JP6406685B1 - 杭抜き機、及び杭抜き工法 - Google Patents
杭抜き機、及び杭抜き工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6406685B1 JP6406685B1 JP2018142035A JP2018142035A JP6406685B1 JP 6406685 B1 JP6406685 B1 JP 6406685B1 JP 2018142035 A JP2018142035 A JP 2018142035A JP 2018142035 A JP2018142035 A JP 2018142035A JP 6406685 B1 JP6406685 B1 JP 6406685B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheave
- pile
- existing pile
- existing
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Abstract
Description
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
前記下第2シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
前記落下防止工程にて、前記下第2シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法を提供するものである。
本発明における実施例1は、図1に示すように、キャタピラ移動が可能で組立が容易なテレスコクローラ9を備えた杭抜き機100により、地中に埋設されている既設杭Pを引抜くものである。テレスコクローラ9が門型フレーム1を地上に起立させ、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかにより既設杭Pを吊下げて引抜く。門型フレーム1は、支柱4及び支柱5により上枠体6が保持されている。上枠体6には、上第1シーブ7が正面視左側に、上第2シーブ8が正面視右側にそれぞれ独立して設けられている(図示せず)。上第1シーブ7及び上第2シーブは共に多滑車からなり、上第1シーブ7は多滑車からなる下第1シーブ2を吊下げ、上第2シーブ8は多滑車からなる下第2シーブ3を吊下げている。したがって、下第1シーブ2は門型フレーム1正面視左側に位置し、下第2シーブ3は門型フレーム1正面視右側に位置している。
次に実施例1における杭抜き工法について説明する。まず、準備工程を実行して、上述の杭抜き機100を準備する。杭抜き機100は、支柱4、5によって上枠体6が支持される門型フレーム1と、上枠体6に設けられた多滑車からなる上第1シーブ7と、上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブ8と、上第1シーブ7との間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブ2と、上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブ3と、を備え、下第1シーブ2、及び下第2シーブ3はそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である。
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、
前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、
前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、
前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、
前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、
前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能であることを特徴とする杭抜き機により、狭いスペースで既設杭を手際よく安全に引抜くことができる。
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブ又は前記下第2シーブのいずれかによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
前記下第2シーブ又は前記下第1シーブのいずれかによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
前記落下防止工程にて、前記下第2シーブ又は前記下第1シーブのいずれかによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法により、狭いスペースで既設杭を手際よく安全に引抜くことができる。
杭キャッチャー10について、図4、図5を参照して説明する。杭キャッチャー210は、途中まで引き上げた既設杭Pを把持し地中に落下することを防止するものである。その機構は、図4に示すように、略円弧状の第1アーム201と略円弧状の第2アーム202とがそれぞれの略円弧の中心を向く側同士を対向させて、可動軸205によりそれぞれの一方の端部201a、202aが軸支されており、第1アーム201及び第2アーム202のそれぞれの略円弧の中心を向く側には複数の把持部204が設けられている。第1アーム201及び第2アーム202は共に鉄で構成されており、また、複数の把持部204も鉄で構成され、第1アーム201及び第2アーム202に溶接されている。
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブの両方を用いて一の既設杭を吊下げて引抜く第1引抜き工程を備えたことを特徴とする杭抜き工法により、重い既設杭を引抜くことができる。
ここで杭キャップについて図6〜図8を参照して説明する。杭キャップとは、地中に埋設された既設杭Pを引抜くために、既設杭Pを把持又は支持するチャッキング機構である。図6〜図8に示すように、杭キャップ301は略円筒状の内側円筒部303と、内側円筒部303に沿って移動可能に内側円筒部303の外側に設けたキャップ本体302と、キャップ本体302の外周壁に軸支された4つの爪307(307a、307b、307c、307d)と、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁より内部に起立可能に、内側円筒部303及びキャップ本体302にそれぞれ貫通して設けられた内側円筒部窓303W及びキャップ本体窓302Wと、を備えている。
4:支柱 5:支柱 6:上枠体 7:上第1シーブ 8:上第2シーブ
9:テレスコクローラ
100:杭抜き機
210:杭キャッチャー
201:第1アーム 201a:一方の端部 201b:他方の端部
202:第2アーム 202a:一方の端部 202b:他方の端部
203:油圧シリンダ 204:把持部
205:可動軸 206:固定軸 207:固定軸
208:油圧シリンダ受部
301:杭キャップ 302:キャップ本体 303:内側円筒部
304:継手 305:天板 306:ワイヤー掛け部 307:爪
W1:ワイヤー W2:ワイヤー
P:既設杭
Claims (3)
- 地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
前記下第2シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
前記落下防止工程にて、前記下第2シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法。 - 前記第2引抜き工程の後、前記下第1シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持して落下を防止する工程、前記切断工程、及び当該落下を防止する工程にて、前記下第1シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く工程を実行することを特徴とする請求項1に記載の杭抜き工法。
