JP6395106B2 - 暖房便座 - Google Patents

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Description

本発明は、内部に支持部材を有する暖房便座に関する。
従来、便座表面を形成する着座部材と、便座底面を形成する底壁部材の2部材から構成される便座を有し、着座部材の着座面の裏面に熱源となるヒーターが貼り付けられた暖房便座が知られている。
このような暖房便座において、着座部材と離間対向する荷重支持体を有した荷重受け部を着座部材と底壁部材との間に備えて、使用者の着座による荷重に耐えるようにした便座構造がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−236653号公報
このような特許文献1に記載されている便座構造は、ヒーターからの発熱が底壁部材側に伝わることを抑制する断熱層の役割を果たす空気層を着座部材と荷重支持体との間に有しているが、それでも空気層へヒーターからの熱が逃げてしまうため、着座部材を効率よく加熱することができない。
そこで、本発明は、前述したような従来技術の問題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、効率的に着座部材を加熱する暖房便座を提供することである。
本請求項1に係る発明は、着座部と内周側の内周側部と外周側の外周側部とを有する着座部材と、該着座部材に接合される底壁部材と、前記着座部材の着座部の裏側に設けられ
る便座加熱手段と、前記着座部材及び前記底壁部材の間に形成される中空空間内にあり前記便座加熱手段を介して前記着座部材を支持する支持部材とを備えた暖房便座であって、前記便座加熱手段が、前記着座部材を加熱する線状発熱体と、スペーサーと、前記着座部材と当接し前記線状発熱体及び前記スペーサーが敷設される熱拡散シートと、該熱拡散シートとの間で前記線状発熱体及び前記スペーサーを挟持する固定シートとを有し、前記支持部材が、前記支持部材の基部から突出し前記便座加熱手段と対向している第一突出部を有し、該第一突出部と前記着座部と前記内周側部と前記基部とで区画形成された空間の体積が、前記中空空間内の残りの空間の体積より小さいことにより、前述した課題を解決するものである。
本発明の暖房便座は、着座部材及び底壁部材の間で形成される中空空間内にあり便座加熱手段を介して着座部材を支持する支持部材を備えていることにより、着座時に着座部材が撓んで支持部材と当接する際に着座部にかかる荷重を支持部材が支持するため、支持部材がない場合と比べて着座に対する支持強度を増すばかりでなく、以下のような特有の効果を奏することができる。
すなわち、本請求項1に係る発明の暖房便座によれば、第一突出部と着座部と内周側部と基部とで区画形成された空間の体積が、中空空間内の残りの空間の体積より小さいこと
により、便座加熱手段による発熱の中空空間に逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座
部材内周側で少なくなるため、効率的に着座部材を加熱することができる。また、熱拡散シート及び固定シートが、線状発熱体及びスペーサーを挟持する。これにより、スペーサーの熱拡散シートからのはく離が抑制されると共にスペーサーが位置決めされる。
本請求項2に係る発明は、請求項1に記載された暖房便座の構成に加えて、前記支持部材が、前記第一突出部より外周側で前記支持部材の基部から突出し前記便座加熱手段と対向している突出部を更に有しており、前記第一突出部と前記着座部と前記内周側部と前記基部とで構成される空間の体積が、複数の前記突出部と前記着座部と前記基部とで構成される空間の体積および前記外周側部と複数の前記突出部のうち最も前記外周側部に近い第二突出部と前記着座部材と前記基部と前記外周側部とで構成される空間の体積より小さいことにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項2に係る発明の暖房便座によれば、請求項1に係る発明が奏する効果に加えて、支持部材が、第一突出部より外周側で支持部材の基部から突出し便座加熱手段と対向している突出部を更に有してことにより、複数の突出部が着座部材を支持するため、使用者の着座に対する支持強度を更に増すことができる。
さらに、第一突出部と着座部と内周側部と基部とで構成される空間の体積が、複数の突出部と着座部と基部とで構成される空間の体積および外周側部と複数の突出部のうち最も外周側部に近い第二突出部と着座部材と基部と外周側部とで構成される空間の体積より小さいことにより、便座加熱手段による発熱の中空空間に逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、より効率的に着座部材を加熱することができる。
本請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載された暖房便座の構成に加えて、前記内周側部と前記第一突出部との距離が、前記外周側部と前記第一突出部との距離より短いことにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項3に係る発明の暖房便座によれば、請求項1または請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、内周側部と第一突出部との距離が、外周側部と第一突出部との距離より短いことにより、第一突出部が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側により近づくため、使用者の着座に対する支持強度を更に増すことができる。
本請求項4に係る発明は、請求項2に記載された暖房便座の構成に加えて、前記内周側部と前記第一突出部との距離と、複数の前記突出部間の距離と、前記外周側部と前記第二突出部との距離とが、前記外周側部側に向かうにつれて大きくなっていることにより、前述した課題を解決するものである。
本請求項4に係る発明の暖房便座によれば、請求項2に係る発明が奏する効果に加えて、内周側部と第一突出部との距離と、複数の突出部間の距離と、外周側部と第二突出部との距離とが、外周側部側に向かうにつれて大きくなっていることにより、便座加熱手段による発熱の中空空間に逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、より効率的に着座部材を加熱することができる。
本発明により、支持部材がない場合と比べて着座に対する支持強度を増すばかりでなく、効率的に着座部材を加熱することができる。
本発明の第1実施形態の暖房便座の外観斜視図。 図1のA−A断面図。 図2の要部拡大図。 本発明の第2実施形態におけるA−A断面図。
(第1実施形態)
以下に、本発明の第1実施形態である、暖房便座100について、図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の暖房便座100の外観斜視図であり、使用者の臀部を暖める暖房便座100は環状であり、大便器Tの前方に載置されている。
図2は、図1のA−A断面図であり、暖房便座100は着座部材110と底壁部材120とを備えている。
着座部材110は、使用者が着座する面を構成する着座部111と、この着座部111から滑らかに連続した着座部材110の側面を構成する側部(内周側の内周側部112および外周側の外周側部113)とを有しており、可撓性がある。
また底壁部材120は、大便器Tと対向する底面部121と、内周側部112の底面に設けられた略水平の内周側接合面112aと対向する内周凸部122と、外周側部113に設けられた略水平の外周側接合面113aと対向する外周凸部123とを有している。
そして、内周側接合面112aと内周凸部122、および外周側接合面113aと外周凸部123がそれぞれ接合され、着座部材110と底壁部材120が接合されている。
これにより、着座部材110と底壁部材120と間に中空空間Vが形成されている。
さらに、着座部材110の着座部111の裏面にはそれ自体が加熱することで着座部111を介して使用者の臀部を加熱する便座加熱手段130が貼付されている。
便座加熱手段130の詳細な構成について、使用者が着座していない際の図2の要部拡大図である図3により説明する。
便座加熱手段130は、線状の発熱体である線状発熱体131と、着座部111の裏側ほぼ全面に貼付されると共に線状発熱体131が敷設され、線状発熱体131が発した熱を着座部111の全域へと拡散する熱拡散シート133と、この熱拡散シート133と共に線状発熱体131を挟持する固定シート134とを備えている。
さらに、便座加熱手段130は、熱拡散シート133と固定シート134との間に、線状発熱体131の他に、断面形状が矩形のスペーサー132を後述する支持部材140の第一突出部143から距離dsだけ上方にさらに備えている。
つまり、熱拡散シート133及び固定シート134が、線状発熱体131及び線状発熱体131と異なる位置にあるスペーサー132を挟持している。
これにより、スペーサー132の熱拡散シート133からのはく離が抑制されると共にスペーサー132が位置決めされる。
そして、スペーサー132の高さHsが線状発熱体131の厚みHhより大きく、スペーサー132の幅Wsが第一突出部143aの幅Wより大きい。
これにより、多少の組み付け誤差があったとしても、スペーサー132と第一突出部143aが対向する。
また、図2および図3によれば、中空空間V内には、使用者が着座していない際に便座加熱手段130と離間対向しており、使用者の着座等により着座部111が撓んだ際に便座加熱手段130と当接し着座部111にかかる荷重を支持する支持部材140が設けられている。
これにより、着座時に着座部材110が支持部材140と当接する際に着座部111にかかる荷重を支持部材140が支持する。
支持部材140は、水平基部141と、複数の垂下部142(142a、142b、142c)と、突出部143(第一突出部143a)で構成されている。
水平基部141は、着座部111と略平行に対向し着座部材110の内壁(内周側内壁112bおよび外周側内壁113b)近傍まで延びる基部である。
複数の垂下部142(142a、142b、142c)は、この水平基部141から下方に垂れ下がり底壁部材120と当接する。
そして、垂下部142aは水平基部141の最内周側から垂下しており、垂下部142cは水平基部141の最外周側から垂下している。
また、垂下部142bは垂下部142aと垂下部142bの間で水平基部141から垂下している。
突出部143(第一突出部143a)は、水平基部141の垂下部142bが設けられた位置から便座加熱手段130に向かってほぼ鉛直に突出すると共に使用者が着座していない際に便座加熱手段130と離間対向している。
そして、荷重支持部143が便座加熱手段130と離間対向している場合において、着座部材110の変形により着座部111が撓み、着座部111が座加熱手段130を介して第一突出部143aと接触した際には、第一突出部143aは着座部111にかかる荷重を支持する。
なお、荷重支持部143は便座加熱手段130と対向していれば、便座加熱手段130と接触していてもよい。
また、第一突出部143aの高さH1は、垂下部142bの高さH2より高い。
これにより、より使用者に近い方の中空空間Vを高さ方向に狭くとることができる。
そして、第一突出部143aが便座加熱手段130と離間対向していることにより、着座部材110に着座等の押圧が加わり、着座部材110が撓んだとしても、着座部材110と支持部材140(第一突出部143a)とが接触しにくくなっている。
そして、内周側部112の内側の内周側内壁112bから第一突出部143aの内周側までの水平方向の距離L1は外周側部113の内側の外周側内壁113bから第一突出部143aの外周側までの水平方向の距離L2より短い。
これにより、第一突出部143aが使用者と最も接触しやすい着座部材内周側により近づく。
さらに、第一突出部143aは暖房便座100の全周に渡って形成されている。
よって、第一突出部143aと着座部111と内周側部112と水平基部141とで区画形成される空間V1の体積が、中空空間V内の残りの空間V2の体積より小さくなり、便座加熱手段130による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなる。
このようにして得られた本実施形態の暖房便座100は、着座部材110及び底壁部材120の間で形成される中空空間V内にあり便座加熱手段130を介して着座部材110を支持する支持部材140を備えていることにより、着座時に着座部材110が撓んで支持部材10と当接する際に着座部111にかかる荷重を支持部材140が支持するため、支持部材140がない場合と比べて着座に対する支持強度を増すばかりでなく、第一突出部143aと着座部111と内周側部112と基部である水平基部141とで区画形成された空間V1の体積が、中空空間V内の残りの空間の体積より小さいことにより、便座加熱手段130による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、効率的に着座部材110を加熱することができる。
内周側部112と第一突出部143aとの距離が、外周側部113と第一突出部143aとの距離より短いことにより、第一突出部143aが使用者と最も接触しやすい着座部材内周側により近づくため、使用者の着座に対する支持強度を更に増すことができる。
(第2実施形態)
以下に、本発明の第2実施形態である暖房便座200について、説明する。
第2実施形態の暖房便座200は、外観が第1実施形態の暖房便座100と共通している。
図4は本発明の第1実施形態の暖房便座100におけるA−Aと同じ場所における第2実施形態の暖房便座200の断面図(A−A断面図)であり、第2実施形態の暖房便座200は、第1実施形態の暖房便座100の支持部材140の形状を変えたものであり、多くの要素について第1実施形態の暖房便座100と共通するので、共通する事項については詳しい説明を省略し、下2桁が共通する200番台の符号を付すのみとする。
本発明の第2実施形態である暖房便座200は、支持部材240が、水平基部241と、複数の垂下部242(242a、242b、242c、242d)と、複数の突出部243(第一突出部143a、第二突出部243b)で構成されている。
水平基部241は、着座部211と略平行に対向し着座部材210の内壁(内周側内壁212bおよび外周側内壁213b)近傍まで延びる基部である。
複数の垂下部242(242a、242b、242c、242d)は、この水平基部241から下方に垂れ下がる底壁部材220と当接する。
そして、垂下部242aは水平基部241の最内周側から垂下しており、垂下部242dは水平基部241の最外周側から垂下している。
また、垂下部242b、242cは垂下部242aと垂下部242bの間で水平基部241から垂下しており、垂下部242bが垂下部242cより内周側に位置している。
突出部243(第一突出部243a、第二突出部243b)は、水平基部241から上方に立ち上がり使用者が着座していない際に便座加熱手段230と離間対向して便座加熱手段230に向かって上方に突出すると共に着座部材210からの荷重を支持する。
これにより、複数の突出部243(第一突出部243a、第二突出部243b)が着座部材210を支持する。
なお、荷重支持部243は便座加熱手段230と対向していれば、便座加熱手段230と接触していてもよい。
また、本実施形態において、突出部は第一突出部243aと第二突出部243bの2つを備えているが、第一突出部243aと第二突出部243bの間にさらに突出部を備えてもよい。
そして、内周側部212の内側の内周側内壁212bから第一突出部243aの内周側までの水平方向の距離L1は、外周側部213の内側の外周側内壁213bから第一突出部243aの外周側までの水平方向の距離L4より短い。
これにより、第一突出部143aが使用者と最も接触しやすい着座部材内周側により近づく。
さらに、内周側部212と第一突出部243aとの水平方向の距離L1より、第一突出部243aと第二突出部243bとの水平方向の距離L2は大きい。
また、第一突出部243aと第二突出部243bとの水平方向の距離L2より、外周側部213と第二突出部243bとの水平方向の距離L3は大きい。
すなわち、内周側部212と第一突出部243aとの水平方向の距離L1と、複数の突出部間の水平方向の距離(本実施形態においては、第一突出部243aと第二突出部243bとの水平方向の距離L2)と、外周側部213と第二突出部243bとの水平方向の距離L3とが、外周側部213側に向かうにつれて大きくなっている。
これにより、便座加熱手段230による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなる。
さらに、第一突出部243aおよび第二突出部243bは暖房便座200の全周に渡って形成されている。
よって、第一突出部243aと着座部211と内周側部212と水平基部241とで区画形成される空間の体積V1が、複数の突出部と着座部211と水平基部241とで構成される空間(本実施形態においては、第一突出部243aと第二突出部243bと着座部211と水平基部241とで構成される空間V2)の体積および外周側部213と複数の突出部のうち最も外周側部213に近い第二突出部243bと着座部211と水平基部241と内周側部212とで構成される空間V3の体積より小さい。
これにより、便座加熱手段230による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなる
このようにして得られた本実施形態の暖房便座200は、着座部材210及び底壁部材220の間で形成される中空空間V内にあり便座加熱手段230を介して着座部材210を支持する支持部材240を備えていることにより、着座時に着座部材210が撓んで支持部材240と当接する際に着座部211にかかる荷重を支持部材240が支持するため、支持部材240がない場合と比べて着座に対する支持強度を増すばかりでなく、第一突出部243aと着座部211と内周側部212と基部である水平基部241とで区画形成された空間V1の体積が、中空空間V内の残りの空間の体積より小さいことにより、便座加熱手段230による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、効率的に着座部材210を加熱することができる。
また、支持部材240が、第一突出部243aより外周側で支持部材240の水平基部241から突出し便座加熱手段230と対向している突出部を更に有していることにより、複数の突出部243が着座部材210を支持するため、使用者の着座に対する支持強度を更に増すことができる。
さらに、第一突出部243と着座部211と内周側部212と水平基部241とで構成される空間V1の体積が、複数の突出部243と着座部211と支持部材240とで構成される空間の体積および外周側部213と複数の突出部243のうち最も外周側部に近い第二突出部243bと着座部211と水平基部241と外周側部213とで構成される空間V3の体積より小さいことにより、便座加熱手段230による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、より効率的に着座部材210を加熱することができる。
内周側部212と第一突出部243aとの距離L1が、外周側部213と第一突出部243aとの距離L4より短いことにより、第一突出部243aが使用者と最も接触しやすい着座部材内周側により近づくため、使用者の着座に対する支持強度を更に増すことができる。
内周側部212と第一突出部243aとの距離L1と、複数の突出部243間の距離L2と、外周側部213と第二突出部243bとの距離L3とが、外周側部213側に向かうにつれて大きくなっていることにより、便座加熱手段230による発熱の中空空間Vに逃げる熱が使用者と最も接触しやすい着座部材内周側で少なくなるため、より効率的に着座部材210を加熱することができる。
(変形例)
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
本発明は、着座部と内周側の内周側部と外周側の外周側部とを有する着座部材と、該着座部材に接合される底壁部材と、前記着座部材の着座部の裏側に設けられる便座加熱手段と、前記着座部材及び前記底壁部材の間に形成される中空空間内にあり前記便座加熱手段を介して前記着座部材を支持する支持部材とを備えた暖房便座であって、前記支持部材が、前記支持部材の基部から突出し前記便座加熱手段と対向している第一突出部を有し、該第一突出部と前記着座部と前記内周側部と前記基部とで区画形成された空間の体積が、前記中空空間内の残りの空間の体積より小さいものであり、支持部材がない場合と比べて着座に対する支持強度を増すばかりでなく、効率的に着座部材を加熱するものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
例えば、暖房便座の外観を形成する着座部材および底壁部材の材質は、ポリプロピレン樹脂やABS樹脂等の射出成型することが可能なものであれば、如何なるものであってもよい。
また、着座部材と底壁部材との材質は同じである必要はない。
また、着座部材と底壁部材の接合方法については、本実施形態では振動溶着を用いているが、接合方法が振動溶着に限定されるものではなく、たとえばスナップフィット(掛合)を用いてもよいし、着座部材と底壁部材との境界面に樹脂を充填させて両者を接合させてもよい。
また、熱拡散シートの材質は、アルミニウム、銅など熱伝導率が高く、成型性に優れているものであれば、如何なるものであっても構わない。
また、固定シートの材質については、難燃性の材質であれば如何なるものであってもよく、熱拡散シートと同じ材質であってもよい。
また、突出部は垂下部の鉛直上に形成されていなくてもよい。
そして、前述した各実施形態が備える各要素は、技術的に可能である限り組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
100 、200 ・・・ 暖房便座
110 、210 ・・・ 着座部材
111 、211 ・・・ 着座部
112 、212 ・・・ 内周側部
112a、212a・・・ 内周側接合面
112b、212b・・・ 内周側内壁
113 、213 ・・・ 外周側部
113a、213a・・・ 外周側接合面
113b、213b・・・ 外周側内壁
120 、220 ・・・ 底壁部材
121 、221 ・・・ 底面部
122 、222 ・・・ 内周凸部
123 、223 ・・・ 外周凸部
130 、230 ・・・ 便座加熱手段
131 ・・・ 線状発熱体
132 ・・・ スペーサー
133 ・・・ 熱拡散シート
134 ・・・ 固定シート
140 、240 ・・・ 支持部材
141 、241 ・・・ 水平基部(基部)
142 、242 ・・・ 垂下部
142a、242a・・・ 垂下部
142b、242b・・・ 垂下部
142c、242c・・・ 垂下部
242d・・・ 垂下部
143 、243 ・・・ 突出部
143a、243a・・・ 第一突出部
243b・・・ 第二突出部
T ・・・ 大便器
V ・・・ 中空空間
dh ・・・ スペーサーと線状発熱体との距離
ds ・・・ スペーサーと突出部の上端との距離
Hh ・・・ 線状発熱体の厚み
Hs ・・・ スペーサーの高さ
Ws ・・・ スペーサーの幅
W ・・・ 突出部の幅
H1 ・・・ 突出部の高さ
H2 ・・・ 垂下部の高さ

Claims (4)

  1. 着座部と内周側の内周側部と外周側の外周側部とを有する着座部材と、該着座部材に接合される底壁部材と、前記着座部材の着座部の裏側に設けられる便座加熱手段と、前記着座部材及び前記底壁部材の間に形成される中空空間内にあり前記便座加熱手段を介して前記着座部材を支持する支持部材とを備えた暖房便座であって、
    前記便座加熱手段が、前記着座部材を加熱する線状発熱体と、スペーサーと、前記着座部材と当接し前記線状発熱体及び前記スペーサーが敷設される熱拡散シートと、該熱拡散シートとの間で前記線状発熱体及び前記スペーサーを挟持する固定シートとを有し、
    前記支持部材が、前記支持部材の基部から突出し前記便座加熱手段と対向している第一
    突出部を有し、
    該第一突出部と前記着座部と前記内周側部と前記基部とで区画形成された空間の体積が、前記中空空間内の残りの空間の体積より小さいことを特徴とする暖房便座。
  2. 前記支持部材が、前記第一突出部より外周側で前記支持部材の基部から突出し前記便座
    加熱手段と対向している突出部を更に有しており、
    前記第一突出部と前記着座部材と前記内周側部と前記基部とで構成される空間の体積が
    、複数の前記突出部と前記着座部と前記基部とで構成される空間の体積および前記外周側
    部と複数の前記突出部のうち最も前記外周側部に近い第二突出部と前記着座部と前記基部
    と前記外周側部とで構成される空間の体積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の
    暖房便座。
  3. 前記内周側部と前記第一突出部との距離が、前記外周側部と前記第一突出部との距離よ
    り短いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の暖房便座。
  4. 前記内周側部と前記第一突出部との距離と、複数の前記突出部間の距離と、前記外周側
    部と前記第二突出部との距離とが、前記外周側部側に向かうにつれて大きくなっているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の暖房便座。
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