JP6396215B2 - 塗料組成物及び塗膜形成方法 - Google Patents

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(関連分野の相互参照)
本願は、2012年12月28日に出願した特願2012−288450号明細書(その全体が参照により本明細書中に援用される)の優先権の利益を主張するものである。
(技術分野)
本発明は、鱗片状光輝性顔料が塗膜中で不規則に配向することにより粒子感(キラキラ感)を有する塗膜を形成可能な塗料組成物及び塗膜形成方法に関する。
自動車等の工業製品において、鱗片状光輝性顔料を含む塗料を塗装して得られるハイライト(正反射光近傍)からシェード(斜め方向)に明度が変化するメタリック塗色は人気が高いものとなっている。さらに、その中でもキラキラとした粒子感が強い塗色は、強い印象を与えるメタリック塗色として注目されている。
粒子感が強い塗色を形成する方法としては、被塗物に、ガラスフレーク顔料等の粒子感を発現する鱗片状光輝性顔料を含む塗料を塗装する方法が知られている。特許文献1は、シェード部でもアルミナの金属調及び/又はガラスフレークの強い輝度粒子感を呈し、隠蔽性をも付与する光輝性塗膜を得ることができる光輝性塗料組成物、塗膜形成方法及びこの方法により塗装された塗装物に関するものであり、アルミニウムフレーク顔料と金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料及び/又は金属酸化物被覆ガラスフレーク顔料とを特定の比率で含有する光輝性塗料組成物が記載されている。反射性の光輝性顔料であるアルミニウムフレーク顔料と干渉性の光輝性顔料である金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料又は金属酸化物被覆ガラスフレーク顔料とを特定の比率で含有する当該塗料は、アルミニウムフレーク顔料による観察角度による明度変化と干渉性の光輝性顔料による粒子感を両立することを意図したものである。しかしながら、塗装膜厚によってはハイライトでのアルミニウムフレーク顔料の輝度が高く、干渉性の光輝性顔料による粒子感が発現されない問題点があった。
特開2001−164190号公報
本発明の目的は、鱗片状光輝性顔料が塗膜中で不規則に配向することにより強い粒子感を発現する塗料組成物及び塗膜形成方法を提供することである。
本発明は、
1.鱗片状光輝性顔料と、ビヒクルである樹脂組成物と、樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0質量部以上5質量部未満である粘性制御剤とを含む塗料組成物、
2.鱗片状光輝性顔料の含有量が塗料中の樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0.05〜5質量部の範囲内である項1に記載の塗料組成物、
3.被塗物に項1又は項2に記載された塗料組成物を硬化塗膜として膜厚が15〜40μmとなるように塗装することを含む塗膜形成方法、
4.項1又は項2に記載された塗料組成物である塗膜上にさらにトップクリヤー塗料を塗装することを含む塗膜形成方法、並びに
5.トップクリヤー塗料が艶調整剤及び/又は着色顔料を含むものである項4に記載の塗膜形成方法
に関する。
本発明によれば、鱗片状光輝性顔料が塗膜中で不規則に配向することにより強い粒子感を発現する塗膜を形成可能な塗料組成物及び塗膜形成方法を得ることができる。
試験板に対する光の照射と観察角度の関係を示す模式図。
本発明の塗料組成物は、塗装して得られる塗膜に粒子感を付与することを目的として、鱗片状光輝性顔料を含有する。鱗片状光輝性顔料としては、光反射性顔料及び光干渉性顔料の中から、1種類もしくは複数種類を適宜選択して用いることができる。
光反射性顔料としては、具体的には、アルミニウム、銅、ニッケル合金、ステンレス等の鱗片状金属顔料、表面を金属酸化物で被覆した鱗片状金属顔料、表面に着色顔料を化学吸着又は結合させた鱗片状金属顔料、表面に酸化反応を起こさせることにより酸化アルミニウム層を形成した鱗片状アルミニウム顔料等を挙げることができる。本発明の塗料組成物においては塗装して得られる粒子感や仕上がり性の点から鱗片状アルミニウム顔料を用いることが好ましい。
鱗片状アルミニウム顔料は、一般にアルミニウムをボールミルやアトライターミル中で粉砕媒液の存在下、粉砕助剤を用いて粉砕、摩砕して製造される。粉砕助剤としては、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸等の高級脂肪酸のほか、脂肪族アミン、脂肪族アミド、脂肪族アルコールが使用される。粉砕媒液としてはミネラルスピリットなどの脂肪族系炭化水素が使用される。
鱗片状アルミニウム顔料は、粉砕助剤の種類によって、リーフィングタイプとノンリーフィングタイプに大別することができる。リーフィングタイプは、塗料組成物に配合すると塗装して得られた塗膜の表面に配列(リーフィング)し、金属感の強い仕上がりが得られ、熱反射作用を有し、防錆力を発揮するものであるため、生産設備等のタンク・ダクト・配管類及び屋上ルーフィングをはじめ各種建築材料などに利用されることが多い。本発明において、リーフィングタイプの鱗片状アルミニウム顔料を使用可能であるが、このタイプの鱗片状アルミニウム顔料を使用した場合には、その配合量にもよるが、塗膜形成過程において、粉砕助剤の表面張力の効果によって、表面を完全に隠蔽してしまい、粒子感が発現しなくなる可能性があるので注意が必要である。この点から、ノンリーフィングタイプの鱗片状アルミニウム顔料を使用することが好ましい。
上記鱗片状アルミニウム顔料の大きさは、平均粒径が8〜25μmの範囲内のものを使用することが、塗装された塗膜の仕上がり性やハイライトの明度及び粒子感の点から好ましく、より好ましくは粒径が10〜18μmの範囲内のものである。厚さは0.2〜1.0μmの範囲内のものを使用することが好ましい。ここでいう粒径及び厚さは、マイクロトラック粒度分布測定装置 MT3300(商品名、日機装社製)を用いてレーザー回折散乱法によって測定した体積基準粒度分布のメジアン径を意味する。
平均粒径が前記上限値を越えると塗装して得られる塗膜において粒子感が過剰になって意匠的に好ましくない場合があり、下限値未満では粒子感が不十分になる場合がある。
本発明の塗料組成物においては、鱗片状光輝性顔料として、光干渉性顔料を使用することができる。
光干渉性顔料としては、具体的には天然マイカ、人工マイカ、アルミナフレーク、シリカフレーク、ガラスフレーク等の半透明の基材を金属酸化物で被覆した顔料を挙げることができる。
金属酸化物被覆マイカ顔料は、天然マイカ又は人工マイカを基材とし、基材表面に金属酸化物を被覆した顔料である。天然マイカとは、鉱石のマイカ(雲母)を粉砕した鱗片状基材であり、人工マイカとは、SiO、MgO、Al、KSiF、NaSiF等の工業原料を加熱し、約1500℃の高温で熔融し、冷却して結晶化させて合成したものであり、天然のマイカと比較した場合において、不純物が少なく、大きさや厚さが均一なものである。具体的には、フッ素金雲母(KMgAlSi10)、カリウム四ケイ素雲母(KMg25AlSi10)、ナトリウム四ケイ素雲母(NaMg25AlSi10)、Naテニオライト(NaMgLiSi10)、LiNaテニオライト(LiMgLiSi10)等が知られている。被覆する金属酸化物としては、酸化チタンや酸化鉄を挙げることができる。被覆する厚さによって、干渉色を発現することができるものである。
金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料は、アルミナフレークを基材とし、基材表面に金属酸化物が被覆した顔料である。アルミナフレークとは、鱗片状(薄片状)酸化アルミニウムを意味し、無色透明なものである。酸化アルミニウム単一成分である必要はなく、他の金属の酸化物を含有するものであってもよい。被覆する金属酸化物としては、酸化チタンや酸化鉄を挙げることができる。被覆する厚さによって、干渉色を発現することができるものである。
金属酸化物被覆シリカフレーク顔料は、表面が平滑で且つ厚さが均一な基材である鱗片状シリカを、基材とは屈折率が異なる金属酸化物で被覆したものである。被覆する金属酸化物としては、酸化チタンや酸化鉄を挙げることができる。被覆する厚さによって、干渉色を発現することができるものである。
金属酸化物被覆ガラスフレーク顔料とは、鱗片状のガラス基材に金属酸化物を被覆したものであって、基材表面が平滑なため、強い光の反射が生じて粒子感を発現する。被覆する金属酸化物としては、酸化チタンや酸化鉄を挙げることができる。被覆する厚さによって、干渉色を発現することができるものである。
上記光干渉性顔料は、分散性や耐水性、耐薬品性、耐候性等を向上させるための表面処理が施されたものであってもよい。
上記、光干渉性顔料の大きさは、基材が天然マイカ、人工マイカ、アルミナフレーク、シリカフレークの場合は平均粒径が5〜30μmの範囲内であることが、塗装された塗膜の仕上がり性や粒子感の点から好ましく、より好ましくは粒径が7〜25μmの範囲内であり、基材がガラスフレークの場合は平均粒径が15〜100μmの範囲内であることが、塗装された塗膜の粒子感の点から好ましく、より好ましくは粒径が17〜45μmの範囲内である。光干渉性顔料の厚さは0.05〜7.0μmの範囲内であることが好ましい。ここでいう粒径及び厚さは、マイクロトラック粒度分布測定装置 MT3300(商品名、日機装社製)を用いてレーザー回折散乱法によって測定した体積基準粒度分布のメジアン径を意味する。
平均粒径が前記上限値を越えると複層塗膜において光干渉性顔料による粒子感が過剰になって意匠的に好ましくない場合があり、下限値未満では粒子感が不十分になる場合がある。
本発明の塗料組成物における鱗片状光輝性顔料の含有量は、塗装して得られる塗膜の仕上がり性や粒子感の点から、塗料中の樹脂組成物100固形分質量部に対して、合計で0.01〜25質量部の範囲内が好ましく、より好ましくは0.01〜15質量部の範囲内、特に好ましくは0.05〜5質量部の範囲内である。
本発明の塗料組成物には、塗装して得られる塗膜の色相や明度を微調整することを目的として、着色顔料を配合することができる。該着色顔料としては、特に制限されるものではないが、具体的には、例えば、透明性酸化鉄顔料、チタンイエロー等の複合酸化物顔料、微粒子酸化チタンを含む酸化チタン顔料、カーボンブラック顔料等の無機顔料や、アゾ系顔料、キナクリドン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、イソインドリン系顔料、イソインドリノン系顔料、金属キレートアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、インダンスロン系顔料、ジオキサジン系顔料、スレン系顔料、インジゴ系顔料等の有機顔料が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種もしくはそれよりも多くを組み合わせて使用することができる。
本発明の塗料組成物において、着色顔料を使用する場合、塗装して得られる塗膜の粒子感の点から、一次粒子径が200nm以下である透明性の顔料を使用することが好ましい。
該着色顔料は、粉体として塗料中に配合することができるが、着色顔料を樹脂組成物の一部と混合分散して予め顔料分散体を調製し、これを残りの樹脂成分や他の成分と共に混合することにより塗料化することもできる。顔料分散体の調製にあたっては、必要に応じて、消泡剤、分散剤、表面調整剤等の慣用の塗料添加剤を使用することができる。
本発明の塗料組成物に着色顔料を配合せしめる場合、その配合量は、複層塗膜の明度等の観点から、塗料中の樹脂組成物100固形分質量部に対して、通常0.01〜10質量部の範囲内であることが好ましく、特に0.01〜5質量部の範囲内であることが好ましい。
本発明の塗料組成物において、上記鱗片状光輝性顔料や、必要に応じて配合される着色顔料の種類や量は、硬化塗膜として膜厚30μmとなるように塗装して得られた塗膜の全光線透過率が40〜95%の範囲内、好ましくは50〜90%とするように調整せしめるものとすることが、塗装して得られる塗膜の粒子感の点から好ましい。
本発明において、上記全光線透過率の測定方法は、硬化塗膜厚が30μmとなるように平滑なPTFE板に塗装し、硬化、剥離した塗膜を濁度計COH−300A(商品名、日本電色工業社製)にて測定した数値として定義するものとする。なお、全光線透過率(TT)はJIS K7136に規定された積分球を備えた測定装置に試料フィルムを装着し、前方から光を当て、フィルムを透過した光を積分球で補足して測定することができる数値である。
本発明の塗料組成物は、ビヒクルとして、樹脂組成物を含有する。具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂と、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤とを併用したものが挙げられ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解又は分散して使用される。
さらに、本発明の塗料組成物には、必要に応じて、水あるいは有機溶剤等の溶媒、顔料分散剤、硬化触媒、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、表面調整剤等の各種添加剤、艶調整剤、体質顔料などを適宜配合することができる。添加剤、艶調整剤、体質顔料等の含有量は、樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として通常15質量部以下、好ましくは5質量部以下である。
