JP2018033342A - 釣り用ギャフ - Google Patents

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Toshiya Hashimoto
俊哉 橋本
正一 江口
Shoichi Eguchi
正一 江口
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【課題】釣り用ギャフは、一般的に先端のフックを魚の胴体部分に引っ掛けて、魚を取り込む形態である。本発明は、魚引っ掛け用フックを魚の口部に引っ掛ける形態の釣り用ギャフを提供する。この場合、主としてフックを魚の下顎に引っ掛けることに適した形態とし、魚が暴れた場合等においても、魚がフックから外れないようにして、魚を引き揚げることができ、また携行する際にフックによって怪我しない形態の釣り用ギャフを提供する。
【解決手段】釣り用ギャフは、フックの先端に対して近接または当接する前進位置と、前記フックに魚を引っ掛け可能位置まで前記フックの先端から離れる後退位置とに移動可能に、本体部にホールドレバーを設け、ホールドレバーの前進位置は、フックに引っ掛かった魚を外れないように阻止する阻止状態、及びフックの先端部による怪我防止状態とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、釣った魚を引っ掛けて取り込むために使用される釣り用ギャフに関する。
海釣り等において大きな魚を釣った場合、魚が逃げないようにして取り込むために、柄の先に取り付けた鈎状に曲がり先端の尖ったフックを魚に引っ掛けて、魚を引き上げる釣り用ギャフが使用される。このように、釣り用ギャフは、一般的に先端のフックを魚の胴体部分に引っ掛けて、魚を取り込むように構成されている。
そのような釣り用ギャフにおいて、魚がフックの基部側に載って不安定な状態となり、柄を引き寄せて確実に魚を取り込むことが難しい状態を改良するものとして、先端のフックの基部側にフックに係った魚を支持する支持体を設けたものがある(特許文献1)。
特開2009−005617号公報
特許文献1にも示されるように、釣り用ギャフは、一般的に先端のフックを魚の胴体部分に引っ掛けて、魚を取り込む形態である。
本発明は、このようなに先端の尖った魚引っ掛け用フックを魚の胴体部分に引っ掛ける形態とは異なり、魚引っ掛け用フックを魚の口部に引っ掛ける形態に適した釣り用ギャフを提供するものである。
即ち、本発明に係る釣り用ギャフは、釣り糸で釣り上げた魚に対して、柄に相当する握り部の先に取り付けた魚引っ掛け用フックを魚の口部、即ち顎(又は唇ともいう)の一部に引っ掛け可能な形態とする。
この場合、主としてフックを魚の下顎に引っ掛けることに適した形態とし、魚が暴れた場合等においても、魚がフックから外れないように魚を保持できる釣り用ギャフを提供する。
また、本発明は、片手で持った状態でフックを魚の下顎に引っ掛ける操作が、その片手で容易に行える短尺形態の釣り用ギャフを提供するものである。
更に、持ち歩きや、釣り人が腰に取り付けたベルト等にぶら下げ状態で携行することに適した短尺タイプの釣り用ギャフを提供すると共に、その持ち歩きや携行の際に、先鋭なフック先端部に触れて怪我しないための保護機能を備えた釣り用ギャフを提供する。
このため、本発明に係る釣り用ギャフは、フック先端部に対して前進・後退動作するホールドレバーを設け、ホールドレバーの後退にてフックを魚の下顎に引っ掛け可能状態とし、ホールドレバーの前進にてフックに引っ掛かった魚を外れないように保持する保持状態とする。
また、本発明に係る釣り用ギャフは、ホールドレバーの前進状態を保持するロック機構を設け、これによって、釣り用ギャフの持ち歩きや、釣り用ギャフを釣り人が腰に取り付けたベルト等にぶら下げ状態で携行する際等において、先鋭なフック先端部に触れて怪我しない状態を保持できるようにする。
更に、本発明は、ホールドレバーの前進・後退動作を速やかに操作可能な釣り用ギャフを提供する。
第1発明の釣り用ギャフは、
前部に魚引っ掛け用フックを備え、
前記フックの先端に近接または当接する前進位置と、前記フックの先端から離れ前記フックに魚を引っ掛け可能な後退位置とに動作可能なホールドレバーを備える、
ことを特徴とする。
第2発明の釣り用ギャフは、
前部に魚引っ掛け用フックを備え、
前記フックの先端に近接または当接する前進位置と、前記フックの先端から離れ前記フックに魚を引っ掛け可能な後退位置とに動作可能なホールドレバーと、
前記ホールドレバーを動作させるための操作部と、
前記操作部の動作を前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
を備えることを特徴とする。
第3発明の釣り用ギャフは、
後部に握り部を備え並行配置された第1本体部材3Aと第2本体部材3Bが先方へ延びた本体部と、
前記本体部から先方へ延びた魚引っ掛け用フックと、
前記第1本体部材3Aと前記第2本体部材3Bとの間に配置され、前記フックの先端に対して近接または当接する前進位置と、前記フックに魚を引っ掛け可能位置まで前記フックの先端から離れた後退位置とに移動可能なホールドレバーと、
前記第1本体部材3Aと前記第2本体部材3Bとの間に配置され、前記ホールドレバーを動作させるための操作部と、
前記第1本体部材3Aと前記第2本体部材3Bとの間に配置され、前記操作部の動きを前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
を備えることを特徴とする。
第4発明の釣り用ギャフは、第3発明において、
前記ホールドレバーを前記前進位置と前記後退位置とに案内する溝が、前記第1本体部材3Aの内面、前記第2本体部材3Bの内側面、または前記第1本体部材3A及び前記第2本体部材3Bの双方の内側面に形成された、
ことを特徴とする。
第5発明の釣り用ギャフは、第2発明乃至第4発明のいずれかにおいて、
前記ホールドレバーが前記前進位置へ進出するための作用力を生じる第1バネ部材を備え、
前記第1バネ部材の作用力に抗した前記操作部の動きにて、前記ホールドレバーが前記前進位置から前記後退位置へ移動する、
ことを特徴とする。
第6発明の釣り用ギャフは、第1発明または第5発明において、
前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態とする第1ロック機構を備え、
前記第1ロック機構は、操作可能に設けられ前記前進ロック状態を解除するロックレバーを有する、
ことを特徴とする。
第7発明の釣り用ギャフは、第6発明において、
前記ホールドレバーが前記後退位置を保つ後退ロック状態とする第2ロック機構を備え、
前記第2ロック機構は、操作可能に設けられ前記後退ロック状態を解除するロックレバーを有する、
