JP2005342036A - 暖房便座 - Google Patents
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Abstract
【課題】 温度検出素子が便座本体内で脱落するのを防止することができる暖房便座を提供する。
【解決手段】 人体の着座面を有する座部7と便器に対面する基台部8とで中空断面の外殻を形成してなる便座本体6と、座部7の裏面に固定されたヒータ10と、座部7の裏面に固定され座部7の温度を検出する温度検出素子11とを備え、基台部8に、先端部13aが温度検出素子11に対向する突出部13を設けた。この突出部13の先端部と温度検出素子11との間に所定の隙間を形成することが好適である。
【選択図】図1
【解決手段】 人体の着座面を有する座部7と便器に対面する基台部8とで中空断面の外殻を形成してなる便座本体6と、座部7の裏面に固定されたヒータ10と、座部7の裏面に固定され座部7の温度を検出する温度検出素子11とを備え、基台部8に、先端部13aが温度検出素子11に対向する突出部13を設けた。この突出部13の先端部と温度検出素子11との間に所定の隙間を形成することが好適である。
【選択図】図1
Description
本発明は、洋式便器に設置される暖房便座に関するものである。
従来、この種の暖房便座として、例えば特許第2563600号公報(特許文献1)に示されるものがある。この暖房便座は、中空断面の外殻を形成する便座本体を備え、便座本体における人体の着座面の裏面に熱伝導性基板を介してヒータと温度検出素子とを固定し、温度検出素子により温度検知することでヒータへの通電制御を行うというものであり、熱伝導性基板としてアルミシートが例示され、温度検出素子としてサーミスタが例示されている。また、この特許文献1では、温度検出素子の固定方法について詳細に記載されていないものの、便座本体の裏面に熱伝導性基板であるアルミシートを介して接着剤で接着固定したり、アルミテープで接着固定するものが一般的である。
しかしながら、温度検出素子を接着材やアルミテープ等で接着固定するものにおいては、暖房便座を長期間したとき、接着部分が劣化して温度検出素子が剥がれ落ちたりすることがあり、温度検出素子の検出値に基くヒータへの通電制御が正確に行えなくなるという問題があった。
特許第2563600号公報
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、温度検出素子が便座本体内で脱落するのを防止することができる暖房便座を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、人体の着座面を有する座部と便器に対面する基台部とで中空断面の外殻を形成してなる便座本体と、座部の裏面に固定されたヒータと、座部の裏面に固定され座部の温度を検出する温度検出素子とを備えた暖房便座において、前記基台部に、先端部が温度検出素子に対向する突出部を設けたことを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、温度検出素子が基台部へ脱落しようとしても、突出部の先端部が温度検出素子を受けるため、温度検出素子の脱落を防止することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の暖房便座において、突出部の先端部と温度検出素子との間に所定の隙間を形成したことを特徴している。
請求項2記載の発明によれば、人が便座本体に着座したときの荷重により座部が変形しても、座部の変形量が前記所定の隙間以内であれば、突出部の先端部が温度検出素子に接触することがなく、また、座部の変形量が前記所定の隙間以上であっても、座部の変形により人体荷重を吸収するため突出部の先端部から温度検出素子に加わる押付力は極めて小さいものとなり、温度検出素子が壊れてしまうのを防止することができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の暖房便座において、突出部の先端部を弾性を有するように形成し、該先端部を温度検出素子に常に当接したことを特徴としている。
請求項3記載の発明によれば、人が便座本体に着座したときの荷重により座部が変形しても、突出部の先端部が弾性変形して人体荷重を吸収するため、突出部の先端部から温度検出素子に加わる押付力は極めて小さいものとなり、温度検出素子が壊れてしまうのを防止することができる。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の暖房便座において、突出部の先端部を断熱材で形成したことを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、突出部の先端部の断熱作用により、温度検出素子から突出部への熱の移動を小さくすることができ、温度検出素子による検出精度を良好にすることができる。
本発明に係る暖房便座においては、温度検出素子が基台部へ脱落しようとしても、突出部の先端部が温度検出素子を受けるため、温度検出素子の脱落を防止することができ、その結果、温度検出素子の検出値に基くヒータへの通電制御を正確に行うことができる。
以下、本発明の実施形態の一例を図1及び図2に基いて説明する。
本実施形態の暖房便座1は、便器(図示せず)に設置されるものであり、本体2と、本体2に対し開閉自在に設けられた便座3及び便蓋4と、おしりやビデを洗浄するための局部洗浄ノズル5とを備えている。
便座3の外殻を構成する便座本体6は、中空断面を有するものであり、人体の着座面を有する座部7と便器に対面する基台部8とを固定するとにより構成される。座部7及び基台部8は、ポリプロピレン等の樹脂で成形されており、座部7は人体の着座荷重に耐えられるように3mm程度の厚さとしている。座部7の裏面には、アルミニウム等の熱伝導性の良い材料で数十〜数百μm程度の厚みに形成された均熱シート9が接着シート等により接着固定されている。この均熱シート9は、ヒータ10で発生するジュール熱を座部7の裏面に拡散させて、座部7の人体着座面の温度をほぼ均一にする機能を有している。ヒータ10は、ヒータ線を塩化ビニルで被覆して形成されるものであり、座部7に均熱シート9を介して接着剤等で接着固定されている。このヒータ10は、電力が約50W用のものを使用し、本体2内の通電制御回路(図示せず)に電気的に接続されている。11はサーミスタ等からなる温度検出素子であり、アルミテープ12で均熱シート9に接着固定されている。この温度検出素子11は、本体2内の通電制御回路に電気的に接続されている。通電制御回路は、温度検出素子11の検出値に基いてヒータ10への通電制御を行う機能を有している。
基台部8は、座部7の裏面側に接着固定された温度検出素子11方向に突出する突出部13を有している。この突出部13の先端部13aと、温度検出素子11を接着固定するアルミテープ12との間には、0.5〜1.0mm程度の隙間が設けられており、人が便座本体6に着座したときの荷重により座部7がわずかに変形した場合に、その隙間分だけ荷重を吸収するようにしている。座部7の変形量が隙間以内であれば、突出部13の先端部13aがアルミテープ12を介して温度検出素子11に接触することがないので、温度検出素子11が壊れてしまうことがない。また、座部7の変形量が隙間以上であっても、前記したように人体荷重を吸収するため突出部13の先端部13aから温度検出素子11に加わる押付力は極めて小さいものとなり、温度検出素子11が壊れてしまうのを防止することができる。
ところで、背景技術の欄でも記載したように、温度検出素子11をアルミテープ12等で接着固定するものにおいては、暖房便座1を長期間したときに、接着部分が劣化して温度検出素子11が剥がれることがある。本例では、温度検出素子11が均熱シート9より剥れてしまっても、温度検出素子11の直下にわずかな隙間を介して突出部13を設けているために、突出部13の先端部13aが温度検出素子11を受け止めてこれを支えることができる。このため、温度検出素子11は、均熱シート9の近傍に位置する、あるいは、温度検出素子11が完全に剥がれていない場合には温度検出素子11の一部が均熱シート9に当接することとなるため、背景技術の欄で記載した暖房便座に比べて、温度検出素子11の検出値に基くヒータ10への通電制御を正確に行うことができる。
次に、本発明の実施形態の他例を図3に基いて説明する。なお、先に説明した実施形態と実質的に同様な機能を有する部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、突出部13の先端部13aを薄板状に形成して、温度検出素子11を接着固定するアルミテープ12に当接させている。
このような構成とすることで、突出部13の先端13aが温度検出素子11をアルミテープ12を介して常に支持することになるので、温度検出素子11が均熱シート9より剥れ落ちることがなく、温度検出素子11の検出値に基くヒータ10への通電制御を正確に行うことができる。また、突出部13の先端部13aを薄板状としているために、先端部13aとアルミテープ12との接触面積が小さくなり、その結果、温度検出素子11から突出部13への熱移動を最小限にとどめることができ、温度検出素子11の温度検出の精度を良好にすることができる。
なお、本実施形態では、突出部13の先端部13aをアルミテープ12に当接するように構成したが、先の実施形態と同様に、突出部13の先端部13aとアルミテープ12との間に所定の隙間を形成して人が便座本体6に着座したときの荷重を吸収させるようにしてもよい。この場合、座部7の変形量が隙間以内であれば、突出部13の先端部13aが温度検出素子11に接触することがないので、温度検出素子11から突出部13への熱移動はなくなり、温度検出素子11の温度検出の精度をより良好にすることができる。
次に、本発明の実施形態の他例を図4に基いて説明する。なお、先に説明した実施形態と実質的に同様な機能を有する部材については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、突出部13の先端部13aを、発泡樹脂等の弾性作用及び断熱作用を有する材料で形成して、温度検出素子11を接着固定するアルミテープ12に当接させている。
このような構成とすることで、突出部13の先端部13aが温度検出素子11をアルミテープ12を介して常に支持することになるので、温度検出素子11が均熱シート9より剥れ落ちることがない。また、人が便座本体6に着座したときの荷重により座部が変形しても、突出部13の先端部13aが弾性変形して人体荷重を吸収するため、先端部13aから温度検出素子11に加わる押付力は極めて小さいものとなり、温度検出素子11が壊れてしまうのを防止することができる。また、突出部13の先端部13aの断熱作用により、温度検出素子11から突出部13への熱移動を最小限にとどめることができ、温度検出素子11の温度検出の精度を良好にすることができる。
なお、本実施形態では、先端部13aのみを発泡樹脂等の弾性作用及び断熱作用を有する材料で形成したが、本発明にあっては、突出部13全体をこのような材料で形成してもよい。
1 暖房便座
6 便座本体
7 座部
8 基台部
10 ヒータ
11 温度検出素子
13 突出部
13a 先端部
6 便座本体
7 座部
8 基台部
10 ヒータ
11 温度検出素子
13 突出部
13a 先端部
Claims (4)
- 人体の着座面を有する座部と便器に対面する基台部とで中空断面の外殻を形成してなる便座本体と、座部の裏面に固定されたヒータと、座部の裏面に固定され座部の温度を検出する温度検出素子とを備えた暖房便座において、前記基台部に、先端部が温度検出素子に対向する突出部を設けたことを特徴とする暖房便座。
- 前記突出部の先端部と温度検出素子との間に所定の隙間を形成したことを特徴とする請求項1記載の暖房便座。
- 前記突出部の先端部を弾性を有するように形成し、該先端部を温度検出素子に常に当接したことを特徴とする請求項1記載の暖房便座。
- 前記突出部の先端部を断熱材で形成したことを特徴とする請求項3記載の暖房便座。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004162266A JP2005342036A (ja) | 2004-05-31 | 2004-05-31 | 暖房便座 |
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Publications (1)
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---|---|---|---|---|
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JP2008026199A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温度センサとそれを備えた暖房便座装置 |
JP2008026200A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 温度センサとそれを備えた暖房便座装置 |
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CN105411465A (zh) * | 2014-09-17 | 2016-03-23 | 松下知识产权经营株式会社 | 便座装置 |
-
2004
- 2004-05-31 JP JP2004162266A patent/JP2005342036A/ja active Pending
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