本発明の塗料組成物は、粘性制御剤を更に含んでもよい。粘性制御剤とは、具体的には、ケイ酸塩、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトナイト(例えばラポナイト)、サポナイト、酸化アルミニウムなどの無機系粘性制御剤及び、セルロース誘導体、ポリアクリル酸又はその塩、ポリビニルアルコール、ポリエーテル、ポリアマイド、無水マレイン酸共重合体、アルカリ増粘型エマルション、水添加ヒマシ油、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどの変性ウレアのn−メチルピロリドン溶液等の有機系粘性制御剤を意味する。塗装して得られる塗膜の粒子感の点から、粘性制御剤の含有量は、樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0質量部以上5質量部未満である。好ましくは、本発明の塗料組成物は粘性制御剤を含み、粘性制御剤の含有量は、樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0よりも大きく5質量部未満である。一実施形態では、粘性制御剤の含有量は、樹脂組成物100固形分質量部に対して0.5質量部以上4.5質量部以下である。
本発明の塗料組成物は、前述の成分を混合分散せしめることによって調製される。塗装時の固形分含有率を、塗料組成物に基づいて、12〜60質量%、好ましくは15〜50質量%に調整しておくことが好ましい。
本発明の塗料組成物は、水や有機溶媒等を加えて、塗装に適正な粘度に調整した後に、回転霧化塗装、エアスプレー、エアレススプレー等公知の方法で塗装することができ、その膜厚は、塗膜の平滑性や等の観点から、硬化塗膜に基づいて15〜40μmの範囲内となるように塗装することが可能なものである。
本発明の塗膜形成方法は、被塗物に上記塗料組成物を塗装することを含む。
被塗物としては、鉄、亜鉛、アルミニウム、マグネシウム等の金属やこれらを含む合金、及びこれらの金属によるメッキ又は蒸着が施された成型物、ならびに、ガラス、プラスチックや発泡体などの成型物等を挙げることができる。これら素材に応じて適宜、脱脂処理や表面処理したもの被塗物とすることができる。さらに、上記素材や成形物表面に下塗り塗膜や中塗り塗膜を形成させて被塗物とすることもできる。
上記下塗り塗膜とは、素材表面を隠蔽したり、素材に防食性及び防錆性などを付与するために形成されるものであり、下塗り塗料を塗装し、乾燥、硬化することによって得ることができる。この下塗り塗料種としては特に限定されるものではなく、例えば、電着塗料、溶剤型プライマー等を挙げることができる。
また、上記中塗り塗膜とは、素材表面や下塗り塗膜を隠蔽したり、付着性や耐チッピング性などを付与するために形成されるものであり、素材表面や下塗り塗膜上に、中塗り塗料を塗装し、乾燥、硬化することによって得ることができる。中塗り塗料種は、特に限定されるものではなく、既知のものを使用でき、例えば、熱硬化性樹脂組成物及び着色顔料を必須成分とする有機溶剤系又は水系の中塗り塗料を好ましく使用できる。
特に被塗物として、下塗り塗膜あるいは中塗り塗膜を形成させる場合、下塗り塗膜あるいは中塗り塗膜を加熱又は電子線の照射により架橋硬化した後、後述する次工程の塗料を塗装することができる。あるいは、下塗り塗膜及び/又は中塗り塗膜が未硬化の状態で、本発明の塗料組成物を塗装することもできる。
本発明の塗膜形成方法においては、下塗り塗膜及び/又は中塗り塗膜上にさらに、着色材としての鱗片状光輝性顔料又は着色顔料とビヒクルとしての樹脂組成物とを含むベース塗料を塗装し、ベース塗膜を得る。ベース塗料に配合せしめる鱗片状光輝性顔料又は着色顔料の種類や量によって、複層塗膜の色相を制御することができる。ベース塗料における鱗片状光輝性顔料又は着色顔料は、複層塗膜に求める色相によって適宜決定することができる。具体的には、ベース塗料の鱗片状光輝性顔料又は着色顔料は、本発明の塗料組成物における鱗片状光輝性顔料又は着色顔料として例示したものから1種類又は複数種類を選択して使用することができる。また、ベース塗料の樹脂組成物としては、本発明の塗料組成物における樹脂組成物として例示したものを同様に使用することができる。
さらに、ベース塗料には、必要に応じて、水あるいは有機溶剤等の溶媒、粘性制御剤、顔料分散剤、硬化触媒、消泡剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、表面調整剤等の各種添加剤、艶調整剤、体質顔料などを適宜配合することができる。
また、ベース塗料は、前述の成分を混合分散せしめることによって調製される。塗装時の固形分含有率を、塗料組成物に基づいて、12〜60質量%、好ましくは15〜50質量%に調整しておくことが好ましい。
本発明の塗膜形成方法において、被塗物にベース塗料による塗膜を形成する場合、ベース塗料は、水や有機溶媒等を加えて、塗装に適正な粘度に調整した後に、回転霧化塗装、エアスプレー、エアレススプレー等公知の方法で塗装することができる。
本発明の塗膜形成方法において、ベース塗料によりベース塗膜を形成する場合、ベース塗膜は、1種類のベース塗料による1層の塗膜であってもよいが、複数種類のベース塗料による塗膜を積層した複層塗膜であってもよい。
本発明の塗膜形成方法においては、本発明の塗料組成物による硬化又は未硬化の塗膜上に、トップクリヤー塗料を塗装して、トップクリヤー塗膜を形成してもよい。
トップクリヤー塗膜は、トップクリヤー塗料を塗装して乾燥、硬化してなる1層の塗膜であっても、あるいはトップクリヤー塗料の塗装、乾燥、及び硬化の工程を複数回繰り返すことによって形成される2層以上の塗膜であってもよい。トップクリヤー塗膜を2層以上の塗膜として形成せしめることによって、複層塗膜の仕上がり性や鮮映性を向上させることができる。
トップクリヤー塗膜を2層以上の塗膜とする場合、1層目のトップクリヤー塗膜と2層目以降のトップクリヤー塗膜とは、同一の材質のものであってもよく、あるいは異なる材質であってもよい。
本発明の塗膜形成方法において使用されるトップクリヤー塗料は、ビヒクルとして基体樹脂及び架橋剤を含有し、さらに溶剤その他の塗料用添加剤等を適宜配合してなる無色もしくは有色の透明塗膜を形成する液状塗料であり、それ自体既知のものを制限なく使用することができる。該基体樹脂の例としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、シラノール基、エポキシ基等の架橋性官能基を含有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、シリコン含有樹脂等が挙げられる。上記架橋剤としては、上記基体樹脂の官能基と反応しうるメラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート化合物、ブロックポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物又は樹脂、カルボキシル基含有化合物又は樹脂、酸無水物、アルコキシシラン基含有化合物又は樹脂等が挙げられる。また、塗料用添加剤としては、水や有機溶剤等の溶媒、硬化触媒、消泡剤、レオロジーコントロール剤、酸化防止剤、表面調整剤、艶調整剤等が挙げられる。
上記トップクリヤー塗料には、透明性を損なわない範囲内において、着色顔料を適宜配合することができる。着色顔料としては、インク用、塗料用としてそれ自体既知の顔料をそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて配合することができる。その添加量は、塗膜の透明性を実質的に害さない範囲において適宜決定することができ、顔料を配合する場合、具体的には、トップクリヤー塗料中の基体樹脂と架橋剤の合計固形分100質量部に対して、通常15質量部以下、好ましくは0.01〜5質量部の範囲内とすることができる。
上記トップクリヤー塗料は、水や有機溶媒等を加えて、塗装に適した粘度に調整した後、回転霧化塗装、エアスプレー、エアレススプレー等のそれ自体既知の方法で塗装することができ、その膜厚は、硬化塗膜に基づいて通常5〜40μm、特に20〜35μmの範囲内とするのが好ましい。トップクリヤー塗料の塗膜それ自体は常温〜約150℃の範囲内の温度で架橋硬化させることができる。
トップクリヤー塗膜を2層以上の塗膜として形成せしめる場合、1層目のトップクリヤー塗膜を乾燥、硬化せしめた塗膜上に2層目以降のトップクリヤー塗膜を形成せしめることができるが、1層目のトップクリヤー塗料を塗装後、その未硬化の塗膜上に2層目のトップクリヤー塗膜を形成せしめてもよい。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、「部」及び「%」はいずれも質量基準によるものである。
実施例1〜15、比較例1〜7
(製造例1)水酸基含有アクリル樹脂の製造
温度計、サーモスタット、撹拌器、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート50部を仕込み、撹拌混合し、135℃に昇温した。次いで下記のモノマー/重合開始剤の混合物を3時間かけて、同温度に保持した反応容器内に滴下し、滴下終了後1時間熟成を行なった。その後、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート10部、2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)0.6部からなる混合物を同温度に保持した1時間30分かけて滴下し、さらに2時間熟成した。次にエチレングリコールモノエチルエーテルアセテートを減圧下で留去し、水酸基価54mgKOH/g、数平均分子量20,000、樹脂固形分65質量%の水酸基含有アクリル樹脂を得た。水酸基含有アクリル樹脂の数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)によって標準ポリスチレンの検量線を用いて測定した。
モノマー/重合開始剤の混合物:
メチルメタクリレ−ト38部、エチルアクリレ−ト17部、n−ブチルアクリレ−ト17部、ヒドロキシエチルメタクリレ−ト7部、ラウリルメタクリレ−ト20部及びアクリル酸1部及び2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)2部からなる混合物。
(ベース塗料1の調製)
製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、GX−40A(商品名、鱗片状アルミニウム顔料、旭化成メタルズ社製)0.2部、COLORSTREAM T20−02 ARCTIC FIRE(商品名、酸化チタン被覆シリカフレーク顔料、メルク社製)5部、BLACK PEARLS1300(商品名、カーボンブラック顔料、キャボット社製)1.3部、Heliogen Green L−8730(商品名、フタロシアニン緑顔料、BASF社製)8.5部、Yellow 2GLMA(商品名、イソインドリン黄色顔料、BASF社製1.5部及びベントン27(商品名、ベントナイト系粘性制御剤、東新化成社製)10部を配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%のベース塗料組成物1を調製した。
(ベース塗料2の調製)
製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、XirallicT60−10WNTCrystalSilver(商品名、酸化チタン被覆アルミナフレーク顔料、メルク社製)5部及びベントン27(商品名、ベントナイト系粘性制御剤、東新化成社製)10部を配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%のベース塗料2を調製した。
(トップクリヤー塗料1〜17の調製)
製造例1で得られた水酸基含有アクリル樹脂75部、ユーバン28−60(商品名、ブチルエーテル化メラミン樹脂、三井化学社製)25部からなる樹脂成分100部(固形分)あたり、着色材、艶調整剤及び粘性制御剤を表1に示す組成にて配合して攪拌混合し、塗装に適正な粘度に希釈して、固形分約25%のトップクリヤー塗料1〜17(以下、クリヤー塗料1〜17と称する)を調製した。表1中、PHRはPer Hundred Resin(樹脂100質量部を基準とした量)を指す。
Figure 0006396215
(光線透過率の測定)
透明なポリエチレンシート(3M社製、OHPフィルムPP2500)の表面を溶剤脱脂後、上記クリヤー塗料1〜17を、硬化塗膜に基づいて30μmとなるようにエアスプレーを用いて塗装し、塗装後室温約20℃の実験室に10分間静置した後に、温風乾燥機を用いて140℃30分間乾燥せしめて、測定用の試料を得た。測定用の試料について、濁度計COH−300A(商品名、日本電色工業社製)を使用して、全光線透過率を測定し、結果を表1に示した。
(試験板の作成)
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント社製、エポキシ樹脂ポリアミン系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネート化合物を使用)を、硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて、下塗り塗膜として電着塗膜を形成した塗板を得た。
得られた電着塗面に、中塗り塗料「ルーガベーク中塗りグレー」(商品名:関西ペイント社製、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系、有機溶剤型)を、エアスプレーにて硬化塗膜に基づいて膜厚30μmになるように塗装し、140℃で30分加熱して架橋硬化させて、中塗り塗膜を形成した塗板を得た。
(実施例1)
上記塗板にベース塗料1を硬化塗膜として15μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、ベース塗料1による塗膜上にクリヤー塗料1を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置した後に、クリヤー塗料1による塗膜上にクリヤー塗料17を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装し、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。なお、塗装にはエアスプレーを使用した。
(実施例2〜12,比較例1〜
表2に示す工程にて、実施例1と同様にして試験板を得た。なお、表2の中の工程の「3C1B」は、Cはコート、Bはベークの意味であり、3C1Bは3回のコーティングと1回のベーキングを行なったことを意味する。
