JP6405623B2 - 封止される連結部を有するケース - Google Patents

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Description

ここに開示された発明は、封止される連結部を有するケースに関する。好適には、射出成型によって形成された2つのケース部分を有するケースに関するものである。
特許文献1および特許文献2は、ケースに用いることができるシール構造を開示する。特許文献1は、ほぼ星形の断面を有する弾性シール部材(封止部材)を開示する。この星形のシール部材は、第1のケース部分の包囲溝に収容される。この包囲溝は、第2のケース部分の包囲フランジと連結される。このとき、上記シール部材は圧縮される。第1のケース部材の一例はパイプの底である。第2のケース部分の一例は水タンクである。星形のシール部材は、シール部材が組立体中にねじれること、またはねじり力を受けることを抑制することを可能にする。
独国特許公開10213064号明細書 特開2004−330968号公報
特許文献1の構成では、シール部材が複雑である。また、特許文献2の構成では、十分なシール性を得ることが困難な場合がある。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、封止される連結部を有するケースにはさらなる改良が求められている。
ここに開示される発明の目的は、シンプルな構造によって高いシール性能を発揮することができる封止される連結部を有するケースを提供することである。
ここに開示される発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
この目的は、以下に述べる技術的手段によって達成される。ここに開示される発明によると、封止される連結部を有するケースは、縁に沿って延びる溝(1.1)を有する第1ケース部分(1)、縁に沿って延び、溝に嵌め合わせることができる突条部分(2.1)を有する第2ケース部分(2)、および溝(1.1)内に収容され、突条部分(2.1)によって圧縮可能なシール部材(3)を備える。封止される連結部を有するケースにおいて、溝(1.1)内に収容されたシール部材(3)は、第1ケース部分(1)に接触する態様で挿入されているか、または、第1ケース部分(1)に一体化されており、第2ケース部分(2)の突条部分(2.1)は、シール部材(3)に押し付けられることによりシール部材を変形させることができ、第1ケース部分(1)の溝(1.1)は、内溝部分(1.11)と、内溝部分より幅が大きい外溝部分(1.12)とを備え、第1ケース部分(1)における溝(1.1)の外溝部分(1.12)の内側面は外に向けて拡がっており、第2ケース部分(2)における突条部分(2.1)は内側面に対応するように傾斜する外側面を有し、シール部材(3)は、突出部分(3.1)によって、外溝部分(1.12)の断面の中に突出しており、外溝部分(1.12)内に位置付けられた突条部分(2.1)は、シール部材(3)の突出部分(3.1)の両側に空間を形成することを特徴とする。
シール部材は一体化されて第1ケース部分の溝に挿入されるか、ぴったりと接触する態様で第1ケース部分の溝に挿入される。第2ケース部分の突条部分は、シール部材に押し込まれ進入する稜線突起を有する。シール部材は、一体化、またはぴったりと接触する態様で第1ケース部分に連結されているから、稜線突起の進入を回避することができない。
ひとつのケース部分におけるシール部材は、表面への成形により、またはぴったりと接触する挿入により、そのケース部分と一体化されている。さらに、シール部材の断面形状は、他のケース部分における稜線が押し込まれる突出部分を有するように形成されている。この突出部分は、2つのケース部分の間における信頼性の高い封止を可能とする。ケース部分へのシール部材の一体化により、組立て工程が簡単化される。この封止される連結部を有するケースの実施形態によると、2つのケース部分からなるケースの内部において圧力が生成されるケースにおいて、信頼性が高い封止構造が提供される。
好適には、第1ケース部分の溝に、射出成形によってシール部材が一体化されるか、表面に成形されることが望ましく、これによって、製造方法が簡単化される。
有利な実施形態によると、第1ケース部分の溝は、内溝部分と、この内溝部分より幅が大きい外溝部分とを有する。これにより、稜線突起の連結過程において、その稜線突起の両側に、その中にシール部材が変形することができる自由な空間が形成される。同時に、内溝部分と外溝部分との間の突出部分は、接触面を提供する。シール部材の射出成形の間中に成形型はこの接触面に接触することができる。
内溝部分は、シール部材によって満たされる矩形に近い断面形状を有することが望ましい。シール部材の突出部分は、外溝部分の断面の中へ突出する。これにより、内溝部分の中のシール部材は、稜線突起がシール部材に接触しシール部材を圧縮するときに、シール部材が移動できないように固定される。
稜線突起が接触する平面部分がシール部材の突出部分に設けられることが有利な効果をもたらす。これにより、シール位置において、シール材料に稜線突起が進入するときに、第2ケース部分における稜線突起のための好ましい接触面が提供される。
より有利には、稜線突起は、三角形に近い断面形状をもつことが望ましい。これによりシール部材への進入が助けられる。
外溝部分の中のシール部材における突起との関係において、第2ケース部分における突条はその突条の両側に自由な空間を形成する。これによってシール部材の変形が阻害されない。
内溝部分と外溝部分との間の遷移部分は、2つのケース部分の間の締結方向と交差するように、直交平面的にまたは傾斜した状態で、延びることができる。これにより、シール部材の射出成形の間におけるより簡単な内溝部分の封止が可能となる。
より有利には、第1ケース部分の溝の外溝部分の内側面は、外に向けて広げられている。第2ケース部分の突条は内側面と対応するように傾斜させられた外側面を有する。これにより、第2ケース部分の挿入が促進される。
ここに開示された発明においては、溝は、それ自身で閉じた溝として、例えば、関連するケース部分の開口範囲を囲むように周方向に延びる環状の溝として理解されうる。しかしながら、溝は、それ自身で閉じている必要はない。溝は、適用される形態に応じて、部分的な弧として形成されうる。例えば、それは設置位置における下半面の中にのみ形成されうる。溝は、個々の部位において、例えば貫通孔によって分断されることがある。
ここに開示される発明は、図面を参照しながら、以下においてさらに詳細に説明される。
図1は、2つのケース部分と、それらの間のシール構造を示す断面図である。 図2は、ケース部分を製造するための複数の成形型を模式的に示す断面図である。 図3は、ひとつの実施形態に係るケースの締付前の状態を示す断面図である。 図4は、第1実施形態に係る内溝と外溝との遷移部分の構成を示す断面図である。 図5は、変形実施形態に係る内溝と外溝との遷移部分の構成を示す断面図である。
図面を参照しながら、ここに開示される発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については他の形態の説明を参照し適用することができる。
図1には、ケースに設けられた封止される連結部であって、第1ケース部分1と第2ケース部分2との縁部の領域の断面が図示されている。第1ケース部分1は、縁部に沿って周方向に延びる溝1.1を有する。溝1.1は、内溝部分1.11と外溝部分1.12とを有し、内溝部分1.11の幅は、外溝部分1.12の幅より小さい。第2ケース部分2は、突出する突条部分2.1を有する。突条部分2.1は、突条部分2.1は、第2ケース部分2の縁部に沿って周方向に延びている。突条部分2.1は、溝1.1の幅広の部分、すなわち外溝部分1.12と嵌め合うことができる。突条部分2.1は、外溝部分1.12内に嵌め合うように位置付けられる。
突条部分2.1は、外溝部分1.12の深さのほぼ半分の近くまで、その外溝部分1.12中に延びている。突条部分2.1は、稜線突起2.11を有する。稜線突起2.11は、ほぼ三角形の断面形状を有する。稜線突起2.11は、丸い先端2.12を有することが望ましい。
弾性変形可能なシール部材3が内溝部分1.11内に配置されている。シール部材3は、ほぼ四角形または矩形と呼べる形状である内溝部分1.11の断面をほぼ埋め尽くしている。シール部材3は、内溝部分1.11から突出している側(露出する側とも呼べる)に、拡大されている外溝部分1.12に突出する突出部分3.1を有する。
突出部分3.1はシール突条3.1とも呼ばれる。突出部分3.1と突条部分2.1との両側、すなわち図中の右側と左側には、外溝部分1.12内に自由な空間Fが形成されている。2つのケース部分1、2が図示されない締結部材によって締結されたときに、シール部材3が稜線突起2.11によって変形させられている間中に、シール部材3は、この自由な空間Fへ突き出すことができる。
第1ケース部分1は、射出成型によって形成されることが望ましい。図2に図示され、説明されるように、多段射出成型工程における後続の射出成形段階において、シール材料3は、溝1.1の中に挿入されることが望ましい。
図2における(2a)は、第1ケース部分1の縁部と、そこを成形するための第1成形型4および第2成形型5.1の断面を模式的に示す。第2成形型5.1は、突条5.11を有する。突条5.11によって射出成形工程の間に第1ケース部分1の溝1.1が成形される。
図2における(2b)は、(2a)に示される工程の後の製造工程における第1ケース部分1の縁部を示す。図は、縁部を成形するための第1成形型4および第3成形型5.2の断面を模式的に示す。第3成形型5.2は、第1成形型4と協働する。第3形成型5.2は、外溝部分1.12だけと嵌め合うことができる突条5.21を有する。突条5.21により、内溝部分1.11は、図示される工程において自由な状態、すなわち型4、5.2の中において空間として維持される。後続の射出成型工程において、例えば第2の射出成形工程において、シール部材3の材料が内溝部分1.11に相当する空間に射出される。これにより、シール部材3が第1ケース部分1に一体的に形成される。
第3成形型5.2の突条5.21の先端には、拡大された外溝部分1.12へ突出するシール部材3のシール突条3.1の露出側の面を形成するための形状が設けられている。突条5.21の先端には、平面状の中央部5.22が、外側に向けて開くように傾斜した2つの傾斜部5.23の間に設けられている。これにより、図3に図示されるようなシール部材3の先端面における断面形状が得られる。
シール部材3の露出側は、シール突条3.1の中央部に平面部分3.11を有する。平面部分3.11の両側、すなわち図中の右側と左側には、2つの傾斜面3.12が形成されている。2つの傾斜面3.12は、内溝部分1.11の縁にまで延びている。
図2中の(2a)に図示される第1の射出成形工程の後、第2成形型5.1は取り除かれ、(2b)に図示される第3の成形型5.2が挿入される。これにより、第3の成形型5.2と第1ケース部分1との間に残される室は、第2の射出成形工程においてシール部材3の材料によって埋めることができる。
製造方法における上記2つの工程の間において、第1ケース部材1の材料の収縮が生じる。よって、外溝部分1.12の領域に位置付けられた第3の成形型5.2と外溝部分1.12との間には隙間Sが生じる。これは、外溝部分1.12の領域に位置付けられる第3の成形型5.2の突条5.21の断面形状が、図2の(2a)に図示された第2の成形型5.1の対応する部位の断面形状と同じだからである。
第1ケース部分1の材料の収縮に起因して発生する図2の(2b)に図示される隙間Sを通して、弾性変形可能なシール部材3は、内溝部分1.11の室から隙間Sへ進入する可能性がある。このため、弾性変形可能なシール部材3の一体成形の間に、シール部材の部位において薄い羽根状の部材が形成されるおそれ、またはバリが形成されるおそれがある。
このような望ましくないシール部材3の材料の流出を避けるために、図4に図示されるように、傾斜面1.13が内溝部分1.11と外溝部分1.12との間の遷移部分に形成されている。傾斜面1.13は、第3成形型5.2の突条5.21の先端面に対して接触する。傾斜面1.13の傾斜と、第3成形型5.2の先端の傾斜とは対応している。これにより、内溝部分1.11の室の中にシール部材3の材料が射出成形されるときに隙間Sが封止される。
図5は、変形例を示す。図中には、内溝部分と外溝部分との間の遷移部分の変形例が図示されている。図示されるように、溝の深さ方向に対して直交する直交平面である突条面1.14が形成されている。第3の成形型5.2の突条5.21の先端面には、突条面1.14に対応する部分が設けられており、この対応する部分が、突条面1.14に当接する。
