JP6403410B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本願発明は、車両用灯具に関するものである。
従来より、車両用灯具として、例えば「特許文献1」に記載されているように、光源からの光を導光体に対してその一端面から入射させるように構成されたものが知られている。
また従来より、車両用灯具の構成として、光源の前方にレンズが配置されたものも知られている。
特許第5320176号公報
上記「特許文献1」に記載された車両用灯具は、導光体のみによって光源からの光を制御する構成となっているので、配光制御の精度を十分に確保することができない、という問題がある。
また、車両用灯具として光源の前方にレンズが配置されただけの構成とした場合においても、配光制御の精度を十分に確保することができない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、配光制御の精度を高めることができる車両用灯具を提供することを目的とするものである。
本願発明は、第1光源の前方に第1レンズが配置された構成とした上で、この第1レンズに隣接する位置に柱状導光体が配置された構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る車両用灯具は、
第1光源と、この第1光源の前方に配置された第1レンズと、を備えてなる車両用灯具において、
上記第1レンズが、所要方向に互いに隣接する第1レンズ部位と第2レンズ部位とを備えており、
上記第1レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第1入射面と、この第1入射面から入射した光を上記第2レンズ部位とは反対側の第1の方向へ向けて出射させる第1出射面とを備えており、
上記第2レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光を前方へ向けて上記所要方向に拡散する光として出射させる第2出射面とを備えており、
上記第1レンズに対して上記第1の方向に隣接する位置に、柱状導光体が配置されており、
上記柱状導光体が、該柱状導光体の一端面において上記第1出射面からの出射光を入射させて該柱状導光体の内部を導光しながら前方へ向けて出射させるように構成されており、
上記第1光源および上記第1レンズが、アウターレンズとバックカバーとによって形成される灯室内に配置されており、
上記柱状導光体が上記灯室外に配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「第1光源」の種類は特に限定されるものではなく、例えば発光素子等が採用可能である。
上記「所要方向」の具体的な方向は特に限定されるものではない。
上記「第1レンズ部位」は、第1入射面から入射した第1光源からの光を第1出射面によって第1の方向へ向けて出射させる構成となっているが、そのための具体的な構成は特に限定されるものではなく、例えば屈折制御や全反射等による内面反射制御を行う構成等が採用可能である。
上記構成に示すように、本願発明に係る車両用灯具は、第1光源の前方に配置された第1レンズが、所要方向に互いに隣接する第1レンズ部位と第2レンズ部位とを備えており、その第2レンズ部位は、第1光源からの光を入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光を前方へ向けて所要方向に拡散する光として出射させる第2出射面とを備えているので、第2出射面からの出射光により所要方向に拡散する光を得ることができる。
一方、第1レンズの第1レンズ部位は、第1光源からの光を入射させる第1入射面と、この第1入射面から入射した光を第2レンズ部位とは反対側の第1の方向へ向けて出射させる第1出射面とを備えており、また、第1レンズに対して第1の方向に隣接する位置には柱状導光体が配置されており、この柱状導光体は、その一端面において第1出射面からの出射光を入射させてその内部を導光しながら前方へ向けて出射させる構成となっているので、この柱状導光体からの出射光も利用することができる。
したがって、第1レンズの第2出射面からの出射光と柱状導光体からの出射光とを利用することができ、これにより配光制御の精度を高めることができる。
このように本願発明によれば、車両用灯具において、その配光制御の精度を高めることができる。
上記構成において、第2入射面の所要方向と直交する平面に沿った断面形状が、第1光源へ向けて凸の曲線状に設定された構成とすれば、第2入射面から入射した第1光源からの光を所要方向と直交する平面内において平行光に近づけることができ、これにより第2出射面からの出射光を所要方向に効率良く拡散させることができる。
上記構成において、第1光源に対して第1の方向とは反対側に、該第1光源と間隔をおいて第2光源が配置されるとともに、第1レンズに対して第1の方向とは反対側に隣接する位置に、第2光源からの光を制御する第2レンズが配置された構成とすれば、第2レンズから出射される第2光源からの光が追加されることとなるので、配光制御の精度をより高めることができる。
このようにした場合において、第1光源、第1レンズおよび柱状導光体が、第2光源および第2レンズの両側にそれぞれ配置された構成とすれば、所要方向に広範囲にわたって発光領域を確保することができる。その際、各第1レンズと第2レンズとが一体的に形成された構成とすれば、部品点数を削減することができる。
また、このようにした場合において、第1および第2光源が、同一の基板に搭載された発光素子でそれぞれ構成されたとすれば、第1および第2光源を省スペースで位置精度良く配置することができる。
本願発明の一実施形態に係る車両用灯具を示す平断面図 図1のII部詳細図 図2のIII 方向矢視図 (a)は図2のIVa−IVa線断面図、(b)は図2のIVb−IVb線断面図 図2の要部詳細図 上記実施形態の第1変形例を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図1と同様の図 上記第2変形例を示す、図4と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る車両用灯具10を示す平断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る車両用灯具10は、車両の前端部に設けられるクリアランスランプであって、ランプボディ12とこのランプボディ12の前端開口部に取り付けられたアウターレンズ14とで形成される灯室内に、4つの光源22A、22Bとインナーレンズ24と基板26とバックカバー28とが組み込まれた構成となっている。
なお、車両用灯具10としては、図1において、Xで示す方向が「前方」(車両としても「前方」)であり、Yで示す方向が「前方」と直交する「左方向」である。
4つの光源22A、22Bは、いずれも発光素子(具体的には白色の発光ダイオード)であって、その発光面を前方へ向けた状態で、左右方向(すなわち車幅方向)に等間隔をおいて配置されている。
これら4つの光源22A、22Bのうち、左右両側に位置する2つの光源22Aが第1光源であり、その間に位置する2つの光源22Bが第2光源である。
インナーレンズ24は、これら4つの光源22A、22Bの前方に配置されている。このインナーレンズ24は、左右対称の形状を有している。
このインナーレンズ24は、各第1光源22Aの前方に位置する部分がそれぞれ第1レンズ24Aを構成しており、各第2光源22Bの前方に位置する部分がそれぞれ第2レンズ24Bを構成している。すなわち、これら左右2組の第1レンズ24Aおよび第2レンズ24Bは、インナーレンズ24として一体的に形成されている。
アウターレンズ14は、インナーレンズ24の前方に位置する部分が薄肉の素通し部14Aとして構成されており、その左右両側に位置する部分が厚肉で左右方向に直線状に延びる柱状導光体14BL、14BRとして構成されている。
左側(灯具正面視では「右側」)に位置する柱状導光体14BLは、比較的長尺で形成されており、右側に位置する柱状導光体14BRは、比較的短尺で形成されている。これら各柱状導光体14BL、14BRの後面には、上下方向に延びる複数の反射素子14sが左右方向に連続的に形成されている。また、これら各柱状導光体14BL、14BRにおける素通し部14A側の端部には、後方へ向けて突出するフランジ部14aが形成されている。
4つの光源22A、22Bは、共通の基板26に支持されている。この基板26は、その周縁部においてバックカバー28に支持されている。そして、このバックカバー28は、その左右両端部においてアウターレンズ14の各フランジ部14aに支持されている。
以下の説明においては、インナーレンズ24のうち左側に位置する第1レンズ24Aおよび第2レンズ24Bならびにアウターレンズ14のうち左側に位置する柱状導光体14BLの構成について説明する。
図2は、図1のII部詳細図であり、図3は、図2のIII 方向矢視図である。また、図4(a)は、図2のIVa−IVa線断面図であり、図4(b)は、図2のIVb−IVb線断面図である。さらに、図5は、図2の要部詳細図である。
