JP6400378B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明の実施形態は、空気調和機に関する。
従来より、いわゆる再熱除湿運転を実行可能に構成された空気調和機が考えられている。再熱除湿運転は、室内機に吸い込まれた空気を冷却して除湿するとともに、その除湿された空気を再加熱して室内に吹き出す運転である。この再熱除湿運転によれば、室内の温度の低下を抑えつつ除湿を行うことができ、除湿に伴い室内が冷え過ぎてしまうといった不具合を回避することができる。
ところで、従来の空気調和機は、例えば特許文献1に開示されているように、熱交換器を複数のブロックに分割し、各ブロックをそれぞれ除湿部或いは再熱部として機能させることにより再熱除湿運転を行う構成となっている。即ち、複数に分割されたブロックは、除湿部として機能するブロックと再熱部として機能するブロックとに分けられる。しかしながら、空気調和機の室内機の筐体内のスペースは限られていることから、熱交換器の分割数や各ブロックの大きさなどを自由に設定することは困難である。そのため、除湿部として機能するブロックと再熱部として機能するブロックとの割合がアンバランスとなり、最適な再熱除湿運転を行うことが困難となる場合がある。
特開2001−82761号公報
本実施形態は、除湿部と再熱部との割合がアンバランスとなることを回避できる空気調和機を提供する。
本実施形態の空気調和機は、室内機の内部に設けられた送風ファンと、前記送風ファンの回転方向に沿って複数の単位熱交換部に分割された熱交換器と、を備える。そして、少なくとも1つの前記単位熱交換部は、再熱除湿運転時に前記室内機の内部に吸い込まれた空気を除湿する除湿部及び前記除湿部により除湿された空気を加熱する再熱部の双方を有し、且つ、前記除湿部及び前記再熱部がそれぞれ前記送風ファンに対向しており、前記熱交換器は、前記送風ファンに対向する側となる部分のスリットの数が前記送風ファンに対向する側とは反対側となる部分のスリットの数よりも多くなっている
第1実施形態に係る空気調和機の室内機の構成例を概略的に示す縦断面図 空気調和機の構成例を概略的に示す図 風が流れる方向と冷媒管が形成するパスとの角度関係の一例を示す図 熱交換器の一部を拡大して示す図 第2実施形態に係る空気調和機の室内機の構成例を概略的に示す縦断面図 熱交換器と補助熱交換器とを接続する構成例を概略的に示す図
以下、空気調和機に係る複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に例示する空気調和機の室内機100は、上下方向の寸法に対して幅方向の寸法が長い横長状をなす。そして、室内機100は、その外殻を構成する本体部11の内部に、熱交換器12や横流ファン13などを備えている。横流ファン13は、送風ファンの一例であり、室内機100の長手方向に沿う軸を中心に回転可能に設けられている。また、本体部11の上部には、室内の空気を本体部11内に吸い込むための空気吸込み口14が設けられている。また、本体部11の下部には、本体部11内に吸い込まれた空気を室内に吹き出すための空気吹出し口15が設けられている。
本体部11の内部には、これら空気吸込み口14から空気吹出し口15にわたって通風路16が形成されている。熱交換器12及び横流ファン13は、この通風路16内に配置されている。室内機100は、横流ファン13による送風作用により、室内の空気を空気吸込み口14から吸い込む。そして、空気吸込み口14から吸い込まれた空気は、通風路16内を流れる過程で熱交換器12によって熱交換され、周知の暖房運転時では温風として、周知の冷房運転時では冷風として空気吹出し口15から室内に吹き出される。空気吹出し口15には、図示しないルーバが回動可能に設けられている。ルーバは、空気吹出し口15から吹き出される空気の方向を上下方向或いは左右方向に調整する。
熱交換器12は、外側の面が空気吸込み口14に対向し、内側の面が横流ファン13に対向している。そして、熱交換器12は、横流ファン13の回転方向に沿って複数、この場合、3つの単位熱交換部12a〜12cに分割されている。即ち、熱交換器12は、横流ファン13の前方下部においてほぼ垂直な状態で配置される前側単位熱交換部12aと、横流ファン13の後方上部において傾斜した状態で配置される後側単位熱交換部12bと、これら前側単位熱交換部12aと後側単位熱交換部12bとの間に位置する中間単位熱交換部12cとに分割されている。中間単位熱交換部12cは、横流ファン13の前方上部において傾斜した状態で配置される。後側単位熱交換部12b及び中間単位熱交換部12cは、側面視でほぼ逆V字状を形成するように配列された構成となっている。
熱交換器12は、詳しくは後述する再熱除湿運転時に除湿部12Aとして機能する部分と再熱部12Bとして機能する部分とを有する。除湿部12Aは、再熱除湿運転時に室内機100の内部に吸い込まれた空気を除湿する部分である。再熱部12Bは、再熱除湿運転時に除湿部12Aにより除湿された空気を加熱する部分である。
より具体的に説明すると、熱交換器12の一端部を構成する前側単位熱交換部12aは、その全体が除湿部12Aとして機能するブロックである。また、後側単位熱交換部12bは、その全体が再熱部12Bとして機能するブロックである。また、中間単位熱交換部12cは、再熱除湿運転時に除湿部12Aとして機能する部分と再熱部12Bとして機能する部分の双方を有するブロックである。この場合、中間単位熱交換部12cは、前側単位熱交換部12a側の部分と後側単位熱交換部12b側の部分とに二分されている。そして、中間単位熱交換部12cのうち前側単位熱交換部12a側の部分は除湿部12Aとして機能し、中間単位熱交換部12cのうち後側単位熱交換部12bは再熱部12Bとして機能する。
即ち、熱交換器12は、前側単位熱交換部12aの全体と中間単位熱交換部12cの一部、この場合、前側単位熱交換部12aに連結されている側の部分とにより除湿部12Aを構成している。また、熱交換器12は、後側単位熱交換部12bの全体と中間単位熱交換部12cの一部、この場合、後側単位熱交換部12cに連結されている側の部分とにより再熱部12Bを構成している。
また、中間単位熱交換部12cのうち除湿部12Aとして機能する部分と再熱部12Bとして機能する部分は、それぞれ横流ファン13に対向している。また、その全体が除湿部として機能する前側単位熱交換部12aも横流ファン13に対向しており、その全体が再熱部12Bとして機能する後側単位熱交換部12bも横流ファン13に対向している。
また、中間単位熱交換部12cにおいては、矢印Wで示すように、横流ファン13の送風作用により発生する風が、当該中間単位熱交換部12cの外側の面から流入して内側の面から流出する。よって、中間単位熱交換部12cは、除湿部12Aと再熱部12Bとが、当該中間単位熱交換部12cを流れる風の方向に対して略直交する方向に分離された構成となっている。
図2に例示するように、この室内機100は、室外に設置される室外機200とともに空気調和機300を構成する。空気調和機300は、圧縮機301と、上述した室内用の熱交換器12と、減圧器303と、室外用の熱交換器304と、アキュームレータ305とを冷媒管306によって環状に接続した冷凍サイクル機構307を備える。この場合、冷凍サイクル機構307は、冷媒管306を循環させる冷媒、換言すれば熱交換器12に供給する冷媒として、比較的圧力損失が低いHFC系冷媒であるR32を用いている。冷媒管306は、例えば銅などといった熱伝導性に優れた材料で構成されている。減圧器303は、開度を調整可能な例えば電動式膨張弁などで構成されている。
室内機100に備えられる熱交換器12は、上述したように除湿部12Aと再熱部12Bとを有する。そして、熱交換器12は、冷媒管306のうち除湿部12Aと再熱部12Bとを連結する部分に減圧器12Cを備える。減圧器12Cは、開度を調整可能な例えば電動式膨張弁などで構成されている。また、冷媒管306のうち熱交換器12に挿通されている部分の径寸法は、冷媒管306のうち熱交換器12に挿通されていない部分の径寸法よりも小さくなっており、例えば5mmの径寸法となっている。なお、冷媒管306の径寸法は、例えば5mm以下の範囲で適宜変更して実施することができる。
室外用の熱交換器304は、室外機200内部の図示しない空気吸込み口と空気吹出し口との間に設けられた通風路の上流側位置に設置されている。この通風路における熱交換器304の近傍には、例えばプロペラファンで構成される図示しない室外送風機が設けられている。この室外送風機は、例えば室外機200の側面及び背面に設けられた図示しない空気吸込み口から室外の空気を吸い込んで熱交換器304を通過させる。そして、室外送風機は、熱交換器304において熱交換された空気を、例えば室外機200の前面に設けられた図示しない空気吹出し口から室外に排出する。
四方弁308は、冷房運転時及び暖房運転時、さらには再熱除湿運転時などの各種の運転時において、冷媒管306を流れる冷媒の循環方向を各運転に適した方向に適宜切り替える。図2は、冷房運転時あるいは再熱除湿運転時における空気調和機300を示しており、この場合、四方弁308は、圧縮機301の吐出口と室外の熱交換器304とを連結し且つ室内の熱交換器12とアキュームレータ305とを連結する状態に切り替わる。
この空気調和機300において、図2に示す冷房運転時あるいは再熱除湿運転時には、圧縮機301が駆動されると、破線矢印Rで示すように、当該圧縮機301から吐出された高温高圧の冷媒が熱交換器304に送られ、当該熱交換器304にて放熱して凝縮する。そして、この凝縮した冷媒は、減圧器303を通過する際に減圧され、その後、室内熱交換器12に送られ、当該室内熱交換器12にて吸熱して気化する。そして、室内熱交換器12を通過した冷媒は、アキュームレータ305内に流入して気液分離され、液体状態の冷媒がアキュームレータ305内に残り、ガス状態の冷媒が圧縮機301に戻されるようになっている。
なお、通常の冷房運転時においては、減圧器12Cが全開となる。これにより、熱交換器12は、その全体が蒸発器として機能する状態となる。そのため、室内機100の空気吸込み口14から吸い込まれた空気は、通風路16内を流れる過程で熱交換器12により冷却されて、冷風として空気吹出し口15から室内に吹き出される。一方、再熱除湿運転時においては、減圧器12Cの開度が所定量絞られる。これにより、熱交換器12は、再熱除湿運転時において冷媒が流れる方向の下流側となる一部が除湿部12Aとして機能し、再熱除湿運転時において冷媒が流れる方向の上流側となる残りの一部が再熱部12Bとして機能する状態となる。そのため、室内機100の空気吸込み口14から吸い込まれた空気は、除湿部12Aにおいて除湿されるとともに再熱部12Bにおいて再加熱されて、比較的温かい乾燥した空気として空気吹出し口15から室内に吹き出される。なお、再熱除湿運転時における減圧器12Cの開度は、室内に吹き出す空気の設定温度などに応じて適宜変更して実施することができる。
また、熱交換器12は、例えばアルミニウムなどといった熱伝導性に優れた材料で構成される多数枚のフィンを配列し、これらフィンに冷媒管306を蛇行させながら挿通した構成である。そして、蛇行する冷媒管306は、熱交換器12のフィンの配列方向に沿う端部間を1往復するごとに1つのパスを形成している。そして、図3に概略的に例示するように、本実施形態の熱交換器12は、除湿部12Aに含まれる複数のパスのうち少なくとも1つのパス306pが、当該除湿部12Aを流れる風の方向に沿って設けられている。また、本実施形態の熱交換器12は、再熱部12Bに含まれる複数のパスのうち少なくとも1つのパス306pが、当該再熱部12Bを流れる風の方向に沿って設けられている。即ち、除湿部12A及び再熱部12Bは、風が流れる方向に沿って設けられているパスを、それぞれ少なくとも1つ備える構成となっている。
このように除湿部12Aに含まれるパス及び再熱部12Bに含まれるパスを、それぞれ風が流れる方向に沿って設けることにより、1つの単位熱交換部を、風が流れる方向に対して直交する方向に分離しやすくできる。
また、図4に例示するように、熱交換器12に備えられる冷媒管306の中心間の間隔D1は、当該冷媒管306の径寸法D2の3倍の寸法となっている。この場合、冷媒管306の径寸法は5mmであるから、冷媒管306の中心間の間隔D1は、概ね15mmとなっている。なお、間隔D1は、冷媒管306の径寸法D2の3倍以上の寸法であれば、適宜変更して実施することができる。
また、熱交換器12を構成するフィンは、冷媒管306が挿通される孔間に多数のスリットSを有する。この場合、熱交換器12は、空気吸込み口14に対向する外側の部分、図4では左側の部分に形成されるスリットSの数よりも、横流ファン13に対向する内側の部分、図4では右側の部分に形成されるスリットSの数が多くなっている。
熱交換器12は、全体的に、空気吸込み口14側が上となり横流ファン13側が下となる状態で配置されている。そのため、冷房運転時或いは再熱除湿運転時に熱交換器12に発生した結露水は、空気吸込み口14側から横流ファン13側に向かって流れ落ちる傾向がある。熱交換器12に設けられている多数のスリットSは、このようにして流れ落ちる結露水を受け止める機能を有する。特に、本実施形態の熱交換器12では、横流ファン13に対向する側となる部分のスリットSの数を多くしている。そのため、空気吸込み口14側の部分から横流ファン13側の部分にかけて結露水の受け止め機能を発揮しつつ、最も横流ファン13側の部分において結露水の受け止め機能を最大限に発揮することができる。
本実施形態によれば、室内機100に備えられる熱交換器12は、横流ファン13の回転方向に沿って複数の単位熱交換部12a〜12cに分割されている。そして、そのうちの少なくとも1つの単位熱交換部12cは、再熱除湿運転時に室内機100の内部に吸い込まれた空気を除湿する除湿部12Aとして機能する部分と、再熱除湿運転時に除湿部12Aにより除湿された空気を加熱する再熱部12Bとして機能する部分の双方を有する。
このように1つの単位熱交換部12cに除湿部12Aとして機能する部分及び再熱部12Bとして機能する部分の双方を有する構成によれば、除湿部12Aと再熱部12Bとの割合が概ね均等となる構成を実現することができる。従って、除湿部12Aと再熱部12Bとの割合がアンバランスとなることを回避することができ、最適な再熱除湿運転を実行することができる。
また、本実施形態によれば、単位熱交換部12cは、除湿部12Aとして機能する部分及び再熱部12Bとして機能する部分がそれぞれ横流ファン13に対向している構成である。この構成によれば、横流ファン13により送風される風が除湿部12A及び再熱部12Bに偏ることなく供給されるようになり、除湿部12Aによる除湿機能及び再熱部12Bによる再熱機能をバランス良く発揮することができる。
また、本実施形態によれば、熱交換器12に供給する冷媒として、従来のR410Aなどといった冷媒よりも圧力損失が低い冷媒であるR32を用いている。この構成によれば、熱交換器12に挿通される冷媒管306の径寸法を従来よりも細くしたとしても、熱交換器12による熱交換性能の低下を抑えることができる。また、熱交換性能の低下を抑えつつ冷媒管306の径寸法を細くすることができるから、熱交換器12における冷媒管306の蛇行回数を増やすことができる。これにより、熱交換器12の熱交換性能をさらに向上することができる。
また、本実施形態によれば、熱交換器12の一端部を構成する前側単位熱交換部12aは、その全体が除湿部12Aとして機能する。また、熱交換器12の他端部を構成する後側単位熱交換部12bは、その全体が再熱部12Bとして機能する。また、単位熱交換部12aと単位熱交換部12bとの間に位置する中間単位熱交換部12cは、除湿部12A及び再熱部12Bの双方を有する構成である。この構成によれば、熱交換器12の全体において除湿部12Aとして機能する部分と再熱部12Bとして機能する部分との割合を均等に設けることができ、除湿部12Aによる除湿機能と再熱部12Bによる再熱機能とを偏りなく発揮することができる。
なお、空気調和機300は、熱交換器12の両端部を構成する単位熱交換部12aと単位熱交換部12bとの間に、さらに複数の中間単位熱交換部12cを備える構成としてもよい。この場合、複数の中間単位熱交換部12cのうち少なくとも1つの単位熱交換部を、除湿部12A及び再熱部12Bの双方を有する構成とすればよい。また、必要に応じて、他の中間単位熱交換部12cも除湿部12A及び再熱部12Bの双方を有する構成とするとよい。要するに、熱交換器12の全体として除湿部12Aによる除湿機能と再熱部12Bによる再熱機能とが偏りなく発揮されるよう、除湿部12A及び再熱部12Bの双方を有する単位熱交換部の数を適宜変更して実施することができる。
また、本実施形態によれば、熱交換器12に備えられる冷媒管306の中心間の間隔D1は、当該冷媒管306の径寸法D2の3倍以上の寸法を確保するとよい。この構成によれば、熱交換器12において蛇行する冷媒管306間に適度なスペースを確保することができる。そのため、冷媒管306同士による熱干渉を抑えることができ、熱交換器12による熱交換性能のさらなる向上を図ることができる。
(第2実施形態)
図5に例示する空気調和機の室内機100は、熱交換器12のうち空気吸込み口14に対向する外側の面、つまり横流ファン13の送風作用により発生する風の風上側となる面に、補助熱交換器400を備える。この補助熱交換器400は、減圧器303と熱交換器12との間に設けられている。図6に例示するように、冷媒管306のうち減圧器303と補助熱交換器400とを接続する第1冷媒管306A、つまり補助熱交換器400に冷媒を流入する冷媒管は、1本で構成されている。そして、第1冷媒管306Aの径寸法は、一般的な空気調和機の冷凍サイクル機構を構成する冷媒管の径寸法となっている。また、冷媒管306のうち補助熱交換器400と熱交換器12とを接続する第2冷媒管306B、つまり熱交換器12に冷媒を流入する冷媒管は、複数、この場合、2本で構成されている。そして、これら複数の第2冷媒管306Bの径寸法は、何れも同じ径寸法であり、且つ、第1冷媒管306Aの径寸法よりも小さい寸法となっている。この場合、第1冷媒管306Aの径寸法は、少なくとも、第2冷媒管306Bの径寸法の1.25倍以上となっている。
本実施形態によれば、熱交換器12の風上側に補助熱交換器400を備える。この構成によれば、補助熱交換器400を追加することにより熱交換器12による熱交換機能を増強することができ、要求される空気調和機の性能に応じた熱交換性能を発揮することができる。また、要求される性能が異なる機種であっても、熱交換器12は共通の部品として用いることができ、コストの低減や製造性の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、熱交換器12に冷媒を流入する第2冷媒管306Bの径寸法は、補助熱交換器400に冷媒を流入する第1冷媒管306Aの径寸法よりも小さくなっている。この構成によれば、第1冷媒管306Aは、一般的な空気調和機の冷凍サイクル機構を構成する冷媒管で構成することができ、コストの低減や製造性の向上を図ることができる。また、熱交換器12に冷媒を流入する第2冷媒管306Bは、従来の冷媒管よりも細く形成されているので、熱交換器12に挿通される冷媒管の蛇行回数を増やすことができ、熱交換器12の熱交換性能を向上することができる。また、第2冷媒管306Bの径寸法を従来の冷媒管の径寸法よりも細くしたとしても、第2冷媒管306Bの数が第1冷媒管306Aの数よりも多くなっているから、第1冷媒管306Aを流れる冷媒を複数の第2冷媒管306Bに分散させながら流すことができる。そのため、補助熱交換器400と熱交換器12との間における冷媒の流れが滞りにくく、従って、熱交換器12の熱交換性能が損なわれてしまうことを回避することができる。
本実施形態に係る空気調和機は、室内機の内部に設けられた送風ファンと、前記送風ファンの回転方向に沿って複数の単位熱交換部に分割された熱交換器と、を備える。そして、少なくとも1つの前記単位熱交換部は、再熱除湿運転時に前記室内機の内部に吸い込まれた空気を除湿する除湿部及び前記除湿部により除湿された空気を加熱する再熱部の双方を有し、且つ、前記除湿部及び前記再熱部がそれぞれ前記送風ファンに対向している。この構成によれば、除湿部と再熱部との割合がアンバランスとなることを回避できる。
本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、12は熱交換器、12aは前側単位熱交換部(単位熱交換部)、12bは後側単位熱交換部(単位熱交換部)、12cは中間単位熱交換部(単位熱交換部)、12Aは除湿部、12Bは再熱部、13は横流ファン(送風ファン)、100は室内機、300は空気調和機、400は補助熱交換器、を示す。

Claims (6)

  1. 室内機の内部に設けられた送風ファンと、
    前記送風ファンの回転方向に沿って複数の単位熱交換部に分割された熱交換器と、
    を備え、
    少なくとも1つの前記単位熱交換部は、再熱除湿運転時に前記室内機の内部に吸い込まれた空気を除湿する除湿部及び前記除湿部により除湿された空気を加熱する再熱部の双方を有し、且つ、前記除湿部及び前記再熱部がそれぞれ前記送風ファンに対向しており、
    前記熱交換器は、前記送風ファンに対向する側となる部分のスリットの数が前記送風ファンに対向する側とは反対側となる部分のスリットの数よりも多くなっている空気調和機。
  2. 前記熱交換器に供給する冷媒としてR32を用いる請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記熱交換器の風上側に補助熱交換器をさらに備える請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記熱交換器に冷媒を流入する冷媒管の径寸法は、前記補助熱交換器に冷媒を流入する冷媒管の径寸法よりも小さい請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記熱交換器の一端部を構成する前記単位熱交換部は、前記除湿部を有し、
    前記熱交換器の他端部を構成する前記単位熱交換部は、前記再熱部を有し、
    前記熱交換器の一端部を構成する前記単位熱交換部と前記熱交換器の他端部を構成する前記単位熱交換部との間に位置する前記単位熱交換部のうち少なくとも1つの前記単位熱交換部は、前記除湿部及び前記再熱部の双方を有する請求項1から4の何れか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記熱交換器に備えられる冷媒管の中心間の間隔は、当該冷媒管の径寸法の3倍以上である請求項1から5の何れか1項に記載の空気調和機。
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