JP6828935B1 - ケーシング把持具、及び杭抜き工法 - Google Patents
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Abstract
Description
略円弧状の第1アームと、
略円弧状の第2アームと、
前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、
前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、
前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部はそれぞれ略半円弧形状を有し、
前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて既設杭の直径より大きく前記ケーシングよりわずかに小さい直径を有する略円形状を形成することで、断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具を提供するものである。
前記可動軸を支点にして前記第1アームの他方の端部が前記第2アームの他方の端部に接近する閉鎖状態と、離間する開放状態と、に前記第1アームを移動させる油圧シリンダと、を備え、
前記油圧シリンダを伸長させて前記閉鎖状態とすることにより前記把持状態を選択し、前記油圧シリンダを圧縮させて前記開放状態とすることにより前記非把持状態を選択する構成としてもよい。
略円弧状の第1アームと、略円弧状の第2アームと、前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部は略円弧形状を有し、前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて略円形状を形成することで、断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具を準備するケーシング把持具準備工程と、
複数の分割ケーシングを継合し、かつ最下端に掘削刃を有するとともに、杭チャッキング機構を有した円筒状のケーシングを前記既設杭の周囲に位置するように前記ケーシングを地中に埋め込むケーシング埋込み工程と、
前記チャッキング機構で既設杭の地中の先端部を把持して前記ケーシングを途中まで引抜くケーシング引抜き第1工程と、
前記ケーシング把持具の前記第1アーム及び前記第2アームについて前記非把持状態を選択し地上に露出した前記ケーシングを挟むように配置した後、前記第1アーム及び前記第2アームについて前記把持状態を選択して前記第1アーム側把持部及び前記第2アーム側把持部により前記ケーシングを把持して落下を防止するケーシング落下防止工程と、
前記ケーシング把持具が把持した部分より上部の前記分割ケーシングを分離する分割ケーシング分離工程と、
露出した既設杭を撤去する既設杭撤去工程と、を実行することを特徴とする杭抜き工法を提供するものである。
前記ケーシング把持具について前記非把持状態を選択するケーシング把持具非把持工程と、
残りの前記ケーシングを引抜くケーシング引抜き第2工程を実行する構成としてもよい。
前記ケーシング引抜き第1工程、前記ケーシング落下防止工程、前記分割ケーシング分離工程、前記既設杭撤去工程、前記ケーシング把持具非把持工程、及び前記ケーシング引抜き第2工程を再度実行する構成としてもよい。
本発明の実施例1におけるケーシング把持具について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1におけるケーシング把持具を説明する図である。
次に、杭抜き機20について図2を参照して説明する。図2は、本発明の実施例1における杭抜き機を説明する図である。
次に、ケーシング把持具10を用いた中抜き工法と呼ばれる杭抜き工法について図3―図7を参照して説明する。図3は、本発明の実施例1における杭抜き工法を説明する第1の図である。図4は、発明の実施例1における杭抜き工法を説明する第2の図である。図5は、本発明の実施例1における杭抜き工法を説明する第3の図である。図6は、本発明の実施例1における杭抜き工法を説明する第4の図である。図7は、本発明の実施例1における杭抜き工法を説明する第5の図である。
略円弧状の第1アームと、
略円弧状の第2アームと、
前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、
前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、
前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部は略円弧形状を有し、
前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて略円形状を形成することで、断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具を用いることにより、既設杭を安全に、かつ確実に引抜くことができる。
略円弧状の第1アームと、略円弧状の第2アームと、前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部は略円弧形状を有し、前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて略円形状を形成することで、断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具を準備するケーシング把持具準備工程と、
複数の分割ケーシングを継合し、かつ最下端に掘削刃を有するとともに、杭チャッキング機構を有した円筒状のケーシングを前記既設杭の周囲に位置するように前記ケーシングを地中に埋め込むケーシング埋込み工程と、
前記チャッキング機構で既設杭の地中の先端部を把持して前記ケーシングを途中まで引抜くケーシング引抜き第1工程と、
前記ケーシング把持具の前記第1アーム及び前記第2アームについて前記非把持状態を選択し地上に露出した前記ケーシングを挟むように配置した後、前記第1アーム及び前記第2アームについて前記把持状態を選択して前記第1アーム側把持部及び前記第2アーム側把持部により前記ケーシングを把持して落下を防止するケーシング落下防止工程と、
前記ケーシング把持具が把持した部分より上部の前記分割ケーシングを分離する分割ケーシング分離工程と、
露出した既設杭を撤去する既設杭撤去工程と、を実行することを特徴とする杭抜き工法により、既設杭を安全に、かつ確実に引抜くことができる。
3:第1アーム側把持部 4:第1端部
5:第2アーム側把持部 6:第2端部
7:可動軸 8:油圧シリンダ
10:ケーシング把持具
20:杭抜き機 21:リーダ 22:減速機
23:掘削刃 24:杭チャッキング機構
K:ケーシング KA:最上部ケーシング KB:分割ケーシング
KC:最下部ケーシング
P:既設杭
Claims (5)
- ケーシングを把持するケーシング把持具であって、
略円弧状の第1アームと、
略円弧状の第2アームと、
前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、
前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、
前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部はそれぞれ略円弧形状を有し、
前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて既設杭の直径より大きく前記ケーシングよりわずかに小さい直径を有する略円形状を形成することで、既設杭を内包した断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具。 - 前記第1アームの一方の端部と、前記第2アームの一方の端部を軸支する可動軸と、
前記可動軸を支点にして前記第1アームの他方の端部が前記第2アームの他方の端部に接近する閉鎖状態と、離間する開放状態と、に前記第1アームを移動させる油圧シリンダと、を備え、
前記油圧シリンダを伸長させて前記閉鎖状態とすることにより前記把持状態を選択し、前記油圧シリンダを圧縮させて前記開放状態とすることにより前記非把持状態を選択することを特徴とする請求項1に記載のケーシング把持具。 - 地中に埋設された既設杭を引抜く杭抜き工法であって、
略円弧状の第1アームと、略円弧状の第2アームと、前記第1アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第1アーム側把持部と、前記第2アームにおける略円弧の中心を向く側に設けられた第2アーム側把持部と、を備え、前記第1アーム側把持部の中心側の第1端部、及び前記第2アーム側把持部の中心側の第2端部は略円弧形状を有し、前記第1端部、及び前記第2端部を対向させて略円形状を形成することで、断面略円形状のケーシングを把持する把持状態と、前記第1端部、及び前記第2端部が対向せず略円形状を形成しない非把持状態と、を選択可能なことを特徴とするケーシング把持具を準備するケーシング把持具準備工程と、
複数の分割ケーシングを継合し、かつ最下端に掘削刃を有するとともに、杭チャッキング機構を有した円筒状のケーシングを前記既設杭の周囲に位置するように前記ケーシングを地中に埋め込むケーシング埋込み工程と、
前記チャッキング機構で既設杭の地中の先端部を把持して前記ケーシングを途中まで引抜くケーシング引抜き第1工程と、
前記ケーシング把持具の前記第1アーム及び前記第2アームについて前記非把持状態を選択し地上に露出した前記ケーシングを挟むように配置した後、前記第1アーム及び前記第2アームについて前記把持状態を選択して前記第1アーム側把持部及び前記第2アーム側把持部により前記ケーシングを把持して落下を防止するケーシング落下防止工程と、
前記ケーシング把持具が把持した部分より上部の前記分割ケーシングを分離する分割ケーシング分離工程と、
露出した既設杭を撤去する既設杭撤去工程と、を実行することを特徴とする杭抜き工法。 - 前記既設杭引抜き工程の後、
前記ケーシング把持具について前記非把持状態を選択するケーシング把持具非把持工程と、
残りの前記ケーシングを引抜くケーシング引抜き第2工程を実行することを特徴とする請求項3に記載の杭抜き工法。 - 既設杭及び前記ケーシングが長い場合に、
前記ケーシング引抜き第1工程、前記ケーシング落下防止工程、前記分割ケーシング分離工程、前記既設杭撤去工程、前記ケーシング把持具非把持工程、及び前記ケーシング引抜き第2工程を再度実行することを特徴とする請求項4に記載の杭抜き工法。
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JP2020145351A JP6828935B1 (ja) | 2020-08-31 | 2020-08-31 | ケーシング把持具、及び杭抜き工法 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6828935B1 true JP6828935B1 (ja) | 2021-02-10 |
JP2022040576A JP2022040576A (ja) | 2022-03-11 |
Family
ID=74529618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020145351A Active JP6828935B1 (ja) | 2020-08-31 | 2020-08-31 | ケーシング把持具、及び杭抜き工法 |
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JP (1) | JP6828935B1 (ja) |
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2020
- 2020-08-31 JP JP2020145351A patent/JP6828935B1/ja active Active
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