JP6413398B2 - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6413398B2 JP6413398B2 JP2014134611A JP2014134611A JP6413398B2 JP 6413398 B2 JP6413398 B2 JP 6413398B2 JP 2014134611 A JP2014134611 A JP 2014134611A JP 2014134611 A JP2014134611 A JP 2014134611A JP 6413398 B2 JP6413398 B2 JP 6413398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- temperature
- heat exchanger
- fuel cell
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Description
以下に、図2に示すグラフを用いて、燃料電池システム100で実行される「気泡排出制御」及び「温度上昇制御」について説明する。図2に示すように、貯湯水の温度が高くなるに従って、貯湯水の溶存空気の割合は低下する。T0は水道水の温度である。T2aは、燃料電池システム100が「定常運転」されている場合において、熱交換器12から流出する貯湯水の定常温度である。つまり、燃料電池システム100が「定常運転」されている場合には、熱交換器12から流出する貯湯水の温度である回収温度T2は、定常温度T2aに制御される。
以下に図3に示すフローチャートを用いて、燃料電池システム100で実行される「循環ポンプ制御処理」について説明する。燃料電池システム100が起動すると、プログラムはステップS11に進む。
ステップS11において、制御装置15(定常運転部)は、第二温度センサ12eからの検出信号に基づいて、フィードバック制御によって、熱交換器12から流出する貯湯水の温度である回収温度T2が、定常温度T2a(例えば75℃)となるように、循環ポンプ22aの吐出流量を調整する「定常運転」を実行する。なお、循環ポンプ22aの吐出流量が増大するに従って、回収温度T2は低下する。また、循環ポンプ22aの吐出流量が減少するに従って、回収温度T2は上昇する。このステップS11の処理によって、貯湯槽21内には、貯湯水による温度成層が形成される。ステップS11が終了すると、制御装置15は、プログラムをステップS12に進める。
T2bn=T2a−n・Δa…(1)
T2bn:制御温度
T2a:定常温度
n:貯湯水が定常温度T2aとなるように制御されている状態から、ステップS12において気泡が発生したと判定された回数
Δa:第一規定温度(例えば5℃)
このステップS14が実行される度に、つまり、ステップS13において、「気泡排出制御」が実行後の度に、回収温度T2が、前回気泡が発生する前と比べて第一規定温度Δaだけ低下される。
ステップS14が終了すると、制御装置15はプログラムをステップS31に進める。
T2bn=T2b(n−1)+Δb…(2)
T2bn:制御温度
T2b(n−1):前回ステップS22又は前回S14で演算された制御温度 初めてS22が実行される場合には、定常温度T2a
Δb:第二規定温度(例えば5℃)
但し、制御温度T2bnは、定常温度T2aが上限値であり、定常温度T2aを越えないように演算される。
このように、「温度低下制御」の実行後に、熱交換器12内において気泡の発生が判定されなかった時間が、規定時間trを越える度に(ステップS21でYESと判断)、回収温度T2が、定常温度T2aを上限として、第二規定温度Δbだけ上昇される。
ステップS22が終了すると、制御装置15は、プログラムをステップS12に戻す。
ステップS33において、制御装置15は、「水圧異常」である旨及び、第一貯湯水循環ライン22内の貯湯水の水圧を上げなければならいとの指示を報知部17で報知させる。ステップS33が終了すると、制御装置15は、プログラムをS34に進める。
ステップS36において、制御装置15(運転停止部)は、「異常停止処理」を実行する。具体的には、制御装置15は、原料供給ポンプ11a1、改質水ポンプ11b1、及びカソードエアブロワ11c1の駆動を停止して、燃料電池34への改質用原料、改質水、及びカソードエアの供給を停止させて、燃料電池34での発電を停止させる。また、制御装置15は、循環ポンプ22aを停止させて、第一貯湯水循環ライン22内における貯湯水の流通を停止させる。ステップ36が終了すると、「循環ポンプ制御処理」が終了する。
以上の説明から明らかなように、「気泡排出制御」の実行後の度に、循環ポンプ22aが吐出する貯湯水の流量を増大させることにより、熱交換器12から流出する貯湯水の温度である回収温度T2を、前回気泡が発生する前と比べて低下させる「温度低下制御」が実行される(図3のステップS14)。これによれば、貯湯水に溶存可能な空気量は貯湯水の温度が低くなるに従って多くなることから、回収温度T2が低下されることによって、熱交換器12内において貯湯水から排出される空気量を低減させることができる。このため、熱交換器12内における気泡の発生を抑制させることができ、「気泡排出制御」の頻繁な実行が抑制される。よって、貯湯槽21内の貯湯水の温度成層の崩壊を抑制することができ、燃料電池システム100の運転効率を向上させることができる。
以上説明した実施形態では、ステップS14において、制御装置15(温度低下部)は、上式(1)に基づいて、制御温度T2bnを演算している。そして、制御装置15(温度低下部)は、第二温度センサ12eからの検出信号に基づいて、フィードバック制御によって、熱交換器12から流出する貯湯水の回収温度T2が制御温度T2bnとなるように、循環ポンプ22aを制御する。しかし、制御装置15(温度低下部)が、循環ポンプ22aが吐出する貯湯水の流量を所定流量増大させることにより、回収温度T2を所定温度低下させる実施形態であっても差し支え無い。
Claims (6)
- 燃料と酸化剤ガスとにより発電する燃料電池と、
貯湯水が貯湯される密閉空間である貯湯槽と、
前記燃料電池から排気された排気ガスと前記貯湯水とを熱交換させる熱交換器と、
前記貯湯槽と前記熱交換器との間で前記貯湯水が循環する第一貯湯水循環ラインと、
前記第一貯湯水循環ラインに設けられ、前記貯湯水を前記貯湯槽と前記熱交換器との間で循環させるポンプと、
前記貯湯水が使用される貯湯水使用機器と前記貯湯槽との間で前記貯湯水が循環するクローズド型の第二貯湯水循環ラインと、
前記ポンプが吐出する前記貯湯水の流量を調整して、前記熱交換器から流出する前記貯湯水の温度である回収温度を定常温度にして定常運転を実行する定常運転部と、
前記熱交換器内において気泡が発生したか否かを判定する気泡発生判定部と、
前記気泡発生判定部によって前記熱交換器内において前記気泡が発生したと判定された場合に、前記ポンプが吐出する前記貯湯水の流量を、前記定常運転が実行されている時と比べて増大させて、前記気泡を前記熱交換器から排出する気泡排出制御を実行する気泡排出部と、
前記気泡排出制御の実行後の度に、前記ポンプが吐出する前記貯湯水の流量を、前回実行された前記気泡排出制御の実行前であって前記気泡が前回発生した時の前記貯湯水の流量より増大させることにより、前記熱交換器から流出する前記貯湯水の温度である回収温度を、前回前記気泡が発生する前と比べて低下させる温度低下制御を実行する温度低下部と、
を有する燃料電池システム。 - 前記温度低下制御の実行後に、前記気泡発生判定部によって前記気泡の発生が判定されなかった時間が規定時間を越える度に、前記ポンプが吐出する前記貯湯水の流量を減少させることにより、前記回収温度を、前記定常温度を上限として上昇させる温度上昇制御を実行する温度上昇部を有する請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記回収温度を検出する温度検出部を有し、
前記温度低下部は、
前記気泡発生判定部によって前記気泡の発生が判定された回数に規定温度を乗算した値を前記定常温度から減算して、制御温度を演算し、
前記温度検出部による検出結果に基づいて、前記回収温度が前記制御温度となるように、前記ポンプを制御する請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。 - 前記制御温度が、第一異常温度以下となった場合に、異常と判定する異常判定部を有する請求項3に記載の燃料電池システム。
- 前記制御温度が、前記第一異常温度よりも低い第二異常温度以下となった場合に、前記燃料電池及び前記ポンプを停止させる運転停止部を有する請求項4に記載の燃料電池システム。
- 前記貯湯槽には、前記貯湯槽の内部から前記貯湯槽の外部への空気の流出は許容するが、前記貯湯槽の外部から前記貯湯槽の内部への空気の流入は許容しないエア抜き弁が設けられている請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014134611A JP6413398B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014134611A JP6413398B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016012522A JP2016012522A (ja) | 2016-01-21 |
JP6413398B2 true JP6413398B2 (ja) | 2018-10-31 |
Family
ID=55229102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014134611A Active JP6413398B2 (ja) | 2014-06-30 | 2014-06-30 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6413398B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6534116B2 (ja) * | 2015-05-22 | 2019-06-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固体酸化物形燃料電池システム |
JP6534125B2 (ja) * | 2016-06-10 | 2019-06-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 固体酸化物形燃料電池システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4050919B2 (ja) * | 2002-03-20 | 2008-02-20 | 松下電器産業株式会社 | 燃料電池システムおよびその運転方法 |
JP4357270B2 (ja) * | 2003-11-04 | 2009-11-04 | 東京瓦斯株式会社 | 燃料電池排熱利用システム及びその運転方法 |
JP4707338B2 (ja) * | 2004-07-07 | 2011-06-22 | 京セラ株式会社 | 燃料電池システム |
-
2014
- 2014-06-30 JP JP2014134611A patent/JP6413398B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016012522A (ja) | 2016-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2551947B1 (en) | Fuel cell system | |
EP2639874B1 (en) | Fuel cell system | |
JP6610003B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5988701B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6447014B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP5985840B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6413398B2 (ja) | 燃料電池システム | |
EP2656424B1 (en) | Fuel cell system and fuel cell system diagnosis method | |
JP2015122251A (ja) | 燃料電池システム | |
JP5572965B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2019186109A (ja) | 燃料電池システム | |
EP3070774B1 (en) | Fuel cell system | |
EP2963714B1 (en) | Fuel cell system | |
JP6409368B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6701804B2 (ja) | 燃料電池システム | |
EP2963718B1 (en) | Fuel cell system | |
JP6960610B2 (ja) | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 | |
JP6424494B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6444197B2 (ja) | 燃料電池モジュール | |
JP6972872B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6330522B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP6566053B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP2023096302A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2016012485A (ja) | 燃料電池システム | |
JP2019021464A (ja) | 燃料電池システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170510 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180917 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6413398 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |