JP6407217B2 - インクジェットヘッド - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、インクを吐出させて印刷を行うことができるインクジェットヘッドに関する。
インクジェットプリンタに用いられるインクジェットヘッドは、ノズルを有するノズルプレートと、ノズルと接続された圧力室と、ノズルから液を吐出させる圧電振動子と、を備えている。圧電振動子の作動により圧力室内に圧力変動を与えると、ノズルから液滴が吐出される。
特開2009−233879号公報
インクジェットヘッドで印刷を実施する対象物は様々であり、大きな広告用のポスターや大きな壁紙の印刷にも使用される。例えば、このように印刷対象物が大きい場合には、印刷対象物に着弾させる液の液量を増やしたいというニーズが存在している。
本発明が解決しようとする課題は、液の吐出量を増加できるインクジェットヘッドを提供することである。
本実施形態に係るインク循環式のインクジェットヘッドは、複数の圧力室と、ノズルプレートと、複数の一体化ノズルと、を備える。ノズルプレートは、圧力室側の第1面及び第1面とは反対側の第2面を有する。複数の一体化ノズルは、ノズルプレートを貫通する同じ圧力室に面して設けられた前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第1ノズル及び、前記第1面側において、周面の一部が前記第1ノズルと重複するとともに、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第2ノズルを含み、前記ノズルプレートの長手方向に沿って前記複数の圧力室にそれぞれに面して並べて設けられる、前記ノズルプレートを貫通する。さらに、前記一体化ノズルは、前記第1ノズル及び前記第2ノズルの並び方向に沿ってそれぞれの中心軸を通る断面において、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の前記第1ノズル側の周面は、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びるとともに、前記第2面から前記第1面に到る途中で、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びる前記第2ノズル側の周面と交差し、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の断面が三角形状であって、前記第1ノズルの周面及び前記第2ノズルの周面が交差する点が前記第2面側に設けられる。
第1実施形態のインクジェットヘッドを示す斜視図。 図1に示すインクジェットヘッドのF2−F2線に沿った断面図。 図1に示すインクジェットヘッドを分解して示した分解斜視図。 図2に示すインクジェットヘッドのF4−F4線に沿った断面図。 図1に示すインクジェットヘッドのノズルプレートを第1面側から示した平面図。 図5に示すノズルプレートのF6−F6線に沿った断面図。 図5に示すノズルプレートを第2面側から示した平面図。 一般的な構造を有したインクジェットヘッドのノズルプレートの厚み方向に沿った断面図。 図1に示すインクジェットヘッドのノズルプレートの厚み方向に沿った断面図。 第2実施形態のインクジェットヘッドのノズルプレートを第1面側から示した平面図。 図10に示すノズルプレートのF11−F11線に沿った断面図。 図10に示すノズルプレートを第2面側から示した断面図。 第3実施形態のインクジェットヘッドのノズルプレートを第1面側から示した平面図。 図13に示すノズルプレートのF14−F14線に沿った断面図。 図13に示すノズルプレートを第2面側から示した平面図。
以下、図1から図9を参照して、インクジェットヘッドの第1実施形態について説明する。インクジェットヘッドは、印刷装置に搭載されて、当該印刷装置から液(インク)の供給を受けて、用紙等の印刷対象に対して文字や画像等を印刷することができる。インクジェットヘッドに用いられる液(インク)には、画像を形成するための各種のインクのほか、画像を形成する用途以外に用いられる種々の機能を有した機能性インクが含まれる。
インクジェットヘッド11は、インクジェットプリンタ(印刷装置)に搭載され、インクジェットプリンタに内蔵されるタンク(インクタンク、液タンク)にチューブ等を介して接続されている。インクジェットヘッド11は、ヘッド本体12と、ユニット部13と、一対の回路基板14とを備えている。
ユニット部13は、ヘッド本体12とタンクとの間の経路の一部を形成するマニホールドと、インクジェットプリンタに接続するための部材と、を含んでいる。一対の回路基板14は、ヘッド本体12にそれぞれ取り付けられている。
図1に示すように、一対の回路基板14は、基板本体15と、一対のフィルムキャリアパッケージ(FCP16)とをそれぞれ有している。基板本体15は、長方形をなしたプリント配線板である。基板本体15には、種々の電子部品やコネクタが実装される。また、基板本体15には、一対のFCP16がそれぞれ取り付けられている。
一対のFCP16は、複数の配線が形成されるとともに柔軟性を有する樹脂製のフィルムと、複数の配線に接続されたIC17とをそれぞれ有している。フィルムは、テープオートメーテッドボンディング(TAB)である。IC17は、電極に電圧を印加するための部品である。IC17は、樹脂によってフィルムに固定されている。
図2に示すように、FCP16の端部は、異方性導電性フィルム(ACF)によって、ベースプレート上の配線パターン21に熱圧着接続されている。ACFによって、FCPの複数の配線は、配線パターン21に電気的に接続される。
ヘッド本体12は、印刷対象に対して液滴(インク滴)を吐出するための装置である。ヘッド本体12は、ユニット部13に取り付けられている。図2に示すように、ヘッド本体12は、ベースプレート22と、ノズルプレート23と、枠部材24と、複数の駆動素子31が作りこまれたブロック25とを備えている。
図2、図3に示すように、ベースプレート22は、例えばアルミナのようなセラミックスによって長方形の板状に形成されている。ベースプレート22を貫通するように複数の供給孔26および複数の排出孔27が設けられている。
供給孔26は、ベースプレート22の略中央部において、ベースプレート22の長手方向に並んで設けられている。供給孔26は、ユニット部13のマニホールドのインク供給部28に連通している。供給孔26は、インク供給部28を介してタンクに接続されている。
排出孔27は、供給孔26を間に挟んだ両側に長手方向に並んで設けられている。排出孔27は、ユニット部13のマニホールドのインク排出部29に連通している。排出孔27は、インク排出部29を介してタンクに接続されている。
枠部材24は、例えばニッケル合金等によって四角の枠状に形成されている。枠部材24は、ベースプレート22とノズルプレート23との間に介在している。枠部材24は、実装面とノズルプレート23とにそれぞれ接着されている。
駆動素子31(複数の駆動素子が作りこまれたブロック25)は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)によって形成された板状の二つの圧電体によって形成されている。二つの圧電体は、分極方向がその厚さ方向に互いに逆向きになるように貼り合わされている。
複数の駆動素子31が形成されたブロック25は、ベースプレート22の実装面に接着されている。図2に示すように、ブロック25は、断面台形状に形成されている。駆動素子31の頂部は、ノズルプレート23に接着されている。
図3に示すように、ブロック25には、複数の溝が設けられている。溝は、ブロック25の長手方向(インクジェットヘッド11の長手方向)と交差する方向にそれぞれ延びている。溝によって、板状の駆動素子31同士が分離されている。溝の内側の領域は、後述する第1ノズル36および第2ノズル37に対向した圧力室32となっている。駆動素子31は、後述する第1ノズル36および第2ノズル37から同時に液滴を吐出させることができる。図2に示すように、ノズルプレート23、ベースプレート22の供給孔26付近の部分、およびブロック25の斜面部分によって、各圧力室32に液(インク)を供給するための共通液室33が構成される。共通液室33は、各圧力室32と連通している。
図4に示すように、駆動素子31の両面には、電極34が設けられている。電極34は、溝(圧力室32)の底部と、駆動素子31の側面と、を覆っている。電極34は、例えばニッケル薄膜をレーザーパターニングすることによって形成されている。
図3に示すように、ベースプレート22の実装面には、複数の駆動素子31からベースプレート22の長手方向と交差する方向に延びる複数の配線パターン21が設けられている。配線パターン21は、例えばベースプレート22上に形成したニッケル薄膜をレーザーパターニングすることによって形成されている。
図3に示すように、ノズルプレート23は、例えばポリイミド製のフィルムで形成され、略長方形をなしている。ノズルプレート23は、ベースプレート22に対向している。ノズルプレート23は、圧力室32側の第1面23Aと、第1面23Aとは反対側の第2面23Bと、を有している。
図3に示すように、ノズルプレート23には、ノズルプレート23を貫通した複数の一体化ノズル35が設けられている。複数の一体化ノズル35は、ノズルプレート23の長手方向に沿って並んでいる。
図3、図5に示すように、各一体化ノズル35には、第1ノズル36と、第2ノズル37と、が含まれている。第2ノズル37は、第1ノズル36の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向と交差する方向において第1ノズル36と隣接して設けられている。第1ノズル36および第2ノズル37は、同じ圧力室32に面して設けられている(図2参照)。
図6に示すように、第1ノズル36および第2ノズル37は、略同じ形状を有している。第1ノズル36および第2ノズル37は、例えば第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなしていて、第1面23Aと第2面23Bとを貫通している。第1ノズル36は、第1面23Aに設けられた第1開口部36Aと、第2面23Bに設けられた第2開口部36Bと、を含んでいる。第2ノズル37は、第1面23Aに設けられた第3開口部37Aと、第2面23Bに設けられた第4開口部37Bと、を含んでいる。
図5に示すように、第1開口部36Aの一部は、第3開口部37Aの一部と重複するように設けられている。すなわち、第1開口部36Aは、第3開口部37Aと連続するように設けられている。このため、図6に示すように、第1ノズル36の第1面23A側の部分は、第2ノズル37の第1面23A側の部分と一体になるように連通しており、これらの部分で共有部を構成している。
図7に示すように、第2開口部36Bは、第4開口部37Bとは分離しているが、第4開口部37Bの近傍に設けられている。このため、第1ノズル36の第2面23B側の部分は、第2ノズル37の第2面23B側の部分から分離している。
図6に示すように、第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びている。第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第2ノズル37の第2周面37C(内周面、側面、斜面)と交差する。
続いて、上記構成のインクジェットヘッド11の製造工程について説明する。
まず、焼成前のセラミックスシート(セラミックスグリーンシート)で構成されるベースプレート22に、プレス成形によって供給孔26と排出孔27を形成する。続いて、ベースプレート22を焼成する。
焼成工程の完了後、ベースプレート22の実装面に駆動素子となる圧電体のブロック25を図3に示すように一対に接着する。このとき、一対のブロック25は、治具を介してベースプレート22に対して位置決めされ、ベースプレート22に接着される。
続いて、ベースプレート22に接着されたブロック25のそれぞれの角部に、いわゆるテーパ加工(面取り加工)を行う。これによって、ブロック25のそれぞれの断面は、図2に示すような台形状になる。そして、ブロック25に、複数の溝(圧力室32)を形成し、板状の駆動素子31を形成する。複数の溝は、例えば、ICウェハーの切断等に用いられるダイシングソーのマルチカッターによって形成される。
次に、例えば無電解メッキによって、ベースプレート22の実装面と、溝(圧力室32)の底部と、板状の駆動素子31の側面とに、ニッケル薄膜を形成する。このニッケル薄膜を、レーザ照射によりパターニングして、電極34および配線パターン21を形成する。さらに、ベースプレート22に枠部材24を接着し、枠部材24にノズルプレート23を接着する。さらに、ノズルプレート23に対してレーザを照射して一体化ノズル35(第1ノズル36および第2ノズル37)を形成する。なお、本実施形態では、枠部材24にノズルプレート23を接着した後にノズルプレート23にレーザで一体化ノズル35を形成するようにしているが、ノズルの形成方法はこれに限定されるものではない。予め一体化ノズル35をプレス加工等でノズルプレート23に形成した後に、ノズルプレート23を枠部材24に接着してもよい。
最後に一対の回路基板14をACFでベースプレート22に接着し、インクジェットヘッド11が完成する。
続いて、本実施形態のインクジェットヘッド11の液の吐出動作について説明する。本実施形態のインクジェットヘッド11は、液(インク)循環式のインクジェットヘッド11であり、タンクから出たインクは、供給孔26、共通液室33を介して圧力室32まで供給される。圧力室32において吐出に利用されなかったインクは、排出孔27からタンクに回収される。このように、本実施形態のインクジェットヘッド11では、インクはタンクとインクジェットヘッド11の内部との間で常に循環している。
ここで、液(インク)の吐出動作について、図8に示すような、第1ノズル36および第2ノズル37が独立しており、これらに連通した圧力室32も独立した形態のインクジェットヘッド41との対比のうえ説明する。
図8に示すように、従来型のインクジェットヘッド41において、ノズル42から液を吐出させる際には、駆動素子31を作動させて圧力室32の容積を増減させる。例えば、圧力室32の容積を一時的に大きくした後、圧力室32の容積を元の容積よりも小さくすると、圧力室32内の液が加圧され、ノズル42から印刷対象に向けて液滴が勢いよく吐出される。液の吐出直前には、メニスカス面43は外界に向けて突出し、そのまま印刷対象に向けて液滴として吐出される。液滴の吐出後は、メニスカス面43はノズル42の内側に後退する。このように印刷の直前・直後には、駆動素子31による加圧によってメニスカス面43が矢印の方向に振動する。これに伴って、圧力室32内にある液(インク)も矢印の方向に振動する。このとき、第1ノズル36およびこれに連通した圧力室32と、第2ノズル37およびこれに連通した圧力室32とは、独立しているため、これらの内部にある液の振動も互いに独立したものとなる。このため、第1ノズル36および第2ノズル37の大きさのばらつきや、圧力室32の容積のばらつきによって、液(メニスカス面42)の振動にも差を生じる。この結果、第1ノズル36と第2ノズル37との間で、液の吐出速度、液の吐出量等の吐出性能にばらつきを生じることが多い。
図9に本実施形態のインクジェットヘッド11の第1ノズル36および第2ノズル37周りを拡大して示す。
インクジェットヘッド11において、一体化ノズル35から液を吐出させる際には、図8に示すものと同様に、駆動素子31を駆動して圧力室32の容積を増減させる。例えば、圧力室32の容積を一時的に大きくした後、圧力室32の容積を元の容積よりも小さくすると、圧力室32内の液が加圧され、第1ノズル36および第2ノズル37から同時に液滴が吐出される。液の吐出直前には、第1ノズル36および第2ノズル37のメニスカス面43は外界に向けて突出し、そのまま印刷対象に向けて液滴として吐出される。液滴の吐出後は、第1ノズル36のメニスカス面43および第2ノズル37のメニスカス面43は、第1ノズル36および第2ノズル37の内側に後退する。このように印刷の直前・直後には、駆動素子31による加圧によってメニスカス面43が矢印の方向に振動する。これに伴って、第1ノズル36および第2ノズル37の圧力室32側(ノズルプレート23の第1面23A側)の部分にある液、および圧力室32内にある液(インク)も矢印の方向に振動する。
本実施形態では、第1ノズル36、第2ノズル37、およびこれらに連通した圧力室32とは、互いに連通しているため、これらの内部にある液の振動も同期したものとなる。この結果、第1ノズル36および第2ノズル37の大きさのばらつきに起因して、液の振動(メニスカス面43の振動)に差を生じることが防止される。この結果、第1ノズル36と第2ノズル37との間で、液の吐出速度、液の吐出量等の吐出性能にばらつきを生じることが防止される。
第1実施形態によれば、インクジェットヘッド11は、圧力室32と、圧力室32側の第1面23Aと、第1面23Aとは反対側の第2面23Bと、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第1ノズル36と、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第2ノズル37と、を有したノズルプレート23と、圧力室32に隣接して設けられ第1ノズル36および第2ノズル37から同時に液滴を吐出させる駆動素子31と、を備え、第1ノズル36の第1面23A側の部分は、第2ノズル37の第1面23A側の部分と連通し、第1ノズル36の第2面23B側の部分は、第2ノズル37の第2面23B側の部分から分離している。
この構成によれば、第1ノズル36および第2ノズル37から同時に液滴を吐出できるため、1回の吐出駆動で多量の液滴の吐出が可能なインクジェットヘッド11を提供できる。また、上記構成によれば、第1ノズル36の第1面23A側の部分と第2ノズル37の第1面23A側の部分とが連続するように構成できる。これによって、第1ノズル36および第2ノズル37のメニスカス面43の振動を同期(共有)させることができ、第1ノズル36および第2ノズル37の大きさの違いに起因した液の吐出性能のばらつきを低減できる。
第1ノズル36の周面は、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びるとともに第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第2ノズル37の周面と交差している。この構成によれば、第1ノズル36の周面の途中の位置で、第2ノズル37側に連通した部分を設けることができる。これによって、第1ノズル36の第2面23B側の部分と第2ノズル37の第2面23B側の部分とをより一層近づけて配置することができ、両ノズル間でメニスカス面43の振動について同期をとりやすくできる。このため、第1ノズル36と第2ノズル37との間の大きさの違いによって、液の吐出性能にばらつきが出ることを防止できる。
[第2実施形態]
以下に、図10から図12を参照して、インクジェットヘッド11の第2実施形態について説明する。本実施形態において、インクジェットヘッド11は、第1ノズル36から第4ノズル52が共有部分を構成しているが第1実施形態とは異なっているが、それ以外の部分は第1実施形態と共通している。このため、主として異なる部分について説明し、共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図10は、ノズルプレート23を圧力室32側(第1面23A側)から示している。図11は、図10中に示すF11−F11線に沿った断面図を示している。図12は、ノズルプレート23を外界側(第2面側)から示している。
ノズルプレート23には、ノズルプレート23を貫通した複数の一体化ノズル35が設けられている。複数の一体化ノズル35は、図1に示すものと同様に、ノズルプレート23の長手方向に沿って並んでいる。
図10に示すように、各一体化ノズル35には、第1ノズル36と、第2ノズル37と、第3ノズル51と、第4ノズル52と、が含まれている。第2ノズル37は、第1ノズル36の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向と交差する方向において第1ノズル36と隣接して設けられている。第3ノズル51は、第1ノズル36の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向において第1ノズル36と隣接して設けられている。第4ノズル52は、第2ノズル37の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向と交差する方向において第2ノズル37と隣接して設けられている。図12に示すように、第1ノズル36と第4ノズル52は対角の位置にあり、第2ノズル37と第3ノズル51は対角の位置にある。第1ノズル36から第4ノズル52は、同じ圧力室32に面して設けられている。
図11に示すように、第1ノズル36から第4ノズル52は、互いに略同じ形状を有している。第1ノズル36から第4ノズル52は、第1面23Aと第2面23Bとを貫通しており、例えば第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなしている。第1ノズル36は、第1面23Aに設けられた第1開口部36Aと、第2面23Bに設けられた第2開口部36Bと、を含んでいる。第2ノズル37は、第1面23Aに設けられた第3開口部37Aと、第2面23Bに設けられた第4開口部37Bと、を含んでいる。
図10、図12に示すように、第3ノズル51は、第1面23Aに設けられた第5開口部51Aと、第2面23Bに設けられた第6開口部51Bと、を含んでいる。第4ノズル52は、第1面23Aに設けられた第7開口部52Aと、第2面23Bに設けられた第8開口部52Bと、を含んでいる。
図10に示すように、第1開口部36Aの一部は、第3開口部37Aおよび第5開口部51Aの一部と重複するように設けられている。このため、第1開口部36Aは、第3開口部37Aおよび第5開口部51Aと連続している。同様に、第7開口部52Aの一部は、第3開口部37Aおよび第5開口部51Aの一部と重複するように設けられている。このため、第7開口部52Aは、第3開口部37Aおよび第5開口部51Aと連続している。
したがって本実施形態では、第1ノズル36から第4ノズル52の第1面23A側の部分は、共有部を構成しており、一体的に設けられると言い換えることができる。
図12に示すように、第2開口部36Bは、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bとは分離しているが、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bの近傍に設けられている。同様に、第8開口部52Bは、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bとは分離しているが、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bの近傍に設けられている。このため、第1ノズル36から第4ノズル52の第2面23B側の部分は、互いに分離した独立部を構成している。
図11に示すように、第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びていている。第1ノズル36の第1周面36Cは、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第2ノズル37の第2周面37C(内周面、側面、斜面)と交差する。同様に、図10、図12に示すように、第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第3ノズル51の第3周面51C(内周面、側面、斜面)と交差する。
また、第4ノズル52の第4周面52C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びていている。第4ノズル52の第4周面52Cは、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2ノズル37の第2周面37Cおよび第3ノズル51の第3周面51Cと交差する。
本実施形態では、圧力室32を間に挟んだ一対の駆動素子31は、第1ノズル36、第2ノズル37、第3ノズル51、および第4ノズル52から同時に液滴を吐出させることができる。
本実施形態のインクジェットヘッド11の製造工程は、一体化ノズル35として形成するノズルの数が異なっているが、それ以外は第1実施形態と同様である。
本実施形態では、インクジェットヘッド11は、一体化ノズル35に含まれるノズルの数が異なるため、1回の吐出駆動で吐出できる液滴(インク滴)の量が異なる。すなわち、本実施形態では、第1実施形態に比して略2倍量の液滴(インク滴)を吐出することができる。それ以外の点は、第1実施形態と概ね同様の作用を発揮する。
本実施形態によれば、インクジェットヘッド11は、圧力室32と、圧力室32側の第1面23Aと、第1面23Aとは反対側の第2面23Bと、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第1ノズル36と、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第2ノズル37と、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第3ノズル51と、第1面23Aと第2面23Bとを貫通するとともに第2面23Bに近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第4ノズル52と、を有したノズルプレート23と、圧力室32に隣接して設けられ第1ノズル36、第2ノズル37、第3ノズル51、および第4ノズル52から同時に液滴を吐出させる駆動素子31と、を備え、第1ノズル36から第4ノズル52の第1面23A側の部分は、一体的に設けられ、第1ノズル36から第4ノズル52の第2面23B側の部分は、互いに分離した。
この構成によれば、第1ノズル36から第4ノズル52で同時に液滴を吐出できるため、1回の吐出駆動で多量の液の吐出が可能なインクジェットヘッド11を提供できる。また、上記構成によれば、第1ノズル36から第4ノズル52の間で吐出性能が均一なインクジェットヘッド11を提供することができる。
[第3実施形態]
以下に、図13から図15を参照して、インクジェットヘッド11の第3実施形態について説明する。本実施形態において、インクジェットヘッド11は、第1ノズル36から第4ノズル52の第1面23A側にある箇所で共有部を構成している点で第2実施形態と同じであるが、当該共有部の形状が異なっている。しかしながら、第3実施形態は、それ以外の部分で第2実施形態と共通している。このため、主として第2実施形態と異なる部分について説明し、共通する部分については図示或いは説明を省略する。
図13は、ノズルプレート23を圧力室32側(第1面23A側)から示している。図14は、図13中に示すF14−F14線に沿った断面図を示している。図15は、ノズルプレート23を外界側(第2面側)から示している。
ノズルプレート23には、ノズルプレート23を貫通した複数の一体化ノズル35が設けられている。複数の一体化ノズル35は、図1に示すものと同様に、ノズルプレート23の長手方向に沿って一定の間隔で並んでいる。各一体化ノズル35には、第1ノズル36と、第2ノズル37と、第3ノズル51と、第4ノズル52と、が含まれている。第2ノズル37は、第1ノズル36の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向と交差する方向において第1ノズル36と隣接して設けられている。第3ノズル51は、第1ノズル36の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向において第1ノズル36と隣接して設けられている。第4ノズル52は、第2ノズル37の近傍で、例えばノズルプレート23の長手方向と交差する方向において第2ノズル37と隣接して設けられている。図15に示すように、第1ノズル36と第4ノズル52は対角の位置にあり、第2ノズル37と第3ノズル51は対角の位置にある。第1ノズル36から第4ノズル52は、同じ圧力室32に面して設けられている。
第1ノズル36から第4ノズル52は、互いに略同じ形状を有している。すなわち、第1ノズル36から第4ノズル52のそれぞれは、例えば錐台形をなしている。第1ノズル36は、第1面23Aに設けられた第1開口部36Aと、第2面23Bに設けられた第2開口部36Bと、を含んでいる。第2ノズル37は、第1面23Aに設けられた第3開口部37Aと、第2面23Bに設けられた第4開口部37Bと、を含んでいる。第3ノズル51は、第1面23Aに設けられた第5開口部51Aと、第2面23Bに設けられた第6開口部51Bと、を含んでいる。第4ノズル52は、第1面23Aに設けられた第7開口部52Aと、第2面23Bに設けられた第8開口部52Bと、を含んでいる。
本実施形態では、第1開口部36Aから第4開口部37Bは、一体化された1つの略方形の共通開口部を構成している。このため、本実施形態では、第1ノズル36から第4ノズル52の第1面23A側の部分は、略四角形の共有部を構成し、且つ、一体的に設けられると言い換えることができる。
図15に示すように、第2開口部36Bは、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bとは分離しているが、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bの近傍に設けられている。同様に、第8開口部52Bは、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bとは分離しているが、第4開口部37Bおよび第6開口部51Bの近傍に設けられている。このため、第1ノズル36から第4ノズル52の第2面23B側の部分は、互いに分離した独立部を構成している。
図14に示すように、第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面から第1面に向けて直線的に延びていている。第1ノズル36の第1周面36Cは、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第2ノズル37の第2周面37C(内周面、側面、斜面)と交差する。同様に、図13、図15に示すように、第1ノズル36の第1周面36C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びる第3ノズル51の第3周面51C(内周面、側面、斜面)と交差する。
また、第4ノズル52の第4周面52C(内周面、側面、斜面)は、第2面23Bから第1面23Aに向けて直線的に延びていている。第4ノズル52の第4周面52Cは、第2面23Bから第1面23Aに至る途中で、第2ノズル37の第2周面37Cおよび第3ノズル51の第3周面51Cと交差する。
本実施形態では、圧力室32を間に挟んだ一対の駆動素子31は、第1ノズル36、第2ノズル37、第3ノズル51、および第4ノズル52から同時に液滴を吐出させることができる。
本実施形態のインクジェットヘッド11の製造工程は、第2実施形態と概ね同様である。本実施形態では、一体化ノズル35の形成工程において、第1ノズル36から第4ノズル52の第1面23A側の部分を略方形の共通開口部として形成する。一体化ノズル35の形成方法は、レーザ加工でもよいし、プレス加工であってもよい。本実施形態では、インクジェットヘッド11は、第2実施形態と概ね同様の作用を発揮する。
本実施形態によれば、第1ノズル36から第4ノズル52で同時に液滴を吐出できるため、1回の吐出駆動で多量の液滴の吐出が可能なインクジェットヘッド11を提供できる。また、上記構成によれば、第1ノズル36から第4ノズル52の間で吐出性能が均一なインクジェットヘッド11を提供することができる。
以上、第1から第3実施形態について説明したが、これらの実施形態中の構成要素を適宜組み合わせて実施してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 圧力室と、
前記圧力室側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第1ノズルと、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第2ノズルと、を有したノズルプレートと、
前記圧力室に隣接して設けられ前記第1ノズルおよび前記第2ノズルから同時に液滴を吐出させる駆動素子と、
を備え、
前記第1ノズルの前記第1面側の部分は、前記第2ノズルの前記第1面側の部分と連通し、
前記第1ノズルの前記第2面側の部分は、前記第2ノズルの前記第2面側の部分から分離したインクジェットヘッド。
[2] 前記第1ノズルの周面は、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びるとともに前記第2面から前記第1面に至る途中で、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びる前記第2ノズルの周面と交差した[1]に記載のインクジェットヘッド。
[3] 圧力室と、
前記圧力室側の第1面と、前記第1面とは反対側の第2面と、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第1ノズルと、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第2ノズルと、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第3ノズルと、前記第1面と前記第2面とを貫通するとともに前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形をなした第4ノズルと、を有したノズルプレートと、
前記圧力室に隣接して設けられ前記第1ノズル、前記第2ノズル、前記第3ノズル、および前記第4ノズルから同時に液滴を吐出させる駆動素子と、
を備え、
前記第1ノズルから前記第4ノズルの前記第1面側の部分は、一体的に設けられ、
前記第1ノズルから前記第4ノズルの前記第2面側の部分は、互いに分離したインクジェットヘッド。
[4] 前記第1ノズルから前記第4ノズルの前記第1面側の部分は、略四角形状で一体的に設けられる[3]に記載のインクジェットヘッド。

11…インクジェットヘッド、23…ノズルプレート、23A…第1面、23B…第2面、31…駆動素子、32…圧力室、36…第1ノズル、36C…第1周面、37…第2ノズル、37C…第2周面、51…第3ノズル、52…第4ノズル。

Claims (6)

  1. 複数の圧力室と、
    前記圧力室側の第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有するノズルプレートと、
    同じ前記圧力室に面して設けられ、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第1ノズル及び、前記第1面側の開口部の一部が前記第1ノズルと重複するとともに、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第2ノズルを含み、前記ノズルプレートの長手方向に沿って前記複数の圧力室にそれぞれに面して並べて設けられる、前記ノズルプレートを貫通する複数の一体化ノズルと、
    を備え
    前記一体化ノズルは、前記第1ノズル及び前記第2ノズルの並び方向に沿ってそれぞれの中心軸を通る断面において、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の前記第1ノズル側の周面は、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びるとともに、前記第2面から前記第1面に到る途中で、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びる前記第2ノズル側の周面と交差し、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の断面が三角形状であって、前記第1ノズルの周面及び前記第2ノズルの周面が交差する点が前記第2面側に設けられる、
    インク循環式のインクジェットヘッド。
  2. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルは、前記ノズルプレートの長手方向と交差する方向に隣接して設けられる請求項1に記載のインク循環式のインクジェットヘッド。
  3. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルは、前記ノズルプレートの長手方向と直交する方向に隣接して設けられる請求項2に記載のインク循環式のインクジェットヘッド。
  4. 前記第1ノズル及び前記第2ノズルは、同じ形状を有している請求項1に記載のインク循環式のインクジェットヘッド。
  5. 前記ノズルプレートに対向して設けられる長方形状のベースプレートの長手方向に沿って、前記ベースプレートの中央部に並んで設けられる供給孔、及び、前記供給孔を間に挟み、前記ベースプレートの長手方向に沿って、前記供給孔の並び方向の両側に並んで設けられる排出孔を有する請求項1に記載のインク循環式のインクジェットヘッド。
  6. 複数の圧力室と、
    前記圧力室側の第1面及び前記第1面とは反対側の第2面を有するノズルプレートと、
    同じ前記圧力室に面し、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第1ノズル、前記第1面側の開口部の一部が前記第1ノズルと重複するとともに、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第2ノズル、前記第1面側において、周面の一部が前記第1ノズル及び前記第2ノズルと重複するとともに、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第3ノズル、及び、前記第1面側において、周面の一部が前記第1ノズル、前記第2ノズル及び第3ノズルと重複するとともに、前記第1面から前記第2面に近づくにつれて直径が小さくなる錐台形状を有する第4ノズルを含み、前記ノズルプレートの長手方向に沿って前記複数の圧力室にそれぞれに面して並べて設けられる、前記ノズルプレートを貫通する複数の一体化ノズルと、
    を備え
    前記一体化ノズルは、前記第1ノズル及び前記第2ノズルの並び方向に沿ってそれぞれの中心軸を通る断面において、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の前記第1ノズル側の周面は、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びるとともに、前記第2面から前記第1面に到る途中で、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びる前記第2ノズル側の周面と交差し、前記第1ノズル及び前記第2ノズルを隔てる部分の断面が三角形状であって、前記第1ノズルの周面及び前記第2ノズルの周面が交差する点が前記第2面側に設けられ、
    前記第3ノズル及び前記第4ノズルの並び方向に沿ってそれぞれの中心軸を通る断面において、前記第3ノズル及び前記第4ノズルを隔てる部分の前記第3ノズル側の周面は、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びるとともに、前記第2面から前記第1面に到る途中で、前記第2面から前記第1面に向けて直線的に延びる前記第4ノズル側の周面と交差し、前記第3ノズル及び前記第4ノズルを隔てる部分の断面が三角形状であって、前記第3ノズルの周面及び前記第4ノズルの周面が交差する点が前記第2面側に設けられる、
    インクジェットヘッド。
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