JP6415227B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置に関し、特に排紙口に用紙を搬送する印刷装置に関する。
デジタルカメラの普及に伴い、写真が得られるデジタル印刷の需要が高くなってきている。写真に必要なサイズは写真の用途により異なるため、印刷装置には様々なサイズの写真を印刷できることが求められる。また、デジタルカメラで撮影された写真を印刷するための印刷装置は、一般ユーザによる印刷の利便性を図るため、印刷料金を徴収するための課金器を備えたセルフタイプの印刷装置が、コンビニエンスストアをはじめとして様々な業種の店舗内に設置されてきている。このような印刷装置では、特に小型化や低コスト化が求められている。
さて、印刷される写真は、ユーザの撮影した順番、あるいは、印刷後にフォトブックなどを作成する場合には製本する際のページの順番などに並べられることが求められている。このため、印刷装置には、指示された順番に用紙を印刷及び排紙するとともに、当該用紙をトレイ(排紙トレイ)の上にはみだしたり飛び出させたりせず整然と並べることが求められる。
しかしながら、用紙のサイズによっては、印刷装置内にて用紙を排紙口に搬送する際の速度(以下「排紙搬送速度」と記す)が速すぎると、用紙がトレイの上に並ばずトレイから飛び出することがある。一方、排紙搬送速度が遅すぎると、用紙がトレイ上の印刷物との摩擦等によって最適な位置まで届かずに途中で滞留してしまうことにより整然と並ばないことがある。
このような問題を解決するために、例えば特許文献1には、用紙のサイズを検知し、検知された用紙のサイズに基づいて、排紙搬送速度を変更する印刷装置が提案されている。
また例えば特許文献2には、用紙の特性(例えば厚み)を検知し、検知された用紙の特性と、用紙のサイズとに基づいて、排紙搬送速度を変更する印刷装置が提案されている。
特開平2−52850号公報 特開平2−95663号公報
特許文献1及び2のような印刷装置では、用紙のサイズまたは特性と排紙搬送速度とが対応するように、用紙を排紙口に搬送する排紙駆動機構の駆動が、用紙のサイズまたは特性に対応させて設定されている。しかしながら、用紙の特性、または、排紙駆動機構の排紙搬送速度は経時劣化等により変化するため、同じ駆動を行っても、排紙搬送速度が、適切な排紙搬送速度から乖離してしまい、写真等をトレイに整然と積み重ねることができなくなるという問題があった。
また、排紙搬送速度を制御するためには、印刷装置の排紙口付近に設けられた排紙ローラをステッピングモータ等のパルスモータで駆動制御する構成が考えられる。しかしながら、この構成では、ステッピングモータだけでなく、その駆動を制御する制御回路が必要であり、比較的高価になってしまうという問題がある。そこで、より安価な直流(DC)モータを使用する構成が考えらえる。しかしながらこの構成では、直流モータの回転軸上にエンコーダを設け、そのパルス出力を計測することにより速度の検出を行う必要があり、結果として、エンコーダや計測のためのセンサなどの追加部品が多数発生して、装置が複雑化したり高コスト化したりするという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、安価な構成で、排紙の際の搬送速度を維持することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る印刷装置は、枚葉化された用紙を排紙口に搬送する駆動を行う排紙駆動部と、前記排紙口または前記排紙口近傍に設けられ、前記用紙の搬送方向における後端の通過及び非通過を検出可能な排紙センサと、前記排紙駆動部が前記用紙の搬送を開始した時点から、前記排紙センサが前記後端の通過を検出した時点までの時間を計測し、当該時間に基づいて前記排紙駆動部の搬送速度を求める搬送速度計測部とを備える。また、前記印刷装置は、前記排紙駆動部の予め定められた目標の搬送速度である目標搬送速度を記憶する記憶部と、前記目標搬送速度と、前記搬送速度計測部で求めた前記搬送速度である計測搬送速度とに基づいて、次の前記用紙が搬送される際の前記排紙駆動部の駆動を制御する駆動制御部とを備える。前記用紙は、ロール状に巻回してなるロール紙を切断してなり、前記目標搬送速度は、前記ロール紙の巻き径の範囲ごとに規定され、前記切断直前の前記ロール紙の前記巻き径を取得する第2取得部をさらに備え、前記駆動制御部は、前記第2取得部で取得された前記巻き径の前記範囲に対応する前記目標搬送速度と、前記計測搬送速度とを前記制御に用いる。

本発明によれば、安価な構成で、排紙の際の搬送速度を目標搬送速度に維持することができる。