- 前記第1引抜き工程では、杭キャップを用いて既設杭を途中まで引抜くことを特徴とする請求項1又は2に記載の杭抜き工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018142035A JP6406685B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 杭抜き機、及び杭抜き工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018142035A JP6406685B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 杭抜き機、及び杭抜き工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6406685B1 true JP6406685B1 (ja) | 2018-10-17 |
JP2020020094A JP2020020094A (ja) | 2020-02-06 |
Family
ID=63855139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018142035A Active JP6406685B1 (ja) | 2018-07-30 | 2018-07-30 | 杭抜き機、及び杭抜き工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6406685B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042581A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 藤井 健之 | 杭抜き装置及び杭抜き方法 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52146004A (en) * | 1976-05-28 | 1977-12-05 | Akiyoshi Obinata | Sheathinggplate extracting apparatus |
US4256286A (en) * | 1979-10-30 | 1981-03-17 | Hudgins Jimmy R | Post pulling device |
JPS6453231U (ja) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 | ||
JPH02128013A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-16 | Sumitomo Constr Co Ltd | 矢板引抜き車 |
JPH04134543U (ja) * | 1991-05-27 | 1992-12-15 | コベルコ建機エンジニアリング株式会社 | 鋼杭引抜装置 |
JP2004257156A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Niigata Shoji Kk | 杭抜装置 |
JP6284253B1 (ja) * | 2017-06-15 | 2018-02-28 | 株式会社徳永組 | 杭キャッチャー、及び杭キャッチャーを用いた杭抜き工法 |
JP6284255B1 (ja) * | 2017-11-15 | 2018-02-28 | 株式会社徳永組 | 杭キャップ及び杭引抜き工法 |
-
2018
- 2018-07-30 JP JP2018142035A patent/JP6406685B1/ja active Active
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52146004A (en) * | 1976-05-28 | 1977-12-05 | Akiyoshi Obinata | Sheathinggplate extracting apparatus |
US4256286A (en) * | 1979-10-30 | 1981-03-17 | Hudgins Jimmy R | Post pulling device |
JPS6453231U (ja) * | 1987-09-29 | 1989-04-03 | ||
JPH02128013A (ja) * | 1988-11-04 | 1990-05-16 | Sumitomo Constr Co Ltd | 矢板引抜き車 |
JPH04134543U (ja) * | 1991-05-27 | 1992-12-15 | コベルコ建機エンジニアリング株式会社 | 鋼杭引抜装置 |
JP2004257156A (ja) * | 2003-02-27 | 2004-09-16 | Niigata Shoji Kk | 杭抜装置 |
JP6284253B1 (ja) * | 2017-06-15 | 2018-02-28 | 株式会社徳永組 | 杭キャッチャー、及び杭キャッチャーを用いた杭抜き工法 |
JP6284255B1 (ja) * | 2017-11-15 | 2018-02-28 | 株式会社徳永組 | 杭キャップ及び杭引抜き工法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021042581A (ja) * | 2019-09-11 | 2021-03-18 | 藤井 健之 | 杭抜き装置及び杭抜き方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020020094A (ja) | 2020-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6284255B1 (ja) | 杭キャップ及び杭引抜き工法 | |
JP6587900B2 (ja) | 既設杭撤去方法およびその方法の実施に用いられる杭切断装置 | |
JP5888460B1 (ja) | 根株除去工法及び根株除去装置 | |
JP6406685B1 (ja) | 杭抜き機、及び杭抜き工法 | |
JP2019035268A (ja) | 杭抜き機の杭キャップ、及び杭キャップを用いた杭抜き工法 | |
JP6284253B1 (ja) | 杭キャッチャー、及び杭キャッチャーを用いた杭抜き工法 | |
JP6731507B1 (ja) | パイル圧入機及びパイル圧入工法 | |
US3815373A (en) | Piling clamp | |
JP2011026936A (ja) | 埋設杭の抜去方法及び抜去装置 | |
JP6828935B1 (ja) | ケーシング把持具、及び杭抜き工法 | |
JP3457575B2 (ja) | 地中埋設杭の引き抜き装置 | |
JP6708848B2 (ja) | 杭抜き機、及び杭抜き工法 | |
JP6002169B2 (ja) | オーガ装置 | |
JP2018003489A (ja) | 杭用引抜き装置と杭の引抜き方法 | |
JP2009002056A (ja) | 既設杭撤去方法及びその装置 | |
CN207211144U (zh) | 一种打桩振动锤连接器 | |
JP3692120B2 (ja) | 杭抜装置 | |
JP2007224678A (ja) | 繋ぎ杭の施工方法および杭の保持装置 | |
JP6525299B1 (ja) | 柱材引抜き装置 | |
JP6942911B2 (ja) | 地中杭引き抜き用杭保持体および該保持体を用いた地中杭引き抜き工法 | |
CN107386290A (zh) | 一种打桩振动锤连接器 | |
KR102221270B1 (ko) | 해상 경사말뚝 인발 보조 장치 및 해상 경사말뚝 인발 공법 | |
JPH11217831A (ja) | 鋼材の地切り装置 | |
JP2007191954A (ja) | 杭圧入機及び杭圧入方法 | |
JP6236605B2 (ja) | 補巻ロープ掛け替え方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180730 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20180730 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20180810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180815 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180902 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180912 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6406685 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |