JP6409411B2 - 液体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インク等の液体を噴射する技術に関する。
液体をノズルから噴射する複数のヘッドユニットを配列した構成では、相互に隣合う各ヘッドユニットの隙間に進入した液体の除去が問題となる。特許文献1には、相互に隣合う各ヘッドユニットの間の溝部(繋ぎ目)に弾性材料の突起部を挿入および移動させることで当該溝部を清掃する技術が開示されている。また、特許文献2には、相互に隣合う各ヘッドユニットの隙間に存在するインクを、隙間に対応した形状の開口部から吸引する構成が開示されている。
特開2013−173264号公報 特開2010−005856号公報
しかし、相互に隣合う各ヘッドユニットの隙間の間隔には誤差が発生し得るから、特許文献1や特許文献2の技術により各ヘッドユニットの隙間を充分に清掃することは実際には困難である。例えば、各ヘッドユニットの隙間が設計値よりも広い場合には、特許文献1の突起部や特許文献2の開口部が隙間の内壁面に密着せず、結果的に充分な清掃は困難である。他方、各ヘッドユニットの隙間が設計値よりも狭い場合には、特許文献1の突起部や特許文献2の開口部が隙間に挿入されず、矢張り充分な清掃は困難である。なお、以上の説明では、相互に隣合う各ヘッドユニットの隙間に便宜的に着目したが、1個のヘッドユニットと他の要素(例えば複数のヘッドユニットを保持する筐体)との間に形成される隙間についても同様の問題が発生し得る。以上の事情を考慮して、本発明は、ヘッドユニットにより形成される隙間の間隔に誤差がある場合でも隙間を有効に清掃することを目的とする。
[態様1]
以上の課題を解決するために、本発明の態様1に係る液体噴射装置は、噴射面に形成されたノズルから液体を噴射する複数のヘッドユニットが第1方向に沿って配列された液体噴射ヘッドと、ヘッドユニットにより形成される隙間の清掃のための複数の毛材を含むブラシとを具備する。以上の態様では、複数の毛材を含むブラシが隙間の清掃に利用される。ブラシのうち隙間に進入する毛材の本数は、隙間の間隔に応じて変化するから、固定形状の部材が隙間に挿入される特許文献1や特許文献2の構成と比較して、ヘッドユニットにより形成される隙間の間隔に誤差がある場合でも隙間を有効に清掃できるという利点がある。なお、ブラシによる清掃の対象となる隙間の典型例は、相互に隣合う各ヘッドユニットの隙間であるが、任意の1個のヘッドユニットと他の要素(例えば複数のヘッドユニットを保持する筐体等の部材)との間の隙間の清掃にも本発明は適用され得る。
[態様2]
態様1の好適例(態様2)において、ヘッドユニットにより形成される隙間は、第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、第2方向に直交する第3方向における複数の毛材の毛束の寸法は、隙間の間隔よりも大きい。以上の態様では、第3方向における毛束の寸法が隙間の間隔よりも大きいから、隙間の間隔に誤差がある場合でも隙間を有効に清掃できるという前述の効果は格別に顕著である。
[態様3]
態様1または態様2の好適例(態様3)において、複数の毛材のうち隙間に進入した毛材以外の各毛材の先端がノズルに到達しないように複数の毛材の長さが選定される。以上の態様では、複数の毛材のうち隙間に進入しない各毛材の先端がノズルに到達しないように各毛材の長さが選定される。したがって、ブラシの毛材の先端がノズルの内側に進入して液体のメニスカスを破壊する事態を防止することが可能である。
[態様4,態様5]
態様1から態様3の好適例(態様4)において、各毛材の直径は、ノズルの内径よりも小さい。以上の態様では、ノズルの内径よりも小径の毛材が配置されるから、ヘッドユニットにより形成される隙間の液体を吸収および保持する毛管力を充分に確保できるという利点がある。他方、各毛材の直径がノズルの内径よりも大きい態様(態様5)によれば、毛材の先端がノズルの内部に進入しないから、内部のメニスカスの破壊を防止できるという利点がある。
[態様6]
態様1から態様5の好適例(態様6)において、ヘッドユニットにより形成される隙間は、第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、ブラシは、隙間に対して第2方向に沿って相対的に移動する。以上の態様では、ヘッドユニットにより形成される隙間が延在する方向に沿ってブラシが隙間に対して相対的に移動するから、隙間内の液体を有効に除去できるという利点がある。
[態様7]
態様1から態様6の好適例(態様7)に係る液体噴射装置は、噴射面を払拭するワイパー部材を具備し、ブラシによる隙間の清掃後にワイパー部材が噴射面を払拭する。以上の態様では、ブラシによる隙間の清掃後にワイパー部材が噴射面を払拭するから、ブラシによる清掃で隙間から噴射面に移動した液体をワイパー部材による払拭で除去できるという利点がある。
[態様8]
態様1から態様5の好適例(態様8)において、ヘッドユニットにより形成される隙間は、第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、ブラシは、噴射面に平行で第2方向に直交する回転軸を中心として回転する。以上の態様では、噴射面に並行で第2方向に直交する回転軸を中心としてブラシが回転するから、ヘッドユニットにより形成される隙間の液体を効率的に除去できるという利点がある。
[態様9]
態様1から態様5の好適例(態様9)において、ブラシは、噴射面に垂直な方向に沿って当該噴射面に対して相対的に移動する。以上の態様では、噴射面に垂直な方向に沿ってブラシが噴射面に対して相対的に移動するから、ヘッドユニットにより形成される隙間が延在する方向に沿ってブラシを移動させる構成と比較して隙間内の液体の飛散を抑制できるという利点がある。
[態様10]
態様9の好適例(態様10)に係る液体噴射装置は、噴射面を封止するキャップ部材を具備し、ブラシは、キャップ部材とともに噴射面に対して相対的に移動する。以上の態様では、ブラシがキャップ部材とともに噴射面に対して相対的に移動するから、ブラシとキャップ部材とを相互に独立に移動させる構成と比較して、ブラシおよびキャップ部材を制御するための構成や処理が簡素化されるという利点がある。
[態様11]
態様1から態様10の好適例(態様11)に係る液体噴射装置は、ブラシに付着した液体を当該ブラシから除去する除去手段を具備する。以上の態様では、ブラシに付着した液体を除去する除去手段が設置されるから、隙間の清掃でブラシに付着した液体が隙間や他箇所に再付着する可能性を低減することが可能である。
[態様12]
態様1から態様11の好適例(態様12)において、ヘッドユニットの側面は、第1領域と、噴射面に垂直な方向において第1領域からみて噴射面側に位置する第2領域とを含み、第2領域は、第1領域よりも撥水性が高く、複数の毛材のうち隙間に進入した各毛材の先端は、第1領域まで到達する。第1領域の撥水性が噴射面側の第2領域と比較して低い構成では、各ヘッドユニットの第1領域で挟まれた空間に滞留し易いという傾向がある。以上の態様では、隙間に進入した毛材の先端が第1領域まで到達するから、第1領域に対応する空間に滞留する液体を有効に除去できるという利点がある。
本発明の第1実施形態に係る印刷装置の構成図である。 液体噴射ヘッドの平面図である。 ヘッドユニットの分解斜視図である。 清掃機構の構成図である。 ブラシの斜視図である。 ブラシとヘッドユニットとの関係の説明図である。 ブラシとヘッドユニットとの関係の説明図である。 第2実施形態における清掃機構の構成図である。 第3実施形態における清掃機構の構成図である。 第3実施形態における清掃動作の説明図である。 第4実施形態におけるブラシの構成図である。 第5実施形態における液体噴射ヘッドの構成図である。 第5実施形態における清掃機構の構成図である。 変形例における印刷装置の構成図である。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット方式の印刷装置10の部分的な構成図である。第1実施形態の印刷装置10は、液体の例示であるインクを印刷用紙等の媒体(噴射対象)12に噴射する液体噴射装置であり、制御装置22と搬送機構24と液体噴射ヘッド26と清掃機構28とを具備する。印刷装置10には、インクを貯留する液体容器(カートリッジ)14が装着される。
制御装置22は、印刷装置10の各要素を統括的に制御する。搬送機構24は、制御装置22による制御のもとで媒体12をY方向に沿って搬送する。液体噴射ヘッド26は、液体容器14から供給されるインクを制御装置22による制御のもとで媒体12に噴射する。第1実施形態の液体噴射ヘッド26は、Y方向に交差(典型的には直交)するX方向に長尺なラインヘッドである。搬送機構24による媒体12の搬送に並行して液体噴射ヘッド26が媒体12にインクを噴射することで媒体12の表面に所望の画像が形成される。なお、X-Y平面(媒体12の表面に平行な表面)に垂直な方向を以下ではZ方向と表記する。液体噴射ヘッド26によるインクの噴射方向(鉛直方向の下向き)がZ方向に相当する。
図2は、液体噴射ヘッド26のうち媒体12との対向面の平面図である。図2に例示される通り、液体噴射ヘッド26は、X方向に沿って配列された複数のヘッドユニットUを具備する。図3は、液体噴射ヘッド26の任意の1個のヘッドユニットUの分解斜視図である。図2および図3に例示される通り、各ヘッドユニットUは、支持体32と固定板34と複数の液体噴射部40とを包含する。支持体32は、複数の液体噴射部40を支持する筐体である。
