JP6401783B2 - ヤーンのボビンを製造する装置用モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、ヤーン製造装置の改良に関する。より詳細には、本発明は、ヤーンのボビンを巻き取るための装置に関する。
繊維分野、特に、合成繊維ヤーン(合繊糸)の製造の分野では、半仕上げヤーンをボビンから巻解き、そして、加工済ヤーンを巻取ボビンに再巻取することを必要とする様々な処理がシングルヤーン(単糸)に施される。例えば、弾性ヤーンから成る芯を有するテクスチャー加工及び/又は合成ヤーンの製造及びテクスチャー加工コンバーティングヤーンにおけるコンバートにおいて、一つ又は二つのオペレーティングフロントに従って整列された複数の巻取ステーションが設けられた複数の装置が使用される。前記装置には、テクスチャー加工されるべきヤーンが送られ、ヤーンは供給軌道に沿ってテクスチャー加工され、その後、必要に応じて、インターレーシングジェットにおいて、弾性ヤーンと結合され、単一ボビンに巻かれた複合ヤーン(複合糸)が製造される。この種の装置は、オペレーティングフロントに沿って相互に隣接して整列される多数の巻取ステーションを備えている。各巻取ステーションは、一つ又は複数の相互に重ねられた巻取位置を有し得る。
複合ヤーンを製造するためのテクスチャー加工及びインターレーシング加工装置は、欧州特許第1551745号、欧州特許第1411014号及び欧州特許第1689664号に開示されている。各巻取ステーションにおいて複数の相互に重ねられた巻取位置を有するインターレース加工ヤーンの製造装置は、欧州特許第1448819号に開示されている。
欧州特許第1551745号 欧州特許第1411014号 欧州特許第1689664号 欧州特許第1448819号
本発明は、支持構造の改良に関し、詳細には、機械的強度及び/又は組み立て簡単性を向上させる、この種の装置のフレーム、即ち、耐荷重構造の改良に関する。
有利な実施例によれば、少なくとも一つのオペレーティングフロントで相互に整列された複数の巻取ステーションを有するヤーンのボビン製造用装置のモジュールであって、
各巻取ステーションが、対応する、下方に配置され複数の相互に重ねられた巻取位置に向けて複数のヤーンを供給する少なくとも一つの供給領域を備え、
各巻取位置が、その上に前記ヤーンが巻き取られボビンを形成するチューブ用支持手段と、その巻取ボビンに接触するモータ駆動巻取ローラと、形成されるボビンの周りをらせん状に回転するようヤーンを分布させるトラバーシング装置とを備えた
ヤーンのボビン製造用装置のモジュールが提供される。
また、前記モジュールは、
実質的に垂直で、かつ、巻取ステーションの整列方向に直交する二つの側面部材と、
前記二つの側面部材を連結する、巻取ステーションの整列方向に平行な長手方向ビームと、
二つの側面部材の間に配置され、有利には長手方向ビーム上に載せられ、それらによって支持される組立補助用中間垂直構造体と
を備えている。
このよう構成された構造体は、簡単に、かつ、急速に組み立てることができ、かつ、頑丈な構造体を得ることを可能にする。前記構造体には、装置の床面積を減少させるために、多数の相互に重ねられた巻取位置が設けられ得る。中間垂直構造体は、側面部材を連結するビームによって支持され、床に直接置かれない。この目的のために、有利には、ビームは、側面部材の下側部分に配置される。
有利な実施例では、側面部材には、床置き脚部が設けられる。
実用的な実施例では、側面部材及び中間垂直構造体は金属板で形成される。両方の構成要素は、切出し板の単一片、又は、一つ以上の片、例えば、相互に連結される二片で形成され得る。
有利には、側面壁及び/又は中間垂直構造体の各々には、ワーキングフロントが設けられるモジュールの各側部に複数のアームが設けられる。有利には、各側面部材及び各中間垂直部材の各側部におけるアームの数は、各オペレーティングフロントにおける重ねて配置された巻取位置の数に対応している。
また、本発明は、上述したタイプの複数のモジュールを組み立てることによって形成される装置にも関する。幾つかの実施例では、二つの連続するモジュールが、一つの中間垂直側面部材を共有し得る。好ましい実施例では、各モジュールは、二つの側面部材及び連続するモジュールを有し得、前記モジュールは、相互に隣接する二つの垂直側面部材の各々に隣接する。この方法では、各モジュールが完全に構成され得、その後、二つ又はそれ以上のモジュールが、装置を完成させるために組立られ得る。
垂直側面部材及び中間垂直構造体の構造によって、装置のシャフトが正確に整列するという利点を得ることができる。以下に説明するように、幾つかの実施例では、装置は、非常に多数のシャフト、例えば、24本のシャフトを有し、それらは、装置のオペレーティングフロントに並行に伸びる。装置の様々なモジュールにおいてシャフトを正確に整列させることにより、連続するモジュールから成る装置を並べて配置し、最終的に整列させて組立てる時の生産コスト及び導入時間の両方が低減される。
幾つかの有利な実施例によれば、装置は、テクスチャー加工装置である。実施例では、テクスチャー加工装置は、例えば、一つ又は複数のクリールの形態の、スターティングヤーンのボビン用支持手段を有する。スターティングヤーンのボビンの支持手段と各巻取ステーションとの間には、有利には、装置に供給されるヤーンのテクスチャー加工部材が配置される。テクスチャー加工部材は、一つ又は複数のオーブン、一つ又は複数の冷却ゾーン、一つ又は複数の撚り加工又は仮撚り加工部材、一つ又は複数の供給ローラを有し得、各ヤーンの軌道に沿って一列に配置されたローラの周速度は選択的に異なる制御がされ、伸張領域又は緩和領域、若しくはそれらの組み合わせを画定するようにしている。例えば、ヤーンの供給軌道に沿って、オーブンが設けられ、次に、冷却ゾーンが設けられ、その下流に、仮撚り加工部材が配置され得る。仮撚り加工部材の下流には、一つ、二つ、三つ又はそれ以上の速度制御されたモータ駆動供給ローラが設けられ得る。各供給ローラは、有利には、ヤーンの供給ニップを画定するためにアイドルローラと関連付けられ得る。各ニップは、好ましくは、一方がモータ駆動で他方がアイドルである二つの隣接するローラによって形成される。
