステータ巻線9の層間に発生した部分放電を検出することができる。また、ステータ2のステータ鉄心8の電位を接地せず電気的には浮いた状態としているので、ステータ巻線9とステータ鉄心8との間で生じる電位差が抑制され対地間放電も発生しない。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
一般に、電動機の絶縁検査として、次に述べる3つの箇所の絶縁性が検査されている。電動機が3相で駆動されている場合のU、V、W相の各コイルにおいて、各コイル間の絶縁性(相間絶縁)、各コイルの巻線間の絶縁性(層間絶縁)、および各コイルと接地されるステータ鉄心との間の絶縁性(対地間絶縁)である。中電圧で駆動される電動機では実駆動時にこれら3つの箇所で部分放電が発生しないことが求められており、絶縁検査時に検査対象以外の箇所で部分放電が発生すると、製品としての信頼性が著しく損なわれる場合がある。
図7は、インバータ駆動時の電動機の上記3箇所に印加される駆動電圧波形図である。図7(a)は相間絶縁、図7(b)は対地間絶縁、図7(c)は層間絶縁に対応する箇所に印加される駆動電圧波形図である。図7において、インバータに入力される直流入力電圧をUとすると、インバータ駆動時の立ち上がりが急峻なパルス波によって電動機には直流入力電圧Uの最大2倍のサージ電圧が生じる。これにより、相間絶縁箇所では正と負との両極性のパルスが入力され最大で4Uの電圧が印加される。対地間絶縁箇所では立ち上がり時と立ち下がり時のサージ電圧によって最大3Uの電圧が印加される。層間絶縁箇所では巻線の両終端に印加される相間電圧が分布する。各コイルに分布する電圧はインバータ駆動による立ち上がりの急峻なパルス波によって、インバータからの給電端側のコイルに8割程度集中する。このため、給電端のコイルと隣接するコイルに中性端がある場合は、そのコイル間の層間絶縁箇所では最大3.2Uの電圧が印加される。
図8は、電動機の層間絶縁箇所に3.2Uの電圧を印加する場合の各絶縁箇所に印加される電圧を比較した特性図である。図8(a)は相間絶縁、図8(b)は対地間絶縁、図8(c)は層間絶縁に対応する箇所に印加される最大の電圧を示している。図8において、各棒グラフの左側は従来の絶縁検査方法による電圧、右側は本実施の形態で示した絶縁検査装置による電圧を示している。ここで、従来の絶縁検査方法とは、インパルス検査のことであり、ステータ鉄心の電位は接地電位に設定されている。
インバータ駆動による実駆動時には、図8の説明からわかるように、相間絶縁箇所で最大4U、対地間絶縁箇所で最大3U、層間絶縁箇所で最大3.2Uの電圧が印加される。この条件を模擬するために、従来の絶縁検査方法の場合、層間絶縁箇所に3.2Uの電圧を印加すると、相間絶縁箇所には最大4Uの電圧が発生する。また、対地間絶縁箇所にも最大4Uの電圧が発生する。これは、従来の絶縁検査方法では、各コイルに対して個別に試験電圧を印加できないためである。インバータ駆動による実駆動時では対地間絶縁箇所には最大3Uの電圧が印加されるが、従来の絶縁検査方法では最大4Uの電圧が印加される。このため、層間絶縁の試験時に対地間絶縁でも放電が発生し、2つの絶縁個所で放電が発生するため判別が困難となる。また、絶縁試験時に発生した放電によって絶縁劣化が生じ電動機の信頼性が著しく損なわれる恐れがある。
一方、本実施の形態の絶縁検査装置を用いた場合、層間絶縁箇所に3.2Uの電圧を印加すると、相間絶縁箇所には最大3.2Uの電圧が、対地間絶縁箇所には最大1.5Uの電圧が発生する。これは、本実施の形態の絶縁検査装置では、各コイルに対して個別に試験電圧を印加できること、テータ鉄心の電位を接地電位とはせずに電気的に浮いた状態に設定していることに起因する。
このように、本実施の形態の絶縁検査装置によれば、インバータ駆動による実駆動時の最大印加電圧を模擬するために層間絶縁箇所に3.2Uの電圧を印加した場合でも、相間絶縁箇所や対地間絶縁箇所に過大な電圧が印加されず、絶縁検査後のステータの信頼性が損なわれることもない。
なお、本実施の形態においては、部分放電を検出するセンサ26を試験対象となるコイル21の近傍に配置したが、誘導コイル24の巻線23の近傍に配置してもよい。ステータ巻線9で部分放電が発生した場合、誘導起電力で誘導コイル24の巻線23にもステータ巻線9の部分放電による部分放電電流に対応した電流が流れるため、この電流をセンサで検知しても部分放電を検出することができる。
また、本実施の形態では電源から印加する試験電圧に交流電圧を用いたが、試験対象となるコイルに誘導起電力が発生する試験電圧であれば、他の波形形状の電圧であってもよい。例えば、半正弦波形、パルス波形、インパルス波形などの電圧であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1においては、電動機のステータ巻線の巻線間(層間)の絶縁性である層間絶縁を検査することができる電動機の絶縁検査装置を説明したが、実施の形態2では、電動機のコイル間の絶縁性である相間絶縁を検査することができる電動機の絶縁検査装置を説明する。