これらの図にも示すように、インナーレンズ24は、水平面に沿って左右方向に延びる板状部材であって、その後端面24aから前方へ向けて徐々に板厚が薄くなるように形成されている。
第1レンズ24Aは、左右方向に互いに隣接する第1レンズ部位24A1と第2レンズ部位24A2とを備えている。その際、図5に示すように、左側に位置する第1レンズ部位24A1は、第1光源22Aの発光中心を通るようにして前後方向に延びる軸線Ax1よりもやや右側の位置まで拡がる領域であり、右側に位置する第2レンズ部位24A2は、その残りの領域である。
まず、左側に位置する第1レンズ部位24A1の構成について説明する。
この第1レンズ部位24A1は、第1光源22Aからの光を入射させる第1入射面24A1aと、この第1入射面24A1aから入射した光を左方向へ向けて全反射により内面反射させる反射面24A1bと、この反射面24A1bで内面反射した光を左方向へ向けて出射させる第1出射面24A1cとを備えている。
第1入射面24A1aは、インナーレンズ24の後端面24aから前方側へ凹むようにして形成されている。
この第1入射面24A1aは、その水平断面形状が第1光源22Aへ向けて凹の曲線状に形成された一般部24A1a0と、第1光源22Aの真正面において、一般部24A1a0から第1光源22Aへ向けて凸の曲線状に突出するように形成された右端部24A1a1とで構成されている。
一般部24A1a0は、その水平断面形状を構成する凹曲線が比較的小さい曲率で形成されている。一方、右端部24A1a1は、その水平断面形状を構成する凸曲線が一般部24A1a0の水平断面形状を構成する凹曲線に比してかなり大きい曲率で形成されており、この水平断面形状を維持したまま一般部24A1a0の表面形状に沿って上下方向に帯状に延びている。
これにより水平面内において、第1入射面24A1aは、その一般部24A1a0に到達した第1光源22Aからの光を前方側へ屈折する光として第1レンズ24Aに入射させるとともに、その右端部24A1a1に到達した第1光源22Aからの光を軸線Ax1寄りの方向に収束する光として第1レンズ24Aに入射させるようになっている。
反射面24A1bは、第1入射面24A1aの右端部24A1a1の前方に位置する右端部24A1b1と、それ以外の一般部24A1b0とで構成されている。
右端部24A1a1は、平面視において左斜め前方へ向けて直線状に延びる鉛直面で構成されており、第1入射面24A1aの右端部24A1a1から入射した第1光源22Aからの光を左方向へ全反射により内面反射させるようになっている。一般部24A1b0は、平面視において右端部24A1a1よりも左寄りの方向へ向けて曲線状に延びる鉛直面で構成されており、第1入射面24A1aの一般部24A1a0から入射した第1光源22Aからの光を左方向へ全反射により内面反射させるようになっている。
第1出射面24A1cは、軸線Ax1から左側に離れた位置において前後方向に延びる一般部24A1c0と、この一般部24A1c0の前方側に位置する前端部24A1c1とで構成されている。
一般部24A1c0は、鉛直面で構成されており、反射面24A1bで反射した第1光源22Aからの光と第1入射面24A1aから直接到達した第1光源22Aからの光とを左方向へ出射させるようになっている。前端部24A1c1は、平面視において右斜め前方へ向けて直線状に延びる鉛直面で構成されており、反射面24A1bで反射した第1光源22Aからの光と第1入射面24A1aから直接到達した第1光源22Aからの光とを一般部24A1c0とは多少異なる出射角度で左方向へ出射させるようになっている。
図4(a)に示すように、第1入射面24A1aの鉛直断面形状は、第1光源22Aへ向けて凸の曲線状に設定されている。これにより第1入射面24A1aは、該第1入射面24A1aに到達した第1光源22Aからの光を、鉛直面内において前方側へ大きく屈折する光として第1レンズ24Aに入射させるようになっている。
次に、第1レンズ部位24A1の右側に位置する第2レンズ部位24A2の構成について説明する。
図5に示すように、この第2レンズ部位24A2は、第1光源22Aからの光を入射させる第2入射面24A2aと、この第2入射面24A2aから入射した光を前方へ向けて左右方向に拡散する光として出射させる第2出射面24A2bとを備えている。
第2入射面24A2aは、軸線Ax1に関して第1入射面24A1aと左右対称の曲面形状で形成されている。すなわち、図4(b)に示すように、この第2入射面24A2aの鉛直面に沿った断面形状は、第1光源22Aへ向けて凸の曲線状に設定されている。
これにより第2入射面24A2aは、水平面内および鉛直面内のいずれにおいても、該第2入射面24A2aに到達した第1光源22Aからの光を、前方側へ屈折する光として第1レンズ24Aに入射させるようになっている。
第2出射面24A2bは、複数のレンズ素子24A2sが左右方向に連続的に形成された構成となっている。その際、これら各レンズ素子24A2sは、前方へ向けて凸の曲線で上下方向に延びるように形成されている。
これにより、第2レンズ部位24A2においては、第2入射面24A2aから入射した第1光源22Aからの光を第2出射面24A2bから左右方向に拡散する光として前方へ向けて出射させるようになっている。
次に、第1レンズ24Aの右側に位置する第2レンズ24Bの構成について説明する。
図5に示すように、この第2レンズ24Bは、第2光源22Bからの光を入射させる入射面24Baと、この入射面24Baから入射した第2光源22Bからの光を前方へ向けて左右方向に拡散する光として出射させる出射面24Bbとを備えている。
入射面24Baは、第1レンズ24Aの第2入射面24A2aと同一の曲面形状で、第2光源22Bの発光中心を通るようにして前後方向に延びる軸線Ax2の左右両側にわたって形成されている。出射面24Bbは、第1レンズ24Aの第2出射面24A2bと同様、複数のレンズ素子24Bsが左右方向に連続的に形成された構成となっている。
これにより、第2レンズ24Bにおいては、入射面24Baから入射した第2光源22Bからの光を出射面24Bbから左右方向に拡散する光として前方へ向けて出射させるようになっている。
次に、インナーレンズ24の左側に位置する柱状導光体14BLの構成について説明する。
この柱状導光体14BLは、インナーレンズ24と前後方向に部分的に重複する位置関係で、その右端面14bをインナーレンズ24における第1レンズ24Aの第1レンズ部位24A1の第1出射面24A1cと近接させるようにして配置されている。
この柱状導光体14BLは、インナーレンズ24の第1出射面24A1cから左方向へ出射した第1光源22Aからの光を、その右端面14bから入射させて該柱状導光体14BLの内部を左方向へ導光するようになっている。そして、この柱状導光体14BLは、その内部を導光された光を、その後面に形成された複数の反射素子14sにより内面反射させて、その前面から前方へ向けて出射させるように構成されている。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態に係る車両用灯具10は、第1光源22Aの前方に配置された第1レンズ24Aが、所要方向である左右方向に互いに隣接する第1レンズ部位24A1と第2レンズ部位24A2とを備えており、その第2レンズ部位24A2は、第1光源22Aからの光を入射させる第2入射面24A2aと、この第2入射面24A2aから入射した光を前方へ向けて左右方向に拡散する光として出射させる第2出射面24A2bとを備えているので、第2出射面24A2bからの出射光により左右方向に拡散する光を得ることができる。
一方、第1レンズ24Aの第1レンズ部位24A1は、第1光源22Aからの光を入射させる第1入射面24A1aと、この第1入射面24A1aから入射した光を左方向(すなわち第2レンズ部位24A2とは反対側の第1の方向)へ向けて出射させる第1出射面24A1cとを備えており、また、第1レンズ24Aに対して左側に隣接する位置には柱状導光体14BLが配置されており、この柱状導光体14BLは、その一端面である右端面14bにおいて第1出射面24A1cからの出射光を入射させてその内部を導光しながら前方へ向けて出射させる構成となっているので、この柱状導光体14BLからの出射光も利用することができる。
したがって、第1レンズ24Aの第2出射面24A2bからの出射光と柱状導光体14BLからの出射光とを利用することができ、これにより配光制御の精度を高めることができる。
このように本実施形態によれば、車両用灯具10において、その配光制御の精度を高めることができる。
しかも本実施形態においては、第2入射面24A2aの鉛直断面形状(すなわち所要方向と直交する平面に沿った断面形状)が、第1光源22Aへ向けて凸の曲線状に設定されているので、第2入射面24A2aから入射した第1光源22Aからの光を鉛直面内において平行光に近づけることができ、これにより第2出射面24A2bからの出射光を左右方向に効率良く拡散させることができる。
