JP6415310B2 - グランドシール蒸気給排気ユニット、蒸気タービン及び方法 - Google Patents

グランドシール蒸気給排気ユニット、蒸気タービン及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、グランドシール蒸気給排気ユニット、蒸気タービン、スケール除去方法及び蒸気流通経路メンテナンス方法に関する。
地熱発電システムの方式として、蒸気発電方式とバイナリー発電方式とが知られている。蒸気発電方式は、生産井から得られた蒸気を直接的にタービンに供給して発電する方式である。蒸気発電方式の地熱発電システムは、冷却水を用いてタービンから排出された蒸気を凝縮して温水(凝縮水)にする復水器と、空気等を用いて復水器から供給された温水を冷却水にする冷却塔とを備えている。地熱発電システムにおいては、復水器として直接接触式復水器が用いられる場合が多い。直接接触式復水器は、冷却塔からの冷却水とタービンからの蒸気とを直接接触させて温水を生成する。
蒸気発電方式の地熱発電システムは、タービンのグランド部にシール蒸気を供給し、タービン内の蒸気が外部に漏えいすることを抑制しつつ、外部の空気がタービン内に流入することを抑制している(特許文献1参照)。特許文献1に記載の蒸気タービンは、生産井から得られた蒸気の一部をシール蒸気に用いている。ここで、生産井から得られた蒸気には、腐食性の析出物が含まれている可能性があるため、特許文献1に記載の装置では、グランド部の蒸気が供給される経路に配置されたつば部の外周部の表面に耐腐食性の表面処理層を形成している。
特開平3−189305号公報 実開昭61−22517号公報
ここで、特許文献1に記載されているように、蒸気発電方式の地熱発電システムは、グランド部のシール蒸気(グランドシール蒸気)に生産井から得られた蒸気を用いる場合、析出物を含む蒸気を使用するため、蒸気の経路にスケール(堆積物)が付着する場合がある。経路内に付着したスケールが堆積し閉塞が生じるとタービンの故障の原因となる。また、経路内に付着したスケールが堆積し、蒸気の流量が低減するとシール性が低下するため問題である。
メンテナンスの際にスケールを除去することができれば、タービンの故障やシール性の低下を低減することができるが、蒸気を流す経路の構造によっては清掃が困難となる場合がある。
本発明は、蒸気に含まれる析出物による影響を低減することができ、かつ、メンテナンスがしやすいグランドシール蒸気給排気ユニット、蒸気タービン、スケール除去方法及び蒸気流通経路メンテナンス方法を提供することを目的とする。
本発明は、生産井から取得した気水混合体が気水分離器で分離されることで生成される蒸気で駆動する蒸気タービンにグランドシール蒸気を供給するグランドシール蒸気給排気ユニットであって、前記グランドシール蒸気が通過する蒸気通過空間を有するグランド部と、前記蒸気通過空間にグランドシール蒸気を供給するグランドシール蒸気供給管と、前記蒸気通過空間を通過したグランドシール蒸気が排出されるグランドシール蒸気回収管(44)と、前記グランド部の前記蒸気通過空間の鉛直方向上側に前記グランドシール蒸気回収管と接続された蒸気排出口とを備え、前記蒸気排出口の鉛直方向下側に前記グランドシール蒸気に含まれる析出物が堆積するスケールポットを有することを特徴とする。
グランドシール蒸気給排気ユニットは、スケールポットを設けることで、グランドシール蒸気回収管に流入する前に蒸気から析出物(スケール)を除去することができる。これにより、グランドシール蒸気回収管にスケールが付着、堆積することを抑制することができる。
また、前記グランドシール蒸気の流れ方向の断面積は、前記蒸気通過空間における流れ方向の断面積よりも前記スケールポットにおける流れ方向の断面積が大きいことが好ましい。これにより、スケールポット通過時の蒸気からスケールをより落下させやすくでき、スケールポットにより確実にスケールを堆積、付着させることができる。
また、前記スケールポットは、前記析出物を堆積させるスケール堆積面を有することが好ましい。これにより、スケール堆積面にスケールを堆積させることができ、スケールを好適に堆積させることができ、メンテナンスを簡単にすることができる。
また、前記スケールポットに流入する前記グランドシール蒸気は、前記スケールポットの中で流れ方向が変更され、前記蒸気排出口を介して前記グランド部から排出されることが好ましい。これにより、スケールポット通過時の蒸気からスケールをより落下させやすくでき、スケールポットにより確実にスケールを堆積、付着させることができる。
また、前記グランドシール蒸気回収管は、前記蒸気排出口とフランジで接続され、前記グランドシール蒸気の流れ方向を鉛直方向から水平方向へ変更するとともに、前記蒸気タービンの軸方向に対して傾斜した方向とすることが好ましい。これにより、前記グランドシール蒸気回収管を配置しやすくすることができる。
