JP6415145B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置の課題として、感光ドラム(感光体)の表面電位が様々な要因により変化し、その結果、画像品質が低下することが挙げられる。例えば、スキャナユニットから出射されるレーザ光の光量低下により、感光ドラムの表面電位が所望の電位より低くなり、画像品質が低下する場合がある。ここで、レーザ光の光量の低下を転写電流量に基づいて検出する技術が知られている(特許文献1)。
特開2012−155075号公報
レーザ光の光量低下には様々な要因が考えられる。例えば、微小な塵埃や化学物質等の異物が浮遊する大気中で画像形成装置を使用し続けると、その異物が装置本体内に入り込み、スキャナユニット内のレーザ光源や他の光学部品に付着することが要因の一つとして挙げられる。スキャナユニットが備える反射ミラーや結像レンズなどの光学部品表面に塵埃が堆積していくと、反射率や透過率が次第に低下して、スキャナユニットから出射されるレーザ光の光量が低下する。一方、レーザダイオード等のレーザ素子の発光点に異物が付着するとレーザ光量が大きく低下する。このようなレーザ光の光量低下の要因を高精度で判定する技術が求められている。
上記課題に鑑みて、本発明は、レーザ光の光量の低下の要因を高精度に判定することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
駆動電流を供給されて第1レーザ光を出射する第1出射部を備える発光部材と、
前記第1レーザ光が照射される感光体と、
前記感光体の表面電位に関する値を検出する検出部と、
前記発光部材の異常を判定する判定部と、
前記感光体に電圧を印加する電圧印加部と、
前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関する値が第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が第2所定範囲外の値である場合、前記電圧印加部が異常状態であると報知し、
前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関する値が前記第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が前記第2所定範囲内の値であって、前記判定部が前記発光部材は異常状態であると判定しない場合、前記発光部材以外の光学部品が異常状態であると報知し、
前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関
する値が前記第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が前記第2所定範囲内の値であり、前記判定部が前記発光部材は異常状態であると判定する場合、前記発光部材が異常状態であると報知する報知部と、
を有し、
前記検出部は、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を複数回検出し、前記判定部は、前記検出部で検出した前記表面電位に関する値の変化量に基づいて前記発光部材が異常状態であるかを判定することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
第1レーザ光を出射する第1出射部と、第2レーザ光を出射する第2出射部とを有し、共通の第1駆動電流の供給により前記第1レーザ光と前記第2レーザ光を出射する第1発光部材と、
第3レーザ光を出射する第3出射部と、第4レーザ光を出射する第4出射部とを有し、共通の第2駆動電流の供給により前記第3レーザ光と前記第4レーザ光を出射する第2発光部材と、
前記第1レーザ光と前記第3レーザ光が照射される感光体と、
前記第2レーザ光と前記第4レーザ光を受光する受光部と、
前記受光部が受光した前記第2レーザ光の光量に基づいて前記感光体に照射される前記第1レーザ光の光量を制御し、前記受光部が受光した前記第4レーザ光の光量に基づいて、前記感光体に照射される前記第3レーザ光の光量を制御する光量制御部と、
前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の第1表面電位に関する値と、前記感光体の前記第3レーザ光が照射された部分の第2表面電位に関する値を検出する検出部と、
前記発光部材の異常を判定する判定部と、
を有し、
前記判定部は前記検出部により検出された前記第1表面電位に関する値又は前記第2表面電位に関する値のうちの一方のみが第1所定値以上である場合、前記発光部材が異常状態であと判定し、前記検出部により検出された前記第1表面電位に関する値又は前記第2表面電位に関する値のうちの一方のみが第2所定値以下である場合、前記発光部材が異常状態であると判定することを特徴とする。
本発明によれば、レーザ光の光量の低下の要因を高精度で判定することができる。
