JP6410403B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関し、更に詳細には、自動車等に搭載される車両用シートに関する。
車両用シートとして、車体のフロア面上に固定されたブラケットに固定された端部を含むロアレールと、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、前記アッパレールに連結されたシートクッションと、前記シートクッションに連結されたシートバックと、前記ロアレール側に設けられた係合部材及び前記アッパレール側に設けられた被係合部材を含み、前記被係合部材が前記係合部材に係脱可能に係合することにより前記アッパレールを任意の移動位置において前記ロアレールに固定するロック機構と、前記被係合部材と連結されて当該被係合部材が前記係合部材との係合から離脱するロック解除操作を行うロック解除操作部材とを有する車両用シートが知られている(例えば、特許文献1、2)。
特開2005−225386号公報 特開2008−265695号公報
ロアレールは、衝突等によって大きい荷重が作用しても変形しないように、高剛性のものにする必要がある。このためには、ロアレールを高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要が生じる。しかし、このことは、材料費が嵩んだり、車重量が重くなったりする原因になる。
本発明が解決しようとする課題は、材料費が嵩んだり、車体重量が重くなったりすることなく、衝突時等のロアレールの変形を抑制することである。
本発明による車両用シートは、車体のフロア面上に固定されたブラケット(54)に固定された端部を含むロアレール(20)と、前記ロアレール(20)に移動可能に係合したアッパレール(22)と、前記アッパレール(22)に連結されたシートクッション(S1)と、前記シートクッション(S1)に連結されたシートバック(S2)と、ロアレール(20)に設けられた係合部材(38)及び前記アッパレール(22)側に設けられた被係合部材(44)を含み、前記被係合部材(44)が前記係合部材(38)に係脱可能に係合することにより前記アッパレール(22)を任意の移動位置において前記ロアレール(20)に固定するロック機構(34)と、前記被係合部材(44)と連結されて当該被係合部材(44)が前記係合部材(38)との係合から離脱するロック解除操作を行うロック解除操作部材(46)とを有する車両用シートであって、前記ロアレール(20)と当接可能に設けられ、前記ロアレール(20)との当接により当該ロアレール(20)の変形を抑制する第1の変形抑制部材(64)を有する。
この構成によれば、第1の変形抑制部材(64)によってロアレール(20)の変形が抑制されるから、ロアレール(20)を高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要がなくなる。
本発明による車両用シートは、好ましくは、前記第1の変形抑制部材(64)は、前記ブラケット(54)に固定された第1の部分(64A、64B)と、当該ブラケット(54)による前記ロアレール(20)の固定点よりも前記ロアレール(20)の延在方向に離れた位置(P)において前記ロアレール(20)と当接して前記ロアレール(20)の変形を抑制する第2の部分(64E)とを有する。
この構成によれば、第2の部分(64E)が位置(P)においてロアレール(20)と当接することにより、ロアレール(20)が変形することが抑制され、ロアレール(20)を高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要がなくなる。
本発明による車両用シートは、好ましくは、前記第1の変形抑制部材(64)の前記第2の部分(64E)は、前記ロアレール(20)が初期の形状をしている時には前記ロアレール(20)の外面との間に間隙を有し、前記ロアレール(20)が変形した時には当該ロアレール(20)と当接して前記ロアレール(20)の変形を抑制する。
この構成によれば、ロアレール20が初期の形状をしている時に、振動によって第2の部分(64E)がロアレール(20)の外面に擦れることに起因する異音が生じることがない。また、第2の部分(64E)がロアレール(20)に溶接されることを構造を取っていないので、溶接によるロアレール(20)に歪みの発生が回避される。