各液体噴射部40は、Z方向の正側の表面(以下「噴射面」という)Sに形成された複数のノズル(噴射孔)Nからインクを噴射するヘッドチップである。例えば、液体噴射部40は、相異なるノズルNに対応する圧力室および圧電素子の複数組(図示略)を含んで構成される。駆動信号の供給により圧電素子を振動させて圧力室内の圧力を変動させることで、圧力室に充填されたインクが各ノズルNから噴射される。複数のノズルNが形成されたノズル板の表面が噴射面Sに相当する。図2に例示される通り、複数の液体噴射部40はX方向に沿って配列する。
図3に例示される通り、固定板34は、X-Y平面に平行な平板状の平板部342と、平板部342のうちX方向の両側の縁辺に連続する各周縁部344とを包含する。複数の液体噴射部40は平板部342の表面に固定される。平板部342には、各液体噴射部40の噴射面Sを露出させる開口部346が形成される。各周縁部344は、平板部342に対してZ方向の負側に曲折された部分であり、例えば接着剤を利用して支持体32に固定される。第1実施形態の固定板34は、高剛性の材料(例えばステンレス鋼)で形成され、公知の撥水加工により表面に撥水性が付与されている。
図2から理解される通り、各液体噴射部40の複数のノズルNは、X-Y平面内のWA方向に沿って配列する。WA方向は、X-Y平面内でX方向およびY方向に対して非直角で交差する方向である。具体的には、WA方向は、Y方向に対して30°以上かつ60°以下の角度で傾斜する。以上の通り、第1実施形態では、媒体12が搬送されるY方向に対して傾斜するWA方向に沿って複数のノズルNが配列されるから、複数のノズルNをX方向に沿って直線状に配列した構成と比較して、媒体12のX方向における実質的なドット密度(解像度)を高めることが可能である。図2から理解される通り、第1実施形態における固定板34の平板部342の平面的な外形は、WA方向に沿って延在する各縁辺とX方向に沿って延在する各縁辺とで画定される平行四辺形である。
図2に例示される通り、X方向に相互に隣合う各ヘッドユニットUの間には隙間Gが存在する。前述の通り、固定板34の平板部342のうちX方向の両側に位置する各縁辺はWA方向に沿って延在するから、各隙間Gは平面視でWA方向に沿って延在する。各液体噴射部40のノズルNから噴射されたインクは隙間Gに進入する可能性がある。隙間Gに滞留したインクは、各ヘッドユニットUの固定板34の近傍を通過する媒体12の表面に付着し得る。以上の事情を考慮して、第1実施形態の印刷装置10は、各ヘッドユニットUの隙間Gを清掃するための清掃機構28を具備する。
図4は、Z方向の正側(媒体12側)からみた清掃機構28の平面図である。各ヘッドユニットUの外形が図4では併記されている。図4に例示される通り、清掃機構28は、液体噴射ヘッド26の相異なる隙間Gに対応する複数のブラシ50を具備する。複数のブラシ50はX方向に沿って配列し、平面視で隙間Gの延長線上に各ブラシ50が位置する。清掃機構28の任意の1個のブラシ50は、当該ブラシ50に対応する隙間Gの清掃に利用される。
図5は、任意の1個のブラシ50の斜視図である。図5に例示される通り、第1実施形態のブラシ50は、平板状の基体部52と、基体部52のうち液体噴射ヘッド26との対向面に設置された毛束54とを包含する。毛束54は、複数の毛材55を略同方向(Z方向)に沿った状態で結束した集合体である。毛束54を構成する複数の毛材55の各々は、円形状の断面で細長い線状の物体であり、弾性変形が可能な材料で形成される。各毛材55の材料は任意であるが、例えばポリプロピレン等の樹脂材料で形成された線状の物質が毛材55として好適に利用されるほか、植物繊維や獣毛を毛材55として利用することも可能である。
毛束54を構成する各毛材55の毛腰強度が過度に低いと、隙間G内のインクを充分に除去することが困難となり、各毛材55の毛腰強度が過度に高いと、多数の毛材55を隙間G内に進入させることが困難となる。以上に例示した問題が発生しない適切な範囲内の数値に毛腰強度が調整されるように、毛材55の全長や直径や材料は選定される。具体的には、各毛材55の毛腰強度(7mm毛腰強度)が、例えば50N/cm2以上かつ85N/cm2以下の範囲内(更に好適には60N/cm2以上かつ75N/cm2以下の範囲内)の数値となる構成が好適である。なお、毛腰強度は、日本工業規格(JIS)S3016で規定された方法により測定される。
図4に例示される通り、X-Y平面内でWA方向に直交するWB方向における毛束54の寸法(横幅)ωは、各ヘッドユニットUの隙間Gの間隔(WB方向の寸法)Dよりも大きい。間隔Dは、隙間Gを挟んで相互に対向する各ヘッドユニットUの側面間の距離である。なお、液体噴射ヘッド26の各ヘッドユニットUを構成する要素の寸法の誤差に起因して各隙間Gの間隔Dには誤差が付随し得る。各ヘッドユニットUの隙間Gの間隔Dが均等化されるように各ヘッドユニットUの位置を調整することも可能であるが、実際には各ヘッドユニットUの各ノズルNが目標の地点に位置するように(すなわち各ノズルNを基準として)各ヘッドユニットUの位置が調整されるから、各ヘッドユニットUの隙間Gの間隔Dには不可避的に誤差が発生するという事情もある。以上のような誤差を加味したうえで想定される間隔Dの最大値を上回るように各ブラシ50の毛束54の寸法ωが選定される。また、各毛材55の直径は、液体噴射部40の各ノズルNの内径と比較して小さい。例えば、各ノズルNの内径は20μm程度であるから、直径が20μm未満の毛材55がブラシ50に好適に利用される。
図4に破線の矢印で図示される通り、制御装置22による制御のもとで、清掃機構28は液体噴射ヘッド26に対して移動する。具体的には、図4に例示される通り、複数のブラシ50の各々が地点PAから地点PBまでWA方向に沿って直線状に移動するように、第1実施形態の清掃機構28は液体噴射ヘッド26に対してWA方向に沿って移動する。地点PAと地点PBとは、液体噴射ヘッド26を挟んで平面視で相互に反対側に位置する。
図6および図7は、図4に鎖線で図示される通り、任意の1個のブラシ50が平面視で液体噴射ヘッド26に重なる位置(地点PAと地点PBとの間の位置)に位置する状態の説明図である。図6には、WA方向からみたブラシ50の状態が図示され、図7には、WB方向からみたブラシ50の状態が図示されている。
図6に例示される通り、地点PAから地点PBまでの途中に位置する状態では、各ブラシ50の毛束54の一部が各ヘッドユニットUの隙間Gの内側に位置する。具体的には、毛束54のうちWB方向における中央側の部分の各毛材55の先端側が隙間Gに進入する。他方、毛束54のうち隙間Gに進入しない各毛材55(毛束54のうちWB方向の両端側の各毛材55)は、平板部342の表面に接触して弾性的に湾曲する。また、図7に例示される通り、毛束54のうち隙間Gに進入した複数の毛材55は、先端側が基端側(平板部342側)と比較して拡大するように弾性的に湾曲する。
毛束54の複数の毛材55が以上に例示した形状に維持された状態で、清掃機構28の各ブラシ50は地点PAから地点PBに向けてWA方向に進行する。以上の構成によれば、隙間Gに滞留したインクは、各ブラシ50の毛束54のうち当該隙間Gに進入した複数の毛材55の毛管力により毛束54の内部に吸収および保持される。したがって、各ブラシ50を地点PAから地点PBまでWA方向に沿って移動させることで、各ヘッドユニットUの隙間に滞留したインクが除去される。
各ブラシ50の毛束54のうち隙間Gの内側に進入する毛材55の本数は、隙間Gの間隔Dに応じて変化する。具体的には、隙間Gの間隔Dが大きいほど、毛束54のうち当該隙間Gに進入する毛材55の本数は増加する。したがって、第1実施形態によれば、固定形状の部材(特許文献1の突起部や特許文献2の開口部)が隙間に挿入される特許文献1や特許文献2の構成と比較して、各ヘッドユニットUの隙間Gの間隔Dに誤差がある場合でも隙間Gを有効に清掃できるという利点がある。第1実施形態では、WB方向における毛束54の寸法ωが隙間Gの間隔Dを上回るから、間隔Dに誤差がある場合でも隙間Gを有効に清掃できるという効果は格別に顕著である。また、第1実施形態では特に、液体噴射部40のノズルNの内径を下回る程度の小径の毛材55が高密度に配置されるから、例えば毛材55の直径がノズルNの内径を上回る構成(毛材55が太い構成)と比較して、隙間G内のインクを吸収および保持する毛管力を充分に確保できるという利点もある。
図6に例示される通り、任意の1個のヘッドユニットUのうちX方向に隣合う他のヘッドユニットUに対向する側面は、第1領域A1と第2領域A2とを包含する。第2領域A2は、第1領域A1からみてZ方向の正側(噴射面S側)に位置する。第1実施形態では、複数の液体噴射部40を支持する支持体32の表面が第1領域A1に相当し、固定板34の各周縁部344の表面が第2領域A2に相当する。
前述の通り、固定板34の表面には撥水性が付与されるから、第1領域A1は第2領域A2と比較して撥水性が低い。したがって、X方向に相互に隣合う2個の各ヘッドユニットUの隙間Gに進入したインクは、当該隙間Gのうち各ヘッドユニットUの第1領域A1が相互に対向する空間に滞留し易いという傾向がある。以上の傾向を考慮して、第1実施形態では、各ブラシ50の毛束54のうち隙間Gに進入した各毛材55の先端が第1領域A1まで到達するように、毛束54の各毛材55の全長が選定される。したがって、隙間Gのうち第1領域A1の空間に滞留したインクを有効に除去できるという利点がある。
また、図6に例示される通り、第1実施形態では、各ブラシ50の毛束54のうち隙間Gの外側に位置する複数の毛材55(毛束54のうち隙間Gに進入した毛材55以外の複数の毛材55)の先端が液体噴射部40の各ノズルNに到達しないように、複数の毛材55の全長が選定される。毛束54のうち隙間Gの外側に位置する複数の毛材55の先端がノズルNに到達する構成(各毛材55の全長が充分に長い構成)では、ノズルNの内側に形成されるインクのメニスカス(表面張力に起因した曲面状の液面)に毛材55の先端が接触し、結果的にメニスカスが破壊されてノズルN内に気泡が進入する可能性がある。第1実施形態のように毛材55の直径がノズルNの内径を下回る構成では特に、毛材55の先端がノズルNの内部に進入し易いから、メニスカスの破壊が発生し易いという事情もある。以上の事情を背景として、第1実施形態では、隙間Gの外側に位置する毛材55の先端がノズルNに到達しないように毛材55の全長が選定される。すなわち、ノズルNの内部のメニスカスに毛材55の先端は接触しない。したがって、毛管力を充分に確保する観点からノズルNの内径を下回る直径の毛材55を採用した構成にも関わらず、メニスカスの破壊(ひいては当該破壊に起因した気泡の進入)を防止できるという格別の効果が実現される。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を説明する。以下に例示する各形態において作用や機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図8は、第2実施形態の清掃機構28をZ方向の正側からみた平面図である。図8に例示される通り、第2実施形態の清掃機構28は、第1実施形態と同様の複数のブラシ50に加えて、相異なるヘッドユニットUに対応する複数のワイパー部材62を具備する。複数のワイパー部材62の各々は、液体噴射部40の接触面に付着したインクを払拭するために利用される。図8に例示される通り、第2実施形態の各ワイパー部材62は、WA方向からみてWB方向に相互に隣合う各ブラシ50の間隔にわたるように、WB方向に沿って長尺な形状に形成される。
複数のワイパー部材62は、複数のブラシ50とともにWA方向に沿って移動する。例えば複数のブラシ50と複数のワイパー部材62とは共通の部材に設置される。各液体噴射部40の噴射面Sに接触した状態で各ワイパー部材62がWA方向に沿って移動することで噴射面Sのインクが払拭される。図8に例示される通り、各ワイパー部材62は、清掃機構28が移動するWA方向において各ブラシ50の下流側に位置する。したがって、各ブラシ50による隙間Gの清掃後にワイパー部材62が各液体噴射部40の噴射面Sを払拭する。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第2実施形態では、隙間Gを清掃するブラシ50に加えて、噴射面Sを払拭するワイパー部材62が設置されるから、液体噴射ヘッド26を有効に清掃することが可能である。第2実施形態では特に、各ブラシ50による隙間Gの清掃後にワイパー部材62が噴射面Sを払拭するから、各ブラシ50による清掃で隙間Gから噴射面Sに掃出されたインクをワイパー部材62による噴射面Sの払拭で除去できるという利点がある。また、各ブラシ50が各ワイパー部材62とともに移動するから、ブラシ50をワイパー部材62とは独立に移動させる構成と比較して、清掃機構28を制御するための構成や処理が簡素化されるという利点もある。
なお、噴射面Sに付着したインクはワイパー部材62による払拭で隙間Gの内部に移動し得る。しかし、ワイパー部材62による払拭前に隙間G内のインクがブラシ50の毛束54に吸収および保持されるから、ワイパー部材62による払拭に起因したインクの進入を加味しても、媒体12に付着するほどの大量のインクが隙間Gに滞留する事態は回避することが可能である。
<第3実施形態>
図9は、第3実施形態の清掃機構28をZ方向の正側からみた平面図であり、図10は、図9におけるX-X線の断面図である。図9および図10に例示される通り、第3実施形態の清掃機構28は、各ヘッドユニットUの隙間Gに対応する複数のブラシ50と、各ヘッドユニットUに対応する複数のキャップ部材64とを具備する。複数のブラシ50と複数のキャップ部材64とはX方向に沿って交互に配置される。第3実施形態の各ブラシ50は、毛束54が隙間Gの全長にわたるようにWA方向に沿って長尺に形成される。各キャップ部材64は、ヘッドユニットUの各液体噴射部40の噴射面Sに接触することで各ノズルNを密閉する。なお、図9ではヘッドユニットU毎に1個のキャップ部材64を配置したが、ヘッドユニットU毎に複数のキャップ部材64を配置することも可能である。
図10に実線で図示される通り、印刷動作時には清掃機構28の複数のブラシ50と複数のキャップ部材64とは液体噴射ヘッド26から離間した位置に保持される。清掃機構28と液体噴射ヘッド26との間を通過するように媒体12が搬送される。他方、清掃動作が開始されると、複数のブラシ50が複数のキャップ部材64とともにZ方向に沿って移動して液体噴射ヘッド26に接近する。そして、図10に破線で図示される通り、各キャップ部材64が液体噴射部40の噴射面Sに密着して複数のノズルNが密閉された状態では、各ヘッドユニットUの隙間Gにブラシ50(毛束54の先端側の部分)が進入する。複数のノズルNがキャップ部材64により密閉された状態でキャップ部材64の内部に負圧を発生させることで、強制的にインクを排出して各ノズルNを清掃する吸引動作が実行される。また、隙間Gに滞留したインクは、当該隙間Gに進入した複数の毛材55の毛管力により毛束54の内部に吸収されて隙間Gから除去される。
第3実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第3実施形態では、複数のブラシ50がZ方向に移動して毛束54が隙間Gに進入することで隙間Gが清掃されるから、隙間Gに沿ってブラシ50を移動させることでインクを掃出する第1実施形態や第2実施形態と比較してインクの飛散を抑制することが可能である。また、第3実施形態では、Z方向からみて液体噴射ヘッド26に重なるように清掃機構28を配置することが可能であるから、Z方向からみた印刷装置10のサイズを縮小できるという利点もある。また、第3実施形態では、各ブラシ50がキャップ部材64とともにZ方向に沿って移動する。したがって、キャップ部材64による各ノズルの密閉とともにブラシ50による隙間Gの清掃を実行することが可能である。以上のように各ブラシ50がキャップ部材64とともに移動するから、ブラシ50をキャップ部材64とは独立に移動させる構成と比較して、清掃機構28を制御するための構成や処理が簡素化されるという利点がある。
<第4実施形態>
図11は、第4実施形態における清掃機構28の説明図である。第4実施形態の清掃機構28は、各隙間Gに対応して図11のブラシ50が配置される。図11に例示される通り、第4実施形態の各ブラシ50は、円盤状の基体部52の周面(側面)に複数の毛材55を放射状に設置した構造である。基体部52は、各液体噴射部40の噴射面S(X-Y平面)に平行でWA方向に直交するWB方向の回転軸を中心として回転する。具体的には、清掃動作時には、各ヘッドユニットUの隙間Gに複数の毛材55の先端が進入する状態まで複数のブラシ50を液体噴射ヘッド26に接近させ、以上の状態を維持したまま回転軸Aを中心に各ブラシ50を回転させることで隙間Gのインクが除去される。
清掃機構28の各ブラシ50を挟んで液体噴射ヘッド26とは反対側には除去部材70がブラシ50毎に設置される。各除去部材70は、ブラシ50に付着したインクを除去するための手段である。具体的には、ブラシ50と比較してインクの吸収性(毛管力)が高い多孔質の吸収材が除去部材70として好適に利用される。各ブラシ50の回転により隙間Gのインクを除去する動作に並行して、ブラシ50のうち液体噴射ヘッド26とは反対側の部分が除去部材70に接触することで、毛束54に付着したインクが除去部材70に移動する。
第4実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。また、第4実施形態では、円盤状のブラシ50を回転させることで、円周上の相異なる部分の毛材55が隙間Gに順次に進入するから、第1実施形態から第3実施形態と比較して有効に隙間Gを清掃できるという利点がある。また、第4実施形態では、ブラシ50の毛材55に付着したインクを除去する除去部材70が設置されるから、毛材55に付着したインクが隙間Gや他の箇所に再付着する可能性を低減できるという利点がある。
<第5実施形態>
図12は、本発明の第5実施形態に係る液体噴射ヘッド26の断面図であり、図13は、第5実施形態における清掃機構28の平面図である。図12に例示される通り、第5実施形態の液体噴射ヘッド26は、第1実施形態と同様の複数のヘッドユニットU(U1〜UN)と、複数のヘッドユニットUをX方向に沿って配列した状態で保持する筐体36とを具備する。第5実施形態の筐体36は、例えば金属材料のダイキャスト成形や樹脂材料の射出成形で形成されたX方向に長尺な構造体であり、X方向の負側の端部に位置する側面部36Aと正側の端部に位置する側面部36Bとを包含する。複数のヘッドユニットUは側面部36Aと側面部36Bとの間に保持される。
側面部36Aは、複数のヘッドユニットUのうちX方向の負側の端部に位置する1個のヘッドユニットU1の側面に対向し、側面部36Bは、複数のヘッドユニットUのうちX方向の正側の端部に位置する1個のヘッドユニットUNの側面に対向する。図12および図13に例示される通り、側面部36AとヘッドユニットU1との間および側面部36BとヘッドユニットUNとの間には、相互に隣合う各ヘッドユニットUの間と同様に、平面視でWA方向に沿って延在する隙間Gが存在する。
図13に例示される通り、第5実施形態の清掃機構28は、各ヘッドユニットUの間の隙間Gを清掃するためのブラシ50に加えて、筐体36(側面部36A,側面部36B)とヘッドユニットUとの間の隙間Gを清掃するためのブラシ50を具備する。各ブラシ50の構造や各ブラシ50による隙間Gの清掃の内容(移動の条件等)は第1実施形態と同様である。したがって、第5実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加えて、筐体36とヘッドユニットUとの間の隙間Gに誤差がある場合でも当該隙間Gを有効に清掃できるという効果が実現される。
なお、筐体36とヘッドユニットUとの間の隙間Gの清掃には、第1実施形態から第4実施形態において各ヘッドユニットUの隙間Gの清掃について例示した全構成を同様に採用することが可能である。また、以上の説明では、各ヘッドユニットUの隙間Gの清掃のためのブラシ50と、筐体36とヘッドユニットUとの間の隙間Gの清掃のためのブラシ50との双方を具備する清掃機能28を例示したが、筐体36とヘッドユニットUとの間の隙間Gの清掃のためのブラシ50のみを清掃機構28が具備する構成(各ヘッドユニットUの隙間Gに対応するブラシ50を省略した構成)も採用され得る。
以上の例示から理解される通り、清掃機構28のブラシ50による清掃の対象は、ヘッドユニットUにより形成される隙間Gとして包括的に表現され、第1実施形態から第4実施形態に例示した各ヘッドユニットUの間の隙間Gのほか、第5実施形態に例示したヘッドユニットUと他の要素(例えば筐体36)との間の隙間Gも包含される。
<変形例>
以上に例示した形態は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)第2実施形態では、ワイパー部材62と一体的にブラシ50を移動させる構成を例示したが、ワイパー部材62とは独立にブラシ50を移動させる構成も採用され得る。同様に、第3実施形態では、キャップ部材64と一体的にブラシ50を移動させる構成を例示したが、キャップ部材64とは独立にブラシ50を移動させることも可能である。
(2)第4実施形態ではブラシ50に付着したインクを除去する除去部材70を例示したが、第1実施形態から第3実施形態および第5実施形態にも同様の除去部材70を設置することが可能である。例えば、図14に例示される通り、第1実施形態や第2実施形態では、地点PAから地点PBまでの移動経路のうち液体噴射ヘッド26の下流側に除去部材70を設置することも可能である。
なお、第4実施形態では多孔質の吸収材(スポンジ)を除去部材70として例示したが、除去部材70の構成や材質は以上の例示に限定されない。例えば、ブラシ50の毛材55を接触させてインクを擦り付ける部材や、ブラシ50の毛材55の先端側を弾性的に弾くことでインクを除去する部材(突起部)を、前述の各形態における除去部材70として利用することが可能である。
(3)前述の各形態では、ブラシ50の毛束54を構成する全部の毛材55が同等の特性である構成を例示したが、特性(全長,直径,材料)が相違する複数種の毛材55で毛束54を構成することも可能である。また、前述の各形態では、ブラシ50の各毛材55の直径がノズルNの内径よりも小さい構成を例示したが、各毛材55の直径がノズルNの内径よりも大きい構成も採用され得る。毛材55の直径がノズルNの内径を上回る構成では、毛材55の先端はノズルNの内部に進入しないから、ノズルNの内部のメニスカスの破壊(ひいては当該破壊に起因した気泡の進入)を防止できるという利点がある。
(4)第1実施形態および第2実施形態では、液体噴射ヘッド26に対してブラシ50をWB方向に沿って移動させる構成を例示したが、清掃機構28の各ブラシ50を固定して液体噴射ヘッド26をブラシ50に対してWB方向に沿って移動させる構成も採用され得る。すなわち、液体噴射ヘッド26に対してブラシ50を移動させる構成と、液体噴射ヘッド26をブラシ50に対して移動させる構成とは、液体噴射ヘッド26(隙間G)に対してブラシ50を相対的に移動させる構成(すなわち、液体噴射ヘッド26とブラシ50との一方を他方に対して移動させる構成)として包括される。ワイパー部材62やキャップ部材64についても同様であり、前述の各形態の例示のように液体噴射ヘッド26に対してワイパー部材62やキャップ部材64を移動させる構成のほか、液体噴射ヘッド26をワイパー部材62やキャップ部材64に対して移動させる構成も採用され得る。
