JP6410093B2 - スプレー缶穿孔装置 - Google Patents

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Description

本発明は、収集されたスプレー缶に穴開けを行い、スプレー缶内部に残された噴射剤及び薬剤等を抜き取るスプレー缶穿孔装置に関するものである。
ゴミ収集において廃棄されるスプレー缶は、各自治体等の要請により、スプレー缶に穴を開けて残存するガス等の噴射剤と薬剤等とを抜き取った上で不燃物として回収するのが一般的になっている。しかしながら、このルールを守らない市民は、スプレー缶に穴を開けることなく可燃物と一緒に廃棄しており、この場合には、各自治体等は、スプレー缶を分別すると共に、スプレー缶に穴を開けて残存する噴射剤及び薬剤を抜き取る作業を行わなければならない。この場合に、手作業で、スプレー缶1個毎に穴を開けていると作業効率が悪くなることから、従来からスプレー缶穴開け器が使用されている(特許文献1)。
上記特許文献1に記載のスプレー缶穴開け器60は、開閉自在な容器61と、この容器61内に設けられスプレー缶Sをストックするワーク取り入れ斜路62と、容器61内に設けられスプレー缶Sを排出するワーク取り出し斜路63と、両斜路62、63の間に位置し、ワーク取り入れ斜路上のスプレー缶Sを持ち上げてスプレー缶Sをワーク取り出し斜路63上に移送する昇降機構64と、この昇降機構64で持ち上げられたスプレー缶Sをワーク取り出し斜路63上に止めておく係留器65を有するストップ機構66と、両斜路62、63の上方に位置し、ストップ機構66で止められているスプレー缶Sに穴を開ける穿孔器67を先端に有する穿孔機構68とで構成されている。
特開平8−133357号公報
上記特許文献1に記載のスプレー缶穴開け器は、作業者が手作業で穴を開けるよりも安全で作業効率を向上させるものであった。しかしながら、廃棄されるスプレー缶の外径は様々であると共に、潰れた状態で内容物が残存するスプレー缶が廃棄される場合もあり、これに対応する構成を開示しているものではなかった。また、作業効率を一層向上させると共に、作業者が安全に作業することができるスプレー缶穿孔装置が求められていた。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、外径の異なる複数のスプレー缶に穴を開けることができ、且つ作業者の安全を確保すると共に、作業効率を向上させることができるスプレー缶穿孔装置を提供することを目的としている。
請求項1の発明は、被処理スプレー缶を導入する導入部と、導入された被処理スプレー缶を処理する処理部と、処理された被処理スプレー缶を排出する排出部とを備えた基台と、該基台の前記導入部と前記排出部との間に設置された搬送部材と、前記基台の前記処理部に設置された穿孔部材を有するスプレー缶穿孔装置であって、前記穿孔部材は、前記基台に固定され、空気圧によって上下方向に昇降する可動部を備えたシリンダーと、該シリンダーの前記可動部側に固定された連結基材と、該連結基材に固定された穿孔具とを有し、該穿孔具は、前記連結基材側に固定された穿孔針と、該穿孔針を覆うようにして設置され、一方の端部が前記連結基材側に固定され、他方の端部にフランジ部を備えた外筒と、該外筒の前記フランジ部に上下方向に摺動自在に支持された可動棒と、該可動棒の一方の端部に固定された押え板と、該押え板に一方の端部が接触すると共に、前記外筒の内側を上下方向に移動自在に設置された中筒と、該中筒の内側であって、前記穿孔針の外周を覆うようにして設置された内筒と、前記外筒の内側と、前記中筒と前記内筒との間に亘って設置されたバネ部材とを有し、前記押え板が前記被処理スプレー缶の側面を押えると共に、前記押え板に形成されている貫通孔から前記穿孔針が突出することによって、前記被処理スプレー缶に穿孔がなされることを特徴としている。
本発明に係るスプレー缶穿孔装置は、被処理スプレー缶を搬送部材によって、基台の導入部から処理部へと移送する構成としたことにより、作業者は導入部側で操作すればよいので、安全にスプレー缶の穿孔処理を行うことができる。