本発明による車両用シートは、好ましくは、前記ロアレール(20)及び前記アッパレール(22)とは前記シートクッション(S1)の左右両側にあって各々前後方向に延在しており、前記被係合部材(44)は上下方向に回動可能に前記アッパレール(22)側に設けられ、上方への回動によって前記係合部材(38)に係合し、前記第1の変形抑制部材(64)は前記ロアレール(20)の下方に配置され、前記第2の部分(64E)は前記ロアレール(22)の下底面と当接可能である。
この構成によれば、ロアレール(20)の下側への変形が抑制され、ロック機構(34)の係合部材(38)と被係合部材(44)との係合が意に反して離脱することが回避される。
本発明による車両用シートは、好ましくは、前記第1の変形抑制部材(64)は左右の前記ロアレール(20)のうち車体外側に位置するロアレール(20)の下方に配置され、前記第2の部分(64E)は当該ロアレール(20)の前端から後方に離れた位置(P)の下面に当接可能である。
この構成によれば、オフセット衝突時に、車体外側に位置するロアレール(20)の変形が抑制される。
本発明による車両用シートは、好ましくは、前記被係合部材(44)は前記ロアレール(20)の内側に配置され、前記ロック解除操作部材(46)は前記ロアレール(20)の前端から当該ロアレール(20)の内側に位置する部分(46B)を含んで前記被係合部材(44)に連結されている。
この構成によれば、ロック解除操作部材(46)の配置がコンパクトになり、そのような配置であっても、ロアレール(20)の変形が第1の変形抑制部材(64)によって抑制されるので、ロアレール(20)の内側に位置する部分(46B)が変形することも抑制される。
本発明による車両用シートは、好ましくは、更に、前記アッパレール(22)側に固定され、前記ロアレール(20)が初期の形状をしている時には前記ロック解除操作部材(46)と干渉しない位置にあり、前記ロアレール(20)が変形した時には前記ロック解除操作部材(46)がロック解除方向に動くことを阻止すべく前記ロック解除操作部材(46)と干渉する位置に位置するロック解除阻止部材(66)を含む。
この構成によれば、ロアレール(20)が変形した時にはロック解除阻止部材(66)がロック解除操作部材(46)と干渉するので、ロック解除操作部材(46)が意に反してロック解除方向に動くことが阻止される。
本発明による車両用シートは、好ましくは、更に、前記ロアレール(20)側に固定され、前記ロアレール(20)が初期の形状をしている時にはロック解除阻止部材(66)から離間した位置にあり、前記ロアレール(20)が変形した時にはそれ以上の変形を抑制するべく前記ロック解除阻止部材(66)が当接する第2の変形抑制部材(68)を有する。
この構成によれば、第2の変形抑制部材(68)によってロアレール(20)の変形が抑制されるから、ロアレール(20)を高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要がなくなる。
本発明による車両用シートによれば、材料費が嵩んだり、車体重量が重くなったりすることなく、衝突時等のロアレールの変形が抑制される。
本発明による車両用シートの一つの実施形態の骨格を左前方から見た斜視図 本実施形態による車両用シートの要部の側面図 本実施形態による車両用シートの第1の変形抑制部材の配置部を示す底面図 本実施形態による車両用シートの第2の変形抑制部材の配置部を右前方から見た斜視図 本実施形態による車両用シートのロック機構部分を示す断面図
以下に、本発明による車両用シートの一つの実施形態を、図1〜図5を参照して説明する。なお、以下の説明では、車両用シートに着座した乗員を基準にして左右を定める。左右一対設けられる同一構成については、共通の番号を付し、説明を省略する。
車両用シートSは、図1に示されているように、座面を形成するシートクッションS1と、リクライニング機構10によって支持軸12を中心としてシートクッションS1に傾倒可能に連結されて背凭れ面を形成するシートバックS2とを有し、スライド装置14によって自動車のフロアパネルFP上に前後方向に移動に取り付けられている。