本発明を実施する装置の全体の不等角投影図を示している。 図1におけるII−II線に沿った横断面図である。 図2の中心部分の拡大図である。 この装置の図3におけるIV−IV線視図である。 図4における弾性ヤーンのボビンの拡大図である。 弾性ヤーンのボビンを支持及び交換するためのシステムの異なる作動位置を示す不等角投影図である。 弾性ヤーンのボビンを支持及び交換するためのシステムの異なる作動位置を示す不等角投影図である。 弾性ヤーンのボビンを支持及び交換するためのシステムの異なる作動位置を示す不等角投影図である。 装置のヘッドにあるモータ駆動装置の正面図である。 装置のモジュールの側面部材の正面図である。 別の実施例における装置のモジュールの側面部材の正面図である。 組み立てを容易にするための中間垂直構造体の正面図である。 装置の単一モジュールのフレームワーク即ち耐荷重構造体の不等角投影図である。
本発明は、本発明の非限定的実施例を示す、以下の説明及び添付図面によって、より良く理解されることになる。
以下の典型的実施例の説明は、添付図面を参照する。異なる図面における同じ符号は、同一又は類似の要素を示す。加えて、図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、以下の詳細な説明は、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によって限定される。
明細書を通して「一実施例」「一つの実施例」又は「幾つかの実施例」と参照することは、実施例に関連付けして説明された特別な特性、構造又は特徴が、説明されている構成要件から成る少なくとも一つの実施例中に含まれていることを意味する。従って、明細書を通して様々な場所における「一実施例において」「一つの実施例において」又は「幾つかの実施例において」の用語の登場は、同じ実施例を参照することを必要としない。さらに、特別な特性、構造又は特徴は、一つ又は複数の実施例において、任意の適当な方法で組合せられ得る。
図1は、実施可能な実施例における本発明による装置の簡単化した不等角投影図を示している。全体が符号1で示された装置は、全体が符号3で示された複数の巻取ステーションを有し、巻取ステーション3は、それに沿って装置1がのびるアライメントAに従って整列されている。有利な実施例では、装置1は、二つのオペレーティングフロント3A及び3Bを有し、これらのオペレーティングフロント3A及び3Bは、装置の長手方向伸張部の対向する側部に配置され、それぞれに、一列の巻取ステーションが配置され、二つの列は、中間線に対して実質的に対称である。幾つかの実施例では、装置1のヘッドに、電気室5が設けられ、この電気室5の中には、詳細には説明されない電気及び電子ロジック・制御及び電源装置、並びに以下に詳細に説明する装置の回転軸を制御するモータ駆動装置が収容されている。
各装置オペレーティングフロント3A及び3Bの前には、各々クリールの列が配置されており、図1においてそれぞれ符号7A及び7Bが付されている。公知の方法で、クリール7A及び7Bは、スターティングヤーンのボビン用支持手段を備えている。このスターティングヤーンは、処理され、かつ、巻き取られるべきヤーンであり、選択的に、コンバーティングヤーンと弾性ヤーンとから成る複合ヤーンを形成する。
クリール7A及び7Bとオペレーションフロント3A及び3Bに沿って整列された巻取ステーション3との間には、有利には、クリール7A及び7Bに配置されたボビンから巻き解かれたヤーンを供給する通路9A及び9Bが設けられており、ヤーンは、以下に詳述するように装置1の作動部材に供給される。
図2は、装置1の実施例の図1のII−II線断面図である。図示実施例では、クリール7A及び7Bは、装置1の垂直中間線P−Pに対するその動きを促進するために両矢印f8に従って移動可能な複数のキャリッジ8A及び8Bを有する。符号B1は、スターティングヤーンボビンを示しており、これらボビンB1は、クリール7A及び7B上に設けられ、そのヤーンF1が装置1で処理される。
クリール7A及び7BのボビンB1から来るヤーンF1は、それぞれ供給ローラ11及び13に送られ、ボビンB1からくるヤーンは、そこから、ヤーンの通路9A及び9B(図1参照)に沿って配置されたテクスチャー加工(色付け)オーブン13A及び13Bに送られる。
幾つかの実施例では、オーブン13A及び13Bは、底部から頂部に向けて、かつ、クリールから図2に各々符号3A及び3Bで示すオペレーティングフロントに向けて、傾けて配置される。オーブン13A及び13Bの下流には、以下に説明するように、ストレッチ加工及び/又は仮撚りゾーンに達する前に、ヤーンを冷却及び/又はガイドするための表面が配置され得る。
図3は、装置の中心部分の拡大図を示している。この図では、一つの巻取ステーションの主たる構成部材が、巻取ステーションの整列方向Aに直交する水平面に従った断面で示されている。図4は、巻取ステーションの一部に限定されたオペレーティングフロント3A及び3Bの正面図を示している。有利な実施例では、装置1のステーションは、複数のモジュールに分割され、各モジュールは一定の数の巻取ステーションを有し、各巻取ステーションは、装置1の各オペレーティングフロント3A及び3Bに一定の数の巻取位置を有する。図4に示すように、装置1の単一のモジュールは、方向Aに沿って整列された4つの巻取ステーション1Aを有する。