また、穿孔具を構成する押え板が、可動棒と内筒と中筒と共に、上下方向に移動自在となっているので、外径の異なる複数種類のスプレー缶の穿孔に対応することができる。
また、バネ部材が、外筒の内側と、中筒と内筒との間に亘って設置されているので、非穿孔時には、押え板と、可動棒と、内筒と、中筒とを元の位置へと復帰させることができると共に、スプレー缶が穿孔針にくっ付いたままの状態となるのを防ぐことができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、連結基材には、複数の穿孔具が固定されていることを特徴としている。したがって、複数の穿孔具によって、一度に複数の被処理スプレー缶に穴開けを行うことができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、連結基材の長手方向両端部近傍には、上下方向の動きを規制する規制棒の一端側が固定され、該規制棒の他端側は、上下方向の移動が可能な状態で基台に支持されていることを特徴としている。したがって、連結基材が上下方向以外の方向に動くことを規制することができるので、被処理スプレー缶の穴開けを確実に行うことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかの発明において、基台の処理部には、穿孔具の一端側が貫通可能な貫通孔を備え、被処理スプレー缶の穿孔針との連れ戻りを防止する分離板が設置されていることを特徴としている。したがって、シリンダーの可動部が上方に移動するのに伴って穿孔針も上方に移動するが、穿孔針に被処理スプレー缶がくっ付いた状態となっていても、被処理スプレー缶が分離板にぶつかることによって、穿孔針と被処理スプレー缶とを分離することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの発明において、基台の導入部には、搬送部材の幅方向両側近傍に、シリンダーの起動ボタンが各々設置されており、該2つの起動ボタンを同時に押した場合のみシリンダーが起動することを特徴としている。したがって、作業者が導入部側に位置していない状態ではシリンダーを起動させることができないので、安全に被処理スプレー缶の処理作業を行うことができる。
請求項1の発明では、作業者が安全にスプレー缶の穿孔処理を行うことができると共に、外径の異なる複数種類のスプレー缶の穿孔に対応することができる。また、スプレー缶への穴あけ処理時に、スプレー缶が穿孔針にくっ付いたままの状態となるのを防ぐことができる。
また、請求項2の発明では、複数の穿孔具によって、一度に複数の被処理スプレー缶に穴開けを行うことができる。また、請求項3の発明では、被処理スプレー缶の穴開けを確実に行うことができる。また、請求項4の発明では、穿孔針と被処理スプレー缶とを分離することができる。さらに、請求項5の発明では、作業者が安全に被処理スプレー缶の処理作業を行うことができる。
本発明に係るスプレー缶穿孔装置の正面図である。 スプレー缶穿孔装置の平面図である。 スプレー缶穿孔装置の右側面図である。 (a)スプレー缶穿孔装置を構成する穿孔具を示す縦断面図である。(b)同底面図である。 スプレー缶穿孔装置の処理部を示す正面図である。 スプレー缶穿孔装置の処理部を示す正面図である。 スプレー缶穿孔装置を構成する搬送部材の一部を示す斜視図である。 搬送部材の正面図である。 搬送部材の右側面図である。 搬送部材の一部拡大正面図である。 搬送部材の一部拡大正面図である。 従来のスプレー缶穴開け器を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るスプレー缶穿孔装置の正面図であり、図2は、平面図、図3は、右側面図である。これらの図を用いて本発明に係るスプレー缶穿孔装置の全体構成について説明する。