図9は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の模式図である。図9において、相関絶縁を検査するための試験対象となる2つのコイル21aおよびコイル21bに対して、それぞれ第1誘導コイル24aおよび第2誘導コイル24bが配置されている。それぞれの誘導コイル24a、24bは、それぞれ実施の形態1で説明した誘導コイルと同様の構成である。また、図示はしていないが、それぞれ誘導コイル24a、24bには、それぞれ電圧を印加する電源25a、25bが接続されている。さらに、試験対象となるコイル21a、21bのどちらか一方の近傍にセンサ26が設置されており、このセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27が接続されている。ただし、相関絶縁を検査するためには、試験対象となる2つのコイル21aとコイル21bとは逆極性の電圧を印加する必要がある。そのため、誘導コイル24aの巻線23aの巻線方向と誘導コイル24bの巻線23bの巻線方向とは逆に設定されている。
次に、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の動作について説明する。電源25a、25bから巻線23a、23bにそれぞれ電圧が印加されると、試験対象となるコイル21a、21bにそれぞれ誘導起電力が発生する。上述のように、試験対象となる2つのコイル21aとコイル21bとには逆極性の電圧が印加されるので、コイル21aおよびコイル21bのそれぞれの巻線間(層間)に印加される電圧よりも、コイル21aとコイル21bとの間(相間)に印加される電圧の方が高くなる。したがって、層間に部分放電が発生する前に、相間での部分放電を検出することができる。
電源25a、25bから試験電圧が印加されると、試験対象となる2つのコイル21aおよびコイル21bに誘導起電力が発生する。このときコイル21aのステータ巻線とコイル21bのステータ巻線との間(相間)に部分放電が発生すると、それぞれのステータ巻線にその部分放電による部分放電電流が流れる。この部分放電は、試験対象となるコイル21a、21bのどちらか一方の近傍に設置されたセンサ26で検出される。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、層間放電および対地間放電が発生しない条件で相間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
なお、本実施の形態においては、試験対象となる2つのコイル21aとコイル21bとは逆極性の電圧を印加するために、誘導コイル24aの巻線23aの巻線方向と誘導コイル24bの巻線23bの巻線方向とを逆に設定したが、巻線23aの巻線方向と巻線23bの巻線方向とを同じとし、それぞれの巻線に電圧を印加する電源25aの出力の極性と25bの出力の極性とを逆極性としてもよい。
また、本実施の形態では、センサを試験対象となるコイル21a、21bのどちらか一方の近傍に設置したが、実施の形態1と同様に、誘導コイル24aの巻線23aの近傍または誘導コイル24bの巻線23bの近傍に設置してもよい。
実施の形態3.
電動機では、電動機の保護の目的や固定部材としてステータの外周にフレームを備える場合がある。その場合、ステータのステータ鉄心の外周部は露出していないので、実施の形態1で示した誘導コイルが使えない場合がある。実施の形態3では、フレームを備えた電動機に用いることができる電動機の絶縁検査装置を説明する。
図10は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の模式図である。図10において、試験対象となる電動機からロータおよびシャフトを取り除いたステータ2の1つのコイル21が試験対象となる。ステータ2のステータ鉄心8の外周にはフレーム30が密着して配置されている。試験対象となるコイル21の軸方向に平行な内径側とコイル21のコアバック部5との間にコア22が配置される。このコア22は、一方の足が短いU字状の形状であり、試験対象となるコイル21と磁路を形成するように配置されている。言い換えると、コア22はギャップを備えており、そのギャップに試験対象となるコイル21が配置されている。コア22とティースの内径側およびコアバックとは密着されていてもよいし、数百μm程度の隙間があってもよい。コア22の一部には巻線23が巻き回されており、このコア22と巻線23とで誘導コイル24が構成されている。なお、図10において、ステータ巻線9は省略されている。
図示はしていないが実施の形態1と同様に、誘導コイル24の巻線23の両端にはこの巻線23に電圧を印加する電源25が接続されている。また、試験対象となるコイル21の近傍にセンサ26が設置されている。さらに、センサ26には、そのセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27が接続されている。また、本実施の形態の電動機の絶縁検査装置の動作は、実施の形態1と同様である。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、実施の形態1と同様に、対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
なお、実施の形態2で説明した2つの誘導コイルを用いて相間絶縁を検査する電動機の絶縁検査装置において、2つの誘導コイルはそれぞれ実施の形態1で説明した誘導コイルと同様の構成としたが、本実施の形態の誘導コイルを用いてもよい。
実施の形態4.
