JP6418603B2 - 反射型露光マスクの製造方法およびマスクパターン作製プログラム - Google Patents

反射型露光マスクの製造方法およびマスクパターン作製プログラム Download PDF

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Description

実施形態は、反射型露光マスクの製造方法およびマスクパターン作製プログラムに関する。
半導体デバイスやMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)などの微細加工のために波長13.5nm近傍の極端紫外光(Extreme Ultra Violet:EUV)を用いたリソグラフィの開発が進められている。このような極超短波長領域におけるリソグラフィには、例えば、モリブデン(Mo)層およびシリコン(Si)層を交互に積層した多層膜ミラーと、光吸収体と、を有する反射型露光マスクが用いられる。そして、反射型露光マスクには、パターン寸法の高度な均一性が求められる。
特開平11−52540号公報
実施形態は、転写パターンの均一性を向上させる反射型露光マスクの製造方法およびマスクパターン作製プログラムを提供する。
実施形態に係る反射型露光マスクの製造方法は、反射層の表面における複数の領域のそれぞれにおいて反射スペクトルを測定し、前記複数の領域のそれぞれにおいて、露光光学系の反射スペクトルと、前記反射スペクトルと、に基づいた到達反射率を算出し、 前記到達反射率の分布に基づいて、前記複数の領域に形成される光吸収部のパターンの寸法を補正する。
実施形態に係る反射型露光マスクを示す模式断面図である。 実施形態に係る反射型露光マスクの製造過程を示す模式断面図である。 図3に続く製造過程を示す模式断面図である。 実施形態に係る露光装置の構成を示す模式断面図である。 実施形態に係る反射型露光マスクの製造方法を示すフローチャートである。 実施形態に係るマスクブランクの特性を示す模式図である。 実施形態に係る露光装置の特性を例示するグラフである。 実施形態に係る露光装置の特性を例示するグラフである。 実施形態に係る露光装置の特性を例示するグラフである。 実施形態に係る露光装置の到達反射率を示す模式図である。 実施形態に係る到達反射率、マスクパターン寸法およびウェーハに転写されるパターン寸法の関係を示す模式図である。 実施形態に係るマスク寸法補正係数の分布を例示する模式図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら説明する。図面中の同一部分には、同一番号を付してその詳しい説明は適宜省略し、異なる部分について説明する。なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
さらに、各図中に示すX軸、Y軸およびZ軸を用いて各部分の配置および構成を説明する。X軸、Y軸、Z軸は、相互に直交し、それぞれX方向、Y方向、Z方向を表す。また、Z方向を上方、その反対方向を下方として説明する場合がある。
図1は、実施形態に係る反射型露光マスク1を示す模式断面図である。反射型露光マスク1は、基板10と、多層膜反射層20と、キャップ層30と、を備える。多層膜反射層20は、基板10の上に設けられ、キャップ層30は、多層膜反射層20の上に設けられる。反射型露光マスク1は、キャップ層30の上面から多層膜反射層20へ掘り込まれた凹部40を有する。凹部40は、例えば、光吸収部として機能する。基板10は、例えば、透光性のガラス基板である。
多層膜反射層20は、第1膜22と、第2膜24と、を交互に積層した構造を有する。第1膜22の屈折率は、第2膜24の屈折率とは異なる。すなわち、多層膜反射層20は、屈折率の異なる層を交互に積層した構造を有する。第1膜22は、例えば、モリブデン(Mo)膜であり、第2膜24は、例えば、シリコン(Si)膜である。キャップ層30は、例えば、ルテニウム(Ru)層である。
凹部40の開口40aは、その上面視において、所定のマスクパターンの形状を有する。この例では、多層膜反射層20を掘り込んだ凹部40を有する構造を示したが、実施形態は、これに限定されない。例えば、多層膜反射層20の上に、光吸収体となる材料を選択的に配置する構造でも良い。
次に、図2および図3を参照して、実施形態に係る反射型露光マスク1の製造方法を説明する。図2(a)〜図3(b)は、反射型露光マスク1の製造過程を順に示す模式断面図である。
図2(a)に示すように、マスクブランク3を準備する。マスクブランク3は、例えば、基板10と、多層膜反射層20と、キャップ層30と、ハードマスク50と、を備える。ハードマスク50は、キャップ層30の上に設けられる。ハードマスク50には、キャップ層30および多層膜反射層20に対して選択的にエッチング可能な無機膜を用いる。
図2(b)に示すように、ハードマスク50の上にレジストマスク60を形成する。レジストマスク60は、例えば、開口部60aを有する。開口部60aは、その上面視において、所定のマスクパターンの形状を有する。レジストマスク60は、例えば、化学増幅系のポジ型レジストである。開口部60aは、例えば、電子ビーム(EB)露光装置を用いてレジストマスク60に描画され、その後、レジストマスク60を現像することにより形成される。
図3(a)に示すように、レジストマスク60を用いてハードマスク50を選択的に除去し、開口部50aを形成する。すなわち、レジストマスク60のマスクパターンがハードマスク50に転写される。
図3(b)に示すように、ハードマスク50を用いて、多層膜反射層20を選択的に除去し、凹部40を形成する。この例では、凹部40において、多層膜反射層20を全て除去し、凹部40の底面に基板10を露出させているが、多層膜反射層20の一部を残しても良い。続いて、ハードマスク50を除去し、反射型露光マスク1を完成させる。
次に、図4を参照して、実施形態に係る露光装置5について説明する。図4は、露光装置5の構成を例示する模式図である。露光装置5は、光源71と、マスクステージ73と、ウェーハステージ75と、照明光学系77と、投影光学系79と、を備える。
マスクステージ73は、例えば、反射型露光マスク1を保持する。ウェーハステージ75には、例えば、フォトレジストを塗布したウェーハ7を載置する。
照明光学系77は、光源71から出射された露光光Lexを、反射型露光マスク1に照射する。照明光学系77は、反射ミラーMP〜MPを有し、露光光Lexを反射型露光マスク1に照射する。
投影光学系79は、反射型露光マスク1により反射された露光光Lexをウェーハ7上に投影する。投影光学系79は、反射ミラーMS〜MSを有し、露光光Lexをウェーハ7上に集光する。
次に、図5〜図12参照して、実施形態に係るマスクパターンの寸法補正方法を説明する。以下の説明において、「マスクパターン」とは、例えば、光吸収部を上面視した場合の形状である。すなわち、反射型露光マスク1の凹部40の開口の形状である。また、「スペース寸法」とは、隣接する凹部40の間隔、すなわち、隣接する凹部40間の多層膜反射層20の幅である。
図5は、実施形態に係るマスクパターンの寸法補正方法を示すフローチャートである。以下、図5に示す寸法補正のステップS101〜S108を順に説明する。
ステップS101:マスクブランク3の反射率分布を測定する。例えば、図6(a)は、マスクブランク3のEUV波長域における反射スペクトルRを例示するグラフである。横軸は波長であり、縦軸は反射率である。反射スペクトルRは、例えば、マスクブランク3の表面を分割した複数の領域の内の1つの領域における反射スペクトルである。
図6(a)に示すように、マスクブランク3の反射率は、入射光の波長に依存し、13.5ナノメートル付近にピークを有する。ここでは、ピーク波長をλ、反射スペクトルRSの中心波長をλとする。中心波長λは、反射率がピーク値の1/2となる半値波長をλおよびλとするとき、λとλの中央の波長である。図6(a)に示すように、ピーク波長λと中心波長λは必ずしも一致しない。
図6(b)は、マスクブランク3の表面における中心波長λの分布を例示している。横軸および縦軸は、マスクブランク3の中心を原点とした座標を示している。
図6(c)は、マスクブランク3の表面における反射率のピーク値の分布を例示している。横軸および縦軸は、マスクブランク3の中心を原点とした座標を示している。
図6(b)および(c)に示すように、マスクブランク3の反射率のピーク値および中心波長λは、その表面において分布している。また、中心波長λの分布と反射率のピーク値の分布とは、必ずしも一致しないことが分かる。
ステップS102:ウェーハ7上の到達反射率を算出する。ここで、「到達反射率」とは、光源71から出射された露光光Lexの強度に対するウェーハ7の表面に照射される露光光Lexの強度である。すなわち、照明光学系77の反射ミラーMP〜MP、反射型露光マスク1および投影光学系79の反射ミラーMS〜MSのトータルの反射率である。
例えば、図7(a)は、照明光学系77の反射ミラーMP〜MPと、投影光学系79の反射ミラーMS〜MSと、を合わせたトータルの反射スペクトルRSMを表している。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化した反射率である。
図7(b)は、マスクブランク3の反射スペクトルRSB1を表している。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。例えば、マスクブランク3の表面を1mm角の複数の領域に分割し、反射スペクトルRSB1は、その1つの領域における反射スペクトルである。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。
図7(c)は、反射スペクトルRSMと、反射スペクトルRSB1と、を乗じた到達反射スペクトルRSW1である。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。
図8(a)は、マスクブランク3の反射スペクトルRSB2を示している。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。反射スペクトルRSB2は、図7(b)に示す反射スペクトルRSB1のピーク値で正規化されている。また、反射スペクトルRSB2は、マスクブランク3の表面において反射スペクトルRSB1を測定した領域とは別の領域において測定されたものである。図8(a)に示すように、反射スペクトルRSB2は、反射スペクトルRSB1よりも長波長側にシフトしている。
図8(b)は、反射スペクトルRSMと、反射スペクトルRSB2と、を乗じた到達反射スペクトルRSW2である。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。到達反射スペクトルRSW2は、図7(c)に示す到達反射スペクトルRSW1のピーク値により正規化されている。
図8(b)に示すように、到達反射スペクトルRSW2のピーク値は、到達反射スペクトルRSW1のピーク値よりも減少している。すなわち、マスクブランク3の反射スペクトルの中心波長λがシフトすることにより、到達反射スペクトルのピーク値は減少する。
図9(a)は、マスクブランク3の反射スペクトルRSB3を示している。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。反射スペクトルRSB3は、図7(b)に示す反射スペクトルRSB1のピーク値で正規化されている。また、反射スペクトルRSB3は、マスクブランク3の表面において反射スペクトルRSB1およびRSB2を測定した領域とは別の領域において測定されたものである。図9(a)に示すように、反射スペクトルRSB3は、反射スペクトルRSB1よりも反射率のピーク値が小さい。
図9(b)は、反射スペクトルRSMと、反射スペクトルRSB3と、を乗じた到達反射スペクトルRSW3である。横軸は、露光光の波長であり、縦軸は、正規化された反射率である。到達反射スペクトルRSW3は、図7(c)に示す到達反射スペクトルRSW1のピーク値により正規化されている。
図9(b)に示すように、到達反射スペクトルRSW3のピーク値は、到達反射スペクトルRSW1のピーク値よりも低下している。すなわち、マスクブランク3の反射スペクトルのピーク値が低下することにより、到達反射スペクトルのピーク値は減少する。
このように、マスクブランク3の反射スペクトルRSBの中心波長λもしくは反射率のピーク値が変動することにより、到達反射率のピーク値は変化する。したがって、ウェーハ7上の到達反射率は、マスクブランク3の表面において、例えば、特定の波長における反射率分布を測定するよりも、表面を分割した各領域の反射スペクトルを測定することにより、より正確に算出することができる。
図10は、マスクブランク3上の座標に対応させた到達反射率の分布を示している。ここに示す到達反射率は、マスクブランク3の各領域における反射スペクトルRSBを波長に対して積分した積分値である。すなわち、図10は、マスクブランク3上の各座標における反射スペクトルRSBの面積の分布を表している。図10中に示す領域MPは、例えば、凹部40が形成される領域を表している。領域MPは、例えば、104mm×132mmのサイズを有する。
ステップS103:例えば、図10に示す到達反射率に基づいてマスク寸法の補正量を算出する。
図11(a)は、マスクパターン間の寸法(スペース寸法)を一定としたときの、露光量と、ウェーハ7に転写されるパターンのスペース寸法と、の関係を例示するグラフである。横軸は、露光量であり、縦軸は、ウェーハ7に転写されるスペース寸法である。露光量は、露光光の輝度と露光時間の積である。例えば、到達反射率が大きい領域の露光量EX1は、到達反射率が小さい領域の露光量EX2よりも大きい。これに対応して、到達反射率が大きい領域に転写されるスペース寸法Sは、到達反射率が小さい領域に転写されるスペース寸法Sよりも広くなる。
図11(b)は、露光量を一定としたときの、スペース寸法と、ウェーハ7に転写されるスペース寸法と、の関係を示すグラフである。横軸は、スペース寸法の設計値であり、縦軸は、ウェーハ7に転写されるパターンのスペース寸法である。
例えば、ウェーハ7に転写されるスペース寸法Sは、設計値DS1に対応し、ウェーハ7に転写されるスペース寸法Sは、設計値DS2に対応する。したがって、設計値DS1とDS2との差ΔDを寸法補正量とすることができる。すなわち、到達反射率の大きい領域のマスクパターンのスペース寸法をΔDだけ狭くすることにより、転写されるスペース寸法Sを到達反射率の小さい領域におけるスペース寸法S(転写後)に近づけることができる。また、到達反射率の小さい領域のマスパターンのスペース寸法をΔDSだけ広くしても良い。
図12は、マスクブランク3の寸法補正係数の面内分布を表している。マスクブランク3の中心を原点とした座標に対し寸法補正係数を示している。この例では、到達反射率の最も小さい領域(図10参照)のスペース寸法D(設計値)を基準とした寸法補正係数(=[D−ΔD]/D)を示している。図10の到達反射率の分布と、図12の寸法補正係数の分布を比較すると、到達反射率が大きくなると寸法補正係数が小さくなることが分かる。
ステップS104:マスクブランク3に形成するマスクパターンのデータを作成する。マスクパターンを設計し、数値化されたマスクパターンデータを、例えば、データベースに保存する。
ステップS105:マスクパターンを複数の領域に分割し、各領域毎にMEEF(Mask Error Enhancement Factor)値を算出する。例えば、マスクブランク3の領域MPに形成されるマスクパターンを、1mm角の複数の部分に分割し、各部分に対して、それぞれMEEF値を算出する。例えば、マスクパターンの各部分における平均線幅もしくはパターン間の平均スペース寸法に基づいてMEEF値を算出する。
「MEEF値」は、ウェーハ上に転写されるパターンの設計寸法からのずれ量を、露光マスク上に形成されるパターンの設計寸法からのずれ量で除した指標である。MEEF値に基づいてマスクパターンの寸法を補正することにより、例えば、露光マスクの製造過程における加工精度に起因する転写パターンの不均一性を抑制することができる。
ステップS106:マスクパターンデータを補正する。例えば、図12に示すマスクブランク3の各座標における寸法補正係数を用いて、マスクパターンデータの補正を行う。さらに、マスクブランク3の各領域におけるMEEF値を用いてマスクパターンデータを補正する。MEEF値を用いてマスクパターンデータを補正することにより、転写されるマスクパターンの面内均一をさらに向上させることができる。
MEEF値は、例えば、スペース寸法が小さいほど大きくなる。したがって、スペース寸法が小さい領域においては、その幅が広くなるように補正される。また、スペース寸法の設計値が同じ部分では、MEEF値は同じである。したがって、到達反射率による補正が反映され、スペース寸法は、到達反射率が小さい領域の方が広く、到達反射率が大きい領域の方が狭くなる。例えば、EB露光装置の露光限界に基づいて設定される最小スペース寸法は、到達反射率が小さい領域において、到達反射率が大きい領域よりも広くなる。
ステップS107:マスクパターンをEB露光装置を用いて描画する。例えば、到達反射率およびMEEF値を用いて補正されたマスクパターンデータをEB露光装置のデータベースに移し、そのデータに基づいてマスクブランク3上に形成されたレジスト膜をEB露光する。これにより、マスクブランク3上にレジストマスク60を形成する(図2(b)参照)。
ステップS108:マスクブランク3に光吸収部を形成する。例えば、図3(b)に示すように、マスクパターンをハードマスク50に転写後、多層膜反射層20を選択的に除去することにより、光吸収部として機能する凹部40を形成する。
