JP6408848B2 - 曲げ加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、地面傾斜時には、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力を地面で受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体全体の負担を軽減させて寿命を長くし、出荷時には、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くようにした曲げ加工装置に関する。
従来より、曲げ順ごとにワーク位置決め位置の前方に移動自在なフットペダル等のラム起動手段を有する曲げ加工装置が、例えば特開2005-319515号公報に開示されている。
このような従来の曲げ加工装置100(本願の図9)において、ラム起動手段200、例えばフットペダル(フットスイッチ)200は、所定の構造を有する組立体300に移動自在に搭載され、該組立体300は前記曲げ加工装置100の下部テーブル101に固定されている。
この構成により、前記フットペダル200は、組立体300に組み込まれたガイド301に滑り結合しており、モータ302と駆動プーリ303とベルト304と従動プーリ305から成る駆動機構により、該フットペダル200は、既述したように、曲げ順ごとにワーク位置決め位置の前方に移動するようになっている。
これにより、フットスイッチ200と実際の加工位置との距離は、極めて小さくなり、作業者は、実際の加工位置で、ワークを位置決めした後フットスイッチ200を踏むことにより、ラム102(上部テーブル102)を起動させてワークを加工できるので、該作業者にとっては、作業が極めてやり易くなり、従って、作業効率が向上する。
特開2005-319515号公報
しかし、図9に示すように、地面Jが水平面Hに対して傾斜している場合には、曲げ加工装置100である機械本体は、レベルボルト400により、長手方向(X軸方向)における左右の高さ位置(Z軸方向)を調整することができる。
しかし、フットペダル200を含む組立体300全体が下部テーブル101に固定されているので、図示するように、フットペダル200と地面Jとの距離Kは、左右で異なり、しかも該フットペダル200は地面Jから離れて宙に浮いた状態となっている。
その結果、ラム102を起動すべくフットペダル200を踏み付けた場合には、その踏み付け力Fは、地面Jで受容できずに、フットペダル200を含む組立体300全体で受容せざるを得ず、そのため、組立体300の負担が極めて大きくなり、寿命が短くなることは明らかである。
一方、従来より、曲げ加工装置100を出荷する場合には、図10に示すように、機械本体を吊り下げるが、そのとき重心が前方(図10において左側)にあるので、該機械本体が前方に傾く。
その結果、下部テーブル101に固定したフットペダル200が、地面Jと衝突して破損する。
これを回避するためには、出荷時にフットペダル200を機械本体から取り外し、フットペダル200と機械本体を別々に運搬した後、納入時にフットペダル2を機械本体に取り付けるようにすることにより、フットペダル200の破損が防止される。
しかし、かかる機械本体に対するフットペダル200の取り外し、取り付け作業が加わることは、謂わば余分な作業が加わることに等しく、労力と時間の無駄である。
本発明の目的は、曲げ順ごとにワーク位置決め位置の前方に移動自在なフットペダル等のラム起動手段を有する曲げ加工装置において、該ラム起動手段を下部テーブルに対して上下動自在に取り付けることにより、地面傾斜時には、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力を地面で受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体全体の負担を軽減させて寿命を長くし、出荷時には、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くようにした曲げ加工装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、
請求項1に記載したように、曲げ順ごとにワーク位置決め位置Xの前方に移動自在なラムを起動する手段2を有する曲げ加工装置1において、
上記ラム起動手段2を下部テーブル13に対して上下動自在としたことを特徴とする曲げ加工装置1(図1)という技術的手段が講じられている。
上記請求項1に記載された本発明の構成によれば、ラム起動手段2(図1)に転動可能な車輪33を持たせれば、通常時(図6(A))と比べて、地面Jが傾斜している場合には(図6(B))、レベルボルト34(図7(A))を用いて機械本体の左右の高さ位置を調整した後、前記スライドプレート31を下部テーブル13に対して取り付けているねじ部材32を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上下動させることにより、前記地面Jの傾斜に合わせてラム起動手段2を傾斜させ、該ラム起動手段2の車輪33を地面Jに接触させることができて(図7(B))、ラム起動手段2に対する踏み付け力Fを地面Jで受容可能となり、また、機械本体を出荷させる場合には(図6(C))、前記スライドプレート31(図8(A))を下部テーブル13に対して取り付けているねじ部材32を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上昇させることにより、該ラム起動手段2を下部テーブル13の下端13Aより上方に位置決めすれば(地面Jからの距離K1)、機械本体を吊り下げて(図8(B))それが前方に傾いても、ラム起動手段2は地面Jと衝突することなく、該ラム起動手段2を機械本体と共に出荷させることができる。
上記のとおり、本発明によれば、地面傾斜時には、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力を地面で受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体全体の負担を軽減させて寿命を長くし、出荷時には、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くようにした曲げ加工装置を提供することが可能となる。
本発明の全体を示す斜視図である。 図2の側面図である。 本発明の第一分解斜視図である。 本発明の第二分解斜視図である。 本発明を構成するラム起動手段2の旋回機構26を示す図である。 本発明の作用説明図である。 本発明による地面傾斜時の動作図である。 本発明による出荷時の動作図である。 従来の第一課題説明図である。 従来の第二課題説明図である。
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の全体を示す斜視図である。
図1に示す曲げ加工装置1は、例えばプレスブレーキである。
このプレスブレーキ1は、機械本体の両側に側板16、17を有し、該側板16、17の上部には、ラム駆動源である例えばサーボモータ14、15を介してラムである上部テーブル12が取り付けられ、該上部テーブル12には、パンチPが装着されている。
また、側板16、17の下部には、下部テーブル13が配置され、該下部テーブル13には、ダイDが装着されている。
即ち、図1の曲げ加工装置1は、下降式プレスブレーキであり、下部テーブル13の後方に配置された後述するバックゲージの突当10、11に対して、作業者SがワークWを突き当てて位置決めした後、そのワーク位置決め位置Xの前方に移動した後述するラム起動手段2、例えばフットペダル2を踏み付けることによりONさせてサーボモータ14、15を作動し上部テーブル12を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが折り曲げられる。
既述したように、前記下部テーブル13(図1)の後方には、前記突当10、11を有するバックゲージが設けられ、該バックゲージの突当10、11は、よく知られているように、左右方向(X軸方向)と前後方向(Y軸方向)と上下方向(Z軸方向)にそれぞれ移動自在となっている。
この構成により、NC装置から成る制御部20(図1、例えば突当駆動制御手段)により、突当10、11が所定の位置に位置決めされ、例えばそのうちの左右方向(X軸方向)の位置X1 、X2の中間位置X=(X1+X2)/2であるワーク位置決め位置Xに、該制御部20(例えばラム起動手段の駆動制御手段)を介してラム起動手段2が位置決めされる。
上記ラム起動手段2の移動位置であるワーク位置決め位置X(図1)は、実際の加工位置であって、具体的には、ワークWの形状や曲げ線の位置等により異なるが、既によく知られているので(前記特許文献1の図5〜図8)、詳細な説明は省略する。