ことを特徴とする。
第8発明の釣り用ギャフは、第5発明において、
前記ホールドレバーが前記前進位置を保持する第1ロック機構を備え、
前記第1ロック機構は、
前記操作部に設けられた第1係止部と、
操作可能に設けられ前記第1係止部に係脱するロックレバーと、
前記ロックレバーを前記第1係止部に係止するよう付勢する第2バネと、を備え、
前記ロックレバーが前記第1係止部に係止した状態にて前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態となり、前記ロックレバーが前記第2バネの付勢に抗して前記第1係止部から脱した状態にて前進ロック解除状態となり、前記前進ロック解除状態にて前記操作部にて前記ホールドレバーが前記後退位置へ移動可能状態となる、
ことを特徴とする。
第9発明の釣り用ギャフは、第5発明において、
前記ホールドレバーが前記後退位置を保持する第2ロック機構を備え、
前記第2ロック機構は、
前記操作部に設けられた第2係止部と、
操作可能に設けられ前記第2係止部に係脱するロックレバーと、
前記ロックレバーを前記第2係止部に係止するよう付勢する第2バネと、を備え、
前記ロックレバーが前記第2係止部に係止した状態にて前記第1バネ部材が作用力を蓄積し前記ホールドレバーが前記後退位置に保持される後退ロック状態となり、前記ロックレバーが前記第2バネの付勢に抗して前記第2係止部から脱した状態にて後退ロック解除状態となり、前記後退ロック解除状態にて前記ホールドレバーが前記第1バネ部材の作用力にて前記前進位置へ進出可能状態となる、
ことを特徴とする。
第10発明の釣り用ギャフは、
第6発明及び第7発明の組み合わせ、または第8発明及び第9発明の組み合わせであることを特徴とする。
第11発明の釣り用ギャフは、第1発明乃至第10発明のいずれかにおいて、
前記フックは、前記本体部に固定される基部と、前記基部から先方へ延び後方へ屈曲した中間部と、前記中間部から斜め後方へ向けて尖った先端部を備え、
前記前進位置に進出した前記ホールドレバーの先端位置が前記中間部よりも後方位置となる、
ことを特徴とする。
第12発明の釣り用ギャフは、第1発明乃至第11発明のいずれかにおいて、
前記前進位置に進出した前記ホールドレバーの先端部が、前記フックの尖った先端の延長線上で前記先端に近接または当接する位置である、
ことを特徴とする。
第13発明の釣り用ギャフは、第1発明乃至第11発明のいずれかにおいて、
前記ホールドレバーの先端部に、前記フックの尖った先端が没入する凹部または溝を設けた、
ことを特徴とする。
第14発明の釣り用ギャフは、
後部に握り部を備え並行配置された第1本体部材3Aと第2本体部材3Bが先方へ延びた本体部と、
前記本体部から先方へ延びた魚引っ掛け用フックと、
前記第1本体部材3Aと前記第2本体部材3Bとの間に配置され、前記フックの先端に対して近接または当接する前進位置と、前記フックに魚を引っ掛け可能位置まで前記フックの先端から離れた後退位置とに移動可能なホールドレバーと、
前記ホールドレバーが前記前進位置へ進出するための作用力を生じる第1バネ部材と、
前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態とロックレバーの動作にて前進ロック状態が解除される第1ロック機構と、
前記前進ロック状態が解除された状態にて前記第1バネ部材の作用力に抗して前記ホールドレバーを前記前進位置から前記後退位置へ移動させるための操作部と、
前記操作部の動きを前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
を備え、
前記第1本体部材3Aまたは前記第2本体部材3Bの一方の内側面に、前記魚引っ掛け用フック、前記ホールドレバー、前記第1バネ部材、前記第1ロック機構、前記操作部、及び前記作動機構部が取り付けられ、
前記第1本体部材3Aまたは前記第2本体部材3Bの他方が、前記一方に所定間隔を存して外面からネジ結合された、
ことを特徴とする。
第15発明の釣り用ギャフは、第10発明において、
後部に握り部を備える本体部に、前記魚引っ掛け用フック、前記ホールドレバー、前記操作部、前記作動機構部、前記第1ロック機構、前記第2ロック機構が設けられ、
前記握り部近傍の前記本体部の外側面部には、前記ロックレバーが突出配置され、前記操作部が前記ロックレバーの反対側に突出配置され、
前記ロックレバーと前記操作部は、前記握り部を握る片手にて操作可能配置である、
ことを特徴とする。
第16発明の釣り用ギャフは、第1発明乃至第15発明のいずれかにおいて、
後端から前記フックの先までの全長が、25cm乃至40cmの携行タイプである、
ことを特徴とする。
本発明の釣り用ギャフは、ホールドレバーが後退位置において、釣り上げた魚の口に目掛け、フックが魚の口部、即ち顎(又は唇ともいう)の一部を貫通状態に引っ掛ける。この引っ掛け状態は、好ましくは、フックが魚の口外から魚の下顎を貫通して魚の口内へ達する状態である。この状態において、速やかにホールドレバーを前進位置とすることにより、フックの先端部分にホールドレバーが存在することとなり、魚が暴れた場合等においても、魚がフックから外れないようにホールドレバーが作用する。即ち、フックとホールドレバーの協働によって、フックに魚が引っ掛かった状態を保持できる。
このため、魚から釣り針を外す作業中に魚が暴れても、魚がフックから外れない。更に、釣り針を外した後、その魚を船内の生簀に誘導する際にも、魚が暴れても魚がフックから外れない。その魚を船内の生簀に入れる際は、ホールドレバーを後退位置とすることにより、容易にフックから魚を外すことができる。
このようなことから、釣り上げた魚の口部、即ち顎(又は唇ともいう)の一部である下顎を一対の挟持部で挟む形態の比較的小型の魚に適する魚掴み器に比して、本発明の釣り用ギャフは、海の大きな魚を安定して処理する場合に適したものとなる。
また、本発明は、持ち歩きや、釣り人が腰に取り付けたベルト等にぶら下げ状態で携行することに適した短尺タイプの釣り用ギャフを提供できると共に、ホールドレバーの存在によって、釣り用ギャフの持ち歩きや、釣り用ギャフを釣り人が腰に取り付けたベルト等にぶら下げ状態で携行する際等において、先鋭なフック先端部に触れて怪我しない状態を保持できるようにする。
更に、本発明は、ホールドレバーが前進位置となるよう作用するバネ部材と、バネ部材の付勢に抗してホールドレバーを後退位置とする操作部を備えたことにより、フックに魚を引っ掛けたときは、速やかにホールドレバーが進出できるため、フックから魚が外れない状態を維持できる。
また、本発明の釣り用ギャフを使用しないときは、バネ部材の付勢によってホールドレバーが前進位置を保つことにより、ホールドレバーを設けない場合に比して、フックの先端の尖った部分によって怪我する等のアクシデントから保護できるものとなる。