図3には、各オペレーティングフロント3A,3Bに対して、各クリール7A,7Bから来る複数のヤーンF1の各々の軌道が示されている。幾つかの実施例では、装置1の各巻取ステーション1Aは、供給ゾーン15を有し、供給ゾーン15を通してクリール7A,7Bから来るヤーンF1が、下方に位置する複数の巻取位置17に向けて送られる。
上述したように図示実施例では、各巻取位置1Aに、4つの相互に重ねて配置された巻取位置17が設けられている。各巻取位置は、最上位置から再下位置まで、符号17A〜17Dで各々示されている。
図3及び図4の実施例では、以下により詳細に説明するように、供給ゾーン15から、4本の合成ヤーンFCが、四つの下方に位置する巻取位置17A〜17Dに向けて供給され、各合成ヤーンFCは、クリール7A,7Bから来る4本のスターティングヤーンの一つを対応する弾性ヤーンF2と合成することによって形成されている。弾性ヤーンは、符号B2で示されて、各ステーション1Aの供給ゾーン15に収容された各弾性ヤーンボビンからヤーンF1と並行に供給される。図5の拡大図を参照。
図示実施例では、各巻取ステーション1Aが、四つの相互に重ねられた巻取位置17A〜17Dを備えているので、各巻取ステーション1Aに、四本の弾性ヤーンF2を供給するために、四つのボビンB2が設けられている。前記四本の弾性ヤーンF2は、四本の対応するカバーヤーンF1を用いて、以下に説明する方法でカバーされている。
各巻取ステーション1Aには、仮撚りユニット19が設けられている。仮撚りユニット19は、供給ゾーン15の上部に配置されている。仮撚りユニット19は公知であり、ここでは詳細には説明しない。有利には、各巻取ステーション1Aに対する仮撚りユニット19の数は、装置1のオペレーティングフロントへ向かう各クリール7A,7Bから供給されるヤーンF1の本数と同じである。
供給ゾーン15には、各ヤーンF1に対してガイドローラ21が設けられている。ガイドドーラ21は、一対の供給ローラ23,25各々に向けてヤーンF1の方向を転換する。幾つかの実施例では、ローラ23がモータ駆動され、ローラ25はアイドルローラである。図3では、二つのローラ23,25は、相互に離間して示されているが、装置1が作動している間は、ローラ23及び25の間の間隔は、二つのローラが相互に接触し、ヤーンF1がローラ23,25の間で挟まれて通過するニップを形成するようにされている。この方法では、モータ駆動ローラ23の制御された回転により、一本又は複数本のヤーンF1が、下方に配置された部材に供給される。図示(図4)実施例では、ローラ23及び25は、一本のヤーンF1と係合するようにされた軸方向長さを有し得る。この方法では、各ヤーンF1は、一対のローラ23及び25の各々によって挟まれて引き込まれる。ローラ23は、有利には、共通の駆動軸23Aに固定され得、ローラ25は、自立したスピンドル上に相互に独立して支持され得る。
軸方向の寸法が大きいローラ23及び/又は25を使用して、単一の一対のローラ23及び25(若しくは一つのローラ23と複数のローラ25、又は一つのローラ25と複数のローラ23)が同時に供給される複数のヤーンF1と係合するようにすることも可能である。
特に図3に示すように、各ヤーンF1は、一対の供給ローラ23及び25から、一対のローラ23及び25より下側の位置に配置された別の一対のローラ27及び29に向けて殆ど垂直な軌道を通る。有利には、ローラ27及び29の一方、例えば、ローラ27がモータ駆動され、他方、例えば、ローラ29がアイドルローラである。図3では、ローラ27及び29は、間隔を開けて示されているが、装置の動作中は、ローラ27及び29は相互に隣接して、ヤーンF1は、ローラ27及び29の間に挟まれて、ローラ27の回転によって引き込まれる。符号27Aは、共通の駆動軸を示しており、この駆動軸27A上にモータ駆動ローラ27が設けられ得る。
一対のローラ27及び29の下流には、それに沿って、ヤーンF1が、対応するボビンB2からの供給される弾性ヤーンF2と一緒に進む軌道が伸びている。
上述したように、四つの巻取位置17A〜17Dを有する各巻取ステーション1Aには、弾性ヤーンの四つのボビンB2が設けられており、これらのボビンB2は図6A〜6Cを参照して以下により詳細に説明される各サポート手段20によって支持されている。各サポート手段20は、弾性ヤーンF2の各ボビンBを、モータ駆動巻解きローラ22と接触させた状態で保持し得る。以下に明らかになるように、各サポート手段20は、ボビンB2をモータ駆動巻解きローラ22から離す方向に動かし、空のボビンB2を排出し、それを新しい弾性ヤーンF2のボビンB2に交換する動作又は他の動作を実行するために移動可能であり得る。
弾性ヤーンF2のボビンB2と関連する巻解きローラ22は、共通の駆動軸22Aに設けられ得る。
図3に示す実施例では、ヤーンF1及びF2の並行な軌道が、インターレーシングジェット31を通過している。インターレーシングジェット31において、公知の方法で、弾性ヤーンF2がカバーリングヤーンF1によってカバーされる。後者のカバーリングヤーンF1は、実際には、マイクロメートルの断面を持つ複数のフィラメントから成る。インターレーシングジェット31を通過すると、カバーリングヤーンF1を形成するフィラメントが、程度の差はあるが規則的に弾性ヤーンF2を覆う。
従って、カバーリングヤーンF1によって覆われた弾性ヤーンF2によって形成される合成ヤーンFCが、インターレーシングジェット31から供給される。
