JP6416175B2 - 通話システム - Google Patents

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Description

この発明は通話システムに関し、特に舶用VoIP(Voice over Internet Protocol)通信システムを構築するIP交換機システムに関するものである。
舶用VoIPシステムを構築するIP交換機システムで実現される通話システムは、例えば、IP交換機及び端末機器(IP(Internet Protocol)電話)を船内ネットワーク(伝送媒体)に接続した構成となっている。
このようなIP交換機システムにおいて、構内VoIPなどでは、保守性及び信頼性を維持するために、IP交換機や遠隔ユニット(ゲートウェイ)の内部構成を二重化し、現用と待機を切り替える機能を備えている構成が、例えば特許文献1に開示されている。
また、複数のIP交換機を用いたIP交換機システムにおいて、IP交換機に障害が発生した場合及び保守作業時には、IP交換機の負荷(収容電話端末)のバランスをとりながらコネクションを確立し直す機能を備えた構成が、例えば、特許文献2に開示されている。
特開2006−100900号公報 特開2006−101352号公報
しかしながら、特許文献1で開示されたシステムでは、IP交換機や遠隔ユニットの内部構成をすべて二重化する必要があるため装置構成が複雑化し、二重切替時の処理内容も複雑な処理が必要となるという問題点があった。
また、特許文献2で開示されたシステムも装置構成及び処理内容が複雑であり、さらに、IP交換機に障害が発生した場合及び保守作業時には、IP交換機を切り替えるべく、コネクションを確立し直すための再コネクション処理が必要となるため、既存の通話が一旦途切れるという問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたもので、比較的簡単な構成で、使用中のIP交換機の異常時におけるバックアップ処理を行うことができる、通話システムを得ることを目的とする。
この発明に係る請求項1記載の通話システムは、所定の伝送媒体に接続可能な複数の端末機器と、前記所定の伝送媒体に接続される第1及び第2のIP交換機とを備える通話システムであって、前記第1のIP交換機は、第1の管理CPUと、前記複数の端末機器に関する端末機器情報を第1の格納端末機器情報として格納する第1のデータベースと、前記第1の格納端末機器情報を参照して、第1の通話接続動作及び第1の情報更新動作を含む第1のSIP処理を行う第1のSIPサーバとを有し、前記第1の通話接続動作は前記複数の端末機器を通話対象とし、前記第1のSIPサーバが介在して前記複数の端末機器うち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、前記第1の情報更新動作は、前記端末機器情報に変化が生じた場合に前記第1の格納端末機器情報を更新する動作であり、前記第2のIP交換機は、第2の管理CPUと、前記複数の端末機器に関する端末機器情報を第2の格納端末機器情報として格納する第2のデータベースと、前記第2の格納端末機器情報を参照して、第2の通話接続動作及び第2の情報更新動作を含む第2のSIP処理を行う第2のSIPサーバとを有し、前記第2の通話接続動作は前記複数の端末機器を通話対象とし、前記第2のSIPサーバが介在して前記複数の端末機器うち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、前記第2の情報更新動作は、前記端末機器情報に変化が生じた場合に前記第2の格納端末機器情報を更新する動作であり、通常時において、前記第1及び第2のSIPサーバうち、前記第1のSIPサーバの前記第1のSIP処理のみが有効とされ、前記第2のSIPサーバは待機用サーバとして前記第2のSIP処理が実行不能に設定され、前記第1の管理CPUの管理下で、前記第1のデータベースに格納される前記第1の格納端末機器情報に変化が生じた際、前記第1の格納端末機器情報を前記第2のIP交換機に向けて送信する格納情報転送動作を実行し、前記第2の管理CPUの制御下で、受信した前記第1の格納端末機器情報が前記第2のデータベースの前記第2の格納端末機器情報として格納され、前記第1のIP交換機の異常発生時において、前記第2のSIPサーバの前記第2のSIP処理を有効とする交換機切替動作が実行されることを特徴とする
請求項1記載の本願発明の通話システムは、上記交換機切替動作を実行することにより、第1のIP交換機に異常が発生しても、第1のIP交換機の第1のSIPサーバの第1のSIP処理から、第2のIP交換機の第2のSIPサーバによる第2のSIP処理に速やかに切り替えることができる。その結果、複数の端末機器のユーザに何ら負担を強いることなく、バックアップ処理を実現することができる。
この際、第1のSIPサーバの第1のSIP処理から、第2のSIPサーバの第2のSIP処理への切替動作という比較的簡単な交換機切替動作で上記バックアップ処理を実現することができる。