実施の形態1に係る印刷装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る印刷装置の印刷動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る印刷装置の排紙動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る印刷装置の排紙動作を説明するための図である。 実施の形態1に係る印刷装置の目標搬送速度の一例を示す図である。 実施の形態1に係る印刷装置の排紙駆動制御を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る印刷装置の目標搬送速度の一例を示す図である。 実施の形態3に係る印刷装置の目標搬送速度の一例を示す図である。 実施の形態4に係る印刷装置の排紙駆動制御の一例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る印刷装置の主要な構成を示すブロック図である。本実施の形態1では、印刷装置1は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報端末2と通信可能となっている。
また、図1の印刷装置1は、インタフェース(I/F)3と、システム制御部4と、印刷制御部5と、サーマルヘッド6と、機構制御部7と、用紙・インクシート搬送部8と、カッター9と、排紙駆動部10と、記憶部11と、排紙センサ12と、用紙センサ13とを備えている。以下で詳細に説明するように、この印刷装置1は、ロール状に巻回してなるロール紙の解かれた部分に印刷を行い、当該部分をロール紙から切断する。そして、印刷装置1は、当該切断してなる用紙(枚葉化された用紙)を排紙口に搬送することによって、当該用紙を写真等として排出することが可能となっている。
次に、印刷装置1の各構成要素について詳細に説明する。
第1取得部であるI/F3は、情報端末2と通信可能に接続されており、情報端末2から、印刷すべき画像データ及び用紙サイズなどの情報を受信(取得)する。なお、用紙サイズは、枚葉化された用紙の予め定められたサイズ(例えば8×4インチなど)であり、印刷装置1内にて排出直前に搬送される用紙の予め定められたサイズに対応している。
システム制御部4は、I/F3で受信された画像データ及び用紙サイズなどの情報と、印刷制御部5、機構制御部7、記憶部11及び用紙センサ13からの情報とに基づいて、印刷装置1の各構成要素を統括的に制御する。例えば、システム制御部4は、I/F3で受信された画像データ及び用紙サイズを処理して印刷データを生成し、印刷制御部5は、当該印刷データに基づいてサーマルヘッド6の駆動データを生成し、サーマルヘッド6は、当該駆動データに基づいて用紙(印刷用紙)に印刷を行う。つまり、システム制御部4は、サーマルヘッド6の画像印刷などを制御する。また例えば、システム制御部4は、機構制御部7を介して、ロール紙の解かれた部分の搬送及びインクシートの巻取りを行う用紙・インクシート搬送部8と、I/F3で受信された用紙サイズでロール紙の上記部分を切断するカッター9と、当該切断により枚葉化された用紙を排紙口に搬送する駆動を行う排紙駆動部10とを制御する。
記憶部11は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性メモリと、例えばRAM(Random Access Memory)などの一時記憶メモリとを含む。不揮発性メモリには、印刷に係る制御プログラム、各種初期値などが記憶される。一時記憶メモリは印刷に係る画像データの保存及びデータ処理を行うための作業用のメモリである。
ここで、例えば印刷装置1の図示しないCPU(Central Processing Unit)などが、記憶部11に記憶された制御プログラムを実行することにより、上述のシステム制御部4、印刷制御部5及び機構制御部7が、当該CPUの機能として実現される。本実施の形態1では、このようなプログラムの実行によって、システム制御部4は、上述の機能と、搬送速度計測部4aの機能と、駆動制御部4bの機能とを有している。なお、搬送速度計測部4a及び駆動制御部4bの詳細については後述する。
排紙センサ12は、印刷装置1の排紙口、または、当該排紙口近傍に設けられ、用紙の搬送方向における後端の通過及び非通過を検出することが可能となっている。排紙センサ12は、用紙の後端が排紙口または排紙口近傍を通過したか否かについての検出結果をシステム制御部4に出力する。なお、印刷装置1には、排紙センサ12以外にも、印刷に係る各種センサ(図示せず)を備えてもよい。
用紙センサ13は、印刷装置1におけるロール紙の着脱及び交換を検出する。この用紙センサ13には、例えば反射式の光学式センサが用いられる。
図2は、本実施の形態1に係る印刷装置1の印刷動作を説明する図である。図3及び図4は、当該印刷装置1の排紙動作を説明する図である。図2〜図4に示すように、印刷装置1は、ピンチローラ14,16,17と、グリップローラ15と、排紙ローラ18と、トレイ(排紙トレイ)19とを備えており、印刷装置1本体には排紙口20が設けられている。なお、図2〜4に示す印刷装置1には、ロール紙21及びインクシート22が装着されている。
印刷装置1に装着されたロール紙21の解かれた部分21aは、ピンチローラ14及びグリップローラ15に挟持されて搬送される(グリップローラ15を回動する駆動力を生成する用紙搬送モータは図示せず)。部分21aはインクシート22とともに、サーマルヘッド6及びピンチローラ16によって圧着、加熱されると、当該部分21aに画像が印刷される。
画像が印刷された部分21aは、カッター9を超えて搬送され、指定の長さで切断される。これにより、枚葉化された用紙21bが形成される。
ピンチローラ17及び排紙ローラ18は、印刷装置1の排紙口20付近に設けられており、排紙ローラ18は、排紙駆動部10の駆動力により回動する。本実施の形態1では、排紙駆動部10は、例えば直流モータを備えているものとする。排紙駆動部10による直流モータの駆動制御には、例えば定電流制御方式やPWM(パルス幅変調)方式等を用いることができる。
用紙21bは、ピンチローラ17と、排紙駆動部10により駆動される排紙ローラ18とにより、排紙口20から排出される。排紙口20から排出された用紙21b(排紙)は、印刷装置1の外部において排紙口20よりも下側に配設されたトレイ19に受容される。
ここで本実施の形態1では、排紙センサ12は、排紙口20近傍に配設されており、排紙口20近傍における用紙21bの有無を検出可能に構成されている。排紙センサ12は、用紙21bが有ると検出する状態から、用紙21bが無いと検出する状態に切り換わった場合に、用紙21bの後端が排紙口20近傍を通過したこと、つまり用紙21bが印刷装置1の内部から外部に排出されたことを検出する。
なお、排紙センサ12は、排紙口20近傍における用紙21bの有無を検出するのではなく、排紙口20における用紙21bの有無を検出するように構成されてもよい。このように構成された場合には、排紙センサ12は、上述と同様に用紙21bの後端が排紙口20を通過したか否かを検出することが可能になる。また、本実施の形態1では、排紙センサ12には透過型の光学式センサを用いるものとするが、これに限ったものではなく、反射光を利用する反射式の光学式センサやメカニカルなマイクロスイッチ等を用いてもよい。
さて、カッター9から排紙センサ12までの距離は、構造上固定されており、設計的に取得することが可能である。このため、排紙駆動部10(排紙ローラ18)が用紙21bの搬送を開始した時点から、排紙センサ12が用紙21bの後端の通過を検出した時点までの時間を計測することにより、排紙駆動部10(排紙ローラ18)により用紙21bが搬送される速度(排紙搬送速度)を算出することができる。
そこで、本実施の形態1では、システム制御部4の搬送速度計測部4aは、例えば図示しないタイマ等を用いて、排紙駆動部10に対して駆動指示を与えた時点から、排紙センサ12により用紙21bの後端の通過を検出する時点までの時間を計測し、カッター9から排紙センサ12までの距離を当該時間で除算することにより、排紙駆動部10の排紙搬送速度を求める。つまり、搬送速度計測部4aは、排紙駆動部10が用紙21bの搬送を開始した時点から、排紙センサ12が用紙21bの後端の通過を検出した時点までの時間を計測し、当該時間に基づいて排紙駆動部10の排紙搬送速度を求めることが可能となっている。
次に、従来の印刷装置1の問題点について説明する。通常、用紙21bの搬送方向の長さが、その横幅よりも十分大きい場合には、重力によりトレイ19上に安定して落下し、直前にトレイ19に受容された別の用紙21bの上に積み重なる。
しかしながら、用紙21bの長さが横幅に対して短い場合(例えば用紙21bのサイズがグリーティングカードの横向きサイズ等である場合)には、用紙21bが重力により下側に反ることなく、排紙口20からまっすぐ側方に排出されることになる。この場合に、排紙駆動部10の排紙搬送速度が速すぎる場合には、排紙口20から排出された用紙21bが滑空してしまい、トレイ19に受容されないことがある。この結果、連続して印刷を行った場合には、印刷装置1の周辺に用紙21bが散らばってしまうこともある。一方、排紙駆動部10の排紙搬送速度が遅すぎる場合には、用紙21bが落下せずに排紙口20付近に滞留することによる紙詰まりの発生が懸念される。しかも、排紙搬送速度は、経時劣化(例えば駆動モータのトルク低下や搬送機構の劣化)、用紙21bの特性または状態やモータの駆動力のばらつき、及び、当該駆動力を伝達するギア等の負荷のばらつき等により変化する。
そこで、本実施の形態1に係る印刷装置1は、この問題を解決するように以下のように構成されている。
記憶部11の不揮発性メモリには、排紙駆動部10の予め定められた目標の排紙搬送速度(以下「目標搬送速度」と記す)が記憶されている。図5は、本実施の形態1に係る記憶部11の不揮発性メモリに記憶されている、目標搬送速度の一例を示す図である。
図5にて排紙速度(目標値)として示されている目標搬送速度は、用紙21bの予め定められたサイズ(用紙サイズ、切断サイズ)ごとに規定されている。目標搬送速度は、排紙駆動部10における理想的な排紙搬送速度であり、用紙21bがトレイ19上に安定して落下する速度に対応している。なお、記憶部11に記憶される目標搬送速度は、例えば、主に使用される用紙21bのサイズ及び特性、並びに、排紙ローラ18及びトレイ19の構造などを考慮して構造的に計算されてもよいし、実際に実験的に計測されてもよい。