また、前記蒸気タービンは、発電機と隣接して配置され、回転軸が連結されており、前記グランド部は、前記蒸気タービンのケーシングの発電機側の端部であり、かつ、前記蒸気タービンの回転軸の周方向に配置されていることが好ましい。このように、グランド部を発電機と対面している側の端部に配置されているグランド部とすることで、配置の制約が生じやすい位置であっても好適に配置することができる。
本発明は、蒸気タービンであって、上記のいずれかに記載のグランドシール蒸気給排気ユニットを備える。これにより、蒸気タービンのグランド部にスケールが付着することを抑制することができる。
本発明は、生産井から取得した気水混合体が気水分離器で生成される蒸気で駆動する蒸気タービンのグランド部に供給されるグランドシール蒸気のスケール除去方法であって、グランドシール蒸気を前記グランド部のグランドシール蒸気が通過する蒸気通過空間に供給し、前記蒸気通過空間を通過した後のグランドシール蒸気は、前記グランドシール蒸気の流れ方向の断面積が、上流側の空間よりも大きいスケールポットに流入させ、前記スケールポットで前記グランドシール蒸気に含まれている析出物を堆積させ、析出物が堆積で分離されたグランドシール蒸気を鉛直上側に導入して蒸気排出口から排出することを特徴とする。
スケール除去方法は、スケールポットでグランドシール蒸気回収管に流入する前に蒸気から析出物(スケール)を除去することで、グランドシール蒸気回収管にスケールが付着、堆積することを抑制することができる。
本発明は、上記のいずれかに記載のグランドシール蒸気給排気ユニットの蒸気流通経路メンテナンス方法であって、前記グランド部から前記グランドシール蒸気回収管を取り外すステップと、前記スケールポットに堆積したスケールを除去するステップと、前記グランド部に前記グランドシール蒸気回収管を取り付けるステップと、を有することを特徴とする。
蒸気流通経路メンテナンス方法は、堆積したスケールをスケールポットから簡単に除去することができる。これにより、スケールポットの機能を維持することができ、グランドシール蒸気回収管にスケールが付着、堆積することを抑制することができる。
本発明によれば、スケールポットを設けることで、予め設定した位置にスケールを堆積させることができる。これにより、蒸気に含まれる析出物による影響を低減することができ、かつ、メンテナンスをしやすくすることができる。
図1は、本実施形態に係るグランドシール蒸気給排気ユニットを有する地熱発電システムの一例を示す概略構成図である。 図2は、タービンと発電機との関係を示す模式図である。 図3は、タービンの概略構成を示す断面図である。 図4は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部周辺の構造を示す拡大図である。 図5は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部周辺の構造を示す断面図である。 図6は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す断面図である。 図7は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す上面図である。 図8は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す側面図である。 図9は、グランドシール蒸気給排気ユニットのメンテナンス方法の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する各実施形態の要件は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
図1は、本実施形態に係るグランドシール蒸気給排気ユニットを有する地熱発電システムの一例を示す概略構成図である。図2は、タービンと発電機との関係を示す模式図である。図3は、タービンの概略構成を示す断面図である。
本実施形態に係る地熱発電システム10は、生産井12から得られた蒸気を直接的にタービン(蒸気タービン)13に供給して発電する蒸気発電方式の地熱発電システムである。また、本実施形態に係る地熱発電システム10は、生産井12から得られた気液二相の地熱流体から蒸気を抽出して、その抽出された蒸気をタービン13に供給するシングルフラッシュ方式の地熱発電システムである。
図1に示すように、地熱発電システム10は、生産井12から得られた気液二相の地熱流体から蒸気を抽出する気水分離器14と、気水分離器14より抽出された蒸気の供給を受けて回転駆動するタービン(蒸気タービン)13と、タービン13の駆動によって作動して発電する発電機15と、タービン13から排出された蒸気からガスを抽出するガス抽出装置46と、タービン13から排出された蒸気を凝縮して温水(凝縮水)を生成する復水器16と、復水器16から供給された温水を冷却して、その温水から冷却水を生成する冷却塔17と、タービン13の回転軸周りから蒸気が漏出することを防止するグランドシール蒸気給排気ユニット20と、を備えている。