一方、下部テーブル13(図1)に対してはラム起動手段2が上下動自在に取り付けられ、より詳細には、ラム起動手段2を移動自在に搭載した組立体30全体が、後述する(図3〜図5)ガイド5の裏側に固定されたスライドプレート31を介して、上下動自在に取り付けられている。
上記ラム起動手段2は、例えばフットペダル2であって、該フットペダル2は、よく知られているように、上昇用フットペダル2Aと下降用フットペダル2Bを内蔵し、これらのペダル2A、2Bを作業者Sが足で踏み付けることにより、ラムである上部テーブル12が上下動するようになっている。
そして、本発明に係るフットペダル2は、地面Jに沿って転動可能な車輪33を有し、地面Jが傾斜している場合には(図7)、該フットペダル2を移動自在に搭載した組立体30全体を下部テーブル13に対して上下動させることにより、フットペダル2を地面Jの傾斜に合わせて傾斜させ、前記車輪33を地面Jに接触させることができる。
従って、本発明によれば、地面傾斜時には、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力Fを地面Jで受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体30全体の負担を軽減させて寿命を長くするという作用・効果を奏する。
かかるフットペダル2を移動自在に搭載した組立体30は、後述するように(図3〜図5)、ラム起動手段2が旋回機構26(図5)を介して滑り結合して下部テーブル13の両側間を左右方向に延びるガイド5と、該ガイド5の両端に回転自在に設けられた駆動プーリ6及び従動プーリ7並びに両プーリに巻回されて循環可能であって前記ラム起動手段2が固定されているベルト4と、前記ガイド5に固定されて該ベルト4の上部4Aと下部4Bの間を通過して下部テーブル13側に突出し該下部テーブル13にねじ部材32を介して取り付けられているスライドプレート31から成る。
このうちのガイド5には、後述する旋回機構26(図5)を介してラム起動手段2が滑り結合している以外に、該ラム起動手段2の駆動機構を構成する駆動プーリ6等、更には、組立体30全体を下部テーブル13に対して上下動させる場合に(図7(B))、ねじ部材32と共に該下部テーブル13に対して直接作用する部材であるスライドプレート31が取り付けられている(図3、図5)。
上記ガイド5には、図4に示すように、従来どおり、ラム起動手段2の取付部材3を構成する垂直板3Aの四隅に回転自在に取り付けたローラ19が、該ガイド5の上部と下部に滑り結合し、該取付部材3の後方(Y軸方向)に突出した水平板3Bが、接続金具35と金具押さえ50とボルト51を介して後述する駆動機構のベルト4の上部に固定されている。
しかし、従来との相違点は、本発明においては、ラム起動手段2が、旋回機構26を介して前記取付部材3に取り付けられている点であり、該取付部材3はローラ19によりガイド5に滑り結合し、該ガイド5はそれに固定されたスライドプレート31を介して下部テーブル13に取り付けられている。そして、上記旋回機構26は、後述するように、ラム起動手段2が車輪33(図6(B))を介して傾斜した地面Jに接触しながら移動する場合に、地面Jの凹凸を吸収することにより、ラム起動手段2やその組立体30が受ける地面Jからの衝撃を少なくするという機能を有する。従って、かかる機能を有する旋回機構26から見れば、本発明においては、ラム起動手段2は、旋回機構26を介して下部テーブル13に取り付けられているといってよい。
旋回機構26は、図5に示すように、蝶番23及びそれと一体的に形成された断面L字型のヒンジプレート24から構成されている。
上記ヒンジプレート24の垂直部24Aは、ボルト60(図4)、61を介して、取付部材3に固定されていると共に、蝶番23の一方の片23A(図5)がボルト27を介してラム起動手段2に固定されている。
このように、本発明においては、ラム起動手段2を前記旋回機構26を介して取付部材3に取り付けることにより、該ラム起動手段2が車輪33(図6(B))を介して傾斜した地面Jに接触しながら移動する場合に、地面Jの凹凸を吸収することにより、ラム起動手段2やその組立体30が受ける地面Jからの衝撃を少なくしている。
しかし、前記旋回機構26を設けたために、ラム起動手段2が移動中に、地面Jの凹凸により該ラム起動手段2が図5に示すように反時計方向Aに旋回したり、ラム起動手段2を停止させた状態で、作業者S(図1)が足でペダル2A(2B)を踏み付けると、該ラム起動手段2は同様に図5に示すように反時計方向Aに旋回することがある。
その結果、ラム起動手段2は、後方(機械本体側)の下部テーブル13や、取付部材3に固定した旋回機構26のヒンジプレート24等に激突し、損傷を受けることにより、ラム起動手段2を含む組立体30全体の寿命が短くなる。
これを回避するために、本発明においては、前記旋回機構26のヒンジプレート24を構成する水平部24Bに、下向きのストッパ25を設けることにより、ラム起動手段2が移動中や停止中に反時計方向Aに旋回し過ぎないようにし、該ラム起動手段2の損傷を阻止している。
上記ガイド5の表側(作業者S(図1)側)には、図3に示すように、長手方向(X軸方向)の両側にストッパプレート41、49が設けられ、前記ラム起動手段2が移動する場合に行き過ぎないようになっている。
尚、上記ストッパプレート41、49は、ボルト62、64とカラー63、65によりガイド5に固定されている。
一方、上記ガイド5(図3)の裏側(機械本体側)の両端には、従来どおり、ラム起動手段2の駆動機構を構成する駆動プーリ6と従動プーリ7が回転自在に取り付けられ、該駆動プーリ6と従動プーリ7には、タイミングベルトから成るベルト4が巻回され、該ベルト4の上部には、既述したように(図4)、ラム起動手段2の取付部材3の水平板3Bが固定されている。
即ち、駆動プーリ6は、図3に示すように、ガイド5に軸受67を介して取り付けたられた駆動シャフト44にねじ76で固定され、駆動シャフト44は、大プーリ45に連結し、大プーリ45とモータプーリ74との間には、ベルト77が巻回され、該モータプーリ74はモータ73のロータに連結している。
従動プーリ7は、ガイド5に固定された従動シャフト46に、軸受78とボルト79を介して取り付けられ、該従動シャフト46にはテンションプレート37が取り付けられている。
この構成により、モータ73(図3)を介してモータプーリ74を回転すれば、ベルト77により大プーリ45が回転するので、該大プーリ45に連結した駆動シャフト44を回転し、それにより駆動プーリ6を駆動すれば、従来どおり(特許文献1)その回転運動はタイミングベルト4を介して直線運動に変換されて図1のラム起動手段2に伝達され、該ラム起動手段2は、前記したワーク位置決め位置Xの前方に、移動位置決めされる。
尚、ラム起動手段2としては、前記フットペダル2の代わりに、作業者Sが両手で操作する両手操作装置を設けることができ、また、前記ラム起動手段2の移動機構については、従来どおり、前記タイミングベルト式機構の代わりに、ボールねじ式機構や流体シリンダ式機構を設けることもできる。
一方、ガイド5の裏側(機械本体側)には、スライドプレート31が固定されている。
上記スライドプレート31は、全体としては、駆動機構を構成するベルト4の上部4Aと下部4Bの間を通過して下部テーブル13側に突出し該下部テーブル13にねじ部材32を介して取り付けられている(図3〜図5)。
また、上記スライドプレート31は、以下の部材により構成され、下部テーブル13(図3)の長手方向に沿って延伸した延伸プレート31Bと、該延伸プレート31Bの下部テーブル13側に設けられねじ部材32が挿入される長孔36が形成されている断面L字型(図5)の取付プレート31Aと、該延伸プレート31Bのガイド5側に設けられた円筒部31Cにより構成されている。
そして、上記円筒部31Cが、例えばボルト40(図3)によりガイド5に固定されていると共に取付プレート31Aがねじ部材32を介して下部テーブル13に取り付けられている。
また、上記取付プレート31Aには、既述したように、ねじ部材32が挿入される長孔36が形成されており、これにより、組立体30の下部テーブル13に対する上下動の範囲が規制されている。
即ち、上記ラム起動手段2を移動自在に搭載した組立体30全体を、下部テーブル13に対して無制限に上下動させるのではなく、ねじ部材32を緩めた状態で、取付プレート31Aに形成された長孔36の長さの範囲内において、組立体30全体を上下動させることができる。
そして、本発明によれば、ラム起動手段2を下部テーブル13に対して上下動自在としたことにより、地面傾斜時には(図7)、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力を地面で受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体全体の負担を軽減させて寿命を長くし、出荷時には(図8)、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くようにした曲げ加工装置を提供することが可能となる。
一方、前記ガイド5(図3)の長手方向(X軸方向)両端には、ブラケット21、22がスペーサ42、48を介して設けられ、一方のブラケット21には、後述するケーブルベアトイ80(図4)を取り付ける取付台43、47が設けられている。
更に、左側のブラケット21(図3)には、モータベース72を介してモータ73が取り付けられ、既述したように、該モータ73のロータにはモータプーリ74が連結されている。
尚、左側のブラケット21はスペーサ42を介してボルト71によりガイド5に、ブラケット21には、取付台43がボルト69により、モータベース72がボルト38によりそれぞれ取り付けられ、更に、モータベース72には、モータ73がボルト39により取り付けられている。
また、右側のブラケット22はスペーサ48を介してボルト70によりガイド5に、ブラケット22には、取付台47がボルト68により取り付けられている。
更に、既述したように(図3)、駆動シャフト44は、ガイド5に軸受67を介して取り付けたられているが、こちら側、即ち、大プーリ45側においては、駆動シャフト44はボルト53でガイド5に取り付けられたベアリングケース38内の軸受39に支持されている。
上記説明してきたラム起動手段2を移動自在に搭載した組立体30(図3)には、図4に示すように、更に、ケーブルベアトイ80が取り付けられている
このケーブルベアトイ80は、既述した取付台43、47に対してボルト82、83により取り付けられ、該ケーブルベアトイ80は、ラム起動手段2と制御部20(図1)とを接続するケーブル(図示省略)を保持するケーブルベア81を支持する部材であり、該ケーブルベア81は、ボルト84とナット85(及び座金)によりケーブルベアトイ80に固定されている。
前記ケーブルベア81には、ボルト84とナット85(及び座金)によりケーブルベアホルダ86が取り付けられていると共に、該ケーブルベアホルダ86はケーブルカード87と共にボルト88により既述した取付部材3に取り付けられている。
この構成により、ラム起動手段2、例えばフットペダル2の両ペダル2A、2Bに接続したケーブル(図示省略)が、穴90を通過してケーブルベアホルダ86を介してケーブルベア81内に入り、そこを出てから既述した制御部20(図1)に接続される。
一方、ブラケット21、22には、発光素子と受光素子、更には、進入防止用のバー等が設けられ、これにより、フットペダル2から成るラム起動手段2の移動領域内に、作業者S(図1)の足、手などを含む異物が進入した場合には、前記発光素子から受光素子へ通光された光線が遮光されることにより、該異物の進入が検出され、フットペダル2は、移動せず、また一旦移動したフットペダル2も、非常停止する。
しかし、これらは、既によく知られており、開示されているので(特許文献1の図2〜図3、図9〜図11)、詳細な説明は省略する。
以下、前記構成を有する本発明の動作を図7、図8に基づいて説明する。
(1)地面傾斜時の動作。
地面Jが傾斜している場合には(図6(B))、レベルボルト34を用いて機械本体の左右の高さ位置を調整した後(図7(A))、ねじ部材32を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上下動させることにより、前記地面Jの傾斜に合わせてラム起動手段2を傾斜させ、該ラム起動手段2の車輪33を地面Jに接触させる(図7(B))。
例えば、市販の水準器(図示省略)を用いれば、よく知られているように、気泡が左右のいずれかにずれていれば地面Jが(図7(A))傾斜していることが分かるので、先ず、作業者S(図1)は、レベルボルト34(図7(A))を回転させることにより、上記水準器の気泡が真ん中に来るまで、機械本体の高さ位置を調整し、機械本体を水平にする。
次に、作業者S(図1)は、スライドプレート31(図7(B))を下部テーブル13に対して取り付けているねじ部材32を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上下動させることにより、前記地面Jの傾斜に合わせてラム起動手段2を傾斜させる。
これにより、本発明によれば、上記ラム起動手段2の車輪33を地面Jに接触させることができるので、ラム起動手段2に対する踏み付け力Fを地面Jで受容可能となり、ラム起動手段2を含む組立体30全体の負担が軽減され、その寿命を長くすることができる。
(2)出荷時の動作。
また、機械本体を出荷させる場合には(図6(C))、ねじ部材32(図8(A))を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上昇させることにより、該ラム起動手段2を下部テーブル13の下端13Aより上方に位置決めし、該ラム起動手段2(図8(B))を機械本体と共に出荷する。
即ち、作業者S(図1)は、スライドプレート31(図8(A))を下部テーブル13に対して取り付けているねじ部材32を緩めた状態で、ラム起動手段2の組立体30全体を、下部テーブル13に対して上昇させることにより、該ラム起動手段2を下部テーブル13の下端13Aより上方に位置決めする。
そして、このときのラム起動手段2の地面Jからの距離は例えばK1であり、地面Jからはかなり離れているものとする。
従って、起重機等を使って機械本体を吊り下げた場合に(図8(B))、機械本が前方に傾いても、ラム起動手段2は地面Jと衝突することなく、該ラム起動手段2を機械本体と共に出荷させることができる。
よって、本発明によれば、出荷時には、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くことが可能となる。
本発明は、地面傾斜時には、ラム起動手段を地面の傾斜に合わせて傾斜させその踏み付け力を地面で受容するようにして、ラム起動手段を含む組立体全体の負担を軽減させて寿命を長くし、出荷時には、ラム起動手段を取り外すことなく上昇させた状態で機械本体と共に出荷させることにより、労力と時間の無駄を省くようにした曲げ加工装置に利用され、具体的には、既述した下降式プレスブレーキ(図1)のみならず、ラムである下部テーブルが上昇することによりパンチとダイでワークを曲げ加工する上昇式プレスブレーキにも適用され、更には、ラム起動手段がフットペダルの場合だけでなく、両手操作装置の場合にも適用され、極めて有益である。
1 曲げ加工装置
2 ラム起動手段
3 取付部材
4、77 ベルト
5 ガイド
6 駆動プーリ
7 従動プーリ
10、11 突当
12 上部テーブル
13 下部テーブル
14、15 サーボモータ
16、17 側板
19 ローラ
20 制御部
21、22 ブラケット
23 蝶番
24 ヒンジプレート
25 ストッパ
26 旋回機構
27 固定ボルト
30 組立体
31 スライドプレート
31A 取付プレート
31B 延伸プレート
31C 円筒部
32 ねじ部材
33 車輪
34 レベルボルト
35 接続金具
36 長孔
37 テンションプレート
38 ベアリングケース
39、67、78 軸受
40、51、62,64、68、70,71、79、82〜84、88 ボルト
41,49 ストッパプレート
42、48 スペーサ
43、47 取付台
44 駆動シャフト
45 大プーリ
46 従動シャフト
50 金具押さえ
63、65 カラー
73 モータ
74 モータプーリ
76 ねじ
80 ケーブルベアトイ
81 ケーブルベア
85 ナット
86 ケーブルベアホルダ
87 ケーブルカード
90 穴
A 旋回方向
D ダイ
F ラム起動手段2の踏み付け力
H 水平面
J 地面
P パンチ
W ワーク

Claims (4)

  1. 曲げ順ごとにワーク位置決め位置の前方に移動自在なラムを起動するラム起動手段を有する曲げ加工装置において、
    上記ラム起動手段を下部テーブルに対して上下動自在とし、かつ
    上記ラム起動手段がフットペダルにより構成され、該ラム起動手段は地面に沿って転動可能な車輪を有する
    ことを特徴とする曲げ加工装置。
  2. 上記ラム起動手段が旋回機構を介して下部テーブルに取り付けられている請求項1記載の曲げ加工装置。
  3. ラム起動手段は、滑り結合して下部テーブル両側間を左右方向に延びるガイドに移動自在に設けられ、該ガイドに固定されたスライドプレートを介して下部テーブルに上下動自在に固定されている請求項1又は2記載の曲げ加工装置。
  4. 上記旋回機構が蝶番及びそれと一体的に形成されたヒンジプレートから構成され、該ヒンジプレートにはストッパが設けられている請求項2記載の曲げ加工装置。
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