JP6411371B2 - 殺線虫性スルホンアミドの調製 - Google Patents

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Description

本発明は、8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドを調製するための新規方法に関する。
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドの調製および殺線虫剤としてのその使用が、特許文献1に記載されている。しかしながら、迅速かつ経済的に8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドを得るための好適な新規方法または向上した方法に対する要求が未だ存在している。
PCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレット
本発明は、式1
Figure 0006411371
の化合物の調製方法を提供するものであり、この方法は、
(A)式2
Figure 0006411371
(式中、RはC〜Cアルキルである)
の化合物を、式3
Figure 0006411371
の化合物と、式4
Al(R2a)(R2b)(R2c) 4
(式中、R2a、R2bおよびR2cは各々独立して、H、ClまたはC〜Cアルキルである)
の少なくとも1種のアルミニウム試薬とに、不活性溶剤の存在下に接触させて第1の反応生成物を形成するステップ、
(B)第1の反応生成物をC〜Cアルカノールに接触させて第2の反応生成物を形成するステップ、および
(C)第2の反応生成物を水とプロトン酸とに接触させて式1の化合物を得るステップを含む。
2θ反射位置(度)に対してグラフ化したカウントで絶対X線強度を示す化合物1の多形体形態TS、XSおよびAのCu(Kα1)−X線粉末回折パターンを示す。
本明細書において用いられるところ、「含む(comprises)」、「含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」、「含んでいる(including)」、「有する(has)」、「有している(having)」、「含有する(contains)」、「含有している(containing)」、「特徴付けられる(characterized by)」という用語、または、これらのいずれかの他の変形は、明示的に示されている任意の限定を条件として、非排他的な包含をカバーすることが意図されている。例えば、要素の一覧を構成する組成物、混合物、プロセス、方法、物品または装置は必ずしもこれらの要素のみに限定されることはなく、明示的に列挙されていないか、または、このような組成物、混合物、プロセス、方法、物品もしくは装置に固有である他の要素を包含していてもよい。
「〜からなる(consisting of)」という移行句は、特定されていない任意の要素、ステップまたは成分を除外する。特許請求の範囲中にある場合、このような句は、特許請求の範囲を、通常関連する不純物類を除き、言及されたもの以外の材料の包含を制限するであろう。「〜からなる(consisting of)」という句が、プリアンブルの直後ではなく特許請求の範囲の本文の一文節中にある場合、これは、その文節中に規定されている要素のみを限定し、他の要素は、特許請求の範囲から全体としては除外されない。
出願人らが、「を含んでいる(comprising)」などのオープンエンド形式の用語で発明またはその一部分を定義している場合、その記載は(別段の定めがある場合を除き)、「基本的に〜からなる(consisting essentially of)」または「〜からなる(consisting of)」という用語を用いてこのような発明を記載しているとも解釈されるべきであることが直ちに理解されるべきである。
さらに、反する記載が明白にされていない限り、「あるいは、または、もしくは(or)」は包含的論理和を指し、排他的論理和を指さない。例えば、条件AまたはBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(または存在する)、Bが偽である(または存在しない);Aが偽であり(または存在しない)、Bが真である(または存在する);ならびに、AおよびBの両方が真である(または存在する)。
また、本発明の要素または成分に先行する不定冠詞「a」および「an」は、要素または成分の事例(すなわち、存在)の数に関して非限定的であることが意図される。従って、「a」または「an」は、1つまたは少なくとも1つ、を含むと読解されるべきであり、要素または成分の単数形の語形は、その数が明らかに単数を意味しない限りにおいては複数をも包含する。
本開示において用いられるところ、「周囲温度」または「室温」という用語は、約18℃〜約28℃の温度を指す。
「多形体」という用語は、固体状態において2種以上の結晶形で存在することが可能である化学化合物の特定の結晶形(すなわち、結晶格子の構造)を指す。
上記の言及において、「アルキル」という用語は、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルもしくは異なるブチル異性体などの直鎖または分岐アルキルを含む。ハロアルカンは、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素)で部分的または完全に置換されたアルカンである。ハロアルカンの例としては、CHCl、ClCHCHClおよびCClCHが挙げられる。ハロゲン化ベンゼンは、ハロゲン原子(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素)で部分的または完全に置換されたベンゼンである。ハロゲン化ベンゼンの例としては、クロロ−ベンゼン、1,2−ジクロロベンゼンおよびブロモベンゼンが挙げられる。C〜C10芳香族炭化水素は、アルキル基で置換された1つのベンゼン環を含有する化合物である。C〜C10芳香族炭化水素の例は、トルエン、キシレン、エチルベンゼンおよびクメン(イソ−プロピルベンゼン)である。
