JP6408324B2 - 空気調和機の室内機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機に関する。
従来のヒートポンプ式空気調和機において、炭化水素などの強燃性の冷媒や、R32などの燃焼性が小さい冷媒を用いる場合は、万が一冷媒が漏洩すると、外的要因の現出によっては燃焼性が問題となる濃度(以下、「下限燃焼限界LFL」)に達する可能性がある。
そこで、ヒートポンプ式の空気調和機において、強燃性冷媒や燃焼性が小さい冷媒を用いる場合は、冷媒濃度が下限燃焼限界LFLに達するよりも前に、冷媒の漏洩を適切に検知することが考えられる。
特許文献1の要約には、「可燃性冷媒が流れる熱交換器4を配置した熱交換室1の下部から、冷媒配管5と電装品箱7とが配置された機械室2の下部に亘ってドレンパン8を配置し、ドレンパン8の近傍に、可燃性冷媒を検知するセンサ10を配置する。可燃性冷媒は比重が空気よりも大きいので、熱交換器4で漏れた冷媒はドレンパン8を伝ってセンサ10で検知され、冷媒配管5で漏れた冷媒は機械室2の下方に流れてセンサ10で検知される」空気調和機の室内機が開示されている。
そして、特許文献1の請求項4および段落0016には、「センサ(10)によって空気調和機の室内機からの可燃性冷媒の漏れが検知されると、上記室内機の送風機を起動」し、「上記送風機によって室内機の外側に拡散させる」ことが開示されている。
特開2002−098346号公報
ところで、冷媒が通流する箇所は、熱交換器内や、その熱交換器を接続する配管内などである。そして、冷媒が通流する配管が設置される空間には、空気調和機の室内機を動作させるための電源ユニット(電力供給装置)や制御装置など、電気火花を発生させる可能性のある電気品が収納された電気品箱が設置されていることも多い。
一方、冷媒が漏洩する原因としては、外部雰囲気(水分・酸性分など)の影響による腐食や外部からの応力による冷媒配管の破損が考えられる。この腐食や破損がおきやすいのは、配管の接続部のロウ付け部分である。この他にも、熱交換器2の屈曲部分などが考えられる。配管の接続部はメンテナンス性などを考慮し、電気品箱の近傍に配置されている場合が多い。
特許文献1に記載の発明では、「ドレンパン8の近傍に、可燃性冷媒を検知するセンサ10」が配置されている。このため、例えば熱交換器の配管の接続部から冷媒が急速に上方に向けて噴出するような漏洩の仕方をする場合には、下方にあるセンサで漏洩を検知するよりも前に、上方にある電装品箱7(後記の本願の電気品箱10に相当)の付近で漏洩冷媒の濃度が下限燃焼限界LFLに達する場合がある。
そこで本発明は前記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷媒の漏洩を適切に検知できる空気調和機の室内機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る空気調和機の室内機は、筺体と、空気よりも比重が大きな冷媒が通流する配管を有してなる熱交換器と、電気品が収容される電気品箱と、前記冷媒の漏洩を検知するセンサと、前記熱交換器の一方の側部を収容するとともに、前記電気品箱と前記センサを上方に収容する縦長の空間部と、前記センサの計測値が前記冷媒の下限燃焼限界よりも低い第2のしきい値に達すると、自身への電力供給を遮断させる制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、冷媒の漏洩を適切に検知できる空気調和機の室内機を提供できる。
実施形態に係わる空気調和機の室内機を、正面方向から見た透視図であり、室外機を含めた全体を説明する図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機内の電気品箱周辺を正面から見た透視図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機内の冷媒が漏洩した際の状態を説明する模式図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機が運転中である場合に、室内機の配管スペース部を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機が運転中である場合に、室内機の左右風向板の動作位置を説明する図であり、空気流れと直交する方向から見た場合の断面図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機の左右風向板の動作位置を説明する図であり、図5と同じ方向から見た場合の断面図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機の配管スペース部を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機の、冷媒の漏洩検知に関わる制御機構の構成図である。 実施形態に係わる空気調和機の室内機の、冷媒の漏洩検知制御のフローチャートである。 実施形態に係わる空気調和機の室内機の内部の熱交換器の下方からゆっくりと冷媒が漏洩し、配管スペース部の下部付近が下限燃焼限界に達したときの濃度分布の一例を説明するグラフである。
以下、本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機について、詳細に説明する。
以下で特に断りなく冷媒または冷凍サイクルと言った場合、冷却または加熱、もしくはその両方で使用可能な冷媒または冷凍サイクルを指すものとする。
また、説明の便宜上、各図面で共通する部材には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。正面背面上下左右の方向軸については、各図の記載によるものとする。
なお、本発明の実施形態に係わる空気調和機の室内機1は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、膨張弁を備える室外機17と、配管13などを介して接続される。この室内機1は、図1や図10などに示す、室内の床上に設置される床置き型のものであり、配管13などを介して接続して冷媒を循環させることで、室内の空調を可能にするものである。
(実施形態の説明)
図1は、実施形態に係わる空気調和機の室内機を、正面方向から見た透視図であり、室外機を含めた全体を説明する図である。但し、以下の図1〜図10において、図を簡略化して分かりやすく描くために、おのおので要素部品の記載を一部省略している場合がある。
図1に示すように、実施形態に係わる空気調和機の室内機1(床置き型)の筺体の内部には、熱交換器2と、熱交換器2の側面に接続された配管13と、が収納されている。また、配管スペース部4が設けられるとともに、熱交換器2の下部に少なくとも熱交換器2の幅を覆うように設置されたドレンパン5が収納されている。
配管スペース部4は、例えば室内機1の右端に設けられ、制御回路などが納められている電気品箱10、電気品箱10に備わるようにされた冷媒の漏洩検知センサ50、熱交換器2の側面に接続された配管13などを収容するためのスペース部である。
換言すると、配管スペース部4は、熱交換器2の配管13が接続されている一方の側部を収容するとともに、電気品箱10と漏洩検知センサ50を上方に収容する、縦長の空間部である。
なお、実施形態では配管スペース部4を室内機1の右端に設ける場合で示したが、左端に設けてもよく、また、両端に設ける構成であってもよい。
ドレンパン5は、前記熱交換器2が蒸発器として作用する際に発生する水分を受けるもので、溜まった水分は、ドレン配管14を介して、屋外へ排出される。
ここで、配管13、およびドレン配管14は、取り回し性を考慮すれば、例えば可撓性のあるホースやチューブで構成されているのが望ましいが、これに限定されるものではない。例えば、室内機1が業務用の大型機であるような場合には、これらを金属製のパイプで構成するようにしてもよい。さらには、これらホース、パイプ、チューブが、混在する構成であってもよい。
ここで、配管13は空気調和機の室内機1の運転中に燃焼性を有する冷媒が内部を流れ、熱交換器2に満遍なく冷媒が行き渡るように接続された配管である。
また、配管スペース部4は、仕切り3によって、他の空間と切り分けられており、室内空間と接しないようにされている。仕切り3は図1では模式図のため簡単に示しているが、実際には複数の部品により構成したり、他の要素部品と共用の部材を用いたりしてもよい。
電気品箱10の内部には、制御装置100(詳細は後記図8参照)の制御回路を含む電気品が納められている。ここで、電気品箱10の設置場所に関しては特に限定されない。
但し、実施形態のような床置き型の室内機1の場合は、電気品箱10の電気品のメンテナンス性を良くするために、配管スペース部4の上部に電気品箱10が設けられている。このようにすると、屈まなくてもユーザの視認性を向上できるので、好適であるといえる。
また、本実施形態のように、使用する冷媒の比重が空気よりも重い場合は配管スペース部4の上部に、反対に冷媒の比重が空気よりも軽い場合は配管スペース部4の下部に、それぞれ電気品箱10を設置する方法も考えられる。このようにすると、万が一冷媒が漏洩しても、冷媒が溜まりにくい場所に電気品箱10が設置されていることとなる。
なお、以下では、空気よりも比重が重い冷媒を使用する場合を例に挙げて説明を続ける。
次に、図2に電気品箱10周辺の透視図を示す。電気品箱10は電源・制御回路が含まれる電子回路10aおよびそれを覆う箱体、すなわちカバー10bを含んで構成される。
また、電気品箱10の近傍には、漏洩検知センサ50が設置されている。ここで具体的に、漏洩検知センサ50を設置する位置は、電気品箱10の近傍である以外は特に限定されないが、例えば電気品箱10と配管13との間の空間となるように、実施形態では漏洩検知センサ50は電気品箱10の配管13側(すなわち紙面左側)の側面の下部に設置されている。なお、電気品箱10の近傍とは、電気品箱10の表面を含む意味である。
ここで、漏洩検知センサ50を電気品箱10の配管13側の側面に設置する理由は、前記したとおり冷媒の漏洩源となりやすい配管13の接続部のロウ付け部分の少しでも近くに、漏洩検知センサ50を設置したいためである。また、側面の下部に設置する理由は、熱交換器2の下部の配管13の接続部で冷媒が噴出した時に配管スペース部4の内部で生ずる冷媒の対流(詳細は図3で後記)を少しでも早期に捕捉したいからである。また、空気より比重が大きい冷媒を使用する場合は、冷媒が沈降しやすいからである。なお、空気より比重が小さい冷媒を使用する場合は、冷媒が上昇しやすいので、漏洩検知センサ50を電気品箱10の配管13側の側面の上部に設置するようにしてもよい。
また、電気品箱10の底面または上面が室内機1の筺体と接しないような位置に設置された際は、その下端または上端から、それぞれ下方または上方へ突出するようにして設置してもよい。
ここで、例えば配管スペース部4の上部に設置された電気品箱10の配管13側の側面に、漏洩検知センサ50を設置した場合を考える。すると、図3に示すように、例えば熱交換器2の上部の配管13の接続部から冷媒が漏洩した場合には、漏れた冷媒が漏洩検知センサ50に直撃するように噴き掛かって検知される。
また、例えば熱交換器2の下部の配管13の接続部から冷媒が漏洩する場合であっても、漏れた冷媒は一端自重で下方へ流下するが、漏洩時の噴出圧が漏洩冷媒に作用して、次々に漏洩冷媒を押し出す形となる。これにより、配管スペース部4の内部で下から上に向かう冷媒対流が発生する。このように、下から上に向かう冷媒の対流が生ずることによって、漏洩検知センサ50に冷媒が到達し、冷媒の漏洩が検知される。
なお、前記した配管スペース部4の内部で発生する冷媒の対流は大なり小なり、冷媒の漏洩箇所によらずに発生する。つまり、熱交換器2の上部ないし下部のいずれの配管13の接続部で漏洩が発生したとしても、大なり小なり配管スペース部4の内部で下から上に向かう冷媒対流が発生する。
それゆえに、例えば漏洩検知センサ50を用いて冷媒の漏洩検知制御を実行する際、詳細は図9のステップS10、および図10で後記するが、室内機1の筺体内部の最上部付近の高さに応じた濃度を、漏洩有無を判定する際の第1のしきい値に利用するようにする。このようにすることで、漏洩検知センサ50は、配管スペース部4の内部の、いずれの高さに設置されたとしても、精度よく冷媒を漏洩検知できる。
漏洩検知センサ50は、漏洩した冷媒の気体濃度、または冷媒が漏洩することで相対的に減少する気体成分(例えば酸素)の濃度を監視している。そして、冷媒の気体濃度が第1のしきい値、例えば下限燃焼限界LFLの1/4の値に達した場合に、制御装置100の漏洩検知部110へ信号を送る(詳細後記)。
つまり、漏洩検知センサ50は、気化した冷媒ガス、あるいは空気中に含まれる酸素ガスを検知するガスセンサで構成されているものとする。
ここで、空気中の酸素濃度を計測する場合は、酸素濃度が低下した分が、略冷媒漏洩によって薄められた分であると近似することができる。つまり、酸素濃度と漏洩冷媒濃度には負の相関関係が認められるので、酸素濃度を計測することで、間接的に漏洩した冷媒濃度を検出することができる。
また、この漏洩検知センサ50は、設置後には、電源がオフのときも含めて常時監視し続けることが望まれるため、本体とは別の電源装置(例えばリチウム電池など)を併用する構成であってもよい。
また、ガスセンサである漏洩検知センサ50は、経年劣化する場合がある。そのため、脱着交換が容易にできるように、筐体に漏洩検知センサ50の取り出し用の取っ手や引き出しを設けて、カートリッジのように簡単に脱着できる構造とすることが望ましい。
なお、漏洩検知センサ50の設置位置に関しては、実施形態では、図1〜図3に示すように、配管スペース部4のうち、電気品箱10の近傍として、電気品箱10の側面に一箇所設けられているが、例えば前記したとおり電気品箱10の下端などに設けてもよいし、これらいずれか一箇所を少なくとも含む複数個所に設けてもよい。
図4は、実施形態に係わる空気調和機の室内機が運転中である場合に、室内機の配管スペース部を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。なお、図4では電気品箱10は前記の仕切り3から左側の切り欠かれた内部を見ているため実際には見えないが、おおよその位置をハッチングで示してある。
室内空気の取入口16から、実施形態の室内機1の送風機20によって吸込まれた空気は、フィルタ21を介して熱交換器2に侵入する。
この際、冷媒の熱を吸熱し、冷房運転であれば冷気、暖房運転であれば暖気となって、空気流路15上にある吹き出し口に導かれ、上流側および下流側の左右風向板11,12と、上側および下側の上下風向板22,23によって風向が調整されて、室内へ送り込まれる。
つまり、上下風向板22,23と、左右風向板11,12の風向板により、吹き出す空気流れの向きを自在に変化可能に構成される。例えば、吹き出し口を塞ぐようにすることもできる(詳細後記)。
なお、上側および下側の上下風向板22,23は、運転中は対向して空気流路15が塞がれない状態で互いに保持される。そして、運転が停止状態になると、下側の上下風向板23が、上側の上下風向板22を室内機1の内側に包み込むように回動し、空気流路15が塞がれる構成となっている。
ゆえに、この例では、運転を停止する場合において、上側および下側の上下風向板22,23うち、空気流路15を主に遮断するのは下側の上下風向板23となる。但し、下側の上下風向板23の回動軸付近は一般に、回動性を担保することが望ましく、この例ではわずかな隙間が設けられている。ゆえに、下側の上下風向板23が閉じられるだけでは、漏洩冷媒の室内への漏洩を完全に遮断するには充分ではない場合がある。そこで本実施形態では、左右風向板11,12を制御して、回動軸Pの間に形成されるすべての空気流路15を塞ぐことを考える(詳細は図6で後記)。
図5は、実施形態に係わる空気調和機の室内機が運転中である場合に、室内機の左右風向板の動作位置を説明する図であり、空気流れと直交する方向から見た場合の断面図である。矢印は空気流れの方向を示している。
前記左右風向板11,12は、少なくともひとつの回動軸Pを中心として、左右に連動して動くようになっており、これを1セットとして、空気流路15の全幅にわたって複数枚が設置されている。
なお、すべての左右風向板11,12は、制御装置100(詳細後記)により回動軸Pを中心に所定の角度に設定できる。同様にして、すべての上下風向板22,23についても、制御装置100(詳細後記)により図示しない回動軸を中心に所定の角度に設定できるものとする。
図6は、実施形態に係わる空気調和機の室内機が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機の左右風向板の動作位置を説明する図であり、図5と同じ方向から見た場合の断面図である。つまり、空気流れと直交する方向から見た場合の断面図である。
図6に示すように、実施形態の空気調和機の室内機1が冷媒漏洩を検知すると、前記した左右風向板11,12は、運転停止位置として隣り合った左右風向板11,12の端部が接し、重なるように動く。これにより、下側の上下風向板23の閉止構造に関わらず、左右風向板11,12によって、回動軸Pの間に形成されるすべての空気流路15を確実に遮断することができる。
これにより、もし室内機1の内部で冷媒漏洩が発生した場合に、漏洩冷媒が空気流路15に流れ込んできたとしても、左右風向板11,12を制御することによって、冷媒の流れを適切に遮断することができる。
図7は、実施形態に係わる空気調和機の室内機が冷媒漏洩を検知した場合に、室内機の配管スペース部を構成する仕切りから左側を見た際の断面図である。なお、図4と同様にして、電気品箱10のおおよその位置を、ハッチングで示している。
図7に示すように、左右風向板11,12で吹き出し口は閉止される。また、このとき併せて上側・下側の上下風向板22,23が閉じられるように制御してもよい。
次に、このように構成された空気調和機の室内機1において、冷媒漏洩時の漏洩から検知までの動作について、図8,図9を参照しながら(適宜図10も含む)説明する。
まず、図8において、実施形態に係わる空気調和機の室内機の、冷媒の漏洩検知に関わる制御機構の構成図を示す。
実施形態において、制御装置100は漏洩検知部110と、漏洩警報部120とを含んで構成される。漏洩検知部110には、一または複数(1,2,・・・,N)の漏洩検知センサ50からの検出信号が入力される。
つまり、制御装置100からみて、入力側にあたる一または複数(1,2,・・・,N)の漏洩検知センサ50は、漏洩検知手段を構成する。
なお、漏洩検知センサ50の個数に係わらず、そのうちの1つは、図1などに示した電気品箱10の近傍に位置する漏洩検知センサ50である。
この際、漏洩検知部110が、入力された信号すなわち被検出ガスのガス濃度を解析して、冷媒が漏洩していると判断すると、図6および図7で示したように、上流側・下流側の各左右風向板11,12、および上側・下側の上下風向板22,23のそれぞれの向きを、空気流路15を塞ぐように制御する。
また、漏洩検知部110は、漏洩した冷媒の濃度が下限燃焼限界LFLになる前に、実施形態に係わる空気調和機の室内機1の電源ユニット(電力供給装置)30に指令を送り、制御装置100全体への電力供給を遮断するように制御する。
つまり、制御装置100からみて、出力側にあたる上流側・下流側の左右風向板11,12、および上側・下側の上下風向板22,23、電源ユニット(電力供給装置)30は、室内機1の内部や外部すなわち(居住空間である)室内側に冷媒が漏洩し、濃度が上昇することによって高まるリスクを軽減する手段、つまりリスク軽減手段、を構成している。
また、漏洩警報部120は、漏洩検知部110で冷媒漏洩を検知すると、有線・無線のネットワークNWを介して、例えば保守管理サービスセンタ60の端末装置61、外出先ユーザ70の携帯端末装置71、親類などの所定の登録先80の携帯端末装置81などに、冷媒の漏洩事実を通報・通知するようにされていてもよい。
また、漏洩警報部120は、室内機1に備えられたサイレン・ブザーを用いて、音による異常発生の警報を行うとともに、運転ランプ95を所定の発光パターンで点滅させたり、緊急事態が発生した際に用いる所定の色を事前に決めておき、その色に切替えるなど、光による異常発生の警報を行うこともできる。
次に、図9を参照しながら、実施形態に係わる空気調和機の室内機の、冷媒の漏洩検知制御の制御フローを説明する。
空気調和機の室内機1の運転中に、または停止中に、漏洩検知部110は、漏洩検知センサ50の濃度信号を受信して、冷媒が漏洩しているか否かを監視し、判定する。つまり、実施形態の漏洩検知部110は、空気調和機の室内機1の運転状態に関らず、常時冷媒の漏洩検知フローを実行しているものとする。
具体的には、漏洩検知部110は、漏洩検知センサ50が検出した冷媒濃度が第1のしきい値、すなわち下限燃焼限界LFLの1/4の値(LFL/4)よりも大きいか否かを判定する(ステップS10)。ここで、第1のしきい値をLFL/4の値とする理由を、図10を参照しながら説明する。
図10は、例えば実施形態に係わる空気調和機の室内機の内部の熱交換器2の下方から冷媒がスローリークし、室内機1の筺体内部の最下部である、配管スペース部4の下部付近が下限燃焼限界LFLに達したときの、濃度分布の一例を示すグラフである。縦軸が配管スペース部4の下部からの高さを、横軸が冷媒濃度を示している。なお、漏洩検知センサ50の床面FLからのおおよその設置位置(高さ)をイメージしやすくするため、グラフの紙面左隣に空気調和機の室内機1の側断面図を併記してある。
このとき、冷媒濃度は、図10に示すように、配管スペース部4の下部からの高さが高くなるにつれて漸減するカーブを描く。つまり、熱交換器2の下方から冷媒がスローリークしたとき、配管スペース部4の最下部の高さにおいて冷媒濃度が下限燃焼限界LFLに達する時点では、配管スペース部4の最上部付近の冷媒濃度は、下限燃焼限界LFLの略1/4の値となっていることが分かる。ゆえに、室内機1の筺体内部の配管スペース部4の最上部付近の冷媒濃度、すなわちLFL/4の値をステップS10の判定のしきい値として用いる。そうすると、少なくとも室内機1の配管スペース部4の最上部よりは低い高さに設置されている漏洩検知センサ50において、実際に計測される冷媒濃度の値と第1のしきい値との間には、少なくとも濃度の差分ΔBが生ずることになる。このとき、ステップS10の判定を第1のしきい値であるLFL/4を超えたか否かで実行するようにすれば、濃度がΔB分だけ変化する時間分だけ早く前記のリスク軽減動作を開始することができる。ゆえに、以下では下限燃焼限界LFLの1/4の値を第1のしきい値として用いている。
ちなみに図10において、時間がさらに経過すれば、グラフの曲線は左方(濃度が増す方)にシフトする。つまり、漏洩検知センサ50の位置での冷媒濃度が上昇していく。
改めて換言すると、ステップS10の判定濃度を、封入されている冷媒の下限燃焼限界LFLの例えば1/4とする。すると、漏洩検知センサ50の検知精度および検出間隔などにおいて、比較的余裕を持って前記したリスク軽減動作を実行できる。ちなみに、図3のように、漏洩検知センサ50に、漏洩して気化した冷媒が噴き掛かる場合でも、第1のしきい値を下限燃焼限界LFLの1/4の値としておくことで適切に検知できる。
図9のフロー説明に戻る。ステップS10においてNo、すなわち、冷媒は漏洩していないと判定された場合は、所定の時間間隔をあけて、再びステップS10の冷媒の漏洩判定を行う。
ステップS10においてYes、つまり、冷媒が漏洩していると判定されると、ステップS20において、漏洩検知部110は、上流側および下流側の各左右風向板11,12を図6に示すような状態に閉塞させて、空気流路15を遮断させる。そして、漏洩した冷媒が室内側に漏れ出さないように、シャットアウトする。
このとき、漏洩が検知される直前の空気調和機の室内機1の運転状態に係わらず、緊急事態として、更に上側および下側の上下風向板22,23を閉塞させる動作を併せて行うようにしてもよい。
次に、ステップS30において、漏洩検知部110は、ユーザからのあらゆる起動指令を遮断する。
これは、左右風向板11,12、上下風向板22,23が閉塞した事情を知らないユーザが、空気調和機の室内機1本体に備えられた図示しない運転スイッチやリモコンなどを用いて、再び左右風向板11,12、上下風向板22,23を開こうとして、起動指令を送ってしまうことが考えられる。この際に、その指令に従って、閉塞している左右風向板11,12、上下風向板22,23を誤って開いてしまっては、漏洩した冷媒が室内に流れ込んでしまうので、そうした事態を避けるための処置である。
次に、漏洩警報部120は、光と音を用いて、例えば運転ランプ95の発光パターンや色を変化させたり、サイレン・ブザー90で警報音を流すなどして、室内にいるユーザに警報・警告する(ステップS40)。
また、漏洩警報部120は、ネットワークNW網などを介して、漏洩情報を通知する(ステップS50)。この際、例えば漏洩検知センサ50を複数の場所に設置していた場合は、一番最初に漏洩を検知したセンサ位置を漏洩箇所として、一緒に通知するようにしてもよい。
なお、これらステップS20〜S50までの一連の制御装置100の動作は、漏洩検知センサ50が、例えば冷媒濃度が下限燃焼限界LFLの1/4の値を検知してから1/2の値を検知するまでの間に完了させることが望ましい。
しかし、漏洩の仕方によって、濃度の上昇が早いか遅いかは異なるので、これら一連の動作は、可及的速やかに行うものとする。また、各ステップを必ずしもこの順序で行うことに限定するものではない。各ステップの実行のタイムラグは極力ない方が好ましい。ゆえに、これら一連のステップを一斉に、すなわち瞬時に併せて行う構成としてもよい。
ステップ60では、漏洩検知部110は、漏洩検知センサ50で検出された冷媒濃度が下限燃焼限界LFLの1/2の値(以下、「第2のしきい値」)に達しているか否かを判定する。
ステップS60においてNo、すなわち、冷媒濃度が下限燃焼限界LFLの1/2の値に達していないと判定される場合は、漏洩検知部110は、ステップS60の判定を何度も繰り返すループを実行する。
ここで、ステップS60の下限燃焼限界LFLの1/2の値(第2のしきい値)とは、例えば第1のしきい値の2倍となる値を目安にして決定されたものである。しかし、特にこれには限定されず、第1のしきい値よりも大きな値であれば、適宜の値を第2のしきい値として用いるようにしてもよい。
そして、ステップ60においてYes、つまり冷媒濃度が下限燃焼限界LFLの1/2の値に達していると判定されると、ステップS70において漏洩検知部110は、空気調和機の室内機1の電源ユニット(電力供給装置)30に指令を送り、自身への電力供給を遮断させ、電気品箱10の内部に収容されている電子回路10aを含んでなる制御装置100などに電流が流れないようにする。
このようにして、冷媒の漏洩検知制御のフローを終了する。なお、このとき室外機17が動いていた場合には、停止させるような協調制御を併せて行うようにしてもよい。
(作用・効果)
実施形態の作用・効果について、改めてまとめると、以下のようになる。
空気調和機の室内機1の運転中に、あるいは運転停止中に、例えば熱交換器2の側面に接続された配管13で冷媒の漏洩が起こった場合、漏洩した冷媒(気化した冷媒)は、配管スペース部4を満たしていく。
このとき、ドレンパン5を通して、漏洩した余剰冷媒が吹き出し口(空気流路15に同じ)へ流れ込んでしまうが、上流側および下流側の左右風向板11,12は、空気流路15を塞ぐように閉止される。さらには、上下風向板22,23も空気流路15を塞ぐように閉止される。
また、配管スペース部4内の電気品箱10と配管13の間に設けられた漏洩検知センサ50は、漏洩した冷媒の検出後直ちに、漏洩発生の信号を制御装置100に送信する。
また、制御装置100は、漏洩発生信号受信後は、運転スイッチやリモコンなどからの起動信号を受信しても、起動しないようにすることができる。これは、前記の通り、室内機1の左右風向板11,12、上下風向板22,23が閉塞された事情につき要領を得ないユーザが起動操作を行って、それに応じて左右風向板11,12、上下風向板22,23が動き、漏洩冷媒が室内へ流れ込んでしまわないようにするためである。
また、制御装置100は、ネットワークNW網などにより、光や音、例えば運転ランプ95やサイレン・ブザー90を用いて警報や警告を行うとともに、漏洩の発生あるいは漏洩箇所といった情報を、保守管理サービスセンタ60、外出先のユーザ70、所定の登録先80、などに通知することができる。これにより、迅速な対応を図ることが可能となる。
また、本発明の実施形態では、漏洩検知センサ50を用いて冷媒の漏洩検知制御を実行する際、室内機1の筺体内部の配管スペース部4の最上部付近の、最下部からの高さに応じた冷媒の濃度を、漏洩有無を判定する際の第1のしきい値に活用している。また、第1のしきい値の2倍の値を第2のしきい値として活用している。以上を換言すると、本発明の実施形態を適用した空気調和機は、室内機1の筺体内部の配管スペース部4の、下部からの高さに応じた冷媒分布に基く値を、冷媒の漏洩検知フローの第1のしきい値、および第2のしきい値に用いている。このようにすることで、漏洩検知センサ50は、配管スペース部4の内部において、いずれの高さに設置しても精度よく冷媒を漏洩検知できるようにされている。
ところで、実施形態では、比重が空気よりも大きな冷媒の検知を、検知対象空間(配管スペース部4)の下部ではなく、配管スペース部4の上部(電気品箱10の近傍)に設けたセンサ50で検知している。以下ではこの効果を特筆する。
すなわち、上部にセンサ50を設けることで、熱交換器2の上部からの冷媒の漏れを、下部にセンサ50を設ける場合よりも迅速に検知することができる。また、配管スペース部4の内部において、冷媒(冷媒上記)が上方に舞い上がるような流れで漏洩する場合、従来のように下方に設けてあるセンサでは直ぐに漏洩を検知できないことがあるが、実施形態では上方にセンサ50を設けてあるので、このような漏洩の場合でも、従来よりも適切に(より迅速に)冷媒の漏洩を検知することができる。しかも、電気品箱10の位置での漏洩を検知することができる。
また、熱交換器2の下部から徐々に冷媒が漏れるスローリークの場合であっても、配管スペース部4の内部における高さ方向での冷媒の濃度分布を加味したしきい値による漏洩の検出を行う。このため、たとえ熱交換器2の下部から冷媒がスローリークする場合でも、配管スペース4の上方に設けたセンサ50によって漏洩を適切に検知することができる。
つまり、実施形態では、比重が空気よりも大きな冷媒を検知するに際して、センサ50を、検知対象空間(配管スペース4)の下部ではなく上部に設置しながらも、どのような漏洩に対しても適切に対処することができる。しかも、検知する位置が電気品箱10の位置であるので、より適切な漏洩検知を行うことができる。
なお、上記の実施形態に用いられる具体的な冷媒の候補としては、空気より比重が重く、拡散しづらく室内機1の内部に滞留しやすい冷媒、例えば、燃焼性の小さい冷媒として、R32やR1234yfなどの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒などを用いることができる。また、同様に空気より比重が重い冷媒として、R290やR600aなどの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒を用いてもよい。
(変形例)
前記した実施形態では、漏洩検知センサ50にガスセンサを用いて、直接冷媒ガスの濃度を検知するか、または酸素濃度から間接的に冷媒ガスの濃度を計算するようにしていた。
それに対し、変形例として、漏洩検知センサ55を、圧力センサで構成するようにしてもよい。この場合は、配管13から冷媒が漏洩すると、漏洩した冷媒の気化圧によって、配管スペース部4内の内圧が急激に変化するので、それをトリガーとして漏洩検知に利用する。それ以外の点については、実施形態と同様である。なお、本変形例の制御機構のブロック構成は、図8の実施形態に係わる漏洩検知センサ50を漏洩検知センサ55に置き換えればよい。
なお、本変形例においては、冷媒の気化圧の伝搬速度は、冷媒ガス自体の移動速度よりも、はるかに速く伝搬される。つまり、実施形態では漏洩検知センサ50はガスセンサであるので、ガス自体を捕捉せねばならず、なるべく漏洩が発生しやすい場所の近くに設置することが望まれている。これに対し、本変形例では漏洩検知センサ55には圧力センサを用いるので、例えば冷媒の漏洩箇所から離れた位置に設置したとしても、気化圧が素早く伝搬するため、冷媒の漏洩検知に支障は生じにくい。ゆえに、漏洩検知センサ55の設置箇所については、冷媒の漏洩しやすい箇所を考慮せずに決定することができる。
このように構成しても、実施形態と同様の効果を奏することができる。更には、これらのさらに別の変形例として、漏洩検知センサ57として温度センサを用いてもよい。なお、この場合においても、ブロック構成は図8の漏洩検知センサ50を漏洩検知センサ57に置き換えたものを、同様にして考えればよい。
ちなみに、温度センサを用いる場合は、漏洩冷媒が気化する際の飽和蒸気圧が、温度に比例することを利用する。つまり、冷媒漏洩が発生すると、減圧膨張により温度が急激に低下するので、これをトリガーとして、漏洩検知に利用すればよい。