また本実施形態においては、第1光源22Aの右側に、該第1光源22Aと間隔をおいて第2光源22Bが配置されるとともに、第1レンズ24Aの右側に隣接する位置に、第2光源22Bからの光を制御する第2レンズ24Bが配置されているので、第2レンズ24Bから出射される第2光源22Bからの光が追加されることとなり、これにより配光制御の精度をより高めることができる。
さらに本実施形態においては、第1光源22A、第1レンズ24Aおよび柱状導光体14BL、14BRが、第2光源22Bおよび第2レンズ24Bの両側にそれぞれ配置されているので、左右方向に広範囲にわたって発光領域を確保することができる。その際、本実施形態においては、各第1レンズ24Aと各第2レンズ24Bとが一体的に形成されているので、部品点数を削減することができる。
また本実施形態においては、第1および第2光源22Bが、同一の基板26に搭載された発光素子でそれぞれ構成されているので、第1および第2光源22Bを省スペースで位置精度良く配置することができる。
本実施形態のインナーレンズ24は、水平面に沿って左右方向に延びる板状部材であって、その後端面24aから前方へ向けて徐々に板厚が薄くなるように形成されているので、インナーレンズ24の部分が横長に明るく発光して見えるようにすることができる。
本実施形態においては、インナーレンズ24および各柱状導光体14BL、14BRの部分が発光して見えるが、その際、インナーレンズ24の部分が相対的に明るく発光するので、インナーレンズ24と各柱状導光体14BL、14BRとの間で明るさに強弱を持たせることができ、これにより点灯時の意匠性を高めることができる。
上記実施形態においては、各柱状導光体14BL、14BRが左右方向に直線状に延びているものとして説明したが、左右方向に向けて前後方向あるいは上下方向に曲線状に延びる構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、車両用灯具10が、車両の前端部に設けられるクリアランスランプである場合について説明したが、車両に設けられる箇所や機能にかかわらず、上記実施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
例えば、車両用灯具10として、クリアランスランプ以外にも、例えばテールランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ等が採用可能である。その際、これら各灯具の機能に合わせて、白色の発光ダイオードの他にも、赤色やアンバー色の発光ダイオードを使用することが可能である。
あるいは、車両用灯具10を装飾用の灯具として構成することも可能である。このようにした場合、夜間はインナーレンズ24および各柱状導光体14BL、14BRの部分が横長に発光して見えるようにする一方、昼間は相対的に明るく発光するインナーレンズ24の部分のみが発光して見えるようにすることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図6は、本変形例に係る車両用灯具110を示す、図2と同様の図である。
同図に示すように、本変形例に係る車両用灯具110も、その基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、インナーレンズ124における第1レンズ124Aの構成が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例においても、第1レンズ124Aは、左右方向に互いに隣接する第1レンズ部位124A1と第2レンズ部位124A2とを備えているが、その境界位置が上記実施形態の場合よりも多少左寄りに変位している。この第1レンズ124Aにおける第2レンズ部位124A2の構成は上記実施形態の場合と同様であり、また第2レンズ124Bの構成も上記実施形態の場合と同様である。
第1レンズ部位124A1は、第1光源22Aからの光を前方側へ屈折する光として第1レンズ124Aに入射させる第1入射面124A1aと、この第1入射面124A1aから入射した光を、柱状導光体14BLの右端面14bへ向けて左方向へ出射させる第1出射面124A1cとを備えている。
第1入射面124A1aは、インナーレンズ124の後端面124aから前方側へ凹むようにして形成されている。
この第1入射面124A1aは、第2レンズ部位124A2の第2入射面124A2aよりも第1光源22A寄りの位置に形成されている。その際、この第1入射面124A1aは、その水平断面形状がインナーレンズ124の後端面124aから第1光源22Aへ向けて凹の曲線状に形成されている。また、この第1入射面124A1aの鉛直断面形状は、上記実施形態の場合と同様、第1光源22Aへ向けて凸の曲線状に設定されている。
第1出射面124A1cは、平面視において前方へ向けて凸の曲線形状を有する鉛直面で構成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、インナーレンズ124の第1レンズ124Aにおける第1レンズ部位124A1の第1出射面124A1cから左方向へ出射した第1光源22Aからの光を、柱状導光体14BLに対してその右端面14bから入射させることができる。そしてこれにより、この柱状導光体14BLの内部を左方向へ導光された光を、その後面に形成された複数の反射素子14sにより内面反射させて、その前面から前方へ向けて出射させることができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図7および8は、本変形例に係る車両用灯具210を示す、図1および4と同様の図である。
これらの図に示すように、本変形例に係る車両用灯具210も、その基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、上記実施形態のランプボディ12に相当する部材が存在せず、またバックカバー228の形状が上記実施形態の場合と異なっている。
すなわち、本変形例のバックカバー228も基板26の周縁部を支持した状態で、その左右両端部においてアウターレンズ214の各フランジ部214aに支持されているが、このバックカバー228は上下1対の延長部228a、228bを備えている。
上側の延長部228aは、バックカバー228の上面から上方に延びた後に前方へ向けて延びており、下側の延長部228bは、バックカバー228の下面から下方に延びた後に前方へ向けて延びている。これら上下1対の延長部228a、228bは、その前端面においてアウターレンズ214の素通し部214Aにおける上下両壁部に固定されている。そして、これらバックカバー228とアウターレンズ214とによって、インナーレンズ24と4つの光源22A、22Bと基板26とを囲む灯室を形成するようになっている。
本変形例においては、ランプボディ12に相当する部材が存在しないので、アウターレンズ214における各柱状導光体214BL、214BRの後面には、その左右両端面の位置まで複数の反射素子214sが形成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また本変形例の構成を採用することにより、灯具をコンパクトに構成することができる。
さらに本変形例のようにバックカバー228とアウターレンズ214とによって囲まれた灯室を構成することにより、この灯室内に収容されたインナーレンズ24ならびに4つの光源22A、22Bおよび基板26に対する防水を図ることができる。
上記変形例において、アウターレンズ214の各柱状導光体214BL、214BRの後面に塗装(例えば白色塗装)が施された構成とすることも可能である。このような構成を採用することにより、各柱状導光体214BL、214BRの後面に形成された各反射素子214sに泥や汚れ等が付着しても、灯具を外部から観察したときこれらが見えてしまわないようにすることができる。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また、本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210 車両用灯具
12 ランプボディ
14、214 アウターレンズ
14A、214A 素通し部
14BL、14BR、214BL、214BR 柱状導光体
14a、214a フランジ部
14b 右端面(一端面)
14s、214s 反射素子
22A 第1光源
22B 第2光源
24、124 インナーレンズ
24A、124A 第1レンズ
24A1、124A1 第1レンズ部位
24A1a、124A1a 第1入射面
24A1a0、24A1b0、24A1c0 一般部
24A1a1、24A1b1 右端部
24A1b 反射面
24A1c、124A1c 第1出射面
24A1c1 前端部
24A2、124A2 第2レンズ部位
24A2a、124A2a 第2入射面
24A2b 第2出射面
24A2s、24Bs レンズ素子
24B、124B 第2レンズ
