JP6402433B2 - 船舶 - Google Patents

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Description

この発明は、船舶に関する。
船舶は、例えば左右いずれかの舷側が損傷して船体内に浸水すると、損傷が生じた側に傾く。このような場合、船舶は、傾いた状態から、元の安定した正常位置に復帰できる復原性を有するように設計されている。
このような船舶においては、損傷浸水後に最寄港まで安定的に自力航行可能にするという要望がある。
特許文献1には、船体内の左舷側に配置された区画と、右舷側に配置された区画とを連通させた構成が記載されている。この構成によれば、左右の区画のうち、第一の区画が浸水したとき、第二の区画に水を移動させることができるため、船体の傾きを緩和し、復原性を高めることができる。
特許文献2には、船幅方向に離間した一対のバラストタンクと、これら一対のバラストタンクを連通させる連通管と、連通管を開閉する弁と、を備えた船舶が記載されている。この特許文献2に記載の船舶は、船体の傾きが閾値を超えた場合に弁を開けてバラスト水をその位置エネルギーによって移水させて、船体の傾きが閾値を下回れば弁を閉じるようになっている。
特開2013−133030号公報 特開2014−097683号公報
上述した連通管(クロスフラッティング)は、横傾斜角を減じることができる。しかし、浸水した第一の区画から浸水していない健全な第二の区画に強制浸水させることになる。そのため、水が連通管を行ったり来たりする自由水影響によって船体が揺れて安定しない場合がある。このように自由水影響により船体が安定しないと、安定した自力航行を行うことが困難になる。
この発明は、舷側が損傷して船体内に浸水した場合に、船体の傾きおよび揺れを抑えて高い復原性を得て、安定した自力航行が可能な船舶を提供することを目的とする。
この発明に係る第一態様によれば、船舶は、船幅方向の両側に舷側を有した船体を備えている。この船舶は、前記船体内で船幅方向の第一側に設けられて一部が第一側の舷側によって区画形成された第一水密区画を更に備えている。船舶は、前記船体内で船幅方向の第二側に設けられて一部が第二側の舷側によって区画形成された第二水密区画を更に備えている。船舶は、前記第一水密区画と、前記第二水密区画との内部同士を連通させる連通部を更に備えている。船舶は、前記連通部を開閉する開閉バルブと、前記開閉バルブを開閉制御する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信した場合、予め定めた条件を満たすと、開状態の前記開閉バルブを閉状態とする。制御装置は、前記予め定めた条件として、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信してからの経過時間が予め定めた設定時間に到達するという条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とする。
このような構成によれば、舷側の損傷発生時に、開閉バルブを開状態にすることができる。これにより、損傷した第一水密区画から損傷していない第二水密区画に水を導くことができる。これによって船体の傾きを緩和することができる。
さらに、第一水密区画から第二水密区画に水を導いた後、予め定めた条件を満たした時点で、自動的に開閉バルブを閉状態にすることができる。そのため、第一水密区画と第二水密区画との間に生じる水の行き来を止めて自由水影響を低減できる。したがって、船体に船幅方向の揺れが発生することを抑制でき、安定した自力航行が可能になる。
さらに、経過時間が設定時間に到達した時点で、開閉バルブを閉状態とすることができる。これにより、第一水密区画と第二水密区画との間に生じる水の行き来を止めて自由水影響を低減できる。その結果、安定した自力航行が可能となる。
この発明に係る第態様によれば、船舶は、第態様における制御装置が、前記予め定めた条件として、前記経過時間が前記予め定めた設定時間に達するという条件と、前記船体が予め定めた振れ幅になるという条件とのうち何れか早い方の条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とするようにしてもよい。
これにより、例えば、経過時間が予め定めた設定時間に達する前に、船体が予め定めた振れ幅になった場合に、開閉バルブを閉状態にすることができる。これにより、より早期に自力航行が可能となる。