本発明の実施形態は以下を含む。
実施形態P.式1
Figure 0006411371
の化合物の調製方法であって、
(A)式2
Figure 0006411371
(式中、RはC〜Cアルキルである)
の化合物を、式3
Figure 0006411371
の化合物と、式4p
Al(R 4p
(式中、各Rは、独立して、H、Cl、CH、CHCH、またはCHCH(CHである)
の少なくとも1種のアルミニウム試薬とに、不活性溶剤の存在下に接触させて第1の反応生成物を形成するステップ、
(B)第1の反応生成物をC〜Cアルカノールに接触させて第2の反応生成物を形成するステップ、および
(C)第2の反応生成物を水とプロトン酸とに接触させて式1の化合物を得るステップを含む方法。
実施形態1.実施形態Pの方法、または、発明の概要に記載の式1
Figure 0006411371
の化合物の調製方法であって、
(A)式2
Figure 0006411371
(式中、RはC〜Cアルキルである)
の化合物を、式3
Figure 0006411371
の化合物と、式4
Al(R2a)(R2b)(R2c) 4
(式中、R2a、R2bおよびR2cは各々独立して、H、ClまたはC〜Cアルキルである)
の少なくとも1種のアルミニウム試薬とに、不活性溶剤の存在下に接触させて第1の反応生成物を形成するステップ、
(B)第1の反応生成物をC〜Cアルカノールに接触させて第2の反応生成物を形成するステップ、および
(C)第2の反応生成物を水とプロトン酸とに接触させて式1の化合物を得るステップを含む方法。
実施形態2.実施形態1の方法であって、Rが、CH、CHCH、CHCHCH、CH(CH、CHCHCHCH、CHCH(CHまたはCH(CH)CHCHである方法。
実施形態3.実施形態2の方法であって、RがCHまたはCHCHである方法。
実施形態4.実施形態3の方法であって、RがCHCHである方法。
実施形態5.実施形態1〜4のいずれか1つの方法であって、R2a、R2bおよびR2cが各々独立して、H、Cl、CH、CHCHまたはCHCH(CHである方法。
実施形態5p.実施形態1〜4のいずれか1つの方法であって、各Rが、独立して、Cl、CHまたはCHCHである方法。
実施形態6.実施形態5pの方法であって、各Rが、独立して、ClまたはCHCHである方法。
実施形態7.実施形態1〜6のいずれか1つの方法であって、式4の少なくとも1種のアルミニウム試薬が、ClAl(CHCH、ClAl(CHCH)、Al(CHCH、Al(CH、Al[CHCH(CHおよびHAl[CHCH(CHからなる群から選択される1種以上の化合物を含む方法。
実施形態8.実施形態7の方法であって、式4の少なくとも1種のアルミニウム試薬が、ClAl(CHCH、ClAl(CHCH)およびAl(CHCHからなる群から選択される1種以上の化合物を含む方法。
実施形態9.実施形態8の方法であって、式4の少なくとも1種のアルミニウム試薬がClAl(CHCHを含む方法。
実施形態10.実施形態1〜9のいずれか1つの方法であって、不活性溶剤が、C〜Cハロアルカン、ハロゲン化ベンゼンおよびC〜C10芳香族炭化水素からなる群から選択される1種以上の溶剤を含む方法。
実施形態11.実施形態10の方法であって、不活性溶剤が、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼンおよびn−クロロブタンからなる群から選択される1種以上の溶剤を含む方法。
実施形態12.実施形態11の方法であって、不活性溶剤がトルエンを含む方法。
実施形態12a.実施形態11の方法であって、不活性溶剤がn−クロロブタンを含む方法。
実施形態12b.実施形態11の方法であって、不活性溶剤が、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタンおよびn−クロロブタンからなる群から選択される1種以上の溶剤を含む方法。
実施形態12c.実施形態12bの方法であって、不活性溶剤が、1,2−ジクロロエタンおよびジクロロメタンからなる群から選択される1種以上の溶剤を含む方法。
実施形態12d.実施形態12cの方法であって、不活性溶剤が1,2−ジクロロエタンを含む方法。
実施形態12e.実施形態12cの方法であって、不活性溶剤がジクロロメタンを含む方法。
実施形態13.実施形態1〜12eのいずれか1つの方法であって、ステップ(A)において、温度が20〜150℃の範囲内である方法。
実施形態14.実施形態13の方法であって、ステップ(A)において、温度が50〜100℃の範囲内である方法。
実施形態15.実施形態14の方法であって、ステップ(A)において、温度が60〜80℃の範囲内である方法。
実施形態16.実施形態1〜15のいずれか1つの方法であって、ステップ(A)において、温度が50〜100℃の範囲内であり、不活性溶剤がジクロロメタンを含み、不活性溶剤に係る圧力が100〜700kPaの範囲内である方法。
実施形態16a.実施形態1〜16のいずれか1つの方法であって、ステップ(A)において、式2の化合物および式3の化合物が不活性溶剤の存在下で組み合わされ、次いで、式4のアルミニウム試薬が添加される方法。
実施形態17.実施形態1〜16aのいずれか1つの方法であって、式2の化合物対式3の化合物のモル比が、1.1:1.0〜1.0:1.1の範囲内である方法。
実施形態18.方法実施形態17であって、式2の化合物対式3の化合物のモル比が、1.0:1.0である方法実施形態17。
実施形態19.実施形態1〜18のいずれか1つの方法であって、式2の化合物対アルミニウム試薬のモル比が、1.0:1.0〜1.0:1.5の範囲内である方法。
実施形態20.実施形態19の方法であって、式2の化合物対アルミニウム試薬のモル比が、1.0:1.1である方法。