さらに、通常時、格納情報転送動作によって、第1の格納端末機器情報に変化が生じた際、第1の格納端末機器情報が第2のデータベースの前記第2の格納端末機器情報として転送されるため、交換機切替動作後において、第2のSIPサーバは、第1の格納端末機器情報の最新内容と同一内容の第2の格納端末機器情報を参照して第2のSIP処理を支障無く行うことができる。
したがって、第1のSIPサーバが介在した第1の通話接続動作の実行中に第1のIP交換機に異常が発生しても、上記バックアップ処理によって、第2のSIPサーバが介在した第2の通話接続動作に速やかに切り替わるため、交換機切替動作前後において、少なくとも2つの端末機器間の通話を支障なく継続することができる。
加えて、第1のIP交換機と実質同一構成の第2のIP交換機を追加すれば上記バックアップ処理が実現できるため、比較的簡単なシステム構成で上述した効果を発揮することができる。
この発明の実施の形態であるIP交換機システムの構成を示すブロック図である。 本実施の形態のIP交換機システムの通常動作を示す説明図である。 本実施の形態のIP交換機システムよるバックアップ処理(その1)を説明する説明図である。 IP交換機に異常が発生した(第1の異常ケース)後におけるIP交換機システムの状態を模式的に示す説明図である。 本実施の形態のIP交換機システムよるバックアップ処理(その2)を説明する説明図である。 IP交換機に異常が発生した(第2の異常ケース)後におけるIP交換機システムの状態を模式的に示す説明図である。
<実施の形態>
図1はこの発明の実施の形態であるIP交換機システム(通信システム)100の構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態のIP交換機システム100は、伝送媒体4(所定の伝送媒体)に接続可能な端末機器41〜44(複数の端末機器)と、伝送媒体4に接続されるIP交換機1及び2とを備えて構成される。
端末機器41〜44は各々が伝送媒体4に接続可能なIP電話として機能する。図1では端末機器41〜44が全て伝送媒体4に接続されている状態を示している。なお、伝送媒体4としては例えば有線あるいは無線によるネットワークが考えられる。また、端末機器41〜44は説明の都合上、4つの端末機器を示したにすぎず、実際には5以上の端末機器が伝送媒体4に接続可能な状態となっている可能性が高い。
IP交換機1(第1のIP交換機)は、管理CPU31(第1の管理CPU)、電話端末データベース21(第1のデータベース)、及びSIPサーバ11(第1のSIPサーバ)を有している。
電話端末データベース21は端末機器41〜44に関する端末機器情報を、データベース情報D21(第1の格納端末機器情報)として格納する。なお、端末機器情報としては端末機器41〜44それぞれのIPアドレス、電話番号、操作情報、通話情報等が含まれる。
SIPサーバ11は、データベース情報D21を参照して、第1の通話接続動作及び第1の情報更新動作を含む第1のSIP処理を行う。第1の通話接続動作はSIPサーバ11が介在して端末機器41〜44のうち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、第1の情報更新動作は端末機器情報に変化が生じた場合にデータベース情報D21を更新する動作である。
IP交換機2(第2のIP交換機)は、管理CPU32(第2の管理CPU)、電話端末データベース22(第2のデータベース)、及びSIPサーバ12(第2のSIPサーバ)を有している。
電話端末データベース22は端末機器41〜44に関する端末機器情報を、データベース情報D22(第2の格納端末機器情報)として格納する。
SIPサーバ12は、データベース情報D22を参照して、第2の通話接続動作及び第2の情報更新動作を含む第2のSIP処理を行う。第2の通話接続動作はSIPサーバ12が介在して端末機器41〜44のうち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、第2の情報更新動作は、端末機器情報に変化が生じた場合にデータベース情報D22を更新する動作である。
このような構成のIP交換機システム100は、通常時において、IP交換機1及び2のうち、SIPサーバ11の上記第1のSIP処理のみが有効とされ、SIPサーバ12は待機用サーバとして上記第2のSIP処理が実行不能に設定される。すなわち、実施の形態のIP交換機システム100は、図1に示すように、初期設定時において、IP交換機1が「現用」に設定され、IP交換機2が「待機用」に設定される。
舶用VoIP通信システムで用いられるSIP(Session Initiation Protocol)では、端末機器41〜44は伝送媒体4に接続時に、IP交換機1内のSIPサーバ11に対して、定周期に端末機器41〜44それぞれの端末機器情報を登録する処理である?レジストリ処理を行い、登録された端末機器に関する端末機器情報は全て電話端末データベース21のデータベース情報D21として蓄積される。
さらに、通常時において、IP交換機1は、管理CPU31の管理下で、電話端末データベース21に格納されるデータベース情報D21に変化が生じると、データベース情報D21を伝送媒体4を介してIP交換機2に向けて送信する格納情報転送動作を実行する。一方、IP交換機2は、管理CPU32の制御下で、受信したデータベース情報D21をデータベース情報D22としてとして格納する。
このように、通常時は、IP交換機1及び2間でデータベース情報D21を転送する上記格納情報転送動作が実行される。
そして、本実施の形態のIP交換機システム100は、IP交換機1の異常発生時において、IP交換機2のSIPサーバ12の上記第2のSIP処理を有効とする交換機切替動作が実行されることを特徴としている。
以下、交換機切替動作について説明する。端末機器41〜44それぞれには、使用対象となるSIPサーバ用のIPアドレスとしてSIP用IPアドレスが予め設定されており、端末機器41〜44はSIP用IPアドレスを有するSIPサーバに向けて種々のコマンドを送信することができる。
通常時において、SIPサーバ11のIPアドレスが上記SIP用IPアドレスに設定され、SIPサーバ12のIPアドレスが上記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに設定される。したがって、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ11の第1のSIP処理のみが有効とされ、SIPサーバ12の第2のSIP処理が無効とされる結果、IP交換機1が「現用」に設定され、IP交換機2が「待機用」に設定される。
一方、IP交換機1の異常発生時において、管理CPU32の制御下でIP交換機2のSIPサーバ12のIPアドレスを上記SIP用IPアドレスに設定する、IPアドレス設定動作が上記交換機切替動作として実行される。
すなわち、上述した交換機切替動作は、SIPサーバ12のIPアドレスを上記SIP用IPアドレスに設定する、IPアドレス設定動作を含んでいる。
(通常動作)
図2は本実施の形態のIP交換機システム100によって通常時に実行される、通常動作を示す説明図である。図2で示す通常動作は、端末機器41と端末機器42との通話を実現している。なお、図2並びに後述する図3及び図5において、端末機器41の使用者をユーザAとして、端末機器42の使用者をユーザBとしている。
通常時は、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ11のみにSIP用IPアドレスが設定されているため、SIPサーバ11が端末機器41〜44間で使用されるSIPサーバとして機能し、SIPサーバ12は端末機器41〜44間においてその存在が無視される。すなわち、図1に示すように、SIPサーバ12は実質的に機能停止領域R2に設定されるネットワーク仮想化を実現することになる。
まず、ユーザAが端末機器41の電源をオン(ON)することにより、端末機器41の端末情報(IPアドレス,電話番号)の登録作業を指示するコマンドである「レジストリ(Register)」がSIPサーバ11に要求される。SIPサーバ11はレジストリが指示する端末機器41の端末情報を電話端末データベース21のデータベース情報D21として格納する。その後、SIPサーバ11は端末機器41にレジストリの登録完了を指示するコマンドである「200 OK」を出力する。その結果、SIPサーバ11は端末機器41からのレジストリを受けることにより、端末機器41が伝送媒体4に接続されたことを認識することができる。
次に、ユーザBが端末機器42の電源をオンすることにより、端末機器42の端末情報(IPアドレス,電話番号)の登録作業を指示するコマンドであるレジストリ(Register)がSIPサーバ11に要求される。SIPサーバ11はレジストリが指示する端末機器42の端末情報を電話端末データベース21のデータベース情報D21として格納する。その後、SIPサーバ11は端末機器42にレジストリの登録完了を指示するコマンドである「200 OK」を出力する。その結果、SIPサーバ11は端末機器42からのレジストリを受けることにより、端末機器41に加え端末機器42が伝送媒体4に接続されたことを認識することができる。
なお、図2では図示しないが、端末機器41及び42は、自身が伝送媒体4に繋がっていることを示す接続確認情報を定期的にSIPサーバ11に送信する。SIPサーバ11は端末機器41及び42からの定期的な情報確認情報が途切れた場合、当該端末機器は伝送媒体4から離脱したと認識する。
その後、ユーザAは、端末機器41をオフフック状態にし、端末機器41からダイヤルトーンを出力可能にし、端末機器42の電話番号をダイヤルする。すると、端末機器41から、端末機器42の電話番号に基づく呼び出し要求を指示するコマンド「Invite TO:B」をSIPサーバ11に向けて送信する。コマンド「Invite TO:B」を受けたSIPサーバ11は、端末機器42の呼び出し要求の完了を通知するコマンドである「100 Trying」を端末機器42に返信する。
その後、SIPサーバ11は電話端末データベース21に格納されたデータベース情報D21を参照して、受信した電話番号に対応する端末機器42のIPアドレスを認識し、端末機器42に向けて、端末機器41から端末機器42に対する呼び出し要求を指示する「Invite TO:B」を端末機器42に送信する。
コマンド「Invite TO:B」を受けた端末機器42は、端末機器42の呼び出し要求の完了を通知するコマンドである「100 Trying」及び呼び出し音鳴動中を指示するコマンドである「180 Ringing」をSIPサーバ11に返信する。コマンド「180 Ringing」はSIPサーバ11からさらに端末機器41に送信される。
その後、ユーザBが端末機器42をオフフック状態にすると、オフフック完了を指示するコマンドである「200 OK」及びセッション確立を指示するコマンドである「ACK」が端末機器42からSIPサーバ11に向けて送信される。
一方、コマンド「200 OK」を受けたSIPサーバ11は、端末機器41に「200 OK」を送信する。その後、コマンド「ACK」が端末機器42からSIPサーバ11に向けて送信されることにより、SIPサーバ11を介在した端末機器41及び42間のセッションが確立し、RTP(Real-time Transport Protocol)を用いた通話が可能となる。このように、SIPサーバ11によって、SIPサーバ11を介在した端末機器41及び42間の第1の通話接続動作が実行される。
その後、ユーザAがオンフック状態にすると、切断を指示するコマンドである「BYE」が端末機器41からSIPサーバ11に向けて送信される。すると、SIPサーバ11から端末機器41に向けて切断完了を指示する「200 OK」が返信される。
同様にして、ユーザBがオンフック状態にし、コマンド「BYE」が端末機器42からSIPサーバ11に向けて送信されると、SIPサーバ11から端末機器42に向けてコマンド「200 OK」が返信される。その結果、端末機器41及び42間の通話接続が完全に遮断状態となる。
上述した通常動作時において、SIPサーバ11は、端末機器41及び42との送受信により、端末機器41及び42それぞれの端末情報として、端末機器41及び42それぞれの電話番号、IPアドレス、操作情報、通話情報を認識し、その内容に変更が生じるごとにデータベース情報D21の内容を更新する第1の情報更新動作を実行する。なお、操作情報には、ユーザが端末機器に対して行う操作内容を指示する情報が含まれ、通話情報には、通話中,呼び出し中等の通話状態を指示する情報が含まれる。
このように、実施の形態のIP交換機システム100は通常時において、SIPサーバ11による第1のSIP処理(第1の通話接続動作及び第1の情報更新動作)が実行される。
さらに、上記通常動作において、IP交換機1及び2において、管理CPU31及び32の制御下でデータベース情報D21を転送する格納情報転送動作が実行される。
図2では、データベース情報D21の格納情報転送動作に関し、説明の都合上2箇所のみ示しているが、実際には、データベース情報D21に変化が生じる際、常に格納情報転送動作が実行される。
(IP交換機1の異常時発生時のバックアップ処理(その1))
図3は本実施の形態のIP交換機システム100によってIP交換機システム100の異常発生時に実行される、バックアップ処理(その1)を説明する説明図である。
図3で示すバックアップ処理は、端末機器41と端末機器42との通話が実現される前の異常発生時刻T1にIP交換機1が発生した場合の状況を示している。
異常発生時刻T1までの通常時は、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ11のみにSIP用IPアドレスが設定されているため、SIPサーバ11が端末機器41〜44間で使用されるSIPサーバとして機能し、SIPサーバ12は端末機器41〜44間においてその存在が無視される。
なお、IP交換機1の異常は、電話端末データベース21の破損、SIPサーバ11の暴走等、SIPサーバ11あるいは電話端末データベース21に障害が生じているが、管理CPU31は正常動作可能な第1の異常ケースを例に挙げて説明する。
以下、異常発生時刻T1までは、図2で示した通常動作と同様であるため、説明を省略する。
図4はIP交換機1に異常が発生した(第1の異常ケース)後におけるIP交換機システム100の状態を模式的に示す説明図である。
以下、図3及び図4を参照して、異常発生時刻T1後におけるIP交換機システム100のバックアップ処理を説明する。
コマンド「Invite TO:B」を受けたSIPサーバ11が、端末機器42の呼び出し要求の完了を通知するコマンドである「100 Trying」を端末機器42に返信した後、SIPサーバ11から端末機器42に向けて、コマンド「Invite TO:B」を端末機器42に送信する前のタイミングである異常発生時刻T1にIP交換機1に異常が発生し、当該異常がIP交換機1の管理CPU31によって認識される。
異常発生時刻T1直後おいて、管理CPU31は、IP交換機1の異常発生を認識すると、伝送媒体4を介してIP交換機1の異常を指示する異常認識信号をIP交換機2に向けて送信するともに、SIPサーバ11のIPアドレスを上記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに変更するIPアドレス解除動作を行う。
一方、IP交換機2の管理CPU32は、伝送媒体4を介した上記異常認識信号の受信により、IP交換機1の異常発生を認識すると、SIPサーバ12のIPサーバのIPアドレスを上記SIP用IPアドレスに設定するIPアドレス設定動作を行う。なお、管理CPU32は内部メモリ等に記憶する等により、上記SIP用IPアドレスの内容を予め認識している。