図1に示されるシステム制御部4の駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙サイズと同じ用紙サイズを記憶部11から検索し、当該用紙サイズに規定された目標搬送速度を記憶部11から読み取る。そして、駆動制御部4bは、記憶部11から読み取った目標搬送速度と、搬送速度計測部4aで求めた排紙搬送速度(以下「計測搬送速度」と記す)との差または比率に基づいて、例えば排紙駆動部10の駆動量または駆動力などを制御するための駆動電流などの量(以下「駆動制御量」と記す)を、テーブルまたは演算式を用いて補正する。駆動制御部4bは、補正された駆動制御量に基づいて、排紙駆動部10の駆動を制御することにより、次の用紙21bの排紙搬送速度を目標搬送速度と同等にすることが可能となっている。
以上のように、本実施の形態1に係る駆動制御部4bは、記憶部11に記憶された目標搬送速度と、搬送速度計測部4aで求めた計測搬送速度とに基づいて、次の用紙21bが搬送される際の排紙駆動部10の駆動を制御する。このような構成によれば、経時劣化や各種ばらつき等により変化していた排紙搬送速度を、目標搬送速度に維持することができる。
<動作>
図6は、本実施の形態1に係る印刷装置1の排紙駆動制御を示すフローチャートである。具体的には、図6には、目標搬送速度と計測搬送速度とから、排紙駆動部10に対する駆動制御量の補正値を演算したり、補正後の駆動制御量で排紙駆動部10の駆動を制御したりする動作が示されている。なお、以下の説明において、ロール紙21の交換後に印刷装置1が印刷した用紙21bの累積枚数をnと記したり、n枚目の印刷を「印刷n」と記したりすることもある。
まず、ステップS1にて、システム制御部4は、印刷nが、最初の印刷(n=1)であるか否かを判断する。ここでは、システム制御部4は、用紙センサ13によりロール紙21の交換の有無を印刷nの実行前に検出し、ロール紙21の交換があったことを検出した場合に、印刷nが最初の印刷であると判断する。最初の印刷でないと判断した場合にはステップS2に進み、最初の印刷であると判断した場合にはステップS7に進む。
なお、ステップS2に進む前には、前回の図6のステップS5及びS6の動作が行われることにより、直前の(n−1)枚目の印刷(n−1)の計測搬送速度V(n−1)が、搬送速度計測部4aによって求められ、記憶部11の不揮発性メモリに記憶されている。
ステップS2にて、システム制御部4の駆動制御部4bは、搬送速度計測部4aで求めた計測搬送速度V(n−1)を記憶部11から読み込む。また、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙サイズに対応する目標搬送速度V0(図5)を記憶部11から読み込む。
ステップS3にて、駆動制御部4bは、読み込んだ計測搬送速度V(n−1)及び目標搬送速度V0を、下記の演算式(1)に適用することにより、印刷nの際の排紙駆動部10に対する駆動制御量Tnを算出(演算)する。なお、演算式(1)において、K1は、目標搬送速度V0を駆動制御量に換算する係数であり、K2は、目標搬送速度V0と計測搬送速度V(n−1)との差を駆動制御量の補正量に換算する係数である。K2の値は正の値でもよいし負の値でもよい。
Tn=K1×V0+K2×(V0−V(n−1)) ・・・(1)
ステップS4にて、駆動制御部4bは、算出した駆動制御量Tnで、排紙駆動部10の駆動を制御することにより、印刷nに係る用紙21bを搬送する。以上のように、駆動制御部4bは、記憶部11に記憶された目標搬送速度と、搬送速度計測部4aで求めた用紙21bの計測搬送速度とに基づいて、その次の用紙21bが搬送される際の排紙駆動部10の駆動を制御する。そして、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙サイズに対応する目標搬送速度V0と、記憶部11の不揮発性メモリに記憶された計測搬送速度V(n−1)とを上記制御に用いる。
ステップS5にて、システム制御部4の搬送速度計測部4aは、排紙駆動部10が用紙21bの搬送(排紙ローラ18の駆動)を開始した時点から、排紙センサ12の検出結果が用紙21bの有(ON)から無(OFF)への遷移した時点(用紙21bの後端の通過を検出した時点)までの時間を計測する。そして、搬送速度計測部4aは、計測した時間に基づいて、排紙駆動部10の排紙搬送速度を計測搬送速度として求める。
ステップS6にて、システム制御部4は、ステップS5で求めた計測搬送速度を記憶部11の不揮発性メモリに記憶する。その後、図6の動作を終了する。
ステップS1からステップS7に進む場合(最初の印刷であると判定された場合)には、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙サイズに対応する目標搬送速度V0を記憶部11から読み込む。
そして、ステップS8にて、駆動制御部4bは、読み込んだ目標搬送速度V0にK1を乗じて、印刷(n=1)の際の排紙駆動部10に対する駆動制御量T1(=K1×V0)を算出する。つまり、本実施の形態1では、演算式(1)におけるデフォルトの計測搬送速度V(n−1)として目標搬送速度V0を用いる。