この発明に係る第態様によれば、船舶は、船幅方向の両側に舷側を有した船体を備えている。この船舶は、前記船体内で船幅方向の第一側に設けられて一部が第一側の舷側によって区画形成された第一水密区画を更に備えている。船舶は、前記船体内で船幅方向の第二側に設けられて一部が第二側の舷側によって区画形成された第二水密区画を更に備えている。船舶は、前記第一水密区画と、前記第二水密区画との内部同士を連通させる連通部を更に備えている。船舶は、前記連通部を開閉する開閉バルブと、前記開閉バルブを開閉制御する制御装置と、を備えている。前記制御装置は、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信した場合、予め定めた条件を満たすと、開状態の前記開閉バルブを閉状態とする。制御装置、前記予め定めた条件として、前記船体が予め定めた振れ幅になるという条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とする
このように構成することで、船体の揺れ幅が小さくなったときに開閉バルブを閉状態にすることができる。その結果、船体が平衡状態に近い状態で、安定した自力航行が可能となる。
この発明に係る第態様によれば、船舶は、第一から第態様の何れか一つの態様における制御装置が、前記開閉バルブが平常時に閉状態である場合、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信したときに前記開閉バルブを開状態とし、前記予め定めた条件を満たした際に、前記開状態の前記開閉バルブを閉状態とするようにしてもよい。
水密区画が、バラストタンク等、内部に液体を収容するものの場合、平常時に開閉バルブが閉状態となっている。この場合、舷側に損傷が発生した旨の信号を受信したときに開閉バルブを開状態にして、予め定めた条件を満たした際に、開状態の開閉バルブを閉状態とすることができる。その結果、平常時に開閉バルブが閉状態となっている場合であっても、船体の傾きを緩和するとともに、自由水影響を低減できる。その結果、安定した自力航行が可能になる。
上述した船舶によれば、舷側が損傷して船体内に浸水した場合に、船体の傾きおよび揺れを抑えて高い復原性を得て、安定した自力航行が可能になる。
この発明の第一実施形態における船舶の船体内に設けられた水密区画、連通部、開閉バルブを示す平面図である。 この発明の第一実施形態における船舶の船体内に設けられた水密区画、連通部、開閉バルブを示す断面図であり、図1のII−II線に沿う断面図である。 この発明の第一実施形態における制御装置の機能的な構成を示す図である。 この発明の第一実施形態における制御装置で実行される、船舶の復原処理の流れを示す図である。 この発明の第一実施形態における、損傷により第一水密区画に流れ込んだ水が、連通管を通して第二水密区画に流れ込んだときの船体の揺れによる振れ幅の変化を示すグラフである。 この発明の第二実施形態における船舶の制御装置で実行される、船舶の復原処理の流れを示す図である。
(第一実施形態)
図1は、この発明の第一実施形態における船舶の船体内に設けられた水密区画、連通部、開閉バルブを示す平面図である。図2は、船舶の船体内に設けられた水密区画、連通部、開閉バルブを示す断面図であり、図1のII−II線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、この実施形態の船舶1は、船体2と、水密区画6と、連通管(連通部)7と、開閉バルブ8と、制御装置9と、を備えている。
船体2は、舷側3A,3Bと、船底4と、を有している。舷側3A,3Bは、それぞれ船幅方向の両側に設けられた船側外板からなる。船底4は、これら舷側3A,3Bを接続する船底外板からなる。船体2は、これら一対の舷側3A,3B及び船底4により船首尾方向に垂直な断面形状がU字状に形成されている。
水密区画6は、船体2の内部で、その一面が舷側3Aまたは舷側3Bによって区画形成されている。水密区画6は、その内側に内部空間Siを形成している。この水密区画6は、例えば、倉庫、空所、貨物室、スタビライザー室、機器等を収める機器室、パイプを配置するパイプスペース等として用いることができる。
連通管7は、船体2の幅方向で、舷側3Aに近い側(第一側)に位置する第一水密区画6Aと、舷側3Bに近い側(第二側)に位置する第二水密区画6Bとの間に設けられている。この連通管7は、第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとを互いに連通する。
開閉バルブ8は、連通管7を開閉可能となっている。この開閉バルブ8を開くと、第一水密区画6Aの内部空間Siと第二水密区画6Bの内部空間Siとが連通された状態となる。この実施形態における開閉バルブ8は、舷側3A,3Bに損傷が生じていない平常時に開状態とされている。
制御装置9は、開閉バルブ8の開閉動作を制御する。この制御装置9によって開閉バルブ8の開閉動作は自動的に制御される。
図3は、制御装置の機能的な構成を示す図である。
図3に示すように、制御装置9は、損傷信号検知部91と、経過時間計測部92と、船体状態検知部93と、判定部94と、を機能的に備えている。
損傷信号検知部91は、船体2が損傷して船体2の内部への浸水を検知したときに発せられる損傷発生信号(舷側に損傷が発生した旨の信号)を検知する。船体2が損傷して船体2内への浸水を検知したときに発せられる損傷発生信号としては、例えば、船体2が損傷して船体2内への浸水を感知した乗組員による所定のボタン(図示せず)の操作により発せられる信号、水密区画6に設けられた浸水検知センサ10(図2参照)で浸水を検知したときに発せられる信号等が例示できる。
経過時間計測部92は、損傷信号検知部91で損傷発生信号を検知した後に、この損傷発生信号の検知からの経過時間を計測し、計測した経過時間を示す信号を出力する。
船体状態検知部93は、船体2の傾斜角度、船体2の揺動による振れ幅等を、傾斜センサ等で検出し、この検出した信号を出力する。
判定部94は、経過時間計測部92から出力される経過時間を示す信号と、船体状態検知部93から出力される信号とに基づき、開閉バルブ8の開閉タイミングを判定する。
制御装置9は、船体2に損傷が発生したことを示す損傷発生信号が入力された後、予め定めた条件を満たしたと判定した場合に、開閉バルブ8を閉状態とする。
次に、制御装置9の制御によって実現される、船舶1の具体的な復原方法について説明する。
図4は、制御装置で実行される、船舶の復原処理の流れを示す図である。
図4に示すように、制御装置9の損傷信号検知部91は、損傷発生信号が入力されたか否かを判定する。具体的には、船体2の舷側3Aまたは舷側3B(この実施形態では、舷側3Aとする)に損傷が生じると、舷側3Aから第一水密区画6A内に水が浸入する。すると、船体2が損傷して船体2内への浸水を感知した乗組員による所定のボタン操作により発せられる信号、水密区画6に設けられた浸水検知センサで浸水を検知したときに発せられる信号等により、損傷信号検知部91に損傷発生信号が入力される(ステップS1で「Yes」)。
損傷信号検知部91は、損傷発生信号の入力の有無を一定時間ごとに行う。
損傷信号検知部91で損傷発生信号が検知されると、制御装置9の経過時間計測部92は、損傷発生信号が検知されてからの経過時間の計測を開始する(ステップS2)。経過時間計測部92は、計測した経過時間を示す信号を出力する。
ここで、船体状態検知部93は、船体2の傾斜角度、船体2の揺動による振れ幅等を、微少な一定時間ごとに傾斜センサ等で検出し、この検出した信号を出力している。制御装置9は、船体状態検知部93から出力された、船体2の傾斜角度、船体2の振れ幅等のデータを、メモリ等の記憶領域に記録する(ステップS3)。
図5は、損傷により第一水密区画に流れ込んだ水が、連通管を通して第二水密区画に流れ込んだときの船体の揺れによる振れ幅の変化を示すグラフである。この図5は、縦軸を傾斜角θ、横軸を時間tとしている。この縦軸においては、上方ほど損傷した側への傾斜角が大きくなり、下方ほど損傷した側とは反対側への傾斜角が大きくなる。
船舶1は、損傷が生じた舷側3A側の第一水密区画6Aに水が浸入すると、舷側3Aの外面が下を向くように傾く。第一水密区画6Aに浸入した水の一部は、連通管7を通して第二水密区画6Bに流れ込む。すると、舷側3Aが下を向くように傾いていた船体2は、元の安定した正常位置(安定平衡の状態)に向かって復原しようとする。
第二水密区画6Bに流れ込んだ水は、舷側3Bに衝突して跳ね返り、その一部が連通管7を通して、第一水密区画6Aに流れ込む。すると、船体2は、再び舷側3A側に傾く。
つまり、図5に示すように、水が連通管7を通して第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間を行き来することで、船体2は、その幅方向に繰り返し揺動する。
制御装置9の判定部94は、上記のようにして船舶1が揺動している間、経過時間計測部92からの経過時間を示す信号と、船体状態検知部93から出力される船体2の振れ幅等を示す信号とを、モニタリングしている。
具体的には、判定部94は、経過時間が、予め定めた設定時間値Tに到達したか否かを一定時間ごとに判定する(ステップS4)。ここで、設定時間値Tは、例えば5〜15分の間に設定することができる。さらに、設定時間値Tは、10分程度に設定してもよい。
制御装置9は、判定部94における判定結果で、経過時間が設定時間値Tに到達していなければ、処理を続行する。制御装置9は、判定部94における判定結果で、経過時間が設定時間値Tに到達していた場合には、開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号を出力する(ステップS7)。
さらに、判定部94は、船体状態検知部93から出力される船体2の傾斜角度等を示す信号に基づき、船体2の振れ幅が、予め定めた振れ幅に至ったか否かを一定時間ごとに判定する(ステップS5)。ここで、船体2の傾斜角度としては、例えば、船体2の安定した正常状態からの傾斜角度θ1や、船体2の振れ幅θ2等がある。
傾斜角度θ1は、船体状態検知部93から出力される信号によって取得することができる。傾斜角度θ1により船体2の状態を評価する場合、判定部94は、傾斜角度θ1が、例えば予め定めた閾値θt以下であるか否かを判定する。閾値θtは、例えば、10°とすることができ、好ましくは7°、さらには2°とするのが好ましい。
さらに、振れ幅θ2は、例えば、船体2の揺れの1周期内で、船体2の舷側3A側への傾斜角度の極大値θ1aに、舷側3B側への傾斜角度の極小値θ1bの絶対値を加算することで得られる(θ2=θ1a+|θ1b|)。判定部94は、振れ幅θ2が、予め定めた閾値θs以下であるか否かを判定する。閾値θsは、例えば、5°とすることができ、2°とするのが好ましい。
ここで、上述した船体2の揺れは、船体2の正常位置(傾斜角度が「0」になる位置)を基準にして繰り返し左右に揺れる場合のみではない。例えば、上述した傾斜角度θ1(例えば、2°等)を基準にして船体2が繰り返し左右に揺れる場合もある。
制御装置9は、判定部94における判定結果で、予め定めた条件を満たしていなければ、処理を続行する(ステップS3に戻る)。
制御装置9は、判定部94における判定結果で、予め定めた条件を満たしていれば、開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号を出力する(ステップS7)。
開閉バルブ8は、開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号が制御装置9から出力されると、閉状態となる。開閉バルブ8が閉状態になると、連通管7を通して、第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間で水が行き来しなくなる。すると、水は、第一水密区画6A内で揺動するか、第二水密区画6B内で揺動するのみとなる。
したがって、上述した第一実施形態によれば、舷側3Aの損傷発生時に、損傷した第一水密区画6Aから損傷していない第二水密区画6Bに水が導かれる。これによって船体2の傾きが緩和される。
さらに、第一水密区画6Aから第二水密区画6Bに水を導いた後、予め定めた条件を満たした時点で、開閉バルブ8を閉状態とすることで、第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間で水が行き来しなくなる。そのため、自由水影響を低減できる。その結果、船体2の船幅方向への揺れが発生することを抑制できる。
つまり、舷側3A,3Bが損傷して船体2内に浸水した場合に、船体2の傾きが緩和された状態、すなわち復原された状態で、船体2の船幅方向への揺れが抑えられるので、安定した自力航行が可能となる。
さらに、制御装置9は、経過時間が設定時間に到達した時点で、開閉バルブ8を閉状態とするので、その時点で、第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間で水が行き来しなくなり自由水影響を低減できる。その結果、安定した自力航行が可能となる。
さらに、制御装置9は、船体2が予め定めた振れ幅となったとき、つまり、船体の揺れ幅が小さくなったときに、開閉バルブ8を閉状態とするので、船体2がより平衡状態に近い状態で、安定した自力航行が可能となる。
さらに、経過時間が予め定めた設定時間に達する前に、船体2が予め定めた振れ幅になった場合にも、開閉バルブ8を閉状態にすることができる。これにより、より早期に自力航行可能となる。
(第二実施形態)
次に、この発明にかかる船舶の第二実施形態について説明する。第一実施形態では、水密区画6が、倉庫、空所、貨物室、スタビライザー室、機器等を収める機器室、パイプを配置するパイプスペース等であったのに対して、第二実施形態では、水密区画6が、液体を収容している点でのみ異なる。そのため、第二実施形態の説明においては、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、第一実施形態で説明した構成と共通する船舶1の全体構成等については、その説明を省略する。
この実施形態の船舶1においては、水密区画6は、例えば、燃料を貯蔵するための燃料タンク、バラスト水を収容するためのバラストタンク、清水を収容するための清水タンク、汚物を貯蔵するための汚物処理スペース等であり、その内部空間Siに液体が収容されている。
船体2の幅方向で、舷側3Aに近い側に位置する第一水密区画6Aと、舷側3Bに近い側に位置する第二水密区画6Bとの間には、これらを互いに連通する連通管7が設けられている。連通管7には、開閉バルブ8が設けられ、連通管7を開閉できるようになっている。
この実施形態において、開閉バルブ8は、平常時、閉状態とされている。
開閉バルブ8の開閉動作は、制御装置9により自動的に制御される。
次に、この第二実施形態の制御装置9の制御によって実現される、船舶1の具体的な復原方法について説明する。
図6は、第二実施形態における船舶の制御装置で実行される、船舶の復原処理の流れを示す図である。
図6に示すように、制御装置9の損傷信号検知部91は、損傷発生信号が入力されたか否かを判定する。具体的には、第一実施形態と同様に、船体2の舷側3Aまたは舷側3B(この実施形態では、舷側3Aとする)に損傷が生じると、舷側3Aから第一水密区画6A内に水が浸入する。すると、船体2が損傷して船体2内への浸水を感知した乗組員による所定のボタン操作により発せられる信号、水密区画6に設けられた浸水検知センサで浸水を検知したときに発せられる信号等により、損傷信号検知部91に損傷発生信号が入力される。
損傷信号検知部91で損傷発生信号を検知すると(ステップS11でYes)、制御装置9は、開閉バルブ8を開状態とする(ステップS12)。
第一水密区画6Aに浸入した水の一部は、連通管7を通して舷側3B側の第二水密区画6Bに流れ込む。すると、舷側3Aの外面が下方を向くように傾いていた船体2は、元の安定した正常位置に向けて復原する。さらに、第二水密区画6Bに流れ込んだ水は、舷側3Bに衝突して跳ね返り、その一部が連通管7を通して、第一水密区画6Aに流れ込む。すると、船体2は、再び舷側3A側に傾く。
このようにして、図5に示したように、水が連通管7を通して第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間を行き来する自由水影響により、船体2は、その幅方向に繰り返し揺動しつつ、その振れ幅が徐々に減衰していく。
制御装置9の経過時間計測部92は、ステップS11にて損傷信号検知部91で損傷発生信号を検知すると、損傷発生信号を検知した後の経過時間の計測を開始する(ステップS13)。経過時間計測部92は、計測した経過時間を示す信号を出力する。
船体状態検知部93は、船体2の傾斜角度、船体2の振れ幅等を、微少一定時間ごとに傾斜センサ等で検出し、検出した信号を出力する(ステップS14)。
制御装置9の判定部94は、上記のようにして船舶1が繰り返し揺動している間、経過時間計測部92からの経過時間を示す信号と、船体状態検知部93から出力される船体2の傾斜角度等を示す信号とを、モニタリングしている。
判定部94は、経過時間が、予め定めた設定時間値Tに到達したか否かを一定時間ごとに判定する(ステップS15)。制御装置9は、判定部94における判定結果で、経過時間が設定時間値Tに到達していなければ、処理を続行する。制御装置9は、判定部94における判定結果で、経過時間が設定時間値Tに到達していた場合には、開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号を出力する(ステップS17)。
判定部94は、船体状態検知部93から出力される船体2の傾斜角度等を示す信号に基づき、船体2の振れ幅が、予め定めた状態に至ったか否かを一定時間ごとに判定する(ステップS16)。判定部94における判定結果で、船体2の振れ幅が、予め定めた振れ幅に至っていなければ、処理を続行する(ステップS14に戻る)。制御装置9は、判定部94における判定結果で、船体2の振れ幅が、予め定めた振れ幅に至っていれば、開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号を出力する(ステップS17)。
制御装置9から、ステップS17で開閉バルブ8を閉状態に切り換える信号が出力されると、開閉バルブ8は閉状態となる。開閉バルブ8が閉状態になると、連通管7を通して第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間で水が行き来しなくなる。すると、水は、第一水密区画6A、第二水密区画6B内で個別に揺動するのみとなり、船体2が揺動し難くなる。
この第二実施形態によれば、第一水密区画6A、第二水密区画6Bが、バラストタンク等、内部に液体を収容するものの場合、平常時に開閉バルブ8が閉となっている。この場合、例えば舷側3Aに損傷が発生したときに、開閉バルブ8をまず開状態とすることで、第一実施形態と同様に、舷側3Aが損傷した第一水密区画6Aから第二水密区画6Bに連通管7を通して第一水密区画6A内の水や液体が導かれ、船体2の傾きを緩和することができる。
その後、予め定めた条件を満たした際に、開状態の開閉バルブ8を閉状態とすれば、第一水密区画6Aと第二水密区画6Bとの間で水や液体が行き来しなくなる。したがって、船体2の船幅方向への揺れが抑えられ、安定した自力航行が可能になる。