スプレー缶穿孔装置10は、被処理スプレー缶Sを導入する導入部1aと、導入された被処理スプレー缶Sを処理する処理部1bと、処理された被処理スプレー缶Sを排出する排出部1cとを備えた基台1を有している。また、基台1の導入部1aと排出部1cとの間には、スプレー缶Sを搬送する搬送部材2が設置されている。この搬送部材2は、後述するように、両端近傍に回転板を備えたチェーンコンベアと、このチェーンコンベアを回転駆動させる引込装置30とを有している。
また、基台1の処理部1bには、穿孔部材3が設置されている。この穿孔部材3は、基台1に固定され、空気圧によって上下方向に昇降する可動部4aを備えたシリンダー4と、シリンダー4の前記可動部4a側に固定された連結基材5と、連結基材5に固定された複数の穿孔具6、6・・とを有している。
連結基材5の長手方向両端部近傍には、上下方向の動きを規制する規制棒15、15の一端側15a、15aが固定されており、この規制棒15、15の他端側は、上下方向の移動が可能な状態となるように、基台に設置された規制棒受22に支持されている。この規制棒受22は、中空円筒状の部材であって、内周にベアリングが複数設置されており、このベアリングに、規制棒15の外周面が摺動可能となるように当接した状態となっている。
また、基台1の処理部1bには、分離板16が設置されている。この分離板16は、穿孔具の一端側が貫通可能な貫通孔16aを備えており、後述するように、被処理スプレー缶Sが、穿孔針と共に、上方へ移動するのを防止している。
また、基台1の導入部1aには、搬送部材2の幅方向両側近傍に、シリンダー4及び搬送部材2を起動させる起動ボタン17a、17bが設置されている。そして、起動ボタン17a、17bを同時に押した場合のみシリンダー4及び搬送部材2が起動する構成となっている。尚、起動ボタン17bの近傍には、非常停止ボタン17cが設置されている。この非常停止ボタン17cを押すことによって、シリンダー4及び搬送部材2の起動が停止する構成としている。尚、符号20は、シリンダー4及び搬送部材2を制御する制御盤であり、符号19は、シリンダーに供給される空気圧を調節する空気圧調節用レギュレータである。また、符号37は、飛散防止カバーであり、排出部1cに移送された被処理スプレー缶Sが確実に処理済みスプレー缶回収箱36に回収されるように設置されている。
図4(a)は、スプレー缶穿孔装置を構成する穿孔具を示す縦断面図であり、図4(b)は、同底面図である。穿孔具6は、連結基材5側に固定された穿孔針7と、この穿孔針7を覆うようにして設置され、一方の端部8aが連結基材5側に固定され、他方の端部にフランジ部8bを備えた外筒8と、この外筒8のフランジ部8bに上下方向に摺動自在に支持された可動棒9と、この可動棒9の一方の端部9aに固定された押え板11と、この押え板11に一方の端部12aが接触すると共に、外筒8の内側を上下方向に移動自在に設置された中筒12と、押え板11に一方の端部13aが接触すると共に、中筒12の内側であって、前記穿孔針7の外周を覆うようにして設置された内筒13と、外筒8の内側と、中筒12と内筒13との間に亘って設置されたバネ部材14とを有する構成としている。
そして、シリンダー4の起動時には、押え板11が、被処理スプレー缶Sの側面を押えると共に、押え板11に形成されている貫通孔11aから穿孔針7が突出することによって、被処理スプレー缶Sに穿孔が形成される。
図5及び図6は、スプレー缶穿孔装置の処理部を示す正面図である。これらの図を用いて被処理スプレー缶Sが穿孔処理される動作を説明する。被処理スプレー缶Sは、導入部1aにおいて、作業者により搬送部材2のスラット板に設置された係止部材に載置された後、起動ボタン17a、17bが押されると、搬送部材2が動き出して処理部1bの所定の位置で停止し、図5に示す状態となる。次に、シリンダー4が起動して、可動部4aが下方に伸びると、可動部4a側に固定された連結基材5も下方に動く。
そして、連結基材5に固定された複数の穿孔具6、6・・が下方に移動して、先端の押え板11は、分離板16に形成されている貫通孔16aを通過し、被処理スプレー缶Sに当接する。押え板11が被処理スプレー缶Sに当接した状態で、シリンダー4の可動部4aがさらに下方に伸びることによって、穿孔針7は、押え板11の貫通孔11aから被処理スプレー缶Sを貫通する長さ分が突出する。この時、押え板11に一方の端部9aが固定されている可動棒9と、押え板11に一方の端部12a、13aが接触している中筒12及び内筒13の位置は変わらないが、一方の端部8aが連結基材5側に固定されている外筒8は、穿孔針7が突出する長さ分だけ押え板11に近づく。即ち、外筒8の端部に形成されているフランジ部8bは、可動棒9を、端部9a側に、穿孔針7が突出する長さ分だけ摺動することとなり、中筒12及び内筒13は、穿孔針7が突出する長さ分だけ外筒8の内側へ入り込むこととなる。また、外筒8の内側と、中筒12と内筒13との間に亘って設置されたバネ部材14は、穿孔針7が突出する長さ分だけ圧縮されることとなる。
上述のようにして、被処理スプレー缶Sの外周面の上方及び下方の2箇所に穿孔が形成されると、図6に示す状態が、予め設定された所定時間の間、維持されることとなる。この間に、被処理スプレー缶Sの内部に残された噴射剤等のガスは、上方の穿孔より噴出し、吸引装置(図示せず)に連結する吸引ホッパー18から吸引されて外部に排出される。また、被処理スプレー缶Sの内部に残された薬剤等の液体は、下方の穿孔より排出され、基台1の処理部1bの下方に設置されている廃液回収箱38に回収される(図1及び図2参照)。尚、廃液回収箱38には、取っ手38a、38aが形成されており、基台1に対して着脱自在に設置されている。
次に、図6に示す状態から所定時間が経過すると、シリンダー4の可動部4aが上方に縮み、図5に示す状態へと復帰する。この時、穿孔針7が突出する長さ分だけ圧縮されていたバネ部材14が元の状態へと戻ろうとする力が押え板11に作用し、被処理スプレー缶Sが、穿孔針7にくっ付いた状態となるのを防いでいる。また、被処理スプレー缶Sが穿孔針7にくっ付いた状態で、穿孔具6が上方へ移動したとしても被処理スプレー缶Sは、分離板16に形成されている貫通孔16aを通過することができないので、分離板16に当って穿孔針7と分離されて元の載置位置へと戻ることとなる。
作業者は、被処理スプレー缶Sが処理部1bで処理されている間に、導入部1aの搬送部材2に新たに処理する被処理スプレー缶Sを載置する作業を行うこととなる。そして、処理部1bでの処理作業が終了した被処理スプレー缶Sは、排出部1cへと移動して処理済みスプレー缶回収箱36に回収される。同時に、導入部1aで新たに載置された被処理スプレー缶は、処理部1bへと移動して処理作業が行われることとなる。尚、図6においては、スライド窓21が開けられた状態となっているが、基台の所定位置に近接センサ21bを設置し、これに対応するスライド窓21の所定位置にセンサ受21aを設置する構成とすることができる。そして、近接センサ21bの配線を、制御盤20(図1参照)に接続することによって、近接センサ21bが、磁気の作用によって、センサ受21aから離れた状態では、シリンダー4を起動させない設定とすることができる。即ち、スライド窓21が開けられた状態では、近接センサ21bとセンサ受21aとが離れた状態となることから、シリンダー4は起動せず、作業者は安全に作業を行うことができる。
図7は、スプレー缶穿孔装置を構成する搬送部材の一部を示す斜視図である。搬送部材を構成するチェーンコンベアの上部には、複数のスラット板23、23・・がネジ23bにて固定されている。また、スラット板23の端部には、L字形の立設板23aが固定されており、作業者がチェーンコンベアに巻き込まれないようにしている。また、スラット板23の4箇所には、半円状の切欠き部23cが形成されており、隣り合うスラット板23、23の切欠き部23cが対向する位置に形成されることによって、円状の穴部が形成される。この円状の穴部を中心にして、隣り合うスラット板23、23の上面には、4個の係止部材24、24・・が設置されており、被処理スプレー缶の中央部分が円状の穴部に位置するようにして載置され、4個の係止部材24、24・・によって、載置された被処理スプレー缶は係止されてスラット板23上面を転がることがないようにしている。