実施形態21.実施形態1〜20のいずれか1つの方法であって、ステップ(B)において、C〜Cアルカノールが、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノール、n−ブタノール、イソ−ブタノールおよびsec−ブタノールからなる群から選択される1種以上のアルカノールを含む方法。
実施形態22.実施形態21の方法であって、ステップ(B)において、C〜Cアルカノールが、メタノール、エタノール、n−プロパノールまたはイソ−プロパノールからなる群から選択される1種以上のアルカノールを含む方法。
実施形態23.実施形態22の方法であって、ステップ(B)において、C〜Cアルカノールがイソ−プロパノールを含む方法。
実施形態24.実施形態1〜23のいずれか1つの方法であって、ステップ(B)において、C〜Cアルカノール対式2の化合物のモル比が、2.5:1.0〜1.8:1.0の範囲内である方法。
実施形態25.実施形態24の方法であって、ステップ(B)において、C〜Cアルカノール対式2の化合物のモル比が、2.0:1.0である方法。
実施形態26.実施形態1〜25のいずれか1つの方法であって、ステップ(B)において、温度が20〜80℃の範囲内である方法。
実施形態27.実施形態26の方法であって、ステップ(B)において、温度が50〜80℃の範囲内である方法。
実施形態28.実施形態1〜27のいずれか1つの方法であって、ステップ(C)において、プロトン酸が、酢酸、塩酸、クエン酸、ギ酸および硫酸からなる群から選択される1種以上のプロトン酸を含む方法。
実施形態29.実施形態28の方法であって、ステップ(C)において、プロトン酸が酢酸を含む方法。
実施形態30.実施形態1〜29のいずれか1つの方法であって、ステップ(C)において、温度が20〜30℃の範囲内である方法。
実施形態31.実施形態1〜30のいずれか1つの方法であって、ステップ(C)において、プロトン酸対式2の化合物のモル比が、3.0:1.0〜2.0:1.0の範囲内である方法。
実施形態32.実施形態31の方法であって、ステップ(C)において、プロトン酸対式2の化合物のモル比が2.5:1.0である方法。
上記の実施形態Pおよび実施形態1〜32、ならびに、本明細書に記載のいずれかの他の実施形態を含む本発明の実施形態はいずれかの方法で組み合わされることが可能であり、実施形態における可変要素に係る記載は、上記の式1の化合物の調製方法に関連するのみならず、この方法による式1の化合物の調製に有用な出発化合物および中間体化合物にも関連する。本発明の実施形態において、式4に対する言及は、式4pをも指しているとみなされる。
以下のスキーム1において、式2および式4の化合物におけるRおよびRの定義は、別段の定めがある場合を除き、発明の概要および実施形態の記載において上記に定義されているとおりである。
本発明の方法において、式2の化合物と式3の化合物とは、式4のアルミニウム試薬の存在下で反応され、アルコールおよび水性酸による処理で式1の化合物が形成される。本発明の方法のステップ(A)は、式4の少なくとも1種のアルミニウム試薬の存在下における式2の化合物と式3の化合物とのカップリングを含み、第1の反応生成物を形成するものである。ステップ(B)において、第1の反応生成物、すなわちPは、C〜Cアルカノールで処理されて第2の反応生成物が形成される。ステップ(C)において、第2の反応生成物、すなわちPは、水中のプロトン酸で処理されてスキーム1に示されている式1の化合物が得られる。
Figure 0006411371
第1の反応生成物Pおよび第2の反応生成物Pは通常単離しないが、アルミニウム錯体であると考えられている。Pを含有する反応混合物がステップ(B)において直接用いられ、Pを含有する反応混合物がステップ(C)において直接用いられる。
ステップ(A)における式2の化合物と式3の化合物とのカップリングにおいて使用可能である化合物4のアルミニウム試薬の例としては、これらに限定されないが、ClAl(CHCH、ClAl(CHCH)、Al(CHCH、Al(CH、Al[CHCH(CHおよびHAl[CHCH(CHが挙げられる。ステップ(A)のカップリングに特に有用なアルミニウム試薬は、ClAl(CHCH、すなわち、塩化ジエチルアルミニウムである。
アルミニウム試薬は、スキーム1のプロセスにおいて空気および水の両方の存在に対して感受性である。塩化ジエチルアルミニウムなど多くが発火性であり、空気および水の存在下では自然発火する。従って、このプロセスは、実質的に酸素および水を含まない溶剤中で実施されることが好ましい。酸素を含有しない溶剤を標準的な技術を用いて入手することが可能であり、これらとしては、例えば、窒素もしくはアルゴンなどの不活性雰囲気における溶剤の還流もしくは蒸留、または、窒素もしくはアルゴンなどの不活性ガスによる溶剤のスパージングが挙げられる。分子ふるい、炭酸カリウムおよび硫酸マグネシウムなどの標準的な乾燥剤が用いられ得る。
ステップ(A)における式2の化合物と式3の化合物とのカップリングは、C〜Cハロアルカン、ハロゲン化ベンゼンおよびC〜C10芳香族炭化水素などの不活性溶剤中において達成可能である。これらの種類の溶剤の例としては、これらに限定されないが、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、1,2−ジクロロエタン、ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼンおよびn−クロロブタンが挙げられる。このカップリングに特に有用な溶剤は、トルエン、n−クロロブタン、1,2−ジクロロエタンおよびジクロロメタンである。ハロアルカン溶剤(例えばn−クロロブタン、1,2−ジクロロエタンおよびジクロロメタン)が、式1の化合物をこれらからの非溶媒和形態(多形体形態A)で単離可能であるために、特に有用である。
ステップ(A)における式2の化合物と式3の化合物とのカップリングは、幅広い範囲の温度、すなわち、20〜150℃の範囲内の温度下で行われることが可能である。50〜100℃の範囲内の温度が特に有用である。60〜80℃の範囲内の温度が特に有用である。
