JP6406685B1 - 杭抜き機、及び杭抜き工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】狭いスペースで既設杭を手際よく引抜くことを課題とする。【解決手段】地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き機100であって、支柱によって上枠体が支持される門型フレーム1と、前記上枠体6に設けられた多滑車からなる上第1シーブ7と、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブ8と、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブ2と、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブ3と、を備え、前記下第1シーブ2、及び前記下第2シーブ3はそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能であることを特徴とする杭抜き機とした。【選択図】図1

Description

本発明は、建築構造物の建替え等のときに、地中に埋設されている既設杭を引き抜く杭抜き機、及び杭抜き工法に関するものである。
ビルやマンション等の建築構造物は、その荷重支持のために地中に杭が埋め込まれている。これらの建築構造物を建替える場合は、埋め込まれている既設杭を除去する必要がある。従来は、既設杭を除去するために、既設杭を破砕して取り出すか、又はワイヤーで既設杭を引抜いて除去していた。
特許文献1には、門型フレームに吊り下げた支持用ワイヤーで杭を途中まで引抜いた後、当該支持用ワイヤーを別の揚重機が吊り下げるとともに地上に保持した状態で、杭を切断して揚重機に吊り下げた杭を地上に載置し、残りの地中側の杭を門型フレームに吊り下げた支持用ワイヤーで杭を途中まで引抜くという作業を繰り返す工法が記載されている。
特許文献1:特開2004−257156号公報
しかしながら、特許文献1に記載の工法は、門型フレームに吊り下げた支持用ワイヤーで杭を途中まで引抜いた後、当該支持用ワイヤーを別の揚重機が吊り下げるとともに地上に保持した状態で、杭を切断して揚重機に吊り下げた杭を地上に載置するという作業を繰り返すため、門型フレームと別の揚重機とを用いなければならないため大型の機械を配置するための広いスペースが必要になるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決して、狭いスペースで既設杭を手際よく引抜くことを課題とする。
上記課題を解決するために本発明は、地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
前記下第2シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
前記落下防止工程にて、前記下第2シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法を提供するものである。
この構成により、狭いスペースで既設杭を手際よく引抜くことができる。
前記第2引抜き工程の後、前記下第1シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持して落下を防止する工程、前記切断工程、及び当該落下を防止する工程にて、前記下第1シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く工程を実行する構成としてもよい。
この構成により、長い既設杭を手際よく引抜くことができる。
前記第1引抜き工程では、杭キャップを用いて既設杭を途中まで引抜く構成としてもよい。
この構成により、ワイヤー外れなどのリスクを軽減することができる。
本発明の杭抜き機、及び杭抜き工法により、狭いスペースで既設杭を手際よく引抜くことができる。
本発明の実施例1における杭抜き機を説明する図である。 本発明の実施例1における杭抜き工法の第1引抜き工程、落下防止工程、切断工程、及び第2引抜き工程を説明する図である。 本発明の実施例2における杭抜き工法の第1引抜き工程を説明する図である。 本発明の実施例2における杭キャッチャーの機構を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の実施例2における杭キャッチャーの動作を説明する図である。 本発明の実施例3における爪307が倒伏した状態の杭キャップ301を示す図である。 本発明の実施例3における爪307が起立した状態の杭キャップ301を示す図である。 本発明の実施例3における爪307の倒伏・起立を説明する図で、(a)は倒伏した状態、(b)は起立した状態を示す。
