JPS6118163Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6118163Y2 JPS6118163Y2 JP12942778U JP12942778U JPS6118163Y2 JP S6118163 Y2 JPS6118163 Y2 JP S6118163Y2 JP 12942778 U JP12942778 U JP 12942778U JP 12942778 U JP12942778 U JP 12942778U JP S6118163 Y2 JPS6118163 Y2 JP S6118163Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- turbine
- seal
- geothermal
- hot water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 6
- 239000002699 waste material Substances 0.000 claims description 4
- 210000004907 gland Anatomy 0.000 description 13
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 9
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- RWSOTUBLDIXVET-UHFFFAOYSA-N Dihydrogen sulfide Chemical compound S RWSOTUBLDIXVET-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910000037 hydrogen sulfide Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 3
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、タービンロータやラビリンスシール
などの腐食を防止するタービンのグランドシール
装置に係る。
などの腐食を防止するタービンのグランドシール
装置に係る。
従来、地熱タービン１のグランドシール蒸気に
は、第１図に示すとおり、主蒸気が利用されてい
る。主蒸気ライン２から分岐された蒸気は減圧弁
３にて大気圧より幾分高い圧力まで減圧されてタ
ービンのグランドシール部４，５へ送り込まれ
る。
は、第１図に示すとおり、主蒸気が利用されてい
る。主蒸気ライン２から分岐された蒸気は減圧弁
３にて大気圧より幾分高い圧力まで減圧されてタ
ービンのグランドシール部４，５へ送り込まれ
る。
グランドシール部４，５へ送り込まれたシール
蒸気は、復水器（図示しない）により真空に保た
れているタービン排気室とグランドエゼクタ６ま
たはグランドフアンに連がり大気圧より幾分低い
圧力に保たれている室に流れ込む。また、グラン
ドエゼクタ６やグランドフアンに連がる室には第
２図に示すように大気中から空気１６が洩れ込
み、シール蒸気とともにグランド漏洩蒸気１９と
してグランドエゼクタ６やグランドフアンへ吸引
される。
蒸気は、復水器（図示しない）により真空に保た
れているタービン排気室とグランドエゼクタ６ま
たはグランドフアンに連がり大気圧より幾分低い
圧力に保たれている室に流れ込む。また、グラン
ドエゼクタ６やグランドフアンに連がる室には第
２図に示すように大気中から空気１６が洩れ込
み、シール蒸気とともにグランド漏洩蒸気１９と
してグランドエゼクタ６やグランドフアンへ吸引
される。
第１図において、７はタービン排気、８は発電
機、９は地熱蒸気及び熱水、１０は主蒸気発生用
のセパレータ、１１は排熱水、１２はサイレンサ
である。
機、９は地熱蒸気及び熱水、１０は主蒸気発生用
のセパレータ、１１は排熱水、１２はサイレンサ
である。
グランドシール部４の詳細を示す第２図におい
て、１５はタービンロータ、１６は空気、１７は
グランドラビリンス、１８はグランド供給蒸気、
１９はグランド漏洩蒸気で、上部左方矢印はター
ビン排気室への空気流れ方向を示す。
て、１５はタービンロータ、１６は空気、１７は
グランドラビリンス、１８はグランド供給蒸気、
１９はグランド漏洩蒸気で、上部左方矢印はター
ビン排気室への空気流れ方向を示す。
地熱タービンの主蒸気は地熱蒸気であり、蒸気
中に硫化水素などの腐食性ガスが含まれている。
腐食性の硫化水素を含む蒸気と空気が混り合うタ
ービンのグランドシール部４，５においては、タ
ービンロータ１５やラビリンスシールが腐食を受
け易い欠点がある。
中に硫化水素などの腐食性ガスが含まれている。
腐食性の硫化水素を含む蒸気と空気が混り合うタ
ービンのグランドシール部４，５においては、タ
ービンロータ１５やラビリンスシールが腐食を受
け易い欠点がある。
本考案はこれらの欠点を解消しようとして創案
されたもので、地熱タービンのグランドシール部
でのロータおよびラビリンスシールの腐食を防止
することを目的とする。
されたもので、地熱タービンのグランドシール部
でのロータおよびラビリンスシールの腐食を防止
することを目的とする。
第３図に本考案のグランドシール装置の系統図
を示す。
を示す。
本考案では第１図に示す従来例のように、主蒸
気ライン２をグランドシール部４，５に送給する
分岐管路とその管路の減圧弁を設けず、それとは
別に、セパレータ１０の排熱水をシール蒸気発生
用フラツシヤ１３を介してグランドシール部４，
５に通ずる管路を設けている。その他の部分およ
び符号は第３図は第１図と同様である。
気ライン２をグランドシール部４，５に送給する
分岐管路とその管路の減圧弁を設けず、それとは
別に、セパレータ１０の排熱水をシール蒸気発生
用フラツシヤ１３を介してグランドシール部４，
５に通ずる管路を設けている。その他の部分およ
び符号は第３図は第１図と同様である。
主蒸気発生用のセパレータ１０からの排熱水１
１中に溶け込む地熱ガスの量は、一般にヘンリー
の法則に従がう。それによると、排熱水１１に溶
け込む地熱ガス（H2S）の量は非常に少なく、地