また、地熱発電システム10は、生産井12、タービン13、気水分離器14、発電機15、復水器16、冷却塔17、還元井19、ガス抽出装置46の各部が、蒸気や熱水や冷却水やガスを流通させる配管(ライン)で接続されている。また、各配管には、ポンプや制御弁が設けられている。本実施形態の地熱発電システム10は、生産井12から排出される地熱流体を気水分離器14に案内する地熱流体ライン22と、気水分離器14で分離された蒸気をタービン13、復水器16、冷却塔17の順で通過させ、冷却塔17を通過した水をドレンライン26に供給する主蒸気ライン24と、気水分離器14で分離された熱水を還元井19に排出するドレンライン26と、タービン13と復水器16とを繋ぐ主蒸気ライン24から分岐し、ガス抽出装置46と冷却塔17とを介して、タービン13から排出された蒸気に含まれるガス(例えば、腐食性ガスや火山性ガス等)を地熱発電システム10の外部へ排出するガスライン27と、主蒸気ライン24の冷却塔17を通過した水が流れる部分に連結され、主蒸気ライン24の冷却塔17を通過した水を復水器16に供給する復水ライン28と、を有する。なお、主蒸気ライン24は、復水器16までは蒸気で流れ、復水器16以降は水となって流れる。また、地熱発電システム10は、地熱流体ライン22を流れる地熱流体の量を制御する制御弁30と、主蒸気ライン24を流れる蒸気をタービン13に供給する量を制御する制御弁32と、主蒸気ライン24の復水器16と冷却塔17との間に配置され、復水器16の水を冷却塔17に送るポンプ34と、ドレンライン26に設けられ、還元井19に熱水を送るポンプ36と、ドレンライン26に設けられ、還元井19に排出する熱水の流量を制御する制御弁38と、を有する。
生産井12は、地中深くの地熱貯留層にある地熱流体を地表に導いて噴出させるための井戸である。地熱貯留層には高温高圧の熱水が存在する。地表から掘削して地熱貯留層に穴を開けると、地熱貯留層の熱水が地表に向かって急激に上昇する。その上昇により熱水の圧力が低下し、熱水の一部が沸騰して蒸気になる。これにより、地表において、熱水(液体)と蒸気(気体)とが混合された気液二相の地熱流体が採取される。
気水分離器14は、生産井12から得られた地熱流体を熱水と蒸気とに分離する。すなわち、気水分離器14は、気液二相の地熱流体から熱水及び蒸気のそれぞれを抽出する。生産井12と気水分離器14との間の配管に消音器を設けてもよい。気水分離器14において分離された蒸気は、タービン13に供給される。気水分離器14において分離された熱水は、還元井19に供給される。
還元井19は、気水分離器14で抽出された熱水、及び冷却塔17の冷却水の一部を地中深くに還元する井戸である。これにより、地熱貯留層の枯渇が抑制される。また、熱水中に含まれる有毒成分が地上へ排出されることが抑制される。
ガス抽出装置46は、タービン13と復水器16とを繋ぐ主蒸気ライン24を流れる蒸気に含まれるガス成分、例えば、腐食性ガスや火山性ガス等を抽出する。つまり、ガス抽出装置46は、主蒸気からガス成分を抽出する。ガス抽出装置46で抽出されたガスは、ガスライン27を通り、冷却塔17から排出される。
タービン13は、図2に示すように、発電機15に隣接している。タービン13は、図3に示すように、静止部50と、回転部51と、を有する。タービン13は、蒸気が供給されることで、静止部50に対して回転軸56を中心に回転部51が回転する。タービン13は、架台69に支持されている。また、架台69は、基礎71に支持されている。
静止部50は、ケーシング52と、蒸気供給室53と、蒸気排出室54と、静翼55と、を有する。ケーシング52は、タービン13の各部を収納する筐体である。蒸気供給室53は、主蒸気ライン24を介して気水分離器14の図示しない蒸気排出部と接続し、気水分離器14から蒸気が供給される。蒸気排出室54は、蒸気供給室53からケーシング52内へ供給された蒸気が排出される。蒸気排出室54は、主蒸気ライン24を介して復水器16の図示しない蒸気供給部と接続し、蒸気を復水器16に供給する。静翼55は、蒸気供給室53と蒸気排出室54との間に配置されている。静翼55は、蒸気供給室53から供給される蒸気が流れる経路内に配置されている。静翼55が配置された領域を通過した蒸気は、蒸気排出室54に流入する。回転部51は、回転軸56と、動翼57と、を有する。回転軸56は、一方向に延在する軸であり、静止部50により回転自在な状態で支持されている。動翼57は、回転軸56に固定されている。タービン13は、静翼55と動翼57とが回転軸56の軸方向に多段で配置されている。また、タービン13は、静翼55と動翼57とが回転軸56の軸方向において、交互に配置されている。タービン13は、回転軸56の一方はケーシング52から突出して、発電機15の回転軸と接続している。また、タービン13と発電機15との間には、回転軸を支持する軸受が設けられた軸受台カバー60が配置されている。軸受台カバー60は、回転軸を回転自在に支持する軸受を支持する。また、回転軸56の他方はケーシング52から突出して、回転軸56の回転速度を調節する図示しない調速機と接続している。
タービン13は、静止部50の蒸気下流側の端部で、かつ、回転部51の回転軸56の周方向にグランド部40が設けられている。グランド部40は、静止部50のケーシング52に固定され、回転部51の回転軸56とケーシング52との間をシールしている。具体的には、グランド部40は、供給される蒸気で回転部51の回転軸56との間を軸方向に隣接している外気や蒸気の流通経路の下段側よりも高圧とし、外気や流通経路の蒸気がシールしている領域に流入することを抑制している。
タービン13は、気水分離器14からの蒸気により作動する。タービン13は、蒸気供給室53から供給された高圧の蒸気で動翼57を回転させることで回転軸56を回転させる。このように供給された蒸気によりタービン13が駆動することによって、回転軸56と発電機の回転軸を介して連結した発電機15を作動させ、発電する。なお、地熱発電システム10は、気水分離器14とタービン13との間にミストセパレータを設け、ミストセパレータで蒸気中のミスト(液体)を除去した蒸気を、タービン13に供給するようにしてもよい。すなわち、気水分離器14で熱水と蒸気とが十分に分離されず、蒸気に液体成分が含まれている場合、その液体成分をミストセパレータで除去してもよい。
復水器16は、高圧の蒸気がタービン13の動翼57を回転させながら順次膨張して排出された蒸気を、冷却水を用いて凝縮して温水にする。復水器16に、冷却塔17からの冷却水とタービン13からの蒸気とのそれぞれが供給される。復水器16は、冷却塔17からの冷却水とタービン13からの蒸気との熱交換を行って、蒸気を温水にする。本実施形態において、復水器16は、冷却塔17からの冷却水とタービン13からの蒸気とを直接接触させて温水を生成する直接接触式復水器である。
復水器16の内部空間に散水塔が設けられる。冷却塔17から復水器16に供給された冷却水は、散水塔から散布される。タービン13は、復水器16に隣接する。タービン13から排出された蒸気は、復水器16の内部空間に供給され、散水塔から散布された冷却水と接触する。これにより、蒸気が凝縮され、温水が生成される。本実施形態において、復水器16の内部空間の温水は、蒸気の凝縮水、及び散水塔から散布された冷却水を含む。
冷却塔17は、復水器16で生成された温水を冷却して冷却水にする。冷却塔17は、例えば、空気を用いて、温水を冷却して冷却水を生成する。冷却塔17は、内部空間を有する。復水器16から供給された温水は、冷却塔17の内部空間の上部から散布される。散布された温水は、空気と接触することにより冷却される。冷却塔17の屋上にはファンが設置される。冷却の過程で発生した水蒸気等のガスは、ファンにより大気中に上方拡散される。
グランドシール蒸気給排気ユニット20は、図1に示すように、グランド部40と、グランドシール蒸気供給管41と、制御弁42と、グランドシール蒸気回収管44と、を有する。
グランド部40は、上述したように、タービン13の一部であり、タービン13の蒸気が流れる領域と外気とを分離するシール機構である。また、グランド部40は、図2及び図3に示すように、タービン13のケーシング52の発電機15側端部に配置されている。グランド部40は、タービン13と発電機15との間に配置されている軸受台カバー60と対面する位置に配置されている。また、グランド部40は、回転軸56の周方向に配置されている。グランド部40の構造については後述する。
本実施形態におけるグランドシール蒸気供給管41は、一方の端部が主蒸気ライン24の気水分離器14と制御弁32との間の部分と接続され、他方の端部がケーシング52に接続され、ケーシング52内に設けられたケーシング内空間59へグランドシール蒸気を供給する。なお、他方の端部の接続先がケーシング52に限定されるわけではなく、例えば、他方の端部がグランド部40に接続されていても良い。制御弁42は、グランドシール蒸気供給管41に設けられ、グランドシール蒸気供給管41を流れる蒸気の流量を制御する。グランドシール蒸気回収管44は、一方の端部がグランド部40に接続され、他方の端部が復水器16に接続されている。なお、他方の端部の接続先が復水器16に限定されるわけではなく、例えば、他方の端部がタービン13と復水器16とを繋ぐ主蒸気ラインに接続されていても良い。