本発明の実施例1について、図1〜図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1における杭抜き機を説明する図である。図2は、本発明の実施例1における杭抜き工法の第1引抜き工程、落下防止工程、切断工程、及び第2引抜き工程を説明する図である。
(杭抜き機)
本発明における実施例1は、図1に示すように、キャタピラ移動が可能で組立が容易なテレスコクローラ9を備えた杭抜き機100により、地中に埋設されている既設杭Pを引抜くものである。テレスコクローラ9が門型フレーム1を地上に起立させ、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかにより既設杭Pを吊下げて引抜く。門型フレーム1は、支柱4及び支柱5により上枠体6が保持されている。上枠体6には、上第1シーブ7が正面視左側に、上第2シーブ8が正面視右側にそれぞれ独立して設けられている(図示せず)。上第1シーブ7及び上第2シーブは共に多滑車からなり、上第1シーブ7は多滑車からなる下第1シーブ2を吊下げ、上第2シーブ8は多滑車からなる下第2シーブ3を吊下げている。したがって、下第1シーブ2は門型フレーム1正面視左側に位置し、下第2シーブ3は門型フレーム1正面視右側に位置している。
テレスコクローラ9の第1巻回手段に巻架されている昇降用左ワイヤーが上第1シーブ7に掛け渡されており、第1巻回手段によって昇降用左ワイヤーを繰り出し又は巻き取ることにより、下第1シーブ2が昇降可能となっている。
また、テレスコクローラ9の第2巻回手段に巻架されている昇降用右ワイヤーが上第2シーブ8に掛け渡されており、第2巻回手段によって昇降用右ワイヤーを繰り出し又は巻き取ることにより、下第2シーブ3が昇降可能となっている。
すなわち、テレスコクローラ9の第1巻回手段又は第2巻回手段によって昇降用左ワイヤー又は昇降用右ワイヤーを繰り出し又は巻き取ることにより、下第1シーブ2又は下第2シーブ3を別々に独立して昇降可能となっている。これにより、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかにより比較的軽い(およそ150t未満)既設杭Pを吊下げて引抜くことができる。
また、重い既設杭P(およそ150t以上300t未満)の場合は、テレスコクローラ9の第1巻回手段及び第2巻回手段によって昇降用左ワイヤー及び昇降用右ワイヤーを繰り出し又は巻き取ることにより、下第1シーブ2及び下第2シーブ3を同時に昇降させて一の既設杭Pを共同して引抜くことができる。
なお、実施例1においては、上第1シーブ7は多滑車からなる下第1シーブ2を吊下げ、上第2シーブ8は多滑車からなる下第2シーブ3を吊下げる構成としたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかを支柱4又は支柱5に摺動可能に保持して昇降するように構成してもよいし、下第1シーブ2を支柱4に摺動可能に保持して昇降するようにし、下第2シーブ3を支柱5に摺動可能に保持して昇降するように構成してもよい。
また、実施例1においては、上第1シーブ7及び下第1シーブ2を門型フレーム1正面視左側に位置するようにし、上第2シーブ8及び下第2シーブ3を門型フレーム1正面視右側に位置するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、上第1シーブ7及び下第1シーブ2を門型フレーム1正面視右側に位置するようにし、上第2シーブ8及び下第2シーブ3を門型フレーム1正面視左側に位置するようにしてもよい。さらに、上第1シーブ7及び下第1シーブ2を門型フレーム1正面視奥側に位置するようにし、上第2シーブ8及び下第2シーブ3を門型フレーム1正面視手前側に位置するようにしてもよい。要するに、上第1シーブ7及び下第1シーブ2と、上第2シーブ8及び下第2シーブ3とをそれぞれが独立して昇降可能に設ければよい。
(杭抜き工法)
次に実施例1における杭抜き工法について説明する。まず、準備工程を実行して、上述の杭抜き機100を準備する。杭抜き機100は、支柱4、5によって上枠体6が支持される門型フレーム1と、上枠体6に設けられた多滑車からなる上第1シーブ7と、上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブ8と、上第1シーブ7との間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブ2と、上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブ3と、を備え、下第1シーブ2、及び下第2シーブ3はそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である。
地中には、既設杭Pが埋設されている。まず、既設杭Pの周囲に位置するように門型フレーム1の下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれか又は下第1シーブ2又は下第2シーブ3の双方でケーシングを保持し回転させながら埋め込むケーシング埋込工程を実行する(図示せず)。既設杭Pが長い場合は、延長用のケーシングを継合しながら既設杭Pの先端まで埋め込む。この場合は、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかが元のケーシングを保持し、延長用のケーシングを下第2シーブ3又は下第1シーブ2のいずれかが保持するようにすればよい。埋込みが完了したら、ケーシングを保持している下第1シーブ2又は下第2シーブ3を上昇させて、ケーシングを引抜くケーシング引抜き工程を実行する。これにより、既設杭Pに対する土圧が解放され既設杭Pの引抜きが容易になる。
本発明における対象の既設杭Pは、おおよそ直径が500mmφ〜1800mmφ、長さが6m〜22mであり、材質は、セメント(PC杭)、松(松杭)、鋼管(鋼管杭)等である。ケーシングは既設杭Pの直径や長さに合わせて選択される。すなわち、ケーシングの内径が既設杭Pの直径より大きく、長さが既設杭Pの長さに応じた長さのものを準備する。そして、既設杭Pは、その頭部が見えるように土を掘削しておく。
なお、実施例1においては、門型フレーム1の下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれか又は双方によってケーシングを保持し回転させながら埋め込み、引抜くように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、通常のリーダーに摺動可能とされた減速器によりケーシングを埋め込み、引抜くように構成してもよい。
ケーシング引抜き工程が完了したら、既設杭Pの頭部にワイヤーW1をかけるワイヤー掛け工程を実行する。ワイヤー掛け工程は、ケーシングの先端にワイヤーW1を結わえて既設杭Pの頭部に下降させてワイヤー掛けを行う。
次に、図2(a)に示すように、第1引抜き工程を実行して下第1シーブ2によって既設杭Pに掛けたワイヤーW1を吊下げて途中まで引抜く。そして、落下防止工程を実行した後、地上に載置しやすい長さに既設杭Pを切断する切断工程を実行する。
落下防止工程は、図2(b)に示すように、第1引抜き工程で既設杭Pを途中まで引抜いた下第1シーブ2ではないもう一方の下第2シーブ3で行う。つまり、下第2シーブ3で切断予定箇所Cよりも下部(地中側)の既設杭PをワイヤーW2で縛って吊下げるように保持する。これにより、既設杭Pを切断しても切断後の既設杭Pが地中に落下することを防止できる。
そして、図2(c)に示す切断予定箇所Cで既設杭Pを切断する切断工程を実行する。切断工程は、公知の切断装置により実行することができる。
そして、図2(c)に示すように、第2引抜き工程を実行して既設杭Pを引抜く。第2引抜き工程は、切断予定箇所Cより下部の既設杭PをワイヤーW2で吊下げるように保持している下第2シーブ3を引き上げることにより行う。
第2引抜き工程を実行しても既設杭Pの全てを引抜くことができないような長い既設杭Pの場合は、さらに落下防止工程、切断工程、及び第2引抜き工程を行う。つまり、下第1シーブ2で切断予定箇所Cより下部の既設杭Pをワイヤー掛けして吊下げるように保持して落下を防止する落下防止工程を実行する。そして、切断予定箇所Cで公知の切断装置で既設杭Pを切断する。そして、下第1シーブ2でワイヤー保持している切断予定箇所Cよりも下部の既設杭Pを引抜く第2引抜き工程を実行する。
なお、実施例1においては、下第1シーブ2によって最初の第1引抜き工程を実行し、下第2シーブ3によって最初の第2引抜き工程を実行するように構成したが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、下第2シーブ3によって最初の第1引抜き工程を実行し、下第1シーブ2によって最初の落下防止工程及び最初の第2引抜き工程を実行するように構成してもよい。すなわち、下第1シーブ2又は下第2シーブ3のいずれかによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程を実行し、下第2シーブ3又は下第1シーブ2のいずれかによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程及び第2引抜き工程を実行するように構成すればよい。
上述のように、下第1シーブ2、下第2シーブ3によって別々の既設杭Pを吊下げて引抜くようにしたことにより、門型フレーム1のみで既設杭Pの引抜きをすることができ、大型の機械を使用するための広いスペースが不要で、狭いスペースで既設杭Pを手際よく引抜くことができる。
このように、実施例1においては、地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き機であって、
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、
前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、
前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、
前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、
前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、
前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能であることを特徴とする杭抜き機により、狭いスペースで既設杭を手際よく安全に引抜くことができる。
また、地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブ又は前記下第2シーブのいずれかによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
前記下第2シーブ又は前記下第1シーブのいずれかによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
前記落下防止工程にて、前記下第2シーブ又は前記下第1シーブのいずれかによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法により、狭いスペースで既設杭を手際よく安全に引抜くことができる。
本発明の実施例2は、下第1シーブ、及び下第2シーブの両方を用いて一の既設杭を吊下げて引抜く第1引抜き工程を備えた点で実施例1と異なっている。すなわち、実施例1においては、おおよそ150t未満の比較的軽い既設杭を引抜くことができるが、下第1シーブ又は下第2シーブの一方のみでは引抜きが困難なおおよそ150t以上300t未満の重い既設杭を引抜く際に、両者が共同して引抜くことができる。
実施例2における杭抜き機は、実施例1と同じ杭抜き機100を用いるが、既設杭Pの引抜き工法が異なっている。実施例2における引抜き工法について、図3〜図5を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2における杭抜き工法の第1引抜き工程を説明する図である。図4は、本発明の実施例2における杭キャッチャーの機構を説明する図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。図5は、本発明の実施例2における杭キャッチャーの動作を説明する図である。
実施例1と同じように、準備工程のあと、ケーシング埋込工程、ケーシング引抜き工程、及びワイヤー掛け工程を実行する。その後、実施例2においては、図3に示すように、ワイヤー掛け工程で既設杭Pにワイヤー掛けしたワイヤーW1を下第1シーブ2及び下第2シーブ3の双方で吊下げる(図3(a)参照)。そして、テレスコクローラ9の第1巻回手段及び第2巻回手段でワイヤーを巻取り、上第1シーブ7及び上第2シーブ8の多滑車により、下第1シーブ2及び下第2シーブ3を同時に引き上げることで、重い既設杭Pを引抜く第1引抜き工程を実行する(図3(b)参照)。
また、既設杭Pが長い場合は、第1引抜き工程の後に、既設杭Pの切断予定箇所Cより下部を地上に保持する落下防止工程と、既設杭Pの切断予定箇所Cを切断する切断工程と、下第1シーブ2及び前記下第2シーブ3の両方を用いて一の既設杭を吊下げて引抜く第2引抜き工程とを実行する。実施例2における切断工程は実施例1と同様であるので説明を省略する。
実施例2では、下第1シーブ2及び前記下第2シーブ3の両方を用いて一の既設杭を吊下げて第1引抜き工程を実行しているので、下第1シーブ2又は前記下第2シーブ3により既設杭Pの切断予定箇所Cより下部を地上に保持することができない。そこで、実施例2においては、杭キャッチャーを用いて既設杭Pの切断予定箇所Cより下部を地上に保持することで落下防止工程を実行する。
(杭キャッチャー)
杭キャッチャー10について、図4、図5を参照して説明する。杭キャッチャー210は、途中まで引き上げた既設杭Pを把持し地中に落下することを防止するものである。その機構は、図4に示すように、略円弧状の第1アーム201と略円弧状の第2アーム202とがそれぞれの略円弧の中心を向く側同士を対向させて、可動軸205によりそれぞれの一方の端部201a、202aが軸支されており、第1アーム201及び第2アーム202のそれぞれの略円弧の中心を向く側には複数の把持部204が設けられている。第1アーム201及び第2アーム202は共に鉄で構成されており、また、複数の把持部204も鉄で構成され、第1アーム201及び第2アーム202に溶接されている。
なお、実施例2においては、複数の把持部204が鉄で構成するようにしたが、必ずしもこれに限定されず適宜変更が可能である。例えば、ゴムや合成樹脂で構成するようにしてもよい。
第1アーム201の略円弧の中心を向く側と反対側における中間部には油圧シリンダ受部208が設けられ、この油圧シリンダ受部208に油圧シリンダ203のロッド端部が固定軸206により軸支されている。また、第2アーム202の可動軸205が軸支されている部分よりさらに先端部には固定軸207により油圧シリンダ203の他方が軸支されている。油圧シリンダ203は、油圧により駆動してロッドを伸長又は圧縮させることができ、伸長させることにより第1アーム201及び第2アーム202による既設杭Pを把持する把持状態を選択し、圧縮させることにより既設杭Pを把持しない非把持状態を選択することができる。
図5(a)に油圧シリンダ203が圧縮した状態を示し、図5(b)に油圧シリンダ203が伸長した状態を示す。油圧シリンダ203が圧縮すると、第1アーム201が移動し第1アーム201の他方の端部201bが第2アーム202の他方の端部202bから離間する開放状態となり、第1アーム201と第2アーム202の略円弧の中心を向く側の面積が広がり、既設杭Pを把持しない非把持状態を選択することができる。落下防止工程においては、この開放状態で既設杭を挟むように配置した後、後述の閉鎖状態である把持状態を選択する。そのため、開放状態における第1アーム201の他方の端部201bと第2アーム202の他方の端部202bとの間隔は引抜く既設杭Pの直径よりも大きくなるように構成している。
油圧シリンダ203が伸長すると、第1アーム201が移動し第1アーム201の他方の端部201bが第2アーム202の他方の端部202bに接近する閉鎖状態となり、第1アーム201と第2アーム202の略円弧の中心を向く側の面積が狭くなる。そして、略円弧の中心を向く側に設けた複数の把持部204により既設杭Pを把持することができる把持状態を選択できる。このとき複数の把持部204の先端を結ぶ円の直径を既設杭Pの直径よりもわずかに小さくしておくことにより、杭キャッチャー210が既設杭Pをしっかり把持することができる。
そして、第1アーム201及び第2アーム202の大きさでほぼ規定される杭キャッチャー210が地上の構造物等に支持されることにより、把持した既設杭Pが地中に落下することを防止できる。ここで、杭キャッチャー10が地上の構造物等に支持されるとは、既設杭Pを把持した杭キャッチャー210が既設杭Pの重量に耐えて地中に引きずり込まれないように構成されていればよい。実施例2においては、地上に構築した板材等に第1アーム201及び第2アーム202が当接して地上に保持されるように構成している。
杭キャッチャー210の大きさは、杭の直径により任意に設定することができるが、地上の構造物等に支持されるように、ある程度の大きさをもつことが望ましい。例えば、おおよそ1mφ〜3mφとすることができ、上述の開放状態のときに既設杭Pの直径よりも第1アーム201の他方の端部1bと第2アーム202の他方の端部2bとの間隔が広く、例えば、160mm〜510mmとすることができる。
なお、実施例2においては、下第1シーブ2、及び下第2シーブ3の両方を用いて一の既設杭Pを吊下げて引抜く第1引抜き工程を実行するように構成したが、落下防止工程、切断工程、及び第2引抜き工程を繰り返し行うことにより、残りの既設杭Pの重量がおおむね150t未満となれば、実施例1のように、下第1シーブ2、又は下第2シーブ3のいずれかにより第1引抜き工程、落下防止工程、及び第2引抜き工程を実行するように構成してもよい。
このように、実施例2においては、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブは共に一の既設杭を吊下げて同時に昇降可能である構成により、重い既設杭を引抜くことができる。
また、地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブの両方を用いて一の既設杭を吊下げて引抜く第1引抜き工程を備えたことを特徴とする杭抜き工法により、重い既設杭を引抜くことができる。
本発明の実施例3は、第1引抜き工程を杭キャップを用いて実施する点で実施例1及び実施例2と異なっている。つまり、既設杭PにワイヤーW1又はワイヤーW2を掛け引抜くのではなく、杭キャップで杭頭部を把持又は支持して引抜く。具体的には、下第1シーブ2又は下第2シーブ3に杭キャップを吊下げ、この杭キャップで杭頭部を把持又は支持して引抜く。
(杭キャップ)
ここで杭キャップについて図6〜図8を参照して説明する。杭キャップとは、地中に埋設された既設杭Pを引抜くために、既設杭Pを把持又は支持するチャッキング機構である。図6〜図8に示すように、杭キャップ301は略円筒状の内側円筒部303と、内側円筒部303に沿って移動可能に内側円筒部303の外側に設けたキャップ本体302と、キャップ本体302の外周壁に軸支された4つの爪307(307a、307b、307c、307d)と、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁より内部に起立可能に、内側円筒部303及びキャップ本体302にそれぞれ貫通して設けられた内側円筒部窓303W及びキャップ本体窓302Wと、を備えている。
そして、内側円筒部303に対してキャップ本体302を上昇させることにより、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒窓303Wの上部に当接して内側円筒部303の内周壁303Nより内部に起立し、内側円筒部303に対してキャップ本体302を下降させることにより、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒窓303Wの下部に当接して内側円筒部303の内周壁303N側に倒伏する。図6、図8(a)に爪307(307a、307b、307c、307d)が倒伏した状態を示し、図7、図8(b)に爪307(307a、307b、307c、307d)が起立した状態を示す。爪307(307a、307b、307c、307d)は、キャップ本体302の外周に90°毎に、内側円筒部303に対するキャップ本体302の移動方向と直交する方向に軸支されている。爪307dは、爪307a及び爪307cの中間で爪307bの反対側に存在するが、図示はしていない。
爪307(307a、307b、307c、307d)は鉄を主材料として構成され、引抜く既設杭Pの重量に耐えられ、既設杭Pに当接する寸法を有している。実施例3においては、長さは200〜300mm、幅は100mm、厚みは50mm程度を有している。そして、長さ200〜300mmを有する方向を長手方向と本願では呼ぶ。
キャップ本体302は、2本の継手304(304a、304b)により略円形状の天板305に繋がれている。天板305の中心部には、ワイヤー掛け部306が1個設けられている。このワイヤー掛け部306に下第1シーブ2又は下第2シーブ3からワイヤーを掛けて杭キャップ301を吊り下げることができる。
ここで、ワイヤー掛け部306が杭キャップ301の上部となり、爪307(307a、307b、307c、307d)が軸支されている箇所が杭キャップ301の下部となる。杭キャップ301の下部から上部に向かう方向にキャップ本体302を移動させることを上昇させると呼ぶ。また逆に、杭キャップ301の上部から下部に向かう方向にキャップ本体302を移動させることを下降させると呼ぶ。
図6は、爪307(307a、307b、307c、307d)が倒伏した状態の杭キャップ301を示す図であり、例えば、杭キャップ301を地上に載置した場合の杭キャップ301の状態を表している。即ち、キャップ本体302の位置が下がり杭キャップ301全体の高さが低い。そして、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁303N側に倒伏している。これは、図8(a)に示すように、内側円筒部303に対してキャップ本体302が下降することによって、キャップ本体302の外周壁に軸支された爪307(307a、307b、307c、307d)の長手方向の下端部が内側円筒部窓303Wの下部に当接するためである。なお、図8(a)には、既設杭Pが一点鎖線で記載されている。爪307(307a、307b、307c、307d)が既設杭Pに当接しながら杭キャップ301を下降させた場合、爪307(307a、307b、307c、307d)に倒伏する方向に力が加わるとともに、内側円筒部303に対してキャップ本体302を下降させることとなり、爪307(307a、307b、307c、307d)は内側円筒部3の内周壁3N側に倒伏する。
また、図7は、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁303Nより内側に起立した状態の杭キャップ301を示す図であり、例えば、下第1シーブ2又は下第2シーブ3からワイヤーをワイヤー掛け部306に掛けるなどして杭キャップ301を地上より引き上げた状態を表している。即ち、キャップ本体302の位置が上がり杭キャップ301全体の高さが高い。そして、爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁303Nより内部に起立している。これは、図8(b)に示すように、内側円筒部303に対してキャップ本体302が上昇することによって、キャップ本体302の外周壁に軸支された爪307(307a、307b、307c、307d)の長手方向の上端部が内側円筒部窓303Wの上部に当接するためである。なお、図8(b)には、既設杭Pが一点鎖線で記載されている。爪307(307a、307b、307c、307d)が内側円筒部303の内周壁303Nより内部に起立して既設杭Pを把持又は支持し既設杭Pを引抜くことができる。爪307(307a、307b、307c、307d)に既設杭Pを把持させる場合は、爪307(307a、307b、307c、307d)の軸支されている側と反対側の先端部を鋭角に形成して、既設杭Pに対する把持力を向上させるとよい。また、先端部に超硬質からなる材料で加工しておくとなおよい。
実施例3においては、上述のように杭キャップ301で杭頭部を把持又は支持して引抜くため、ロープ掛けして引抜く場合に比べて作業員の安全性が向上するとともに、より重い既設杭Pを引抜くことが可能となる。
本発明における杭抜き機、及び杭抜き工法は、既設杭引抜きの分野に広く用いることができる。
1:門型フレーム 2:下第1シーブ 3:下第2シーブ
4:支柱 5:支柱 6:上枠体 7:上第1シーブ 8:上第2シーブ
9:テレスコクローラ
100:杭抜き機
210:杭キャッチャー
201:第1アーム 201a:一方の端部 201b:他方の端部
202:第2アーム 202a:一方の端部 202b:他方の端部
203:油圧シリンダ 204:把持部
205:可動軸 206:固定軸 207:固定軸
208:油圧シリンダ受部
301:杭キャップ 302:キャップ本体 303:内側円筒部
304:継手 305:天板 306:ワイヤー掛け部 307:爪
W1:ワイヤー W2:ワイヤー
P:既設杭

Claims (3)

  1. 地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
    支柱によって上枠体が支持される門型フレームと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第1シーブと、前記上枠体に設けられた多滑車からなる上第2シーブと、前記上第1シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第1シーブと、前記上第2シーブとの間でワイヤーが掛け渡され、多滑車からなる下第2シーブと、を備え、前記下第1シーブ、及び前記下第2シーブはそれぞれ別の既設杭を吊下げて独自に昇降可能である杭抜き機を準備する準備工程と、
    前記下第1シーブによって既設杭を吊下げて途中まで引抜く第1引抜き工程と、
    前記下第2シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持する落下防止工程と、
    既設杭の前記切断予定箇所を切断する切断工程と、
    前記落下防止工程にて、前記下第2シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く第2引抜き工程と、を備えたことを特徴とする杭抜き工法。
  2. 前記第2引抜き工程の後、前記下第1シーブによって既設杭の切断予定箇所より下部を吊下げるように保持して落下を防止する工程、前記切断工程、及び当該落下を防止する工程にて、前記下第1シーブによって吊下げるように保持している既設杭を引抜く工程を実行することを特徴とする請求項1に記載の杭抜き工法。
  3. 前記第1引抜き工程では、杭キャップを用いて既設杭を途中まで引抜くことを特徴とする請求項1又は2に記載の杭抜き工法。
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