また、ホールドレバーの前進状態を保持するロック機構を設けることにより、魚が暴れても魚がフックから外れないように保持できる。また、釣り用ギャフを使用しないときの安全確保が更に向上する。
また、本発明では、ホールドレバーは、本体部材に形成した溝に案内されて前進及び後退動作をするため、前進及び後退動作を安定して行える。また、前進位置においてフックの先端部に対する位置決めができるため、魚が暴れた場合、フックとホールドレバーの協働により、フックから魚が外れない釣り用ギャフを構成できるものとなる。
また、本発明では、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bとの間に機能部品を配置し、ロックレバーと操作部は、握り部を握る片手にて操作可能配置であるため、取り扱い易い短尺タイプに適したコンパクトな釣り用ギャフを構成できるものとなる。
本発明に係る釣り用ギャフの左側面図である。 本発明に係る釣り用ギャフの分解斜視図である。 本発明に係る釣り用ギャフのホールドレバーが前進位置にある状態を示す説明図である。 本発明に係る釣り用ギャフのホールドレバーを前進位置に保持する第1ロック機構30の説明図である。 本発明に係る釣り用ギャフのホールドレバーが中間位置にある状態を示す説明図である。 本発明に係る釣り用ギャフのホールドレバーが後退位置にある状態を示す説明図である。 本発明に係る釣り用ギャフのホールドレバーを後退位置に保持する第2ロック機構40の説明図である。 本発明に係る釣り用ギャフの上面図である。 本発明に係る釣り用ギャフの下面図である。 本発明に係る釣り用ギャフのフックの第1実施例である。 図10のフックの上面図である。 本発明に係る釣り用ギャフのフックの第2実施例である。 図12のフックの上面図である。 本発明に係る釣り用ギャフの左側面図に断面部分を示す表示図である。 図14のA−A断面の拡大図である。 図14のB−B断面の拡大図である。 図14のC−C断面の拡大図である。 図14のD−D断面の拡大図である。
本発明の釣り用ギャフは、後部に握り部を備え先方へ延びた本体部と、前記本体部から先方へ延びた魚引っ掛け用フックと、前記フックの尖った先端に対して近接または当接する前進位置と前記フックの先端から離れる後退位置とに移動可能に前記本体部に配置されたホールドレバーと、を備える。前記後退位置は、前記フックに魚を引っ掛け可能な状態であり、前記前進位置は、前記フックに引っ掛かった魚が外れることを前記ホールドレバーが阻止する阻止状態となる構成である。
以下、本発明に係る釣り用ギャフの実施例を図に基づき説明する。
図において、釣り用ギャフ1の形態は、先方(前方)へ延びた本体部3の後部に、釣り人が片手で握る形態の握り部2(グリップ部2ともいう)を備え、本体部3の前部に本体部3から先方(前方)へ延びた魚引っ掛け用フック4を備え、フック4の先端部4Cの先端4Pに対して近接または当接する前進位置と、フック4に魚を引っ掛け可能位置までフック4の先端4Pから離れる後退位置とに移動可能にホールドレバー5を本体部3に備えている。
本体部3は、握り部2から先方(前方)へ向けて所定の間隔Tを保った状態で、左右並行配置に組み立てられる右側の第1本体部材3Aと左側の第2本体部材3Bとで構成される。第1本体部材3Aと第2本体部材3Bは、アルミニウム等のように成形に適し防錆効果と所定の強度が得られる金属等の材質で構成され、前後方向に延びる平板状をなす。右側の第1本体部材3Aと左側の第2本体部材3Bとの対向面(内側面)はそれぞれ平面状をなし、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bは、後述の間隔体KTでもって所定間隔Tを保つ状態で、ネジ結合等によって左右並行配置に組み立てられる構成である。右側の第1本体部材3Aと左側の第2本体部材3Bは、異なる厚さでもよいが実施例では同じ厚さで構成している。所定間隔Tは、実施例では7mmでる。
間隔体KTは、第1本体部材3Aまたは第2本体部材3Bと一体形成でもよく、また別形成の間隔体KTを第1本体部材3Aまたは第2本体部材3Bに取り付ける構成のいずれでもよい。それによって、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bとは、所定間隔Tを保って平行状態の配置である。
握り部2(グリップ部2ともいう)は、握り本体2Gを覆うように前面開口の円筒形状のグリップベース2Aが取り付けられ、握り本体2Gの先端部にジョイント2Bを有する。本体部3は、右側の第1本体部材3Aの後端部と左側の第2本体部材3Bの後端部にそれぞれ突出形成した結合部3Jを有する。ジョイント2Bと結合部3Jは結合部2Kを構成し、ジョイント2Bを左右の結合部3Jで挟む状態で、ネジ25によって両者が結合され一体化される。
グリップベース2Aは、釣り人が握ったとき、硬く滑る感触でなく、耐水性があって滑らず若干柔らか味が感じられるようなゴムや合成樹脂で構成される。
フック4は、ステンレス等のように防錆効果と強度が得られる金属等の材質で構成され、先端4Pの尖った鈎状に曲がった魚引っ掛け用フック形態であり、本体部3に固定される基部4Aと、基部4Aから先方へ延びつつ後方へ曲線状に屈曲した中間部4Bと、中間部4Bから後方へ向けて尖った先端部4Cを備える鈎状をなす。
実施例では、フック4は、所定の幅と所定の厚さLJの板状であり、基部4Aは前記間隔体KTの役目をすべく平板状をなす。フック4は、ネジ等で構成する複数の固定子6によって、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの間に基部4Aが取り付けられる。実施例では、固定子6はネジ6A及びネジ6Bで構成する。実施例では、基部4Aの厚さLJが7mmであり、2個のネジ6Aによって右側の第1本体部材3Aの内側面に基部4Aが取り付けられた状態で、第2本体部材3Bを貫通して基部4Aに螺合するネジ6Bによって左側の第2本体部材3Bが固定される。
なお、フック4は、基部4Aが前記間隔体KTの役目をすべく平板状をなし、中間部4Bから先端部4Cに掛けて円形状、長円形状等のように丸みのある断面形状であってもよい。
フック4の先端部4Cは、魚の口部、特に下顎部分を容易に貫通できるようにするために、先端4Pが尖った形状が好ましい。フック4の中間部4Bは、内側面と外側面の隅部がエッジとならないように、直線状に面取りされるかまたは丸みを帯びている。これによって、釣り人等がフック4に触れたときに怪我しないことと、フック4が魚の下顎部分を貫通した状態で魚が暴れても、魚の下顎が切れないように考慮されている。
図10及び図11は、フック4の中間部4Bの内側面と外側面の隅部がエッジ形成されないように面取りされる形態であり、それを2点鎖線で示している。図12及び図13は、フック4の中間部4Bの内側面と外側面の隅部が明確にC面取りされた形態である。実施例のフック4は、図10及び図11の形態である。
ホールドレバー5は、フック4に引っ掛かった魚を外れないように阻止するものであり、亜鉛、ステンレス等のように防錆効果と所定の強度が得られる材質で構成され、所定の厚さLKを有する。ホールドレバー5は、前進位置にてフック4の先端4Pに対して近接または当接する関係である。実施例では、図1及び図3に示すように、前進位置に進出したホールドレバー5の先端部5Pの位置が、フック4の尖った先端4Pの延長線上で先端4Pに当接または近接する位置である。このため、ホールドレバー5は前進位置にてフック4の先端4Pがホールドレバー5の先端部5Pによって覆われる状態となる。これによって、フック4の尖った先端4Pに釣り人等が触れて怪我することが抑止される。
ホールドレバー5は、前記前進位置にてフック4の先端4Pに対して近接または当接する関係であればよい。このため、上記の構成に替わって、ホールドレバー5が前記前進位置にて、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端部4Cの内側面4CUの先端4Pに近い部分に当接または近接する構成とすることができる。この場合、ホールドレバー5の先端部5Pの外側面5PU(図1、図3に示す下側面5PU)が、フック4の先端4Pと同一面(外側面5PUの延長線上に先端4Pが位置する状態)、または先端4Pの若干前方位置(外側面5PUの延長線から食み出ない内側位置に先端4Pが位置する状態)となるように構成する。これによって、フック4に引っ掛かった魚を外れないようにホールドレバー5が抑止すると共に、フック4の先端4Pに釣り人等が触れて怪我することがホールドレバー5によって抑止される。
また、ホールドレバー5の先端部5Pとフック4の先端4Pの関係として、ホールドレバー5の先端部5Pに、フック4の尖った先端4Pが没入する凹部または溝を設けることによって、ホールドレバー5が前進位置へ進出した状態で、前記凹部または溝内にフック4の尖った先端4Pが位置する(先端4Pの若干前方位置で外側面5PUの延長線から食み出ない内側位置に先端4Pが位置する)こととなり、ホールドレバー5によって、フック4に引っ掛かった魚を外れないように抑止できると共に、フック4の先端4Pに釣り人等が触れて怪我することが抑止される。この場合、前記凹部または溝は、フック4の先端4Pに対応する面が開放すると共に、先端部5Pの前方(先方)に開放することにより、ホールドレバー5の前進及び後退の動作が円滑に行える。
ホールドレバー5は、前進位置と後退位置とに安定的に作動できるようにするために、ホールドレバー5は、第1本体部材3A、第2本体部材3B、またはこれらの双方に形成した斜め前方に向く直線状の案内溝7をガイドとして前後移動可能に保持されている。
案内溝7は、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bのいずれか一方側に形成する形態でもよいが、実施例では、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの内面に左右対向配置で形成される。この案内溝7は、第1本体部材3A及び/または第2本体部材3Bの内面に直接形成した形態でもよいが、ホールドレバー5の動作に伴う摩耗対策の構成とする。即ち、実施例では、第1本体部材3Aの溝3Mに埋め込まれ第2本体部材3B側に開口したスライドレール7Aで形成される案内溝7と、第2本体部材3Bの溝3Mに埋め込まれ第1本体部材3A側に開口したスライドレール7Bで形成される案内溝7の構成である。スライドレール7A及び7Bは、ステンレス製である。
ホールドレバー5の前後位置にそれぞれ貫通状態に取る付けたガイドピン13A及び13Bが、ガタツキが抑えられる状態で、第1本体部材3Aのスライドレール7Aと第2本体部材3Bのスライドレール7Bで形成される案内溝7に、前後移動可能に嵌り合う状態である。
第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの間に、ホールドレバー5を操作するためのナイロン製の操作部16と、操作部16の動作をホールドレバー5に伝達する作動機構部8を備える。
操作部16は、前後方向に安定的に作動できるようにするために、第1本体部材3A、第2本体部材3B、またはこれらの双方に形成した前後方向の直線状の案内溝21をガイドとして前後移動可能に保持されている。案内溝21は、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bのいずれか一方側に形成する形態でもよいが、実施例では、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの内面に左右対向配置で形成される。操作部16は、この左右の案内溝21に嵌り合うスライド部16Aが左右に形成され、下方に指掛け部16Cを形成する。
作動機構部8は、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bのいずれか一方の内面側に取り付けられている。実施例では、第1本体部材3Aの内面に可動状態に取り付けている。作動機構部8は、それぞれアルミニウム製の平板状の第1作動部材81とステンレス製の平板状の第2作動部材82を有する。
操作部16は、上部前部に第1作動部材81の一端部(後端部)を回動可能に連結する薄肉の連結部16Bを有し、連結部16Bの貫通孔16Dに真鍮製のカラーである軸受け9Kが嵌合され、ステンレス製の軸部9が軸受け9Kを貫通する。第1作動部材81の一端部(後端部)は、連結部16Bの第1本体部材3A側において、軸部9に回動可能に支持される。
第2作動部材82は、その一端部(下後端部)がステンレス製の軸部10によって第1本体部材3Aに回動可能に支持され、中間部が第1作動部材81の他端部(前端部)にステンレス製の軸部11によって回動可能に連結される。第2作動部材82は、中間部から先方(上前方)に屈曲する長孔のガイド孔12を有する。
ホールドレバー5は、第1本体部材3Aの内面と第2本体部材3Bの内面に沿って移動するために、所定間隔Tの厚さ7mmよりも僅かに薄い厚さであるが、ガイドピン13Aの周辺のホールドレバー5の上部が、第2作動部材82のガイド孔12の周縁部と重なる配置である。このため、その重なるホールドレバー5の領域が、第2作動部材82の分だけ薄くなっている。
軸部10は、前記所定の間隔Tを保つための間隔体KTの役目をさせる部分であり、所定長さに形成されている。軸部10は、小径軸部10Aと大径軸部10Bを有し、第1本体部材3Aの外側から第1本体部材3Aを貫通して大径軸部10Bに螺合するステンレス製のネジ17Aによって第1本体部材3Aの内面に取り付けられた状態で、第2本体部材3Bの外側から第2本体部材3Bを貫通して小径軸部10Aに螺合するステンレス製のネジ17Bによって左側の第2本体部材3Bが固定される。
この状態で、第2作動部材82が、大径軸部10Bと第2本体部材3Bとの間で、小径軸部10Aを軸として第2本体部材3Bの内面に沿って回動可能である。更に、大径軸部10Bの長さによって第1作動部材81が軸部9を中心とした回動動作を行う間隔が確保される。
第2作動部材82の回動動作によってホールドレバー5が円滑に進出及び後退動作するために、ガイド孔12には、ガイド孔12に沿って移動するように、ステンレス製のガイドピン13Aに取り付けたステンレス製のベアリング13Cが嵌り合っている。ガイドピン13Aにはベアリング13Cの内輪が取り付けられ、ベアリング13Cの外輪がガイド孔12に嵌り合う関係である。
このような構成によって、ガイドピン13Aの一端部はスライドレール7Aの案内溝7に嵌り、ガイドピン13Aの他端部はスライドレール7Bの案内溝7に嵌る関係であるため、後述のように、第2作動部材82が小径軸部10Aを中心として前後に回動した場合、それに伴ってベアリング13Cの外輪がガイド孔12に沿って相対移動し、ガイドピン13A及び13Bがスライドレール7A及び7Bに沿って前後に移動し、ホールドレバー5が本体部3に対して前後移動(進出・後退動作)する。
フック4の基部4Aの下方において第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの間隔が所定間隔T=7mmを保つために、第1本体部材3Aの内面側に配置した間隔子(中空筒、カラーともいう)23を設ける。間隔子23は、第1本体部材3Aの外側から第1本体部材3Aを貫通して間隔子23に螺合するステンレス製のネジ24Aによって第1本体部材3Aの内面に取り付けられた状態で、第2本体部材3Bの外側から第2本体部材3Bを貫通して間隔子23に螺合するステンレス製のネジ24Bによって左側の第2本体部材3Bが固定される。
釣り用ギャフ1は、ホールドレバー5が前進位置へ進出するための作用力を生じるための第1バネ部材14を有する。このため、第1バネ部材14は、ホールドレバー5、作動機構部8または操作部16のいずれかを付勢すればよい。
実施例では、操作部16を付勢する構成である。第1バネ部材14は、操作部16を常時前方へ押圧するステンレス製のコイルバネ形態をなし、後端部が本体部3に設けたアルミニウム製のスプリングホルダー15の孔に保持され、前端部が操作部16の孔に保持されている。
スプリングホルダー15は、前記間隔体KTの役目をする部分であり、所定間隔T=7mmを保つべく所定厚さに形成され、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの内面側に形成された窪みに嵌るように取り付けられる。実施例では、スプリングホルダー15は、第1本体部材3Aの外側から第1本体部材3Aを貫通してスプリングホルダー15に螺合するステンレス製のネジ18Aによって第1本体部材3Aの内面に取り付けられた状態で、第2本体部材3Bの外側から第2本体部材3Bを貫通してスプリングホルダー15に螺合するステンレス製のネジ18Bによって左側の第2本体部材3Bが固定される。
スプリングホルダー15を固定部とする第1バネ部材14のバネ力(付勢力)によって、操作部16が前方へ押されて移動し、それによって第1作動部材81が前方へ押される。このため、軸10を中心として第2作動部材82が前方へ回動し、ベアリング13Cがガイド孔12を下方へ移動する関係にて、ガイドピン13Aを介してホールドレバー5が案内溝7に案内されて前方へ移動し、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端部4Cの尖鋭な先端4Pに近接または当接する前進位置となる。
この前進位置は、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端4Pの延長線上で、且つ先端4Pに近接または当接する状態である。図1及び図3には、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端4Pの延長線上で先端4Pに近接した状態を示す。
この前進位置から操作部16の指掛け部16Cを第1バネ部材14のバネ力(付勢力)に抗して後方へ引くことにより、第1バネ部材14は圧縮され、操作部16の引きに伴って第1作動部材81が後方へ引かれ、軸10を中心として第2作動部材82が後方へ回動する。これによって、ベアリング13Cがガイド孔12に沿って上方へ移動し、ガイドピン13Aを介してホールドレバー5が案内溝7に案内されて後方へ移動する。この途中の状態が図5である。
この状態から更に操作部16を引くことにより、ガイドピン13Aを介してホールドレバー5が案内溝7に案内されて後方へ移動し、ベアリング13Cがガイド孔12の上端部に位置する状態となり、ホールドレバー5の先端部5Pが本体部3内に収容された後退位置となる。この後退位置は図6に示すように、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端4Pから大きく離れ、フック4の先端4Pの領域が広く解放され、フック4に魚を引っ掛け可能な状態となる。
釣り用ギャフ1は、ホールドレバー5の前記前進位置と前記後退位置を安定的に維持するためのロック機構50を備える。ロック機構50は、前記前進位置を安定的に維持できるようにするための第1ロック機構30と、前記後退位置を安定的に維持できるようにするための第2ロック機構40を備える。
図3及び図4に示すように、第1ロック機構30は、操作部16の上面部に窪み形成した第1係止部31と、操作可能に設けられ第1係止部31に係脱するナイロン製のロックレバー32と、ロックレバー32を第1係止部31に係止するよう常時付勢する第2バネ33とを備える。第2バネ33は、ステンレス製のコイルバネ形態である。
ロックレバー32は、本体部3に回動可能に支持される。実施例では、ロックレバー32の孔に回転可能に嵌合するステンレス製のシャフト34を備え、ロックレバー32は、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bのいずれか一方(図では第1本体部材3A)の内面側にシャフト34に螺合するステンレス製のネジ35Aにて取り付けられた状態で、第2本体部材3Bを貫通してシャフト34に螺合するステンレス製のネジ35Bによって、左側の第2本体部材3Bが固定される構成である。
シャフト34は、間隔体KTの役目をする部分として作用させるために、前記所定の間隔Tを保つ長さに形成されている。
このような構成によって、図3及び図4に示すように、ホールドレバー5が前記前進位置となったとき、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部の係止部32Aが第1係止部31に係止するため、操作部16を後方へ引くことが阻止され、ホールドレバー5が前記前進位置を保持する。この状態を前進ロック状態という。
このため、図3に示すように、フック4の先端部4Cの先端4Pがホールドレバー5の先端部5Pによって覆われた状態を継続できるため、フック4に魚を引っ掛けた状態を維持できる。また、この状態によって、フック4の先端4Pに釣り人等が触れて怪我することが防止される。
図6及び図7に示すように、第2ロック機構40は、操作部16の上面部の前端に形成した第2係止部41と、操作可能に設けられ第2係止部41に係脱するロックレバー32と、ロックレバー32を第2係止部41に係止するよう常時付勢する第2バネ33とを備える。
図6及び図7に示すように、ホールドレバー5が前記後退位置となったとき、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部の係止部32Bが第2係止部41に係止するため、操作部16が第1バネ部材14のバネ力(付勢力)によって前方へ移動することが阻止され、ホールドレバー5が前記後退位置を保持する。この状態を後退ロック状態という。
このため、図6に示すように、ホールドレバー5の先端部5Pがフック4の先端部4Cから離れ、フック4の先端部4Cの領域が広く解放され、フック4に魚を引っ掛け可能な状態を維持できるため、フック4に魚を引っ掛ける作業がし易くなる。
釣り用ギャフ1は、釣り人が片方の手で握り部2を握った状態で、その手の親指でロックレバー32の上面後部を押圧操作し、握り部2を握ったその手の親指以外の指、例えば人差し指、中指、薬指のいずれかで操作部16の指掛け部16Cを後方へ引く操作が困難なく行える構成である。
また、釣り用ギャフ1は、釣り人が片方の手で握り部2を握った状態で、上記の操作を行うと共に、ホールドレバー5が図6に示すような前記後退位置において、釣り上げた魚の下顎目掛けて振り下ろし、フック4の先端部4Cが魚の下顎を貫通するように片手操作に適した携行タイプである。
また、釣り人が釣り用ギャフ1を持ち運びする際には、握り部2の後端部に設けた吊り下げ部2Fのリング部分2Tに吊り下げ用ベルトや紐等を掛け、この吊り下げ用ベルトや紐等を釣り人の腰に巻いたベルトや被服、或いは釣り道具を入れたバッグの部分に引っ掛け、必要に応じてその引っ掛けから釣り用ギャフ1を外して、上記のように使用することができる。
釣り用ギャフ1は、釣りをしない状態では、図1及び図3に示すように、ホールドレバー5を前進位置とするため、図3及び図4に示すように、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部の係止部32Aが第1係止部31に係止した前進ロック状態にある。
この状態で、釣りをする際には釣り用ギャフ1を使用できる状態とする場合は、この前進ロック状態において、第2バネ33のバネ力(付勢力)に抗してロックレバー32の上面後部を本体部3に向けて押圧することによって、ロックレバー32の係止部32Aが操作部16の第1係止部31の係止から外れる。この状態を前進ロック解除状態という。
この前進ロック解除状態において、第1バネ部材14のバネ力(付勢力)に抗して操作部16の指掛け部16Cを後方へ引くことにより、作動機構部8を介してホールドレバー5が後退する。その途中の状態は図5に示すように、ロックレバー32の上面後部の押圧を解除しても、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部が操作部16の上面に載った状態である。
この状態から更に指掛け部16Cを後方へ引く操作の継続によって、図6及び図7に示すように、ホールドレバー5が後退位置となったとき、ロックレバー32の上面押圧が解除されておれば、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部の係止部32Bが第2係止部41に係止する。このため、操作部16が第1バネ部材14のバネ力(付勢力)によって前方へ移動することが阻止され、ホールドレバー5が前記後退位置を保持する後退ロック状態となる。
この後退ロック状態において、釣り人が魚を釣り上げたとき、釣り針を外す際や、魚を生簀に入れる作業の際の魚の運搬時には、フック4を魚の下顎の外側から魚の下顎をフック4が貫通するように操作する。そして、フック4が下顎を貫通した状態で、第2ロック機構40を解除する。この解除操作は、第2バネ33のバネ力(付勢力)に抗してロックレバー32の上面後部を本体部3に向けて押圧することにより、ロックレバー32の係止部32Bが操作部16の第2係止部41の係止から外れる。この状態を後退ロック解除状態という。
この後退ロック解除状態によって、第1バネ部材14のバネ力(付勢力)によって操作部16が前方へ押されて移動し、これに伴って作動機構部8を介してホールドレバー5が前進し、図1及び図3のように前進位置へ進出する。この状態で、ロックレバー32の上面押圧が解除されておれば、図3及び図4に示すように、第2バネ33のバネ力(付勢力)によってロックレバー32の先端部の係止部32Aが操作部16の第1係止部31に係止するため、操作部16が第1バネ部材14のバネ力(付勢力)によって前方へ移動することが阻止され、ホールドレバー5が前記前進位置を保持する前進ロック状態となる。
これによって、フック4に引っ掛けた魚はホールドレバー5によってフック4から外れることが阻止されるため、釣り針を外す際や、魚を生簀に入れるための魚の運搬時に魚が暴れても、魚がフック4から外れる虞はない。また、操作部16を後方へ引くことが阻止される。
魚を生簀まで運び生簀に入れる際には、前記前進ロック状態を解除してフック4から魚を外す必要がある。このため、上記のように、ロックレバー32の上面後部を押圧して前進ロック解除状態とし、操作部16の指掛け部16Cを後方へ引いて、図6及び図7に示すように、ホールドレバー5が後退位置となる後退ロック状態とする。これによってフック4から魚を外すことが容易となる。
上記のような片手操作に適し、且つ持ち運びに適する携行タイプとするために、釣り用ギャフ1は、図1及び図9に示すように、握り部2の後端からフック4の先までの全長LA=250mm乃至400mm、握り部2の外形は直径LE=30mm±5mm、握り部2の後端部に設けた吊り下げ部2Fの外形は直径LF=35mm±5mm、本体部3の厚さLG=17mm±5mm、本体部3から外側へ突出するネジを含めた本体部3の最大厚さLH=20mm±5mm、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bの間隔T=7mm±3mm、フック4の厚さLJ=8mm±3mm、ホールドレバー5の厚さLK=8mm±3mm、上下方向の長さLBはフック4の上端からホールドレバー5の下端までの長さであるためLB=65mm±5mm、本体部3の上下方向に長さLD=46mm±5mm、操作部16の下端からロックレバー32の上端までの長さLC=58mm±5mmである。
上記のように、本体部3と握り部2の結合によって、握り部2の中心軸線NTは本体部3の中心軸線CTに対して角度α=5°±2°の傾斜で配置される。この傾斜配置によって、握り部2を片手で握ったときのフック4の向きが、魚に引っ掛け易い所定の向きとなるようにするためである。
この傾斜配置においても、この握り部2は上下方向の長さLB=65mm±5mmの範囲に収められる。
このような構成において、好ましい形態の携行タイプとして、実施例のものは、全長LA=300mm、握り部2の直径LF=30mm、吊り下げ部2Fの外形は直径LF=35mm、本体部3の最大厚さLH=20mm、上下方向の最大長さLB=65mm、フック4の厚さLJ=7mm、ホールドレバー5の厚さLK=6.8mmであり、これによって所期の目的を達成できるものである。
釣り用ギャフ1の組み立てについて説明する。
第2本体部材3Bの内面側にスライドレール7Bが取り付けられる。
第1本体部材3Aまたは第2本体部材3Bの一方の内側面に、魚引っ掛け用フック4、ホールドレバー5、第1バネ部材14、ロック機構50、操作部16、及び作動機構部8が取り付けられ、第1本体部材3Aまたは第2本体部材3Bの他方がその一方に所定間隔を存して外面からネジ結合される。
また、釣り用ギャフ1の組み立て及び内部の点検をし易くするために、第1本体部材3Aの内面側には、フック4、ホールドレバー5及びホールドレバー5の動作に係る機構のすべての部品が取り付けられ、それらの部品を覆う状態で第2本体部材3Bがネジ止めされる。
具体的には、第1本体部材3Aの内面側には、フック4、ホールドレバー5、スライドレール7A、第1作動部材81、第2作動部材82、軸部10、軸部11、ガイドピン13A及び13B、ベアリング13C、スプリングホルダー15、軸部9と軸受け9Kを含めた操作部16、シャフト34を含むロックレバー32、間隔子23、第1バネ部材14、第2バネ33が、上記のようにネジで取り付けられ、これらを覆うように第2本体部材3Bを上記のようにネジにて取り付けることによって、第1本体部材3Aと第2本体部材3Bが並行配置状態で連結される。
第1本体部材3Aと第2本体部材3Bが並行配置状態で連結した後、これらの後端部の結合部3Jがジョイント2Bを左右から挟む状態で、ネジ25によって本体部3と握り部2が結合される。そして、ジョイント2Bと結合部3Jを結合する結合部2Kを覆うように、握り本体2Gにグリップベース2Aを取り付ける。
この結合によって、本体部3に対して握り部2が後下方に向けて所定角度αに低く傾斜した状態となり、フック4への魚の引っ掛け操作や、ホールドレバー5の前進及び後退がし易い状態となる。
このように組み立てられた釣り用ギャフ1は、操作部16及びロックレバー32の操作によって、ホールドレバー5が先進及び後退の動作をすることができる。
上記のように、フック4は、本体部3に固定される基部4Aと、基部4Aから先方へ延び後方へ屈曲した中間部4Bと、中間部4Bから斜め後方へ向けて尖った先端部4Cを備え、前進位置に進出したホールドレバー5の先端部5Pの位置が、フック4の中間部4Bの前端位置よりも後方位置となる関係に構成されている。
これによって、釣り用ギャフ1を使用しないときや運搬時において、フック4の先端4Pに釣り人等が触れて怪我することがホールドレバー5によって抑止されると共に、フック4の先端4Pやホールドレバー5の先端部5Pの保護ができるものとなる。
また、特願2012−288329のように、握り部2に対して本体部3を回転可能に連結し、本体部3に所定値以上の回転方向の作用力が働くまで、握り部2に対して本体部3を回転させない制動力装置を握り本体2Gに設ける構成とすることにより、フック4への魚の引っ掛け操作を確保し、フック4に引っ掛けた魚が暴れた場合は、握り部2を握った手への負荷の軽減が可能となる。
本発明に係る釣り用ギャフ1は、上記実施例に限定されず、種々の形態のものに適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1・・・・・釣り用ギャフ
2・・・・・握り部
3・・・・・本体部
3A・・・・第1本体部材
3B・・・・第2本体部材
4・・・・・魚引っ掛け用フック
5・・・・・ホールドレバー
7・・・・・案内溝
8・・・・・作動機構部
81・・・・第1作動部材
82・・・・第2作動部材
9・・・・・軸部
10・・・・軸部
11・・・・軸部
12・・・・ガイド孔
13A、13B・・・・ガイドピン
13C・・・ベアリング
14・・・・第1バネ部材
15・・・・スプリングホルダー
16・・・・操作部
16C・・・指掛け部
30・・・・第1ロック機構
31・・・・操作部16の第1係止部
32・・・・ロックレバー
32A・・・ロックレバー32の係止部
32B・・・ロックレバー32の係止部
33・・・・第2バネ
40・・・・第2ロック機構
41・・・・操作部16の第2係止部
50・・・・ロック機構

Claims (15)

  1. 前部に魚引っ掛け用フックを備え、
    前記フックの先端に近接または当接する前進位置と、前記フックの先端から離れ前記フックに魚を引っ掛け可能な後退位置とに動作可能なホールドレバーを備える、
    ことを特徴とする釣り用ギャフ。
  2. 前部に魚引っ掛け用フックを備え、
    前記フックの先端に近接または当接する前進位置と、前記フックの先端から離れ前記フックに魚を引っ掛け可能な後退位置とに動作可能なホールドレバーと、
    前記ホールドレバーを動作させるための操作部と、
    前記操作部の動作を前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
    を備えることを特徴とする釣り用ギャフ。
  3. 後部に握り部を備え並行配置された第1本体部材と第2本体部材が先方へ延びた本体部と、
    前記本体部から先方へ延びた魚引っ掛け用フックと、
    前記第1本体部材と前記第2本体部材との間に配置され、前記フックの先端に対して近接または当接する前進位置と、前記フックに魚を引っ掛け可能位置まで前記フックの先端から離れた後退位置とに移動可能なホールドレバーと、
    前記第1本体部材と前記第2本体部材との間に配置され、前記ホールドレバーを動作させるための操作部と、
    前記第1本体部材と前記第2本体部材との間に配置され、前記操作部の動きを前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
    を備えることを特徴とする釣り用ギャフ。
  4. 前記ホールドレバーを前記前進位置と前記後退位置とに案内する溝が、前記第1本体部材の内面、前記第2本体部材の内側面、または前記第1本体部材及び前記第2本体部材の双方の内側面に形成された、
    ことを特徴とする請求項3に記載の釣り用ギャフ。
  5. 前記ホールドレバーが前記前進位置へ進出するための作用力を生じる第1バネ部材を備え、
    前記第1バネ部材の作用力に抗した前記操作部の動きにて、前記ホールドレバーが前記前進位置から前記後退位置へ移動する構成である、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の釣り用ギャフ。
  6. 前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態とする第1ロック機構を備え、
    前記第1ロック機構は、操作可能に設けられ前記前進ロック状態を解除するロックレバーを有する、
    ことを特徴とする請求項1または5に記載の釣り用ギャフ。
  7. 前記ホールドレバーが前記後退位置を保つ後退ロック状態とする第2ロック機構を備え、
    前記第2ロック機構は、操作可能に設けられ前記後退ロック状態を解除するロックレバーを有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の釣り用ギャフ。
  8. 前記ホールドレバーが前記前進位置を保持する第1ロック機構を備え、
    前記第1ロック機構は、
    前記操作部に設けられた第1係止部と、
    操作可能に設けられ前記第1係止部に係脱するロックレバーと、
    前記ロックレバーを前記第1係止部に係止するよう付勢する第2バネと、を備え、
    前記ロックレバーが前記第1係止部に係止した状態にて前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態となり、前記ロックレバーが前記第2バネの付勢に抗して前記第1係止部から脱した状態にて前進ロック解除状態となり、前記前進ロック解除状態にて前記操作部にて前記ホールドレバーが前記後退位置へ移動可能状態となる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の釣り用ギャフ。
  9. 前記ホールドレバーが前記後退位置を保持する第2ロック機構を備え、
    前記第2ロック機構は、
    前記操作部に設けられた第2係止部と、
    操作可能に設けられ前記第2係止部に係脱するロックレバーと、
    前記ロックレバーを前記第2係止部に係止するよう付勢する第2バネと、を備え、
    前記ロックレバーが前記第2係止部に係止した状態にて前記第1バネ部材が作用力を蓄積し前記ホールドレバーが前記後退位置に保持される後退ロック状態となり、前記ロックレバーが前記第2バネの付勢に抗して前記第2係止部から脱した状態にて後退ロック解除状態となり、前記後退ロック解除状態にて前記ホールドレバーが前記第1バネ部材の作用力にて前記前進位置へ進出可能状態となる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の釣り用ギャフ。
  10. 請求項6及び請求項7の組み合わせ、または請求項8及び請求項9の組み合わせであることを特徴とする釣り用ギャフ。
  11. 前記フックは、前記本体部に固定される基部と、前記基部から先方へ延び後方へ屈曲した中間部と、前記中間部から斜め後方へ向けて尖った先端部を備え、
    前記前進位置に進出した前記ホールドレバーの先端位置が前記中間部よりも後方位置となる、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の釣り用ギャフ。
  12. 前記前進位置に進出した前記ホールドレバーの先端部が、前記フックの尖った先端の延長線上で前記フックの尖った先端に近接または当接する位置である、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の釣り用ギャフ。
  13. 前記ホールドレバーの先端部に、前記フックの尖った先端が没入する凹部または溝を設けた、
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の釣り用ギャフ。
  14. 後部に握り部を備え並行配置された第1本体部材と第2本体部材が先方へ延びた本体部と、
    前記本体部から先方へ延びた魚引っ掛け用フックと、
    前記第1本体部材と前記第2本体部材との間に配置され、前記フックの先端に対して近接または当接する前進位置と、前記フックに魚を引っ掛け可能位置まで前記フックの先端から離れた後退位置とに移動可能なホールドレバーと、
    前記ホールドレバーが前記前進位置へ進出するための作用力を生じる第1バネ部材と、
    前記ホールドレバーが前記前進位置を保つ前進ロック状態とロックレバーの動作にて前進ロック状態が解除される第1ロック機構と、
    前記前進ロック状態が解除された状態にて前記第1バネ部材の作用力に抗して前記ホールドレバーを前記前進位置から前記後退位置へ移動させるための操作部と、
    前記操作部の動きを前記ホールドレバーに伝達する作動機構部と、
    を備え、
    前記第1本体部材または前記第2本体部材の一方の内側面に、前記魚引っ掛け用フック、前記ホールドレバー、前記第1バネ部材、前記第1ロック機構、前記操作部、及び前記作動機構部が取り付けられ、
    前記第1本体部材または前記第2本体部材の他方が、前記一方に所定間隔を存して外面からネジ結合された、
    ことを特徴とする釣り用ギャフ。
  15. 後部に握り部を備える本体部に、前記魚引っ掛け用フック、前記ホールドレバー、前記操作部、前記作動機構部、前記第1ロック機構、前記第2ロック機構が設けられ、
    前記握り部近傍の前記本体部の外側面部には、前記ロックレバーが突出配置され、前記操作部が前記ロックレバーの反対側に突出配置され、
    前記ロックレバーと前記操作部は、前記握り部を握る片手にて操作可能配置である、
    ことを特徴とする請求項10に記載の釣り用ギャフ。
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