ステップS8後、上述のステップS4以降の動作が行われる。つまり、駆動制御部4bが、算出した駆動制御量T1で、排紙駆動部10の駆動を制御することにより、用紙21bを搬送したり、搬送速度計測部4aが計測搬送速度V1を求めて記憶部11の不揮発性メモリに記憶したりする。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る印刷装置1によれば、目標搬送速度と計測搬送速度とに基づいて、次の用紙21bが搬送される際の排紙駆動部10の駆動を制御する。これにより、経時劣化や各種ばらつき等により変化していた排紙搬送速度を、目標搬送速度に維持することができる。したがって、用紙21bが飛び出したり滞留したりすることを抑制することができるので、用紙21bをトレイ19に整然と安定して積み重ねることができる。また、本実施の形態1では、排紙センサ12を利用して用紙21bの排紙搬送速度を求めることから、高価なモータや部品を使用しなくて済む。このため、安価な構成で上述の効果を得ることができる。
なお、排紙センサ12が、用紙21bの後端を検出した時点では、用紙21bは排紙ローラ18から抜け出ているので、最初に搬送される用紙21bについては、計測搬送速度に基づいて排紙駆動部10の駆動、ひいては排紙搬送速度を制御することができない。しかしながら本実施の形態1では、目標搬送速度にも基づいて排紙駆動部10の駆動を制御することから、最初に搬送される用紙21bの排紙搬送速度を、ある程度適切化することができる。
また、本実施の形態1では、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙21bの予め定められたサイズに対応する目標搬送速度と、計測搬送速度とを上記制御に用いる。このような構成によれば、用紙21bのサイズに関して目標搬送速度を適切化することができる。
また、本実施の形態1では、駆動制御部4bは、目標搬送速度と、不揮発性メモリに記憶された計測搬送速度とを上記制御に用いる。このように計測搬送速度の履歴を不揮発メモリに記憶する構成によれば、仮に電源が切断されたとしても計測搬送速度の履歴を記憶し続けることができるので、電源投入後においても適切な排紙搬送速度を実現することが可能となる。
また、以上では、説明を分かり易くするために、サイズが同じ複数の用紙21bを連続して印刷する場合の動作について説明したが、実際の運用上において、サイズが異なる複数の用紙21bを連続して印刷することもある。そこで、駆動制御部4bが上記制御に用いる計測搬送速度は、計測搬送速度のうちI/F3で受信された予め定められたサイズに対応するものであってもよい。なお、ここでいう計測搬送速度には、例えば、I/F3で受信された予め定められたサイズに対応する計測搬送速度が過去に計測されていれば、その中から新しい計測搬送速度が用いられ、計測されていなければ、予め定められたデフォルトの搬送速度が用いられる。このような構成によれば、次の用紙21bの駆動や排紙搬送速度をより適切化することができる。
なお、以上の説明では、演算式(1)に示されるように、駆動制御量の補正量の算出には、直前の計測搬送速度V(n−1)のみを使用した。しかしこれに限ったものではなく、駆動制御量をさらに適切化するために、計測搬送速度V(n−1)の直前に計測される(n−2)枚目の計測搬送速度V(n−2)、計測搬送速度V(n−2)の直前に計測される(n−3)枚目の計測搬送速度V(n−3)、及び、これらよりもさらに過去の履歴の少なくともいずれか1つも使用して、駆動制御量の補正量を算出してもよい。
また、以上に説明した構成では、用紙21bの予め定められたサイズを取得する第1取得部には、I/F3が利用された。しかしこれに限ったものではなく、第1取得部には、用紙21bの予め定められたサイズを検出するセンサなどが利用されてもよい。また、ロール紙21が装着される印刷装置1に限ったものではなく、既定の用紙サイズに予め枚葉化されたシート状の用紙が装填される印刷装置についても、上述と同様に構成することができる。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2に係る印刷装置の主要なブロック構成は、実施の形態1(図1)と同様である。そこで、本実施の形態2に係る印刷装置において、実施の形態1で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。
一般的に、既定の用紙サイズに予め枚葉化されたシート状の用紙を印刷する場合とは異なり、ロール紙21を印刷する場合には、印刷を重ねるにつれてロール紙21の巻き径(ロール径)が小さくなり、ロール紙21の巻き癖(以下「カール」と記す)が強くなり、用紙21bの反りが顕著になる。カッター9により切断してなる用紙21bの反りが大きくなるほど、用紙21bと排紙搬送路(図示せず)とが擦れやすくなり、排紙搬送速度に影響を与えることがある。このため、用紙21bをトレイ19に安定して積み重ねるためには、用紙21bのカールの量を考慮して、排紙搬送速度を調整することが好ましい。
そこで、本実施の形態2では、ロール紙21からなる用紙21bについて、用紙21bのサイズだけでなく、用紙21bのカール量も考慮して、排紙駆動部10の駆動を制御するように構成されている。
図7は、本実施の形態2に係る記憶部11の不揮発性メモリに記憶されている、目標搬送速度の一例を示す図である。図7にて排紙速度(目標値)として示されている目標搬送速度は、用紙21bの予め定められたサイズごとに規定されているとともに、ロール紙21の巻き径の範囲ごとにも規定されている。
また、本実施の形態2では、切断直前(例えば印刷時など)のロール紙21の巻き径を取得する第2取得部が備えられている。この第2取得部には、例えば上述の用紙センサ13が利用される。
ここで、第2取得部の第1構成例について説明する。この第1構成例では、用紙センサ13が、ロール紙21の回転軸を垂直に通る仮想的な直線上に配設される。その上で、用紙センサ13により、用紙センサ13とロール紙21の外周面との間の距離を測定し、例えばシステム制御部4が、当該距離に基づいてロール紙21の巻き径を算出する。
次に、第2取得部の第2構成例について説明する。この第2構成例では、用紙センサ13により、新しいロール紙21が印刷装置1に装着されたことを検出した時点から、例えばシステム制御部4が、ロール紙21への印刷履歴を蓄積していく。これにより、システム制御部4が、使用したロール紙21の累積長さを算出し、当該長さに基づいてロール紙21の巻き径を算出する。
なお、新しいロール紙21の装着の検出には、用紙終了後の用紙の装着を最初に検出するセンサや、新しいロール紙21の先端に貼り付けられたマーカーを検出するセンサなどが用いられてもよい。また、残量管理機構を持ったものであればその数値をもとに、新しいロール紙21が装着されたか否かを判断してもよい。
さて、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙21bの予め定められたサイズと、第2取得部で取得されたロール紙21の巻き径の上記範囲とに対応する目標搬送速度を、記憶部11から読み込む。そして、駆動制御部4bは、読み込んだ目標搬送速度と、計測搬送速度とに基づいて、次の用紙21bが搬送される際の排紙駆動部10の駆動、ひいては排紙搬送速度を制御する。
例えば、用紙センサ13により新しいロール紙21の装着が検出された場合には、本実施の形態2に係る印刷装置1は、印刷nが最初の印刷(n=1)であると判断して、実施の形態1のステップS8等と同様の動作を行う。つまり、この場合には、用紙21bのカール量が比較的安定していることから、駆動制御部4bは、第2取得部で取得された巻き径等に対応する目標搬送速度に基づいて駆動制御量を算出し、当該駆動制御量で排紙駆動部10の駆動を制御する。
そして、それ以降の印刷(n≧2)を行う場合には、本実施の形態2に係る印刷装置1は、実施の形態1のステップS2等と同様を行う。つまり、駆動制御部4bは、直前の(n−1)枚目の印刷(n−1)の計測搬送速度と、第2取得部で取得された巻き径等に対応する目標搬送速度とに基づいて駆動制御量を算出し、当該駆動制御量で排紙駆動部10の駆動を制御する。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る印刷装置1によれば、実施の形態1と同様に、安価な構成で、排紙搬送速度を目標搬送速度に維持することができるので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態2では、駆動制御部4bは、第2取得部で取得されたロール紙21の巻き径の上記範囲に対応する目標搬送速度と、計測搬送速度とを上記制御に用いる。ここで、上述したように、用紙21bのカール量と、ロール紙21の巻き径とは相関があることから、以上の構成によれば、用紙21bのカール量に関して目標搬送速度を適切化することができる。
なお、新たなロール紙21が装着された場合には、用紙21bの反り等の条件が大きく異なるため、直前の計測搬送速度に基づいて算出される駆動制御量の補正量が有効に作用するとは限らない。そこで、駆動制御部4bが上記制御に用いる計測搬送速度は、計測搬送速度のうち第2取得部で取得された巻き径の上記範囲に対応するものであってもよい。なお、ここでいう計測搬送速度には、例えば、第2取得部で取得された巻き径の上記範囲に対応する計測搬送速度が過去に計測されていれば、その中から新しい計測搬送速度が用いられ、計測されていなければ、予め定められたデフォルトの搬送速度が用いられる。このような構成によれば、次の用紙21bの駆動や排紙搬送速度をより適切化することができる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る印刷装置の主要なブロック構成は、実施の形態2と同様である。そこで、本実施の形態3に係る印刷装置において、実施の形態2で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。
一般的に、用紙21b(ロール紙21)には、銀塩写真に用いられる天然紙を芯材に使用した印画紙に近い質感が得られる用紙が用いられる。しかし、近年は、プラスチック材料を使用したシール紙、または、芯材の厚みが厚く弾性力が従来よりも強いカード用の用紙も用いられることがある。用紙21bのこのような種類が異なると、排紙搬送速度も異なることがある。このため、用紙21bをトレイ19に安定して積み重ねるためには、用紙21bの種類を考慮して、排紙搬送速度を調整することが好ましい。
そこで、本実施の形態3では、用紙21bのサイズ及びカール量だけでなく、用紙21bの種類も考慮して、排紙駆動部10の駆動を制御するように構成されている。
図8は、本実施の形態3に係る記憶部11の不揮発性メモリに記憶されている、目標搬送速度の一例を示す図である。図8にて排紙速度(目標値)として示されている目標搬送速度は、用紙21bの予め定められたサイズごと、及び、ロール紙21の巻き径の範囲ごとに規定されているとともに、用紙21bの予め定められた種類ごとにも規定されている。
また、本実施の形態3では、用紙21b(印刷装置1に装着されたロール紙21)の予め定められた種類を取得する第3取得部が備えられている。
ここで、第3取得部の第1構成例について説明する。この第1構成例では、用紙21bの種類を示すバーコードなどの反射型の光学センサで読み取り可能なラベルを、用紙21bの枠外やロール紙21の棒軸などに貼り付けておく。そして、用紙21bやロール紙21が印刷装置1に装着された場合に、用紙センサ13が、それらに貼り付けられた当該ラベルを読み取ることによって、用紙21bの種類を取得する。
次に、第3取得部の第2構成例について説明する。この第2構成例では、第3取得部にI/F3が利用される。具体的には、I/F3は、情報端末2から用紙21bの種類の情報を受信する。
さて、駆動制御部4bは、I/F3で受信された用紙21bの予め定められたサイズと、第2取得部で取得されたロール紙21の巻き径と、第3取得部で取得された用紙21bの予め定められた種類とに対応する目標搬送速度を、記憶部11から読み込む。そして、駆動制御部4bは、読み込んだ目標搬送速度と、計測搬送速度とに基づいて、次の用紙21bが搬送される際の排紙駆動部10の駆動、ひいては排紙搬送速度を制御する。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る印刷装置1によれば、実施の形態1と同様に、安価な構成で、排紙搬送速度を目標搬送速度に維持することができるので、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態3では、駆動制御部4bは、第3取得部で取得された用紙21bの予め定められた種類に対応する目標搬送速度と、計測搬送速度とを上記制御に用いる。このような構成によれば、用紙21bの種類に関して目標搬送速度を適切化することができる。
なお、以上では、説明を分かり易くするために、種類が同じ複数の用紙21bを連続して印刷する場合の動作について説明したが、実際の運用上において、種類が異なる複数の用紙21bを連続して印刷することもある。そこで、駆動制御部4bが上記制御に用いる計測搬送速度は、計測搬送速度のうち第3取得部で取得された予め定められた種類に対応するものであってもよい。なお、ここでいう計測搬送速度には、例えば、第3取得部で取得された予め定められた種類に対応する計測搬送速度が過去に計測されていれば、その中から新しい計測搬送速度が用いられ、計測されていなければ、予め定められたデフォルトの搬送速度が用いられる。このような構成によれば、次の用紙21bの駆動や排紙搬送速度をより適切化することができる。
<実施の形態4>
本発明の実施の形態4に係る印刷装置の主要なブロック構成は、実施の形態1〜3と同様である。そこで、本実施の形態4に係る印刷装置において、実施の形態1〜3で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、異なる部分について主に説明する。
図9は、実施の形態4に係る印刷装置1の搬送駆動制御の一例を示す図である。制御波形Aは、図9の排紙センサ出力の波形が出力された場合の、排紙駆動部10に対する駆動電流(駆動制御量に対応)の基準波形を示す。この制御波形Aは、制御波形B〜Fにおいて点線で図示されている。
本実施の形態4に係る駆動制御部4bは、制御波形B〜Fのいずれかで排紙駆動部10の駆動を制御することにより、制御波形Aに対応する排紙搬送速度よりも遅い排紙搬送速度で用紙21bを搬送することが可能となっている。
なお、実施の形態1において、排紙駆動部10による直流モータの駆動制御には、例えば定電流制御方式やPWM(パルス幅変調)方式等を用いることができると説明した。ここでいう定電流制御方式の制御波形は、制御波形B,Cに対応し、PWM方式の制御波形は、制御波形Fに対応する。制御波形Bは、搬送中の駆動電流値が一定値であり、制御波形Aよりも駆動電流値が低くなっている。制御波形Cは、搬送の途中まで駆動電流値が一定値であり、制御波形Aよりも駆動電流値がHIGHである時間が短くなっている。制御波形Fは、搬送中の駆動電流値がHIGHとLOWとを繰り返し、時間経過とともに駆動電流値がHIGHである時間が短くなっている。
制御波形Dは、搬送中の駆動電流値が段階的に低くなっており、実質的には制御波形Bと制御波形Cとを組み合わせた波形である。制御波形Eは、搬送中の駆動電流値が連続的に低くなっている。
<実施の形態4のまとめ>
制御波形C〜Fを用いる場合、駆動制御部4bは、一の用紙21bが搬送される期間中に、排紙駆動部10の駆動を変更することが可能となる。これにより、例えば用紙21bのサイズや種類等によって、一の用紙21bが搬送される期間中の排紙搬送速度を、精密に制御することが可能となるので、用紙21bをトレイ19に整然と安定して積み重ねることができる可能性を高めることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
1 印刷装置、3 I/F、4a 搬送速度計測部、4b 駆動制御部、10 排紙駆動部、11 記憶部、12 排紙センサ、13 用紙センサ、20 排紙口、21 ロール紙、21b 用紙。

Claims (8)

  1. 枚葉化された用紙を排紙口に搬送する駆動を行う排紙駆動部と、
    前記排紙口または前記排紙口近傍に設けられ、前記用紙の搬送方向における後端の通過及び非通過を検出可能な排紙センサと、
    前記排紙駆動部が前記用紙の搬送を開始した時点から、前記排紙センサが前記後端の通過を検出した時点までの時間を計測し、当該時間に基づいて前記排紙駆動部の搬送速度を求める搬送速度計測部と、
    前記排紙駆動部の予め定められた目標の搬送速度である目標搬送速度を記憶する記憶部と、
    前記目標搬送速度と、前記搬送速度計測部で求めた前記搬送速度である計測搬送速度とに基づいて、次の前記用紙が搬送される際の前記排紙駆動部の駆動を制御する駆動制御部と
    を備え
    前記用紙は、ロール状に巻回してなるロール紙を切断してなり、
    前記目標搬送速度は、前記ロール紙の巻き径の範囲ごとに規定され、
    前記切断直前の前記ロール紙の前記巻き径を取得する第2取得部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、
    前記第2取得部で取得された前記巻き径の前記範囲に対応する前記目標搬送速度と、前記計測搬送速度とを前記制御に用いる、印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記目標搬送速度は、前記用紙の予め定められたサイズごとに規定され、
    前記用紙の前記予め定められたサイズを取得する第1取得部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、
    前記第1取得部で取得された前記予め定められたサイズに対応する前記目標搬送速度と、前記計測搬送速度とを前記制御に用いる、印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置であって、
    前記駆動制御部が前記制御に用いる前記計測搬送速度は、前記計測搬送速度のうち前記第1取得部で取得された前記予め定められたサイズに対応するものである、印刷装置。
  4. 請求項に記載の印刷装置であって、
    前記駆動制御部が前記制御に用いる前記計測搬送速度は、前記計測搬送速度のうち前記第2取得部で取得された前記巻き径の前記範囲に対応するものである、印刷装置。
  5. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記目標搬送速度は、前記用紙の予め定められた種類ごとに規定され、
    前記用紙の前記予め定められた種類を取得する第3取得部をさらに備え、
    前記駆動制御部は、
    前記第3取得部で取得された前記予め定められた種類に対応する前記目標搬送速度と、前記計測搬送速度とを前記制御に用いる、印刷装置。
  6. 請求項に記載の印刷装置であって、
    前記駆動制御部が前記制御に用いる前記計測搬送速度は、前記計測搬送速度のうち前記第3取得部で取得された前記予め定められた種類に対応するものである、印刷装置。
  7. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記駆動制御部は、
    一の前記用紙が搬送される期間中に、前記排紙駆動部の前記駆動を変更可能な、印刷装置。
  8. 請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載の印刷装置であって、
    前記記憶部は、
    前記搬送速度計測部で求めた前記計測搬送速度を記憶する不揮発性メモリを含み、
    前記駆動制御部は、
    前記目標搬送速度と、前記不揮発性メモリに記憶された前記計測搬送速度とを前記制御に用いる、印刷装置。
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