JP4262127B2 - パラメトリック横揺れ防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船舶のパラメトリック横揺れを防止するためのパラメトリック横揺れ防止装置に関するものである。
近年、コンテナ船等において、搭載しているコンテナが多数流出したり損傷するという事故が多発しており、その原因の一つがパラメトリック横揺れと呼ばれる横揺れの発生であると考えられている(例えば、非特許文献1参照。)。
パラメトリック横揺れは、横揺れ運動方程式中のパラメータである復原力係数が時間とともの変化することにより引き起こされる横揺れであり、復原力係数が時間とともの変化する主な要因は、縦波中又は横波中において相対水位変化により水線面積2次モーメントが増減することである。
パラメトリック横揺れ自体は古くから知られていたが、近年、コンテナ船等において搭載量の増加を図るために行われている船型の変更に伴って、パラメトリック横揺れの発生の可能性が増え、それによって受ける影響も大きくなっている。
これに対して、従来、船舶の横揺れを軽減する装置として、左右一対のウイングタンクと、左右一対のウイングタンクの下部を連通させる連結水路と、左右一対のウイングタンクの上部を連通させる空気ダクトとを有する減揺水槽と、空気ダクトに設けられ、その開閉によって減揺水槽の作動及び非作動の切り替えを行うためのバルブとを備えた減揺水槽装置が知られている。この減揺水槽装置は、減揺水槽内の液体の移動によって生じるモーメントで、船体に作用する横揺れモーメントを相殺することにより、減揺効果を得ようとするものである(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−133182号公報 梅田 直哉、外1名、「第3−2章 パラメトリック横揺れ」、日本造船学会・試験水槽委員会シンポジュウム、平成15年12月、p.217−236
しかし、貨物積載を優先する貨物船にとって、減揺水槽装置の設置場所の確保と減揺水槽装置内部に搭載する液体による搭載貨物量の減少という問題が発生するとともに、減揺水槽装置は、横波によって船体に作用する横揺れモーメントを相殺することで減揺効果が得られるように作動を制御されており、横波によって船体に作用する横揺れモーメント以外の要因も考慮する必要があるパラメトリック横揺れに対しては、パラメトリック横揺れの発生を回避するための制御が確立されておらず、現在ではその発生を回避することが不可能である。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、船舶のパラメトリック横揺れを的確に防止することができるパラメトリック横揺れ防止装置を提供することを目的とするものである。
本発明においては、パラメトリック横揺れは、船体の縦揺れ周期と横揺れ周期の比が特定の値になった場合に発生するとの考えに基づいて、船体の縦揺れ周期と横揺れ周期の比が特定の値から外れるようにすれば、パラメトリック横揺れを的確に防止することができるという観点に立っている。
すなわち、本発明は、前記の課題を解決するために、以下の特徴を有する。
[1]船舶に設置した液体を積載可能なタンクと、船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、前記タンクから液体を船外に排出するか又は前記タンクに船外から液体を注入するように制御する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
[2]船舶の上部と下部にそれぞれ設置した液体を積載可能な2個のタンクと、船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、前記タンクの内の一方のタンクから他方のタンクに向けて搭載している液体を移動させるように制御する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
[3]船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、船舶の進路変更又は速度変更するように指示する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
[4]予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件は、縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値であることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載のパラメトリック横揺れ防止装置。
本発明においては、船体の縦揺れ周期と横揺れ周期の比が特定の値になった場合にパラメトリック横揺れが発生するとの考えに基づいて、船体の縦揺れ周期と横揺れ周期の比が特定の値から外れるように制御しているので、パラメトリック横揺れを的確に防止することができる。
パラメトリック横揺れは、船体の縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値となった場合、すなわち、縦揺れ周期/横揺れ周期≒1/2、2/2、3/2、……となった場合に発生すると考えられる。
したがって、船体の縦揺れ周期と横揺れ周期の比が上記の値から外れるように制御すれば、パラメトリック横揺れを的確に防止することができる。
そこで、以下に述べる本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態においては、縦揺れ周期と横揺れ周期の比が上記の値になった場合に、船体の重心の位置を移動させることによって横揺れ周期を変化させ、縦揺れ周期と横揺れ周期の比が上記の値から外れるようにしている。
すなわち、船体の横揺れ周期はメタセンタと重心との距離GMの平方根に反比例するので、船体の重心の位置を移動させることによって横揺れ周期が変化するからである。
また、本発明の第3の実施形態においては、縦揺れ周期と横揺れ周期の比が上記の値になった場合に、船の進路変更によって縦揺れ周期と横揺れ周期を変化させるか、あるいは船の速度変更によって縦揺れ周期を変化させるかすることで、縦揺れ周期と横揺れ周期の比が上記の値から外れるようにしている。
すなわち、船の進路を変更すれば、船体が受ける波の角度が変化するので、縦揺れ周期と横揺れ周期が変化し、船の速度を変更すれば、船と波との相対速度が変化するので、縦揺れ周期が変化するからである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を、図1と図2を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置の構成を示す説明図であり、図2は、その制御フローを示すフローチャートである。
図1において、1は船体であり、この実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置は、船体1に設置されて液体を積載可能なタンク5と、タンク5から船外に向けた配管に設けられた排出用バルブ2と、海水を汲み上げるためのポンプ3と、ポンプ3とタンク5と間の配管に設けられた注入用バルブ4と、排出用バルブ2とポンプ3と注入用バルブ4の作動を制御する制御装置10とを備えている。なお、ここでは、タンク5を上甲板上に設置しているが、タンク5は上甲板より上方に設置しても、上甲板より下方に設置してもよい。
制御装置10は、中央制御装置11と、横揺れ検知装置12aと縦揺れ検知装置12bからなる動揺検知装置12と、計測値や解析データ等を記憶する記憶装置13と、操作画面や解析データを表示する表示装置14と、排出用バルブ2とポンプ3と注入用バルブ4に制御信号を送る開閉制御装置15と、必要に応じて警報を発する警報装置16とを備えている。なお、ここでは、動揺検知装置12を制御装置10の内部に設置しているが、制御装置10の外部に設置することでもよい。
そして、中央制御装置11は、横揺れ検知装置12aと縦揺れ検知装置12bから出力される時系列的な横揺れデータと縦揺れデータから横揺れ周期と縦揺れ周期等を算出する統計処理手段11aを有している。
次に、上記のように構成されたパラメトリック横揺れ防止装置を用いてパラメトリック横揺れを防止する方法を、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS1では、中央制御装置11に横揺れ検知装置12aからの横揺れデータが入力される。中央制御装置11は、横揺れデータに基づいて船体の横揺れ周期を算出する。そして、ステップS2に進む。
ステップS2では、中央制御装置11に縦揺れ検知装置12bからの縦揺れデータが入力される。中央制御装置11は、縦揺れデータに基づいて船体の縦揺れ周期を算出する。そして、ステップS3に進む。
ステップS3では、算出された横揺れ周期と縦揺れ周期の比が、予め設定したパラメトリック横揺れ発生条件(船体の縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値となっている、すなわち、縦揺れ周期/横揺れ周期≒1/2、2/2、3/2、……)を満足しているか否かを判断する。より具体的には、例えば、(船体の縦揺れ周期の2倍)/(横揺れ周期)=0.9N〜1.1N(ここで、N=整数)となっているか否かを判断する。そして、満足している場合はステップS4に進み、満足していない場合はステップS1に戻る。
ステップS4では、現在、タンク5に液体(海水)が搭載されているか否かをチェックする。そして、タンク5に液体(海水)が搭載されている場合は、ステップS5に進み、タンク5に液体(海水)が搭載されていない場合は、ステップS6に進む。
ステップS5では、中央制御装置11が、開閉制御装置15を経由して排出バルブ2を開放し、タンク5から液体(海水)を船外に排出する。そして、ステップS1に戻る。
一方、ステップS6では、中央制御装置11が、開閉制御装置15を経由してポンプ3を作動させるとともに注入用バルブ4を開放し、タンク5に液体(海水)を注入する。そして、ステップS1に戻る。
