JP6407734B2 - 電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム - Google Patents
電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6407734B2 JP6407734B2 JP2015004040A JP2015004040A JP6407734B2 JP 6407734 B2 JP6407734 B2 JP 6407734B2 JP 2015004040 A JP2015004040 A JP 2015004040A JP 2015004040 A JP2015004040 A JP 2015004040A JP 6407734 B2 JP6407734 B2 JP 6407734B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water production
- deionized water
- production apparatus
- ion exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
従来から実用化されているEDIは、基本的にはカチオン交換膜とアニオン交換膜で形成される隙間に、イオン交換体としてアニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂の混合イオン交換樹脂層を充填して脱塩室とし、当該混合イオン交換樹脂層に被処理水を通過させるものとなっている。当該EDIでは、カチオン交換膜とアニオン交換膜の両方を介して被処理水の流れに対して直角方向に直流電流を作用させることにより、脱塩室の外側に形成された濃縮室を流れている濃縮水中に被処理水中のイオンを電気的に排除しながら脱塩水(処理水)を製造している。また、処理水の水質を向上させるために、一般にEDIの前段にRO膜を設置して被処理水中のイオン成分の大部分を除去している。
ところが、上記のような薬剤でイオン交換体を再生する方法では、酸性やアルカリ性の廃液が発生してしまい、廃液を処理するには多量の中和剤が必要になる。加えて、酸性やアルカリ性の薬液を用いた作業は、作業を実施する際に危険がともなうため、頻繁には実施できないという問題がある。
イオン交換樹脂の再生に用いられる一般的な酸性薬剤としては、塩酸(HCl)、アルカリ性薬剤としては水酸化ナトリウム(NaOH)が挙げられる。混床タイプのイオン交換体に塩酸を通した場合、当該イオン交換体中のカチオン交換樹脂はH+形の再生形に変換されるが、当該イオン交換体中のアニオン交換樹脂はCl−形の塩形に変換される。一方、混床タイプのイオン交換体に水酸化ナトリウム溶液を通した場合、当該イオン交換体中のアニオン交換樹脂はOH−形の再生形に変換されるが、当該イオン交換体中のカチオン交換樹脂はNa+形の塩形に変換される。塩酸と水酸化ナトリウムのどちらでも、EDIを再起動する際にはどちらか一方のイオン交換樹脂は塩形からの運転となる。したがって、EDIで製造された脱塩水が純水と呼べるような水質(比抵抗値が1MΩ・cm以上の処理水)になるまでに多くの時間を要してしまう。
また、水に対してある程度以上の二酸化炭素の溶解が進行すると、水中の炭酸は水がpH4以下では中性分子として存在するようになるため、酸性やアルカリ性の薬剤を使った再生のようにpHが危険な領域になることもない。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態の純水製造システムを示すブロック図である。この図を参照すると、第1の実施形態の純水製造システム1は、EDI(電気式脱イオン水製造装置)2と、被処理水を貯留するタンク3と、二酸化炭素CO2(以下、炭酸ガスと呼ぶ。)が充填された炭酸ガスボンベ4とを備える。タンク3には、被処理水を供給する第1の給水ライン5が接続されている。EDI2の入口は第2の給水ライン6によってタンク3と接続されている。第2の給水ライン6上にはポンプ7が配置されている。EDI2の出口に第3の給水ライン8が接続されており、EDI2で製造される脱塩水(処理水)は第3の給水ライン8によって不図示のユースポイントへ供給される。
イオン交換体再生工程では、EDI2から第3の給水ライン8に流出する処理水の流れを処理水戻しライン9の方に切り替え、ガス溶解部10に向かわせる。さらに、炭酸ガスボンベ4の炭酸ガス(CO2)をガス注入ライン11に流入し、流量計12で炭酸ガス流量を一定に調節しながらガス溶解部10内に注入する。これにより、処理水戻しライン9を通ってタンク3に向かう処理水に炭酸ガスが加えられる。炭酸ガスは水に溶解しやすいため、タンク3に入る処理水中の炭酸ガス濃度は高くなる。二酸化炭素が溶解した処理水(炭酸水、または二酸化炭素溶解水ともいう。)はEDI2に送られ、EDI2を通過した処理水は処理水戻しライン9によって再びタンク3に戻るように循環する。この循環の間EDI2は作動している、つまり、脱塩水製造工程と同じように被処理水の通水方向と交差する方向に電流が流れている。
さらに、炭酸が水中で解離して炭酸水素イオンが生成されると、対イオンとして水素イオンH+が生成される。このH+はカチオン交換樹脂の再生剤として働き、カチオン交換樹脂の再生が促進される。
したがって、上記イオン交換体再生工程にて炭酸ガスの注入を実施すると、脱塩室内のアニオン交換樹脂に関しては、塩形樹脂の炭酸水素イオンへの変換と、水の解離反応により生じたOH−による電気再生とが同時に進行し、これらの相乗的な効果によりイオン交換体の再生を促進することが可能である。特にシリカ形のアニオン交換樹脂は電気抵抗が高く、通常の電気再生では再生しがたい傾向があるが、炭酸にて炭酸水素イオン形に変換すると電気抵抗が下がり、電気による再生が進み易くなる。一方、脱塩室内のカチオン交換樹脂に関しては、炭酸の解離にて生成されたH+による再生と、水の解離反応により生じたH+による電気再生とが同時に進行し、効率よく再生運転を行うことが可能となる。
以上のことから、炭酸ガスを用いたEDI2の再生運転はアニオン交換樹脂の再生とカチオン交換樹脂の再生を同時に進めることが可能である。結果、EDI2の脱塩室内に充填されている混床タイプのイオン交換体の再生にかかる時間、ならびに再生後の水質立ち上がりにかかる時間を短くすることができる。
図2は本発明の第2の実施形態の純水製造システムを示すブロック図である。ここでは、第1の実施形態と同一の構成要素については同一符号を用いて説明する。
図2を参照すると、第1の実施形態と比べてEDI2の前段側に相当する第2の給水ライン6上にRO膜分離装置13が設置されている。さらに、ガス溶解部10が処理水戻しライン9(循環ライン)上に設置されているのではなく、第2の給水ライン6上に配置されている。
このようなイオン交換体再生工程では、第1の実施形態と同じように、アニオン交換樹脂の再生とカチオン交換樹脂の再生を同時に進めることが可能である。このため、EDI2の脱塩室内に充填されている混床タイプのイオン交換体の再生にかかる時間、ならびに再生後の水質立ち上がりにかかる時間を短くすることができる。
図3は本発明の第3の実施形態の純水製造システムを示すブロック図である。ここでは、第1の実施形態と同一の構成要素については同一符号を用いて説明する。
図3を参照すると、本実施形態は、第1の実施形態と比べてEDI2の前段側に相当する第2の給水ライン6上にRO膜分離装置13が設置されている点が異なるだけである。RO膜分離装置13はイオン化している成分に関しては分離除去されるが、イオン化していない炭酸成分(H2CO3)に関しては除去されずにRO透過水中に透過する。
なお、本発明は、上述した第1乃至第3の実施形態に限定されず、EDI2のみを単独にて運転してもよいし、第2及び第3の実施形態のようにEDI2とその前段に設置されているRO膜分離装置13などの前処理装置を連動させて運転させてもよい。
イオン交換体再生工程においては、EDI2から排出される濃縮水を処理水と一緒にEDI2の前段側に戻しても構わない。EDI2から出る電極水については電極反応により発生した物質を含むため、排水することが好ましい。
また、炭酸ガスを直接被処理水に添加する以外にも、炭酸ガスを一旦溶解した水(炭酸水)を被処理水に添加してもよい。
図4の構成例によれば、EDI2は、脱塩室Dと脱塩室Dの両側に配置された一対の濃縮室C1,C2とを有する脱塩処理部と、一方の濃縮室C1の外側に配置された陽極室E1と、他方の濃縮室C2の外側に配置された陰極室E2とを有する。濃縮室C1,C2内にはアニオン交換樹脂が充填されている。脱塩室Dは、対向配置されたアニオン交換膜AEMおよびカチオン交換膜CEMと、アニオン交換膜AEMとカチオン交換膜CEMの間に充填された混床タイプのイオン交換体(アニオン交換樹脂とカチオン交換樹脂を混合したもの)とを有する。なお、本例では濃縮室に充填したイオン交換体をアニオン交換樹脂の単床、脱塩室に充填したイオン交換体を混床タイプとするが、それぞれ混床でも複層床でも単床のいずれのタイプでも本発明に使用可能である。
以上のように直流電圧が印加された状態の脱塩室Dを通過した被処理水は脱塩水(処理水)となり、給水ライン8により不図示のユースポイントに送られる。
なお、図4の構成例ではEDI2が単一の脱塩室Dを有するが、EDI2は、図4に示した配置で積層された脱塩室Dと濃縮室C1からなる複数個のユニットを、濃縮室C2と陽極室E1の間に電流電圧の印加方向に積層したものであってもよい。
本明細書では、上記複数のイオン交換膜のうち、脱塩室Dを第1小脱塩室D1と第2脱塩室D2とに仕切っているアニオン交換膜AEMを「中間イオン交換膜」と呼んで他のイオン交換膜と区別する。中間イオン交換膜は所望される性能に応じてカチオン交換膜やバイポーラ膜などに変更してもよい。
ここで、図5に示すEDI2における被処理水および濃縮水の主な流れについて予め概説する。被処理水は、給水ライン6により第1小脱塩室D1へ供給され、第1小脱塩室D1を通過する。第1小脱塩室D1を通過した被処理水は、流路L1によって第2小脱塩室D2に供給され、第2小脱塩室D2を通過した後に給水ライン8に排出される。一方、濃縮水は、第1の濃縮室C1および第2の濃縮室C2にそれぞれ並列的に供給され、濃縮室C1,C2を通過して流路L2に排出される。なお、図示は省略されているが、陰極室E2および陽極室E1には、電極水を供給するための流路と供給された電極水を排出するための流路がそれぞれ接続されている。なお、本例では第1小脱塩室D1を通過した被処理水を第2小脱塩室D2へ供給しているが、第2小脱塩室D2を通過した被処理水を第1小脱塩室D1へ供給してもよい。
陽極室E1の陽極と陰極室E2の陰極の間に所定の直流電圧が印加される。この通電状態の下で、給水ライン6から第1小脱塩室D1に被処理水が供給される。供給された被処理水中のアニオン成分(Cl−、CO3 2−、HCO3 −、SiO2等)は、被処理水が第1小脱塩室D1を通過する過程で捕捉される。そして、第1小脱塩室D1において捕捉されたアニオン成分は、第1小脱塩室D1とこれに隣接するアニオン交換膜AEMを介して第1の濃縮室C1へ移動し、第1の濃縮室C1を通水する濃縮水と共に流路L2に排出される。
次に、第1小脱塩室D1を通過した被処理水は、流路L1を介して第2小脱塩室D2に供給される。ここで、第2小脱塩室D2には、混床タイプのイオン交換体が充填されている。よって、第2小脱塩室D2に供給された被処理水については、カチオン交換樹脂で水中のカチオン成分(Na+、Ca2+、Mg2+等)が捕捉される。当該カチオン交換樹脂に捕捉されたカチオン成分は、第2小脱塩室D2とカチオン交換膜CEMを介して隣接する第2の濃縮室C2へ移動し、第2の濃縮室C2を通水する濃縮水と共に流路L2に排出される。
さらに、第2小脱塩室D2を通過する被処理水中に残存するアニオン成分(Cl−、CO3 2−、HCO3 −、SiO2等)は、アニオン交換樹脂に捕捉される。第2小脱塩室D2のアニオン交換樹脂に捕捉されたアニオン成分は、第2小脱塩室D2と中間イオン交換膜AEMを介して隣接する第1小脱塩室D1へ移動する。第1小脱塩室D1へ移動したアニオン成分は、第1小脱塩室D1とアニオン交換膜AEMを介して隣接する第1の濃縮室C1へ移動し、第1の濃縮室C1を通水する濃縮水と共に流路L2に排出される。
以上のように図5の構成例は、図4の構成例と比べて高い脱塩処理能を有している。
(実施例1)
実施例1では、24時間の脱塩水製造工程毎に12時間のイオン交換体再生工程を行なった。即ち、EDI2の処理水に炭酸ガスを注入して得られる炭酸水を稼働中(通電時)のEDI2に通水することを繰り返す循環工程を24時間の脱塩水製造工程の後に12時間実施し、これを繰り返した。
脱塩水製造工程では、RO透過水の炭酸濃度に関し、全炭酸(遊離二酸化炭素、炭酸水素イオン、及び炭酸イオンの合計)の濃度が3mgCO2/Lになるように調整された。また、EDI2の稼働中(通電時)の電流値は1.5Aに設定された。
イオン交換体再生工程では、RO透過水の炭酸濃度に関し、全炭酸濃度が15mgCO2/Lになるように調整され、EDI2の稼働中(通電時)の電流値は2.5Aに設定された。
このような条件で、上記のように実施例1を行い、EDI2による処理水の水質とEDI2で消費される電圧とを監視した。また、脱塩水製造工程のみを実施して実施例1の結果と比較した。図6の(a),(b)がそれぞれ実施例1と比較例に基づく処理水質とEDIの電圧を示すグラフである。
図6の(a),(b)から分かるように、比較例と比べて、実施例1のように所定時間の脱塩水製造工程の後に循環工程を実施した方が、電圧が低い状態にてEDI2を運転でき、処理水質も安定して推移した。
実施例2においても、実施例1と同様に、24時間の脱塩水製造工程毎に12時間のイオン交換体再生工程を行なった。特に実施例2では、イオン交換体再生工程において、EDI2の処理水に注入する炭酸ガスの量を流量計12で調節することで、EDI2に供給するRO透過水の炭酸濃度を変更し、このときのEDI2の電圧とその経時変化を確認した。
具体的には、脱塩水製造工程では、実施例1と同じように、RO透過水の炭酸濃度に関して全炭酸濃度が3mgCO2/Lになるように調整された。また、EDI2の運転時の電流値は1.5Aに設定された。
24時間の脱塩水製造工程の後に実施したイオン交換体再生工程では、EDI2の運転時の電流値は1.5Aに設定され、RO透過水の炭酸濃度に関して、全炭酸濃度が所定の値になるように調整された。この値を本実施例では5、15、30、または50[mgCO2/L]に変更してEDI2の電圧を監視した。図7が注入炭酸濃度の違いによるEDI2の電圧の推移を示したグラフである。
図7に示すように、脱塩水製造工程の時よりもRO透過水の炭酸濃度を高くするほど、炭酸ガス注入後のEDI2の消費電圧を低くできることが分かる。
さらに、図7から分かるように全炭酸濃度が30mgCO2/Lの場合と50mgCO2/Lの場合では、EDI2の電圧の低減量にあまり差がなかった。したがって、イオン交換体再生工程での炭酸濃度の設定値の上限に関しては、純水製造システム1の設計仕様においてEDI2の電圧低減が期待できる値を見極めて決めればよい。
実施例3においても、実施例1と同様に、24時間の脱塩水製造工程毎に12時間のイオン交換体再生工程を行なった。実施例1のイオン交換体再生工程ではEDI2の電流値を2.5Aに設定していたが、実施例3では、EDI2の再生運転中の電流値を1.5Aに設定した。その他の条件については実施例1と同じである。
上記のように実施例3を行い、EDI2による処理水の水質とEDI2で消費される電圧とを監視した。図8の(a),(b)がそれぞれ実施例1と実施例3に基づく処理水質とEDIの電圧を示すグラフである。
図8の(a),(b)によれば、実施例3と比べて、実施例1のようにEDI2の再生運転中の電流値を高くした方が、脱塩水製造工程後の処理水質が安定し、またEDI2の電圧の低減量が若干大きいことが分かる。
以上の実施例1〜3により、炭酸ガスを用いたイオン交換体の再生効果について検証した結果、EDI2へ供給する水の炭酸濃度を通常の脱塩水製造時よりも高くし、さらに好ましくはEDI2に通電する電流値も上げるとよい。