次に、図1から図3に加え、図4から図8を用いてグランドシール蒸気給排気ユニット20、グランド部40、グランドシール蒸気供給管41及びグランドシール蒸気回収管44について説明する。図4は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部周辺の構造を示す拡大図である。図5は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部周辺の構造を示す断面図である。図6は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す正面図である。図7は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す上面図である。図8は、グランドシール蒸気給排気ユニットのグランド部と配管の関係を示す側面図である。
グランド部40は、回転軸56の全周を覆い、内部に回転軸56が挿入された円環状の部材であり、ボルト等でケーシング52に固定されている。グランド部40は、円環を上下に2分割した上半部62と下半部64とを有する。グランド部40は、上半部62と下半部64の内周面、つまり回転軸56と向かい合う面にシール部61が設けられている。シール部61は、回転軸56の軸方向に複数設けられている。一例として、図5は、シール部61がシール部61Aとシール部61Bとシール部61Cとの3つから構成されている。本実施形態のシール部61は、発電機側からシール部61C、シール部62B、シール部61Aの順で配置されている。シール部61は、上半部62と下半部64のグランド部40の内周面に形成された溝が形成され、この溝に摺動可能な状態で回転軸56と接する部材(例えばシールフィン)が固定されている。シール部61は、上半部62及び下半部64と回転軸56との間を塞ぐ機能を有する。
また、グランド部40は、上半部62と下半部64の内周面のシール部61Bとシール部61Cとの間に蒸気通過空間66が形成され、ケーシング52側に面する部分に蒸気流入口67が形成され、鉛直方向上側の面に蒸気流出口68を有するフランジ70が形成されている。
蒸気通過空間66は、グランド部40の内部に形成された蒸気が通過する経路である。蒸気通過空間66は、上半部62と下半部64の内周面に形成された凹部を有し、回転軸56の周囲を覆うように回転軸56の回転方向の全周に形成されている。蒸気通過空間66は、上半部62と下半部64の内周面と、回転軸56と、シール部61Bとシール部61Cとで形成された空間となる。また、蒸気通過空間66は、蒸気流入口67及び蒸気流出口68と繋がっている。
蒸気流入口67は、ケーシング52内に設けられたケーシング内空間59を介してグランドシール蒸気供給管41と接続している。蒸気流出口68は、上半部62の鉛直方向上側より突出した配管の開口部であり、周囲にフランジ70が形成されている。蒸気流出口68は、フランジ70が接続部となり、グランドシール蒸気回収管44と接続している。
ここで、主蒸気ライン24から分岐し、グランド部40に供給されるグランドシール蒸気は、地熱流体を気水分離し、土砂、水等を分離した蒸気である。このため、蒸気中には硫化水素、塩分等の腐食性成分や、シリカ、カルシウム等のスケール成分が含まれている。
本実施形態のグランド部40は、蒸気通過空間66にスケールポット72を有する。スケールポット72は、上半部62と下半部64の内周面に形成され蒸気通過空間66となる凹部と蒸気流出口68との間の経路に形成されている。スケールポット72は、上半部62と下半部64の内周面に形成された凹部、つまり回転軸56に直交する領域の鉛直方向上側の一部と繋がっており、本実施形態では回転軸56の軸方向において、上半部62と下半部64の内周面に形成された凹部よりも発電機15側に突出している。スケールポット72は、凹部よりも水平方向に突出する構造とすることで、水平方向に延在するスケール堆積面(底面)74が形成される。また、スケールポット72は、蒸気の流れ方向に直交する断面の面積(断面積)が、スケールポット72と凹部との接続部の面積よりも大きい部分がある。このように、グランドシール蒸気の流れ方向の断面積は、蒸気通過空間66における流れ方向の断面積よりもスケールポット72における流れ方向の断面積が大きくなる部分がある。スケールポット72は、凹部から流入した蒸気が、流入位置よりも流路断面積が大きくなる領域を流れることで、流速が急速に低減する領域があり、蒸気中に含まれるスケールが析出して沈殿する。また、スケールポット72は、スケール堆積面74の鉛直方向上側に蒸気流出口68が設けられている。したがって、グランド部40は、蒸気流出口68から覗いた場合、スケールポット72のスケール堆積面74のスケール析出状況を確認することが出来る。