このようにして、タンク5内の液体(海水)を出し入れすることによって、船体1の重心の位置が移動するので、横揺れ周期が変化する。その結果、横揺れ周期と縦揺れ周期の比がパラメトリック横揺れ発生条件から外れるようになり、パラメトリック横揺れが的確に防止される。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を、図3と図4を用いて説明する。図3は、第2の実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置の構成を示す説明図であり、図4は、その制御フローを示すフローチャートである。
図3において、21は船体であり、この実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置は、船体21の上部に設置されて液体を積載可能な上部タンク25aと、船体21の下部に設置されて液体を積載可能な下部タンク25bと、上部タンク25aから下部タンク25bに向けた配管に設けられた下降用バルブ22と、下部タンク25bから上部タンク25aに向けた配管に設けられたポンプ23及び上昇用バルブ24と、下降用バルブ22とポンプ23と上昇用バルブ24の作動を制御する制御装置30とを備えている。ここで、上部タンク25aと下部タンク25bは上下を接して設置しているが、上部タンク25aと下部タンク25bは上下位置を離して設置してもよい。
制御装置30は、中央制御装置31と、横揺れ検知装置32aと縦揺れ検知装置32bからなる動揺検知装置32と、計測値や解析データ等を記憶する記憶装置33と、操作画面や解析データを表示する表示装置34と、下降用バルブ32とポンプ33と上昇用バルブ34に制御信号を送る開閉制御装置35と、必要に応じて警報を発する警報装置36とを備えている。なお、ここでは、動揺検知装置32を制御装置30の内部に設置しているが、制御装置30の外部に設置することでもよい。
そして、中央制御装置31は、横揺れ検知装置32aと縦揺れ検知装置32bから出力される時系列的な横揺れデータと縦揺れデータから横揺れ周期と縦揺れ周期等を算出する統計処理手段31aを有している。
次に、上記のように構成されたパラメトリック横揺れ防止装置を用いてパラメトリック横揺れを防止する方法を、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS11では、中央制御装置31に横揺れ検知装置32aからの横揺れデータが入力される。中央制御装置31は、横揺れデータに基づいて船体の横揺れ周期を算出する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12では、中央制御装置31に縦揺れ検知装置32bからの縦揺れデータが入力される。中央制御装置31は、縦揺れデータに基づいて船体の縦揺れ周期を算出する。そして、ステップS13に進む。
ステップS13では、算出された横揺れ周期と縦揺れ周期の比が、予め設定したパラメトリック横揺れ発生条件(船体の縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値となっている、すなわち、縦揺れ周期/横揺れ周期≒1/2、2/2、3/2、……)を満足しているか否かを判断する。より具体的には、例えば、(船体の縦揺れ周期の2倍)/(横揺れ周期)=0.9N〜1.1N(ここで、N=整数)となっているか否かを判断する。そして、満足している場合はステップS14に進み、満足していない場合はステップS11に戻る。
ステップS14では、現在、液体が搭載されているのは上部タンク25aであるか否かをチェックする。そして、液体が搭載されているのが上部タンク25aの場合は、ステップS15に進み、液体が搭載されているのが上部タンク25aでない場合は、ステップS16に進む。
ステップS15では、中央制御装置31が、開閉制御装置35を経由して下降バルブ22を開放し、上部タンク25aから液体を下部タンク25bに移動させる。そして、ステップS1に戻る。
一方、ステップS16では、中央制御装置31が、開閉制御装置35を経由してポンプ23を作動させるとともに上昇用バルブ24を開放し、下部タンク25bから液体を上部タンク25aに移動させる。そして、ステップS11に戻る。
このようにして、上部タンク25aと下部タンク25bの間で液体を移動させることによって、船体21の重心の位置が移動するので、横揺れ周期が変化する。その結果、横揺れ周期と縦揺れ周期の比がパラメトリック横揺れ発生条件から外れるようになり、パラメトリック横揺れが的確に防止される。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態を、図5と図6を用いて説明する。図5は、第3の実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置の構成を示す説明図であり、図6は、その制御フローを示すフローチャートである。
図5において、50がこの実施形態に係るパラメトリック横揺れ防止装置が備えている制御装置である。
制御装置50は、中央制御装置51と、横揺れ検知装置52aと縦揺れ検知装置52bからなる動揺検知装置52と、計測値や解析データ等を記憶する記憶装置53と、操作画面や解析データを表示する表示装置54と、必要に応じて警報を発する警報装置56とを備えている。なお、ここでは、動揺検知装置52を制御装置50の内部に設置しているが、制御装置50の外部に設置することでもよい。
そして、中央制御装置51は、横揺れ検知装置52aと縦揺れ検知装置52bから出力される時系列的な横揺れデータと縦揺れデータから横揺れ周期と縦揺れ周期等を算出する統計処理手段51aを有している。
次に、上記のように構成されたパラメトリック横揺れ防止装置を用いてパラメトリック横揺れを防止する方法を、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS21では、中央制御装置51に横揺れ検知装置52aからの横揺れデータが入力される。中央制御装置51は、横揺れデータに基づいて船体の横揺れ周期を算出する。そして、ステップS22に進む。
ステップS22では、中央制御装置51に縦揺れ検知装置52bからの縦揺れデータが入力される。中央制御装置51は、縦揺れデータに基づいて船体の縦揺れ周期を算出する。そして、ステップS23に進む。
ステップS23では、算出された横揺れ周期と縦揺れ周期の比が、予め設定したパラメトリック横揺れ発生条件(船体の縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値となっている、すなわち、縦揺れ周期/横揺れ周期≒1/2、2/2、3/2、……)を満足しているか否かを判断する。より具体的には、例えば、(船体の縦揺れ周期の2倍)/(横揺れ周期)=0.9N〜1.1N(ここで、N=整数)となっているか否かを判断する。そして、満足している場合はステップS24に進み、満足していない場合はステップS21に戻る。
ステップS24では、警報発生装置56から操船装置(図示せず)又は操船者に対して、現在、パラメトリック横揺れ発生条件を満足しているので、船の進路変更又は速度変更等を行うようにとの警報・警告を発令する。そして、ステップS21に戻る。
この警報・警告の発令によって、操船装置又は操船者が船の進路変更又は速度変更等を行うと、船体と波との相対位置関係が変化し、縦揺れ周期又は/及び横揺れ周期が変化する。その結果、横揺れ周期と縦揺れ周期の比がパラメトリック横揺れ発生条件から外れるようになり、パラメトリック横揺れが的確に防止される。
本発明の第1の実施形態を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態におけるフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態におけるフローチャートである。
符号の説明
1 船体
2 排出用バルブ
3 ボンプ
4 注入用バルブ
5 タンク
10 制御装置
11 中央制御装置
11a 統計処理手段
12 動揺検知装置
12a 横揺れ検知装置
12b 縦揺れ検知装置
13 記憶装置
14 表示装置
15 開閉制御装置
16 警報装置
21 船体
22 下降用バルブ
23 ボンプ
24 上昇用バルブ
25a 上部タンク
25b 下部タンク
30 制御装置
31 中央制御装置
31a 統計処理手段
32 動揺検知装置
32a 横揺れ検知装置
32b 縦揺れ検知装置
33 記憶装置
34 表示装置
35 開閉制御装置
36 警報装置
50 制御装置
51 中央制御装置
51a 統計処理手段
52 動揺検知装置
52a 横揺れ検知装置
52b 縦揺れ検知装置
53 記憶装置
54 表示装置
56 警報装置

Claims (4)

  1. 船舶に設置した液体を積載可能なタンクと、船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、前記タンクから液体を船外に排出するか又は前記タンクに船外から液体を注入するように制御する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
  2. 船舶の上部と下部にそれぞれ設置した液体を積載可能な2個のタンクと、船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、前記タンクの内の一方のタンクから他方のタンクに向けて搭載している液体を移動させるように制御する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
  3. 船舶の横揺れ及び縦揺れを検知する動揺検知装置と、該動揺検知装置からの情報に基づいて、船舶の横揺れ周期と縦揺れ周期を求め、横揺れ周期と縦揺れ周期の比が予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件と合致した場合、船舶の進路変更又は速度変更するように指示する制御装置とを備えていることを特徴とするパラメトリック横揺れ防止装置。
  4. 予め設定してあるパラメトリック横揺れ発生条件は、縦揺れ周期の2倍が横揺れ周期の整数倍に近い数値であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパラメトリック横揺れ防止装置。
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