実施の形態3では、フレームを備えた電動機において、誘導コイルのコアを試験対象となるコイル21の内径側とコアバック部との間に配置されたコアを用いた例を示した。実施の形態4では、フレームを備えた電動機に用いることができる別の構成の電動機の絶縁検査装置を説明する。
図11は、本実施の形態を示す電動機の絶縁検査装置の上面図である。図11において、試験対象となる電動機からロータおよびシャフトを取り除いたステータ2の1つのコイル21が試験対象となる。ステータ2のステータ鉄心8の外周にはフレーム30が密着して配置されている。試験対象となるコイル21の軸方向に平行な内径側とコイル21とは別のコイル31の軸方向に平行な内径側との間にコア22が配置される。このコア22はU字状の形状であり、試験対象となるコイル21と別のコイル31を経由して磁路を形成するように配置されている。コア22の一部には巻線23が巻き回されており、このコア22と巻線23とで誘導コイル24が構成されている。
図示はしていないが実施の形態1と同様に、誘導コイル24の巻線23の両端にはこの巻線23に電圧を印加する電源25が接続されている。また、試験対象となるコイル21の近傍にセンサ26が設置されている。さらに、センサ26には、そのセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27が接続されている。
このように構成された電動機の絶縁検査装置の動作については、実施の形態1の電動機の絶縁検査装置の動作と同様である。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、実施の形態1と同様に、対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
実施の形態5.
最終的に組み立てられた電動機では、ロータが挿入されているため実施の形態1で示した誘導コイルが使えない場合がある。実施の形態5では、ロータを備えた電動機に用いることができる電動機の絶縁検査装置を説明する。
図12は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の模式図である。図12において、試験対象となる電動機のステータ2の1つのコイル21が試験対象となる。試験対象となるコイル21の上方側のコアバック部5とコイル21の下方側のコアバック部との間にコア22が配置される。このコア22は、試験対象となるコイル21と磁路を形成するように配置されている。言い換えると、コア22はギャップを備えており、そのギャップに試験対象となるコイル21が配置されている。コア22とコアバック部5とは密着されていてもよいし、数百μm程度の隙間があってもよい。コア22の一部には巻線23が巻き回されており、このコア22と巻線23とで誘導コイル24が構成されている。なお、図12において、ステータ巻線9は省略されている。
図示はしていないが実施の形態1と同様に、誘導コイル24の巻線23の両端にはこの巻線23に電圧を印加する電源が接続されている。また、試験対象となるコイル21の近傍にセンサが設置されている。さらに、センサには、そのセンサで検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタが接続されている。また、本実施の形態の電動機の絶縁検査装置の動作は、実施の形態1と同様である。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、実施の形態1と同様に、対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
さらに、このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、ロータおよびシャフトを備えた電動機においても測定が可能であるため、出荷後の絶縁診断としても有用である。
また、実施の形態2においては、実施の形態1で説明した誘導コイルを2つ用いて相間絶縁を検査する電動機の絶縁検査装置を説明したが、本実施の形態の誘導コイルを2つ用いて、実施の形態2と同様に、相間絶縁を検査する電動機の絶縁検査装置を構成することも可能である。
実施の形態6.