グランドシール蒸気供給管41は、第1供給管80と、第2供給管82と、を有する。第1供給管80は、第2供給管82と接続部84で接続されている。第1供給管80と第2供給管82との接続部84は、第1供給管80と第2供給管82の両方に設けたフランジ部がボルト等の締結部材によって締結されている。なお、接続部84は、着脱容易とするため、締結部材で締結することが好ましいが、溶接によって接続してもよい。第2供給管82は、接続部84と反対側の端部が接続部86でケーシング52と接続されている。接続部86は、第2供給管82の端部のフランジとケーシング52がボルト等の締結部材によって締結されている。ケーシング52の第2供給管82と接続されている部分には、接続部86と蒸気流入口67とを繋ぐケーシング内空間59がケーシング52内に設けられている。接続部84、86を設けることで、各供給管を取り外して配管のメンテナンスを行うことが可能となる。
グランドシール蒸気供給管41は、第2供給管82がグランド部40と接続し、第2供給管82と第1供給管80とが接続している。これにより、主蒸気ライン24から供給された蒸気は、第1供給管80、第2供給管82、ケーシング内空間59を通ってグランド部40の蒸気流入口67に供給される。なお、第2供給管82は、グランド部40と接続し、グランド部40の蒸気通過空間66に蒸気を供給してもよい。
グランドシール蒸気回収管44は、第1回収管90と、第2回収管92と、第3回収管96と、を有する。第1回収管90は、第2回収管92と接続部97で接続されている。第2回収管92は、接続部97と反対側の端部が接続部98で第3回収管96と接続されている。接続部97は、第1回収管90と第2回収管92の両方に設けたフランジがボルト等の締結部材によって締結されている。接続部98は、第2回収管92と第3回収管96の両方に設けたフランジがボルト等の締結部材によって締結されている。なお、接続部97、98は、着脱容易とするため、締結部材で締結することが好ましいが、溶接によって接続してもよい。接続部97、98を設けることで、各回収管を取り外して配管のメンテナンスを行うことが可能となる。第3回収管96は、接続部98と反対側の端部が接続部99でグランド部40のフランジ70と接続されている。接続部99は、第3回収管96の端部のフランジとグランド部40のフランジ70とがボルト等の締結部材によって締結されている。フランジ70と接続部99を設けることで、第3回収管96を容易に取り外して、スケールポット72のメンテナンスを行うことが可能となる。
ここで、第3回収管96は、接続部99側の部分が鉛直方向に伸び、接続部98側の部分が水平方向に伸びたL字形状となる。第3回収管96は、接続部98側の水平方向に伸びた部分が回転軸56に直交する方向及び回転軸56に対して傾斜した向きに配置されている。第3回収管96は、グランドシール蒸気の流れ方向を鉛直方向から水平方向へ変更するとともに、蒸気タービン13の軸方向に対して傾斜した方向とする。また、第2回収管92も、第3回収管96と接続する接続部98側の水平方向に伸びた部分が回転軸56に直交する方向に対して傾斜した向きに配置されている。
グランドシール蒸気回収管44は、第3回収管96がグランド部40と接続し、第3回収管96が第2回収管92と接続し、第2回収管92が第1回収管90と接続している。グランド部40から排出された蒸気は、第3回収管96、第2回収管92、第1回収管90を通って復水器16に排出される。
グランドシール蒸気給排気ユニット20は、グランドシール蒸気供給管41に主蒸気ライン24の蒸気の一部が流入する。グランドシール蒸気給排気ユニット20は、グランドシール蒸気供給管41に流入した蒸気をケーシング52の経路を介してグランド部40に流入させる。グランド部40に流入する蒸気は、グランドシール蒸気流れ方向100に示すように、蒸気流入口67から蒸気通過空間66に流入し、蒸気通過空間66の凹部、つまり回転軸56、上半部62、下半部64、シール部61B、シール部61Cで囲まれた空間を通過する。蒸気通過空間66を通過する蒸気は、上半部62と下半部64の内周面と、回転軸56と、シール部61Bとシール部61Cとで形成された空間に充填されることで、蒸気シールとなる。凹部を通過した蒸気は、グランドシール蒸気流れ方向102に示すように、流れ方向が回転軸56の軸方向に沿った向きに傾けられ、スケールポット72に流入する。スケールポット72を通過する蒸気は、流速を落とした後に、再び、グランドシール蒸気流れ方向104に示すように、回転軸56の軸方向に沿った向きから回転軸56に直交する向きに流れを傾けられ、鉛直方向上側にある蒸気流出口68に向けて流れ、蒸気流出口68からグランドシール蒸気回収管44に排出される。つまり、スケールポット72に流入するグランドシール蒸気は、スケールポット72の中で流れ方向が変更され、蒸気排出口68を介して前記グランド部40から排出される。