その結果、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ12のみにSIP用IPアドレスが設定されているため、SIPサーバ12が端末機器41〜44間で使用されるSIPサーバとして機能し、SIPサーバ11は端末機器41〜44間においてその存在が無視される。
すなわち、図4に示すように、異常発生時刻T1以降は、IP交換機1は障害発生IP交換機1Fとして認識され、SIPサーバ11は実質的に機能停止領域R1に設定され、SIPサーバ12はSIPサーバ11の第1のSIP処理に代わって第2のSIP処理を実行する。このように、異常発生時刻T1以降は、IP交換機2が「現用」となる。
一方、異常発生時刻T1までの通常動作時において、IP交換機1及び2で、管理CPU31及び32の制御下で、データベース情報D21が変化する度に、データベース情報D21を転送する格納情報転送動作が実行されている。なお、図3では、説明の都合上2箇所のみ示しているが、実際には、端末機器41及び42は勿論、端末機器43や端末機器44の端末機器情報が変化し、データベース情報D21の内容が更新される毎に、上記格納情報転送動作が実行される。
このように、データベース情報D21の内容が変化する毎にIP交換機1及び2間で上記格納情報転送動作が実行されているため、電話端末データベース22には異常発生時刻T1直前におけるデータベース情報D21の内容、すなわち、端末機器41〜44における最新の端末機器情報がデータベース情報D22として格納されている。
したがって、SIPサーバ12は電話端末データベース22のデータベース情報D22を参照して第2のSIP処理を何ら支障なく継続することができる。以下、この点を詳述する。
前述したように、端末機器情報には端末機器41及び42の操作情報や通話情報が含まれている。すなわち、呼び出し元の端末機器、呼び出し先の端末機器を含む通話情報も端末機器情報に含まれている。したがって、端末機器41が呼び出し要求を指示するコマンド「Invite TO:B」の送信後にIP交換機1に異常が生じても、呼び出し元端末機器として端末機器41が、呼び出し先端末機器として端末機器42がデータベース情報D22の通話情報として格納されている。このため、異常発生時刻T1以降において、IP交換機2のSIPサーバ12が支障無く第2のSIP処理を実行することができる。
SIPサーバ12は、データベース情報D22を参照して、端末機器41から端末機器42に対する呼び出し要求を指示するコマンド「Invite TO:B」を端末機器42に送信する。
コマンド「Invite TO:B」を受けた端末機器42は、コマンド「100 Trying」及びコマンド「180 Ringing」をSIPサーバ12に返信する。コマンド「180 Ringing」はSIPサーバ12から、さらに端末機器41に送信される。
その後、ユーザBが端末機器42をオフフック状態にすると、コマンド「200 OK」及びコマンド「ACK」が端末機器42からSIPサーバ12に向けて送信される。
一方、コマンド「200 OK」を受けたSIPサーバ12は、端末機器41にコマンド「200 OK」を送信する。その後、コマンド「ACK」が端末機器42からSIPサーバ11に向けて送信されることにより、SIPサーバ12を介在した端末機器41及び42間のセッションが確立し、RTPを用いた通話が可能となる。このように、SIPサーバ12によって、SIPサーバ12を介在した端末機器41及び42間の第2の通話接続動作が実行される。
その後、ユーザAがオンフック状態にし、コマンド「BYE」が端末機器41からSIPサーバ12に向けて送信されると、SIPサーバ12から端末機器41に向けてコマンド「200 OK」が返信される。
同様にして、ユーザBがオンフック状態にし、コマンド「BYE」が端末機器42からSIPサーバ12に向けて送信されると、SIPサーバ12から端末機器42に向けてコマンド「200 OK」が返信される。その結果、端末機器41及び42間の通話接続が完全に遮断状態となる。
SIPサーバ12は、異常発生時刻T1以降において、端末機器41及び42との送受信により、端末機器41及び42それぞれの端末情報として、端末機器41及び42それぞれの電話番号、IPアドレス、操作情報及び通話情報を認識し、その内容に変更が生じるごとにデータベース情報D22の内容を更新する第2の情報更新動作を実行する。
このように、実施の形態のIP交換機システム100はバックアップ処理として、IP交換機1のSIPサーバ11に替わって、IP交換機2のSIPサーバ12による第2のSIP処理(第2の通話接続動作及び第2の情報更新動作)が実行される。
(IP交換機1の異常時発生時のバックアップ処理(その2))
図5は本実施の形態のIP交換機システム100によってIP交換機システム100の異常発生時に実行される。バックアップ処理(その2)を説明する。
図5で示すバックアップ処理は、端末機器41と端末機器42との通話中の異常発生時刻T2にIP交換機1が発生した場合の状況を示している。