このようにして、上記第一実施形態と同様、舷側3A,3Bが損傷して船体2内に浸水した場合に、船体2の傾きが緩和された状態で、船体2の船幅方向への揺れが抑えられる。その結果、万が一、損傷が生じた場合にも、安定して自力航行が可能な船舶1を提供することが可能となる。
(その他の実施形態)
この発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した各実施形態においては、予め定めた条件として、舷側3A,3Bに損傷が発生した旨の信号を受信してからの経過時間が予め定めた設定時間に到達するという条件と、船体2の揺れが予め定めた振れ幅になるという条件とのうち何れか早い方の条件を満たしたときに、開閉バルブ8を閉状態とする場合について説明した。しかし、損傷が発生した旨の信号を受信してからの経過時間が予め定めた設定時間に到達するという条件と、船体2の揺れが予め定めた振れ幅になるという条件との何れか一方のみを、予め定めた条件として用いても良い。
さらに、上述した各実施形態においては、経過時間と振れ幅に基づいて開閉バルブ8の開閉制御を行う場合について説明した。しかし、上述した制御に、例えば、船体2の絶対的な傾斜角度の条件を加えても良い。つまり、船体2の傾斜角度が所定の傾斜角度(上述した10°,7°,2°など)以下となったことを前提条件として、上述した経過時間や振れ幅に基づいて開閉バルブ8を閉状態にしてもよい。
さらに、例えば、一つの船舶で、第一実施形態の構成と第二実施形態の構成とを組み合わせて用いるようにしてもよい。
さらに、船舶1自体の構成は、いかなるものとしてもよい。
この発明は、船舶に適用できる。この発明によれば、舷側に損傷が発生し、舷側が損傷した第一水密区画から第二水密区画に連通部を通して水が導かれたときに、予め定めた条件を満たした際に、開状態の開閉バルブを閉状態とすることで、高い復原性を得ることができる。
1…船舶 2…船体 3A,3B…舷側 4…船底 6、6A…第一水密区画 6B…第二水密区画 7…連通管(連通部) 8…開閉バルブ 9…制御装置 10…浸水検知センサ 91…損傷信号検知部 92…経過時間計測部 93…船体状態検知部 94…判定部 Si 内部空間

Claims (4)

  1. 船幅方向の両側に舷側を有した船体と、
    前記船体内で船幅方向の第一側に設けられて一部が第一側の舷側によって区画形成された第一水密区画と、
    前記船体内で船幅方向の第二側に設けられて一部が第二側の舷側によって区画形成された第二水密区画と、
    前記第一水密区画と、前記第二水密区画との内部同士を連通させる連通部と、
    前記連通部を開閉する開閉バルブと、
    前記開閉バルブを開閉制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信した場合、予め定めた条件を満たすと、開状態の前記開閉バルブを閉状態とし、
    前記予め定めた条件として、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信してからの経過時間が予め定めた設定時間に到達するという条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とする船舶。
  2. 前記制御装置は、
    前記予め定めた条件として、前記経過時間が前記予め定めた設定時間に達するという条件と、前記船体が予め定めた振れ幅になるという条件とのうち何れか早い方の条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とする請求項1に記載の船舶。
  3. 船幅方向の両側に舷側を有した船体と、
    前記船体内で船幅方向の第一側に設けられて一部が第一側の舷側によって区画形成された第一水密区画と、
    前記船体内で船幅方向の第二側に設けられて一部が第二側の舷側によって区画形成された第二水密区画と、
    前記第一水密区画と、前記第二水密区画との内部同士を連通させる連通部と、
    前記連通部を開閉する開閉バルブと、
    前記開閉バルブを開閉制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信した場合、予め定めた条件を満たすと、開状態の前記開閉バルブを閉状態とし、
    前記予め定めた条件として、前記船体が予め定めた振れ幅になるという条件を満たしたときに、前記開閉バルブを閉状態とする船舶。
  4. 前記制御装置は、
    前記開閉バルブが平常時に閉状態である場合、前記舷側に損傷が発生した旨の信号を受信したときに前記開閉バルブを開状態とし、前記予め定めた条件を満たした際に、前記開状態の前記開閉バルブを閉状態とする請求項1から3の何れか一項に記載の船舶。
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