実施の形態1においては、ステータ巻線が集中巻で巻線された電動機の絶縁検査装置を説明したが、実施の形態6では、ステータ巻線が分布巻で巻線された電動機の絶縁検査装置を説明する。
図13は、ステータ巻線が分布巻の電動機の概略図である。分布巻の電動機では、1つのステータ巻線9が異なるスロット6に挿入され、通常1つのティース7に複数の異なるステータ巻線が巻かれている。
図14は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の上面図である。図14において、ステータ巻線は分布巻で巻かれており、試験対象のステータ巻線9aは黒色に塗りつぶして示している。図14に示すように、ステータ巻線が分布巻で巻線された電動機においては、試験対象となるステータ巻線9aが挿入された2つのスロットの両側に位置する4つのティース7a、7b、7c、および7dとステータ巻線9aとで1つのコイル21が構成されている。このコイル21が試験対象となる。なお、ステータ2のステータ鉄心8の電位は、接地されず電気的には浮いた状態とする。このコイル21の1つのスロットルの両側に位置する2つティース7aと7bとの間にコア22aが配置される。このコア22aは、断面がU字状の形状であり、試験対象となるコイル21のコア部分であるティース7a、7bと磁路を形成するように配置されている。また、このコイル21の他のスロットルの両側に位置する2つティース7cと7dとの間にコア22bが配置される。このコア22bも、断面がU字状の形状であり、試験対象となるコイル21のコア部分であるティース7c、7dと磁路を形成するように配置されている。言い換えると、コア22aとコア22bとの間にはギャップを備えており、そのギャップに試験対象となるコイル21が配置されている。コア22aの一部には巻線23aが巻き回されており、このコア22aと巻線23aとで誘導コイル24aが構成されている。同様に、コア22bの一部には巻線23bが巻き回されており、このコア22bと巻線23bとで誘導コイル24bが構成されている。
図15は、本実施の形態における誘導コイル24a、24bの模式図である。図15に示すように、コア22a、22bは、断面がU字状で試験対象のステータのティースの軸方向に沿って密着または隙間を介して配置されている。巻線23a、23bは、このコア22a、22bの一部巻き回されている。なお、図示はしていないが、それぞれの誘導コイルの巻線には、電圧を印加する電源が接続されている。さらに、試験対象となるコイルの近傍にセンサが設置されており、このセンサで検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタが接続されている。試験対象となるコイルに必要な電圧を印加するために、それぞれの誘導コイルによってステータ巻線9aに発生する誘導起電力の電流の向きが同じになるように構成する必要がある。誘導起電力の電流の向きは、誘導コイルの巻線の巻線方向または電源の印加する極性で容易に設定することが可能である。
次に、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の動作について説明する。電源からそれぞれの誘導コイル24a、24bの巻線に電圧が印加されると、試験対象となるコイル21にそれぞれ誘導起電力が発生する。上述のように、試験対象となるコイル21には、それぞれの誘導コイルによって発生する誘導起電力の総和となる起電力が誘起される。このため、同一のスロットに挿入される試験対象以外のステータ巻線よりも高い電圧を試験対象のステータ巻線に印加することが可能となる。したがって、試験対象となるコイルの層間で部分放電が発生する。試験対象となるコイルで部分放電が発生すると、それぞれのステータ巻線にその部分放電電流が流れる。この部分放電は、試験対象となるコイルの近傍に設置されたセンサで検出される。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、ステータ巻線が分布巻で巻線された電動機に対しても対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
実施の形態7.
図16は、実施の形態5において、試験対象である直線駆動される電動機の模式図である。直線駆動される電動機(リニアモータ)41は、スライダ42と、このスライダ42に平行に微小なギャップを介して配置されステータ43とで構成されている。スライダ42は、平板状のコアバック部44とこのコアバック部からステータ43側に延びるティース45とを有するスライダ鉄心46、およびティース45に巻き回されたスライダ巻線47とで構成されている。ティース45とそのティース45に巻かれたスライダ巻線47とで1つのコイル21が構成されている。
ステータ43は、ステータ鉄心48と、直線駆動される方向に等間隔でステータ鉄心48に埋め込まれた永久磁石49とで構成されている。
図17は、本実施の形態における電動機の絶縁検査装置の模式図である。図17において、試験対象となるリニアモータのスライダ42の1つのコイル21が試験対象となる。なお、スライダ鉄心46の電位は、接地されず電気的には浮いた状態とする。このコイル21のステータ43に対向する側とその反対側との間にコア22が配置される。このコア22は、U字状の形状であり、試験対象となるコイル21と磁路を形成するように配置されている。コア22の一部には巻線23が巻き回されており、このコア22と巻線23とで誘導コイル24が構成されている。