異常発生時刻T2までの通常時は、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ11のみにSIP用IPアドレスが設定されているため、SIPサーバ11が端末機器41〜44間で使用されるSIPサーバとして機能し、SIPサーバ12は端末機器41〜44間においてその存在が無視される。
なお、IP交換機1の異常は、図3の場合と同様、管理CPU31は正常動作可能な第1の異常ケースを例に挙げて説明する。
以下、異常発生時刻T2までは、図2で示した通常動作と同様であるため、説明を省略する。
以下、図5及び図4を参照して、異常発生時刻T2後におけるIP交換機システム100のバックアップ処理を説明する。
RTPを用いて通話中の異常発生時刻T2直後おいて、管理CPU31は、IP交換機1の異常発生を認識すると、伝送媒体4を介してIP交換機1の異常を指示する異常認識信号をIP交換機2に向けて送信するともに、SIPサーバ11のIPアドレスを上記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに変更するIPアドレス解除動作を行う。
一方、IP交換機2の管理CPU32は、伝送媒体4を介して受ける上記異常認識信号の受信により、IP交換機1の異常発生を認識すると、SIPサーバ12のIPサーバのIPアドレスを上記SIP用IPアドレスに設定するIPアドレス設定動作を行う。
その結果、SIPサーバ11及び12のうち、SIPサーバ12のみにSIP用IPアドレスが設定されているため、SIPサーバ12が端末機器41〜44間で使用されるSIPサーバとして機能し、SIPサーバ11は端末機器41〜44間においてその存在が無視される。
すなわち、図4に示すように、異常発生時刻T2以降は、IP交換機1は障害発生IP交換機1Fとして認識され、SIPサーバ11は実質的に機能停止領域R1に設定され、SIPサーバ12はSIPサーバ11の第1のSIP処理に代わって第2のSIP処理を実行する。このように、異常発生時刻T2以降は、IP交換機2が「現用」となる。
一方、異常発生時刻T2までの通常動作時において、IP交換機1及び2で、管理CPU31及び32の制御下で、データベース情報D21が変化する度に、データベース情報D21を転送する上記格納情報転送動作が実行されている。なお、図5では、説明の都合上3箇所のみ示している。
このように、データベース情報D21の内容が変化する毎にP交換機1及び2間で上記格納情報転送動作が実行されているため、電話端末データベース22には異常発生時刻T2直前におけるデータベース情報D21の内容、すなわち、端末機器41〜44における最新の端末機器情報がデータベース情報D22として格納されている。
したがって、SIPサーバ12は電話端末データベース22のデータベース情報D22を参照して第2のSIP処理における第2の通話接続動作を、SIPサーバ11による第1の通話接続動作から、何ら支障なく継続することができる。
すなわち、異常発生時刻T2以前はSIPサーバ11を介在した端末機器41及び42間の通話(RTP)が行われ、異常発生時刻T2以降はSIPサーバ12を介在した端末機器41及び42間の通話(RTP)が行われる結果、ユーザA及びユーザBは、IP交換機1の異常の影響を全く受けることなく、通話が継続される。以下、この点を詳述する。
前述したように、端末機器情報には端末機器41及び42の操作情報や通話情報が含まれている。したがって、端末機器41あるいは端末機器42が「保留」の操作ボタンをオン状態を維持している場合、「保留」継続を指示する操作情報がデータベース情報D22として格納されている。したがって、異常発生時刻T2以降において、IP交換機2のSIPサーバ12が支障無く第2のSIP処理を実行することができる。
なお、図5では、説明の都合上、SIPサーバ11が介在した端末機器41及び42間の通話(第1の通話)と、SIPサーバ12が介在した端末機器41及び42間の通話(第2の通話)とを離散して示している。
しかしながら、実際には交換機切替動作は異常発生時刻T2直後に速やかに行われており、第1及び第2の通話が連続的に実行されるため、ユーザA及びユーザBのRTPを用いた通話に支障を来すことはない。
その後、ユーザAがオンフック状態にし、コマンド「BYE」が端末機器41からSIPサーバ12に向けて送信されると、SIPサーバ12から端末機器41に向けてコマンド「200 OK」が返信される。
同様にして、ユーザBがオンフック状態にし、コマンド「BYE」が端末機器42からSIPサーバ12に向けて送信されると、SIPサーバ12から端末機器42に向けてコマンド「200 OK」が返信される。その結果、端末機器41及び42間が通話接続が遮断状態となる。
SIPサーバ12は、異常発生時刻T2以降において、端末機器41及び42との送受信により、端末機器41及び42それぞれの端末情報として、端末機器41及び42それぞれの電話番号、IPアドレス、操作情報、通話情報を認識し、その内容に変更が生じるごとにデータベース情報D21の内容を更新する第2の情報更新動作を実行する。
このように、実施の形態のIP交換機システム100はバックアップ処理(その2)において、SIPサーバ12による第2のSIP処理(第2の通話接続動作及び第2の情報更新動作)が実行される。
