JP6391164B2 - 線材が巻回されるスプール - Google Patents
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Description
また、本発明は、円筒状の軸部と、前記軸部の径方向外方に、当該軸部と同軸に設けられ、線材が多層に巻回される円筒状の巻胴部と、前記軸部と前記巻胴部との間において前記軸部の周方向に複数設けられ、前記軸部の径方向に延びて前記軸部と前記巻胴部とを連結する連結板部と、前記巻胴部の軸方向の両端部からそれぞれ前記巻胴部の径方向外方へ延びる円環状のフランジ部と、を有し、前記フランジ部における、前記連結板部の延長線上に位置する部分同士の間の部分には、薄肉部分または穴抜き部分が設けられており、前記薄肉部分または前記穴抜き部分の形状は、前記巻胴部の径方向に延びる仮想線を中心にして線対称であって、前記フランジ部の外周側が湾曲したU字型に形成されていることを特徴とする。
(溶接ワイヤ用スプールの構成)
本発明の第1実施形態による溶接ワイヤ用スプール(線材が巻回されるスプール)は、合成樹脂により一体成形されている。合成樹脂としては、PP(ポリプロピレン),PS(ポリスチレン),ABS樹脂(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレンの共重合体)などを挙げることができる。溶接ワイヤ用スプールに巻回される線材としての溶接ワイヤ(ソリッドワイヤまたはフラックス入りワイヤ)は、ワイヤ径(直径)が1.2,1.4,1.6mmのいわゆる細径のものである。溶接ワイヤ用スプールには、定格重量(15kg、20kgなど)の溶接ワイヤが多層に巻回される。
次に、「フランジ曲げ試験」により、フランジ部5の曲げ剛性を評価した。この試験では、構造的に、溶接ワイヤ用スプール1のフランジ部5を、その基端が巻胴部3に固定・支持された片持ち梁であると仮定している。説明図である図5に示すように、フランジ部5を水平姿勢にして、巻胴部3の端が台21の端に一致するように台21上に溶接ワイヤ用スプール1を載せて固定し、溶接ワイヤ用スプール1の上に重さ20kgの錘22を載置した。そして、重さ10kgのC型おもり23による点荷重を、フランジ部5の内面部分であって、図3に示す仮想線D上に下向きにかけ、巻胴部3の基端から10mmピッチで点荷重のかかる位置を異ならせて、載荷前後のフランジ部5の内面の最外周部内幅寸法Lの差を「たわみ量」として評価した。
以上に述べたように、本実施形態に係る溶接ワイヤ用スプール1によると、フランジ部5における、連結板部4の延長線上に位置する部分(延長部分)11同士の間の部分(中間部分)12に、薄肉部分6または穴抜き部分を設ける。フランジ部5に、薄肉部分6または穴抜き部分を設けることで、軽量化を図ることができる。また、フランジ部5に作用する荷重は、連結板部4と巻胴部3との接続箇所Cに向かって伝達される。よって、連結板部4の延長線上に位置する部分11同士の間の部分12は、フランジ部5に作用する荷重の伝達にあまり寄与しない部分である。そこで、この部分12に薄肉部分6または穴抜き部分を設けることで、軽量化を図りながら、フランジ部5に作用する荷重を連結板部4と巻胴部3との接続箇所Cに効率的に伝達することができる。これにより、フランジ部5の曲げ剛性を確保しながら軽量化することができる。
(溶接ワイヤ用スプールの構成)
次に、本発明の第2実施形態に係る溶接ワイヤ用スプールについて説明する。なお、上述した構成要素と同じ構成要素については、同じ参照番号を付してその説明を省略する。本実施形態の溶接ワイヤ用スプール201が第1実施形態の溶接ワイヤ用スプール1と異なる点は、正面図である図11に示すように、フランジ部5における、薄肉部分6または穴抜き部分が設けられた中間部分12の外面に、リブ部材7が設けられている点である。
以上に述べたように、本実施形態に係る溶接ワイヤ用スプール201によると、フランジ部5における、薄肉部分6または穴抜き部分が設けられた部分(中間部分)12の外面に、巻胴部3からフランジ部5の端まで径方向に延びるリブ部材7を設けることで、薄肉部分6または穴抜き部分が設けられた部分が補強される。
これにより、軽量化を図りながら、フランジ部5の曲げ剛性を好適に確保することができる。
2 軸部
3 巻胴部
4 連結板部
5 フランジ部
5a 外周リブ部
5b 補強用リブ
6 薄肉部分
7 リブ部材
11 延長部分
12 中間部分
21 台
22 錘
Claims (4)
- 円筒状の軸部と、
前記軸部の径方向外方に、当該軸部と同軸に設けられ、線材が多層に巻回される円筒状の巻胴部と、
前記軸部と前記巻胴部との間において前記軸部の周方向に複数設けられ、前記軸部の径方向に延びて前記軸部と前記巻胴部とを連結する連結板部と、
前記巻胴部の軸方向の両端部からそれぞれ前記巻胴部の径方向外方へ延びる円環状のフランジ部と、
を有し、
前記フランジ部における、前記連結板部の延長線上に位置する部分同士の間の部分には、薄肉部分または穴抜き部分が設けられており、
前記薄肉部分または前記穴抜き部分の形状は、前記巻胴部の径方向に延びる仮想線を中心にして線対称であって、前記巻胴部側に凸な三角形に形成されていることを特徴とする線材が巻回されるスプール。 - 前記フランジ部における、前記薄肉部分または前記穴抜き部分が設けられた部分の外面に、前記巻胴部から前記フランジ部の端まで前記巻胴部の径方向に延びるリブ部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の線材が巻回されるスプール。
- 円筒状の軸部と、
前記軸部の径方向外方に、当該軸部と同軸に設けられ、線材が多層に巻回される円筒状の巻胴部と、
前記軸部と前記巻胴部との間において前記軸部の周方向に複数設けられ、前記軸部の径方向に延びて前記軸部と前記巻胴部とを連結する連結板部と、
前記巻胴部の軸方向の両端部からそれぞれ前記巻胴部の径方向外方へ延びる円環状のフランジ部と、
を有し、
前記フランジ部における、前記連結板部の延長線上に位置する部分同士の間の部分には、薄肉部分または穴抜き部分が設けられており、
前記薄肉部分または前記穴抜き部分の形状は、前記巻胴部の径方向に延びる仮想線を中心にして線対称であって、前記フランジ部の外周側が湾曲したU字型に形成されていることを特徴とする線材が巻回されるスプール。 - 前記フランジ部における、前記薄肉部分または前記穴抜き部分が設けられた部分の外面に、前記巻胴部から前記フランジ部の端まで前記巻胴部の径方向に延びるリブ部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の線材が巻回されるスプール。
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