図3は、ケースの製造方法における途中の段階を示している。図中には、一体化されたシール部材3を有する第1ケース部分1の縁部分が図示されている。シール部材3は、図2の(2b)に図示される第2の射出成形工程によって設けられている。図中には、第2ケース部分2の突条部分2.1がまだ第1ケース部分1から離れている状態が図示されている。
第2ケース部分2の突条部分2.1の両側には平面部分2.13が形成されている。第1ケース部分1の溝1.1の両側には、平面部分1.15が形成されている。平面部分2.13と平面部分1.15とは対応する形状である。平面部分2.13と平面部分1.15とは接触させられる。
外溝部分1.12の内側面は、第2ケース部分2の突条2.1の挿入を容易にするために、ファンネル形状に延びるか、または外側から内側へやや傾斜することが望ましい。突条部分2.1の外側面は、便宜的に、挿入を容易にするために、同様に傾斜して形成される。図1に図示される封止された状態(シールされた状態)において、突条部分2.1の外側面は、外溝部分1.12の内側面に全体的に接触することはなく、むしろ、広い範囲にわたって隙間Oを形成する。
稜線突起2.11がシール部材3に押し込まれる深さは、シール突条3.1における平面部分3.11の位置が予め設定されたときに、突条部分の先端2.12と第2ケース部分2における接触面2.13との間の距離によって設定される。
以上に説明した実施形態には以下に述べる技術的手段が開示されている。封止される連結部を有するケースの一例は、空調装置における空調空気の流路を区画するケースである。ケースは、縁に沿って延びる溝1.1を有する第1ケース部分1、および縁に沿って延び、溝1.1に嵌め合わせることができる突条部分2.1を有する第2ケース部分2を備える。さらに、ケースは、溝1.1内に収容され、突条部分2.1によって圧縮可能なシール部材3を備える。溝1.1内に収容されたシール部材3は、第1ケース部分1にぴったりと接触する態様で挿入されているか、または、第1ケース部分1に一体化されている。第2ケース部分2の突条部分2.1は、シール部材3に押し付けられることによりシール部材3に入り込むことができる稜線突起2.11を有する。
第1ケース1の溝1.1は、内溝部分1.11と、内溝部分1.11より幅が大きい外溝部分1.12とを備えることができる。溝1.1は、第1ケース部分1の端面に形成されている。外溝部分1.12は、第1ケース部分1の端面に開口し、端面から凹むように形成されている。内溝部分1.11は、外溝部分1.12の最奥面に、最奥面からさらに凹むように形成されている。
ひとつの態様では、シール部材3は、射出成形によって第1ケース部分1の溝1.1に一体化されている。シール部材3は、内溝部分1.11を埋め尽くす形状をもつ保持部分と、シール突条3.1とを有する。保持部分は、内溝部分1.11の深さ方向に長手方向を有する長方形形状の矩形に形成することができる。内溝部分1.11はほぼ矩形の断面を有し、第1ケース部分1と第2ケース部分2とが嵌め合わされる前に、シール部材3は、内溝部分1.11の矩形の断面を埋め尽くしており、さらに、突出部分3.1によって外溝部分1.12の断面の中に突出している。シール部材3の突出部分3.1は、平面部分3.11を有する。平面部分3.11は、シール部材3の延在方向に沿って細長く延びている。第2ケース部分2の稜線突起2.11は、第1ケース部分と第2ケース部分とが封止される位置において、平面部分3.11に押し付けられることにより平面部分3.11に入り込む。稜線突起2.11は、三角形に近い断面を有する。
外溝部分1.12内に位置付けられた突条部分2.1は、シール部材3の突起3.1の両側に空間Fを形成する。内溝部分1.1と外溝部分1.12との間の遷移部分は、第1ケース部分1と第2ケース部分2とを締め付ける方向と交差して延びる傾斜面1.13または直交平面1.14によって提供されている。第1ケース部分1における溝1.1の外溝部分1.12の内側面は外に向けて拡がっており、第2ケース部分2における突条部分2.1は内側面に対応するように傾斜する外側面を有する。
図示され、説明された形態においては様々な変形が可能である。例えば、第1ケース部分1にシール部材3を一体的に成形するための第2の射出成形工程の代わりに、対応するように予め成形されたシール部材を設けることができる。このようなシール部材は、第1ケース部分1にぴったりと接触する態様で挿入される。このようなシール部材の断面形状は、内溝部分1.11に対応する形状、具体的は矩形に近い形状に形成されることが望ましい。これにより、別体のシール部材のねじれが不可能となる。そのような実施形態においては、内溝部分1.11の内側面とシール部材3の外側面とを対応するように設計することによって、第1ケース部分1とシール部材3との一体化が実現される。
