JP6398875B2 - 深孔鍛造加工装置 - Google Patents
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Description
〈第1実施形態〉
[構成]
本発明の第1実施形態の深孔鍛造加工装置101について、図1〜図4を参照しつつ説明する。本実施形態では、ステンレス材でなる円柱形状の素材W1に、L/D比が10程度の深孔を鍛造加工により形成する。まず、深孔鍛造加工装置101の構成から説明する。なお、本明細書中、以下の各断面図において、切断面の奥に見える線は適宜省略して示している。
次に、上記深孔鍛造加工装置101による深孔鍛造加工方法について説明する。パンチ11およびパンチスリーブ12を上昇させた状態で、まず、パンチスリーブ12をダイ孔21の径大孔部22へ降下させる。次いで、パンチスリーブ12内に素材W1を投入する。図1に示すように、素材W1の下端面10はスライドパンチガイド14の上端面に当接する。次いで、パンチ11をパンチスリーブ12でガイドしつつ、素材W1の上端面に当接するまで下降させる。このとき、パンチスリーブ12の外周および底面とダイ13の径大孔部22は嵌合される。また、パンチスリーブ12の内周と素材W1は嵌合される。これにより、ダイ13とパンチスリーブ12との同軸性が確保される。ひいては、カウンタパンチ15に対する素材W1の同軸性が確保される。
本実施形態によれば、穿設加工中の素材W1の外径を非拘束とすることで、素材W1とカウンタパンチ15との摩擦力が小さくなり、より小さい抵抗で材料を後方へ押し出すことができる。そして、カウンタパンチ15に生じる面圧が低減されることで、カウンタパンチ15の座屈が極力抑制される。これにより、カウンタパンチ15の損傷が減少してカウンタパンチ15の寿命を延ばすことができる。
[構成]
次に、本発明の第2実施形態の深孔鍛造加工装置102について、図5〜図9を参照しつつ説明する。本実施形態における素材W2は、ステンレス材であって、円柱部31とフランジ部32とを有する鍔付き円柱部材である。この素材W2に、L/D比が10程度の深孔を鍛造加工により形成する。まず、深孔鍛造加工装置102の構成から説明する。
次に、上記深孔鍛造加工装置102による深孔鍛造加工方法について説明する。パンチ11を上昇させた状態で、スライドパンチガイド14上に素材W2を投入する。次いで、パンチ11を降下させると、図5に示すようにパンチ11は素材W2の上端面に当接する。さらに、パンチ11の降下が進むと、図7に示すように、素材W2のフランジ部32の下端面がスライドカム35の上端面に当接する。このとき、スライドカム35は、付勢力Feを受けて、テーパ面39を滑るようにして径方向内側へ僅かにスライドし、素材W2の外周部を把持する。これにより、素材W2の位置決め固定がなされるとともに、カウンタパンチ15に対する素材W2の同軸性が確保される。
上記第1実施形態では、加工開始位置においてダイ13と素材W1との間に隙間Cを設けているが、必ずしも加工開始位置で隙間Cが形成されていなくても良い。穿設加工が開始され、パンチ11が少し下がった位置でダイ13と素材W1との間に隙間Cができるようにしても良い。要は、素材W1がカウンタパンチ15の外面に沿って後方へ押し出される流動の余地がなくなる段階で、隙間により、素材W1の径方向への流動を許容できる構成であれば良い。
10 ・・・下端面(端面)
11 ・・・パンチ
12 ・・・パンチスリーブ(固定手段)
13 ・・・ダイ(固定手段、許容手段)
15 ・・・カウンタパンチ(突出ピン)
20 ・・・下端面(端面)
21 ・・・ダイ孔
33 ・・・ダイ
35 ・・・スライドカム(スライド部材、固定手段、許容手段)
36 ・・・ガスクッション(クッション部材)
101,102 ・・・鍛造深孔加工装置
Fc ・・・クッション力
Fe ・・・付勢力
Fm ・・・流動力
Claims (3)
- 軸方向に移動し素材(W1,W2)を押し出すパンチ(11)と、
前記パンチの押し出し側に設けられ、前記素材が押し出されたとき前記素材の端面(10,20)を押圧しつつ、当該端面から軸方向に延びる深孔(1,2)を穿設加工する突出ピン(15)を有するダイ(13,33)と、
前記穿設加工に先立ち、前記突出ピンに対して前記素材を位置決めし固定する固定手段(12,13,35)と、
前記穿設加工に伴う前記素材の径外方向への変形を許容する許容手段(13,35)と、
を備え、
前記許容手段は、
前記素材(W2)の径方向外側に設けられ、前記穿設加工時に、前記素材が径外方向へ変形する流動力(Fm)により、前記素材の径外方向への変形を許容するように径外方向へ移動可能なスライド部材(35)であることを特徴とする深孔鍛造加工装置。 - 前記パンチによる押し出し方向と反対側へのクッション力(Fc)を発生するクッション部材(36)をさらに備え、
前記クッション力の伝達により発生し前記スライド部材を径内方向へ付勢する付勢力(Fe)と、前記流動力とのバランスに応じて、
前記付勢力が前記流動力より大きいとき、前記スライド部材は、前記付勢力により前記素材を固定する前記固定手段として機能し、
前記流動力が前記付勢力よりも大きいとき、前記スライド部材は、前記流動力による前記素材の径外方向への変形を許容する前記許容手段として機能することを特徴とする請求項1に記載の深孔鍛造加工装置。 - 前記スライド部材は、前記素材の径方向外側に放射状に複数設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の深孔鍛造加工装置。
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