シートクッションS1は、鋼材製のシートクッションフレーム16を有し、シートクッションフレーム16に不図示のパッド及び表皮を被せられることによって構成される。シートバックS2は、鋼材製のシートバックフレーム18を有し、シートバックフレーム18に不図示のパッド及び表皮を被せられることによって構成される。パッドはポリウレタンフォーム等の弾力性を有するクッション材によって形成され、表皮は、本皮や合成皮革、布地等によって形成される。
スライド装置14は、上方開口の溝形断面形状のロアレール20と、ロアレール20に当該ロアレール20の延在方向に移動可能に係合したアッパレール22とを有し、これらはシートクッションフレーム16の左右両側にあって各々前後方向に延在している。
シートクッションフレーム16は、左右一対のサイドメンバ24と、左右のサイドメンバ24の前端を互いに連結するフロントメンバ26とを含み、各サイドメンバ24を前側リンク28(図2参照)と後側リンク30とを含む平行リンク機構によるリフト機構32によって対応する側のアッパレール22に上下方向に変位可能に連結されている。これにより、シートクッションS1は、前後位置及び座面高さを調整可能である。なお、リフト機構32には任意の座面高さにおいてシートクッションS1をアッパレール22に選択的に固定する機構が設けられるが、この機構は周知の構造のものであるので、それの図示及び説明を省略する。
左右のロアレール20とアッパレール22との間には、各々、ロック機構34(図5参照)が設けられている。各ロック機構34は、図5に示されているように、ロアレール20の上部に形成された前後方向に延在する一連の下向きのラック歯36による係合部38と、枢軸40によってアッパレール22に上下方向に回動可能に取り付けられ、後端に上向きの歯部42を形成された被係合部材44とを有し、歯部42が係合部38の任意のラック歯36に下側から係脱可能に係合することにより、各アッパレール22を任意の移動位置(前後位置)において対応する側のロアレール20に選択的に固定する。
左右の被係合部材44は前端をロック解除操作部材46によって互い連結されている。ロック解除操作部材46は、パイプ材の折曲成形品であり、シートクッションフレーム16の前方を左右方向に水平に延在するフロント部46Aと、フロント部46Aの左右の端部から後方に延在するサイド部46Bとを一体に有し、各サイド部46Bの後端を対応する側の被係合部材44の前端に固定されている。各アッパレール22には板ばね48の一端が係止されている。各板ばね48は、遊端において対応する側のサイド部46Bに当接し、被係合部材44及びロック解除操作部材46を図5で見て枢軸40を中心として時計廻り方向に付勢している。
これにより、ロック解除操作部材46に外力が作用しない自由状態においては、各歯部42が対応する側のラック歯36に係合し、各アッパレール22が任意の前後方向の移動位置において対応する側のロアレール20に固定される。この状態をロック状態と云う。フロント部46Aが手操作によって引き上げられると、被係合部材44及びロック解除操作部材46が板ばね48にばね力に抗して図5で見て枢軸40を中心として反時計廻り方向に回動することにより、各歯部42が対応する側のラック歯36との係合から離脱し、各アッパレール22が対応する側のロアレール20に対して前後方向に移動可能になる。この状態をロック解除状態と云う。
次に、ロアレール20の取付構造の詳細を説明する。
図1に示されているように、フロアパネルFP上には、前後に離れた位置にあって各々左右方向に延在する溝形断面の前側クロスメンバ50及び後側クロスメンバ52が互いに平行に設けられている。前側クロスメンバ50及び後側クロスメンバ52の左右両側には各々略箱形をした前側ブラケット54及び後側ブラケット56が固定されている。各前側ブラケット54には対応する側のロアレール20の前端が取付部材58によって固定されている。各後側ブラケット56には対応する側のロアレール20の後端が固定されている。
左右のロアレール20は、初期の形が直線形状であり、前側クロスメンバ50と後側クロスメンバ52との間に前後方向に略水平に互いに平行に延在する。なお、左右のアッパレール22の初期形状も直線形状である。
次に、ロアレール20の取付構造のうち、車体外側に位置するロアレール20(図1では左側のロアレール20)の前側の取付構造及び変形抑制構造について、図2〜図5を参照して説明する。
