JP2010201471A - アンダカット部付成形体製造装置、それを用いたアンダカット部付成形体の製造方法及びアンダカット部付成形体 - Google Patents

アンダカット部付成形体製造装置、それを用いたアンダカット部付成形体の製造方法及びアンダカット部付成形体 Download PDF

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洋一 上原
Takeyuki Shiraishi
岳之 白石
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Abstract

【課題】割型を用いることなく、形成されたアンダカット部を容易に離型可能とする。
【解決手段】アンダカット部付成形体製造装置を構成する第3次鍛造用金型装置90は、第2次成形体14を支持するダイス96と、第2次成形体14の円環状凸部22の内部に挿入されるパンチ98と、該パンチ98に外嵌されたスリーブ100とを備える。この中、パンチ98は、第2次成形体14に対向する小径部134と、該小径部134に比して大径な大径部136と、これら小径部134と大径部136の間に介在してテーパ状に拡径する拡径部138とを有する。小径部134が円環状凸部22の内部に挿入されるとともに円環状凸部22の開口した端部が拡径部138で押圧されて拡開する。拡開した端部はスリーブ100の内周壁で堰止され、これにより、それ以上の拡開が停止される。
【選択図】図5

Description

本発明は、円環状凸部の開口した先端部を拡開することでアンダカット部を形成するアンダカット部付成形体製造装置、それを用いたアンダカット部付成形体の製造方法及びアンダカット部付成形体に関する。
アンダカット部を有するアンダカット部付成形体は、周知のように、従来から鍛造成形によって作製されている。この種の鍛造成形を実施するための鍛造用金型装置は、特許文献1に記載されるように、分割された金型(割型)を具備して構成される。
なお、この特許文献1記載の鍛造用金型装置では、割型の開放と、成形体の突き出しとが同時に営まれる。該特許文献1の記載によれば、これにより成形体の離型に要する時間を短縮し得る、とのことである。
特開平9−239740号公報
上記したように、アンダカット部付成形体を得るための鍛造用金型装置は、該アンダカット部付成形体の離型を容易にするべく、金型を分割するようにしている。割型を用いない場合、アンダカット部付成形体を離型させる際にアンダカット部が金型に堰止されてしまうからである。
しかしながら、割型を用いて鍛造用金型装置を構成する場合、部品点数が多くなるために設備投資が高騰する。しかも、型開きないし型締めを行う際に各割型を動作させるための機構が必要となるため、装置構成が複雑になるという不都合がある。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、部品点数が低減され、このために設備投資を低廉化することが可能であり、しかも、構成が簡素なアンダカット部付成形体製造装置、それを用いたアンダカット部付成形体の製造方法、及びアンダカット部付成形体を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、アンダカット部を有するアンダカット部付成形体を製造するためのアンダカット部付成形体製造装置であって、
円柱形状のワークを押圧して圧潰することで、前記ワークの一端部に円環状凸部を形成する第1次鍛造用金型装置と、
前記円環状凸部が形成された前記ワークに対して据え込み成形を行うことで前記円環状凸部の高さ方向寸法を延伸させる第2次鍛造用金型装置と、
前記円環状凸部の開口した先端部を半径方向外方に向かって拡開させてアンダカット部を形成する第3次鍛造用金型装置と、
前記アンダカット部を拡開する方向に折曲する第4次鍛造用金型装置と、
を備え、
前記第3次鍛造用金型装置は、一端部に円環状凸部が形成されたワークを支持するダイスと、
前記円環状凸部の内部に挿入されるパンチと、
前記パンチが前記円環状凸部の内部に挿入されたときに前記円環状凸部を堰止する堰止型と、
を備え、
前記パンチは、小径部と、前記小径部に比して大径な大径部と、前記小径部と大径部との間に介在して拡径する拡径部とを有し、