(他の態様)
図6はIP交換機1に異常が発生した(第2の異常ケース)後におけるIP交換機システム100の状態を模式的に示す説明図である。
図3及び図5で示しバックアップ処理では、IP交換機1の異常は、SIPサーバ11あるいは電話端末データベース21に障害が生じており、管理CPU31は正常動作可能な第1の異常ケースを取り上げた。
しかしながら、IP交換機1への電源遮断等、管理CPU31を含むIP交換機1全体に障害が生じ、図6に示すように、IP交換機1全体が動作不能領域R10となり、管理CPU31も正常動作不能な第2の異常ケースの場合を考える。
第2の異常ケースでは以下のように交換機切替動作が行われる。第2の異常ケースに対応すべく、本実施の形態のIP交換機システム100は、通常動作時において、管理CPU31及び32間で伝送媒体4を介して定期的に通信するCPU間通信をさらに実施している。
そして、管理CPU32は、上記CPU間通信が予め設定した上限時間(所定の上限時間)を超えて不能状態となると、IP交換機1の異常発生を認識し、SIPサーバ12のIPサーバのIPアドレスを上記SIP用IPアドレスに設定するIPアドレス設定動作を行う。
なお、第2の異常ケースの場合、管理CPU31が正常動作不能ため、SIPサーバ11のIPアドレスを上記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに変更するIPアドレス解除動作を行うことはできない。すなわち、第2の異常ケースでは交換機切替動作としてIPアドレス設定動作のみを実行することになる。
しかしながら、管理CPU31が動作不能の場合は、電源供給遮断等によりIP交換機1全体が動作不能になっていると想定されるため、上記IPアドレス解除動作が実行されずSIPサーバ11のIPアドレスがSIP用IPアドレスを維持しても、SIPサーバ11が第1のSIP処理を行うことはなく、SIPサーバ12による第2のSIP処理に支障を来すことはない。
(効果)
本実施の形態のIP交換機システム100(通話システム)は、上記交換機切替動作を実行することにより、IP交換機1(第1のIP交換機)に異常が発生しても、IP交換機1のSIPサーバ11(第1のSIPサーバ)による第1のSIP処理から、IP交換機2(第2のIP交換機)のSIPサーバ12(第2のSIPサーバ)による第2のSIP処理に速やかに切り替えることができる。その結果、端末機器41〜44(複数の端末機器)のユーザに何ら負担を強いることなく、バックアップ処理を実現することができる。
この際、SIPサーバ11の第1のSIP処理から、SIPサーバ12の第2のSIP処理への切替動作という比較的簡単な交換機切替動作で上記バックアップ処理を実現することができる。
さらに、通常時、上記格納情報転送動作によって、電話端末データベース21(第1のデータベース)に格納されたデータベース情報D21(第1の格納端末機器情報)が電話端末データベース22(第2のデータベース)のデータベース情報D22(第2の格納端末機器情報)として転送されている。
上記格納情報転送動作は、データベース情報D21に変化が生じた際に実行されるため、上記交換機切替動作後において、電話端末データベース21に格納されるデータベース情報D21の最新内容と同一内容のデータベース情報D22となる。このため、上記交換機切替動作後において、SIPサーバ12はデータベース情報D22を参照して第2のSIP処理を何ら支障無く行うことができる。
したがって、SIPサーバ11が介在した第1の通話接続動作の実行中にIP交換機1に異常が発生しても、上記バックアップ処理によって、SIPサーバ12が介在した第2の通話接続動作に速やかに切り替わるため、交換機切替動作前後において、例えば、図5で示した端末機器41及び42間等、少なくとも2つの端末機器間の通話を支障なく継続することができる。すなわち、船内の通話に与える影響を最小限に抑えることが可能となる。
加えて、IP交換機システム100は、IP交換機1と実質同一構成のIP交換機2を追加することにより、上記バックアップ処理を実行可能にしているため、比較的簡単なシステム構成で上述した上述した効果を発揮することができる。
具体的には、遠隔ユニットや端末機器側での特別な機能をもたせることなく、伝送媒体4に接続された端末機器41〜44間の通話状態を維持したままで、船内の通話に与える影響を最小限に抑えることが可能となる。このように、本実施の形態のIP交換機システム100は、部品配置スペースの制約がある舶用IP交換機にとって最適なシステムとなる。
さらに、本実施の形態のIP交換機システム100は、交換機切替動作として比較的簡単なIPアドレス設定動作を実行することにより、IP交換機1の異常発生時に、端末機器41〜44の使用対象となるSIPサーバとしてSIPサーバ12を設定することができる。
さらに、第1の異常ケースの場合、交換機切替動作としてIPアドレス解除動作をさらに実行して、SIPサーバ11のIPアドレスをSIP用IPアドレス以外のIPアドレスに変更することにより、交換機切替動作後にSIPサーバ11が第1のSIP処理を行う不具合を確実に回避することができる。