取付部材58は、鋼板を略溝形断面形状に形成されたプレス成形品であり、ロアレール20の前端の下底面にリベット60(図5参照)によって固定されてロアレール20の下部と前側ブラケット54の上部との間に位置するレール側溝形断面形状部58Aと、レール側溝形断面形状部58Aから前方に延出してロアレール20の前方に位置し、ボルト・ナット62によって前側ブラケット54に着脱可能に取り付けられたブラケット側溝形断面形状部58Bとを一体に含む。
レール側溝形断面形状部58Aには第1の変形抑制部材64が取り付けられている。第1の変形抑制部材64は、丸棒鋼材を略門形に折曲した折曲成形品であり、図3に示されているように、レール側溝形断面形状部58Aの左右の内側壁面58C、58Dを前後方向に沿って延在して内側壁面58C、58Dに溶接によって固定された左右の第1の部分64A、64Bと、左右の第1の部分64A、64Bの後端から各々後方且つ斜め上方に延在してレール側溝形断面形状部58Aより後方に延出した左右の延出部64C、64Dと、左右の延出部64C、64Dの後端(先端)を互いに連結して左右方向に略水平に延在する第2の部分64Eとを一体に含み、ロアレール20の下方に配置されている。なお、第1の部分64A、64Bは、本実施形態では、取付部材58を介して前側ブラケット54に固定されているが、前側ブラケット54に直接に固定されていてもよい。
第2の部分64Eは、ロアレール20が前述の初期の形状をしている時には、図2及び図5に示されているように、前側ブラケット54によるロアレール20の固定点、つまり取付部材58を介したロアレール20の前側ブラケット54に対する固定部よりもロアレール20の延在方向後側に少し離れた位置R、換言すると、ロアレール20の前端から後方に少し離れた位置Rにおいて、ロアレール20の下底面(外面)に小さい上下方向の間隙Eをおいて対向し、ロアレール20が下側に変形した時には、位置Rあるいはその近傍のロアレール20の下底面と当接する。この当接により、ロアレール20は、位置Rあるいはその近傍において第1の変形抑制部材64によって下側から支えられ、当接状態以上に大きく変形することが抑制される。
アッパレール22側の部品(アッパレール22と一体の部品)であるサイドメンバ24には、ロック解除阻止部材66が取り付けられている。ロック解除阻止部材66は、丸棒鋼材を上下折り返しの略ループ形に折曲した折曲成形品であり、図4に示されているように、前後方向に延在してサイドメンバ24の内側壁面に溶接によって固定された上固定部66Aと、上固定部66Aの前端及び後端の各々から内側に延在して前面視で略横転U字状の前後の中間部66B、66Cと、前後方向に延在して中間部66B、66Cの先端を互いに連結する下部連結部66Dとを一体に含む。
ロック解除阻止部材66は、ロアレール20が前述の初期の形状をしている時には、ロック解除操作部材46と干渉しない位置、つまりロック解除操作部材46の移動軌跡外にあってロック解除操作部材46の動作を妨げることがなく、ロアレール20が変形した時には、前側の中間部66Bがロック解除操作部材46と当接(干渉)し、ロック解除操作部材46がロック解除方向に動くことを阻止する。
ロアレール20の前端近傍には第2の変形抑制部材68が取り付けられている。第2の変形抑制部材68は鋼板のプレス成形品であり、図4に示されているように、リベット70によってロアレール20の底部に固定された下部固定片68Aと、下部固定片68Aの内側の端部から上方に向けて折曲され、ロアレール20の内側の側壁に沿って延在する立ち上がり片68Bと、立ち上がり片68Bの上端から水平に折曲された上片68Cとを一体に含む。下部固定片68A及び立ち上がり片68Bにはエンボス成形による補強用ビード68Dが設けられている。
上片68Cは、ロック解除阻止部材66の中間部66B、66Cに対向しており、ロアレール20が前述の初期の形状をしている時には、中間部66B、66Cから離間した位置にあり、ロアレール20が上側に変形した時には、中間部66B、66Cと当接する。この当接により、ロアレール20がそれ以上に変形することが抑制される。