熱熱水に含まれるガスのほとんどはセパレータ１
０でフラツシユして主蒸気に含まれることにな
る。従つて、グランドシール蒸気として主蒸気を
減圧して利用するよりも、地熱ガスの溶け込みの
少ないセパレータ１０からの排熱水１１をフラツ
シユさせて発生したシール蒸気を利用した方が、
シール蒸気中の腐食性ガスの量は著しく少なくな
る。
１中に溶け込む地熱ガスの量は、一般にヘンリー
の法則に従がう。それによると、排熱水１１に溶
け込む地熱ガス（H2S）の量は非常に少なく、地
熱熱水に含まれるガスのほとんどはセパレータ１
０でフラツシユして主蒸気に含まれることにな
る。従つて、グランドシール蒸気として主蒸気を
減圧して利用するよりも、地熱ガスの溶け込みの
少ないセパレータ１０からの排熱水１１をフラツ
シユさせて発生したシール蒸気を利用した方が、
シール蒸気中の腐食性ガスの量は著しく少なくな
る。
地熱タービンのグランドシールシステムに本考
案を採用した具体例についてさらに詳細に説明す
る。
案を採用した具体例についてさらに詳細に説明す
る。
地熱蒸気及び熱水の混合流をセパレータ器内圧
力6.0ataで汽水分離し、そこで発生する主蒸気中
に0.2％（重量比）の地熱ガス（二酸化炭素0.188
％、硫化水素0.012％）が含まれている場合、主
蒸気をタービングランドシール蒸気として利用す
ると、そのままの割合でシール蒸気中に地熱ガス
が含まれることになる。しかし、本考案を採用し
て、セパレータからの排熱水を利用すると、熱水
中にはヘンリーの法則に従つて二酸化炭素が約
0.9ppm（mg／1000ｇH2O）、硫化水素が約
0.3ppm溶け込んでおり、その排熱水をシール蒸
気発生用フラツシヤに導いて、1.6ataシール蒸気
を発生させると、その蒸気中に含まれる地熱ガス
含有率は0.0013％（CO2 0.00098％、H2S0.0005
％重量比）となり、主蒸気を利用した場合の約
150分の１にできる効果がある。
力6.0ataで汽水分離し、そこで発生する主蒸気中
に0.2％（重量比）の地熱ガス（二酸化炭素0.188
％、硫化水素0.012％）が含まれている場合、主
蒸気をタービングランドシール蒸気として利用す
ると、そのままの割合でシール蒸気中に地熱ガス
が含まれることになる。しかし、本考案を採用し
て、セパレータからの排熱水を利用すると、熱水
中にはヘンリーの法則に従つて二酸化炭素が約
0.9ppm（mg／1000ｇH2O）、硫化水素が約
0.3ppm溶け込んでおり、その排熱水をシール蒸
気発生用フラツシヤに導いて、1.6ataシール蒸気
を発生させると、その蒸気中に含まれる地熱ガス
含有率は0.0013％（CO2 0.00098％、H2S0.0005
％重量比）となり、主蒸気を利用した場合の約
150分の１にできる効果がある。
第１図は従来の地熱タービングランドシール装
置の系統図、第２図はタービンのグランドシール
部の断面図、第３図は本考案の地熱タービンのグ
ランドシール装置の系統図である。 １……タービン、２……主蒸気ライン、４，５
……グランドシール部、６……グランドエゼク
タ、１０……セパレータ、１３……シール蒸気発
生用フラツシヤ、１１……排熱水。
置の系統図、第２図はタービンのグランドシール
部の断面図、第３図は本考案の地熱タービンのグ
ランドシール装置の系統図である。 １……タービン、２……主蒸気ライン、４，５
……グランドシール部、６……グランドエゼク
タ、１０……セパレータ、１３……シール蒸気発
生用フラツシヤ、１１……排熱水。
Claims (1)
- 主蒸気発生用セパレータからの排熱水をフラツ
シユしシール蒸気を発生するフラツシヤを設け、
該シール蒸気をタービンのグランドシール部へ送
給するよう構成したタービンのグランドシール装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942778U JPS6118163Y2 (ja) | 1978-09-22 | 1978-09-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12942778U JPS6118163Y2 (ja) | 1978-09-22 | 1978-09-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5546744U JPS5546744U (ja) | 1980-03-27 |
| JPS6118163Y2 true JPS6118163Y2 (ja) | 1986-06-03 |
Family
ID=29094073
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12942778U Expired JPS6118163Y2 (ja) | 1978-09-22 | 1978-09-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6118163Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5780452A (en) * | 1980-11-06 | 1982-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Resin composition |
| JP6415310B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2018-10-31 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | グランドシール蒸気給排気ユニット、蒸気タービン及び方法 |
-
1978
- 1978-09-22 JP JP12942778U patent/JPS6118163Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5546744U (ja) | 1980-03-27 |
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