大気圧下では、ジクロロメタン(沸点40℃)中における反応は、完了までに約24時間を必要とする。ジクロロメタン中における反応時間を短縮するために、この反応は、100〜700kPa(約15〜100psi)の中程度の圧力下において、沸点を超える反応温度(50〜100℃)で行うことが可能である。より高い温度では反応時間はかなり短くなる(1〜3時間)。プロセス化学の技術分野において公知である標準的な工学技術および器具を用いて、反応容器における温度および圧力をこの範囲内に維持することが可能である。
ステップ(A)において、式2の化合物対式3の化合物のモル比は、1.1:1.0〜1.0:1.1の範囲内である。式2の化合物対式3の化合物の特に有用なモル比は、1.0:1.0である。
ステップ(A)において、式2の化合物対式4のアルミニウム試薬のモル比は、1.0:1.0〜1.0:1.5の範囲内である。式2の化合物対式3の化合物の特に有用なモル比は、1.0:1.1である。
スキーム1のステップ(A)は、標準的な工学的慣行を利用して実施可能である。試薬は無酸素環境で反応容器に仕込まれることが好ましい。無酸素環境を達成するための標準的な技術を利用可能であり、これは、例えば、反応容器の排気および不活性ガスによる大気圧への再加圧を含む。反応容器中の酸素量をさらに低減させるために、この方法を2回以上繰り返すことが可能である。
本発明のステップ(A)における式2、式3および式4の試薬は、多様な順番で組み合わせることが可能である。特に有用な方法は、式2の化合物と式3の化合物とを不活性溶剤の存在下に組み合わせ、続いて、式4のアルミニウム試薬を添加することである。アルミニウム試薬の添加速度は、温度を60〜80℃の範囲内に維持するために十分にゆっくりであるべきである。アルミニウム試薬4を添加した後、反応混合物は、典型的には、有効な撹拌を必要とする粘性のスラリーである。
ステップ(B)において、第1の反応生成物、すなわちPは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノール、n−ブタノール、イソ−ブタノールまたはsec−ブタノールなどのC〜Cアルカノールで処理される。特に有用な溶剤は、メタノール、エタノール、n−プロパノールまたはイソ−プロパノールである。特に有用なアルカノールはイソ−プロパノールである。
ステップ(B)において、C〜Cアルカノール対式2の化合物のモル比は、2.5:1.0〜1.8:1.0の範囲内である。C〜Cアルカノール対式2の化合物の特に有用なモル比は、2.0:1.0である。
ステップ(B)における、C〜Cアルカノールによる第1の反応生成物Pの処理は、幅広い範囲の温度、すなわち20〜80℃の範囲内の温度で実施可能である。50〜80℃の範囲内の温度が特に有用である。
ステップ(C)において、第2の反応生成物、すなわちPは、水の存在下にプロトン酸で処理される。プロトン酸の例としては、これらに限定されないが、酢酸、塩酸、クエン酸、ギ酸および硫酸が挙げられる。特に有用な酸は酢酸である。
ステップ(C)において、プロトン酸対式2の化合物のモル比は、3.0:1.0〜2.0:1.0の範囲内である。プロトン酸対式2の化合物の特に有用なモル比は2.5:1.0である。
ステップ(C)におけるプロトン酸による第2の反応生成物Pの処理は、20〜30℃の温度範囲で実施可能である。
反応の進行は、アリコートのHPLCおよびH NMR分析などの従来の方法により監視することが可能である。
本発明のステップ(A)において用いられる式2および式3の化合物は、PCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットに記載されているとおり調製される。式4のアルミニウム試薬の多くが市販されている。
式1の化合物は、任意選択により、ろ過、抽出、蒸発および結晶化を含む当技術分野において公知である標準的な技術により単離可能である。式1の化合物は周囲温度で固体であるため、ろ過し、その後、任意選択により、水および/または有機溶剤(キシレン、トルエン、n−クロロブタン)で洗浄することによる単離が最も容易である。追加の生成物を、ろ液を減圧下で濃縮し、得られる残渣を有機溶剤中でスラリー化し、ろ過し、任意選択により水および/または有機溶剤(キシレン、トルエン、n−クロロブタン)で洗浄することにより単離することが可能である。この固体生成物は、適切な有機溶剤からの再結晶によりさらに精製することが可能である。
固体状態の化合物1は、2種以上の固体形態で調製可能である。これらの固体形態は、分子の位置に長距離秩序が存在しないアモルファス固体形態(例えば、フォームおよびガラス)を含む。これらの固体形態はまた、構成分子が三次元空間のすべての方向に延在する秩序のある反復パターンで配置されている結晶形態を含む。「多形体」という用語は、固体状態において2種以上の結晶構造(例えば格子タイプ)で存在することが可能である化学化合物の特定の結晶形態を指す。本発明における化合物1の結晶形態は、単一の多形体(すなわち、単一の結晶形態)に関する。多形体は、結晶形状、密度、硬度、色、化学的安定性、融点、吸湿性、懸垂性、溶解度、溶解速度および生物学的利用可能性などの化学的、物理的および生物学的特性が異なっていることが可能である。当業者は、化合物1の多形体は、他の多形体、または、化合物1の多形体の混合物と比して、有益な効果(例えば、有用な配合物の調製に対する好適性、安定性、向上した生物学的性能)を示すことが可能であることを認識するであろう。化学安定性、ろ過性、溶解度、吸湿性、融点、固体密度および流動性に関する差異は、製造方法および配合物、ならびに、線虫防除効力の発生に顕著な影響を有する可能性がある。
多形体形態TSとされる化合物1の1つの結晶性多形体形態は、1:1(モル比)トルエン溶媒和物である。多形体形態TSは、X線粉末回折により特徴付けることが可能である。
