JP6409398B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
本発明は、前記問題点に鑑み、単体で多方向の外力を検出できるスイッチを提供することを課題とする。
また、前記頂部に負荷された外力を回動運動に変換することにより、前記外力を効率的に検出できる。
本実施形態によれば、前記第1操作面に負荷された外力を回動運動に変換することにより、前記外力を効率的に検出できる。
本実施形態によれば、正面から背後に厚さ方向に沿って負荷された外力を検出できるので、検出方向が増大することにより、より汎用性の高いスイッチが得られる。
特に、前記操作体を厚さ方向に2分割する前記基準面と前記第2操作面から延長した延長線との交差角度が、45度以上で90度未満であってもよい。
本実施形態によれば、前記第2操作面に負荷された外力を回動運動に変換することにより、前記外力を効率的に検出できる。
本実施形態によれば、背後から正面に厚さ方向に沿って負荷された外力を検出できるので、検出方向が増大することにより、より汎用性の高いスイッチが得られる。
特に、前記操作体を厚さ方向に2分割する基準面と前記第3操作面から延長した延長線との交差角度が、45度以上で90度未満であってもよい。
本実施形態によれば、前記第2操作面に負荷された外力を回動運動に変換することにより、前記外力を効率的に検出できる。
本実施形態によれば、操作受け部の機械的強度が増大するとともに、前記連結部をも操作面としても使用でき、より汎用性が増大する。
本実施形態によれば、検出できる外力の方向が増大し、汎用性の高いスイッチが得られる。
特に、一対の前記操作受け部が、前記基準線に対して左右対称に配置されていてもよい。
本実施形態によれば、押込み操作に基づく上方からの外力も検出でき、汎用性の高いスイッチが得られるという効果がある。
第1実施形態に係るスイッチは、図1ないし図8に示すように、ベース10と、前記ベース10にインサート成形された接点機構部20と、シール材30と、操作体40と、復帰バネ70と、カバー80とで形成されている。
なお、前記弾性接触片25は前記接続部24aにカシメ固定する場合に限らず、電気的に導通した状態で固定できればよく、例えば、溶接・半田付け・導電性接着剤による接着などの各種接続方法を適用できる。
また、前記操作体本体41は、前記ベース10に対向する対向面の中央に、前記ベース10の操作用凹部14に回動可能な半円形の台座部45を設けてある。そして、前記台座部45の縁部には一対の位置規制突起45a,45aを突設してあるとともに、前記台座部45には半円弧状のカム部46を突設してある。前記カム部46は、前記第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cを操作できる操作縁部46a,46b,46cを有している。
なお、前記操作縁部46a,46cは必ずしも同一直線上に配置する必要はなく、必要に応じ、それらの延長線が所定の角度で交差するようにしてもよい。
すなわち、第1,第2,第3固定接点端子21,22,23および共通端子24をインサート成形したベース10うち、その操作用凹部14から露出する前記共通端子24の接続部24aに弾性接触片25をカシメ固定する。このとき、前記弾性接触片25の第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cが、第1,第2,第3固定接点端子21,22,23の第1,第2,第3固定接点21a,22a,23aにそれぞれ接離可能に対向しているが、接触していない。そして、前記ベース10のシール溝13にシール材30を嵌合する。一方、前記操作体40の嵌合用凹部42に復帰バネ70を嵌合するとともに、前記復帰バネ70の両端部71,72を切り欠き段部43,44に突出させる。ついで、前記ベース10の操作用凹部14に前記操作体40の半円弧状のカム部46を嵌合し、収納用凹所11に操作体本体41を収納する(図6A)。最後に、前記ベース10にカバー80を組み付け、前記ベース10の係合突起16に係合片82の係合孔81を係合するとともに、係合突起18に係合片84を係合する。このため、前記カバー80の内向面に突設した位置規制突部85,86が、操作体40の切り欠き段部43,44にそれぞれ嵌合し、復帰バネ70の両端部71,72が前記位置規制突部85,86にそれぞれ係止することにより(図6B)、前記操作体40が抜け止めされる。
なお、既述したように前記弾性接触片25は前記接続部24aにカシメ固定する場合に限らず、電気的に導通した状態で固定できればよく、例えば、溶接・半田付け・導電性接着剤による接着などの各種接続方法を適用できる。
前記操作体の操作受け部50,60に外力が負荷されていない場合には、図6に示すように、復帰バネ70の両端部71,72がカバー80の内向面に突設した一対の位置規制突部85,86にそれぞれ係止し、操作体40が位置規制されている。このため、図8Bに示すように、前記操作体40のカム部46が弾性接触片25の第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cに接触しておらず、第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cが第1,第2,第3固定接点21a,22a,23aからそれぞれ開離している。
なお、前記操作体40の前記台座部45に設けた位置規制突起45a,45aが、操作用凹部14の内側面に当接することにより、前記操作体40が位置規制される(図11A)。
また、本実施形態では、前記第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cが、第1,第2,第3固定接点21a,22a,23aにそれぞれ同時に接触する際に、ワイピングしながら接触するので、接触不良を防止でき、寿命の長いスイッチが得られる。
特に、前記第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cは前記ベース10の表面を摺接することがないので、ベース10から摩耗粉が生じず、接触不良がより一層生じくいスイッチが得られる。
本実施形態では、前述のように複合の外力が時間差で負荷された場合であっても、操作体40が円滑に動作し、接点を開閉できるという利点がある。
本実施形態によれば、カム部46の操作縁部46a,46b,46cが第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cに当接した際に、クリック感が生じ、動作を確認できるという利点がある。
なお、本実施形態では、操作受け部50,60の頂部から第1操作面52,62だけを延在する場合を開示しているが、第1実施形態のように連結面を介して第2操作面を形成しても良いことは勿論である。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、第1,第2,第3可動接点25a,25b,25cにそれぞれ対応するようにカム部47a,47b,47cを分割してあるので、必要に応じてカム部の形状を選択できる。このため、設計が容易になるとともに、選択の範囲が広がるという利点がある。
なお、本実施形態では、操作受け部50,60の頂部から第1操作面52,62だけを延在する場合を開示しているが、第1実施形態のように連結面を介して第2操作面を形成しても良いことは勿論である。
他は前述の第1実施形態と同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
すなわち、ベース10と、前記ベース10にインサート成形された接点機構部20と、シール材30と、操作体40と、復帰バネ70と、カバー80とで形成されている。
なお、既述したように前記弾性接触片25は前記接続部24aにカシメ固定する場合に限らず、電気的に導通した状態で固定できればよく、例えば、溶接・半田付け・導電性接着剤による接着などの各種接続方法を適用できることは勿論である。
また、前記操作体本体41は、後述するカバー80に対向する対向面に復帰バネ70を収納できる嵌合用凹部42を形成しているとともに、前記嵌合用凹部42の両側に連通し、かつ、前記復帰バネ70の両端部71,72が突出する切り欠き段部43,44を形成してある。
一方、前記操作体本体41は、前記ベース10に対向する対向面の中央に、前記ベース10の操作用凹部14に嵌合可能な外周形状を有する半円形の台座部45を形成してある。また、前記台座部45には扇形状のカム部46を突設してある。前記カム部46は、前記第1,第2可動接点25a,25bを操作できる略V字形状の操作縁部46a,46bを備えている。特に、前記操作縁部46a,46bには、クリック感用段部を設けてある。このため、カム部46の操作縁部46a,46bが第1,第2可動接点25a,25bに当接すると、クリック感が生じ、操作体40の動作を確認できるという利点がある。
また、前記スイッチの組み立て方法も前述の第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
前記操作体40の操作受け部50,60に外力が負荷されていない場合には、復帰バネ70の両端部71,72が、カバー80の内向面に突設した一対の位置規制突部85,86に係止し、操作体40が位置規制されている。このため、前記操作体40のカム部46の操作縁部46a,46bが、弾性接触片25の第1,第2可動接点25a,25bに接触しておらず、第1,第2可動接点25a,25bが第1,第2固定接点21a,22aから開離している。
なお、操作体40の操作受け部60に外力が負荷された場合にも同様な動作を行うことにより、接点を開閉できる。
すなわち、ベース10は、図22に示すように、その上面に収納用凹所11を形成するとともに、円弧面側に切り欠き部12を形成してある。そして、前記収納用凹所11の底面に楕円形のシール溝13を形成するとともに、前記シール溝13の内側に略半円形の操作用凹部14を形成してある。前記操作用凹部14の底面には、接点機構部20の第1固定接点端子21の第1固定接点21aおよび共通端子24の接続部24aが配置されているとともに、それらの端子部21b,24bが同一の外側面から突出している。
弾性接触片25の固定方法を含め、他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
しかし、例えば、前記操作体40の操作受け部50だけに外力が負荷されると、前記操作体40は回動するが、カム部46が第1可動接点25aを押し下げることができない。このため、前記第1可動接点25aが第1固定接点21aに接触することはない。
なお、他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、前記位置規制突部85,86を突設する位置を任意に選択でき、設計の自由度が大きくなり、設計が容易になるとともに、復帰バネ70を組み付けし易くなるという利点がある。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
第1,第2,第3操作面および連結面の傾斜角度は、前述の第1実施形態と同様に形成されているので、説明は省略する。
本実施形態によれば、1個のスイッチで上方だけでなく、前後左右の側方から負荷される外力を検出できるスイッチが得られるという利点がある。
他は前述の第1実施形態とほぼ同様であるので、同一部分には同一番号を付して説明を省略する。
また、前述の前記第1,第2,第3操作面および連結面はそれぞれ平坦面で形成されているが、必ずしも平坦面である必要はなく、連続する曲面形状であってもよいことは勿論である。
さらに、前記操作受け部には、第1操作面を設けず、頂部から第2操作面だけ、頂部から第3操作面だけ、あるいは、頂部から第2操作面および第3操作面だけを延在してもよいことは勿論である。
11 収納用凹所
12 切り欠き部
13 シール溝
14 操作用凹部
15 位置決め突起
16 係合突起
17 位置決めリブ
18 係合突起
20 接点機構部
21 第1固定接点端子
21a 第1固定接点
22 第2固定接点端子
22a 第2固定接点
23 第3固定接点端子
23a 第3固定接点
24 共通端子
24a 接続部
25 弾性接触片
25a 第1可動接点
25b 第2可動接点
25c 第3可動接点
30 シール材
40 操作体
41 操作体本体
42 嵌合用凹部
43 切り欠き段部
44 切り欠き段部
45 台座部
46 カム部
46a 操作縁部
46b 操作縁部
46c 操作縁部
47a,47b,47c カム部
50 操作受け部
51 頂部
52 第1操作面
53 連結面
54 第2操作面
55 連結面
56 第3操作面
60 操作受け部
61 頂部
62 第1操作面
63 連結面
64 第2操作面
65 連結面
66 第3操作面
70 復帰バネ
71 一端部
72 他端部
80 カバー
81 係合孔
82 係合片
83 係合孔
84 係合片
85 位置規制突部
86 位置規制突部
L 基準線
M 直線
N 基準面
P 延長線
Q 延長線
Claims (7)
- ベースと、
前記ベースの片面に組み付けたカバーと、
前記ベースの片面に形成された操作用凹所内に収納され、かつ、前記ベースと前記カバーとで外部から回動可能に挟持された操作体と、
前記カバーと前記操作体との間に支持され、かつ、前記操作体に復帰力を付与する復帰バネと、
前記ベースと前記操作体との間に配置した接点機構部とを備え、
前記操作体を操作して前記接点機構部を駆動するスイッチであって、
前記操作体が、前記操作体の回動中心まわりにおける前記操作体の外周面から前記回動中心から離れる方向にそれぞれ延びている一対の操作受け部を有し、
前記一対の操作受け部の各々が、前記操作受け部の自由端部に位置する頂部から外方に延びている少なくとも1つの操作面を有しており、
前記操作体の回動軸の延在方向から見て、前記回動中心と前記一対の操作受け部の各々の前記頂部とを結ぶ直線と、前記回動中心を通過し、かつ、前記一対の操作受け部の一方の前記頂部と前記一対の操作受け部の他方の前記頂部との間を通過する基準線との交差角度が、45度以上で90度以下であり、
前記一対の操作受け部が、前記基準線に対して左右対称に配置されている、スイッチ。 - 前記一対の操作受け部の各々が、前記少なくとも1つの操作面として、前記頂部から前記操作受け部の延在方向に延びる第1操作面を有し、
前記基準線と、前記第1操作面から延長した延長線との交差角度が、45度以上で90度未満である、請求項1に記載のスイッチ。 - 前記一対の操作受け部の各々が、前記少なくとも1つの操作面として、前記頂部から前記操作受け部の延在方向に交差する方向の一方側に延びる第2操作面を有している、請求項1または2のスイッチ。
- 前記操作体を厚さ方向に2分割する基準面と前記第2操作面から延長した延長線との交差角度が、45度以上で90度未満である、請求項3のスイッチ。
- 前記一対の操作受け部の各々が、前記少なくとも1つの操作面として、前記頂部から前記操作受け部の延在方向に交差する方向の他方側に延びる第3操作面を有している、請求項1ないし4のいずれか1項のスイッチ。
- 前記操作体を厚さ方向に2分割する基準面と前記第3操作面から延長した延長線との交差角度が、45度以上で90度未満である、請求項5のスイッチ。
- 前記第1操作面を間にして配置された第2操作面および第3操作面が、傾斜面で構成された連結面を介して連結一体化された、請求項2に従属する請求項3に従属する請求項5、または、請求項2に従属する請求項3に従属する請求項5に従属する請求項6のスイッチ。
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