グランドシール蒸気給排気ユニット20は、スケールポット72を設けることで、蒸気内に含まれるスケールをスケールポット72で捕集することができ、グランドシール蒸気回収管44にスケールが付着することを低減でき、堆積することを低減できる。つまり、グランドシール蒸気給排気ユニット20は、回転軸56の周囲を通過することで温度が低下し、スケールが析出しやすい蒸気がスケールポット72を通過することで、蒸気からスケールを好適に除去することができ、グランドシール蒸気回収管44にスケールが付着することを低減でき、堆積することを低減できる。また、グランドシール蒸気給排気ユニット20は、グランドシール蒸気回収管44に流入する直前にスケールポット72を通過させることができるため、この点でも蒸気からスケールを好適に除去することができ、グランドシール蒸気回収管44にスケールが付着することを低減でき、堆積することを低減できる。また、グランドシール蒸気給排気ユニット20は、スケールポット72で蒸気流れの向きが変化し、再び鉛直方向上に向かう流れになり、かつ、スケールポット72内では流速が低下する。これにより、蒸気に含まれるスケールを析出させて、スケールポット72のスケール堆積面74に沈殿させて付着、堆積させることができる。
また、グランドシール蒸気給排気ユニット20は、グランド部40のフランジ70を鉛直方向上側に突出した配管に設けることで、グランド部40に対してグランドシール蒸気回収管44を着脱しやすくすることができる。つまり、接続部99を作業者がアクセスしやすい場所にすることができ、着脱が容易になる。また、グランドシール蒸気回収管44の第3回収管96を、L字管とし、グランド部40と接続していない側の部分を、回転軸56の軸方向に直交する面及び回転軸56に対して傾斜させることで、タービン13と発電機15との間に好適に配管を配置することができる。つまり、図2に示すようにタービン13と発電機15または軸受台カバー60との間の空間に制約がある場合でも、配置する向きを調整しやすいL字管をフランジ70と連結する第3回収管96に用いることで、配置できる領域に制約があるタービン13と発電機15との間に好適に配置することができる。
また、スケールポット72は、鉛直方向上側に蒸気排出口68と第3回収管96を設けることで、スケールポット72通過時の蒸気からスケールをより落下させやすくでき、スケールポット72により確実にスケールを堆積、付着させることができる。なお、スケール堆積面74は、水平方向に延在していることが好ましいが、回転軸56の軸方向に延在していれば、蒸気からスケールを堆積、付着させやすくすることができる。
ここで、図6から図8では、グランドシール蒸気供給管41のうちグランド部40側の配管である第1供給管80と、第2供給管82の2つの配管を示している。グランドシール蒸気供給管41は、第1供給管80よりも主蒸気ライン24側が別の配管となっていてもよいし、第1供給管80が主蒸気ライン24と接続していてもよい。また、図6から図8では、グランドシール蒸気回収管44のうちグランド部40側の配管である第1回収管90と、第2回収管92、第3回収管96の3つの配管を示している。
次に、図9を用いて、グランドシール蒸気給排気ユニット20のメンテナンス方法について説明する。図9は、グランドシール蒸気給排気ユニット20のメンテナンス方法の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、グランドシール蒸気給排気ユニット20のグランド部40のメンテナンス方法(蒸気流通経路メンテナンス方法)の一例である。図9に示す処理は、作業者が実行することで実現することができる。
作業者は、グランドシール蒸気回収管44をグランド部40から取り外す(ステップS12)。具体的には、グランドシール蒸気回収管44の第3回収管96の接続部98、99を離脱可能な状態とし、第3回収管96をフランジ70から取り外す。
次に、作業者は、グランド部40の蒸気排出口68を介してスケールポット72からスケールを除去する(ステップS14)。作業者は、第3回収管96を取り外して蒸気排出口68から見えるようになったスケールポット72から堆積しているスケールを除去する。スケールの除去は、工具や真空掃除機を使っても薬剤を使ってもよい。
作業者は、スケールの除去を行ったら、グランド部40にグランドシール蒸気回収管44を取り付ける(ステップS16)。具体的には、グランドシール蒸気回収管44の第3回収管96を所定位置に設置し、接続部98、99で第2回収管92及びフランジ70に固定する。
このように、グランドシール蒸気給排気ユニット20は、グランドシール蒸気回収管44の第3回収管96を着脱することで、スケールポット72のメンテナンスと組み立てを行うことができる。これにより、グランドシール蒸気給排気ユニット20に堆積したスケールを簡単に除去することができる。
10 地熱発電システム
12 生産井
13 タービン
14 気水分離器
15 発電機
16 復水器
17 冷却塔
19 還元井
20 グランドシール蒸気給排気ユニット
22 地熱流体ライン
24 主蒸気ライン
26 ドレンライン
27 ガスライン
28 復水ライン
30、32、38、42 制御弁
34 36 ポンプ
40 グランド部
41 グランドシール蒸気供給管
44 グランドシール蒸気回収管
46 ガス抽出装置
50 静止部
51 回転部
52 ケーシング
53 蒸気供給室
54 蒸気排出室
55 静翼
56 回転軸
57 動翼
59 ケーシング内空間
60 軸受台カバー
61、61A、62B、61C シール部
62 上半部
64 下半部
66 蒸気通過空間
67 蒸気流入口
68 蒸気流出口
69 架台
70 フランジ
71 基礎
72 スケールポット
74 スケール堆積面
80 第1供給管
82 第2供給管
84、86、97、98、99 接続部
90 第1回収管
92 第2回収管
96 第3回収管
100、102、104 グランドシール蒸気流れ方向

Claims (9)

  1. 生産井から取得した気水混合体が気水分離器で分離されることで生成される蒸気で駆動する蒸気タービンにグランドシール蒸気を供給するグランドシール蒸気給排気ユニットであって、
    前記グランドシール蒸気が通過する蒸気通過空間を有するグランド部と、
    前記蒸気通過空間にグランドシール蒸気を供給するグランドシール蒸気供給管と、
    前記蒸気通過空間を通過したグランドシール蒸気が排出されるグランドシール蒸気回収管と、
    前記グランド部の前記蒸気通過空間の鉛直方向上側に前記グランドシール蒸気回収管と接続された蒸気排出口とを備え、
    前記蒸気排出口の鉛直方向下側に前記グランドシール蒸気に含まれる析出物が堆積するスケールポットを有することを特徴とするグランドシール蒸気給排気ユニット。
  2. 前記グランドシール蒸気の流れ方向の断面積は、前記蒸気通過空間における流れ方向の断面積よりも前記スケールポットにおける流れ方向の断面積が大きいことを特徴とする請求項1に記載のグランドシール蒸気給排気ユニット。
  3. 前記スケールポットは、前記析出物を堆積させるスケール堆積面を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のグランドシール蒸気給排気ユニット。
  4. 前記スケールポットに流入する前記グランドシール蒸気は、前記スケールポットの中で流れ方向が変更され、前記蒸気排出口を介して前記グランド部から排出されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のグランドシール蒸気給排気ユニット。
  5. 前記グランドシール蒸気回収管は、前記蒸気排出口とフランジで接続され、前記グランドシール蒸気の流れ方向を鉛直方向から水平方向へ変更するとともに、前記蒸気タービンの軸方向に対して傾斜した方向とすることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のグランドシール蒸気給排気ユニット。
  6. 前記蒸気タービンは、発電機と隣接して配置され、回転軸が連結されており、
    前記グランド部は、前記蒸気タービンのケーシングの発電機側の端部であり、かつ、前記蒸気タービンの回転軸の周方向に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のグランドシール蒸気給排気ユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のグランドシール蒸気給排気ユニットを備える蒸気タービン。
  8. 生産井から取得した気水混合体が気水分離器で生成される蒸気で駆動する蒸気タービンのグランド部に供給されるグランドシール蒸気のスケール除去方法であって、
    グランドシール蒸気を前記グランド部のグランドシール蒸気が通過する蒸気通過空間に供給し、
    前記蒸気通過空間を通過した後のグランドシール蒸気は、前記グランドシール蒸気の流れ方向の断面積が、上流側の空間よりも大きいスケールポットに流入させ、
    前記スケールポットで前記グランドシール蒸気に含まれている析出物を堆積させ、
    析出物が堆積で分離されたグランドシール蒸気を鉛直上側に導入して蒸気排出口から排出することを特徴とするスケール除去方法。
  9. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のグランドシール蒸気給排気ユニットの蒸気流通経路メンテナンス方法であって、
    前記グランド部から前記グランドシール蒸気回収管を取り外すステップと、
    前記スケールポットに堆積したスケールを除去するステップと、
    前記グランド部に前記グランドシール蒸気回収管を取り付けるステップと、を有することを特徴とする蒸気流通経路メンテナンス方法。
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