加えて、本実施の形態の他の態様は、通常時に管理CPU31及び32間でCPU間通信を行うことにより、IP交換機1の第1の管理CPUが動作不能な第2の異常ケースにおいても、支障なく交換機切替動作を実行することができる。
(その他)
なお、上述した実施の形態では、上記格納情報転送動作は、データベース情報D21に変化が生じた際に実行されたが、上記格納情報転送動作を定期的に行うようにしても良い。この場合、格納情報転送動作の実行間隔は比較的短い3秒程度とすることにより、データベース情報D21の最新内容をデータベース情報D22として電話端末データベース22内に格納しておくことができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1,2 IP交換機
4 伝送媒体
11,12 SIPサーバ
21,22 電話端末データベース
31,32 管理CPU
41〜44 端末機器

Claims (4)

  1. 所定の伝送媒体に接続可能な複数の端末機器と、前記所定の伝送媒体に接続される第1及び第2のIP交換機とを備える通話システムであって、
    前記第1のIP交換機は、
    第1の管理CPUと、
    前記複数の端末機器に関する端末機器情報を第1の格納端末機器情報として格納する第1のデータベースと、
    前記第1の格納端末機器情報を参照して、第1の通話接続動作及び第1の情報更新動作を含む第1のSIP処理を行う第1のSIPサーバとを有し、前記第1の通話接続動作は前記複数の端末機器を通話対象とし、前記第1のSIPサーバが介在して前記複数の端末機器うち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、前記第1の情報更新動作は、前記端末機器情報に変化が生じた場合に前記第1の格納端末機器情報を更新する動作であり、
    前記第2のIP交換機は、
    第2の管理CPUと、
    前記複数の端末機器に関する端末機器情報を第2の格納端末機器情報として格納する第2のデータベースと、
    前記第2の格納端末機器情報を参照して、第2の通話接続動作及び第2の情報更新動作を含む第2のSIP処理を行う第2のSIPサーバとを有し、前記第2の通話接続動作は前記複数の端末機器を通話対象とし、前記第2のSIPサーバが介在して前記複数の端末機器うち少なくとも2つの端末機器間を通話可能に接続する動作であり、前記第2の情報更新動作は、前記端末機器情報に変化が生じた場合に前記第2の格納端末機器情報を更新する動作であり、
    通常時において、
    前記第1及び第2のSIPサーバうち、前記第1のSIPサーバの前記第1のSIP処理のみが有効とされ、前記第2のSIPサーバは待機用サーバとして前記第2のSIP処理が実行不能に設定され、
    前記第1の管理CPUの管理下で、前記第1のデータベースに格納される前記第1の格納端末機器情報に変化が生じた際、前記第1の格納端末機器情報を前記第2のIP交換機に向けて送信する格納情報転送動作を実行し、前記第2の管理CPUの制御下で、受信した前記第1の格納端末機器情報が前記第2のデータベースの前記第2の格納端末機器情報として格納され、
    前記第1のIP交換機の異常発生時において、
    前記第2のSIPサーバの前記第2のSIP処理を有効とする交換機切替動作が実行されることを特徴とする、
    通話システム。
  2. 請求項1記載の通話システムであって、
    前記複数の端末機器は使用対象となるSIPサーバ用のIPアドレスとしてSIP用IPアドレスが設定され、
    通常時において、前記第1のSIPサーバのIPアドレスが前記SIP用IPアドレスに設定され、前記第2のSIPサーバのIPアドレスが前記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに設定され、
    前記交換機切替動作は、前記第2のSIPサーバのIPアドレスを前記SIP用IPアドレスに設定する、IPアドレス設定動作を含む、
    通話システム。
  3. 請求項2記載の通話システムであって、
    前記第1の管理CPUは、
    前記第1のIP交換機の異常発生を認識すると、異常認識信号を前記伝送媒体を介して前記第2の交換機に向けて送信し、さらに、前記第1のSIPサーバのIPアドレスを前記SIP用IPアドレス以外のIPアドレスに変更するIPアドレス解除動作を行い、
    前記第2のIP交換機の前記第2の管理CPUは、前記異常認識信号の受信により、前記第1のIP交換機の異常発生を認識すると、前記第2のSIPサーバのIPアドレスを前記SIP用IPアドレスに設定する前記IPアドレス設定動作を行い、
    前記交換機切替動作は、前記IPアドレス解除動作をさらに含む、
    通話システム。
  4. 請求項2記載の通話システムであって、
    通常時、前記第1及び第2の管理CPU間で定期的に通信するCPU間通信が実行され、
    前記第2の管理CPUは、前記CPU間通信が所定の上限期間を超えて不能状態になると、前記第1のIP交換機の異常発生を認識し、前記IPアドレス設定動作を実行する、
    通話システム。
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