上述したように、ロアレール20が下側に変形した時には、位置Rあるいはその近傍のロアレール20の下底面が第1の変形抑制部材64の第2の部分64Eに当接することにより、衝突等によってロアレール20に大きい荷重が作用してもロアレール20がそれ以上に変形することが抑制される。これにより、ロアレール20を高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要がなくなり、材料費が嵩んだり、車体重量が重くなったりすることなく、衝突時等のロアレール20の下側への変形が効果的に抑制される。第1の変形抑制部材64は車体外側に位置するロアレール20の下方に配置されることにより、特にオフセット衝突による車体外側に位置するロアレール20の変形が抑制される。
また、ロアレール20の下側への変形が抑制されることにより、ロック解除操作部材46の操作以外で、ロック機構34のラック歯36と歯部42との係合が離脱することが回避される。
第1の変形抑制部材64の第2の部分64Eは、ロアレール20が前述の初期の形状をしている時には、ロアレール20の下底面との間に位置Rにおいて小さい間隙Eをおいて対向しているから、振動によって第2の部分64Eがロアレール20の下底面に擦れることがなく、異音が生じることがない。また、第2の部分64Eがロアレール20に溶接される構造を取っていないので、溶接によってロアレール20に歪みが生じることが回避される。
また、ロアレール20が上側に変形した時には、第2の変形抑制部材68の上片68Cがロック解除阻止部材66の中間部66B、66Cに当接することにより、衝突等によってロアレール20に大きい荷重が作用してもロアレール20がそれ以上に変形することが抑制される。このことによっても、ロアレール20を高価な高剛性の鋼材で構成したり、厚い肉厚の鋼材で構成したりする必要がなくなり、材料費が嵩んだり、車体重量が重くなったりすることなく、衝突時等のロアレール20の上側への変形が抑制される。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、位置Pにおける第2の部分64Eとロアレール20との間隙Eは必須でなく、第2の部分64Eはロアレール20に接合されていてもよい。第1の変形抑制部材64、ロック解除阻止部材66及び第2の変形抑制部材68は、車体外側に位置する左側のロアレール20だけでなく、車体内側に位置する右側のロアレール20についても設けられてもよい。第1の変形抑制部材64及びロック解除阻止部材66は、丸棒鋼材の折曲成形品に限られることなく、鋼板の折曲成形品や鋳造品であってもよく、ロアレール20の変形を抑制する所期の目的を達成するならば、形状は上述した実施形態のものに限定されることはない。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 :リクライニング機構
12 :支持軸
14 :スライド装置
16 :シートクッションフレーム
18 :シートバックフレーム
20 :ロアレール
22 :アッパレール
24 :サイドメンバ
26 :フロントメンバ
28 :前側リンク
30 :後側リンク
32 :リフト機構
34 :ロック機構
36 :ラック歯
38 :係合部
40 :枢軸
42 :歯部
44 :被係合部材
46 :ロック解除操作部材
46A :フロント部
46B :サイド部
48 :板ばね
50 :前側クロスメンバ
52 :後側クロスメンバ
54 :前側ブラケット
56 :後側ブラケット
58 :取付部材
58A :レール側溝形断面形状部
58B :ブラケット側溝形断面形状部
58C :内側壁面
58D :内側壁面
60 :リベット
62 :ボルト・ナット
64 :第1の変形抑制部材
64A :第1の部分
64B :第1の部分
64C :延出部
64D :延出部
64E :第2の部分
66 :ロック解除阻止部材
66A :上固定部
66B :中間部
66C :中間部
66D :下部連結部
68 :第2の変形抑制部材
68A :下部固定片
68B :立ち上がり片
68C :上片
68D :補強用ビード
70 :リベット
E :間隙
FP :フロアパネル
P :位置
S :車両用シート
S1 :シートクッション
S2 :シートバック

Claims (9)

  1. 車体のフロア面上に固定されたブラケットに固定された端部を含むロアレールと、
    前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、
    前記アッパレールに連結されたシートクッションと、