(5)液体噴射ヘッド26がインクを噴射する方式は、圧電素子を利用した前述の方式(ピエゾ方式)に限定されない。例えば、加熱により圧力室内に気泡を発生させて圧力室内の圧力を変化させる発熱素子を利用した方式(サーマル方式)の液体噴射ヘッドにも本発明は適用され得る。
(6)以上の各形態で例示した印刷装置10は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体噴射装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を噴射する液体噴射装置は、液晶表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を噴射する液体噴射装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。
10……印刷装置(液体噴射装置)、12……媒体、14……液体容器、22……制御装置、24……搬送機構、26……液体噴射ヘッド、U……ヘッドユニット、28……清掃機構、32……支持体、34……固定板、342……平板部、344……周縁部、346……開口部、40……液体噴射部、50……ブラシ、52……基体部、54……毛束、55……毛材、62……ワイパー部材、64……キャップ部材、70……除去部材。

Claims (12)

  1. 噴射面に形成されたノズルから液体を噴射する複数のヘッドユニットが第1方向に沿って配列された液体噴射ヘッドと、
    前記ヘッドユニットにより形成される隙間の清掃のための複数の毛材を含むブラシとを具備し、
    前記複数の毛材のうち前記隙間に進入した毛材以外の各毛材の先端が前記ノズルに到達しないように前記複数の毛材の長さが選定される
    液体噴射装置。
  2. 前記ヘッドユニットの側面は、第1領域と、前記噴射面に垂直な方向において前記第1領域からみて前記噴射面側に位置する第2領域とを含み、
    前記第2領域は、前記第1領域よりも撥水性が高く、
    前記複数の毛材のうち前記隙間に進入した各毛材の先端は、前記第1領域まで到達する
    請求項1の液体噴射装置。
  3. 噴射面に形成されたノズルから液体を噴射する複数のヘッドユニットが第1方向に沿って配列された液体噴射ヘッドと、
    前記ヘッドユニットにより形成される隙間の清掃のための複数の毛材を含むブラシとを具備し、
    前記ヘッドユニットの側面は、第1領域と、前記噴射面に垂直な方向において前記第1領域からみて前記噴射面側に位置する第2領域とを含み、
    前記第2領域は、前記第1領域よりも撥水性が高く、
    前記複数の毛材のうち前記隙間に進入した各毛材の先端は、前記第1領域まで到達する
    液体噴射装置。
  4. 前記ヘッドユニットにより形成される隙間は、前記第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、
    前記第2方向に直交する第3方向における前記複数の毛材の毛束の寸法は、前記隙間の間隔よりも大きい
    請求項1から請求項3の何れかの液体噴射装置。
  5. 前記各毛材の直径は、前記ノズルの内径よりも小さい
    請求項1から請求項4の何れかの液体噴射装置。
  6. 前記各毛材の直径は、前記ノズルの内径よりも大きい
    請求項1から請求項4の何れかの液体噴射装置。
  7. 前記ヘッドユニットにより形成される隙間は、前記第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、
    前記ブラシは、前記隙間に対して前記第2方向に沿って相対的に移動する
    請求項1から請求項の何れかの液体噴射装置。
  8. 前記噴射面を払拭するワイパー部材を具備し、
    前記ブラシによる前記隙間の清掃後に前記ワイパー部材が前記噴射面を払拭する
    請求項1から請求項の何れかの液体噴射装置。
  9. 前記ヘッドユニットにより形成される隙間は、前記第1方向に交差する第2方向に沿って延在し、
    前記ブラシは、前記噴射面に平行で前記第2方向に直交する回転軸を中心として回転する
    請求項1から請求項の何れかの液体噴射装置。
  10. 前記ブラシは、前記噴射面に垂直な方向に沿って当該噴射面に対して相対的に移動する
    請求項1から請求項の何れかの液体噴射装置。
  11. 前記噴射面を封止するキャップ部材を具備し、
    前記ブラシは、前記キャップ部材とともに前記噴射面に対して相対的に移動する
    請求項10の液体噴射装置。
  12. 前記ブラシに付着した液体を当該ブラシから除去する除去手段
    を具備する請求項1から請求項11の何れかの液体噴射装置。

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