2 EDI
3 タンク
4 炭酸ガスボンベ
5 第1の給水ライン
6 第2の給水ライン
7 ポンプ
8 第3の給水ライン
9 処理水戻しライン(循環ライン)
10 ガス溶解部
11 ガス注入ライン
12 流量計
13 RO膜分離装置
Claims (7)
- 対向する陰極および陽極と、前記陰極と前記陽極の間にイオン交換膜で画成され、イオン交換体が充填された脱塩室と、を有する脱塩水を製造する電気式脱イオン水製造装置の運転方法であって、
前記脱塩水を製造する脱塩水製造工程と、前記イオン交換体の電気再生を行うイオン交換体再生工程とを有し、
前記イオン交換体再生工程は、前記電気式脱イオン水製造装置に供給される水に二酸化炭素または炭酸水を注入する工程を含む、電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 請求項1に記載の電気式脱イオン水製造装置の運転方法において、
前記電気式脱イオン水製造装置に供給される水における全炭酸濃度が5[mgCO2/L]以上になるように、該水に注入する前記二酸化炭素または炭酸水を調整することを特徴とする電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 請求項1または2に記載の電気式脱イオン水製造装置の運転方法において、
前記イオン交換体の電気再生時に前記電気式脱イオン水製造装置に通電される電流値を、前記脱塩水を製造する時に前記電気式脱イオン水製造装置に通電される電流値よりも高くすることを特徴とする電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の電気式脱イオン水製造装置の運転方法において、
前記イオン交換体再生工程は、
前記電気式脱イオン水製造装置の入口に接続された給水ラインに前記電気式脱イオン水製造装置で製造された脱塩水を戻す循環工程を含み、該循環工程にて前記電気式脱イオン水製造装置に供給される水に前記二酸化炭素または炭酸水を注入する、電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 対向する陰極および陽極と、前記陰極と前記陽極の間にイオン交換膜で画成され、イオン交換体が充填された脱塩室と、を有する脱塩水を製造する電気式脱イオン水製造装置と、
前記電気式脱イオン水製造装置に供給される水に二酸化炭素または炭酸水を注入する手段と、を備え、
前記電気式脱イオン水製造装置の入口と出口にそれぞれ給水ラインが接続され、
前記出口に接続された給水ラインは、前記入口に接続された給水ラインに前記電気式脱イオン水製造装置で製造された脱塩水を戻す循環ラインを備えており、
前記二酸化炭素または炭酸水を注入する手段は、前記イオン交換体の電気再生が行われる際に、前記循環ラインを通じて前記電気式脱イオン水製造装置に供給される前記脱塩水に前記二酸化炭素または炭酸水を注入することを特徴とする、純水製造システム。 - 請求項5に記載の純水製造システムにおいて、
前記電気式脱イオン水製造装置に供給される水における全炭酸濃度が5[mgCO2/L]以上になるように、該水に注入する前記二酸化炭素または炭酸水が調整されることを特徴とする純水製造システム。 - 請求項5または6に記載の純水製造システムにおいて、
被処理水を貯留するタンクを有し、
前記循環ラインと前記入口に接続された給水ラインは前記タンクを介して互いに接続されていることを特徴とする純水製造システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004040A JP6407734B2 (ja) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | 電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015004040A JP6407734B2 (ja) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | 電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016129861A JP2016129861A (ja) | 2016-07-21 |
JP6407734B2 true JP6407734B2 (ja) | 2018-10-17 |
Family
ID=56415032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015004040A Active JP6407734B2 (ja) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | 電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6407734B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4116264A1 (de) * | 2021-07-05 | 2023-01-11 | Veolia Water Technologies Deutschland GmbH | Verfahren und vorrichtung zur wasseraufbereitung mittels ionenaustauscher mit regeneration mit co2 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3273718B2 (ja) * | 1995-08-22 | 2002-04-15 | オルガノ株式会社 | 電気脱イオン法による被処理水の処理方法及びその方法に使用する装置 |