さらには、異種同士の漏洩検知センサ50,55,57を複数混在させて、併用した構成としてもよい。
なお、漏洩検知センサ50を漏洩検知センサ55,57のいずれに置き換えたとしても、前記した第1のしきい値、および第2のしきい値は、配管スペース部4の下部からの高さに応じた冷媒分布、すなわち漏洩検知センサ55であれば圧力分布、漏洩検知センサ57であれば温度分布、に基く値を用いることができる。
上記した実施形態は本発明を分かりやすくするために詳細に説明したものであり、必ずしも、説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、図8では、制御装置100の中に漏洩検知部110、漏洩警報部120を備える構成で説明したが、これらは別体で構成され、図示しない通信線によって相互に接続された構成であってもよい。
つまり、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に、他の実施形態の構成の一部もしくは全てを加えることも可能である。
また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、本発明の実施形態は床置き型の室内機1を例に挙げて説明したが、本発明の実施形態は、壁掛け型の室内機1に適用してもよい。
1 室内機
2 熱交換器
3 空気流路と配管スペース部の仕切り
4 配管スペース部(空間部)
5 ドレンパン
10 電気品箱
10a 電子回路(電気品)
10b カバー(電気品箱)
11,12 左右風向板
13 配管(冷媒が通流する配管)
14 ドレン配管
15 空気流路
16 空気取り込み口
17 室外機
20 送風機
21 フィルタ
22,23 上下風向板
30 電源ユニット
50,55,57 漏洩検知センサ(センサ)
60 保守管理サービスセンタ
70 外出先のユーザ
80 所定の登録先
90 サイレン・ブザー
95 運転ランプ
100 制御装置
110 漏洩検知部
120 漏洩警報部
NW ネットワーク
P (左右風向板の)回動軸
LFL 下限燃焼限界
LFL/4 第1のしきい値
LFL/2 第2のしきい値
FL 床面
ΔB 濃度の差分

Claims (7)

  1. 筺体と、
    空気よりも比重が大きな冷媒が通流する配管を有してなる熱交換器と、
    電気品が収容される電気品箱と、
    前記冷媒の漏洩を検知するセンサと、
    前記熱交換器の一方の側部を収容するとともに、前記電気品箱と前記センサを上方に収容する縦長の空間部と
    前記センサの計測値が前記冷媒の下限燃焼限界よりも低い第2のしきい値に達すると、自身への電力供給を遮断させる制御装置と、を備えること
    を特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 空気吹き出し口に設けられる複数の左右風向板をさらに備え
    前記制御装置は、前記冷媒の漏洩を検知すると、隣り合う前記左右風向板の2枚の板を、互いの端部が重なるように動作させることを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記センサは前記電気品箱の前記配管側の外部側面、または前記電気品箱の下端もしくは上端からそれぞれ下方もしくは上方へ突出するようにして備えられることを特徴とする、請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記制御装置は、前記動作を前記センサの計測値が前記第2のしきい値よりも低い第1のしきい値に達した際に実行させることを特徴とする、請求項2に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記センサはガスセンサであり、
    前記第1のしきい値、および前記第2のしきい値は、前記空間部の下部からの高さに応じた冷媒分布に基く値であることを特徴とする、請求項4に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記冷媒は、R32、R1234yf、R290、R600aの単一冷媒、またはそれらを主成分とする混合冷媒であることを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
  7. 床置きまたは壁掛けした状態で室内に設置されることを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の空気調和機の室内機。
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