    前記シートクッションに連結されたシートバックと、
    前記ロアレール側に設けられた係合部材及び前記アッパレール側に設けられた被係合部材を含み、前記被係合部材が前記係合部材に係脱可能に係合することにより前記アッパレールを任意の移動位置において前記ロアレールに固定するロック機構と、
    前記被係合部材と連結されて当該被係合部材が前記係合部材との係合から離脱するロック解除操作を行うロック解除操作部材とを有する車両用シートであって、
    前記ロアレールと当接可能に設けられ、前記ロアレールとの当接により当該ロアレールの下側への変形を抑制する第1の変形抑制部材を有し、
    前記第1の変形抑制部材は前記ロック解除操作部材と上下方向で重なるように配置されている車両用シート。
  2. 前記第1の変形抑制部材は、前記ブラケットに固定された第1の部分と、当該ブラケットによる前記ロアレールの固定点よりも前記ロアレールの延在方向に離れた位置において前記ロアレールと当接して当該ロアレールの変形を抑制する第2の部分とを有する請求項1記載の車両用シート。
  3. 前記第1の変形抑制部材の前記第2の部分は、前記ロアレールが初期の形状をしている時には前記ロアレールの外面との間に間隙を有し、前記ロアレールが変形した時には当該ロアレールと当接して当該ロアレールの変形を抑制する請求項2に記載に車両用シート。
  4. 前記ロアレール及び前記アッパレールとは前記シートクッションの左右両側にあって各々前後方向に延在しており、
    前記被係合部材は上下方向に回動可能に前記アッパレール側に設けられ、上方への回動によって前記係合部材に係合し、
    前記第1の変形抑制部材は前記ロアレールの下方に配置され、前記第2の部分は前記ロアレールの下底面と当接可能である請求項2又は3に記載の車両用シート。
  5. 前記第1の変形抑制部材は左右の前記ロアレールのうち車体外側に位置するロアレールの下方に配置され、前記第2の部分は当該ロアレールの前端から後方に離れた位置の下面に当接可能である請求項4に記載の車両用シート。
  6. 前記被係合部材は前記ロアレールの内側に配置され、
    前記ロック解除操作部材は前記ロアレールの前端から当該ロアレールの内側に位置する部分を含んで前記被係合部材に連結されている請求項1から5の何れか一項に記載の車両用シート。
  7. 前記アッパレール側に固定され、前記ロアレールが初期の形状をしている時には前記ロック解除操作部材と干渉しない位置にあり、前記ロアレールが変形した時には前記ロック解除操作部材がロック解除方向に動くことを阻止すべく前記ロック解除操作部材と干渉する位置に位置するロック解除阻止部材を含む請求項1から6の何れか一項に記載の車両用シート。
  8. 車体のフロア面上に固定されたブラケットに固定された端部を含むロアレールと、
    前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールと、
    前記アッパレールに連結されたシートクッションと、
    前記シートクッションに連結されたシートバックと、
    前記ロアレール側に設けられた係合部材及び前記アッパレール側に設けられた被係合部材を含み、前記被係合部材が前記係合部材に係脱可能に係合することにより前記アッパレールを任意の移動位置において前記ロアレールに固定するロック機構と、
    前記被係合部材と連結されて当該被係合部材が前記係合部材との係合から離脱するロック解除操作を行うロック解除操作部材とを有する車両用シートであって、
    前記アッパレール側に固定され、前記ロアレールが初期の形状をしている時には前記ロック解除操作部材と干渉しない位置にあり、前記ロアレールが変形した時には前記ロック解除操作部材がロック解除方向に動くことを阻止すべく前記ロック解除操作部材と干渉する位置に位置するロック解除阻止部材を含む車両用シート。
  9. 前記ロアレール側に固定され、前記ロアレールが初期の形状をしている時にはロック解除阻止部材から離間した位置にあり、前記ロアレールが変形した時には当該ロアレールの変形を抑制するべく前記ロック解除阻止部材が当接する第2の変形抑制部材を有する請求項7又は8に記載の車両用シート。
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