シール部材3は、第1ケース部分1への接着によって一体化されてもよい。
さらに、そのような実施形態においては、シール突条3.1の両側において、自由な空間Fが突条部分2.1と溝1.1との間に形成される。それによって、シール部材3は、稜線突条2.11が押し込まれる間に、この自由な空間Fへ膨張することができる。
ここに開示される発明は、その発明を実施するための実施形態に何ら制限されることなく、種々変形して実施することが可能である。開示される発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。実施形態は追加的な部分をもつことができる。実施形態の部分は、省略される場合がある。実施形態の部分は、他の実施形態の部分と置き換え、または組み合わせることも可能である。実施形態の構造、作用、効果は、あくまで例示である。開示される発明の技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示される発明のいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
1 第1ケース部分、
1.1 溝、 1.11 内溝部分、 1.12 外溝部分、
1.13 傾斜面(遷移部分)、 1.14 平面(遷移部分、突条面)、
1.15 平面部分、
2 第2ケース部分、
2.1 突条部分、 2.11 稜線突起、 2.12 先端、
2.13 平面部分、
3 シール部材、
3.1 突出部分、 3.11 平面部分、
4 第1の成形型、
5.1 第2の成形型、5.11 突条、
5.2 第3の成形型、5.21 突条、5.22 中央部、5.23 傾斜部、
F 空間、 O 空間、 S 隙間。

Claims (3)

  1. 縁に沿って延びる溝(1.1)を有する第1ケース部分(1)、
    縁に沿って延び、前記溝に嵌め合わせることができる突条部分(2.1)を有する第2ケース部分(2)、および
    前記溝(1.1)内に収容され、前記突条部分(2.1)によって圧縮可能なシール部材(3)を備える封止される連結部を有するケースにおいて、
    前記溝(1.1)内に収容された前記シール部材(3)は、前記第1ケース部分(1)に接触する態様で挿入されているか、または、前記第1ケース部分(1)に一体化されており、
    前記第2ケース部分(2)の前記突条部分(2.1)は、前記シール部材(3)に押し付けられることにより前記シール部材を変形させることができ、
    前記第1ケース部分(1)の前記溝(1.1)は、
    内溝部分(1.11)と、
    前記内溝部分より幅が大きい外溝部分(1.12)とを備え、
    前記第1ケース部分(1)における前記溝(1.1)の前記外溝部分(1.12)の内側面は外に向けて拡がっており、
    前記第2ケース部分(2)における前記突条部分(2.1)は前記内側面に対応するように傾斜する外側面を有し、
    前記シール部材(3)は、突出部分(3.1)によって、前記外溝部分(1.12)の断面の中に突出しており、
    前記外溝部分(1.12)内に位置付けられた前記突条部分(2.1)は、前記シール部材(3)の前記突出部分(3.1)の両側に空間を形成することを特徴とする封止される連結部を有するケース。
  2. 前記内溝部分(1.11)と前記外溝部分(1.12)との間の遷移部分は、前記第1ケース部分と前記第2ケース部分とを締め付ける方向と交差して延びる傾斜面または直交平面(1.13;1.14)によって提供されていることを特徴とする請求項1に記載の封止される連結部を有するケース。
  3. 前記シール部材(3)は、射出成形によって前記第1ケース部分(1)の前記溝(1.1)に一体化されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の封止される連結部を有するケース。
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