また、スラット板23の上面に、係止部材が設置されていないスラット板が隣り合うように2枚設置されており、一方のスラット板の中央には、長板状のストッパー部材25が設置されている。また、他方のスラット板の2箇所には、引込受部材26、26が設置されている。この引込受部材26は、軸受26a、26aと軸26とによって回動可能に軸支されているシーソー板26cと、このシーソー板26cの一方の端部に固定された小錘板27aと他方の端部に固定された大錘板27bとによって構成されている。ここで、大錘板27bは、小錘板27aよりも重い重量となっていることから、図7に示す状態では、シーソー板26cは、大錘板27b側に傾いた状態となっている。尚、引込受部材26は、後述する引込装置と連動して、搬送部材の駆動を行うものである。
図8は、搬送部材の正面図であり、図9は、右側面図である。また、図10及び図11は、搬送部材の一部拡大正面図である。これらの図を用いて、搬送部材の駆動について説明する。搬送部材2は、チェーンコンベア28の外側に複数のスラット板23が固定され、図8における左右方向端部に設置されている回転板31、31と噛合うことによって、図8において、時計回りに回転する構成としている。尚、回転板31、31は、軸31aと軸受31bとによって軸支されているものであるが、自ら駆動して回転するものではない。搬送部材2を回転駆動させる駆動源は、後述する引込装置30である。尚、スラット板23の幅方向両端部には、図9に示すように、断面L字形状の立設板23aが固定されている。この立設板23aを設けることによって、作業者の被服等がチェーンコンベア28に巻き込まれないようにしている。
次に、搬送部材2を回転駆動させる駆動源である引込装置30について説明する。引込装置30は、基台1の導入部1aから処理部1bに亘って設置され、空気圧によって前後方向(図8において左右方向)に伸縮する可動部29aを備えたシリンダー29と、可動部29aの先端部に固定されている基板30aと、基台1の処理部1bから排出部1cに亘って設置されたレール32と、基台1の処理部1bの所定箇所に設置された可動板A35a及び可動板B35bを有している。
そして、起動ボタン17a、17b(図2参照)が押されると、シリンダー29の可動部29aが伸び、可動部29aの先端部に固定されている基板30aが、レール32上を排出部1c方向へ移動する。基板30aには、当接棒33と押当棒34とが固定されており、当接棒33は、基板30aの排出部1c方向への移動時に、引込受部材26の大錘板27bの後方側に当接することとなる。この時、引込受部材26は、シーソー板26cが反時計回りに回転することによって、当接棒33が大錘板27bの前方側に位置する状態(図10に示す状態)となる。
次に、図11に示すように、シリンダー29の可動部29aが縮むと、基板30aは、レール32上を処理部1b方向へ移動する。この時、基板30aに固定された当接棒33は、大錘板27bに前方側から当接する状態となる。また、小錘板27aは、スラット板23の上面に当接した状態となっていることから、シーソー板26cが図面上で時計回りに回転することはない(図11参照)。したがって、シリンダー29の可動部29aの縮む動作によってチェーンコンベア28を、図面上、時計回りに回転駆動させることができるのである(図8参照)。ここで、基台1の処理部1bの所定箇所には、可動板A35a及び可動板B35bが、軸35c回りに回転可能となるように設置されており、基板30aに固定されている押当棒34は、シリンダー29の可動部29aが最も縮んだ状態となる直前で、可動板B35bに当接する。可動板A35aと可動板B35bとは軸35cに対して所定の角度を有する状態で一体的に形成されており、可動板B35bが所定角度回転すると可動板A35aも所定角度回転する。そして、可動板A35aとスラット板23に設置されたストッパー部材25とが当接することによって、チェーンコンベア28の回転が停止される。したがって、処理部1bでの被処理スプレー缶Sの位置決めを確実に行うことができるのである。
本発明のスプレー缶穿孔装置は、収集されたスプレー缶に穴開けを行い、スプレー缶内部に残された噴射剤及び薬剤等を抜き取る装置として使用される。
S 被処理スプレー缶
1 基台
1a 導入部
1b 処理部
1c 排出部
2 搬送部材
3 穿孔部材
4 シリンダー
4a 可動部
5 連結基材
6 穿孔具
7 穿孔針
8 外筒
8a 端部
8b フランジ部
9 可動棒
9a 端部
10 スプレー缶穿孔装置
11 押え板
11a 貫通孔
12 中筒
12a 端部
13 内筒
14 バネ部材
15 規制棒
15a、15b 端部
16 分離板
16a 貫通孔
17a、17b 起動ボタン
17c 非常停止ボタン
18 吸引ホッパー
19 空気圧調節用レギュレータ
20 制御盤
21 スライド窓
21a センサ受
21b 近接センサ
22 規制棒受
23 スラット板
23a 立設板
23b ネジ
23c 切欠き部
24 係止部材
25 ストッパー部材
26 引込受部材
26a 軸受
26b 軸
26c シーソー板
27a 小錘板
27b 大錘板
28 チェーンコンベア
29 シリンダー
29a 可動部
30 引込装置
30a 基板
31 回転板
31a 軸
31b 軸受
32 レール
33 当接棒
34 押当棒
35a 可動板A
35b 可動板B
35c 軸
36 処理済みスプレー缶回収箱
37 飛散防止カバー
38 廃液回収箱
38a 取っ手

Claims (5)

  1. 被処理スプレー缶を導入する導入部と、導入された被処理スプレー缶を処理する処理部と、処理された被処理スプレー缶を排出する排出部とを備えた基台と、
    該基台の前記導入部と前記排出部との間に設置された搬送部材と、
    前記基台の前記処理部に設置された穿孔部材を有するスプレー缶穿孔装置であって、
    前記穿孔部材は、
    前記基台に固定され、空気圧によって上下方向に昇降する可動部を備えたシリンダーと、
    該シリンダーの前記可動部側に固定された連結基材と、
    該連結基材に固定された穿孔具とを有し、
    該穿孔具は、
    前記連結基材側に固定された穿孔針と、
    該穿孔針を覆うようにして設置され、一方の端部が前記連結基材側に固定され、他方の端部にフランジ部を備えた外筒と、
    該外筒の前記フランジ部に上下方向に摺動自在に支持された可動棒と、
    該可動棒の一方の端部に固定された押え板と、
    該押え板に一方の端部が接触すると共に、前記外筒の内側を上下方向に移動自在に設置された中筒と、
    該中筒の内側であって、前記穿孔針の外周を覆うようにして設置された内筒と、
    前記外筒の内側と、前記中筒と前記内筒との間に亘って設置されたバネ部材とを有し、
    前記押え板が前記被処理スプレー缶の側面を押えると共に、前記押え板に形成されている貫通孔から前記穿孔針が突出することによって、前記被処理スプレー缶に穿孔がなされることを特徴とするスプレー缶穿孔装置。
  2. 連結基材には、複数の穿孔具が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のスプレー缶穿孔装置。
  3. 連結基材の長手方向両端部近傍には、上下方向の動きを規制する規制棒の一端側が固定され、該規制棒の他端側は、上下方向の移動が可能な状態で基台に支持されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプレー缶穿孔装置。
  4. 基台の処理部には、穿孔具の一端側が貫通可能な貫通孔を備え、被処理スプレー缶の穿孔針との連れ戻りを防止する分離板が設置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のスプレー缶穿孔装置。
  5. 基台の導入部には、搬送部材の幅方向両側近傍に、シリンダーの起動ボタンが各々設置されており、該2つの起動ボタンを同時に押した場合のみシリンダーが起動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のスプレー缶穿孔装置。
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