本実施例に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図 本実施例の画像形成プロセス部の構成を示す概略図 光量制御部を説明する概略図 スキャナユニットの構成を示す概略斜視図 レーザ光源をCANパッケージでパッケージした構成を説明する図 印加電圧と電流値の関係を示すグラフ ドラム電位の算出について説明するためのグラフ レーザ照射後のドラム電位とレーザ光量の関係を示すグラフ 実施例1におけるレーザ光量異常判定シーケンスを説明する図 実施例2のツインビームレーザとPDセンサを示す図 実施例2におけるレーザ光量異常判定シーケンスを説明する図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
まず、図1を参照して、本発明の実施例(以下、本実施例)に係る画像形成装置の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係る画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。本実施例においては、画像形成装置の一例として電子写真方式のレーザビームプリンタについて説明する。画像形成装置100は、記録材としての用紙をセットする給紙カセット101、用紙をピックアップするピックアップローラ102、用紙を給紙搬送する給紙ローラ103、用紙にトナー像を定着する定着装置104、用紙を排紙する排紙ローラ105を有する。さらに、画像形成装置100は、帯電、露光、現像、転写などを行う画像形成プロセス部106を有する。
給紙カセット101にセットされた用紙は、ピックアップローラ102にピックアップされ、給紙ローラ103によって給紙搬送される。そして、画像形成プロセス部106において用紙にトナー像が転写され、定着装置104によってトナー像が用紙上に定着され
る。その後、排紙ローラ105によって画像形成装置100の機外に排出される。
次に、図2を参照して、画像形成プロセス部106の詳細について説明する。図2は、本実施例の画像形成プロセス部の構成を示す概略図である。画像形成プロセス部106は、像担持体としての感光ドラム201、帯電ローラ202、現像スリーブ203、転写ローラ204、帯電回路205、転写回路206、スキャナユニット207、前露光部211を有する。
転写ローラ204には、電圧印加部としての転写回路206によって生成された転写バイアスが印加されている。転写回路206は、画像形成装置の動作シーケンスを制御する制御部107で出力バイアス値及び極性を正負に可変することができる。また、電流検出回路210は、転写回路206から転写ローラ204、感光ドラム201、ドラムアース209を流れる電流Aを検出することができる。
非画像領域にて、転写ローラ204に対してDC電圧を各々印加した際に電流検出回路210より得られる情報は制御部107によって検出される。制御部107は、検出される各々の電流値に基づいて、感光ドラム201と転写ローラ204間の放電開始電圧を判断し、判断結果を用いて感光ドラム201上の表面電位(以降、ドラム電位とする)VLを算出する。これらを用いた感光ドラム201の帯電、スキャナユニット207による露光等のいわゆる画像形成プロセスはCPUやASIC等の画像形成装置を制御する制御部107により制御される。
<スキャナユニット>
次に、図3、図4を参照して、本実施例のスキャナユニットについて説明する。図3は、スキャナユニットが備えるレーザ光源の露光量を制御する光量制御部を説明する概略図である。図4は、スキャナユニットの構成を示す概略斜視図である。本発明の光量制御部は、図3に示すレーザドライバ303と制御回路部108とを有する。図3に示すように、レーザドライバ303は、レーザダイオード304の発光量を受光部としてのPD(フォトダイオード)センサ305でモニタしながら、光量を一定にするように制御を行っている。レーザダイオード304は、制御回路部108からのビデオ信号301や制御回路部108からのコントロール信号302に応じてレーザドライバ303により駆動されて、発光しビーム(レーザ光)を発射する。
図4に示すように、スキャナユニット207は、発光部材としてのレーザダイオード304(図5参照)を備えるレーザ光源300、シリンドリカルレンズ402、ポリゴンミラー403、結像レンズ404、反射ミラー405を有する。そして、それら各光学部品は光学箱401に収容されている。レーザ光源300内のレーザダイオード304から照射されたレーザ光はシリンドリカルレンズ402によって線状のビームに集光する。ポリゴンミラー403は回転多面鏡の一例であり、スキャナモータ406により一定方向(矢印S方向)に回転し、レーザ光を反射しながら走査する。スキャナモータ406は図示しない速度制御部からの加速信号/減速信号によって一定の回転速度になるように制御される。
結像レンズ404は感光ドラム201上を等速で走査するように設計されており、反射ミラー405に反射したレーザ光は感光ドラム201上にスポットを形成して、矢印A方向に走査する。感光ドラム201は矢印R方向に回転駆動することによって、静電潜像が感光ドラム201上に形成される。
微小な塵埃や化学物質が浮遊する大気中で画像形成装置100を使用し続けると、塵埃や化学物質が画像形成装置100の本体内に入り込む。スキャナユニット207は画像形
成装置100の内部にあるものの、小さな塵埃や化学物質が画像形成装置100内部を冷却する風路などを介して、スキャナユニット207内の光学部品等に付着する。例えば、反射ミラー405や結像レンズ404表面に塵埃が堆積していくと、反射率や透過率が次第に低下していく。
(実施例1)
以下、本発明の実施例1について説明する。図5を参照して、実施例1におけるレーザ光源のパッケージについて説明する。画像形成装置100で用いられているレーザ光源300のパッケージとしては、一般にCANパッケージやフレームパッケージと呼ばれるものがある。図5は、レーザ光源をCANパッケージでパッケージした構成について説明する図である。図5(a)は、CANパッケージを示す図である。図5(b)は図5(a)の一部を省略した図であって、レーザ光源とPDセンサを示す図である。図5(c)はレーザ光源とPDセンサを示す拡大図である。
CANパッケージは、レーザダイオード304が図示しないステム上に実装されており、ガラス501が接着された金属缶502で封止したものである。また、CANパッケージにはガラス501が無く、密閉されていないオープンパッケージのものもある。この場合、レーザダイオード304は大気に暴露されている。
本実施例では、一例としてガラス501の無いCANパッケージのレーザ光源300を用いた場合のレーザ光量異常判定について説明する。レーザダイオード304は共振器の両端に劈開端面によって形成され、一部のレーザ光を透過する反射鏡を有している。レーザ光源300の前方側の反射鏡から透過して出射される第1レーザ光(以下フロント光)は感光ドラム201を露光する。一方、後方側の反射鏡から出射される第2レーザ光(以下リア光)は、対向面に配置されたPDセンサ305へと照射される。フロント光とリア光は共通の駆動電流の供給によって出射されるレーザ光である。
レーザ光源300に使用されているレーザダイオード304は、微小な発光点(出射部)からレーザ光が照射される。一般的に画像形成装置100に使用されているレーザダイオード304において、発光点のサイズは数マイクロメートル四方程度である。よって、数マイクロメートル程度の異物が一つでもレーザダイオード304の第1出射部としての前方側発光点304aに付着すると、フロント光が大幅に遮られてしまい、感光ドラム201上で所望な光量が得られなくなったり、スポット形状が変形したりする。これにより、結果的に画像品質が低下してしまう。
一方、レーザダイオード304の第2出射部としての後方側発光点304bに異物が付着すると、PDセンサ305へ照射されるリア光の光量が低下する。前述のようにPDセンサ305の受光光量が一定になるように、光量を一定にするように制御しているため、この場合はフロント光量が所望光量よりも高くなってしまう。
レーザダイオード304の発光点から発光したレーザ光は拡がりをもっており、スキャナユニット207内の光学部品上のスポット径は発光点サイズと比べて大きい。また、ポリゴンミラー403、結像レンズ404、反射ミラー405等においては順次走査しているため、これらの光学部品に塵埃が付着した場合には、付着量に応じて光量が緩やかに低下する。
一方、上述したようにレーザダイオード304は発光点サイズが小さいため、一つの異物が付着するだけで光量が急激に変化する。本発明は、レーザ光源300(レーザダイオード304)とその他の光学部品の異物に対する敏感度の違いを利用して、レーザ光源300の光量異常を判別するものである。
<ドラム電位測定>
さらに、図6を参照して、ドラム電位の測定の詳細を説明する。図6は、放電開始電圧付近における転写ローラへの印加電圧と感光ドラムに流れる電流値の関係を示すグラフである。本実施例の画像形成装置は、ドラム電位(感光ドラム201の表面電位)に関する値を検出する不図示の検出部を有する。ドラム電位に関する値とは、感光ドラム201の表面電位自体や、表面電位と相関のある値(例えば電圧値、電流値など)である。図6に示すように、放電が開始されるまでは、転写ローラ204から感光ドラム201に印加された電圧に応じた電流が流れる(直線(1))。しかし、感光ドラム201と転写ローラ204との間で放電が開始されると、急激に電流が流れるようになり変極点を持った曲線となる(曲線(1))。この変曲点での電圧を放電開始電圧とする。
このことより、感光ドラム201と転写ローラ204との間に流れる放電電流は、曲線(1)から直線(1)を引いたΔ値で算出することができる。そしてこのΔ値が所望の電流値(例えば3[μA]または−3[μA])になった時点を放電が開始した電圧と判断する。また、感光ドラム201の放電特性として、環境や感光ドラム膜厚の違いにより、放電に必要となる電位差は異なる。
ただし、転写ローラ204の表面性が感光ドラム201と同等であれば、図7に示すように、ドラム電位に対して、放電が開始するのに必要な電位差は正負対称になる。この特性は放電現象として一般的に知られている。転写ローラ204と感光ドラム201が平面−平面ギャップ間であると見なした場合、平面−平面ギャップ間の放電特性と同じであり、ドラム電位VLは以下の(式1)で求めることができる。図7に示すように、感光ドラム201の表面電位より正側の放電開始電圧をVDh、ドラム電位VLより負側の放電開始電圧をVDlとした場合、VDhとVDlの和の1/2となる。すなわち、下記の(式1)で表すことができる。
Figure 0006415145
レーザ光照射後のドラム電位も同様にして求めることができる。レーザ光照射後の推定ドラム電位を中心としたバイアスを印加し、レーザ光照射後の推定ドラム電位より負側の放電開始電圧VLlとレーザ光照射後の推定ドラム電位より正側の放電開始電圧VLhを判断する。この判断したVLlとVLhの和の1/2をドラム電位VLと定める。すなわち、レーザ光照射後のドラム電位VLは下記の(式2)で表すことができる。
Figure 0006415145
<レーザ光量異常判定方法>
次に、図8、図9を参照して、本実施例におけるレーザ光量の異常判定方法について説明する。図8は、レーザ照射後のドラム電位とレーザ光量を示すグラフである。まず、レーザ光量とドラム電位の関係について説明する。感光ドラム201に対してレーザ光源300が照射するレーザ光量が増加すると、ドラム電位は例えば、−150Vから−100Vのように変化する。すなわち、レーザ光量が増加するとドラム電位の絶対値が下がる。
図8の横軸は画像形成装置100の使用時間に該当するプリント枚数を示している。本実施例においては、ドラム電位を複数回検出したときのドラム電位の変化量に基づいて、
レーザ光の光量の低下の要因を判別している。使用初期は所定光量でレーザ光を照射したときのドラム電位は所望のVLtgとなる。
ここで、図8中の白丸プロットは、レーザダイオード304以外(発光部材以外)の光学部品に塵埃や化学物質等の異物が堆積(光学部品汚れ)することで、ドラム電位(レーザ光量)が変化する様子を示している。また、図8中の黒丸プロットは、レーザダイオード304の前方側発光点304aに異物が付着(レーザ故障(フロント))することで、ドラム電位(レーザ光量)が変化する様子を示している。また、図8中の黒三角プロットは、レーザダイオード304の後方側発光点304bに異物が付着(レーザ故障(リア))することで、ドラム電位(レーザ光量)が変化する様子を示している。
図8の白丸プロットが示すように、光学部品の汚れの増加に伴い、ドラム電位(レーザ光量)は徐々に低下していく。また、黒丸プロットが示すように、レーザダイオード304の前方側発光点304aに異物が付着すると、ドラム電位(レーザ光量)が急激に低下する。図8においては、プリント枚数がX1とX2の間で前方側発光点304aに異物が付着していることが分かる。また、黒三角プロットが示すように、レーザダイオード304の後方側発光点304bに異物が付着すると、ドラム電位(レーザ光量)が急激に増加する。図8においては、プリント枚数がX3とX4の間で後方側発光点304bに異物が付着していることが分かる。すなわち、ドラム電位の変化の仕方が負の場合は、前方側発光点304aが異常であると判定し、ドラム電位の変化の仕方が正の場合は、後方側発光点304bが異常であると判定することができる。
レーザ故障が生じた時は、所定の期間内(図8では、X1とX2の間、X3とX4の間)におけるドラム電位の変化量の絶対値がVLs以上(所定値以上)となっている。すなわち、ドラム電位の変化量の絶対値がVLs以上の急激な変化である場合、レーザ故障が生じたことを推定できる。一方、ドラム電位が緩やかに変化した場合、レーザ故障以外の要因で故障したことを推定できる。以上のように、画像形成装置100の耐久状況に応じたドラム電位を計測することにより、レーザ光量異常を推定することが可能となる。
さらに、図9を参照して、制御部107によるレーザ光量の異常を判定する制御について説明する。図9は、実施例1におけるレーザ光量異常判定シーケンスを説明するフローチャートである。本実施例の画像形成装置の制御部107は、レーザが異常かどうかを判定(フラグ記憶)する不図示の判定部として機能する。また、感光ドラム201には、電圧印加部としての帯電回路、転写回路から、帯電ローラ202、転写ローラ204を介して電圧が印加される。また、本実施例の画像形成装置は、レーザ光量の異常など各部品の故障をユーザに報知する不図示の報知部を有している。
まず、レーザ光量異常判定シーケンスを開始すると、感光ドラム201を回転し(S901)、感光ドラム201をプリント時の帯電バイアス(例えば−350V)で帯電する(S902)。そして、所定光量でレーザ光を発光させ(S903)、感光ドラム201上に形成された静電潜像が感光ドラム201の回転により転写ローラ204に達すると、所定の転写正バイアスを印加する(S904)。
転写正バイアスを徐々に増加させて転写ローラ204から感光ドラム201のアースに流れる電流Aから正側の放電開始電圧VLhを求める(S905)。また、同様にして所定の転写負バイアスを印加し(S906)、転写負バイアスを徐々に減少させて電流Aから負側の放電開始電圧VLlを求める(S907)。S905とS907から求めたVLhとVLlから上述した(式2)を用いて、レーザ照射後のドラム電位VLaを算出する(S908)。次に、制御部107の図示しない記憶部に記憶させておいた、前回測定時におけるレーザ光照射後のドラム電位VLbを読み出すとともに(S909)、今回の測
定結果であるVLaを記憶部に記憶させる(S910)。
さらに、今回の測定結果VLaが前回の測定結果VLbよりも絶対値的に所定電圧VLs以上低下していないか、即ち感光ドラム201面に照射された光量が所定以上増加していないかを確認する(S911)。そして絶対値的にVLs以上低下していれば(S911のYES)、第2発光部としての後方側発光点304bに異常があると制御部107は判定し、リア光量低下のレーザ光量異常フラグを記憶部に記憶する(S912)。なお、制御部107が後方側発光点304bに異常がある判別するのは、以下の状態の時である。1つ目は、後方側発光点304b自体の故障や寿命により所定の駆動電流を供給しても後方側発光点304bから所定の光量のレーザ光を出射できない状態の時である。2つ目は、後方側発光点304bに異物が付着することにより、所定の駆動電流を供給しても、PDセンサ305で後方側発光点304bからのレーザ光を所定の光量受光できない状態の時である。
VLsよりも変化量が小さい場合には(S911のNO)、続いて今回の測定結果VLaが前回測定結果のVLbよりも絶対値的に所定電圧VLs以上に増加していないかを確認する。即ち、感光ドラム201面に照射される光量が所定以下になっていないかを確認する(S913)。その結果、絶対値的にVLs以上増加していれば(S913のYES)、第1発光部としての前方側発光点304aに異常があると制御部107は判定し、フロント光量低下のレーザ光量異常フラグを記憶部に記憶する(S914)。ここで、VLsは発光点に異物が付着した際の露光量低下率もとに予め電位を決定して記憶部に記憶されている。なお、制御部107が前方側発光点304aに異常がある判別するのは、以下の状態の時である。1つ目は、前方側発光点304a自体の故障や寿命により所定の駆動電流を供給しても所定の光量のレーザ光を前方側発光点304aから出射できない状態の時の時である。2つ目は、前方側発光点304aに異物が付着することにより、所定の駆動電流を供給しても、感光ドラム201を所定の光量で露光できない状態の時である。
さらに、今回測定結果のVLaが第1所定範囲内(図8のVtl以上であってVLth以下)の値であるか否かを判断する。具体的には、まず、今回測定結果のVLaが絶対値的に所定電圧VLtl以下であるかを判断する(S915)。VLtl以下であれば(S915のYES)、ドラム電位VLaが絶対値的に低いとして、VL異常であると判定して(S916)、さらに帯電動作確認を行う(S917)。ここで、VLtlはフロント光量が高いためにドラムへのダメージが出てしまう露光量を元に予め電位を決定して記憶部に記憶されている。
VLaがVLtlよりも絶対値的に高ければ(S915のNO)、今回測定結果のVLaが絶対値的に所定電圧VLth以上であるかを判断する(S918)。VLaがVLthよりも低ければシーケンスを終了し(S918のNO)、VLaがVLth以上であれば(S918のYES)、ドラム電位が絶対値的に高いとしてVL異常であると判定して(S916)、さらに帯電動作確認を行う(S917)。ここで、VLthはフロント光量が低いためにプリント画像品質が大きく低下してしまう露光量を元に予め電位を決定して記憶部に記憶されている。
以下、露光量の異常に関連したレーザ光量異常以外の要因との切り分け診断のプロセスについて説明する。レーザを発光させない状態で、帯電バイアス(例えば−350V)で感光ドラム201を帯電させる(S917)。S904からS908と同様の制御を行い、上述の(式1)を用いてドラム電位を算出する。ドラム電位が第2所定範囲内(例えば−400V以上−300V以下)の値であれば、電圧印加部としての帯電回路は問題なく動作していると判断して(S919のNO)、転写動作確認を行う(S920)。一方、ドラム電位が第2所定範囲外の値であれば(S919のYES)、報知部が高圧電源故障
を報知する(S921)。
転写動作確認においては(S920)、電圧印加部としての転写回路206の動作確認を行うために、まず帯電バイアス0Vで感光ドラム201を帯電させる。所定の転写正バイアスと転写負バイアスを順次印加して、それぞれ想定される転写ローラ204から感光ドラム201のアースに流れる電流Aが検出されるかの確認を行う。検出電流が所定電流範囲外(すなわち、ドラム電位が第2所定範囲外)であれば(S922のYES)、報知部が高圧電源故障を報知する(S921)。検出電流が所定範囲内(すなわち、ドラム電位が第2所定範囲内)であれば(S922のNO)、転写回路206は正常に動作していると判断し、スキャナユニット207の故障であると判断する。
続いて、記憶部にレーザ光量異常フラグが記憶されていないかを確認し(S923)、記憶されている場合には(S923のYES)、報知部がレーザ光量異常をユーザに報知する(S924)。一方、レーザ光量異常フラグが記憶されていなければ(S923のNO)、報知部がレーザダイオード304以外の光学部品故障をユーザに報知する(S925)
ここで、本実施例ではVLbは前回の測定結果を用いた例を示したものの、前回までの測定結果の平均値を用いても同様の効果が得られる。また、VLthやVLtlは一つの値ではなく、画像形成装置100の使用環境や使用耐久によって値を可変させることによって、更に精度よくレーザ光量異常を判定することができる。また、ここでは、ドラム電位を転写ローラ204から感光ドラム201のアースに流れる電流Aによる放電開始電圧から算出する方法を例に説明した。しかし、ドラム電位を検知することができれば、検知手段は帯電ローラ202または現像スリーブ203から感光ドラム201のアースに流れる電流を基に算出するものであっても良い。
以上のように本実施例では、ドラム電位を検出することでスキャナユニット207から照射されたレーザ光量を間接的に測定し、さらにドラム電位に関する値の変化量に着目することでレーザ光量異常を検出する。つまり、本実施例では感光ドラム201の表面電位に関する値の変化量に基づきレーザダイオード304が異常であるか否かを判定する。これにより、レーザ光量異常を検出することができる。また、フロント光量かリア光量のどちらが異常かを切り分けることによって、レーザ光量異常の原因を詳細に判別することが可能となる。異常原因をサービスマンなどによって収集し、設計や開発にフィードバックすることで、画像形成装置の品質を高めることに繋がる。
レーザ光源300が所望光量から外れて異常な光量になると、プリント画像品質が低下する。また、フロント光量が増加すると感光ドラム201へのダメージといった問題が起こってしまう。上述の制御では故障判定のみの例を示したものの、ドラム電位の閾値を複数設けることで故障の前に異常を判定することも可能である。これにより、レーザ光源300が完全に故障する前に異常を予めユーザに報知できるため、画像形成装置100の故障によるダウンタイムを削減することが可能となる。
本実施例ではレーザダイオード304が大気に暴露されているガラス501が無いCANパッケージを例に説明したものの、ガラス501で密閉されているCANパッケージにも適用できる。レーザダイオード304がガラス501で密閉されているCANパッケージの場合、ガラス501上におけるレーザスポット径は一例として約百マイクロメートル程度である。この場合、ガラス501上であってレーザ光が通過する部分が本発明の第1出射部に対応する構成となる。この場合、約百マイクロメートル以上の異物がガラス501のレーザスポット上に付着した場合に、フロント光量が急激に低下することとなる。
(実施例2)
次に、図10、図11を参照して、実施例2について説明する。実施例2は、レーザ光源300にレーザダイオード304から複数のレーザビームを照射可能なマルチビームレーザを搭載した点を除いて、実施例1と画像形成装置100の全体構成は同様である。実施例1と同様の構成については同一の符号を用いてその説明を省略する。実施例2の構成においては、マルチビームレーザを交互に発光させることによって、実施例1よりも更に精度よくレーザ光量異常を判定することができる。実施例2ではマルチビームレーザのうちツインビームレーザを例に説明する。
<ツインビームレーザの構成>
まず、実施例2で用いたツインビームレーザについて説明する。図10は、実施例2のツインビームレーザとPDセンサを示す図である。ツインビームレーザは一つのレーザダイオード304に二つの共振器が平行に設けられている。第1出射部としての前方側発光点304a1と第3出射部としての前方側発光点304a2から出射されるレーザ光は感光体としての感光ドラム201に照射される。一方、第2出射部としての後方側発光点304b1と第4出射部としての後方側発光点304b2から出射されるレーザ光は受光部としてのPDセンサ305に受光される。
前方側発光点304a1と後方側発光点304b1から出射されるレーザ光は、共通の第1駆動電流の供給により行われる。前方側発光点304a2と後方側発光点304b2から出射されるレーザ光は、共通の第2駆動電流の供給により行われる。
画像形成装置100で使用されている一般的なツインビームレーザでは共振器、即ち発光点の間隔は約90マイクロメートルである。そのため、数十マイクロメートル程度の異物がレーザダイオード304の反射鏡端面に付着したとしても二つの発光点に跨って塞いでしまうことは稀である。よって、異物が二つの発光点のうちどちらかに付着した場合に、片側の光量のみが低下することを利用して、レーザ光量異常を判定する。
<レーザ光量異常判定方法>
次に、図11を参照して、実施例2における制御部107によるレーザ光量異常を判定する制御について説明する。図11は、実施例2におけるレーザ光量異常判定シーケンスを示すフローチャートである。図9で説明した実施例1と同様のフローについては同一の符号を用いてその説明は省略する。
ツインビームのうち片側の第1発光部材としてのLDA(レーザダイオードA)を所定光量でレーザを発光させる(S1101)。LDAレーザ照射後のドラム電位VL1を算出する(S1102)。第2発光部材としてのLDB(レーザダイオードB)によるVL2検知を行ったかを確認し(S1103)、行っていない場合にはS1101に戻って、ツインビームのうち片側のLDBを所定光量で発光させる。LDBレーザにおいても同様にVL2を算出する(S1102)。
ドラム電位VL1、VL2の算出が終わると、LDAレーザ発光時の測定結果VL1またはLDBレーザ発光時の測定結果VL2のどちらか一方のみがVLhe以上(第1所定値以上)かを確認する(S1104)。ここで、VLheは一つの前方側発光点に異物が付着した際の露光量低下率をもとに予め電位を決定して記憶部に記憶しておく。その結果、どちらか一方のみがVLhe以上であれば、前方側発光点(第1出射部、第3出射部)が異常であると判定し、フロント光量低下によるレーザ光量異常フラグを記憶させる(S1105)。
一方、該当しない場合にはドラム電位VL1またはVL2のどちらか一方のみがVLl
e以下(第2所定値以下)かを確認し(S1106)する。どちらか一方のみがVLle以下であれば、後方側発光点(第2出射部、第4出射部)が異常であると判定する。そして、リア光量低下によるレーザ光量異常フラグを記憶させる(S1107)。ここで、VLleは一つのリア側発光点に異物が付着した際の露光量増加率もとに予め電位を決定して記憶部に記憶しておく。
さらに、ドラム電位VL1、VL2の両方ともがVLhe以上、もしくはVLle以下でないかを確認する(S1108)。該当する場合は、レーザダイオード304への異物の付着によるレーザ光量異常以外の要因によるものと判定する。
実施例1と同様に、レーザ光量異常フラグを記憶した場合(第1〜第4出射部のいずれかが異常であることを判定した場合)、露光量の異常に関連したレーザ光量異常以外の要因との切り分けを行うために、帯電回路と転写回路の動作確認を行う。動作確認の方法は実施例1と同様である。帯電回路と転写回路206は正常に動作していると判断したら(S919のNO、S922のNO)、報知部がレーザ光量異常をユーザに報知する(S1109)。
ここで、VLheやVLleは一つの値ではなく、画像形成装置100の使用環境や使用耐久によって値を可変させることによって、更に精度よくレーザ光量異常を判定することができる。このような制御をおこなうことにより、マルチビームレーザの画像形成装置100においては、レーザ光量異常を精度よく判定することができる。また、本実施例と実施例1の制御を組み合わせることによって、レーザ光量異常を更に精度よく判定することが可能となる。例えば、実施例1において、図9のS923〜S925で説明した、レーザ故障報知と光学部品故障報知を行うフローを組み合わせてもよい。
本実施例では、ガラス501が無いCANパッケージについて説明した。しかし、ガラス501で封止されたCANパッケージの場合であっても、ガラス上におけるビームスポット径は約90マイクロメートル、スポット間隔は約百マイクロメートルであり、異物付着によってマルチビーム全てのビームを遮ることは稀であると考えられる。よって、ガラス501で密閉されたCANパッケージでも実施例1よりも精度良くレーザの光量異常を判定することが可能である。
107…制御部、201…感光ドラム(感光体)、304…レーザダイオード(発光部材)、304a…前方側発光点(第1出射部)、304b…後方側発光点(第2出射部)、305…PDセンサ(受光部)

Claims (12)

  1. 駆動電流を供給されて第1レーザ光を出射する第1出射部を備える発光部材と、
    前記第1レーザ光が照射される感光体と、
    前記感光体の表面電位に関する値を検出する検出部と、
    前記発光部材の異常を判定する判定部と、
    前記感光体に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関する値が第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が第2所定範囲外の値である場合、前記電圧印加部が異常状態であると報知し、
    前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関する値が前記第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が前記第2所定範囲内の値であって、前記判定部が前記発光部材は異常状態であると判定しない場合、前記発光部材以外の光学部品が異常状態であると報知し、
    前記検出部により検出された前記第1レーザ光が照射された前記感光体の表面電位に関する値が前記第1所定範囲外の値であって、前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が前記第2所定範囲内の値であり、前記判定部が前記発光部材は異常状態であると判定する場合、前記発光部材が異常状態であると報知する報知部と、
    を有し、
    前記検出部は、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を複数回検出し、前記判定部は、前記検出部で検出した前記表面電位に関する値の変化量に基づいて前記発光部材が異常状態であるかを判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記発光部材は、前記駆動電流と共通の駆動電流を供給されて第2レーザ光を出射する第2出射部を備え、
    前記第2レーザ光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記第2レーザ光の光量に基づいて、前記感光体に照射される前記第1レーザ光の光量を制御する光量制御部と、
    を有し、
    前記判定部は、前記変化量が正か負かに基づいて、前記第1出射部が異常状態であるか、前記第2出射部が異常状態であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定部は、前記変化量の絶対値が所定値以上である場合、前記発光部材が異常状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判定部は、
    前記変化量の絶対値が、所定値以上であって、前記変化量が負の場合に前記第1出射部が異常状態であると判定し、前記変化量の絶対値が、前記所定値以上であって、前記変化量が正の場合に前記第2出射部が異常状態であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記検出部は、前記電圧印加部により前記感光体に電圧が印加されたときに流れる電流の電流値に基づいて前記感光体の放電開始電圧を算出し、算出した前記放電開始電圧に基づいて前記感光体の表面電位を検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  6. 前記検出部は、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を検出した後、所定枚数の画像が形成された後に再度、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を検出することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出部は、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を検出した後、所定時間が経過した後に再度、前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の表面電位に関する値を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記感光体の表面電位に関する値を検出する前記検出部と、
    前記感光体に電圧を印加する前記電圧印加部と、
    前記電圧印加部が電圧を印加するとき、前記感光体に流れる電流の電流値を検出する電流検出部と、
    前記感光体の表面電位に関する値として、前記電流検出部が検出した電流値を使い、前記発光部材が異常状態であるか、もしくは前記感光体の表面電位が、前記電圧印加部が印加した電圧値と前記電流検出部が検出した電流値に基づいて算出されたかどうかを判定する前記判定部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  9. 第1レーザ光を出射する第1出射部と、第2レーザ光を出射する第2出射部とを有し、共通の第1駆動電流の供給により前記第1レーザ光と前記第2レーザ光を出射する第1発光部材と、
    第3レーザ光を出射する第3出射部と、第4レーザ光を出射する第4出射部とを有し、共通の第2駆動電流の供給により前記第3レーザ光と前記第4レーザ光を出射する第2発光部材と、
    前記第1レーザ光と前記第3レーザ光が照射される感光体と、
    前記第2レーザ光と前記第4レーザ光を受光する受光部と、
    前記受光部が受光した前記第2レーザ光の光量に基づいて前記感光体に照射される前記第1レーザ光の光量を制御し、前記受光部が受光した前記第4レーザ光の光量に基づいて、前記感光体に照射される前記第3レーザ光の光量を制御する光量制御部と、
    前記感光体の前記第1レーザ光が照射された部分の第1表面電位に関する値と、前記感光体の前記第3レーザ光が照射された部分の第2表面電位に関する値を検出する検出部と、
    前記発光部材の異常を判定する判定部と、
    を有し、
    前記判定部は前記検出部により検出された前記第1表面電位に関する値又は前記第2表面電位に関する値のうちの一方のみが第1所定値以上である場合、前記発光部材が異常状態であると判定し、前記検出部により検出された前記第1表面電位に関する値又は前記第2表面電位に関する値のうちの一方のみが第2所定値以下である場合、前記発光部材が異常状態であると判定することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記感光体に電圧を印加する電圧印加部と、
    前記判定部が前記第1〜第4出射部のいずれかが異常状態であることを判定した場合であって、
    前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が第2所定範囲外の値である場合、前記電圧印加部が異常状態であると報知し、
    前記検出部により検出された前記電圧印加部により電圧が印加された前記感光体の表面電位に関する値が第2所定範囲内の値である場合、前記発光部材が異常状態であると報知する報知部と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1所定値と前記第2所定値を予め記憶する記憶部を有することを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記検出部は、前記電圧印加部により前記感光体に電圧が印加された際に流れる電流の電流値に基づいて、前記感光体の表面電位に関する値として前記感光体の放電開始電圧を算出し、算出された前記放電開始電圧に基づいて前記感光体の表面電位を検出することを特徴とする請求項1又は10に記載の画像形成装置。
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