JP6408941B2 - 連結具 - Google Patents

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本発明は、例えば、まき網漁に用いる漁網の漁網上端に挿通したロープを漁船と連結する際や、網船とスキフ等の小型船とをロープを用いて連結する際等に用いる連結具に関するものである。
本出願人は、従来、この種の連結具として、特許文献1に示す漁網用ロープ通し環連結具を提案している。
この漁網用ロープ通し環連結具は、連結具本体の下部に連結環を、中間部に開孔部を、上部にリング受腕を設け、この連結具本体のリング受腕に対向せしめて開閉腕の基部をリング受腕の先端に軸着して開閉腕を連結具本体の外側に開閉自在に設け、連結具本体の開孔部内に常に上方に弾圧されるように基部を連結具本体に軸着した係止腕を上下回動自在に設け、この係止腕の先端部と開閉腕の下部に係止機構を設け、開孔部の側壁に操作窓を設けて係止腕を前後左右いずれからも押し下げできるように構成したものである。
また、この種の連結具は、外部からのちょっとした衝撃などで開閉腕が簡単に開いてしまう誤動作が生じないように、係止腕にはバネなどによる強力な弾圧力(付勢力)が常時作用する構成となっている。そのため、開閉腕を開く際は、例えば、ドライバー等の棒状体を開孔部に差し込み、こじ開けるような操作で強力な弾圧力で弾圧されている係止腕を押し下げて係止機構を解除することで、この開閉腕が外側に開き回動するように構成されている。
実公平7−37499号公報
本発明は、上記特許文献1に示すような連結具の改良に係るもので、ロープなどを連結する開閉連結環部の閉塞環状態がより一層確実に保持されると共に、この開閉連結環部を開放環状態とするための開き操作の操作性をより一層向上させた実用性に優れた連結具を提案することを目的とする。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ケース体1と、このケース体1に対して開閉回動自在に設けた開閉連結環部2と、この開閉連結環部2の開き動作を阻止する開き動作阻止部3と、前記開閉連結環部2の開き動作不能状態を解除する解除レバー部4とから成り、前記開き動作阻止部3及び前記解除レバー部4は、前記ケース体1内に並設状態に収納配設すると共に、前記開き動作阻止部3は、先端部に前記開閉連結環部2と係合する係合受部5を設け、基端部を前記ケース体1内に設けた第一軸部6に軸着して回動自在に設けると共に、付勢体7により前記係合受部5が前記開閉連結環部2と係合する係合姿勢を保持した構成として、前記付勢体7の付勢力に抗する押圧力で押動すると、前記第一軸部6を回動支点として回動し、前記係合受部5が前記開閉連結環部2に対して離反移動して、前記開閉連結環部2との係合状態が解除される解除姿勢となって、前記開閉連結環部2が開き動作可能な状態となるように構成し、前記解除レバー部4は、先端部に前記開き動作阻止部3を押動する押動部8を設け、基端側にこの押動部8を操作する操作部9を設けると共に、この押動部8と操作部9との間の前記押動部8寄りに軸着部10を設け、この軸着部10を前記ケース体1内に前記第一軸部6よりも内方に設けた第二軸部11に軸着して、てこの原理により前記押動部8に倍力作用が生じるように構成して、前記操作部9を引動操作すると、倍力作用が生じた前記押動部8が前記付勢体7の付勢力に抗して前記係合姿勢の前記開き動作阻止部3を押動して、前記係合受部5を前記開閉連結環部2に対して離反移動させ、前記開き動作阻止部3を前記解除姿勢にし、前記開閉連結環部2を開き動作可能な状態とするように構成したことを特徴とする連結具に係るものである。
また、前記操作部9に、この操作部9を引動操作するための引動操作部12を付設し、この引動操作部12を人の手で引動操作すると、前記操作部9が引動方向に移動して引動操作され、前記押動部8が前記開き動作阻止部3を倍力作用で押動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の連結具に係るものである。
また、前記引動操作部12は、紐状体であることを特徴とする請求項2記載の連結具に係るものである。
また、前記ケース体1は、係合状態の前記開き動作阻止部3と前記解除レバー部4とを隠蔽する形状に形成した構成として、前記ケース体1内に収納配設されている前記開き動作阻止部3と前記解除レバー部4とが外部からの衝撃により誤動作しないように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結具に係るものである。
また、前記第一軸部6は、前記ケース体1に設けた前記開閉連結環部2の先端部が出入する開口部13と対向する側の側面壁部14寄りに設け、前記第二軸部11は、前記第一軸部6に対して上下方向のいずれか一側に位置ずれると共に、前記第一軸部6よりも前記開口部13寄りに設けた構成として、この第二軸部11に軸着した前記解除レバー部4を引動操作すると、前記押動部8が前記開き動作阻止部3の先端部寄りを押動する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結具に係るものである。
また、前記開き動作阻止部3の前記開閉連結環部2に対する離反移動を阻止する開き動作阻止部誤動作阻止機構を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、開閉連結環部と開き動作阻止部との係合を解除し、開閉連結環部を開き動作可能な状態にするための解除操作が極めて容易になり、実用性に優れた連結具となる。
また、請求項2,3,5記載の発明においては、より一層操作性に優れた連結具となり、特に、請求項3,5記載の発明においては、極めて簡易な構成で容易に設計実現可能となる画期的な連結具となる。
また、請求項4記載の発明においては、解除レバー部の誤動作をより確実に防止することができる実用性に優れた連結具となる。
また、請求項6記載の発明においては、解除レバー部の誤動作による意図しない開閉連結環部の開き動作を阻止し、より一層確実に開閉連結環部の閉塞環状態を保持することができる実用性に優れた連結具となる。
本実施例を示す正断面図である。 本実施例(係止ピン未挿入状態)を示す正断面図である。 本実施例(開閉連結環部が開放環状態)を示す正断面図である。 本実施例を示す説明斜視図である。 本実施例の使用状態を示す説明斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
開閉連結環部2と開き動作阻止部3とが係合している開閉連結環部開き動作不能状態(開閉連結環部2が閉塞環状態)において、解除レバー部4の操作部9を引動操作すると、第二軸部11を回動支点として解除レバー部4が回動し、第二軸部11よりも先端側に位置する押動部8が前記引動方向と反対側に移動して、この解除レバー部4と並設状態に設けた開き動作阻止部3を、この開き動作阻止部3の係合姿勢を保持するための付勢体7の付勢力に抗して押動する。
この解除レバー部4の押動部8が開き動作阻止部3を押動すると、この開き動作阻止部3は第一軸部6を回動支点として回動し、先端部に設けた係合受部5が開閉連結環部2に対して離反移動して、開き動作阻止部3は、開閉連結環部2との係合状態が解除された解除姿勢になり、これにより、開閉連結環部2は開き動作可能な状態になる。
この際、本発明は、解除レバー部4の軸着部10を押動部8寄りに設けた構成としたので、てこの原理により操作部9を引動操作する力が増幅されて押動部8に伝達され、押動部8は倍力作用を発揮して開き動作阻止部3を押動することとなる。
従って、例えば、この開き動作阻止部3の係合姿勢を保持する付勢力が、人が手で直接開き動作阻止部3を押動しても移動しないような強大な付勢力であっても、てこの原理により増幅された力で押動することで、人が手で引動操作する力で容易に開き動作阻止部3を押動することができることになり、操作性が向上した実用性に優れた連結具となる。
しかも、本発明は、開閉連結環部2と係合する開き動作阻止部3、及びこの開き動作阻止部3の開閉連結環部2との係合状態を解除する解除レバー部4をケース体1内に収納配設した構成としたので、開き動作阻止部3及び解除レバー部4が露出せず、外部からの衝撃による誤動作が生じる虞がなく、確実に開閉連結環部2と開き動作阻止部3との係合状態、即ち閉塞環状態が保持される実用性に優れた連結具となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、本発明の連結具を、例えば、例えば、まき網漁に用いる漁網の漁網上端に挿通したロープを漁船と連結する際や、網船とスキフ等の小型船とをロープを用いて連結する際等に用いる連結具のように、ケース体1の上下両側に環状の連結部を設けた構成とした場合であり、ケース体1と、このケース体1に対して開閉回動自在に設けた開閉連結環部2と、この開閉連結環部2の開き動作を阻止する開き動作阻止部3と、前記開閉連結環部2の開き動作不能状態を解除する解除レバー部4と、前記開閉連結環部2の反対側に設けた固定連結環部15とから成る構成としている。
以下、本実施例に係る連結具の構成各部について詳細に説明する。
本実施例のケース体1は、ステンレス鋳鋼(具体的には、SCS24)から成る扁平箱状に形成し、内部に開き動作阻止部3と解除レバー部4とを収納配設した構成としている。
具体的には、ケース体1の内部に、正面壁部16と背面壁部17との間に第一軸部6と第二軸部11とを架設し、この第一軸部6に開き動作阻止部3を軸着し、第二軸部11に解除レバー部4を軸着した構成としている。
より具体的には、ケース体1の正面視左側の側面壁部14(左側面壁部14a)に後述する開閉連結環部2の先端部が出入りするための開口部13を設け、また、前記第一軸部6を、このケース体1内の上部側且つ前記開口部13と対向する側の正面視右側の側面壁部14(右側面壁部14b)寄りの位置に設け、第二軸部11を、この第一軸部6に対して下方に位置ずれると共に、第一軸部6よりも開口部13寄りの位置に設けて、第一軸部6に軸着した開き動作阻止部3と、第二軸部11に軸着した解除レバー部4とが、密接状態若しくは近接状態で上下方向に並設状態に収納配設される構成としている。
更に詳細に説明すると、開き動作阻止部3は、先端部に開閉連結環部2と係合する係合受部5を設けた構成とすると共に、付勢体7(本実施例では、トーションばねを採用)を付設し、係合受部5を設けた先端部を開口部13側(左側面壁部14a側)に向けて基端部を第一軸部6に軸着し、前記付勢体7により所定の姿勢(本実施例では、閉じ状態の開閉連結環部2の先端部にこの開き動作阻止部3の係合受部5が係合した状態となる係合姿勢)を保持するように設けた構成としている。尚、本実施例では、係合受部5は、開閉連結環部2の先端部に設けた凸部に形成した係合部23と係合する凹部若しくは貫通孔に形成した構成としている。
また、解除レバー部4は、平面視へ字状に形成し、屈曲部に第二軸部11を挿通する軸着部10を設け、この軸着部10より先端側の短手部を、開き動作阻止部3を押動する押動部8とし、軸着部10より基端部側の長手部先端に操作部9を設け、前記長手部が正面視右上がり状態となるようにして軸着部10に第二軸部11を挿通して軸着した構成とすると共に、この第二軸部11に軸着した状態で、上述した係合姿勢の開き動作阻止部3に押動部8が近接若しくは密接状態で配設される構成としている。
即ち、本実施例は、解除レバー部4の操作部9を引動操作すると、てこの原理により倍力作用が生じた押動部8が、付勢体7の付勢力に抗して係合姿勢の開き動作阻止部3を押動して、係合受部5を開閉連結環部2に対して離反移動させ、開き動作阻止部3を解除姿勢にし、開閉連結環部2を開き動作可能な状態とするように構成している。
更に、本実施例では、第一軸部6を右側面壁部14b寄りに設け、第二軸部11を開口部13寄り(左側面壁部14a寄り)に設けることで、開き動作阻止部3と解除レバー部4とをこのケース体1内に収納状態に配設する構成としながらも、開き動作阻止部3の長さを長く取ることができ、この開き動作阻止部3の先端部側を押動することで、てこの原理により、より小さな力でこの開き動作阻止部3を回動させることができる構成とすると共に、解除レバー部4の支点(第二軸部11)から力点(この解除レバー部4を回動操作する操作部9)までの距離を長くとることができ、これにより、作用点(この解除レバー部4の先端部で操作部9の操作により開き動作阻止部3を押動する押動部8)に作用する力を一層増大させることができ、更に、この作用点となる押動部8が開き動作阻止部3の先端部側を押動する構成を簡易な設計で容易に実現し得る構成としている。
また、本実施例は、ケース体1を開き動作阻止部3と解除レバー部4とを隠蔽する形状に形成した構成として、ケース体1内に収納配設されている開き動作阻止部3と解除レバー部4とが外部からの衝撃により誤動作しないように構成している。よって、操作部9は直接的に操作できないので、本実施例では、操作部9の操作は、この操作部9に付設した引動操作部12により操作する構成としている。
具体的には、操作部9に、この操作部9を引動操作するための引動操作部12を付設し、この引動操作部12を人の手で引動操作すると、操作部9の先端部が引動方向に移動して引動操作され、押動部8が開き動作阻止部3を押動するように構成している。
より具体的には、本実施例では、この引動操作部12を紐状体から成る構成とし、詳細には、ワイヤー24の一端を操作部9に連結し、ケース体1に設けたガイド部18を介してケース体1の外側に他端側を引き出し、このケース体1の外側に引き出した他端側に把持部19若しくは指掛け部19を設け、この把持部19を手で把持して引き操作する、若しくは指掛け部19に指を掛けて引き操作することで操作部9を引動操作する構成としている。
また更に、本実施例のケース体1は、引動操作部12の誤操作(誤動作)により意図しないタイミングで開き動作阻止部3と開閉連結環部2との係合状態が解除されないように、機械的に開き動作阻止部3の動作を阻止する開き動作阻止部誤動作阻止機構を備えた構成としている。
具体的には、係合姿勢の開き動作阻止部3の下方に係止部材20を係脱自在に設け、万が一、開き動作阻止部3が誤動作しても、この係止部材20に当接して回動動作が阻止され、開閉連結環部2からの離脱が阻止されて開閉連結環部2との係合状態が保持される構成としている。
より具体的には、本実施例の開き動作阻止部誤動作阻止機構は、ケース体1の背面壁部17の係合姿勢の開き動作阻止部3の下方に位置する箇所に挿通孔21を設け、正面壁部16にこの挿通孔21と連通する連通孔22を設け、この挿通孔21と連通孔22との間に架設するように係止部材20としての係止ピン20を挿脱自在に挿通配設した構成としている。
更に詳細に説明すると、係止ピン20は、先端部に雌螺子部25を形成し、基端部に操作ツマミ部26を設け、更に、この雄螺子部25と操作ツマミ部26の間の所定位置(本実施例では、操作ツマミ部26の首下から背面壁部17の壁厚分の間隔をおいた位置)に溝を周設し、この溝にOリング27を装着した構成とし、また、正面壁部16の連通孔22には、係止ピン20が螺着する雌螺子を形成した構成として、背面壁部17の連通孔21から係止ピン20を挿通し、雄螺子部25を連通孔22に螺着すると、Oリング27が圧入により連通孔21を通過して抜け止め状態で開き動作阻止部3の直下に正面壁部16、背面壁部17間に架設され、開き動作阻止部3が開閉連結環部2に対して離反移動しようとしても、この係止ピン20に当接して離反移動が阻止される構成としている。尚、係止ピン20の抜け止め構造は、本実施例に限定されるものではないし、また、開き動作阻止部誤動作阻止機構を設けない構成(係止ピン20が無い構成)としても良い。
また、開閉連結環部2は、所定形状に曲成した固定腕部2aと回動腕部2bとから成る構成とし、固定腕部2aは、一端をケース体1の下部側に連接し、他端に枢着部と設けた構成とし、また、回動腕部2bは、一端を固定腕部2aの枢着部に連結して回動自在に設けると共に、他端に開き動作阻止部3に設けた係合受部5と係合する係合部23を設けた構成として、この回動腕部2bの係合部23が開き動作阻止部3の係合受部5に係合することで閉塞環状態となり、係合部23が係合受部5から離脱することで開放環状態となるように構成している。
また、固定連結環部15は、半円環状に形成し、両端部をケース体1の上部に連結して形成した構成としている。
上述のように構成した本実施例に係る連結具の作用・効果について以下に説明する。
開閉連結環部2を開放環状態とする際は、ケース体1の外部に配された把持部19を手で把持して引き操作する、若しくは指掛け部19に指を掛けて引き操作する。
この把持部19(指掛け部19)を引き操作することでワイヤー24が引っ張られ、このワイヤー24を連結した操作部9が引動操作される。
この操作部9が引動操作されることで、第二軸部11を回動支点として解除レバー部4が回動し、押動部8が開き動作阻止部3の先端部側を、この開き動作阻止部3に作用する付勢体7の付勢力に抗して押動する。
この押動部8が開き動作阻止部3を押動することで、開き動作阻止部3は、第一軸部6を回動支点として回動し、開閉連結環部2の係合部23と係合している開き動作阻止部3の係合受部5が、開閉連結環部2に対して離反移動して、係合受部5と係合部23との係合状態が解除される解除姿勢になり、これにより、開閉連結環部2は開き動作可能な状態になる。尚、本実施例では、係合受部5と係合部23との係合が解除すると、回動腕部2bが自重により開き回動する構成としている。
上記操作において、本実施例は、解除レバー部4の軸着部10を押動部8寄りに設けた構成としたので、てこの原理により操作部9を引動操作する力が増幅されて押動部8に伝達され、押動部8は倍力作用を発揮して開き動作阻止部3を押動することとなる。
従って、この開き動作阻止部3の係合姿勢を保持する付勢力が、人が手で直接開き動作阻止部3を押動しても移動しないような強大な付勢力であっても、本実施例は、てこの原理により増幅された力で押動することで、人が手で引動操作する力で容易に開き動作阻止部3を押動することができることになり、これにより、極めて操作性が向上した実用性に優れた画期的な連結具となる。
しかも、本実施例の連結具は、開閉連結環部2と係合する開き動作阻止部3、及びこの開き動作阻止部3の開閉連結環部2との係合状態を解除する解除レバー部4をケース体1内に収納配設した構成としたので、開き動作阻止部3及び解除レバー部4が露出せず、外部からの衝撃による誤動作が生じる虞がなく、確実に開閉連結環部2と開き動作阻止部3との係合状態、即ち閉塞環状態が保持される実用性に優れた連結具となる。
また、開閉連結環部2を閉塞環状態とする際は、回動腕部2bを開き動作阻止部3に対して押し込み操作する。
この押し込み操作により、回動腕部2bの先端に設けた係合部23が付勢体7の付勢力に抗して開き動作阻止部3の先端部を押動しながら摺動して係合受部5に落ち込み係合する。
この係合部23を係合受部5に係合させた後、係止ピン20を連通孔21より挿通し、連通孔22に螺着する。
以上により、係合した開閉連結環部2と開き動作阻止部3とは、付勢体7の強大な付勢力によって強固に係合して閉塞環状態が保持され、更に、万が一、解除レバー部4が誤動作しても、係止ピン20により開き動作阻止部3の離反移動が阻止されるので、開閉連結環部2が開き動作することなく閉塞環状態が確実に保持される。
このように、本実施例は、開閉連結環部2を開放環状態とするための開き操作の操作性に優れると共に、開閉連結環部2の閉塞環状態を確実に保持することができる実用性に優れた画期的な連結具となる。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 ケース体
2 開閉連結環部
3 開き動作阻止部
4 解除レバー部
5 係合受部
6 第一軸部
7 付勢体
8 押動部
9 操作部
10 軸着部
11 第二軸部
12 引動操作部
13 開口部
14 側面壁部

Claims (6)

  1. ケース体と、このケース体に対して開閉回動自在に設けた開閉連結環部と、この開閉連結環部の開き動作を阻止する開き動作阻止部と、前記開閉連結環部の開き動作不能状態を解除する解除レバー部とから成り、前記開き動作阻止部及び前記解除レバー部は、前記ケース体内に並設状態に収納配設すると共に、前記開き動作阻止部は、先端部に前記開閉連結環部と係合する係合受部を設け、基端部を前記ケース体内に設けた第一軸部に軸着して回動自在に設けると共に、付勢体により前記係合受部が前記開閉連結環部と係合する係合姿勢を保持した構成として、前記付勢体の付勢力に抗する押圧力で押動すると、前記第一軸部を回動支点として回動し、前記係合受部が前記開閉連結環部に対して離反移動して、前記開閉連結環部との係合状態が解除される解除姿勢となって、前記開閉連結環部が開き動作可能な状態となるように構成し、前記解除レバー部は、先端部に前記開き動作阻止部を押動する押動部を設け、基端側にこの押動部を操作する操作部を設けると共に、この押動部と操作部との間の前記押動部寄りに軸着部を設け、この軸着部を前記ケース体内に前記第一軸部よりも内方に設けた第二軸部に軸着して、てこの原理により前記押動部に倍力作用が生じるように構成して、前記操作部を引動操作すると、倍力作用が生じた前記押動部が前記付勢体の付勢力に抗して前記係合姿勢の前記開き動作阻止部を押動して、前記係合受部を前記開閉連結環部に対して離反移動させ、前記開き動作阻止部を前記解除姿勢にし、前記開閉連結環部を開き動作可能な状態とするように構成したことを特徴とする連結具。
  2. 前記操作部に、この操作部を引動操作するための引動操作部を付設し、この引動操作部を人の手で引動操作すると、前記操作部が引動方向に移動して引動操作され、前記押動部が前記開き動作阻止部を倍力作用で押動するように構成したことを特徴とする請求項1記載の連結具。
  3. 前記引動操作部は、紐状体であることを特徴とする請求項2記載の連結具。
  4. 前記ケース体は、係合状態の前記開き動作阻止部と前記解除レバー部とを隠蔽する形状に形成した構成として、前記ケース体内に収納配設されている前記開き動作阻止部と前記解除レバー部とが外部からの衝撃により誤動作しないように構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の連結具。
  5. 前記第一軸部は、前記ケース体に設けた前記開閉連結環部の先端部が出入する開口部と対向する側の側面壁部寄りに設け、前記第二軸部は、前記第一軸部に対して上下方向のいずれか一側に位置ずれると共に、前記第一軸部よりも前記開口部寄りに設けた構成として、この第二軸部に軸着した前記解除レバー部を引動操作すると、前記押動部が前記開き動作阻止部の先端部寄りを押動する構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の連結具。
  6. 前記開き動作阻止部の前記開閉連結環部に対する離反移動を阻止する開き動作阻止部誤動作阻止機構を設けた構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の連結具。
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