(実施例13)
上記塗板にベース塗料1を硬化塗膜として15μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、ベース塗料1による塗膜上にクリヤー塗料11を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。
(実施例14,比較例4,5
表2に示す工程にて、実施例13と同様にして試験板を得た。
(実施例15)
上記塗板にベース塗料1を硬化塗膜として15μmとなるように塗装し、塗装後、室温約20℃の実験室に約15分静置し、ベース塗料1による塗膜上にベース塗料2を硬化塗膜として、15μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜上にクリヤー塗料2を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装し、室温にて15分間放置した後に、クリヤー塗料2による塗膜上にクリヤー塗料17を硬化塗膜として、30μmとなるように塗装し、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板を得た。なお、塗装にはエアスプレーを使用した。
(比較例
表2に示す工程にて、実施例15と同様にして試験板を得た。
Figure 0006396215
(評価)
作成した塗板を、図1に示すように、人工太陽灯1(セリック社製、色温度6500K)で照明し、試験板2の照明に対する角度を変えて観察して、キラキラとした感覚である粒子感を目視にて下記基準で評価した。評価は、色彩開発に3年以上従事するデザイナー2名と技術者3名の計5名が行ない、平均点を採用した。
正反射光(3)の近傍の観察角度をハイライト(i)、入射光(4)と同じ側の、正反射光(3)の影響を受けない観察角度をシェード(ii)、ハイライトとフェースの中間の観察角度をフェース(iii)とする。
なお、ハイライト、シェード、フェースは光の照射角度によって決まり、例えば塗膜に対して45度で照射する場合、正反射光0度に対してハイライト:0−25°、フェース :45°、シェード75−110°である。
5:ハイライト(正反射光近傍)で粒子感が強く、フェース(斜め方向)でも粒子感が強い。
4:ハイライト(正反射光近傍)で粒子感を強く、フェース(斜め方向)で粒子感が弱い。
3:ハイライト(正反射光近傍)で粒子感があり、フェース(斜め方向)で粒子感がある。
2:ハイライト(正反射光近傍)で粒子感をあり、フェース(斜め方向)で粒子感がない。
1:ハイライト(正反射光近傍)、フェース(斜め方向)ともに粒子感がない。
本発明の塗料組成物及び塗膜形成方法は、各種工業製品、特に自動車外板に適用できる。

Claims (8)

  1. 金属酸化物被覆ガラスフレーク顔料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、又は鱗片状アルミニウム顔料である鱗片状光輝性顔料と、ビヒクルである樹脂組成物と、樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0.5質量部以上4.5質量部以下である粘性制御剤とを含む塗料組成物であって、
    硬化膜厚として膜厚30μmとなるよう前記塗料組成物を塗装して得られた塗膜の全光線透過率が40−95%の範囲内である塗料組成物
  2. 鱗片状光輝性顔料の含有量が塗料中の樹脂組成物100固形分質量部に対して固形分として0.05〜5質量部の範囲内である請求項1に記載の塗料組成物。
  3. 前記粘性制御剤がベントナイト又はポリアマイドである請求項1又は2に記載の塗料組成物。
  4. 被塗物に請求項1〜3のいずれか一項に記載された塗料組成物を、硬化塗膜として膜厚が15〜40μmとなるように塗装することを含む塗膜形成方法。
  5. 前記被塗物に鱗片状光輝性顔料を含むベース塗料を塗装してベース塗膜を形成し、ベース塗膜の上に前記塗料組成物を塗装することを含む請求項4に記載の塗膜形成方法。
  6. 請求項1〜3のいずれか一項に記載された塗料組成物である塗膜上にトップクリヤー塗料を塗装することを含む塗膜形成方法。
  7. トップクリヤー塗料が艶調整剤及び/又は着色顔料を含むものである請求項6に記載の塗膜形成方法。
  8. 鱗片状光輝性顔料を含むベース塗料を塗装して形成されたベース塗膜と、
    ベース塗膜上に請求項1〜3のいずれか一項に記載された塗料組成物を塗装して形成された塗膜と、
    前記塗料組成物を塗装して形成された塗膜上にトップクリヤー塗料を塗装して形成されたトップクリヤー塗膜と
    を備えた複層塗膜。
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