インターレーシングジェット31の下流には、各合成ヤーンFC用に、例えばセラミックで形成されたヤーンガイド33が設けられ得、そのヤーンガイド33を合成ヤーンFCが通貨する。ヤーンガイド33の下流には、別の一対のローラ35及び37の間に形成されたニップを通る、合成ヤーンFCの軌道が伸びている。幾つかの実施例では、ローラ35がモータ駆動され得、ローラ37はアイドルローラであり得る。ローラ35は、共通の駆動軸35に設けられ得る。アイドルローラ37は、相互に独立して支持され得る。
図3の概略図では、ローラ35及び37は、装置の動作中の有効な間隔よりも大きい間隔で、相互に間隔を開けて示されている。実際、動作中は、ローラ35及び37は相互に隣接し、合成ヤーンFCの供給ニップを形成する。ローラ35及び37の間に挟まれた合成ヤーンFCは、モータ駆動ローラ35の回転によって引き込まれ、例えば、別のヤーンガイド38及び39を通過してのび得る軌道に沿って前進する。公知の方法で、ヤーンガイド38及び39の間に、ヤーンにオイルを差すシステムが設けられ得る。
インターレーシングジェット31並びに一対のローラ35及び37より低い高さに、四つの相互に重ねられた巻取位置17A〜17Dが配置される。四つの相互に重ねられた巻取位置17A〜17Dに送り込まれる四本の合成ヤーンFCの軌道が、各一対のローラ35,37から下方へ向けてのび、各巻取ステーション1Aで形成された4本の合成ヤーンFCの一本が各巻取位置17A〜17Dに供給される。図3では、四つの巻取入り17A〜17Dに供給される4本の合成ヤーンFCが、それぞれFCA、FCB、FCC及びFCDで示されている。
幾つかの実施例では、各巻取位置17A〜17Dは、合成ヤーンFCのボビンB3が形成される各巻取チューブT用のサポート手段41を有し得る。幾つかの実施例では、矢印fB3に従う巻取動作が、各巻取位置17A〜17Dに設けられた対応する巻取ローラ43によって、各ボビンB3に与えられる。図3には、四つの巻取位置17A〜17Dのサポート手段41が、符号41A〜41Dで示され、同様に、四つの巻取位置17A〜17Dに対するモータ駆動巻取ローラが、符号43A〜43Dで示されている。
図3に示した状態では、各サポート手段41A〜41Dは、各モータ駆動ローラ43A〜43Dに対して最高の高さで各ボビンB3を支持するように位置されている。さらにまた、合成ヤーンFCの有効な巻取の間、支持手段41A〜41Dの位置は、形成されるボビンB3の外表面が各モータ駆動巻取ローラ43A〜43Dとの接触を維持し、かつ、それに対して押圧されるようにされている。この方法では、形成されるボビンB3は、各モータ駆動巻取ローラ43A〜43Dと、初期においてはチューブTの、そして、その後は形成されるボビンB3の外表面との間の摩擦のために回転が維持される。
各巻取位置17A〜17Dは、有利には、各ボビンB3の軸線方向の長さに沿って合成ヤーンFCを均一に分配するために用いられるトラバーシング装置を有し得る。このトラバーシング装置は、巻取中に、チューブTの巻取軸と並行な往復運動をヤーンに与える。トラバーシング装置は、各巻取ステーション1Aで装置1の各オペレーティングフロントに配置された巻取位置17A〜17Dに対して、全体が符号45A〜45Dで示されている。
有利な実施例では、上述した装置1の各フロント3A及び3Bのモータ駆動回転部材は、装置1の二つの対向するヘッドの一方から他方へのびる連続軸によって駆動され得る。連続軸は、適当なジョイントによって相互に連結される幾つかの部分、長さ又は部材からも成り得る機械的部品として意図されているが、有利には、そして、好ましくは、各軸は、ヘッド5に設けられた単一のモータによって回転される。
実際には、装置1の各オペレーティングフロント3A及び3Bに沿って配置されるモータ駆動回転部材は、カバーリングヤーンF1の供給ローラ23、弾性ヤーンF2とカバーリングヤーンF1を供給するための供給ローラ27、合成ヤーンFCのモータ駆動供給ローラ35、弾性ヤーンF2の巻解きローラ22、四つの巻取装置、即ち、巻取位置17A〜17Dのモータ駆動巻取ローラ43A〜43D及び各オペレーティングフロント3A及び3Bにおいて4つ重ねた配置された巻取位置のトラバーシング装置ユニット45A〜45Dの4本の駆動軸である。図7は、上述したモータ駆動回転部材を動作させるための、装置1のヘッド5の電気モータの実際可能で有利な配置を示している。
より詳細には、図7を参照すると、装置1の各フロント3A及び3Bに対して、第一電気モータ51が、カバーリングヤーンF1のモータ駆動供給ローラ23が設けられる共通軸23Aの回転を制御するために設けられている。
有利にはモータ51の下には、弾性ヤーンB2のボビンの巻解きローラ22が設けられる駆動軸22Aを回転させるための別のモータ53が設けられ得る。
供給ローラ27が設けられる軸27Aは、第三モータ55によって回転され得る。
有利には、幾つかの実施例では、第四モータ57が軸35Aに設けられたローラ35を回転させる。
この方法では、供給ローラ23,27及び35並びに巻解きローラ22の回転速度を独立して制御することが可能である。
装置1の各フロント3A及び3Bの四つの巻取位置17A〜17Dのモータ駆動巻取ローラ43A〜43Dは、有利には、一対のモータによって作動され得る。各モータは、二つの隣接する巻取位置の巻取ローラの二つの駆動軸を回転させる。幾つかの実施例では、モータ59は、巻取位置17A及び17Bの巻取ローラ43A及び43Bが取り付けられる軸61及び63を回転させる。有利には、幾つかの実施例では、無端可撓性部材、例えば、ベルト、好ましくは、歯付きベルト65が設けられ得、無端可撓性部材は、共通モータ59から二つの実質的に並行な軸61及び63へ動きを伝達し、その結果、一連のモータ駆動巻取ローラ43A及び43Bが実質的に同期して回転する。
モータ59の下方に別のモータ67が設けられ得、このモータ67は、それぞれモータ駆動巻取ローラ43C及び43Dが取り付けられる軸69及び71を回転させる。無端可撓性部材、例えば、歯付きベルト73が、モータ67から二本の軸69及び71へ動きを伝達し得る。この方法により、巻取位置17C及び17Dのモータ駆動巻取ローラ43C及び43Dの同期した回転が得られる。
有利な実施例では、別のモータ75が、第一巻取位置17Aのトラバーシング装置45Aを制御する軸77と、第二巻取位置17Bのトラバーシング装置45Bの第二作動軸79とを回転させる。可撓性部材、例えば、歯付きベルト81が、モータ75から、トラバーシング装置45A及び45Bの駆動軸77及び79へ動きを伝達する。従って、トラバーシング装置45A及び45Bは、共通のモータ75によって同期するよう制御される。
同様に、別のモータ83が、巻取位置17Cのトラバーシング装置45Cの駆動軸85及び巻取位置17Dのトラバーシング装置45Dの駆動軸87を回転させるために設けられ得る。無端可撓性部材、例えば、歯付きベルト89が、駆動軸85及び87を同期させて駆動させるために設けられ得、その結果、トラバーシング装置45C及び45Dは同期して制御される。
実際、この有利な実施例では、巻取位置17A〜17Dは、二つのグループに分割され、各々のグループが、巻取位置17A及び17B及び巻取位置17C及び17Dを有する。巻取位置の整列した各対は、巻取位置の整列した他の対のモータに対して独立した作動モータを有する。モータ59及び75は、巻取位置17A及び17Bの可動部材(巻取ローラ及びトラバーシング装置)を制御し、モータ67及び83は、巻取位置17C及び17Dの可動部材(巻取ローラ及びトラバーシング装置)を制御する。
モータ59及び75は、モータ67及び83に対して独立して制御され得、ローラ35及び37によって画定されたニップから、各巻取ボビンB3への合成ヤーンFCの供給軌道が、各ボビンB3が配置されている高さに起因して、大きく異なる長さを有するという事実を考慮することができるようにされている。モータ59,75と、モータ67,83とが独立して作用することによって、供給軌道の長さが異なっていても、相互に実質的に同じボビンB3を得ることができるように、ヤーンFCの供給状態の変動を補正することを可能にする。実際、巻取ローラ43C及び43Dの回転速度を、巻取ローラ43A及び43Bの回転速度に対して変動することが可能であり、また、トラバーシング装置45C及び45Dの往復運動の速度を、トラバーシング装置45A及び45Bの対応する速度に対して変動することも可能である。速度変動は、ローラ35及び37間のニップ及び各ボビンB3の巻取位置からのヤーンFCの異なる長さに軌道に沿って発生される異なる供給テンションを補正し得る。
独立モータの使用により、二つの重ねられた対の巻取ユニットに、さらなる利点が得られる。具体的には、このように構成された装置は、二つのヤーンが、二つの別々の軌道に沿って同時に供給されて処理されることを可能にし、そして、それらを一つの最終ボビンB3に巻き取ることを可能にする。従って、四つの巻取ユニット及び四つのヤーン軌道を有する各セクションにおいて、四つの軌道全てであるが、二つだけの巻取ユニットを使用して、二つのボビンを同時に形成し、各ボビンに二本のヤーンが巻かれることになる。装置がこの方法で作動している時、二つのモータの一方が駆動して、それによって制御される全ての部材が休止したままにされ得る。
有利な実施例によれば、弾性ヤーンF2のボビンB2のよりコンパクトな構造を得るために、特に寸法が、これらボビンB2のサポート手段20の形状に合わせされる。実際、弾性ヤーンF2の全てのボビンB2を同じ高さに配置して、インターレーシングジェット31への別々の弾性ヤーンF2の供給状態における違いをなくすことが有利である。この目的のために、サポート手段20は、巻取ボビンB3の軸線方向寸法に対応する占有面積に、弾性ヤーンの四つのボビンB2が配置されるように構成されなければならない。この方法では、弾性ヤーンF2のボビンは、実質的に相互に同軸上に配置され得、従って、四つの下方の巻取位置に供給される四つの弾性ヤーンF2の各々に対して、実質的に同じ軌道が画定され得、合成ヤーンFCの別々のボビンB3の製造状態の均一化に有利である。
空のボビンを新しいボビンに入れ替えるステップにおいて、また、例えば、弾性ヤーンに修理の必要性を伴う予想外の破損が生じた場合において、弾性ヤーンのボビンB2の処理を容易にするために、幾つかの実施例では、図3に示された特別な形態のサポート手段20が設けられる。サポート手段20の実施例の付加的な構造及び作用の詳細は、図6A〜6Cを参照して以下に説明される。図6A〜6Cは、サポート手段20が配置されている領域の部分を、異なる作動位置で示す不等角投影図である。
幾つかの実施例では、各サポート手段20は、装置1の固定構造体93に設けられたアーム91を備えている。有利には、各アーム91は、支点91Aの位置で、構造体93に枢止され得、支点91Aの周りを両矢印f91に従って、制限をもって回動し得る。
図6A及び6Bは、アーム91の二つの異なる角度位置を示している。図6Aでは、アーム91は、弾性ヤーンF2の各ボビンB2の外表面が、巻解きローラ22の円筒外表面に接触するような角度位置に置かれている。この状態において、巻解きローラ22の回転により、摩擦を通して、ボビンB2が巻解き方向に回転する。ボビンB2が巻解きローラ22に接触する時に、アーム91が置かれている位置は、ボビンB2の直径に応じて変更することは理解される。弾性ヤーンF2の消費の結果、このボビンの直径が小さくなるにつれて、アーム91は、重力によって回転し、即ち、下方に回動し、ボビンB2の外表面と巻解きローラ22の外表面との接触を維持する。
図6Bは、弾性ヤーンF2のボビンB2のサポート手段20のアーム91の最高上昇位置を示している。この位置において、弾性ヤーンF2の各ボビンB2の芯、即ち、フランジA2は、好ましくは、例えば、ネジ99及びスロット100によって調整され得る角度位置で、装置の固定構造体93に固定されている各ブラケット97によって支持された各ブレーキ95に対して接する位置にある。ブラケット97の角度位置の調整によって、ブレーキ95の位置を、弾性ヤーンF2のボビンB2のフランジ、即ち、芯A2の直径の寸法に合わせることが可能になる。
図6Bの位置において、ボビンB2のフランジ、即ち、芯A2をブレーキ95に対して押圧することにより、例えば、ボビンB2が使い尽くされて交換しなければならない時に、又は、作業を実行するため、例えば、破損した後に弾性ヤーンの供給を再開するために、ボビンB2の回転が止められる。
幾つかの実施例では、各アーム9の上方への旋回運動は、各アクチュエータ103によって、例えば、空気圧又は油圧式のピストン−シリンダアクチュエータによって与えられ得る。ボビンの直径の減少に伴い徐々に下方へ動く動きは、重力を通して得ることができる。
有利な実施例では、各サポート手段20の各アーム91は引出可能要素105を支持している。引出可能要素105は、各ボビンB2の支持部材、例えば、シャンク等を支持する。引出可能要素105には、有利には、グリップハンドル105Mが設けられ、このグリップハンドル105Mは、ロッド又はスピンドル105Aの一端に固定され、ハンドル105Mの反対側には、弾性ヤーンF2のボビンB2と係合するためのシャンク105C又は他の部材が固定されている。
引出可能要素105は、有利には、アーム91に設けられ得るガイド91Gでガイドされ得る。幾つかの実施例では、各引出可能要素105は、両矢印f105に従うアーム91の伸長方向と実質的に並行な方向に動くことができ、図6A及び6Bに示されているような奥側位置と、図6Cにおいて一つのアームについて示されるような引出位置とを交互に採ることができる。両矢印f105に従った動作中、引出要素105は、それにボビンB2を支持している。従って、引出可能要素105は、各巻解き位置において相互に同軸に位置する他のボビンB2によって占められている領域の外側に、その軸が運ばれるまで、移動され得る。図6Cには、引出可能要素105の一つをどの程度引き出せば、相互に向き合うボビンB2の軸をオフセットして、アーム91の支点91Aから最も離れた位置にあるボビンB2を、その支持軸20と並行に動かすことによって、隣接するボビンと干渉することなく取り除き得るかが示されている。
この構成により、図4に示すように、巻解き位置において一対のボビンB2が、軸方向に相互に非常に近い位置に配置されることが可能になる。各対のボビンB2間の軸線方向の距離は、軸線方向の動きだけで、対向するボビンに干渉することなく、ボビンの取り出し及び挿入を可能にする距離よりも小さい。これらの動きは、各ボビンB2を、矢印f105の方向に従って、引出可能要素105を用いて、それらの当初の位置に残っている同軸上にあるボビンによって占められた空間の外側まで移動することによって得られる。引出動作が実行された後、矢印f105に従って引き出されたボビンは、その軸に平行に動かされて取り出され得、新しいボビンB2と交換され得る。
上記した説明から、装置1の全体構造は、占有床面積を制限するように複数の巻解き部材及び巻取部材を重ねて配置することで、小さい空間に多数の構成部材を集中させるように構成されていることは理解され得る。これにより、装置の負荷支持構造体の製造が相当困難になる。有利な実施例によれば、負荷支持構造体の組立は、装置のフレームを形成する各金属加工物の特別な構造を採用することによって簡単化される。図8〜図11は、装置1の単一モジュールのフレームに関する構成部材を示している。
幾つかの実施例では、装置1のモジュールは、二つの側面部材を備え、これら側面部材は垂直に配置され、図8又は図9に示されているように、それぞれ構成され得る。装置1の二つの隣接するモジュールは、共通の中間側面部材を有し得る。好ましくは、各モジュールは、モジュールが一列に並べて設けられた時に相互に隣接して位置するように配置された二つの各側面部材を有することになる。従って、装置の垂直側面パネルの総数は、装置が形成されるモジュールの総数に依存する。
図8及び図9では、側面部材は符号111で示されている。有利な実施例では、側面部材111は、金属板で成形される。図8において、側面部材111は、二つの部分で形成され、前記二つの部分は、それぞれ、上側部分111A及び下側部分111Bから成り、結合部Iに沿って相互に結合されている。別の実施例では、例えば、図9に示すように、側面部材111は、単一の連続した金属板で形成され得る。図3に示した実施例では、連続垂直側面部材111、即ち、図9に示された形式の一部材で形成された連続垂直側面部材111が使用されている。
側面部材111は、軽量化及び上述した回転部材の動作のためのシャフトの通路の両方の機能を有する開口、即ち、スロット113,115及び117を有する。
幾つかの実施例では、垂直側面パネル111は、その両側にアーム121を有する。特に図3から明らかなように、四つの巻取位置17A〜17Dのトラバーシング装置ユニット45A〜45Dは、アーム121に搭載され得る。
側面部材111の下側縁部111Bに沿って、凹所111Cが設けられ得、この凹所111Cの内側には、長手方向ビーム125の端部が挿入される。前記長手方向ビーム125は、装置1の巻取ステーション1Aの整列方向Aと並行に伸び、垂直側面部材111を連結する。
各垂直側面部材111には、それを床に支持するための脚部127が設けられ得る。図11には、装置1の一つのモジュールのフレームが、四つの支持脚部と共に示されている。図3から明らかなように、装置1の二つの連続するモジュールに属する二つの相互に隣接する垂直側面部材111は、有利には、ずらして配置された脚部を有し、一方の側面部材の脚部が、隣接する側面部材の脚部に干渉しないようにされている。
図11に示したフレームの一部を制限する二つの隣接する垂直側面部材111は、二本の下側水平ビーム125に加えて、二本の交差連結ロッド129によって結合され得る。
幾つかの実施例では、垂直側面部材111の間に、水平長手方向要素131が配置され得、これらの長手方向要素131は、それらの両端の位置で、二つの各垂直側面部材111に固定される。有利には、装置1の各オペレーションフロント3A及び3Bにおいて、巻取位置17A〜17Dが配置されるレベルの数と同じ数の水平長手方向要素131が設けられ得る。従って、図示実施例では、一つのモジュールのフレームは、各フロントに対して四本、即ち、八本の水平長手方向要素131を有する。長手方向要素131は、有利には、装置1の二つのオペレーティングフロント3A及び3Bに配置された別々の巻取位置17A〜17Dの巻取ボビンB3のサポート手段41A〜41Dを支持するために使用される。
有利な実施例では、装置1の各モジュールのフレームの組立を容易にするために、そして、巻取位置にある部材の重さを支持するために、二つの垂直側面部材111間に、組立補助用中間垂直構造体135が設けられ得る。これら組立補助用垂直中間構造体135の一つが図10に単独で示されている。幾つかの実施例では、組立補助用中間垂直構造体135は、側面部材111と同様に金属板から成り得る。幾つかの実施例では、この組立補助用中間垂直構造体135は、複数の横方向アーム135Aを有し得る。図示実施例では、四つの横方向アーム135Aが、組立補助用中間垂直構造体135の各側部に設けられている。実際、組立補助用中間垂直構造体135の各側部に設けられる横方向アーム135Aの数は、装置1の各オペレーティングフロントにおける巻取位置17A〜17Dの数と同じであり得る。
また、下側アーム135Aは、組立補助用中間垂直構造体135を長手方向ビーム125に拘束するために使用される。
有利には、組立補助用中間垂直構造体135の各アーム135Aは、各長手方向要素131を拘束するために使用され得、装置のフレームの構成要素の組み立てを補助して容易にし、かつ、このフレームによって支持される機械的部材の組み立てを補助して容易にし、かつ、巻き回されたボビンB3及び関連する支持手段に代表される高重量を支持する水平長手方向要素131を強固にする。
添付図面を参照して説明した実施例では、装置は、テクスチャー加工、仮撚り及びストレッチ加工システム(オーブン13A,13B、仮撚りユニット19及び供給ローラ)を有し、かつ、弾性ヤーンとカバーリングヤーンとを混合することによって得られる合成ヤーンFCを生成するように構成されている。この目的のために、弾性ヤーンF2のボビンB2用サポート手段20及びインターレーシングジェットが設けられる。他の実施例では、装置は、弾性ヤーンF2の供給を行わないテクスチャー加工、ストレッチ加工及び仮撚り加工手段のみの簡単な構造を有し得る。この場合、サポート手段20及び巻解きローラ22は、省略され得る。インターレーシングジェットは、その量を増やすエアージェットによってテクスチャー加工済ヤーンF1を処理するために維持され得る。また、他の実施例では、インターレーシングジェットが装置から省略され得る。この場合、単一のヤーンF1がオーブン9A及び9Bを通過してテクスチャー加工され、そして、ボビンB3に巻き取られる前に仮撚り加工及びストレッチ加工に供される。
他の実施例では、弾性ヤーンのボビンB2及び関連する供給部材は、クリール7A及び7Bの領域に配置され得る。
A アライメント
B1 スターティングヤーンボビン
F1 (カバー)ヤーン
B2 弾性ヤーンボビン
F2 弾性ヤーン
FC 合成ヤーン
B3 合成ヤーンボビン

1 装置
3 巻取ステーション
3A,3B オペレーティングフロント
5 電気室
7A,7B クリール
8A,8B キャリッジ
9A,9B 通路
11 供給ローラ
13 供給ローラ
13A,13B テクスチャー加工オーブン
15 供給ゾーン
17A〜17D 巻取位置

19 仮撚りユニット
20 サポート手段
21 ガイドローラ
22 巻き解きローラ
22A 共通駆動軸
23 供給ローラ
25 供給ローラ
27 ローラ
27A 共通駆動軸
29 ローラ
31 インターレーシングジェット
33 ヤーンガイド
35 ローラ
37 ローラ
38 ヤーンガイド
39 ヤーンガイド
41 サポート手段
43 モータ駆動巻取ローラ
45 トラバーシング装置ユニット

51 第一電気モータ
53 モータ
55 第三モータ
57 第四モータ
59 共通モータ
61 軸
63 軸
65 歯付きベルト
67 モータ
69 軸
71 軸
75 モータ
77 軸
79 軸
83 モータ
85 軸
87 軸
89 歯付きベルト
91 アーム
93 固定構造体
95 ブレーキ
97 ブラケット
99 ネジ
100 スロット
103 アクチュエータ
105 引出可能要素

105A ロッド又はスピンドル
105C シャンク
105M グリップハンドル

111 垂直側面部材(垂直側面パネル)
111A 上側部分
111B 下側部分
111C 凹所
113 スロット
115 スロット
117 スロット
121 アーム

125 長手方向ビーム
127 脚部
129 交差連結ロッド
131 水平長手方向要素
135 組立補助用中間垂直構造体

Claims (19)

  1. 少なくとも一つのオペレーティングフロントで相互に整列された複数の巻取ステーションを備えたヤーンのボビン製造用装置のモジュールであって、
    各巻取ステーションが、対応する、下方に配置され複数の相互に重ねられた巻取位置に向けて複数のヤーンを供給する少なくとも一つの供給ゾーンを備え、
    各巻取位置が、その上に前記ヤーンが巻き取られボビンを形成するチューブ用支持手段と、その巻取ボビンに接触するモータ駆動巻取ローラと、形成されるボビンの周りをらせん状に回転するようヤーンを分布させるトラバーシング装置とを備え、
    実質的に垂直で、かつ、巻取ステーションの整列方向に直交する二つの側面部材が設けられ、前記二つの側面部材が巻取ステーションの整列方向に平行な長手方向ビームによって相互に連結され、
    前記側面部材に、床に置かれる脚部が設けられた
    ヤーンのボビン製造用装置のモジュールにおいて、
    さらに、二つの側面部材の間に配置され、長手方向ビーム上に載せられ、それらによって支持される組立補助用中間垂直構造体を備えている
    ことを特徴とするヤーンのボビン製造用装置のモジュール。
  2. 二つの対向するオペレーティングフロントを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のモジュール。
  3. 中間垂直構造体及び側面部材が金属板で形成される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモジュール。
  4. 中間垂直構造体が、中間垂直構造体の各側部に複数のサイドアームを有し、
    前記アームの数が、モジュールの各オペレーティングフロントにある巻取位置の数に等しい
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のモジュール。
  5. 長手方向ビームが、側面部材の下側縁部に固定される
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のモジュール。
  6. 二つの側面部材が、さらに、少なくとも一つの連結ロッドによって相互に連結される
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のモジュール。
  7. 二つの側面部材が、さらに、二つの交差連結ロッドによって相互に連結される
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のモジュール。
  8. 中間垂直構造体が中心開口を有し、開口を通して前記連結ロッドが伸びる
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のモジュール。
  9. 床に置くための脚部が、側面部材のずらした位置に設けられ、相互に整列させたモジュールの隣接する側面部材の脚部が相互に干渉しないようにした
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載のモジュール。
  10. 各側面部材が、相互に重ねられ、かつ、同一平面構造で固定される少なくとも二つの部分によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のモジュール。
  11. 前記側面部材の各々が、ヤーンの供給及び巻取部材の支持アームを備えている
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のモジュール。
  12. 二つの側面部材間で伸び、かつ、それらを連結する複数の長手方向連結要素を備え、
    各長手方向連結要素に沿って、ヤーン巻取ユニットが配置されている
    ことを特徴とする請求項11に記載のモジュール。
  13. 前記長手方向連結要素が、側面部材に設けられた各支持アーム間に配置される
    ことを特徴とする請求項12に記載のモジュール。
  14. 長手方向連結要素が、中間垂直構造体に、対応する中間垂直構造体のサイドアームによって結合される
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載のモジュール。
  15. 前記連結要素の各々が、前記ボビンを形成するために各ヤーンが巻かれるチューブの複数の支持部材を備えている
    ことを特徴とする請求項12,13又は14に記載のモジュール。
  16. 請求項1〜15の何れか一項に記載の複数のモジュールを相互に整列して備えている
    ことを特徴とするヤーンのボビン製造用装置。
  17. ヤーンテクスチャー加工部材を備えている
    ことを特徴とする請求項16に記載の装置。
  18. 前記ヤーンテクスチャー加工部材が、加熱オーブン、冷却手段、撚り加工ユニット又は仮撚り加工ユニット及びモータ駆動ストレッチ又は緩めローラの一つ又は複数を備えている
    ことを特徴とする請求項17に記載の装置。
  19. 各巻取位置に対して、弾性ヤーンのボビン用支持手段と、弾性ヤーンとテクスチャー加工ヤーンを相互に結合するインターレーシングジェットとを備えている
    ことを特徴とする請求項18に記載の装置。
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