化合物1の多形体形態TSのX線粉末回折パターンが図1に示されている。対応する2θ値が特性決定実施例1の表1に作表されている。化合物1の多形体形態TSは、少なくとも2θ反射位置(度)を有する室温粉末Cu(Kα1)X線粉末回折パターンにより同定可能である。
Figure 0006411371
多形体形態TSは、調製例1に記載のとおり、トルエン溶剤の存在下におけるその出発材料からの化合物1の調製の最中に直接調製可能である。
化合物1の第2の結晶性多形体形態は、多形体形態Aとされる。この固体形態は非溶媒和物とされる。多形体形態Aは、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けることが可能である。
化合物1の多形体形態AのX線粉末回折パターンは図1に示されている。対応する2θ値が特性決定実施例2の表2に作表されている。化合物1の多形体形態Aは、少なくとも2θ反射位置(度)を有する室温粉末Cu(Kα1)X線回折パターンにより同定可能である。
Figure 0006411371
多形体形態Aは、調製例2に記載のとおり、多形体形態TSから調製可能である。
多形体形態Aはまた、調製例3に記載のとおり、n−クロロブタン溶剤の存在下におけるその出発材料からの化合物1の調製の最中に直接調製可能である。
多形体形態XSとされる化合物1の第3の結晶性多形体形態は、キシレン溶媒和物である。多形体形態XSは、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けることが可能である。
化合物1の多形体形態XSのX線粉末回折パターンは図1に示されている。対応する2θ値が特性決定実施例3の表3に作表されている。化合物1の多形体形態XSは、少なくとも2θ反射位置(度)を有する室温粉末Cu(Kα1)X線回折パターンにより同定可能である。
Figure 0006411371
多形体形態XSは、調製例4に記載のとおり、キシレン溶剤の存在下におけるその出発材料からの化合物1の調製の最中に、直接調製可能である。
さらなる詳細を伴わずに、前述の説明を用いる当業者は、本発明を最大限利用することが可能であると考えられている。従って、以下の実施例は、単なる例示であり、本開示を如何様にも限定するものではないと解釈されるべきである。この実施例において用いられる略語は以下のとおりである:rpmは1分間当たりの回転数であり、pXRDはX線粉末回折であり、重量%はHPLCによる計測における重量パーセント(較正標準を使用)であり、a%は、230nmの波長におけるHPLCによる計測による面積基準の割合である。
調製例において用いられる分析方法は、以下または特性決定実施例において説明されている。
X線粉末回折(p−XRD)
X線粉末回折を用いて化合物1の種々のサンプルの結晶相を同定した。Philips X’PERT自動粉末回折計、Model 3040を用いてデータを得た。銅陽極X線源から得られる放射線は、Cu−K(α1)、Cu−K(α2)およびCu−K(β)を含む。回折計は、Cu−K(β)放射線を除去してCu−K(α1)およびCu−K(α2)を生データに残すニッケルフィルタを備えていた。Cu−K(α2)に由来するピークをJade Software(MDI/Jade Softwareバージョン9.1)におけるFind Peaks手順の最中に除去して、列挙した極大値をCu−K(α1)から残す。International Tables for X−ray Crystallographyに列挙されているCu−K(α1)またはCu(Kα1)放射線に係る波長は0.154056nmである。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)
HPLC分析を、DAD/UV検出器および逆相カラム(Agilent Eclipse XDB−C8(4.6×150)mm,5μm,Part.No.993967−906)を備えるHewlett Packard 1100シリーズHPLCシステムを用いて行った。流量は、1.0mL/分であり、実施時間は25分間であり、注入体積は3.0μLであり、カラム温度は40℃であった。移動相Aは0.075%オルトリン酸(aq)であり、移動相Bはアセトニトリル(HPLCグレード)であった。重量%測定に関して、テストサンプルの濃度は基準サンプルに対して較正し、a%純度をサンプルクロマトグラムから報告した。ブランクサンプルに現れるピークは積分せず、他のピークすべてを積分し、a%純度をサンプルクロマトグラムから報告した。重量%測定に関して、テストサンプルの濃度は基準サンプルに対して較正した。
プロトン−核磁気共嗚(H NMR)
プロトン−NMR分析は、Bruker Advance 300/400機器で行った。操作周波数は400MHzであり、スペクトル周波数範囲0〜16ppm、2秒の遅延時間、12μsのパルス幅、最低走査数は8であった。サンプルは、約0.01gのサンプルまたは参照基準を計量し、0.6mLのDMSO−dを加えて含有物を溶解し、NMRチューブに移すことにより調製した。重水素化DMSO(DMSO−d)は、Cambridge Isotope Laboratoryから入手した。H NMRスペクトルは、テトラメチルシランの低磁場側にppmで報告し、「s」は一重項を意味し、「d」は二重項を意味し、「dd」は二重項の二重項を意味する。
調製例1
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドのトルエン溶媒和物形態の調製(形態TS)
8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(10g、HPLC重量%=98.9%基準で33.7mmol)および2−クロロ−5−メトキシベンゼンスルホンアミド(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(8g、35.9mmol、1.05当量)のトルエン(70mL)中の23℃、窒素下で撹拌したスラリーを、60分間かけて55℃に加熱した。窒素下のこのスラリーに、トルエン中の1M塩化ジエチルアルミニウム(34mL、33.7mmol、1当量)をおよそ10分間かけて添加した。塩化ジエチルアルミニウムを添加したところ、約10℃の昇温および穏やかな発泡を伴った。塩化ジエチルアルミニウムの添加を完了した後、反応混合物の温度を、30分間かけて75℃に調節した。反応混合物を73〜75℃で4時間有効な撹拌下に保持したところ、この間に高粘度のスラリーとなった。約4時間後、HPLC分析で、<1面積%の8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステルが残留していることが示された。イソ−プロパノール(5.2mL、68.3mmol、2当量)を添加し、その後、混合物を20〜25℃に冷却した。次いで、水性10%酢酸(47mL、85.4mmol、2.5当量)を20〜35℃で1時間かけて添加した。反応を25℃でさらに1時間保持し、次いで、ろ過し、水(80ml)およびトルエン(20mL)で順次に洗浄し、5時間吸引乾燥した。固体生成物を80℃の真空オーブン中において90時間さらに乾燥させて、表題の化合物(13.7g)を、純度=98.6a%(HPLC);アッセイ=97.9重量%(HPLC)を有するオフホワイトの固体として得た。
H−NMRは、トルエンを含有する化合物1[(DMSO−d)δ3.86(s,3H),7.30(d,1H),7.57(dd,1H),7.64(d,1H),7.96(d,1H),8.84(s,1H),9.34(d,1H)]と一致していた。トルエン対化合物1のモル比は1であり、1:1トルエン溶媒和物を示している。多形体形態TSをそのX線粉末回折パターンにより特徴付けた(特性決定実施例1を参照のこと)。
調製例2
化合物1のトルエン溶媒和物形態の形態Aへの転換
オーバーヘッド撹拌機、油浴、ディーンスターク装置および温度プローブを備える500mL三首丸底フラスコに、25gの化合物1(トルエン含有量=17.3重量%)および水(75mL)を25℃で仕込んだ。得られた反応塊を95℃(反応塊温度)に加熱し、約850rpmで撹拌しながら、5時間の間、95〜96℃で維持した。ディーンスターク装置で回収した水を再利用してトルエンを反応混合物から除去しながら略一定の反応体積を維持した。約3時間後、トルエンのさらなる蒸留は観察されなかった。スラリーサンプルを撹拌しながら反応塊から採取した。スラリーのトルエンおよび酢酸エチル含有量をそれぞれ、56ppmおよび17ppmでのGC分析により測定した。約10mLのサンプルを反応混合物から採取し、25℃に冷却し、ろ過し、ブフナー漏斗上で15分間減圧乾燥した。ウェットケーキは、約429ppmのトルエンおよび36ppmの酢酸エチル含有量を示した。ウェットケーキを、55℃(8〜15kPa絶対圧)の真空オーブン中において約1時間かけて乾燥させて表題の化合物を得た。
H−NMRは、非溶媒和形態の化合物1[(DMSO−d)δ3.86(s,3H),7.30(d,1H),7.57(dd,1H),7.64(d,1H),7.96(d,1H),8.84(s,1H),9.34(d,1H)]と一致していた。多形体形態Aを、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けた(特性決定実施例2を参照のこと)。
反応塊からのサンプルの一部が形態Aへの転換を示していたため、全反応塊をろ過し、55℃の真空オーブン(8〜15kPa絶対圧)中において1時間かけて乾燥させて、追加の表題の化合物を得た。
調製例3
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドの多形体形態Aの直接調製
8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル(3.0g、10.3mmol)および2−クロロ−5−メトキシベンゼンスルホンアミド(2.39g、10.8mmol、1.05当量)のn−クロロブタン(45mL)中の撹拌したスラリーを、窒素下で50℃に加熱した。このスラリーに、未希釈の塩化ジエチルアルミニウム(1.40mL、11.3mmol)を添加した。塩化ジエチルアルミニウムの添加を完了した後、反応混合物の温度を65〜70℃に調節し、この温度で4.5時間保持した。追加分量のn−クロロブタン(12mL)を添加し、70℃での加熱をさらに1.5時間継続した。イソ−プロパノール(1.6mL、20.5mmol、2当量)を70℃で添加し、得られた混合物を5分間撹拌した。次いで、水性10%酢酸(15mL、25.6mmol、2.5当量)を、10分間かけて60〜65℃で添加した。この反応を室温に冷却させ、次いで、一晩撹拌した。得られた固体をろ過し、水(12mL)続いてn−クロロブタン(12mL)で洗浄し、吸引乾燥した。固体生成物を50〜60℃の真空オーブン中においてさらに乾燥させて、表題の化合物(4.09g、85.2%)を得た。X線粉末回折データは、特性決定実施例2の化合物1の形態Aと一致するものであった。
調製例4
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドのキシレン溶媒和物形態の調製(形態XS)
8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル(5.0g、17.1mmol)および2−クロロ−5−メトキシベンゼンスルホンアミド(3.98g、17.9mmol)のキシレン(60mL)中における、23℃、窒素下で撹拌したスラリーを、60℃に加熱した。このスラリーに、未希釈の塩化ジエチルアルミニウム(2.4mL、18.8mmol)をおよそ5分間かけて添加した。塩化ジエチルアルミニウムを添加したところ、約15℃の昇温および穏やかな発泡を伴った。1.5時間加熱を継続した。次いで、反応混合物をキシレン(5mL)で希釈し、次いで、60℃でさらに2時間加熱した。反応混合物を53℃に冷却した。イソ−プロパノール(2.6mL、34.17mmol)を添加し、その後、反応混合物を20〜25℃に冷却した。次いで、塩酸(2N、22mL、42.7mmol)を30分間かけて添加した。次いで、この反応をろ過し、水(20mL)およびキシレン(10mL)で順次に洗浄して、固体を得た。固体生成物の一部(1.5g)を酢酸(0.75mL)および水(15mL)の混合物中でスラリー化し、有効な撹拌を行いながら75℃に加熱し、この温度で4時間保持した。反応混合物を熱時ろ過し、ろ過した固体を水(6mL)で洗浄し、固体を45℃の真空オーブン中において一晩乾燥させて表題の化合物(0.91g)をオフホワイトの固体として得た。
H−NMRは、キシレンを含有する化合物1[(DMSO−d)δ3.86(s,3H),7.30(d,1H),7.57(dd,1H),7.64(d,1H),7.96(d,1H),8.84(s,1H),9.34(d,1H)]と一致していた。多形体形態XSを、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けた(特性決定実施例3を参照のこと)。
調製例5
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドの多形体形態Aの直接調製
8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(8g、27.3mmol)および2−クロロ−5−メトキシベンゼンスルホンアミド(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(6.4g、28.7mmol、1.05当量)の1,2−ジクロロエタン(41mL)中における、22℃、窒素下で撹拌したスラリーに、塩化ジエチルアルミニウム(4mL、31.9mmol、1.18当量)をおよそ5分間かけて添加した。塩化ジエチルアルミニウムを添加したところ、約23℃の昇温および穏やかな発泡を伴った。塩化ジエチルアルミニウムの添加を完了した後、反応混合物の温度を75℃に調節した。反応混合物を75℃で約1.5時間有効な撹拌下に保持したところ、この間にオフホワイトのスラリーとなった。約1.5時間後、HPLC分析で、<1面積%の8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステルが残留していることが示された。次いで、水性10%酢酸(41mL、68.3mmol、2.5当量)を添加したところ、いくらかの起泡が生じ、反応塊が粘性のスラリーに、次いで、清透な二相溶液に転換した。次いで、反応塊を45℃に冷却し、2つの相を分離した。次いで、有機相を、ジャケット付き反応器に、追加の1,2−ジクロロエタン(20mL)(いくらかの析出した固形分の溶解に用いた)と一緒に移した。有機相を加熱して1,2−ジクロロエタンを大気圧下で蒸留した。約30mlの留出物を回収した後、酢酸(17mL)をジャケット付き反応器に加え、蒸留を継続した。反応器の温度が102℃に達したら、水(64mL)をこれに加え、蒸留を継続した。さらに30mLの留出物を回収した後、水(約40mL)を反応器に加え、蒸留を終了させ、バッチを室温に戻した。次いで、バッチを75℃に温め、約5.5時間撹拌下に保持した。次いで、バッチを室温に冷却し、次いで、ろ過した。フィルタケーキを水(20ml)で洗浄した。固体生成物を2つの分量に分け、多い方の分量を80℃の真空オーブン中において16時間乾燥させ、少ない方の分量を16時間空気乾燥させて、表題の化合物(それぞれ、9.98gおよび1.48g)を、89.6%合計収率および純度=96.7a%(HPLC)で得た。空気乾燥および減圧乾燥させた生成物の両方が、多形体形態Aと一致した。多形体形態Aを、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けた(特性決定実施例2を参照のこと)。
調製例6
8−クロロ−N−[(2−クロロ−5−メトキシフェニル)−スルホニル]−6−(トリフルオロメチル)−イミダゾ[1,2−a]ピリジン−2−カルボキサミドの多形体形態Aの直接調製
8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステル(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(3g、10.3mmol)および2−クロロ−5−メトキシベンゼンスルホンアミド(調製に関してはPCT特許公開国際公開第2010/129500号パンフレットを参照のこと)(2.4g、10.8mmol、1.05当量)のジクロロメタン(24mL)中における、17℃、窒素下で撹拌したスラリーに、ジエチル塩化アルミニウム(1.5mL、12.0mmol、1.16当量)をおよそ1分間かけて添加した。塩化ジエチルアルミニウムを添加したところ、約13℃の昇温およびガスの発生を伴った。塩化ジエチルアルミニウムの添加を完了した後、反応混合物の温度を40℃に調節したところ、バッチはオフホワイトのスラリーとなった。反応混合物を40℃で約24時間撹拌下に保持した。HPLC分析(24時間後)で、3.6面積%の8−クロロ−6−(トリフルオロメチル)イミダゾ[1,2,a]ピリジン−2−カルボン酸エチルエステルが残留していることが示された。イソ−プロピルアルコール(1.6mL)およびヘプタン(12mL)をそれぞれ反応に添加したところ、より粘性のスラリーが形成された。次いで、水性10%酢酸(15mL、25.6mmol、2.5当量)を添加したところ、強い発熱が生じた。反応塊を20〜25℃に約1.5時間保持し、次いで、ろ過し、フィルタケーキを水(12ml)で洗浄した。固体生成物を2つの分量に分け、多い方の分量を80℃の真空オーブン中において16時間乾燥させ、少ない方の分量を16時間かけて空気乾燥させて、表題の化合物(それぞれ2.8gおよび0.95g)を、86.8%合計収率で得た。減圧乾燥した生成物は多形体形態Aと一致したが、空気乾燥した分量は一致しなかった。多形体形態Aを、そのX線粉末回折パターンにより特徴付けた(特性決定実施例2を参照のこと)。
特性決定実施例1
化合物1多形体形態TSに係る粉末X線粉末回折パターン(BA9507)
X線粉末回折を用いて、化合物1のトルエン溶媒和物多形体形態(多形体形態TS)を特性決定した。Philips X’PERT自動粉末回折計、Model 3040を用いてデータを得た。回折計は、自動可変散乱除去および発散スリット、X’Celerator RTMS検出器、ならびに、Niフィルタを備えていた。放射線はCu−K(α)(45kV、40mA)であった。データは、室温で、0.02度の均等なステップサイズ、θ−θ幾何学的形状における320秒/ステップのカウント時間での連続走査を用いて、3〜50度の2θで回収した。サンプルを、必要に応じてめのう乳鉢と乳棒とで軽く粉末化し、粉末材料の薄層としての低バックグラウンドケイ素試料ホルダ上に用意した。MDI/Jade Softwareバージョン9.1を、相の同定のために、International Committee for Diffraction DataデータベースPDF4+2008と共に用いた。化合物1の形態TSに係るCu−K(α1)X線回折極大値をMDI/Jade「Find Peaks」手順を用いて算出した。結果が表1に列挙されている。
Figure 0006411371
特性決定実施例2
化合物1多形体形態Aに係るX線粉末回折
X線粉末回折を用いて化合物1の種々のサンプルの結晶相を同定した。Philips X’PERT自動粉末回折計、Model 3040を用いてデータを得た。回折計は、自動可変散乱除去および発散スリット、X’Celerator RTMS検出器、ならびに、Niフィルタを備えていた。放射線はCu−K(α)(45kV、40mA)であった。データは、室温で、0.02度の均等なステップサイズ、θ−θ幾何学的形状における320秒/ステップのカウント時間での連続走査を用いて、3〜50度の2θで回収した。サンプルを、必要に応じてめのう乳鉢と乳棒とで粉末化し、粉末材料の薄層としての低バックグラウンドアモルファスシリカ試料ホルダ上に用意した。MDI/Jade Softwareバージョン9.1を、相の同定のために、International Committee for Diffraction DataデータベースPDF4+2008と共に用いる。化合物1の形態Aに係るCu−K(α1)X線回折極大値をMDI/Jade「Find Peaks」手順を用いて算出した。結果が表2に列挙されている。
Figure 0006411371
特性決定実施例3
化合物1多形体形態XSに係るX線粉末回折
X線粉末回折を用いて、化合物1のキシレン溶媒和物多形体形態(多形体形態XS)を特性決定した。Philips X’PERT自動粉末回折計、Model 3040を用いてデータを得た。回折計は、自動可変散乱除去および発散スリット、X’Celerator RTMS検出器、ならびに、Niフィルタを備えていた。放射線はCu−K(α)(45kV、40mA)であった。データは、室温で、0.02度の均等なステップサイズ、θ−θ幾何学的形状における320秒/ステップのカウント時間での連続走査を用いて、3〜50度の2θで回収した。サンプルを、必要に応じてめのう乳鉢と乳棒とで軽く粉末化し、粉末材料の薄層としての低バックグラウンドケイ素試料ホルダ上に用意した。MDI/Jade Softwareバージョン9.1を、相の同定のために、International Committee for Diffraction DataデータベースPDF4+2008と共に用いた。化合物1の形態XSに係るCu−K(α1)X線回折極大値をMDI/Jade「Find Peaks」手順を用いて算出した。結果が表1に列挙されている。
Figure 0006411371

Claims (7)

  1. 式1
    Figure 0006411371
    の化合物の調製方法であって、
    (A)式2
    Figure 0006411371
    (式中、RはC〜Cアルキルである)
    の化合物を、式3
    Figure 0006411371
    の化合物と、式4
    Al(R2a)(R2b)(R2c) 4
    (式中、R2a、R2bおよびR2cは各々独立して、H、ClまたはC〜Cアルキルである)
    の少なくとも1種のアルミニウム試薬とに、不活性溶剤の存在下に接触させて第1の反応生成物を形成するステップ、
    (B)前記第1の反応生成物をC〜Cアルカノールに接触させて第2の反応生成物を形成するステップ、および
    (C)前記第2の反応生成物を水とプロトン酸とに接触させて前記式1の化合物を得るステップ
    を含む方法。
  2. 前記式4の少なくとも1種のアルミニウム試薬がClAl(CHCHを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記不活性溶剤が、C〜Cハロアルカン、ハロゲン化ベンゼンおよびC〜C10芳香族炭化水素からなる群から選択される1種以上の溶剤を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記不活性溶剤がトルエンを含む、請求項3に記載の方法。
  5. ステップ(B)において、前記C〜Cアルカノールが、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ−プロパノール、n−ブタノール、イソ−ブタノールおよびsec−ブタノールからなる群から選択される1種以上のアルカノールを含む、請求項1に記載の方法。
  6. ステップ(B)において、前記C〜Cアルカノールがイソ−プロパノールを含む、請求項5に記載の方法。
  7. ステップ(B)において、温度が20〜80℃の範囲内である、請求項1に記載の方法。
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