24Ba 入射面
24Bb 出射面
24a、124a 後端面
26 基板
28、228 バックカバー
228a、228b 延長部
Ax1、Ax2 軸線

Claims (6)

  1. 第1光源と、この第1光源の前方に配置された第1レンズと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記第1レンズが、所要方向に互いに隣接する第1レンズ部位と第2レンズ部位とを備えており、
    上記第1レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第1入射面と、この第1入射面から入射した光を上記第2レンズ部位とは反対側の第1の方向へ向けて出射させる第1出射面とを備えており、
    上記第2レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光を前方へ向けて上記所要方向に拡散する光として出射させる第2出射面とを備えており、
    上記第1レンズに対して上記第1の方向に隣接する位置に、柱状導光体が配置されており、
    上記柱状導光体が、該柱状導光体の一端面において上記第1出射面からの出射光を入射させて該柱状導光体の内部を導光しながら前方へ向けて出射させるように構成されており、
    上記第1光源および上記第1レンズが、アウターレンズとバックカバーとによって形成される灯室内に配置されており、
    上記柱状導光体が上記灯室外に配置されている、ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 上記第2入射面の上記所要方向と直交する平面に沿った断面形状が、上記第1光源へ向けて凸の曲線状に設定されている、ことを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
  3. 上記第1光源に対して上記第1の方向とは反対側に、該第1光源と間隔をおいて第2光源が配置されており、
    上記第1レンズに対して上記第1の方向とは反対側に隣接する位置に、上記第2光源からの光を制御する第2レンズが配置されており、
    上記第1および第2光源が、同一の基板に搭載されている、ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用灯具。
  4. 上記第1光源、上記第1レンズおよび上記柱状導光体が、上記第2光源および上記第2レンズの両側にそれぞれ配置されており、
    上記各第1レンズと上記第2レンズとが一体的に形成されている、ことを特徴とする請求項3記載の車両用灯具。
  5. 上記柱状導光体が上記アウターレンズの一部として構成されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の車両用灯具。
  6. 第1光源と、この第1光源の前方に配置された第1レンズと、を備えてなる車両用灯具において、
    上記第1レンズが、所要方向に互いに隣接する第1レンズ部位と第2レンズ部位とを備えており、
    上記第1レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第1入射面と、この第1入射面から入射した光を上記第2レンズ部位とは反対側の第1の方向へ向けて出射させる第1出射面とを備えており、
    上記第2レンズ部位が、上記第1光源からの光を入射させる第2入射面と、この第2入射面から入射した光を前方へ向けて上記所要方向に拡散する光として出射させる第2出射面とを備えており、
    上記第1レンズに対して上記第1の方向に隣接する位置に、柱状導光体が配置されており、
    上記柱状導光体が、該柱状導光体の一端面において上記第1出射面からの出射光を入射させて該柱状導光体の内部を導光しながら前方へ向けて出射させるように構成されており、
    上記第1光源に対して上記第1の方向とは反対側に、該第1光源と間隔をおいて第2光源が配置されており、
    上記第1レンズに対して上記第1の方向とは反対側に隣接する位置に、上記第2光源からの光を制御する第2レンズが配置されており、
    上記第1光源、上記第1レンズおよび上記柱状導光体が、上記第2光源および上記第2レンズの両側にそれぞれ配置されており、
    上記各第1レンズと上記第2レンズとが一体的に形成されている、ことを特徴とする車両用灯具。
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