JP3837762B2 (ja) * | 1995-10-04 | 2006-10-25 | 栗田工業株式会社 | イオン交換樹脂の分離、再生方法 |
JP3480661B2 (ja) * | 1997-08-14 | 2003-12-22 | オルガノ株式会社 | 電気式脱イオン水製造装置の通水処理方法 |
AU2004287467B2 (en) * | 2003-10-27 | 2010-06-17 | Ionics, Incorporated | Improved electrodialysis system and process |
JP2009240943A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Kurita Water Ind Ltd | イオン交換樹脂のコンディショニング方法 |
JP5277864B2 (ja) * | 2008-10-23 | 2013-08-28 | 三浦工業株式会社 | 電気式脱塩装置の運転方法 |
-
2015
- 2015-01-13 JP JP2015004040A patent/JP6407734B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016129861A (ja) | 2016-07-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8628653B2 (en) | Electrodeionization apparatus | |
JP5768961B2 (ja) | 水処理装置 | |
TW201335077A (zh) | 具有離子交換及雙極性電透析之電透析 | |
US20150329384A1 (en) | Rechargeable electrochemical cells | |
JP4403621B2 (ja) | 電気脱イオン装置 | |
JP4748318B2 (ja) | 電気脱イオン装置 | |
JP5729062B2 (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP5673225B2 (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP6407734B2 (ja) | 電気式脱イオン水製造装置の運転方法、及び電気式脱イオン水製造装置を備えた純水製造システム | |
JP5786376B2 (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP4853610B2 (ja) | 硫酸イオンを含むメッキ液の再生装置及び硫酸イオン除去方法 | |
JP4505965B2 (ja) | 純水の製造方法 | |
JP4599668B2 (ja) | 電気脱イオン装置の運転方法 | |
JP3570350B2 (ja) | 電気脱イオン装置及び純水製造装置 | |
JP6061446B2 (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP5640825B2 (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP3480661B2 (ja) | 電気式脱イオン水製造装置の通水処理方法 | |
JP4849886B2 (ja) | シリカの除去方法 | |
JP2012196634A (ja) | 水処理方法及び水処理システム | |
JP2018051453A (ja) | 電気式脱イオン水製造装置およびその運転方法 | |
JP4624066B2 (ja) | 電気式脱イオン水製造装置の運転方法及び電気式脱イオン水製造装置 | |
JP4915843B2 (ja) | 電気軟化装置、軟化装置及び軟水製造方法 | |
JP2003326270A (ja) | 電気再生式脱塩装置 | |
JP2010253451A (ja) | 電気式脱イオン水製造装置の洗浄方法 | |
JPH11179369A (ja) | 電気式脱イオン水製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180606 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180619 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180731 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180919 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6407734 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |