JP6394659B2 - 複合型固形水処理製品 - Google Patents

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Description

本発明は、工業用水や冷却水、冷温水、ボイラ水、工程水、排水等の各種水系において用いられる水処理製品であって、複数種の水処理剤を同時使用するための複合型固形水処理製品に関する。
工業用水や冷却水、冷温水、ボイラ水、工程水、排水等の各種水系では、これらの水系で用いられている金属部材の腐食防止及びスケール防止、また、水系内での細菌や藻類等の微生物の発生防止等のために、防食剤やスケール防止剤、殺菌剤、殺藻剤等の種々の水処理剤が使用されている。
このような目的で使用される水処理剤は、多くの場合、長期間にわたって高い薬剤効果を持続できることが求められる。このため、通常、液体水処理剤を、薬注ポンプ等を用いて被処理水系に連続的に注入することにより、薬剤効果を持続させる方法が採用されている。
しかしながら、設備上、薬注ポンプ等による水処理剤の注入が困難な施設もあり、このような場合には、薬剤効果を持続させるための他の手段が必要である。
また、薬注ポンプ等の装置を設置することができる場合であっても、例えば、小型の冷却塔においては、これらの装置を設置することは、コストや装置のメンテナンス等の負担が大きい。
したがって、より簡便な手段で薬剤効果を持続できる方法が求められており、その手段の1つとして、例えば、特許文献1において、有効成分を水系中に徐々に放出することができる、徐放性を有する固形水処理剤が提案されている。
一方、前記各種水系における水処理剤としては、有効成分として1種類の化合物のみを用いるよりも、2種類以上を組み合わせて使用する方が、より効果的である場合がある。例えば、特許文献2及び3には、微生物の繁殖によるスライムの発生を抑制する観点から、ハロゲン化ヒダントイン系化合物(ハロゲン系酸化剤)とイソチアゾロン系化合物とを液体水処理剤として所定の工程水にポンプで注入することが記載されている。
このように、ハロゲン系酸化剤とイソチアゾロン系化合物との併用は、殺菌作用、特に、レジオネラ属菌に対して優れた殺菌作用が得られる。
特開2015−93260号公報 特開平11−47755号公報 特開2007−319850号公報
このため、ハロゲン系酸化剤とイソチアゾロン系化合物との両化合物を別個に添加するのではなく、一剤化して用いることができれば、取り扱い上、便利である。
しかしながら、ハロゲン系酸化剤、特に塩素系酸化剤と、イソチアゾロン系化合物とは、直に接触させると塩素ガスを著しく発生するため、使用前に一剤化することは好ましくない。したがって、上記特許文献1に記載されているような固形水処理剤として製剤化する場合においても、一剤化することは困難である。
さらに、安全性の観点からは、使用時においても、直に接触することは好ましくない。
したがって、2種以上の有効成分が、反応性を有し、取り扱い時に危険な生成物を生じるような場合であっても、これらの有効成分の併用による優れた薬剤効果を持続させることができ、かつ、取り扱い上の利便性にも優れた水処理製品が求められている。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ハロゲン系酸化剤及びこれと反応性を有する有効成分を安全に、かつ、これらの有効成分の併用による優れた薬剤効果を持続させることができ、しかも、取り扱い上の利便性にも優れた複合型固形水処理製品を提供することを目的とするものである。
本発明の複合型固形水処理製品は、水処理剤であるハロゲン系酸化剤及びこれとの反応性を有する有機系殺菌剤をそれぞれ製剤化し、各固形剤を所定の態様で使用できるような容器と組み合わせることによって、両固形剤の薬剤効果を安全に発揮させることができ、同時に取り扱いやすいものとすることができるものである。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[10]を提供するものである。
[1]被処理水中に溶出させて使用する固形水処理製品であって、ハロゲン化ヒダントイン系化合物を有効成分とするハロゲン系酸化剤の固形剤(A)、前記ハロゲン系酸化剤との反応性を有する有機系殺菌剤を含む固形剤(B)、及び前記固形剤(A)と前記固形剤(B)とを互いに接触することなく収容する1つ又は2つ以上の溶出用容器を有する、複合型固形水処理製品。
[2]前記ハロゲン化ヒダントイン系化合物が、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、及び1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインのうちから選ばれる1種以上である、上記[1]に記載の複合型固形水処理製品。
[3]前記有機系殺菌剤が、有効成分としてイソチアゾリン系化合物を含む、上記[1]又は[2]に記載の複合型固形水処理製品。
[4]前記イソチアゾリン系化合物が、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−t−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン及び1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンのうちから選ばれる1種以上である、上記[3]に記載の複合型固形水処理製品。
[5]前記ハロゲン系酸化剤が、有効成分として1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントインを含み、前記有機系殺菌剤が、有効成分として5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む、上記[1]〜[4]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
[6]前記固形剤(B)が、トリアゾール系化合物、ホスホン酸系化合物、及びスルファミン酸系化合物のうちから選ばれるいずれか1種以上を含む、上記[1]〜[5]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
[7]前記固形剤(A)が錠剤である、上記[1]〜[6]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
[8]前記固形剤(B)が錠剤である、上記[1]〜[7]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
[9]前記被処理水が冷却塔内の冷却水である、上記[1]〜[8]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
[10]前記固形剤(A)と前記固形剤(B)とが、それぞれ別々の溶出用容器に収容され、前記各溶出用容器は、冷却塔内に配置され、容器本体と前記容器本体の内部を、固形薬剤である前記固形剤(A)又は(B)を収容する1つ以上の収容室と、前記固形薬剤を収容しない非収容室とに区画する区画壁とを備え、前記容器本体は、該容器本体の外部と前記非収容室とを冷却水が流通可能な1つ以上の容器連通路を有し、前記区画壁は、前記収容室と前記非収容室との間を冷却水が流通可能な1つ以上の区画壁連通路を有する、上記[1]〜[9]のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
本発明の複合型固形水処理製品によれば、ハロゲン系酸化剤及びこれと反応性を有する有効成分を安全に、かつ、これらの有効成分の併用による優れた薬剤効果を持続させることができる。
また、本発明の複合型固形水処理製品は、反応性を有する薬剤を、同時に取り扱う上での利便性にも優れている。
本発明の複合型固形水処理製品の一の実施形態に係る溶出用容器の概略を示す縦断面図である。 本発明の複合型固形水処理製品の他の実施形態に係る溶出用容器の概略を示す縦断面図である。 本発明の複合型固形水処理製品の一の実施形態の概略を示す側面図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の複合型固形水処理製品は、2種の固形剤からなり、被処理水中にこれらの固形剤を溶出させて使用する固形水処理製品である。そして、ハロゲン化ヒダントイン系化合物を有効成分とするハロゲン系酸化剤の固形剤(A)、前記ハロゲン系酸化剤との反応性を有する有機系殺菌剤を含む固形剤(B)、及び前記固形剤(A)と前記固形剤(B)とを互いに接触することなく収容する1つ又は2つ以上の溶出用容器を有するものである。
水処理剤をこのような構成の複合型製品とすることにより、反応性を有する薬剤同士を、それぞれ製剤化し、安全に同時に取り扱うことができ、また、両薬剤の併用による優れた薬剤効果を高い持続性で発揮させることができる。
[固形剤(A)]
固形剤(A)は、ハロゲン系酸化剤であり、水処理剤において殺菌消毒やスライム抑制の作用を奏するものである。本発明においては、ハロゲン系酸化剤としては、ハロゲン化ヒダントイン系化合物を有効成分とするものを用いる。
ハロゲン化ヒダントイン系化合物は、固体の有機ハロゲン系酸化剤であり、水と接触すると、強力な酸化力を有する活性ハロゲンを放出する。
また、水に対する溶解性等の観点から、活性ハロゲンを長期間にわたって持続的に放出させる上で好適である。徐放性錠剤として市販されているハロゲン系酸化剤としては、ハロゲン化ヒダントイン系化合物以外にも、次亜塩素酸カルシウム、亜塩素酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸、トリクロロイソシアヌル酸等を有効成分とするものがあるが、これらのうち、ハロゲン化ヒダントイン系化合物を有効成分とするものが、比較的溶出速度が小さいことを見出した。このことから、ハロゲン化ヒダントイン系化合物が、有機系殺菌剤を含む固形剤との併用による優れた薬剤効果を持続させる観点から最も好適であると言える。しかも、ハロゲン化ヒダントイン系化合物は、水と接触した際に生じる臭気も比較的少ないため、取り扱い時の安全性の観点からも好ましい。
ハロゲン化ヒダントイン系化合物としては、具体的には、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(以下、BCDMHと略称する。)、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジエチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジエチルヒダントイン、1−ブロモ−3−クロロ−5−メチル−5−エチルヒダントイン等が挙げられる。これらは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらのうち、水と接触した場合の溶出速度の固形剤(B)とのバランスや入手容易性等の観点から、BCDMH、及び1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインが好ましい。
上記のようなハロゲン系酸化剤の形態は、特に限定されるものではないが、使用量の調整のしやすさや取り扱い容易性等の観点から、ペレット状やタブレット状等の錠剤又は顆粒状であることが好ましく、容器内への収容の際の作業性等の観点から、錠剤であることがより好ましい。錠剤の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法により製造することができる。通常は、賦形剤や結合剤等の添加剤を用いて、加圧成形することにより作製される。賦形剤や結合剤の種類や添加量を調整することにより、被処理水中への錠剤の溶出速度を調節することができる。
固形剤(A)としては、市販品を用いることもできる。
固形剤(A)は、ハロゲン系酸化剤が適度な溶出速度となるようにする観点から、ハロゲン系酸化剤の含有量は、有効ハロゲン成分をすべて有効塩素とみなした場合、有効塩素(Cl2)換算で10質量%以上であることが好ましく、より好ましくは30〜90質量%、さらに好ましくは40〜70質量%である。
レジオネラ属菌に対する殺菌作用の観点から、固形剤(A)による被処理水中の有効ハロゲン(Cl2換算)濃度は、0.1mg/L以上であることが好ましく、より好ましくは0.1〜5mg/L、さらに好ましくは0.1〜2mg/Lである。
[固形剤(B)]
固形剤(B)は、前記ハロゲン系酸化剤との反応性を有する有機系殺菌剤を含むものである。このような固形剤をハロゲン系酸化剤と併用することにより、殺菌作用の相乗効果が得られる。
有機系殺菌剤は、前記ハロゲン系酸化剤との反応性を有するものである。ハロゲン系酸化剤との反応により、塩素ガス等の有毒なハロゲン系物質を生じるため、ハロゲン系酸化剤と混合して一剤化することは困難である。このため、有機系殺菌剤を製剤化するには、ハロゲン系酸化剤とは、別個の薬剤とする必要がある。したがって、本発明では、固形剤(B)は、固形剤(A)とは別に製剤化されたものを用いる。
前記有機系殺菌剤における有効成分としては、ハロゲン系酸化剤との併用による殺菌性能の観点から、イソチアゾリン系化合物を含むことが好ましい。
イソチアゾリン系化合物としては、具体的には、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン(以下、Cl−MITと略称する。)、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−t−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン等が挙げられる。これらは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらのうち、水に対する溶解性、殺菌性能及び入手容易性の観点から、Cl−MITが好ましい。特に、レジオネラ属菌に対する殺菌作用の観点から、有効成分としてBCDMHを含むハロゲン系酸化剤の固形剤(A)と、有効成分としてCl−MITを含む有機系殺菌剤を含む固形剤(B)との組み合わせが好ましい。
有効成分である有機系殺菌剤の固形剤(B)の溶出量は、優れた殺菌作用を得る観点から、例えば、有効成分がCl−MITであり、固形剤(A)のハロゲン系酸化剤の有効成分がBCDMHである場合、被処理水中のBCDMHの有効ハロゲン(Cl2換算)濃度(単位:mg/L)に対して、被処理水中のCl−MITの濃度(単位:mg/L)が0.00001〜100倍であることが好ましく、より好ましくは0.01〜30倍、さらに好ましくは0.1〜1倍である。なお、被処理水中のCl−MITの濃度は、0.0001〜5mg/Lであることが好ましく、より好ましくは0.001〜3mg/L、さらに好ましくは0.001〜2mg/Lである。
固形剤(B)は、前記有機系殺菌剤以外にも、水処理剤において防食やスケール防止等の観点から使用される他の公知の化合物を含んでいてもよい。例えば、トリアゾール系化合物、ホスホン酸系化合物、スルファミン酸系化合物、アメトリン、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ブロノポール、ジンクピリチオン、チアベンダゾール、アクリル酸系やマレイン酸系の低分子量ポリマーによる凝集剤等が挙げられる。これらは、1種でも2種以上であってもよい。ただし、これらの化合物の添加量は、固形剤(A)及び(B)による殺菌作用を妨げない範囲とする。
固形剤(B)の形態も、固形剤(A)の形態と同様に、特に限定されるものではないが、使用量の調整のしやすさや取り扱い容易性等の観点から、ペレット状やタブレット状等の錠剤又は顆粒状であることが好ましく、容器内への収容の際の作業性等の観点から、錠剤であることがより好ましい。錠剤の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法により製造することができる。通常は、賦形剤や結合剤等の添加剤を用いて、加圧成形することにより作製される。賦形剤や結合剤の種類や添加量を調整することにより、被処理水中への錠剤の溶出速度を調節することができる。これらの添加剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、シリカ、酸化マグネシウム等が用いられる。
上記のような有機系殺菌剤を有効成分とする固形剤(B)としては、市販品を用いることもできる。
固形剤(B)は、有機系殺菌剤が適度な溶出速度となるようにする観点から、有機系殺菌剤の含有量が1〜40質量%であることが好ましく、より好ましくは2〜35質量%、さらに好ましくは5〜30質量%である。
[溶出用容器]
固形剤(A)及び固形剤(B)を収容する容器は、その内部に両者を互いに接触することなく収容できるものである。固形剤(A)と固形剤(B)とが接触した状態で水処理を行うと、上述したように、塩素ガス等の有毒なハロゲン系物質を生じる。したがって、固形剤(A)及び固形剤(B)を被処理水中に溶出させる際は、互いに接触しない状態を保つことができるように容器内に収容する。
固形剤(A)と固形剤(B)とが互いに接触しない状態であればよく、固形剤(A)及び固形剤(B)は、隔壁を有する1つの容器内に収容されてもよく、また、2つ以上の別々の容器に収容されてもよい。
また、固形剤(A)及び固形剤(B)を溶出用容器内に収容することにより、剥き出しの状態で被処理水中に投入するよりも、各有効成分の薬剤効果を長時間にわたって持続させることができ、さらに、両者の併用による相乗的な殺菌作用等の薬剤効果を持続させることができる。
前記複合型固形水処理製品は、冷却塔内の冷却水の水処理に好適に用いることができる。
この場合、固形剤(A)と固形剤(B)とは、それぞれ別々の溶出用容器に収容され、前記各溶出用容器は、冷却塔内に配置されることが好ましい。溶出用容器の形態は、特に限定されるものはないが、例えば、図1及び図2に示すような形態のものが好ましい。図1及び図2に示す溶出用容器10,20は、容器本体1と、該容器本体1の内部を区画する区画壁2とを備えている。容器本体1の内部は、区画壁2によって、固形薬剤11,21(固形剤(A)又は(B))を収容する1つ以上の収容室3と、固形水処理剤を収容しない非収容室4とに区画されている。
容器本体1は、該容器本体1の外部と非収容室4との間を冷却水が流通可能な1つ以上の容器連通路5を有している。一方、区画壁2は、収容室3と非収容室4との間を冷却水が流通可能な1つ以上の区画壁連通路6を有している。
図2に示す溶出用容器20は、固形薬剤21を収容する収容室3を2つ有しているものである。また、容器連通路5は、溶出用容器20の方が、溶出用容器10よりも流路総断面積が小さくなるように形成されており、固形薬剤の溶出速度を、より抑制したい場合に適した構造としている。
なお、容器本体1の形状、また、収容室3、非収容室4、容器連通路5及び区画壁連通路6の形状や配置、数等の形態は、図1及び図2に記載のもののみに限定されない。使用する固形剤(A)及び(B)の形態や殺菌性能、溶出速度、該複合型固形水処理製品の冷却塔内における配置環境等に応じて、適宜定めることができる。
溶出用容器は、固形剤(A)又は(B)の収容状態が外部から目視観察できるように、透明性を有するものであることが好ましい。また、取り扱い容易性やコスト等の観点から、プラスチック製であることが好ましい。
図3に、図1に示すような溶出用容器10及び図2に示すような溶出用容器20を用いて、これらを一体化させるようにセットとした複合型固形水処理製品の一例を示す。
例えば、固形剤(A)及び(B)がいずれも所定のサイズの錠剤であり、水と接触した際に、固形剤(A)の方が固形剤(B)よりも溶出しやすい場合、両者の溶出速度を制御する観点から、溶出用容器10に固形剤(B)を収容し、溶出速度をより抑制しやすい溶出用容器20に固形剤(A)を収容する。
図3に示す複合型固形水処理製品は、枠体30に、溶出用容器10,20を嵌め込んで両者を保持することができるように構成されている。図3においては、2つの溶出用容器10と1つの溶出用容器20とを一体化させている。
枠体30は、発泡スチロール等の発泡プラスチック製であることが好ましい。これにより、軽量で複合型固形水処理製品を一体として持ち運びやすく、また、冷却塔内の冷却水ピットに浮かせて使用することもできる。
このような複合型固形水処理製品によれば、冷却水が、容器連通路5を通って非収容室4内に流入し、非収容室4内から区画壁流通路6を通って収容室3内に流入する。収容室3内の固形薬剤11,21(固形剤(A)又は(B))は、流入してきた冷却水と接触して溶出する。これらの固形薬剤11又は21が溶出した各冷却水(溶出液)が、容器連通路5を通って溶出用容器外へ流出する。これにより、固形剤(A)及び(B)を互いに一定の間隔を保持した状態で併用し、冷却塔内の冷却水中に溶出させることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は下記実施例により限定されるものではない。
[持続性評価試験]
下記に示す各ハロゲン系酸化剤について、図2に示すようなタイプの溶出用容器を用いて、持続性評価試験を行った。
持続性評価試験は、冷凍能力20USRT、8時間/日稼働、冷却水の水温30℃の向流型(丸形)開放式冷却塔内の消音マット上に、ハロゲン系酸化剤を収容した溶出用容器を載置し、所定の経過日数ごとに、容器内に残留しているハロゲン系酸化剤を取り出して、その重量を測定し、日数の経過に伴う残留重量の変化を確認することにより行った。
使用した容器及びハロゲン系酸化剤の詳細は、以下のとおりである。
(容器)
図2に示すような2つの収容室を有するタイプのポリプロピレン製の容器
・外形サイズ:長径12.7cm、短径8.0cm
・容器連通路5(ただし、図2の記載とは、一部、位置が異なる。):
天部に、直径5.5mmの丸孔8個、孔総面積1.9cm2
側周部に、直径5mmの丸孔6個、丸孔の中心位置が底部内面より高さ12mm、
底部に、直径2.5mmの丸孔2個
・区画壁連通路6:筒状体の区画壁2の下端と底部内面との隙間7mm
(ハロゲン系酸化剤)
直径31mm、高さ17.5mm、20gの円形錠剤;収容室1つ当たり3錠重ね
・固形薬剤1:BCDMH
・固形薬剤2:次亜塩素酸カルシウム
・固形薬剤3:トリクロロイソシアヌル酸
試験の結果、容器内のハロゲン系酸化剤は、次亜塩素酸カルシウム(固形薬剤2)が約2日間、トリクロロイソシアヌル酸(固形薬剤3)が約25日間で、いずれも溶け切った。なお、トリクロロイソシアヌル酸(固形薬剤3)は、試験中の臭気が強かった。
これに対して、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(固形薬剤1)は、約3ヶ月間にわたって徐々に溶出することが認められた。また、トリクロロイソシアヌル酸(固形薬剤3)よりも臭気が少なかった。
このように、BCDMHは、徐放性に優れていることから、ハロゲン系酸化剤として、これと反応性を有する有効成分を含む固形剤との併用による薬剤効果を持続させるための溶出速度のバランスを図る観点から、好適であると言える。
[殺菌作用の確認試験]
BCDMHとCl−MITとの併用によるレジオネラ属菌に対する殺菌作用を確認する試験を以下の条件にて行った。
(試験条件)
・初発菌数:1×106〜1×107CFU/100mL
・接触時間:24時間
・試験水pH7.0(リン酸緩衝液)
・試験水量:100mL
・培養温度:36℃
・BCDMH:有効ハロゲン(Cl2換算)濃度0.0005質量%水溶液
・Cl−MIT:0.01質量%水溶液
薬剤未添加の場合(ブランク)の24時間試験後の試験水中の菌数1.2×109CFU/100mLを基準として殺菌率を求めた。
その結果、Cl−MIT(0.5mg/L)のみを添加した場合の殺菌率が97.4%であったのに対して、BCDMH(1mg/L)とCl−MIT(0.5ml/L)とを併用した場合は、殺菌率が100%であった。このことから、BCDMHとCl−MITとの併用によるレジオネラ属菌に対する殺菌作用の向上効果が確認された。
1 容器本体
2 区隔壁
3 収容室
4 非収容室
5 容器連通路
6 区画壁連通路
10,20 溶出用容器
11,21 固形薬剤
30 枠体

Claims (11)

  1. 被処理水中に溶出させて使用する固形水処理製品であって、
    ハロゲン化ヒダントイン系化合物を有効成分とするハロゲン系酸化剤の固形剤(A)、前記ハロゲン系酸化剤との反応性を有する有機系殺菌剤を含む固形剤(B)、及び前記固形剤(A)と前記固形剤(B)とを互いに接触することなく収容する1つ又は2つ以上の溶出用容器を有する、複合型固形水処理製品。
  2. 前記ハロゲン化ヒダントイン系化合物が、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、及び1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインのうちから選ばれる1種以上である、請求項1に記載の複合型固形水処理製品。
  3. 前記有機系殺菌剤が、有効成分としてイソチアゾリン系化合物を含む、請求項1又は2に記載の複合型固形水処理製品。
  4. 前記イソチアゾリン系化合物が、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−t−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチアゾリン−3−オン及び1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンのうちから選ばれる1種以上である、請求項3に記載の複合型固形水処理製品。
  5. 前記ハロゲン系酸化剤が、有効成分として1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントインを含み、
    前記有機系殺菌剤が、有効成分として5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  6. 前記固形剤(B)が、トリアゾール系化合物、ホスホン酸系化合物、及びスルファミン酸系化合物のうちから選ばれるいずれか1種以上を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  7. 前記固形剤(A)が錠剤である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  8. 前記固形剤(B)が錠剤である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  9. 前記被処理水が冷却塔内の冷却水である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  10. 前記固形剤(A)と前記固形剤(B)とが、それぞれ別々の溶出用容器に収容され、
    前記各溶出用容器は、冷却塔内に配置され、容器本体と前記容器本体の内部を、固形薬剤である前記固形剤(A)又は(B)を収容する1つ以上の収容室と、前記固形薬剤を収容しない非収容室とに区画する区画壁とを備え、
    前記容器本体は、該容器本体の外部と前記非収容室との間を冷却水が流通可能な1つ以上の容器連通路を有し、前記区画壁は、前記収容室と前記非収容室との間を冷却水が流通可能な1つ以上の区画壁連通路を有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
  11. 前記2つ以上の溶出用容器が一体化されている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の複合型固形水処理製品。
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