図18は、図17のA−A線における電動機の絶縁検査装置の断面図である。図18に示すように、誘導コイル24の巻線23の両端には、この巻線23に電圧を印加する電源25が接続されている。また、試験対象となるコイル21の近傍にセンサ26が設置されている。さらに、センサ26には、そのセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27が接続されている。
このように、本実施の形態の電動機の絶縁検査装置は、試験対象となるコイル21と磁路を形成するコア22およびこのコアの一部に巻き回された巻線23で構成された誘導コイル24と、巻線23に電圧を印加する電源25と、試験対象となるコイル21の近傍に設置されるセンサ26と、このセンサ26で検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタ27とで構成されている。
このように構成された直線駆動される電動機の絶縁検査装置の動作については、実施の形態1の回転駆動される電動機の絶縁検査装置の動作と同様である。
このように構成された電動機の絶縁検査装置においては、対地間放電が発生しない条件で層間絶縁を検査できる電動機の絶縁検査装置が得られる。
なお、実施の形態2で説明したように、試験対象となるコイルおよび他のコイルとにそれぞれ第1誘導コイルおよび第2誘導コイルを配置して、電動機のコイル間の絶縁性である相間絶縁を検査することも可能である。
1 電動機1、 2 ステータ、 3 ロータ、 4 シャフト(回転軸)
5 コアバック部、 6 スロット、
7、7a、7b、7c、7d ティース
8 ステータ鉄心9、9a ステータ巻線、 10 ロータ鉄心
21、21a、21b コイル、 22 コア
23、23a、23b 巻線
24、24a、24b 誘導コイル、 25、25a、25b 電源
26 センサ、 27 ハイパスフィルタ、 28 アンプ
29 出力部、 30 フレーム、 41 電動機(リニアモータ)
42 スライダ、 43 ステータ、 44 コアバック部
45 ティース、 46 スライダ鉄心、 47 スライダ巻線
48 ステータ鉄心、 49 永久磁石

Claims (8)

  1. ティースと前記ティースに巻かれたステータ巻線とで構成されたコイルを複数備えた電動機を検査対象とする電動機の絶縁検査装置であって、
    前記電動機の1つのコイルと磁路を形成するコアおよびこのコアの一部に巻き回された巻線で構成された誘導コイルと、
    前記巻線に電圧を印加する電源と、
    前記1つのコイルの近傍または前記巻線の近傍に設置されるセンサと、
    このセンサで検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタとを備
    前記コアは、
    ギャップを備えており、このギャップに前記電動機の1つのコイルが配置される、
    電動機の絶縁検査装置。
  2. 前記電源は、
    前記1つのコイルに誘起起電力を発生させる試験電圧を印加する、
    請求項1に記載の電動機の絶縁検査装置。
  3. 前記コアのギャップは、
    前記電動機の1つのコイルの内周部と外周部との間、または前記電動機の1つのコイルの内周部とコアバック部との間で構成されている、
    請求項1又は2に記載の電動機の絶縁検査装置。
  4. 前記コアは、
    前記電動機の1つのコイルの内周部と前記電動機の1つのコイル以外のコイルの内周部との間に配置されている、
    請求項1又は2に記載の電動機の絶縁検査装置。
  5. ティースと前記ティースに巻かれたステータ巻線とで構成されたコイルを複数備えた電動機を検査対象とする電動機の絶縁検査装置であって、
    前記電動機の1つのコイルと磁路を形成する第1コアおよびこの第1コアの一部に巻き回された第1巻線で構成された第1誘導コイルと、
    前記電動機の1つのコイルに隣接するコイルと磁路を形成する第2コアおよびこの第2コアの一部に巻き回された第2巻線で構成された第2誘導コイルと、
    前記第1巻線および第2巻線にそれぞれに電圧を印加する2つの電源と、
    前記1つのコイルの近傍または前記第1巻線の近傍に設置されるセンサと、
    このセンサで検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くハイパスフィルタとを備えた、
    電動機の絶縁検査装置。
  6. 前記所定の周波数は、
    前記電源が前記巻線に印加する交流電圧の周波数より高い、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電動機の絶縁検査装置。
  7. 前記所定の周波数は、
    前記電源が前記第1巻線および前記第2巻線に印加する交流電圧の周波数より高い、
    請求項5に記載の電動機の絶縁検査装置。
  8. 請求項1に記載の電動機の絶縁検査装置を用いた電動機の絶縁検査方法であって、
    ティースと前記ティースに巻かれたステータ巻線とで構成されたコイルを複数備えた電動機の1つのコイルと磁路を形成する誘導コイルに誘起起電力を発生させる試験電圧を印加するステップと、
    前記1つのコイルに発生する放電に起因する電気信号を検出するステップと、
    前記検出された電気信号から所定の周波数以下の周波数成分を除くステップとを備えた、電動機の絶縁検査方法。
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