JP6400516B2 - 耐疲労き裂伝ぱ特性に優れた高強度鋼材およびその製造方法 - Google Patents
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2.0×(110)M ≦ (100)M ≦ 6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M ≦ (111)M ≦ 7.0×(110)M ……(4)
(100)M≦(111)M ……(5)
をすべて満足するように、集合組織を調整することにより、疲労き裂伝ぱ速度が、き裂伝ぱ方向によらず、顕著に低減することを見出した。
Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 ……(1)
(ここで、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cu:各元素の含有量(質量%))
で定義される炭素当量Ceqが0.45%以下、および次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(質量%))
で定義される溶接割れ感受性組成Pcmが0.28%以下、を満足するように調整して含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる組成と、板厚の1/4位置における組織が、面積%で80%超のベイナイト相を含み、残部が合計で面積%で20%未満(0%を含む)のフェライト、パーライト、マルテンサイトのうちから選ばれた1種または2種以上からなり、さらに、板厚の1/4位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Qが2.0以下で、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Mが2.0以下であり、かつ、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)M、板厚中央位置における板面に平行な(100)面のX線回折強度比(100)M、および板厚中央位置における板面に平行な(111)面のX線回折強度比(111)Mが、次(3)〜(5)式
2.0×(110)M ≦(100)M ≦ 6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M ≦(111)M ≦ 7.0×(110)M ……(4)
(100)M ≦ (111)M ……(5)
を満足する組織と、を有することを特徴とする溶接性および耐疲労き裂伝ぱ特性に優れた高強度鋼材。
Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 ……(1)
(ここで、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cu:各元素の含有量(質量%))
で定義される炭素当量Ceqが0.45%以下、および次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(質量%))
で定義される溶接割れ感受性組成Pcmが0.28%以下、を満足するように調整して含有し、
残部Fe及び不可避的不純物からなる組成の鋼素材とし、前記熱間圧延工程が、前記鋼素材を加熱温度:900〜1300℃の範囲の温度に加熱したのち、(Ar3変態点+200℃)以下Ar3変態点以上の温度範囲で累積圧下率:50%以上となる熱間圧延を施す工程であり、前記加速冷却工程が、(Ar3変態点−80℃)以上の温度域から平均冷却速度:5℃/s以上で、600℃以下の温度域まで冷却を施す工程であり、前記高強度鋼材が、前記組成と、板厚の1/4位置における組織が、面積%で80%超のベイナイト相を含み、残部が合計で面積%で20%未満(0%を含む)のフェライト、パーライト、マルテンサイトのうちから選ばれた1種または2種以上からなり、さらに、板厚の1/4位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Qが2.0以下で、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Mが2.0以下であり、かつ、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)M、板厚中央位置における板面に平行な(100)面のX線回折強度比(100)M、および板厚中央位置における板面に平行な(111)面のX線回折強度比(111)Mが、次(3)〜(5)式
2.0×(110)M ≦(100)M ≦ 6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M ≦(111)M ≦ 7.0×(110)M ……(4)
(100)M ≦ (111)M ……(5)
を満足する組織と、を有する高強度鋼材であることを特徴とする溶接性および耐疲労き裂伝ぱ特性に優れた高強度鋼材の製造方法。
Cは、固溶強化さらには焼入れ性向上を介して、強度増加に寄与する元素である。このような効果により所望の高強度を確保するためには、0.02%以上の含有を必要とする。一方、0.25%を超えて含有すると、溶接性を阻害する。このため、Cは0.02〜0.25%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.05〜0.20%である。
Siは、脱酸剤として作用するとともに、固溶強化を介して強度増加に寄与する元素である。このような効果を得るためには、0.01%以上の含有を必要とする。一方、0.50%を超えて含有すると、溶接性、靭性を低下させる。このため、Siは0.01〜0.50%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.05〜0.40%である。
Mnは、焼入れ性の向上を介して、安価に鋼材の強度増加に寄与するとともに、靭性をも向上させる元素である。このような効果を得るためには、0.5%以上の含有を必要とする。一方、2.0%を超えて含有すると、溶接性が低下する。このため、Mnは0.5〜2.0%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.5〜1.8%である。
Pは、鋼の靭性を劣化させる元素であり、できるだけ低減することが望ましいが、0.05%までは許容できる。このようなことから、Pは0.05%以下に限定した。なお、好ましくは0.03%以下である。
Sは、鋼中では硫化物系介在物として存在し、鋼の延性、靭性を低下させる。このため、Sはできるだけ低減することが望ましいが、0.02%までは許容できる。このようなことから、Sは0.02%以下に限定した。なお、好ましくは0.01%以下である。
Alは、脱酸剤として作用するとともに、結晶粒の微細化にも寄与する元素である。このような効果を得るためには0.01%以上含有することが望ましいが、0.10%を超えて多量に含有すると、酸化物系介在物が増加し靭性、延性が低下する。このため、Alは0.10%以下の範囲に限定した。なお、好ましくは0.06%以下である。
Cu、Ni、Cr、Mo、Nb、V、Ti、Bはいずれも、鋼材の強度上昇に寄与する元素であり、必要に応じて選択して含有できる。
Ca、REMはいずれも、介在物の形態制御を介して、鋼材の延性、靱性の向上に寄与する元素であり、必要に応じて選択して含有できる。このような効果を得るためには、Ca:0.0005%以上、REM:0.0005%以上それぞれ含有することが望ましい。一方、Ca:0.010%、REM:0.010%をそれぞれ超えて含有すると、酸化物系介在物量の増加を招き、靱性が低下する。このため、含有する場合には、Ca:0.010%以下、REM:0.010%以下にそれぞれ限定することが好ましい。なお、好ましくはCa:0.005%以下、REM:0.005%以下である。
Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 ……(1)
(ここで、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cu:各元素の含有量(質量%))
で定義される炭素当量Ceqを0.45以下、および次(2)式
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
(ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(質量%))
で定義される溶接割れ感受性組成Pcmを0.28以下に調整して、優れた溶接性を担保している。炭素当量Ceqおよび溶接割れ感受性組成Pcmが、上記した(1)式および(2)式を満足しない場合には、溶接性が低下する。
2.0×(110)M≦(100)M≦6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M≦(111)M≦7.0×(110)M ……(4)
(100)M≦(111)M ……(5)
をすべて満足するように調整された集合組織を有する。
鋼素材の加熱温度が900℃未満では、変形抵抗が高くなり圧延機への負荷が増大し、生産性が低下する。一方、1300℃を超えと、結晶粒が粗大化し、所望の靭性を確保できにくくなる。このため、加熱温度は900℃〜1300℃の範囲の温度に限定することが好ましい。
(Ar3変態点+200℃)〜Ar3変態点の温度範囲での累積圧下率を50%以上とし、未再結晶オーステナイト温度域での強圧下を指向する。これにより、オーステナイト粒(γ粒)が圧延方向に伸展するため、そのようなγ粒から変態により得られる組織が微細化する。これにより、板厚方向の耐疲労き裂伝ぱ性が飛躍的に向上するとともに、鋼材強度の増加が図れる。一方、強圧下を行う温度域が、Ar3変態点未満では、フェライト相が混入し、強度が低下するとともに、フェライトの加工集合組織が発達しすぎて耐疲労き裂伝ぱ特性に異方性が生じる。また,(Ar3変態点+200℃)を超える温度域で、圧下を強化しても、γ粒の圧延方向への伸展が不十分となり、その後に変態により得られる組織の微細化も不十分となり、板厚方向の耐疲労き裂伝ぱ特性の向上が小さくなる。そのため、(Ar3変態点+200℃)を超える温度域での累積圧下率は20%以下とすることが好ましい。
例えば、Ar3変態点(℃)=910−310C−80Mn−20Cu−15Cr−55Ni−80Mo
(但し、C、Mn、Cu、Cr、Ni、Mo:各元素の含有量(質量%))
で表される関係式により、各成分の含有量から、算出することができる。
Ac1変態点(℃)=723−14Mn+22Si−14.4Ni+23.3Cr
(但し、Mn、Si、Ni、Cr:各元素の含有量(質量%))
を用いて、算出することができる。
(1)耐疲労き裂伝ぱ試験
耐疲労き裂伝ぱ特性は、CT試験片を用いてASTM E647に準拠して調査した。CT試験片は、板厚25mm以下の鋼板では全厚、板厚25mm超50mm以下の鋼板では板厚の1/2位置を中心に両面減厚して25mm厚、板厚50mm超の鋼板では板厚の1/4位置を中心として両面減厚して25mm厚、とした。また、CT試験片は、各鋼板から、疲労き裂が進展する方向が圧延方向と直交する方向(板幅方向)、疲労き裂が進展する方向が圧延方向(板長方向)の2種の試験片を採取した。なお、CT試験片を用いた試験は、室温大気中で、応力比R:0.1、周波数:20Hzの条件で、ASTM E647に準拠して行った。
(ここで、F(a/w)=1.12−0.231(a/w)+10.55(a/w)2−21.72(a/w)3+30.39(a/w)4、a:き裂長さmm、w:試験片幅mm(板厚))
疲労き裂が、進展する時の応力拡大係数範囲ΔK=15MPa√mのき裂伝ぱ速度が1.75×10-8m/cycle以下、ΔK=25MPa√mのき裂伝ぱ速度が8.5×10-8m/cycle以下であるときを「○」として評価した。それ以外の場合を「×」とした。
(2)引張試験
得られた鋼板から、日本海事協会 鋼船規則を参考に、引張方向が圧延方向に直交する方向Tとなるように、板厚が40mm以下の鋼板については全厚引張試験片(U1号引張試験片)を、板厚40mm超の鋼板については引張試験片(U14号引張試験片)を、採取し、JIS Z 2241の規定に準拠して引張試験を実施し、引張特性(降伏強さ(0.2%耐力)YS、引張強さTS、伸びEl)を求めた。なお、引張強さTSが490MPa以上、伸びElが20%以上である場合を○と評価し、それ以外を×とした。
(3)衝撃試験
得られた鋼板から、日本海事協会 鋼船規則に準拠して、試験片長さ方向が圧延方向Lと平行するように、板厚が40mm以下の鋼板については試験片端面が鋼板表面下2mmとなるように、また板厚が40mm超の鋼板については板厚の1/4位置から、衝撃試験片(U4号2mmVノッチ)を採取し、試験温度:−40℃で衝撃試験を実施し、吸収エネルギー(J)を求めた。各鋼板につき、各3本を試験した。3本すべてが、53J以上を示した場合を○、それ以外を×として評価した。
(4)溶接性試験
得られた鋼板から、JIS Z 3158の規定に準拠して、y形溶接割れ試験片を採取し、予熱温度を25℃とし、気温:20℃、湿度:60%の溶接雰囲気中で、MAG溶接(入熱14kJ/cm)するy形溶接割れ試験を実施し、割れの発生の有無を調査した。割れが生じなかった場合を○、それ以外の場合を×として評価した。
2 機械切欠
3 疲労予き裂
4 クラックゲージ
Claims (7)
- 質量%で、
C :0.02〜0.25%、 Si:0.01〜0.50%、
Mn:0.5〜2.0%、 P :0.05%以下、
S :0.02%以下、 Al:0.10%以下
を、下記(1)式で定義される炭素当量Ceqが0.45%以下、および下記(2)式で定義される溶接割れ感受性組成Pcmが0.28%以下、を満足するように調整して含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる組成と、
板厚の1/4位置における組織が、面積%で80%超のベイナイト相を含み、残部が合計で面積%で20%未満(0%を含む)のフェライト、パーライト、マルテンサイトのうちから選ばれた1種または2種以上からなり、さらに、板厚の1/4位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Qが2.0以下で、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Mが2.0以下であり、かつ、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)M、板厚中央位置における板面に平行な(100)面のX線回折強度比(100)M、および板厚中央位置における板面に平行な(111)面のX線回折強度比(111)Mが、下記(3)〜(5)式を満足する組織と、
を有することを特徴とする溶接性および耐疲労き裂伝ぱ特性に優れた高強度鋼材。
記
Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 ……(1)
ここで、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cu:各元素の含有量(質量%)
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(質量%)
2.0×(110)M ≦(100)M ≦ 6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M ≦(111)M ≦ 7.0×(110)M ……(4)
(100)M ≦ (111)M ……(5) - 前記組成に加えてさらに、質量%で、Cu:1.0%以下、Ni:2.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、Nb:0.1%以下、V:0.1%以下、Ti:0.1%以下、B:0.005%以下のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする請求項1に記載の高強度鋼材。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.010%以下、REM:0.010%以下のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1または2に記載の高強度鋼材。
- 鋼素材に、熱間圧延工程と加速冷却工程とを施し高強度鋼材とするにあたり、
前記鋼素材を、質量%で、
C :0.02〜0.25%、 Si:0.01〜0.50%、
Mn:0.5〜2.0%、 P :0.05%以下、
S :0.02%以下、 Al:0.10%以下
を、下記(1)式で定義される炭素当量Ceqが0.45%以下、および下記(2)式で定義される溶接割れ感受性組成Pcmが0.28%以下、を満足するように調整して含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなる組成の鋼素材とし、
前記熱間圧延工程が、前記鋼素材を加熱温度:900〜1300℃の範囲の温度に加熱したのち、(Ar3変態点+200℃)以下Ar3変態点以上の温度範囲で累積圧下率:50%以上となる熱間圧延を施す工程であり、
前記加速冷却工程が、(Ar3変態点−80℃)以上の温度域から平均冷却速度:5℃/s以上で、600℃以下の温度域まで冷却を施す工程であり、
前記高強度鋼材が、前記組成と、板厚の1/4位置における組織が、面積%で80%超のベイナイト相を含み、残部が合計で面積%で20%未満(0%を含む)のフェライト、パーライト、マルテンサイトのうちから選ばれた1種または2種以上からなり、さらに、板厚の1/4位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Qが2.0以下で、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)Mが2.0以下であり、かつ、板厚中央位置における板面に平行な(110)面のX線回折強度比(110)M、板厚中央位置における板面に平行な(100)面のX線回折強度比(100)M、および板厚中央位置における板面に平行な(111)面のX線回折強度比(111)Mが、下記(3)〜(5)式を満足する組織と、を有する高強度鋼材である
ことを特徴とする溶接性および耐疲労き裂伝ぱ特性に優れた高強度鋼材の製造方法。
記
Ceq=C+Mn/6+(Cr+Mo+V)/5+(Ni+Cu)/15 ……(1)
ここで、C、Mn、Cr、Mo、V、Ni、Cu:各元素の含有量(質量%)
Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B ……(2)
ここで、C、Si、Mn、Cu、Ni、Cr、Mo、V、B:各元素の含有量(質量%)
2.0×(110)M ≦(100)M ≦ 6.0×(110)M ……(3)
2.5×(110)M ≦(111)M ≦ 7.0×(110)M ……(4)
(100)M ≦ (111)M ……(5) - 前記加速冷却工程の後に、さらに400℃以上550℃以下の温度で焼戻処理を施す焼戻工程を行うことを特徴とする請求項4に記載の高強度鋼材の製造方法。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Cu:1.0%以下、Ni:2.0%以下、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下、Nb:0.1%以下、V:0.1%以下、Ti:0.1%以下、B:0.005%以下のうちから選ばれた1種または2種以上を含有する組成とすることを特徴とする請求項4または5に記載の高強度鋼材の製造方法。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ca:0.010%以下、REM:0.010%以下のうちから選ばれた1種または2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の高強度鋼材の製造方法。
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