前記パンチの小径部が前記円環状凸部の内部に挿入される際、前記円環状凸部の開口した先端部を該パンチの前記拡径部によって押圧することで前記円環状凸部を拡開するとともに、拡開した前記円環状凸部を前記堰止型で堰止して前記アンダカット部を形成することを特徴とする。
この場合、型締め時にパンチで円環状凸部を押圧するとともに堰止型で流動する前記円環状凸部の肉を堰止することによってアンダカット部が形成され、その一方で、型開き時に前記パンチがアンダカット部から離間する。従って、割型を設けることなく型開き・型締めを行うことが可能となる。
このため、部品点数が低減するので設備投資が低廉化する。しかも、型開き・型締め時に割型を移動させるための機構が不要となるので、部品点数が一層低減するとともに、装置構成を簡素化することもできる。
なお、第4次鍛造用金型装置としては、ワークに貫通孔を形成する打抜型を有するものであることが好ましい。これにより、第3次鍛造用金型装置で形成されたアンダカット部に対する折曲加工を行うと同時に、ワークに貫通孔を形成することが可能となる。
また、本発明は、アンダカット部を有するアンダカット部付成形体の製造方法であって、
円柱形状のワークを押圧して圧潰することで、前記ワークの一端部に円環状凸部を形成する工程と、
前記円環状凸部が形成された前記ワークに対して据え込み成形を行うことで前記円環状凸部の高さ方向寸法を延伸させる工程と、
前記円環状凸部の開口した先端部を半径方向外方に向かって拡開させてアンダカット部を形成する工程と、
前記アンダカット部を拡開する方向に折曲する工程と、
を有し、
前記アンダカット部を形成する際、小径部と、前記小径部に比して大径な大径部と、前記小径部と大径部との間に介在して拡径する拡径部とを有するパンチを用い、前記パンチの小径部が前記円環状凸部の内部に挿入される際、前記円環状凸部の開口した先端部を該パンチの前記拡径部によって押圧することで前記円環状凸部を拡開するとともに、拡開した前記円環状凸部を堰止型で堰止することを特徴とする。
このように、パンチ及び堰止型を用いてアンダカット部を形成する本発明によれば、割型を用いることなく前記アンダカット部を離型することが可能となる。
また、一端部に円環状凸部が形成された前記ワークに対して据え込み成形を行うことで前記円環状凸部の高さ方向寸法を延伸させる工程を行い、その後、前記アンダカット部を形成するようにしているので、円環状凸部の底壁とワークの下端面との距離、換言すれば、肉厚が小さくなる。従って、この部位を打ち抜くピアッシング成形を行う場合、打ち抜き片の肉量が小さくなる。これにより材料歩留まりが向上するのでコスト的に有利となり、併せて省資源化を図ることもできる。
さらに、前記アンダカット部が形成された前記アンダカット部付成形体に対して貫通孔を形成するようにしてもよい。貫通孔は、例えば、ピアッシング成形によって形成することができる。
貫通孔を形成する工程は、前記アンダカット部を折曲する工程と同時に行うようにしてもよい。この場合、アンダカット部に比して円環状凸部が小径となる。従って、軽量化を図るために円環状凸部の肉を除去するに際し、その除去量が少なくなる。すなわち、材料歩留まりが一層向上する。
また、本発明は、アンダカット部を有するアンダカット部付成形体であって、
基部と、
前記基部の一端部から突出形成された円環状凸部と、
前記円環状凸部の開口した先端部が半径方向外方に折曲されることで前記円環状凸部に比して大径に形成されたアンダカット部と、
を有することを特徴とする。
すなわち、このアンダカット部付成形体は、上記した製造方法によって成形されたものである。
なお、前記アンダカット部(円環状凸部)から前記基部に至るまで貫通孔が形成されたものであってもよい。
本発明によれば、型締め時にパンチで円環状凸部を押圧してその肉を流動させるとともに、流動した肉を堰止型で堰止してアンダカット部を形成し、その一方で、型開き時に前記パンチをアンダカット部から離間させるようにしている。このため、割型を設けることなく型開き・型締めを行うことが可能となるので、アンダカット部付成形体を製造するための製造装置の部品点数を低減することができる。
従って、設備投資が低廉化する。その上、型開き・型締め時に割型を移動させるための機構が不要となるので、装置構成を簡素化することもできる。
段付歯車が作製されるまでの過程を、その途中で得られる成形体を用いて示した概略フローである。 円環状凸部を延伸させる据え込み成形を行うための第2次鍛造用金型装置の要部縦断面図である。 図2の第2次鍛造用金型装置によって据え込み成形が進行している状態を示す要部縦断面図である。 円環状凸部にアンダカット部を形成するための第3次鍛造用金型装置の要部縦断面図である。 図4の第3次鍛造用金型装置によってアンダカット部が形成された状態を示す要部縦断面図である。 ピアッシング成形及びアンダカット部に対して折曲加工を同時に行うための第4次鍛造用金型装置の要部縦断面図である。 図6の第4次鍛造用金型装置によってピアッシング成形及び折曲加工が営まれた状態を示す要部縦断面図である。 図4及び図5に示す第3次鍛造用金型とは別の構成の第3次鍛造用金型の要部縦断面図である。
以下、本発明に係るアンダカット部付成形体及びその製造方法につき、該製造方法を遂行するための製造装置との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
はじめに、いわゆる段付歯車の一般的な製造方法につき説明する。
先ず、ビレット(円柱形状体ワーク)を押圧することで該ビレットを圧潰して大径の基部とするとともに、該基部の一端部に、該基部に比して小径の円環状凸部を突出形成する。
次に、据え込み成形を行って前記円環状凸部の高さ方向寸法を若干延伸させ、さらに、ピアッシング成形を施すことで円環状凸部から基部に至る貫通孔を形成する。その後、基部の側周壁に歯部が形成され、さらに所定の仕上げ加工(サイジング成形)が行われることにより、段付歯車が得られる。
これに対し、本実施の形態においては、図1に概略フローとして示すように、ビレット10から段付歯車を得る過程で、第1次成形体12、第2次成形体14、第3次成形体(アンダカット部付成形体)16、及び第4次成形体18を作製する。
すなわち、図1に示すように、ビレット10は、先ず、高さ方向寸法が短縮されるように圧潰され、大径な基部20と、該基部20の一端部から突出形成した小径な円環状凸部22とを有する第1次成形体12となる。
次に、この第1次成形体12に対して据え込み成形が施され、これにより、円環状凸部22の高さ方向寸法が延伸されるとともに基部20が拡径された第2次成形体14が得られる。
次に、第2次成形体14における円環状凸部22の開口した先端部が拡開され、これにより第3次成形体16が得られる。ここで、第3次成形体16における拡開された先端部は、アンダカット部24となる。
その後、ピアッシング成形と、アンダカット部24を折曲する加工とが同時に行われ、これにより円環状凸部22から基部20に至る貫通孔26が形成されてアンダカット部付成形体としての第4次成形体が18が得られる。さらに、基部20の側周壁に歯部を形成する歯部形成加工やサイジング成形(仕上げ加工)が行われ、所定の寸法・形状の段付歯車が得られるに至る。
本実施の形態に係るアンダカット部付製造装置は、トランスファーによって搬送された複数個のビレット10を個別に第1次成形体12、第2次成形体14、第3次成形体16及び第4次成形体18に順次成形するものであり、例えば、特許第3406212号公報に記載されるように、第1次成形体12を得るための第1次鍛造用金型装置(図示せず)、第2次成形体14を得るための第2次鍛造用金型装置40(図2及び図3参照)、第3次成形体16を得るための第3次鍛造用金型装置90(図4及び図5参照)、及び第4次成形体18を得るための第4次鍛造用金型装置150(図6及び図7参照)を共通のプレス装置として備える。以下、上記の各工程につき、第1次鍛造用金型装置、第2次鍛造用金型装置40、第3次鍛造用金型装置90及び第4次鍛造用金型装置150の動作との関係で具体的に説明する。
ビレット10から第1次成形体12を得るための工程では、第1次鍛造用金型装置を構成するダイスに支持されたビレット10を、該ビレット10よりも大径なパンチで押圧する。このパンチの先端には、ビレット10よりも小径な凸部が突出形成されており、このため、ビレット10の一端部に、この凸部の形状に対応する形状の凹部30が陥没形成され、同時に円環状凸部22が隆起する。
第1次成形体12は、その後、図2に示す第2次鍛造用金型装置40に移送される。なお、この移送は前記トランスファーを介して行われ、以下においても同様である。
この場合、第2次鍛造用金型装置40は、固定盤42と、該固定盤42上に設けられた台座44に支持されたダイス46と、該ダイス46に略対向する位置に配設されたパンチ48と、該パンチ48を支持するとともに図示しない昇降機構の作用下に固定盤42に対して接近・離間する可動盤50とを備える。
固定盤42及び台座44には、貫挿孔52、54が各々形成されている。これら貫挿孔52、54には、第1ノックアウトピン56が挿入されている。一方、ダイス46にも貫挿孔58が形成されており、この貫挿孔58には、第2ノックアウトピン60が挿入されている。前記第1ノックアウトピン56の先端は、この第2ノックアウトピン60の幅広な下端部に当接して該下端部を押圧する。
ダイス46の幅広な下端部は、台座44に外嵌された第1支持盤62と、該第1支持盤62上に配設された第1挟持盤64との間に挟持され、これによりダイス46が位置決め固定されている。このダイス46の上端面は、第1次成形体12を載置して支持する載置面となる。該載置面には円環部66が突出形成されており、この円環部66の内方には、第1次成形体12の下端面から突出した円盤状突出部68が係合する。
一方、可動盤50には、パンチ48の大径な上端部を支持する第2支持盤70と、該第2支持盤70に外嵌された連結盤72と、この連結盤72に連結ボルト74を介して連結された第2挟持盤76と、パンチ48の等径部78を囲繞する第3挟持盤80と、第2挟持盤76及び第3挟持盤80で挟持されてパンチ48の中腹部よりも下方を囲繞した堰止型82とが設けられる。
パンチ48は、前記等径部78に連なり且つテーパ状に縮径するテーパ状縮径部84を有し、このテーパ状縮径部84がダイス46を臨むようにして第2支持盤70に連結されている。そして、等径部78にはスリーブ86が外嵌されている。
このように構成された第2次鍛造用金型装置40において、第1次成形体12に対し、据え込み成形が施される。
すなわち、図3に示すように、前記昇降機構の作用下に、可動盤50が固定盤42に向かって接近する。その結果、第1次成形体12の円環状凸部22の内部にパンチ48のテーパ状縮径部84が挿入され、これにより、第1次成形体12が円環状凸部22の内部側から押圧される。この押圧に伴い、第1次成形体12の基部20の肉が拡径するように流動するとともに、円環状凸部22の肉が上方に向かって延伸するように流動する。
拡径する方向に流動する基部20の肉は、堰止型82によって堰止される。その一方で、上方に向かって流動し、堰止型82とパンチ48の間に入り込んだ円環状凸部22の肉は、堰止型82、パンチ48の等径部78の下端面、及びスリーブ86の下端面によって堰止される。以上により、円環状凸部22が所定寸法まで延伸され、且つ基部20が拡径した第2次成形体14が得られる。
この第2次成形体14は、次に、図4に示す第3次鍛造用金型装置90に移送される。なお、図4においては、型締めがなされている途中を示している。
この第3次鍛造用金型装置90は、図4に示すように、固定盤92と、該固定盤92上に設けられた台座94に支持されたダイス96と、該ダイス96に略対向する位置に配設されたパンチ98と、該パンチ98に外嵌されたスリーブ100(堰止型)と、これらパンチ98及びスリーブ100を支持するとともに図示しない昇降機構の作用下に固定盤92に対して接近・離間する可動盤102とを備える。
第2次鍛造用金型装置40と同様、固定盤92、台座94及びダイス96には、貫挿孔104、106、108がそれぞれ形成されている。この中、貫挿孔104、106には第1ノックアウトピン110が挿入され、貫挿孔108には第2ノックアウトピン112が挿入される。第1ノックアウトピン110の先端は、この第2ノックアウトピン112の幅広な下端部に当接して該下端部を押圧する。
ダイス96の幅広な下端部は、台座94に外嵌された第1支持盤114と、該第1支持盤114上に配設された第1挟持盤116との間に挟持され、これによりダイス96が位置決め固定されている。このダイス96の上端面に、第2次成形体14が載置される。ダイス96の上端面、換言すれば、載置面には円環部118が突出形成されており、この円環部118は、第2次成形体14の下端面に形成された円環状凹部120に係合する。
可動盤50には、パンチ98の大径な上端部を支持する第2支持盤122と、該第2支持盤122に外嵌された連結盤124と、この連結盤124に連結ボルト126を介して連結された第2挟持盤128と、スリーブ100の略中腹部から幅広な上端部に至るまでを囲繞する第3挟持盤130と、第2挟持盤128及び第3挟持盤130で挟持されたスリーブ支持型132とが設けられる。
パンチ98は、小径部134と、該小径部134に比して大径な大径部136と、これら小径部134と大径部136の間に介在してテーパ状に拡径する拡径部138とを有し、この中の小径部134の直径は、第2次成形体14の円環状凸部22の内径に略対応する。また、大径部136の直径は円環状凸部22の外径に比して若干大きく設定されており、このため、パンチ98の拡径部138が円環状凸部22における開口した端部の先端面に対向する。
前記スリーブ100は、パンチ98の大径部136に外嵌されている。このスリーブ100の図4における下端部は、パンチ98の小径部134の略中腹部まで延在する。
アンダカット部24(図1参照)は、基本的には上記のように構成された第3次鍛造用金型装置90により、第2次成形体14に対して以下の鍛造加工が行われることで形成される。
すなわち、図5に示すように、前記昇降機構の作用下に、可動盤102が固定盤92に向かって一層接近する。その結果、第2次成形体14の円環状凸部22の内部深くまでパンチ98の小径部134が進入する。
図5から諒解されるように、この場合、小径部134の先端面は、円環状凸部22の底面から若干離間する。従って、第2次成形体14が円環状凸部22の内部側から押圧されることはない。
その一方で、円環状凸部22の開口した端部は、パンチ98の拡径部138が当接して押圧される。その結果、円環状凸部22が拡径部138の端面形状に沿って拡開する。
拡開するように流動する円環状凸部22の端部の肉は、スリーブ100の内壁によって堰止される。この堰止により円環状凸部22のそれ以上の拡開が停止され、所定の角度で傾斜したアンダカット部24が形成される。すなわち、スリーブ100は、パンチ98に追従して変位する可動堰止型として機能する。
すなわち、この工程では、円環状凸部22の高さ方向寸法を延伸させることなく、また、基部20を拡径することなく、円環状凸部22の開口した端部が拡開されることのみによって、該端部にアンダカット部24が形成される。これにより、アンダカット部24を有するアンダカット部付成形体としての第3次成形体16が得られる。
その後、型開きが行われる。この際には、前記昇降機構の作用下に可動盤102が上昇して固定盤92から離間する。その結果、第3次成形体16が露呈する。
このようにして露呈した第3次成形体16は、次に、第1ノックアウトピン110が上昇することに追従して上昇した第2ノックアウトピン112に押圧される。これにより、第3次成形体16がダイスから離脱する。
以上のように、本実施の形態においては、パンチ98として拡径部138を有するとともにスリーブ100が外嵌されたものを用い、拡径部138で円環状凸部22を押圧して該円環状凸部22を拡開する一方で、拡開する円環状凸部22の端部をスリーブ100の内周壁によって堰止してアンダカット部24を形成するようにしている。すなわち、第3次鍛造用金型装置90によれば、割型を用いることなくアンダカット部24を形成することができる。
従って、この第3次鍛造用金型装置90は、割型が存在する従来技術に係る鍛造用金型装置に比して部品点数が著しく低減する。このため、設備投資が低廉化する。
しかも、上記から諒解されるように、型開きないし型締めを行う際に割型を動作させる必要もない。換言すれば、割型を動作させるために機構が不要である。この点も相俟って、部品点数が低減して設備投資が低廉化する。しかも、構成も簡素となる。
第3次成形体16は、次に、図6に示す第4次鍛造用金型装置150に移送される。
第4次鍛造用金型装置150は、固定盤152と、図示しない昇降機構の作用下に固定盤152に対して接近又は離間する可動盤154とを有し、この中、固定盤152には、排出用通路156が形成された受取盤158が立設され、該受取盤158には打抜ダイス160が支持されている。また、打抜ダイス160には、ダイス支持盤162が外嵌されている。
打抜ダイス160には貫通孔164が形成されており、後述するように、この貫通孔164には、打抜パンチ166が通る。また、打抜ダイス160の上端面(載置面)には円環状突起部168が突出形成され、この円環状突起部168は、第3次成形体16の下端面の円環状凹部120に係合する。
可動盤154には、打抜パンチ166が連結されたパンチ支持盤172と、押圧型174を支持する押圧型支持盤175が設けられる。なお、押圧型支持盤175の一部は、円筒形状の筐体176に収容されている。
押圧型174の上端面には、第1コイルスプリング178の一端部が着座している。この第1コイルスプリング178の他端部は、打抜パンチ166の大径部180の端面に当接している。また、押圧型支持盤175の上端面には第2コイルスプリング182の一端部が着座するとともに、該第2コイルスプリング182の他端部は、パンチ支持盤172に形成された貫通孔184を通り、該パンチ支持盤172と可動盤154との間に介在する介在盤186に形成された有底穴188の天井面に当接する。これら第1コイルスプリング178及び第2コイルスプリング182により、押圧型174及び押圧型支持盤175は、打抜ダイス160に指向して常時弾発付勢されている。
第3次成形体16に対するピアッシング成形、及びアンダカット部24に対する折曲加工は、この第4次鍛造用金型装置150において、以下のようにして遂行される。
すなわち、図7に示すように、前記昇降機構の作用下に、可動盤154が固定盤152に向かって接近するように下降する。その結果、打抜パンチ166の先端面が第3次成形体16の円環状凸部22の底面に当接する。
可動盤154がさらに下降すると、打抜パンチ166が第3次成形体16の基部20を押し込み始める。同時に、押圧型支持盤175がダイス支持盤162に当接するとともに、押圧型174がアンダカット部24に当接する。この当接に伴って第1コイルスプリング178及び第2コイルスプリング182が圧縮され始めるため、押圧型支持盤175及び押圧型174が筐体176の内部を相対的に上昇する。すなわち、この段階では、アンダカット部24に対して押圧型174から成形に要する押圧力が付加されることはない。
可動盤154がさらに下降され、第1コイルスプリング178及び第2コイルスプリング182が最大まで圧縮されると、押圧型174がアンダカット部24を押圧し始める。この押圧によりアンダカット部24が折曲され、その延在方向が、基部20の直径方向と略平行となる。
その一方で、打抜パンチ166が基部20を打ち抜いて貫通孔164に進入し、これにより、貫通孔26が形成されたアンダカット部付成形体としての第4次成形体18が得られる。なお、この際に生じた打抜片は、重力の作用下に受取盤158の内部に落下し、排出用通路156を介して除去される。
この打抜片は、肉厚が小さい。この理由は、本実施の形態においては、上記したように円環状凸部22の高さ方向寸法を大きく延伸する据え込み成形を行っているからである。すなわち、この据え込み成形に伴って、基部20の肉厚が著しく小さくなっているからである。
このように、本実施の形態によれば、円環状凸部22を若干延伸させるのみの一般的な製造方法に比して打抜片の量を低減することができる。従って、材料歩留まりが向上するので省資源化を図ることができ、コスト的にも有利となる。
また、ピアッシング成形と同時にアンダカット部24を折曲する加工を行っている。このため、基部20とアンダカット部24との間、すなわち、円環状凸部22が最も小径となる。段付歯車のさらなる軽量化を図る場合、この小径な円環状凸部22を若干削除すればよい。これに対し、一般的な製造方法によって得られた段付歯車の軽量化を図る場合、円環状凸部22を多量に削除することによって小径部を形成する必要がある。
このことから諒解されるように、本実施の形態によれば、削除代が少なくなるという利点がある。このことも相俟って、材料歩留まりが一層向上する。勿論、一層の省資源化が図られるとともに、コストをさらに低減化し得る。
最後に、第4次成形体18の基部20の側周壁に歯部を形成する歯部形成加工や、サイジング成形(仕上げ加工)が行われ、これにより、所定の寸法・形状の段付歯車が得られるに至る。
なお、上記した実施の形態においては、段付歯車を作製する場合を例示して説明したが、最終製品は特にこれに限定されるものではない。
また、図4に示される第3次鍛造用金型装置90では、アンダカット部24を堰止する堰止型としてスリーブ100を用いているが、スリーブ支持型132に代替して、パンチ98に指向して突出し、且つ拡径部138との間に所定のクリアランスが形成される突出堰止部200を有する固定堰止型202を組み込んで第3次鍛造用金型装置204を構成するようにしてもよい。この場合、拡径部138によって拡開されるアンダカット部24は、固定堰止型202の突出堰止部200によって堰止される。
さらに、この実施の形態では、第4次鍛造用金型装置150において、第3次成形体16のアンダカット部24に対する折曲加工と、貫通孔26を形成するピアッシング成形とを同時に行うようにしているが、アンダカット部24に対する折曲加工とピアッシング成形を別工程で行うようにしてもよい。
10…ビレット 12、14、16、18…成形体
20…基部 22…円環状凸部
24…アンダカット部 26…貫通孔
40、90、150、204…鍛造用金型装置
46、96…ダイス 48、98…パンチ
82…堰止型 86、100…スリーブ
134…小径部 136…大径部
138…拡径部 156…排出用通路
160…打抜ダイス 166…打抜パンチ
174…押圧型 178、182…コイルスプリング
200…突出堰止部 202…固定堰止型

Claims (6)

  1. アンダカット部を有するアンダカット部付成形体を製造するためのアンダカット部付成形体製造装置であって、
    円柱形状のワークを押圧して圧潰することで、前記ワークの一端部に円環状凸部を形成する第1次鍛造用金型装置と、
    前記円環状凸部が形成された前記ワークに対して据え込み成形を行うことで前記円環状凸部の高さ方向寸法を延伸させる第2次鍛造用金型装置と、
    前記円環状凸部の開口した先端部を半径方向外方に向かって拡開させてアンダカット部を形成する第3次鍛造用金型装置と、
    前記アンダカット部を拡開する方向に折曲する第4次鍛造用金型装置と、
    を備え、
    前記第3次鍛造用金型装置は、一端部に円環状凸部が形成されたワークを支持するダイスと、
    前記円環状凸部の内部に挿入されるパンチと、
    前記パンチが前記円環状凸部の内部に挿入されたときに前記円環状凸部を堰止する堰止型と、
    を備え、
    前記パンチは、小径部と、前記小径部に比して大径な大径部と、前記小径部と大径部との間に介在して拡径する拡径部とを有し、
    前記パンチの小径部が前記円環状凸部の内部に挿入される際、前記円環状凸部の開口した先端部を該パンチの前記拡径部によって押圧することで前記円環状凸部を拡開するとともに、拡開した前記円環状凸部を前記堰止型で堰止して前記アンダカット部を形成することを特徴とするアンダカット部付成形体製造装置。
  2. 請求項1記載の装置において、前記第4次鍛造用金型装置は前記ワークに貫通孔を形成する打抜型を有し、前記ワークの前記アンダカット部を折曲すると同時に該ワークに貫通孔を形成することを特徴とするアンダカット部付成形体製造装置。
  3. アンダカット部を有するアンダカット部付成形体の製造方法であって、
    円柱形状のワークを押圧して圧潰することで、前記ワークの一端部に円環状凸部を形成する工程と、
    前記円環状凸部が形成された前記ワークに対して据え込み成形を行うことで前記円環状凸部の高さ方向寸法を延伸させる工程と、
    前記円環状凸部の開口した先端部を半径方向外方に向かって拡開させてアンダカット部を形成する工程と、
    前記アンダカット部を拡開する方向に折曲する工程と、
    を有し、
    前記アンダカット部を形成する際、小径部と、前記小径部に比して大径な大径部と、前記小径部と大径部との間に介在して拡径する拡径部とを有するパンチを用い、前記パンチの小径部が前記円環状凸部の内部に挿入される際、前記円環状凸部の開口した先端部を該パンチの前記拡径部によって押圧することで前記円環状凸部を拡開するとともに、拡開した前記円環状凸部を堰止型で堰止することを特徴とするアンダカット部付成形体の製造方法。
  4. 請求項3記載の製造方法において、前記アンダカット部を折曲すると同時に前記ワークに貫通孔を形成することを特徴とするアンダカット部付成形体の製造方法。
  5. アンダカット部を有するアンダカット部付成形体であって、
    基部と、
    前記基部の一端部から突出形成された円環状凸部と、
    前記円環状凸部の開口した先端部が半径方向外方に折曲されることで前記円環状凸部に比して大径に形成されたアンダカット部と、
    を有することを特徴とするアンダカット部付成形体。
  6. 請求項5記載の成形体において、前記アンダカット部から前記基部に至る貫通孔が形成されたことを特徴とするアンダカット部付成形体。
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