マスクブランク3には、複数の光吸収部が形成される。各光吸収部は、多層膜反射層20の上面視において、それぞれが設けられた部分の反射率に依存したサイズのパターンを有する。例えば、複数のパターンのうちの第1の反射率を有する部分に設けられた第1パターン間の最小スペース寸法は、第1の反射率よりも高い第2の反射率を有する部分に設けられた第2パターン間の最小スペース寸法よりも広い。また、第1パターンと第2パターンが相似形である場合、第1パターン間のスペース寸法は、それに対応する第2パターンのスペース寸法よりも広い。さらに、第2の反射率は、複数の光吸収部が設けられた複数の部分のうちの第2パターンが設けられた部分を除く他の部分の反射率よりも低く、第2パターン間のスペース寸法は、他の部分に設けられたパターン間のスペース寸法よりも広い。
上記のステップS102、S103、S105およびS106は、例えば、コンピュータにより実行される。コンピュータのCPUは、反射層の表面における複数の領域のそれぞれにおいて測定された反射スペクトルと、露光光学系の反射スペクトルと、に基づいた到達反射率を算出するステップと、複数の領域のそれぞれに形成されるマスクパターンのMEEF値を算出するステップと、複数の領域のそれぞれにおいて、到達反射率およびMEEF値に基づいて、マスクパターンの寸法を補正するステップと、を含むプログラムを実行する。また、上記のステップは、例えば、露光装置の制御部に含まれるマイクロプロセッサにより実行しても良い。
本実施形態に係る反射型露光マスクの製造方法では、到達反射率に基づいてマスクパターンの寸法補正を行う。これにより、ウェーハ7上に転写されるマスクパターンの均一性を向上させることができる。さらに、MEEF値に基づいたマスクパターンの寸法補正を行ことにより、転写パターンの均一性をさらに向上させることができる。
本実施形態に係る反射型露光マスクの製造方法では、反射率分布が大きいためにスペックアウトされたマスクブランクを用いることができる。これにより、反射型露光マスク1を低価格で製造することも可能である。また、マスクブランク3の製造プロセスにおけるTAT(Turn Around Time)を短くすることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1・・・反射型露光マスク、 3・・・マスクブランク、 5・・・露光装置、 7・・・ウェーハ、 10・・・基板、 13・・・波長、 20・・・多層膜反射層、 22、24・・・膜、 30・・・キャップ層、 40・・・凹部、 40a・・・開口、 50・・・ハードマスク、 50a、60a・・・開口部、 60・・・レジストマスク、 71・・・光源、 73・・・マスクステージ、 75・・・ウェーハステージ、 77・・・照明光学系、 79・・・投影光学系、 λ、λ・・・半値波長、 λ・・・中心波長、 λ・・・ピーク波長、 DS1、DS2・・・設計値、 EX1、EX2・・・露光量、 Lex・・・露光光、 MP・・・領域、 MP〜MP、MS〜MS・・・反射ミラー、 R、RSB、RSB1〜RSB3、RSM・・・反射スペクトル、 RSW1〜RSW3・・・到達反射スペクトル、 S101〜S108・・・ステップ

Claims (3)

  1. 反射層の表面における複数の領域のそれぞれにおいて反射スペクトルを測定し、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて、露光光学系の反射スペクトルと、前記反射スペクトルと、に基づいた到達反射率を算出し、
    前記到達反射率の分布に基づいて、前記複数の領域に形成される光吸収部のパターンの寸法を補正する反射型露光マスクの製造方法。
  2. 前記複数の領域のそれぞれに形成される前記光吸収部のパターンに対し、MEEF値を算出し、
    前記MEEF値に基づいて前記光吸収部のパターンの寸法を補正する請求項記載の反射型露光マスクの製造方法。
  3. 反射層の表面における複数の領域のそれぞれにおいて測定された反射スペクトルと、露光光学系の反射スペクトルと、に基づいた到達反射率を算出するステップと、
    前記複数の領域のそれぞれに形成されるマスクパターンのMEEF値を算出するステップと、
    前記複数の領域のそれぞれにおいて、前記到達反射率および前記MEEF値に基づいて、前記マスクパターンの寸法を補正するステップと、をコンピュータに実行させるマスクパターン作製プログラム。
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